どうしてもできなかった、高級地金+宝石の本物ジュエリーとメッキのコスチュームジュエリーの同時付けへの抵抗感は「正しい」解釈【1037】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたびは、ジュエリー好きの方には大変興味深いお話になるのかもしれません。

ジュエリーにおいて、「本物」のイメージが、ダイヤモンドなどの宝石に相応しいストーンときらめく高級地金でできた台の18金やプラチナの貴金属をまずはイメージします。

しかし、名だたる「ハイブランド」様の中には、メッキやプラスチックであっても価格が高価なお品が勢揃いしています。

このたびは、「何を本物と呼ぶのか」という難しいテーマを当「本物志向のレンタルジュエリー」のこれまでのラインナップの品物の変遷をふまえ、この時点(2024年)で行き着いた事実をお伝えしまして、「本物」というワードに対するスタンスをはっきりとお伝えしたいと思います。

当ブログ記事は、当初の2022.07.07に投稿からおよそ2年後の2024.09.05にブログ記事の「手直し」の順番でまさに今綴り直しの最中でございます。

ただ、この2年の間があっても考え方は2024年でも揺らいでおらず、この2022年に完全に定まったと言えます。

「ブランディング力」が大きな価値を占める「ハイブランドコスチュームジュエリー」と「高級地金+宝石」の本物ジュエリーは相容れるのかの最終決断

一番最初は、自分使い用に集めてきたジュエリーを「ドンッ」とそのまま出品するところからスタートしました「本物志向のレンタルジュエリー」。

その中には、時々「ハイブランドコスチュームジュエリー」も混ざっていました。

事業活動をさせていただく中で、並行して「老舗ブランド」様のことが書かれた本も多数拝読。

いかに「ブランディング」の力が商品に対して影響力があるのかを学びます。

そうして、2022年に大きく「レンタルジュエリー」のラインナップを見直し、コスチュームジュエリーなるものはすべて廃止したのでした。

そこに「ブランディング」への価値の評価はありません。

これが選んだスタンスでした。

名もなき「高級地金+宝石」のジュエリーと「ハイブランドコスチュームジュエリー」を比較した時に、以前の考え方は、自然に同等のレベルであるとの判断から同時付けが気になりませんでした。

しかし、年月が経過するにつれて考え方が変わっていき、2022年の時点では「高級地金+宝石」に特化したラインナップへ総入れ替えをしたのでした。

そして、当ブログ記事を「手直し」最中の2024年現在ではもっとレベルを上げたラインナップに変わったのです、「高級地金+宝石」を継続しながら。。

なぜ、こうして心境が変化していったのかということです。

「同じ土俵」という言葉がありますが、「ハイブランド」様が高価なコスチュームジュエリーを生み出したことは、ブランド価値への挑戦だと思います。

当初はそのブランディング力に高級地金+宝石が同等であると納得していたはずの気持ちが、ジュエリーが作られるまでの長い背景こそ「地球の活動」であるというところを知ることでどんどん覆えされていったのでした。

地球という星はこんなに素敵な素材を生産していた、そして、進化の過程を経た今、「人間の叡智」をもって美しい品物に加工したという姿を目の前で体験できることが非常にロマンあふれるストーリーの1ページなのです。

その他の影響は、他でもない「お客様からのフィードバック」でした。

ハイブランドコスチュームジュエリーをお客様がどうこうおっしゃったわけではなかったのですが、しかとその手ごたえをこちらから感じ取った結果の判断でした。

現在では、「本物」とは「高級地金+宝石」でできたジュエリーのことだというpicturesque(ピクチャレスク」としての考え方がしっかり定まっています。

あとがき

とはいえ、「ハイブランドコスチュームジュエリー」の作りは優れていまして、個人的には大変好みなのも紛れもない事実。

そして、わずかながら、「高級地金+天然石」のものでも、レンタルジュエリーのラインナップからは廃止のレベルの低かったアイテムを受け継いだことがあります。

2022年のリニューアル時に受け継ぎました。

「高級地金+宝石」のボリュームがあるちゃんとしたお品物はすべて「本物志向のレンタルジュエリー」のお客様のためのものと徹底していますので自らが楽しんで装うことは一切ございません。

最終的な結論としましては、「偽物」はどう工夫しても「本物」に及ぶことは無いというもの。

本物ジュエリーの価値は、地球自体の活動や鉱物についても深堀りすると一層感じるものでした。

そうしますと、最も正直な姿でジュエリーになっているものというのは、人間の加工の叡智を含めても「高級地金+宝石」の方に軍配が上がるのです。

地球活動の神秘的な姿という見方をすれば、工業製品であるコスチュームジュエリーは「本物」とは映らない。。これが「本物」に対する独自の解釈です。

地金や宝石の深みは「ブランディング」を超えたところにあると思っています(^-^)。

本物と見間違うほどの宝石質な「偽物」リング、なぜコスチュームジュエリーの中ではレベルが高いと感じるのか【823】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」の事業者でございます。

この、キャッチフレーズは、「高級地金+宝石」に特化しているところからレベルの高さを目指すスタンスの表明です。

レンタル事業の中で、お客様のフィードバックを感じ取りながら高めていったレベルです。

その反面、私物ジュエリーには大いに「偽物」ジュエリーをたくさん取り入れています。

これこそが、人生を仕事に捧げる姿勢でありまして、「お客様に本物をすべてご利用いただいた証(あかし)」なのです。

この「偽物」とか「イミテーション」と一括りにされる分野がありますが、その中でも特に作りの良い、本物にとても似たお品があります。

それが「合成石」を使ったジュエリーです。

ダイヤモンド界隈では、「モアッサナイト(モアサナイト)ダイヤモンド」や「シンセティックダイヤモンド」などと呼ばれるダイヤモンドがあり、聞こえの良い素敵なネーミングですが、単純には、「本物ではありません、人工の工業製品です」という意味です。

なぜ、合成石には、本物みたいな名前が付いているのかの理由、化学構造を同じにすることでよりそっくりになるという物理的効果を利用している

よく、「合成ルビー」「合成エメラルド」などという言い方を聞きますが、初耳の当初は何か図々しさのようなものを感じたものでした。

合成なのに天然石みたいな名前で気を引こうとしているのでは。。そう思ったのです。

しかし、それはある意味正しい表現の仕方だと分かるようになります。

「合成」という言葉には想像以上の深みがあったのです。

この定義は、「天然のストーンの成分に等しい化学構造を真似て同じ構造を人工的に作った状態」を表すというもの。

そう考えると作りとしてはなかなか優れた品物であると言わざるを得ません。

例えば、こちらをご覧いただければと思います↓。

合成ルビーと合成ホワイトトパーズのリング。この写真を見て「偽物だ」とはっきり言える人はプロ。

ものすごく本物っぽい作りに見えますね。

ただ、これを実際目の前で見ると、「綺麗だけど、うーん、これは偽物でしょう」と分かることもあります。

天然はもっと引き締まったような小粒の構造であり、繊細さがあるのも天然で作られた本物の特徴です。

このダイナミックな大ぶりさも合成ならではの出来、合成の製造のされ方そものが開き直っているスタンスなどとさえ思えてくるのです。

このように、天然に近いような様相にもなるこのストーンの内部が、実は、化学組織を全く同じくしてあるからこの様相なのであるということが重要ポイント。

そして、さらにもっと近づくために、台をきちんと使い手間のかかった仕立てをされたお品となればもっと似てきます。

そういった意味でこのリングは、きわめて宝石寄りな「偽物」だと表現できるかもしれません。

時々、合成石製であっても「宝石」と呼ばれることも、実はこの内部の化学構造の緻密さを称えたものだと見ることができます。

そう考えますと、プラスチックやただの金属だけのコスチュームジュエリーに比べれば、実は合成石の「偽物」はレベルがより高いという見方ができます。

が、しかし、これも「偽物」分野の中でのレベルなのです。

天然である「本物」とは雲泥の差であることは言うまでもありません。

あとがき

「本物」「偽物」と一口に言っても、偽物分野にも随分レベルがあったということがご理解いただけたかと思います。

こういった今回ご紹介のような合成石のジュエリーは、せっかくなので、シーンを選んで使っていくと良さそうです。

気が散漫になりがちな混沌とした旅行先などのシーンなどでは、合成であることが逆に「心持ち」が安心だったりしますので、楽しい旅行に気持ちが集中できるのです。

人の目には「本物」に映るかもしれないですが、自分だけが「偽物」と知っているということの効果がより出るシーンです。

「本物」だけでも都合が悪いこともあることを「偽物」が上手くカバーしてくれるシーンががこうして実際にはあります。

では、今一度冒頭に戻りますが、当「本物志向のレンタルジュエリー」では、個人の収集ではなかなか入手しないようなモデルを選んでいまして、「レンタル」自体の価値を高めています。

これまで、長い年月をかけて、「ハイブランドコスチュームジュエリー」と「無名の本物ジュエリー」を天秤にかけ、はっきりとした答えを出しました。

正直な心の中から出た答えです↓。

自然な姿そのままが人を魅了する「本物ジュエリー」には「ブランディングある偽物ジュエリー」はかなわないと。