生地を広く使うと後の気持ちの変化で別の使い方にも変更可能、三つ折りだけで完成の薔薇柄オーガンジー洋服ラックカバー【1490】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2025年末の大掃除の時に模様替えの気持ちも高まりました。

その中で、これまでのお洋服のハンガーラックカバーを別の場所で使い始めたことで元のラック用のカバーを別の柄で新調することに。。

これまで二度すでに作ってきた「オーガンジー」という素材を柄違いでリピートしようと思いました。

オーガンジー転写プリント3種:左と真ん中は過去のカバー製作。このたびは右。どれも薔薇柄に特化。

今でも大切に時々うっとりと眺めることもありながらの左2点は、使い方が当初と違う現在。

この「使い方の変遷」は最も現実的な人間の心境の変化であり、大きなカバーは、別の使い方へのシフトの際に対応しやすいということです。

最初はカバーだった一番左は、今は布団収納用の風呂敷として使用、真ん中のつい年末まで洋服ラックカバーだったオレンジ系は縦長使いで棚カバーへと配置転換。

1cmずつを三つ折りステッチするだけで出来上がる美しいカバーは、元の素材の美しさあってのもの。

透け感があり弱そうに見えますが、意外にも丈夫なのです。

ロング丈多き黒系ワードローブの洋服ラック、美しいダークな薔薇柄で足並み揃えた三つ折りのみのオーガンジーカバー

ネット上の生地屋様が綺麗にカットして下さり、整えるためのカットは必要無かった点がスムーズでした。

三つ折りアイロン:1cmをまず1周すべて折ってから2度目を1周折るという順番が綺麗に折れるような気がします。

このような透ける素材でも表面と裏面がありましたので、気を付けながら裏面を天の向きに三つ折りアイロンします。

一度に三つ折りしても良いと思いますが、寸法の正確さは前者ではないでしょうか。

印など付けずに目分量の1cmは三つ折りの体験回数が増えるとつかめると思います。

一繋ぎのステッチ:止まらずに一気に内枠を端から1-2mmでステッチ。最後は裏面で玉止め。
三つ折りステッチ完成(同時にカバー完成):<サイズ>縦200cmx横110cm(地の目からの寸法)。
実際の使用風景:通常ハンガーラック150cm幅に対しては、地の目と違うこの向きにこうして横に広くかけます。
端っこの固定:生地のダークブラウン地に馴染む茶色の洗濯ばさみを左右で固定、上のフックに固定もOK。

一般的な使い方でご紹介しましたが、実は、黒のウールコートなどを大きく覆いたいために、縦向き(地の目通り)に部分的に使っているのが現在です。

部分使いの例:ややいびつに感じますが、左側は収集のお洋服、右側は使い倒すお洋服と区別しています。

右側には別のカバーをかけても良いのですが、今は取り出しやすく「使う方」として区別してこの状態です。

縦が長くなったことで、以前よりも収集の方の黒のウール物などに埃が付きにくくなったと思います。

使わない場合の収納:畳んでも皺が起こりにくい優れた特性。見るだけでも美しいインテリア品です。

あとがき

最後に、この美しい素材を知ったきっかけや生地屋様をご紹介したいと思います。

2000年頃だったかと。。東京へ旅行した際に、「自由が丘」へ立ち寄りました。

道のブロックでできた小道や木々が植えられた街の風景が美しいのどかな一角という印象。

その中の小さな店舗に立ち寄らせていただいたそのお店は、こうした生地のポーチに特化したお店だったのでした。

その時は、まさかこうして生地から自分がインテリア雑貨を作るなどとは思ってもいなかった頃です。

最初の写真の大花の薔薇柄(左)とオレンジベースの真ん中は、「大塚屋」様にて「衣装コーナー」で購入。

このたびのブラウンベースのマルチ薔薇柄は、「Textile World TOA 楽天市場店」様にて購入、「江戸っ子」様にもありました。

ただ、生地屋様ごとに取り揃える柄のラインナップが違うかもしれません。

デイジー・薔薇・小花柄・その他の花など数種類のお花の違いにも対応し、色別展開もあります。

「転写プリント」というのは、昨今有名になって広がってきた生地、比較的現代風な生地だと思いますが落ち着きと美しさがあると思います。

インテリア・オーガンジーとのコンビがよく合っていると思う生地でした(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

美しい椅子材を利用の幾何柄ナップサック、ジャガード生地の裏面使いとショート丈でレギュラーから異を放った【1457】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在はハンドメイドバッグの研究製作中。

2025年の上半期で100セット超えの表地と裏地のペアを決めて接着芯貼りと裁断まで終了した材料ストックの中で、どうしても生まれてしまう「仲間外れ」の集まりの消化を兼ねています。

この作業がかえって重要であり、本番であるペアのものとは別の新しい発見を得るチャンスだと考えています。

この研究製作は、今後のハンドメイド活動の重要な節目になりそうなのです。

このたびは、ペアが決まり保管されている2セット以外に更に残布となった「椅子材」を使わせていただきます。

インテリアのお店に売っているソファーやチェアーに貼ってある厚みのある生地に同等のものです。

ずっしりと重みがあり、まるでマットのような印象ですが、ゴブランを上回るこの厚みが無事にバッグに出来上がったことが非常に大きな成果でした。

非常に美しい生地、この材料なくしては作ることさえできなかったこのご縁に感謝したいと思います<m(__)m>。

縦長の縦のみを15cm短くして、横幅とマチはそのままのフォルムがふっくらしてかわいいことに気付いたナップサック

表地(ブルーxモカマルチ幾何柄):椅子材、アクリル/72%、ポリエステル/28%、ドイツ製。これが裏面です。

表地には接着芯のみ貼りながら4cmのボックスキルトをかけます。

緩めな素材の織りを安定させる目的もあります。

裏地(黒ブロック柄):パイルジャガード、綿/100%、日本製。ニットです。寝具やカバーなどのインテリア生地。

裏地にも4cm四方のボックスキルト、柄を潰さぬよう、パイルの部分の正方形へのキルトステッチは避けました。

別布①-ショルダー/タブ用(モカ):生地名不明(服地)、混率不明、原産国不明。オーダー生地で良質です。
別布②-ポケットフラップ用(黄土色):コットン無地、綿/100%、日本製。【1446】のショルダーとタブの残布。
別布③-ポケット袋用(ブラウンカーキ):コットンサテン、綿/100%、日本製。サテン織はツヤがあります。
ロックミシン代用のハンドブランケットステッチ:1cm幅程度で二重の糸で1枚分ずつ縁全てを手縫いかがり。

ロックミシンはほとんど使わないのですが、隠れる部分でもこのたびのほつれやすいインテリア生地は縁の始末をしておくことをお勧めします。

作業の途中の接触で糸が次から次へとほつれることを防ぎ、作業自体が格段にしやすくなりました。

Dカンタブ用の当て芯:白い当て芯は、ハード薄芯を4枚重ねして返し縫いで固定しています。

全体の重さを支えるこのショルダーの根元部分を「縁の下の力持ち」としてあらかじめ補強対策をしているのです。

伝統的な作り方:裏地に返し口を作って上部(ここでは真ん中)のハギ目ステッチを内部に完全隠す作り方。

トートタイプは別々で作って最後に入り口を「中裏」で重ねて最後に一度だけステッチするという方法も可能ですが、本来のバッグ全体に共通する伝統的手法は、すべてが「中表」でひっくり返しなのです。

伝統的である理由が、出来上がりのトップのラインの真っすぐさで頷けました。

「餅巾着」ショート丈バージョンの完成:<サイズ>縦28cmx横33/45cmxマチ18cm。

レギュラーは縦長ですが、この生地には事情がありましたので残布そのままを利用できるサイズへ融通を利かせたのです。

その他の角度:左上から時計回りに、左サイド→右サイド→底面。
厚地生地に対応した巾着の構造:本体に直接ホールを作るのではなく別布の比較的薄地で絞るパワーを有効に。

内部にはすべて接着芯、ショルダーとタブには共通に4本ステッチで固定し安定感あるパーツです。

内部:ポケットはコントラスト効果。袋の真ん中の線は左右2枚のハギ目、生地不足の巻き返しの策です。
畳んだ様子:使わない時は収納可能。元は@¥15,000/m以上の高級生地。大切に使うバッグという体です。
お洋服とのコーデ:カットソーはミントブルー:ぼやけたお洋服のカラーにはバッグが差し色的存在に。。

あとがき

このたびの製作では全5種類の生地を利用。

生地を集めた本人が、別布の3種の無地の色の区別の確認に苦労したほど類似色。

とはいえ、①茶色寄り②黄色味③グリーンがかる。。と茶色の展開が豊富、時々それぞれのパーツを眺める楽しさがあるバッグになりました。

作り手としては、はぎれのような残布を使い切る良い機会にはなるのですが、そのようなことよりもむしろ組み合わせの無限の楽しさに感無量になるのです。

少ないお洋服でも同じテイストをあえて区別することで豊富に映るという別カテゴリーの<コーデ>からも着想を得ています(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク