バイカラーよりマルチカラーの方が断然易しいと分かるオレンジとピンク2色のフラワー連結ペンダントの行方【596】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「サファイア」という宝石はマルチストーンでジュエリーになっていることが多いです。

というのも、元は「コランダム」という鉱物に、他の物質が混ざり「ルビー」になった紅色、それ以外の青色を含む多色が「ルビー以外」として総称の名前が「サファイア」だという決め事があるからです。

マルチサファイアはそういう意味で同類の仲間が色違いで一緒に宝石になることが多いのです。

とはいえ、マルチカラーばかりではありません。

同じサファイアの組み合わせにバイカラーもあります。

このたびは、2色使いのサファイアの姿がバイカラー連結フラワーとして表現されたペンダントの組み合わせを考えた記録です。

どうぞ興味深くご覧いただければと思います。

普段この2色だけが組み合わせられることはない、暖色系のオレンジと青味のピンクのコンビの難易度の高さに悩む

フラワーが2個縦に連結したペンダントが非常にかわいいと入手のペンダントがありました。

比較的お花もサイズがたっぷりで華やかだったのです。

そして、他のブレスレットやリングを考えていきます。

〇ネックレス :K18WG台お花1cm四方強。真ん中にダイヤモンド。K18WG製の木目調チェーン49cm。
〇ブレスレット: K18WG台にピンクトルマリンとダイヤモンドコンビの6つ花のステーションデザイン。

とりあえず、フラワーのピンクの方へ寄せていくことを決意。

というのも、地金が銀色であるために青味のピンクとの相性がより良いと考えオレンジカラーはペンダントトップのみにとどめることに。。

〇リング: K18WG台に、ダイヤモンドの6つ花。透かしで2本のバーを含む地金が分厚め。サイズは13.5号。
3点セット:こうしてオレンジも入りながらピンクに寄せたセットに組んでみたのです。

ただ、後にしっかりと見直すことになります。

まず、チェーンの長さが50cmという平凡さが気になりました。

そして、リングの普遍的過ぎな点も気になることに。。

リングは廃止です。

ペンダントは、これ自体が素敵で活かす方法を考えました。

一度っきりなのですが、これまで収集してきた小花のペンダントチャームのお花を根こそぎ集めて、1つにするリフォームを依頼。

この中の右上の方にそのまま2連結のフラワーを入れ込んでいただきました。大部分がマルチサファイアです。

このたびのバイカラーペンダントトップがサイズが大きめであることをその他のプチペンダントトップと比較して実感できます。

こうして、台のある房型のブーケペンダントトップに活かしてもらったのです。

このペンダントトップは今までの小花の集大成ですので、こここまでの大きなモチーフはありません。

そして、ブレスレットはどこへ行ったのかですが。。

ブレスレットの行方:こうした別のフラワー連結のところへ移動です。白いストーンはすべてダイヤモンド。

あとがき

オレンジとピンクは、これまでタブーな組み合わせなどと思っていましたので全く難しかったです。

結局あのバイカラーだけではどうにもなりませんでした。

色々考えてもダメだったので仕方が無かったです。

そうして、その他の小花と一緒に1つの房型のペンダントトップにリフォームをしてもらったのですが、ああいったことはこれっきりにしたいと思います。

なぜかと言いますと、元の製造者様が考えた最高の組み合わせで、難解なバイカラーにも意味があると思われるからです。

あの房型のマルチカラーペンダントはこれまでのジュエリー収集時代のアルバムみたいなものですので、あれっきりのもの。

フラワーモチーフからの卒業の時なのかもしれません。

思えば、かわいいという目線でフラワーばかりを取り入れてきましたが、もう十分に見て、考え尽くしました。

実際のフィードバックとしては、実は「抽象モチーフ」の方がお洋服に合わせやすいのです。

フラワーモチーフはやはり癖があってあるお洋服には合うけれど万能ではない部分があるのです。

何かの機会にフラワーを過去のものとして、チェンジをしていくつもりです。

こうして綴ると随分いろんな事情があるわけですが、とにかくユーザー様に喜んでいただけるレンタルジュエリーをとことん目指すのみです。

ちょくちょくのぞいてみて下さいませ(^-^)。

K18WG台のマルチストーンのフローラルジュエリーが華やかなブーケペンダントになるまでの物語【447】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」というレンタルジュエリー事業をさせていただいております。

スタートは、ジュエリーコレクションをそのままそっくり事業への移行で2020年の夏に始まりました。

集めている時代の長いスパン2000-2015年の物がいかに「ただ何となく」であったことかを、その後の事業で実感することになりました。

それも面白い発見と言えますが、自分使いと、他人使いの違いの気持ちの入れ方が大きく違いました。

例えば、プチフラワーの集まりは、もともとそれ1個だけをペンダントとして考えていたものです。

実際は、コレクションのみにとどめていて、実際に身に付けることはなかったからこそのレンタルでの活かし方、他の方に身に付けてもらおうという発想が起こったわけですが。。

ある1つのフラワージュエリーに関して、いくつかのフラワーの集結の変遷エピソードを交えながら、ブーケペンダントに最終的に行き着いたその集大成の姿をご紹介したいと思います。

もう、完成したブーケペンダントは、私の物ではない「お客様用のお品」となったのです。

最初の改良:いつでも好きなように使えるように融通の利くバラバラ状態をチェーンに通しただけのブーケペンダント

数個の種類の違う天然石をK18WG台で統一して、丸カンや弾き輪で工夫して1本のチェーンに下げたアレンジ。
〇ネックレス:60cmのK18WG製のパイプロープチェーンの先に、小花チャーム5個。

左上から時計回りに、アメジスト、トパーズ、ルビー、シトリン、トルマリン(花びらすべてがトルマリン)。 

1個の小さなチャームペンダントより断然存在感が増しました。

〇ブレスレット:K18WG製の留め具も含めて19cm。ボールチェーンフラワーがエタニティー状に並ぶ小花2連。
〇リング:K18WG台のマルチストーンが花びら。サイドにダイヤモンドが上下2列に配置。サイズは13号程度。

フラワーモチーフのペリドット・シトリン・ガーネット・アイオライト・ルビー・アメジストが登場しています。

一時流行の「アミュレット」と呼ばれたマルチカラージュエリーと同じようなカラーの集まりです。

確かにその時代の購入のもので2005年-2007年辺りだったと思います。

二度目の改良:プチフラワーの総まとめ、すべてが正面にはっきりと映る台の上の設置のリフォームをお願いした形で完成のビッグブーケペンダント

その後、レンタルジュエリーの全体のラインナップのボリュームをじっくりと上げていきました。

その中で、チャームであったフラワーを集結したK18WG台のブーケにリフォームをご依頼。

ありがとうございました<m(__)m>。

この完成は2022年のことです。

以前のチャーム時代よりもお花が隠れずにすべてがしっかりと目に映り、より美しくなりました。

前よりも随分とエレガントになったと思います。

素敵なビッグブーケペンダントに集大成型として完成です。

黒っぽい2つのフラワーは、サファイア。リングと色がうまくリンクするのもこのダークなサファイアあってこそ。

あとがき

ここまでの劇的なリフォームはもうこれっきりで控えたいと思います。

あまりにも元のデザインから乖離したリフォームはそれを越えて「リメイク」になります。

ジュエリーは法律上「著作権」は特に認められるものではないようですが、デザイナー様もきちんとあっての製造だと思いますので、いやいや、今回のこれらに関しても気にしています。

チャーム使いの時代では、リングを赤みで合わせていたのに、ブーケに合体したら意外に青味が合うようになったという点も大きな変化でした。

色々発見があるもので大変学びになっております。

事業者本人(私)がレンタルジュエリーのジュエリーを拝借して身に付けることは一切ございません。

「モデル」として人間が身に付けたお写真もあえて控えさせていただいております。

あくまでもお写真は実物の神秘的な世界観を自由にお客様に感じ取っていただくためにこちらではイメージを決め過ぎないスタンスだからです。

すべては、お客様専用のお品であると考えているからです。

昔の個人コレクション時代よりもはるかに熱が入っていることが不思議です。

自分の物であることよりも、お客様の為の物であった方が私の場合は「正解」なのです。

今後もますます、ジュエリーをご紹介して楽しんでいただけるようラインナップを広げていきたいと思っております。

「本物志向のレンタルジュエリー」、どうぞよろしくお願いします(^-^)。