今あるこの3次元の目で見て感じたそのままの感覚だけを大切にしたカラーストーン同士の組み合わせ【1406】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」の事業者です。

ジュエリーの中の宝石を世界四大宝石と呼ばれるストーンでなければいけないなどのどこから出てきた教えであろうというような縛りを失くしたいと思っております。

実際にすべて平等に鉱物から人間の叡智を得て宝石になったカラフルなストーンに本来差別など必要がないと思っているからです。

このたびは、この今目の前にある3次元の中の存在のジュエリーのカラーストーンを、光を得ながらそれぞれの色に映っているそのままを感じ取り、固定観念無しで感じたままを相性良く組み合わせていきたいと思います。

色合わせの視点が微妙に違う切り口の3選でご紹介したいと思います。

マルチフラワーリングの融通性がペンダントトップの大ぶりストーンとの相性を近づけてくれた

①全く同じ色が共通:全くと言っても本当は少し違ったりするのですが、だいたい同じです。

リングはマルチサファイア、ペンダントトップはサファイア含むペリドットやガーネットやトパーズも登場。

しかし同じ色がすべてリングのサファイアの中に入っているのでした。

②どの色にも一致していない新たな色の投入:別の新しいレモン色が加わったのに相性あり。宝石ならではです。

マルチカラーが混沌としているのでかえって新しいカラーの投入が納得感。

「マルチカラーの中の1つの色と同じ」という考え方と少しずれた考え方です。

③マルチカラーの一部がメインカラーに少し触れる:これが一番難しかった。ピンク同士が何となくリンク。

ロードライトガーネットのピンクパープル色が中間色。

リングのマルチトルマリンストーンの中ではピンクの部分が別の石の種類であるにもかかわらず何となく近い色に寄っている事実をこの目でじっくり確かめたのです。

ピンク色のストーンは他にも多種ありますので、この考え方は別のケースでも引用できそうです。

もし、ロードライトガーネットがもっと明るいストーンだったなら。。もし、トルマリンリングがもっと明るいマルチカラーのリングだったなら。。というケースでは決して相性は無かったと考えますと、この少し暗めのバランスこそが絶妙です。

あとがき

随分マルチカラーに助けられることがあります。

こんな感じの役割りですかね→、「複数の色が集まることでいったんカラーの寄り具合をフラットにしてくれる」というような。。

この度の場合、3選どれもが、リングがマルチカラーというケースばかりでしたので、ペンダント1つではない、ブレスレットもありリングもあっての3点1セットに組み合わせたことで助けられることがあるのです。

ジュエリー自体にも新しいことを教えてもらっているのだと思いました(^-^)。

この「古典的な白背景に原色カラーのリボンプリント生地」が主役の表地で活きるのも、ビビッドな裏地の生地収集のパワーにある【388】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

この2021年3月末くらいまでは、2020年度ととらえて、2020年度のテイストのハンドメイドバッグを作っていくということにしています。

テイストの大きなくくりとしてマルチカラーなどのカラーものの生地で製作するというものです。

今回、その3月末に向かって、生地の在庫をくまなくバッグに作っていこうとしています。

そんな中でなかなか行き場のない生地がありました。

そは、明るいカラーのグリーン地。

今回は、この生地を裏地に使った表地を探すということをしてみた結果見つかった、素敵な生地をご紹介したいと思います。

「日暮里」の「要藤商店」様からのネット販売で購入させていただきました、ありがとうございました<m(__)m>。

マルチカラーのリボン柄の生地の魅力をたっぷりと引き出すのも、組み合わせの無地カラーであることの証明

一目ぼれというものが生地にもあるものです。

普段目を留めない柄が目に飛び込んできまして、生地屋様の新着情報だったと思います。

それは、マルチカラーのリボン柄。

<表地:リボン柄>リボン柄コットン(予想:ビエラ織)、綿/100%、原産国不明。
<裏地:グリーン無地>生地名不明(予想:ジョーゼット織)、ポリエステル/71%、レーヨン/29%、日本製。

白地に原色カラーの特に凝ったわけでもないトラッドなリボン柄ですが、かえって、このトラッドさにとても惹かれました。

このたびのユニークな特徴としましては、先にグリーンの無地の生地があったこと。

その裏地に合うような表地を探したという逆の考え方でした。

そういった意味で「マルチカラー」は探しやすい分野なのでした。

リボン柄は結構人気が高いと思われます。

それほどデザインに凝ったリボン柄ではない、まるで包装紙にあるような配列の良い明るい原色がとても気に入りました。

そして、手持ちのグリーン色に見事にマッチ(と思っています)。

裏地のパーツごとに色違いにするマルチカラーのアイデア

2点目は、リボン柄を表地にこの裏地で、「おにぎり」デザインを作ります。

<裏地:5色使い>ラメツインクルサテン、ポリエステル/60%、ナイロン/40%、日本製。口布に使用。
同じ生地のグリーン。こちらは多めに残っていましたので、バッグの本体に使用。
同じ生地の赤。残りが少なめ、一部のポケットのパーツに使います。
同じ生地のオレンジ。落ち着いた素敵なオレンジ。こちらは、上のピンクの相方のもう片方側の口布パーツに。
同じ生地の紺。高貴な感じの紺です。こちらも面積が多いので本体に使用。

この生地はとてもお気に入りで、その他、黄色と、紫色も使用してきましたが、完全消費。

そして、さらに、グレー(シルバー)と黒もありますが、こちらは、後の製作でブラック系で使用しますので、まだストックのままです。

裁断時に生地を残す時の極意、「横に長く」残す

今回、ラメツインクルサテンが少しずつ残っていたところからパーツをとれたのは、もともと生地を残す時に、「横に長く」残していたからです。

当てはまらない場合もあるかもしれませんが、大きくは、横に長く残すことで、後で使える機会が多くなると見ています。

縦に残すという考えもありますが、実際後で使う時に横幅が足りないことが多いです。

そうすると横に広がったまま残す意識は、生地の残し方の工夫の1つ。

粗裁ち場面

上が「巻き寿司」用。下が、「おにぎり」用。まだこの段階ではどちらがどちらなのか分かりにくいですね。

粗裁ちがとてもその良さを発揮するのは、生地がゆるかったり、織り目に隙間が多い時です。

生地もいろいろな生地がありますので、硬い生地の場合は、最初から型紙に当てて裁断することもあります。

反対に、薄手や綿以外のとろりとした生地などは、粗裁ちが断然向いています。

地の目をしっかり整えながら接着芯を貼り、安定した状態を型紙に当てて裁断するという手順が美しく仕上がります。

この2つのデザインを1点ずつリボン柄の生地で作っていきます。

あとがき

この裁断後、接着芯を貼って、しばらく保管します。

このたびのかリボンの生地の捉え方は比較的エレガント。

場合によっては、カジュアルにとらえることもできます。

例えば、紺色をマルチカラーのリボンの中から抽出して、薄手のデニム生地を裏地に貼るというアイデアもあります。

そうするとこの度のご紹介の裏地よりもカジュアルに感じると思います。

元ある生地に依存しない、その後は自分で組み立てていくことで有難く利用させていただいた材料で作る独自の製作物となるのです。

こうした、製造する者の「道」のようなものを今後もお伝えできればと思います。

「共有型のハンドメイドバッグ」という事業名は、「ハンドメイド文化」なるものが育つように自身も混じりながら技術を高める活動です(^-^)。