古き良き昭和の中古家具のお気に入りモデル、美しくコンパクトな扇形木製コーナー棚、「Najico:ナジコ」との出会い【159】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

当ブログ記事は、最初の投稿の2020.05.10からおよそ5年後の2025.06.10にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し綴り直しをしています。

お洋服の古着ライフもかれこれ20年。

2015年頃からだったと思います、古着ライフ10年越しくらいの頃から、お部屋の家具も木製の中古品を購入するようになりました。

その大きな理由としまして、ネット通販の台頭によってどれもこれも新品の通販家具が一緒くたに味気ないものに見えてきたのでした。

入手しやすいネット通販品の豊富さが、反対に古き良きお品物の良さを教えてくれたかのよう。

実際のところ、昭和時代の今でも残る良質な木製家具に使われる木材は、現在では入手困難なものも多いそう。

ぱっと見の味わいにそのような歴史的背景が垣間見えるのです。

このたびは、棚の段の数の違いで3点を利用させていただいております「Najico:ナジコ」というブランドのコーナー棚をご紹介したいと思います。

コンパクトなフォルムと角を利用した配置が可能の美しい扇形の芸術品、昭和の木製棚「Najico:ナジコ」に魅せられた

「Najico:ナジコ」というブランドの木製コーナー棚:どれも扇形の棚がコーナー専用に特化したデザインです。
「Najico:ナジコ」製品:「南産業(株)」様製造の「(株)中村自工→後に(株)ナジコへ社名変更」様との共同企画品。

昭和56年頃(西暦では1981年頃)の製造企画品だったようです。

このお品物の謎と疑問の解決にネットで何とかたどり着いた「南産業(株)」のホームページ(福島県の会社様です)へのお問合せのご返答で分かりました。

南産業(株)様、本当にありがとうございました、そして(株)ナジコ様にも感謝申し上げます<m(__)m>。

丁寧な使い方の工夫:木製の面のキズ防止に100均の日本製カーペットを敷いて使わせていただいております。

後で貼りますYouTube動画では3段と4段の2点の登場でしたが、その数年後に、3点目の2段も入手、ここまで豊富に揃えられたことが大変嬉しいです。

ここからは、使い方を私の例でご紹介してまいります。

木製のミニチェスト専用として利用の配置:見せるための棚のような気がして、棚の並べ方をエモく右のように。
2段の「Najico:ナジコ」棚の使い方:たった2段でも隙間が自由であることで飛び出しながら豊富に重ね置き。

あとがき

実際に利用させていただいて感じることは、都度移動も手軽であることです。

持ち上げやすく、模様替えの際にも煩わしさがない軽さがあり、スタイリッシュなウェーブデザインのポールと扇板の組み合わせのシンプルさにその根源があると思います。

インテリア性と機能の面のバランスも非常に良い、ある意味芸術品のような個性も兼ね備えた逸品、昭和時代の良き産物であったかと思います。

製造背景にも少し迫れたことで、一層この棚に愛着と価値を感じ、この先も共に歩む存在に。

そして、ちっぽけながら同じ「製造」ということをしている事業者として共感したことがあります。

こうしてあの昭和時代から何十年も後の今でも受け入れられるようなお品物、優れた物である証ではないかと。

流行に乗った模倣品ではない、その中に1つ1つの気遣いや意味、そして機能が盛り込まれたものは、哲学入りの芸術品寄りなお品物になるのだということです(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

雑貨分野の箱素材の中で最もソフトな素材感、美しきパンダンボックスに囲まれた優しい日々を送りたい【209】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

これまでたくさん集めてきたインテリア雑貨の「パンダンボックス」。

「パンダン」の正式名称は「パンダンリーフ」、熱帯地域に生息の水草の分類の植物です。

インドネシア含む東南アジアに育つパンダンの葉っぱを編み込んでインテリア品の入れ物が作られます。

葉っぱがインテリアになるなんて、何て味わい深いことなのでしょう。

編み込みの「イントレチャート」のような様相は大変高級感があります。

また、四角いのに決して鋭利なガサ付いた感触を感じない手触りからも安心感が感じられます。

1990年代の終わり頃に手芸ショップにたった1点置いてあった、ハート形の無染色(ベージュ色)を初めて目にした衝撃的な出会いが一番最初。

おそらくその頃がネット通販の本格化の時期に重なると思うのです。

2000年-2015年の間には、本当にたくさんのパンダンボックスを収集。

収集がいったん落ち着いた今後は、自らのアウトプットとして、インテリア配置の素敵さなどを収集家としてのアイデアをもってお伝えできればと思います。

角ばった箱なのに優しく柔らかい質感のギャップが魅力、パンダンボックスがインテリアに溶け込み心地を和らげる時

パンダンボックスが知れ渡り始めた頃の構造と、その後のコスパや効率性が考えられた構造のシフトチェンジにも気付きました↓。

輸入製品の事情が垣間見えた構造の改良:左上は箱そのままで輸送されていた初期型。右下は折り畳み式。

実際の使い心地としましては、左上の初期モデルの方が丈夫さを感じます。

少し頑丈さの劣った後のモデルは、輸入の輸送事情が大きいと見ています。

船の輸送では体積も影響しますので、箱そのままの空洞では無駄が多く、「マトリョーシカ」式に箱を重ねたとしてもサイズの融通がありません。

折りたたみ式になったことでハギ目も真ん中にできてしまったことは、苦肉の策だったのではないかと考察。

そう考えますと、おそらくパンダンボックスでは一番ビッグな左上(早くも廃版になっていったサイズでした)は貴重、今後も大切に使っていきたいと誓ったものです。

シューズボックスとして利用:サイズ展開の中に靴にぴったりなサイズがあります。下2段はショートブーツ用。
古新聞ストッカーとして利用:読み終えた新聞をきちんと畳んでこの箱に入れた姿はもはやインテリアそのもの。
ヨガマットの収納として利用:もとはトイレットペーパーストッカーとして売られていましたが、独自の使い方へ。

蓋は元々付いていましたので、ゴミ箱としての利用の場合にも適しているかもしれません。

ボビン入れとして利用:蓋のみを使う使い方も可能。ハートのカーブは丸いアイテムは無駄が無くて相性良し。
その他のパンダンボックス:随分バラエティー豊かになっていったと思います。茶色は日に焼けたり水で色落ち。

色落ちも、気にするものではありません。

イントレチャートの良き味わいとして、そういった色むらが起こるデメリットは受け入れています。

あとがき

これまでのインテリアでは、「木製」「布製」「紙製」など、いかにも天然の味わいがある素材がありました。

「パンダン」は決して身近だった素材ではありませんでしたが、インドネシアからの素敵な贈り物として、従来の天然素材に加わる癒しの素材の1つに加えることができるのではないでしょうか(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク