ミラー(鏡)やコーム(くし)をシックなハンドメイドの黒ケースで守ればペライチのハイブランド巾着袋に収納で十分となる【1307】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在製作中のコスメケース。

とりあえず私の身の回りの小物から順にケースを作っています。

材料ははぎれで十分。

小さくてもこんなに立派な作りになるんだと驚きのある製作が実現できます。

作り方も難しくはありません。

細かな作り方は別の投稿で後日お伝えする予定です。

今回は、まだケースの無い残りのグッズに対してそれぞれサイズに合ったケースをとりあえず作っていこうという段階です。

今回は2点同時製作しましたので、その自己評価の記録と、何しろ1点物主義の私が前と同じ型紙で作った同じデザインに変化を付けた様子ご紹介したいと思います(^-^)。

表地と裏地をひっくり返した1つだけのパーツで作る折りたたみ式仕様はいろんなサイズ感で展開できる

2点同時製作の完成のお写真です↓。

左:くしケース:<サイズ>縦8cmx横12cmxマチ無し。
右:鏡ケース:<サイズ>縦7.5cmx横7.5cmxマチ無し。
入れた中身:左にはくしを、右には丸鏡を。

実は、左は、初めてのご紹介ながら、着物のはぎれのリメイクで作った名刺入れの型紙をそのまま引用しました。

そうすると、くしにとっては、縦が長すぎると言えます。この3分の2程度でよいでしょうね。

しかし、誰もがこのくしと同じであることはあまり考えられないですよね。

どうなんでしょう、例えば、シャドウケースの大きめがあったとすれば、この名刺入れサイズも使える時もあるかもしれません。

凹凸感ある黒無地のこの生地は、ストレッチ丹後ふくれちりめん、ポリエステル/95%、ポリウレタン/5%、日本製。

ここに使った裏地は、生地名、混率、原産国すべて不明ですが、黒の花柄ジャガードの喪服系の生地です。

しっかりした生地で、呉服屋さんでの購入のはぎれとの情報で購入したものです。

すごく質が良いのが分かります。

さて、右は、以前に一度左のふくれちりめんの素材で作ったシャドウケースを丸鏡入れとして利用。

一度もうすでに同じデザインを作っているので、生地を変えて1点だけの存在にしていくのが私のスタイルです。

この凹凸感ある薔薇柄は、ビエラフロッキープリント、ポリエステル/70%、レーヨン/30%、日本製。

この混率の意味としてはこう。

基布がポリエステル/100%のビエラという織り方の綾のような柄が入ったタイプで、そこへ、フロッキーと呼ばれる柄の貼り付け加工の薔薇柄の素材がレーヨン/100%なのです。

その柄が全体の面積に占める割合で7:3を表現した表示の仕方がOKであるとされているみたいです。

フロッキー美しいですね。

柄のレーヨン/100%はベルベットのような素材だと思っていただいたら良いかと。

すごくエレガントで高級な生地になります。

こちらもなかなかのしっかり感があり、その理由は、ビエラの綾の織り方にあると見ています。

同じデザインの素材違いの比較、どちらも良い勝負こそ目指すべき目標

同じデザインの比較では、気を付けないといけないのが「優劣の差」です。

あまりやらないのが、色違いの同じ生地で作った同じデザイン。

これをしてしまうと、優劣の差が生まれ、商業用としてはデメリットであると私は思います。

ですから、「同じ」という時には、結構気合が入り勝負の時となるわけです。

どちらも捨てがたい、選べないという悩みを生み出すことこそが製造者の目論見。

2素材の比較:左は今回、右は前回。

やはり、元の凹凸感が全体にある素材である右の方が少しふっくらしていますかね。

しかし今回の左側も一部に柄が入り、フロッキーは凹凸感ある生地ですので、なかなかの勝負になったと言えます。

それぞれの良さがあり、どちらもそれぞれの表情がある、もし1つ選ぶように言われたときに「選べない」ということが目指すべき目標です。

それこそが、1点物の良さの証明です。

これらのケースを入れるメインポーチはどんなものなのか

実は、私としてはひそかに同じライフスタイルの人に通じればと思っていることがあります。

それは、ブランドバッグやブランドポーチを持つ人です。

この小さなハンドメイドケースの黒もあるブランドのペライチの巾着袋に入れるためです。

ハイブランド様のミステリアスな雰囲気に合わせてその足並みをそろえるかのようにすべて黒生地で作っていることにお気づきでしょうか。

お洋服も黒コーデ中心のワードローブである者がバッグの中に同じく黒系のモノトーンのシックなポーチをしのばせているのでした。

静かにひっそりとバッグに佇むそのコスメケース達は中身が安全に守られて、途中でぶつかって割れることなく最後まで丁寧にじっくりと使えるコスメでありますように♪と。

あとがき

小さいアイテムも楽しいですね。

小さいから、はぎれで作るから適当でよいのだという考え方よりも、小さいものなのに作りがよく立派であることが素敵なのです。

さりげないバッグの開閉時には、周りの友人達は意外と注目しているもの。

こうしたアイテムがきっかけで人との会話のきっかけを作り朗らかな日常の一コマを彩ることができれば幸いです(^-^)。

ひっくり返しタイプの失敗とプレート合体型タイプの成功のペンシルポーチを例にプレート合体型のデザインの無限性を知る【1305】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

多くの裏地付きトートバッグで採用されているひっくり返し型の作り。

表地と裏地を別々の袋として作っておきながら、最終的に合体して重ねて1つになります。

この同じ構造で先日ペンシルポーチを作ったのですが、ニットで作ったこともあり、ラインが上手く出ずにいびつな形になっていました。

おせじにも美しいラインとは言えません。
ただ、内側に裏地も設置の良い作りは目指したつもりだったのですが。。

この納得できなかった作りのペンシルポーチを今一度別の作り方でトライ。

元の型紙は全く同じ型紙を使い、2点の出来上がりを比べる実験です。

信じられない、この2つが元は同じ型紙であったことが。。出来上がりの大きな違い

<型紙>縦8.5cmx横22.5cm。
左右の下のカーブは半径5cmの円の一部をコンパスで利用。

前回のように同じ型紙を使用します。

表地x2枚、裏地x2枚にすべて接着芯を貼り、今回は、表地が丹後ちりめんのニット、裏地も黒無地のパワーネットでよく伸びますので、ニット芯が必須です。

そして、更に、伸び防止に伸び止めテープですべての辺の縁を固定。

カーブはバイヤス、横線はストレートなのですが、後からの反省としては、ファスナーのうねり防止のために、ストレートの部分は2-3枚重ねがお勧め。

作り方に関してはまた日を改めて作り方の回を設けますので、別の投稿で専用でご紹介となりますのでお待ちくださいませ<m(__)m>。

今回は、作り方の違いの比較ということで見てみます。

あらかじめ表地と裏地を中表で縫い、ひっくり返してプレートパーツを製作。

そして。ファスナーへ縫い付けて終わりです。

プレート組み立て型のペンシルポーチ:<サイズ>縦7cmx横20.5cmxマチ無し。

裏面も見てみます。

今後の課題としては、この縫う位置の端からの位置の徹底でもっと綺麗になります。
ひっくり返し型:ラインが曖昧です。
ひっくり返し型の後ろ面:左右のバランスも合っていないですね。
厚みの比較:前者の納得いかない方はひっくり返しの物理的な影響で膨らみます。
バッグの中をミニマムにすっきりとさせたい場合、
今回のプレート組み立て型の方がペタンコなので場所を取らないとも言えます。

まとめ:カーブラインの多いものはプレート組み立て型で製作の勧め

結局は作り方の違いで一長一短あるわけですが、今回のプレート組み立て型では、カーブラインがはっきりと綺麗に出たことでこのデザインの場合はこちらが向いていると分かりました。

最もラインが曖昧になりがちなニットでやったことでもはっきりとした検証ができたことが良かったです。

一方で、ひっくり返し型の良い点というのも別のデザインではあります。

特にストレートラインばかりでできているところへふんわり感を出したい場合です。

トートバッグのような角張ったものをふんわり優しく仕上げたい場合にひっくり返し型の作り方はとても有効なのです。

よって、この2つの①ひっくり返し型②プレート組み立て型を作りたいデザインとを上手く組み合わせながらその都度選択されると良いですね。

プレート組み立て型の無限の可能性に注目

とは言え、プレート組み立て型には無限性もあります。

プレートさえ作っておけばあとは組み立てていくだけなのですから、すごくデザインの範囲が広がることが分かります。

ひっくり返し型では布では上手く形がシャープに出にくいバニティなども過去にはこのやり方で実現でしてまいりました。

複雑な構造にトライする際に出来るだけシンプルに敷居の低いイメージにしてくれるのがこの考え方ですので、「本当に作りたい形」を是非実現してみて下さいませ(^-^)。

あとがき

ハンドメイドバッグを製作するにあたって、最初の入り口はトートバッグだと思います。

トートバッグはしかしながら、多くの人が作っていて、おそらく商業としても最も多いデザインだと思います。

多くの中では、特殊なデザインがやはり際立ちます。

そんなことを目指す時に、今回の作り方の「プレート組み立て型」が個性を出しやすいです。

それはニッチなデザインになるからです。

あまりみんなが作っていないということも付加価値なので、製作品が埋もれてしまわないように、自分が本当に実現したいデザインというものにトライしていく「ハンドメイド道」を歩いてみて下さいませ(^-^)。

さすがにこれは量産品では見かけない、ハンドメイドで必要な数だけ作る好きな布製のコスメペンシルキャップ【1296】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

過去に、はぎれを使ってコスメケースのセットを考案してきました。

ファンデーションケース、シャドウケース、ペンシルケースと。

その中でペンシルケースに関しては、いったん一部屋ずつの差し込み式のタイプを作りましたが、実際に使ってみるとあまり腑に落ちない使い勝手だったのです。

マジックテープが留め具。この留め具を外すと。。↓
ペンシルのお部屋の仕切りのあるタイプでした。

きちんとした様相はしていたのですが、使い勝手は良いものではありませんでした。

いちいち差し込む作業や抜き出す作業すら手間だというのが正直な感想です。

このしっかりと場所が決まっている良さもあるので好みの違いですから良くないわけではないのでしょうね。

そうして、今一度、まとめて入れるペンシルポーチを裏地付きで作ってみました。

ニットの素敵な生地がうまく形が出ないという新たな悩み

ラインが失敗のペンシルポーチ:<サイズ>縦7cmx横20cmxマチ無し。

横のサイズは既製品のYKK様のファスナーに合わせました。

どうでしょう、このいびつなライン、とても残念です。

ニットが伸びて少し変形気味であることや逆に引っ込んでしまって飛び出していない角などの影響で美しいカーブが出ていません。

また、ファスナー周辺のステッチの向きに工夫が無いので、そのまま単純に縦に走らせただけでは、ファスナーの先端や縫い代が混沌とs集まってしまい、変な形になってしまいました。

元の型紙を見たらとてもも驚かれると思います↓。

この型紙が、まさかの上のようないびつな形に出来上がってしまったのです。

型紙の角のカーブも半径5cmの円の一部を美しく利用したものです。

本来自然で緩やかな優しいカーブであるはずがあのようにいびつに出来上がる理由を探しました。

裏地付きの仕様でよりラインが曖昧になっていることや、ひっくり返しの作り方の曖昧さがとことん出たのだと思います。

もともとひっくり返し方法はラインが綺麗に出にくいことから採用していなかったのですが、最近製作の巾着袋の影響で、返し口を裏地の底部分に設けたやり方でトライしてみたのです。

確かにやり終えることはできたものの、まるで話にならない出来となってしまったのでした。

ポーチはひっくり返しだと裏側が混み合い綺麗にラインが出にくいことが多いです。

だからといって頑丈には作りたいのでステッチもしっかり入れていくのですが。。

今後の研究にしたいと思います。

どんな生地にも対応できるような作りを目指すとなると、返しをしないやり方の、プレート型が良いのではないかと思います。

あらかじめ表地と裏地を板のようにひっくり返しで作っておいて、最後組み立てて縁から2-3mmを地縫いするというものです。

これにも課題はあるのですが、ラインははっきりすると思います↓。

過去に作ったプレート組み立て型のペンケース:ひっくり返しをしないやり方で作りました。
これはこれで組み立てがぴったりと重なる必要があるのですが、フォルムははっきりとしたものになります。

粉で汚れが他に影響しないような「キャップ」の製作

さて、次にペンシルの汚れ対策です。

結局、冒頭の1部屋ずつの収納型の場合にも汚れは付きました。

シャドウの粉がポーチ内を汚すのです。

これも発想の転換。ペンシルにキャップを作ってみるということをしました。

シャドウチップやブラシ用のキャップ:<サイズ>縦5.5cmx横3.5cmxマチ無し。

これは、ペンシルポーチの裏地に使った花柄ジャガード生地で作りました。

やや横幅がダブついているように見えますが、実際に狭過ぎるとブラシ先を傷めますので、これくらいが程良いみたいです。

このキャップ案はなかなか画期的。

おそらくキャップはなかなか量産品でも見つからないでしょうから、ハンドメイドではぎれを使って作る価値がありそうです。

今回四角デザインで作りましたが、カーブがかったデザインとかフリルやレースを挟み込んだりしてお洒落に作ることへアレンジできそうです。

キャップが動物の顔になっているというのも愛着がわきますね。

キャップの型紙:とても単純な型紙です。
縦の長さはもう少し長くても良いかもしれません。

結局は使う中で心地よく感じるかどうかが大切である

今まで、いろいろデザインを変えてきても着地場所はなかなか見つかりませんでした。

腑に落ちていない証拠だと思います。

こういったものも、一度作ると案外長持ちです。

やはりしっかりと良いものを作っていきたいと思っています。

過去の私が腑に落ちなかったデザインがもしかしたら価値観の違いで他の方は良いと思っていただけることもあるかもしれません。

そうしますと、こうして記録に残しておくことも重要だと思っています。

私の判断がすべてということはありません。

いろんな考え方があっていろんなデザインが受け入れられているわけですので。。

あとがき

まだ、今回の製作には続きがあります。

ペンシルポーチをしっかりとしたラインに作り上げること、そしてペンシルキャップも違うデザインで作ってみたり、長さの変更をしてその使い勝手を見てみたいと思います。

とにかく、ハンドメイドも作り続けて研究し続けていくことです。

久しぶりに手を付けてみた小物類も、過去ではそこまでで精いっぱいであったと思われたところから、その後のいろんな経験によってまた発案があったりするところに驚きます。

結局はシンプルなことなのかもしれません。

とにかくその〇〇道という道をずっと歩んでゆくことです(^-^)。

コスメポーチもインテリアの1つ、黒コーデらしいモノトーンな収納の内容は、真っ黒のミニポーチだらけ【1029】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたびは、「はぎれ」で製作したペンシルケース・ファンデーションケース・シャドウケースなどの収納の様子を実際のリアルな場面としてご紹介したいと思います。

結局は使い勝手の良さが目指すところ、ケースそのものも良質に、その後の使用がスムーズで効果が出ているものでありたいと。。

実際に使わせていただいて、改良や課題を見つけていくことも必要、そんな研究を兼ねた収納風景を是非ご共有下さればと思います。

それぞれの化粧ポーチの世界観のようなものが一人一人にある、それはまるでクローゼットを彩るワードローブのようだ

ここ近年は、お洋服では断然モノトーンが趣味、化粧ポーチも汚れやすいと分かっていながらシンプルな白になぜか惹かれ、このようなブランド巾着袋に収納しています↓

一重仕立てのブランド巾着袋。この中に小さなコスメケースとしてハンドメイドで作ったものを収納。
そもそも上の巾着袋もこのコスメボックスの中に収納しています。「マトリョーシカ構造」の収納です。
中身はすべて黒。これも拘りです。いろんな凹凸感ある生地で中身が割れないようにそれぞれ収納しています。

ちなみに一番手前は既製品のブランドミラーケース。

確かに既製品ですが、「グログラン」のような織りの「畦:あぜ」の生地が凹凸感があり、他のハンドメイドに馴染みます。

順番に奥へ向かい、ペンシルケース(まとめ入れタイプ)、ファンデーションケース、シャドウケース、香水ケース、リキッドファンデーションケース。。など。

今のところペンシルケースはまとめ入れタイプですが、やはり使い勝手が悪いです。

実際の所、ピンポイントで筆が探しにくいので、すべてを出してから、片付けるように使いながら順番に収納していく使い方になっています。

やはり、ペンシルケースは、記事の【1028】で製作したような内部に仕切りがあって1本ずつ入れるタイプをいずれ作っていく予定です。

自らがこうして使っていくことで見えてくることがあります。

ちなみに、「コスメケース3点セット」と題した過去の「ファンデーションケース」は、時代的には厚みある2段のファンデーションケースが少なくなり、ペタンコの広いタイプが増えたことでモデルチェンジとしました↓。

過去の上下2段のファンデーションから、左右横並びのファンデーションへのモデルチェンジによるケースの変化。

あとがき

ここまで独自の風景になっていますので、一人一人であればもっとバラエティーに富むことが予想できます。

それならば、自由自在に好きなサイズで作ることができる自作の技術をご検討してみてはいかがでしょうか。

既製品でぴったりを探すことは非常に難しく、このような10cm以下のミニサイズはなかなか量産品でも成り立たないから無いのではないかと思うのです。

しかもお気に入りの生地で良質であるものとなるとなかなか工業品でも難しいのかもしれません。

そういった量産がお手上げしているところは非常にニッチでありチャンスであるとも思っておりますが、小さいものはなかなかお値段が付けにくいもの。

プレゼントや作り方ノウハウをお伝えすることでその可能性を残そうと今は考案中です(^-^)。

製作したコスメケースが汚れることこそ、ブランドメインポーチを汚さない良きフォローになる【736】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドメイド製作で「コスメケース」をお作りしています。

主に、ファンデーションケース、シャドウケース、ペンシルケースの3アイテム。

改良途中ではありながら作ったサンプルを実際に自分で使ってみまして、汚れた部分などを確認いたしました。

このたびは、実際に大きめのメインコスメポーチを使う場面において、中に入れて使う自作のミニケースの役割や存在を見てまいりたいと思います。

ポーチ内のケースの役割がちゃんと果たされていたことをミニケースの「汚れ」が物語る

ブランドのスエード製の大きめのポーチの中にハンドメイド製作のケースをこのように入れました。

コスメケースのターゲットの人のイメージは、ブランドが好きな人です。

同じような好みということになりますので、このように実際にブランドポーチに入れている様子が似たようなシーンが重なる部分の方にお伝えできればと思います。

ブランド品は高価ですので、コスパ良く長く使いたいと思うものです。

コスメポーチであっても立派なものなのです。

よって、作りの良い、高級な内側の部分が汚れないよう、直接粉の付いたスポンジや、チップやブラシをそのまま入れないということをまず考えたところからがスタートでした。

汚れたら洗えばよい布製の素材に一度ケースとして入れて、それをポーチinポーチするという使い方です。

ペンシルケースの中身:使う順番で並べるとスムーズ。シャドウチップやブラシに付いた粉が茶色く付きました。

ケース内で汚れてもメインポーチを汚さなければOK。

綺麗に使えること→長く使えることにつながります。

汚れても、ポーチの内貼りからは守られる、気になれば、ミニケースを定期的に洗えばよいのです。

ブランドポーチなどは、丸洗いしてしまえば一気に素材が傷みます。

この度の写真もブランドポーチのスエード。

そんなところへミニケースの存在価値が生まれます。

以前にバラバラで直接ポーチに入れていた時は、シャドウのフィルやファンデーションのフィルが割れたり、探すのに時間がかかりました。

しかし、こうして、布製のケースにふんわりと守られると、存在感が増し、探しやすいということも発見。

特にペンシルケースは、使う順番に並べて収納しておけば、作業がスムーズであり、ガチャガチャ探す手間が省けます。

あとがき

ハンドメイドスタートの2007年当初、単純な細長いペンシルケースを頼まれたことがありました。

ほんの数本のペンシルが入るコンパクトなもの。

レオパード柄だったと記憶しています。

きっとその方も、何かのメインポーチに入れるミニケースがほしかったのだと思います。

こういったポーチの中に更に入れるようなミニサイズはなかなかニッチなサイズの分野だと思います。

ただ、昔のレオパードも確か¥200というようなお値段だったと思いますので、「自作」できた方が本当は一番良いと思います。

その作り方も是非お伝えして行ければと思います(^-^)。

「わ」の裁断は長方形や円形だけではない、くびれた裁断の結果出来上がるミニケースの底のラインの真っすぐな姿【708】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「ラインが綺麗に出る」という言葉はアパレル業界でよくある言い回し。

本当に、この言葉通りに実際にラインの綺麗な出来上がりになっているのかというところが大切。

このたびは、そういった謳い文句と実際の姿が見事合致の証明をミニケース作りの例でお伝えしたいと思います。

見る者を納得させる表現に見合った製作という実直さを説くものになります。

「わ」の部分の利用は、まっすぐラインの長方形や円形のみならず、シェイプされたパターンも可能である

ポケットにも「わ」を使っていまして、それがポケットの入り口のラインになったり、底の部分になったりします。

その時に、「わ」で作った部分というのはもともとつながっている部分なのでなめらかで自然な綺麗なラインが出ます。

このことを活かして、裁断を「わ」で裁つようなタイプの蓋と底のシャドウケースを作ってみました。

裁断場面:底の部分が「わ」になる仕様のシャドウケースです。右2枚が表地と裏地、左1枚がフラップ。

その結果を見てみましょう。

多角形のシャドウケース:フラップ先端と底の直線が「わ」で裁断した部分です。

フラップの先端は、「わ」の裁断であったにもかかわらずとんがってしまいました(^_^;)。

可愛さ、エレガントさが足りない結果でしたが、お好みもありますので、1つの例としては記録に残しました。

そもそもフラップにあのようなとがりを入れた覚えがないのに、なぜとがってしまったのか。。

そこに、「わ」の幅の限界を見た気がします。

フォルムはっきりと出すには、このたびの「わ」の幅の型紙では足りなかったのだと言えます。

好みとしましては、以前のカーブを描いたデザインが懐かしくなりました↓。

以前のデザイン:この方がかわいらしさがありました。しかし、底のラインはどうしてもあいまい。

作りに関しては、つながった、「わ」でできた底の部分を中心としたこのたびの方法の方がはるかにラインが綺麗に出ています。

2枚仕立てで重ねるよりも、最初から「わ」を利用することができるのが「水平」の底のバージョン。

以前のデザインのカーブの底ではどうしても2枚仕立てをしなくては作ることができないのです。

あとがき

このようなほんの小さなケースでも、随分奥が深いものでしょう。

何か物を作るということに関しては、こうしてどんどん機能や質を高めることが製作の意義だと思います。

新しいアイデアで実際に製作にしてみることで新しい学びが得られます。

コストがかさんでしまうこのを対策した製作に制限付きの量産品に比べると自由に作れる1点物の無限の可能性をここに見ることができます(^-^)。

ミニポーチの背にフラップ付きのポケット設置が可能、毛羽だった薄手の生地の特性が活きた、しかもエキゾチックな薔薇柄で。。【648】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

少し前の【644】の記事では、小さなマチ付きポーチの背にポケットを設置したら、生地の厚みのせいもあってか中身がこぼれてしまうような失敗のポケットとなってしまった記録を綴らせていただきました。

失敗の記録も、同じように繰り返してしまう時間のロスを減らそうと、ハンドメイドをする方への応援と協力の意味をこめています。

今回は、何とかポケットを小さなポーチにも設置できないものかと、生地を替えて製作致しました。

更に、ポケットの中身がこぼれにくいフラップも付けていきました。

本体にファンデーションケース、背のフラップポケットにはシャドウケースを入れるイメージで作ってみました。

コスメ分野での利用例を、小さなものを互いに一緒に収納するに相応しい別の分野のアイテムに落とし込んでいただき、各々が思い描くケースにご利用いただけると可能性が広がります。

型紙パーツを2種追加、背のパッチポケットの袋パーツとフラップパーツを加えた出来上がりの姿

ということで、シャドウケースを入れるサイズのポケットをファンデーションケースの背に取り付けます。

内部設置はかさばって蓋が閉まらない、表側は場所がない、背に付けるしかないということになります。

右上2つがポケットの袋(わ)。小さい方はフラップ。

途中の製作は省略させていただいて、完成へ飛びます(^o^)丿。

完成(正面):マジックテープのカットが大きすぎました(^_^;)。
完成(サイド):背のポケットをサイドから見た様子:左側がポケットのフラップ。右側は本体のフラップ。
完成(背面):ポケットにマジックテープを付けなかったので、フラップが浮き上がってしまいました。

次回はポケットのフラップにもマジックテープを付けることに変更します。

あとは、フラップのデザインですが、スクエア意外にも可能性がありそうなのは、カーブや台形です。

とりあえず、まずまずの成功。

これを【644】のジャガード生地で作ったとしたら、おそらく物理的に融通が利かずこんな風に出来上がらなかったと思います。

日本製の生地には、薄くても丈夫でしなやかな特性があることを常々感じます。

毛羽だったスエード調の風合いであるにもかかわらずすっきりとしているのは、日本製らしい生地製造の技術なのではないかと思います。

あとがき

このたび完成しました「ファンデーションケース」というのは、2年前から作り始めた「コスメケース3点セット」の内の1点です。

不思議なもので、考案した2年前はその時のモデルが永久だと思っていたのに、その後どんどん変化していくのです。

もしかしたら、製作品というものは、変化し続けるものだということなのかもしれません。

時の経過は考え方や嗜好を変えていくものなのでしょう。

量産縫製で卸されるお店では実現できない個人事業主が作るミニミニサイズで作ったポーチの価値【88】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

日帰りのお出かけでは、バッグの中のコスメ関係は、最低限の分量にしたいもの。

お直し程度の必須のアイテムさえ持ち歩けば、軽い荷物になるものです。

さて、今回<はぎれシリーズ>となります3点のミニミニポーチをコスメ分野でご紹介します。

一重仕立てのかさばらないあっさりとした面持ちでありながら、ピンポイントなアイテムのメイク用具の収納ができるケース。

無駄の空間が無い、とても小さなかわいいケースを3点セットでハンドメイド製作しました。

ナイロン撥水コーティング生地のわずかなはぎれを使用

今回の使用生地は、一重仕立てなので表地だけです。

ナイロンオックス撥水加工という名前のナイロン/100%。

撥水加工なのでお水対策もできた生地です。

ごわっとしているので、一重仕立てでいっちゃおうということになりました。

表地:ナイロンオックスはっ水加工、ナイロン/100%、日本製。
・・・色は焦げ茶で、チョコ茶とだいぶかけ離れたカーキ色寄りなダークさとなります。

このような焦げ茶は、女性では積極的には小物入れにはに使わないでしょう。

ただ、それもはぎれならではなのです。

余った生地をそのまま受け入れて、仏頂面の地味さを明るくフェミニンにしていく工夫もします。

地味な色でも華やかでかわいらしいテイストを加える方法の1つに「巻き薔薇」を飾るという案がある

私が考えたのが、巻薔薇(まきばら)を装飾すること。

かれこれ10年程も前、ハンドメイド自体をスタートした最初の頃は、トレードマークになるようなワンポイントアイテムがほしくて、この巻薔薇をバッグやポーチの中央にちょんと付けたものでした。

本体が花柄であっても無地であっても付けました。

これ1つで結構かわいいテイストが加わります。

巻薔薇の威力はすごいと思います。

巻き薔薇:サテンのリボンで作られた焦げ茶とベージュの2種。

これを1アイテムのケースに2個色違いで並べてミシンで縫い付けます。

私が思うに、ミシンの方が手で取り付けるより頑丈で長持ちです。

巻き薔薇は崩れやすいので、しっかりミシンで乗り上げて縫ってしまった方が良いと考えます。

薔薇は底部分が膨らんでいるので不安定なのでややコツが必要です。

ミシンの押さえを工夫して水平に押さえ付けることができるとうまくいくでしょう。

返し縫いは必須です。

少し薔薇がつぶれますが、つぶれ方も見栄えが良いつぶれ方になるように少し技術を使うということになります。

量産品に勝てるのか、ミニミニ化粧ポーチ3点セットの完成

細長の横向きのペンシルケース、シャドウケース1、シャドウケース2と3点セット。

本当は、ここへシャドウケースを1つにして、ファンデーションケースというマチ付きを入れたかったのですが、今回は生地が不足。

また、ファンデケースは次回のはぎれシリーズでトライしてみたいと思います。

コスメケース3点セット:すべてマジックテープのタブ開閉。
巻き薔薇コンビがいろいろな配置で設置して、1点物テイストへ。
<サイズ>左上:縦6cmx横7.5cm、右上:5cmx7.5cm、下:5cmx17cm。

このような小さいサイズは、なかなか見かけません。

過去にも、オーダーメイド的に、一番下の細長ポーチをファスナー仕立てでレオパード柄で製作したことがありました。

このたびは、表地だけで製作なので、作ってみた程度のものになりましたが、やはり作ってみて思うことは、手間をかけてでも裏地も取り付けることです。

小さくて、はぎれだからこそ丁寧に作るという方向へ行く方が良いと心の底から思いました。

あとがき

先程の裏地付きに関連することですが、今回は一重仕立てであり、スリムですっきりと作ることと作りやすさの優先で、縫い代の始末をしてないのです。

入口も1つ折りのみなので、開くと縫い代が見えています。

この生地はほかの生地よりは生地が安定してほどけにくいので、一度やってみまたわけですが、やはり私自身がその縫い代が見えた部分を見て心地よくありませんでした。

鏡、ぺたんこのくしなども割れたくない何かケースに入れたいアイテムです。

そして、ファンデーションとかシャドウは粉を固めてあるので、振動や衝撃で割れてしまう心配も常にあります。

よってポーチの中にさらにこういったケースを設けることも安心な楽しいライフスタイルにつながるかと思うのです。

そのためには、小さくとも、お仕立ては、バッグと変わらないきちんとしたものにしていくことをここで決意しました(^-^)。