中間色のオリーブグリーンに青味のマルチカラーの抽象柄のコントラストが美しく映えたエコバッグ、サブバッグの存在を大きく超えていく可能性【1420】

紙袋型エコバッグの斜め45度向きとペタンコ

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

バッグ作りは、おしゃれ度重視の製作スタイルであり、1点作る中でも生地の組み合わせで高まる素敵さを一番に重視。

これは、類似品との大きな差別化であり、組み合わせの「無限」に着目して普遍的なデザインがどこまでも1点物になれる可能性を追求していることでもあります。

このたびは、1つ前の投稿【1419】と全く同じ表地の「リップクロス」に対して、チェック柄から一転、抽象柄で挑んでみました。

マルチカラーが非常に美しい出来上がりになったと思います。

抽象柄のマルチカラーを支柱ベルトに設置したコントラストが美しい、レトロな雰囲気を昭和から引き連れてきてくれたようなエコバッグ【1420】

エコバッグ「切餅:きりもち」:<サイズ>縦41cmx横36cmxマチ18cm。取っ手:幅2cmx高さ23cm。
<表地>リップクロス、綿/100%、日本製。<配色>生地名不明(ローン風)、綿/100%、原産国不明(おそらく日本製)。

なぜ、配色生地の原産国が不明でありながら日本製と予想したのかというのは、年代物のストック生地であり、情報として「縫製工場のもの」ということだからです。

とはいえ、推測ですので原産国は不明としておいたのです。

この配色生地のこのたびの存在感は大変重要です。

思わず迷彩柄を合わせがちなミリタリーテイストを、新しい方向へいざなってくれたこのレトロ生地に感謝です。

「継ぎ目カバータブ」の顔の違い:前面と後ろ面で表情が違うのもこの四角いタブの柄の集まりの違いが影響。

全く同じではない面白さを感じていただければと思います。

それなりには、カラーの配分は左右では合わせているところもポイントです。

様々な角度:紙袋型に相応しい硬い生地の特性がうまく現れています。内部の縁のラッピング生地が見えます。
【1419】の投稿の時には失敗していた横ベルトの設置位置が正しくど真ん中にいきました。成功です。

あとがき

配色生地を変えていくだけなら簡単と思いきや、意外と難しいのが中間色のオリーブグリーンの悩み。

おそらく、この生地がなくなるまで様々な配色生地を見つけていく作業が待ち構えています。

素敵な生地に出会えますようにと願いながら、「著作権」の行使された生地、もしくは行使されるであろうと判断した生地は遠慮させていただきました。

しょうがないです、それが実体なのですから。

それでも何とかこの配色生地を使ったコントラストが美しい「切餅:きりもち」を引き続き製作してまいりたいと思います(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

ビタミンカラーの躍動感にいざなわれたマルチに楽しめる旅、すべてのスタートがこのバッグから始まれば良いと作り手は願う【1304】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび、ビタミンカラー配色で、ここ最近テスト製作を進めております「ワンショルダーバッグ」が完成。

このたびも新しいサイズ感でありまして、製作のたびに調整中です。

そんな製作1つ1つも1点物なのです。

この暑くなる季節にぴったりの明るいポジティブカラーに注目、ビタミンカラーにロイヤルブルーも加えたマルチカラーで完成致しました。

11号帆布のごつごつした風合いとポプリンのブツブツ感がリンク、気持ちが明るくなるような存在になれることを願うワンショルダーバッグ

ワンショルダーバッグ:<サイズ>縦32cmx横22/41cmxマチ21cm。これが基本的な使い方になります。
リュック使い:本来はワンショルダーの向きにしていますが、サイドを前後にしてリュック使いができます。
リュックの背の部分にもハギ目が出ますがパッチワークのハギ目の中に紛れてあまり目立たないです。
入り口の巾着ひもについては、黄色とグリーンを半分ずつでつないでいます。タブもからーが交互で配分良く。
使用生地:<表地:オレンジ>11号カラー帆布、綿/100%、日本製。

<裏地:黄緑>T/C Gポプリン:テイジンエコペット、リサイクルポリエステル/50%、綿/50%、日本製。

<裏地:黄色>T/C Gポプリン:テイジンエコペット、リサイクルポリエステル/50%、綿/50%、日本製。

<ポケット:青色>ナイロンオックスはっ水加工、ナイロン/100%、日本製。

この裏地はもしかして、ペットボトルから作られているのかもしれません、新しいタイプの素材だと思います。

動画内で間違えてポプリンをブロードと呼んでしまう場面があり訂正の字幕を入れさせていただいたのですが、ブロードとポプリンは同じ織り方なのだそうです。

ただ、糸番手が違い、ポプリンはブロードのおよそ2倍とのこと。

どうりで厚みがあると思ったのでした(^_^;)。

厚みあるポプリンであることで、いつもよりも巾着ひもタブホールがややごわっとしています。

中をのぞきますと、裏地がバイカラーにくっきり分かれます。
ひっくり返してみますと、フラップポケットの青色(実際はもっと明るいロイヤルブルー)がコントラスト効果。
ポケットを開けてみますと袋布も同じ青色。ナイロンオックスのはっ水加工なので大切な物を収納できます。
ひっくり返してみました。ビタミンカラーが快活なパワーを放ち、心にエネルギーをくれるかのようです。
ショルダータブはここに1か所のみ。なじむオレンジ色の本体生地で設置しました。
線コキの役割:リュック仕様の時に長さの融通を利かせるようにと「線コキ」を付けました。

写真の色が上手く映っていませんが、線コキのカラーは、Dカンと同じゴールドです。

元は180cmの型紙、実際の使用の長さは、平均的に130-145cmくらいであると見込みました。

あとがき

このたびの、サイズ感の底面が約20cm四方でしっくりきました。

キルトもパッチワークもしない場合は、ゴブラン織りなども可能になると思います。

厚手の生地でもここまで絞ることができるということで、トートバッグからの飛躍を遂げています。

バッグ1つで心の中を明るく照らすような存在になれたら大変光栄なことです(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

タータンチェック柄、色とりどりのフラワープリントなどをバッグに利用する際の糸の色選び、馴染んで目立たない「中間色」が正解【1292】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたびは、時々投稿していますマルチカラーの糸の色選びを「タータンチェック」の例でお伝えしたいと思います。

以前に花柄でもご紹介したことがあります。

その時は、黒がベースの花柄であったのですが、地の色に合わせて黒の糸を選んでしまうと出来上がりが汚かった失敗をしていました。

美しい綺麗な色の花柄を引き立てるための糸の色は、決して黒ベースの背景と同じ黒ではないのだということを説いてまいりました。

タータンチェックも同じ考え方です。

このたびの、濃紺ベースのクラシックなタータンチェックに選択した糸の色に是非ご注目いただきたいと思います。

生地に糸をピッタリ合わせ過ぎることの危険、紺系のタータンチェックのベルトステッチに決して濃紺の糸のカラーを選ばずグレーを選んだ

まずは、こちらの写真の縫い糸の色をご覧くださいませ↓。

紺系タータンチェックに配したステッチ糸:グレー。紺にも通じその他の黄色やグリーンにも適度に馴染みます。

イメージだけで糸の色を選んでしまうとベースである紺色みたいな色を選んでしまうと思います。

そもそもそれが後の出来上がりを汚くしてしまうのです。

そうは言っても、この中の色のカラシやグリーンでも浮きます。

色の決め方としては、地である紺色のトーンを弱めたようなグレー系が一番馴染むということが過去の多くのステッチ糸選びの経験から分かっています。

確かにこのグレー系自体もぴったりではないのですが、マルチカラーのどの色にもおおよそ平等にそこそこなじむ曖昧な中間色です。

この「曖昧さ」こそが大切で、登場の中の一番濃い色にぴったりに合わせてしまうことは、糸の色が勝ってしまい失敗するのです。

よって、どのマルチカラーの色にも無い「新しい色の登場」という点が一見理解しがたいですが、実はポイントです。

もとは紺色でやりたかったところだけれど、それでは黄色やグリーンの色の綺麗さをつぶしてしまうから、紺色からのトーンダウンでグレーのような曖昧な色にしたのだという経緯が大切。

よって、あながち登場のカラーとも無関係ではないということになります。

写真では薄く映りましたが、元はなかなか濃い目の色。あまりにトーンダウンし過ぎる色もかえって浮きます。

あとがき

是非、この考え方をマルチカラーの生地を使う際に引用してみて下さいませ。

マルチカラーの定義は、3色以上の色が登場する柄の場合に該当、ほぼどの花柄もマルチカラーですから。。

なぜここまで徹底するのかというと、柄の素敵さを存分に引き立てるためです。

何が主役なのか、どの部分を美しく見せていきたいのかをよく考えますと、苦労してかけたステッチも脇役になることがあるのです(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

トートバッグのコントラストの利かせ方、本体は無地・支柱ベルトは原色カラーの柄物で同じ青系カラーの濃淡を演出した【1241】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

以前の投稿の、【1225】では、で今後製作予定のバッグをイメージ図解でご紹介しました。

その時の図案がこちら↓。

このたびは、いよいよこの図案をもとに、実際の製作をしてまいります。

まずこのたびの段階では、美しい5cmのダイヤキルトと、図案のイメージに合った濃いコントラストの効いた生地を見つけ、本体と取っ手/支柱のパーツが片面出来上がりました。

この作業で出来上がりのイメージもかなり具体的になりましたので、是非ご覧いただければと思います。

ポイントは、薄い無地に対して、それよりも濃いカラーの生地を選んでコントラストを付けた点。

更に、無地ではなく、マルチカラーの柄物であることが一層良い役割になってくれました。

淡いブルーカラーベースにパンチを加味、あえて原色カラーの柄物で支柱ベルトを配し、はっきりとした輪郭のようなものを作った

水色と呼ぶような綺麗なブルー色に同色ブルーのステッチで5cmのダイヤキルトをかけました。

裏面にフェルトに似た不織布、「ソフト厚芯」を貼りました↓。

キルト地作りで最近出番の多い「ソフト厚芯」:10年以上前の反ごと購入のデッドストック。エンボス布に類似。

キルト芯ではないところが出来上がりのバッグを軽くしてくれます。

キルト芯は膨らみ過ぎることと、重みが増すことがかえって大袈裟なのです。

一定のふんわり感がさえ得られれば、あとは、元々薄手の生地の固定や強化という目的もあるのです。

もう現在では見つけられないこの「ソフト厚芯」に替わるもの、現在探し中ですが、エンボス加工の不織布タイプの原反バージョンが見つかれば有効だと見ています。

同色の2生地で濃淡を演出する:すっきりとメリハリがつく2種の生地を選択、際立つ原色カラーは1つの良き例。

この出来上がったベルトひもは、巾約1.2cm。

もとは、恐竜さんが素敵な原色使いのマルチカラーのプリントです。

色のイメージがこのようであれば、恐竜以外では、車・街の風景などでも良かったのですが、たまたま恐竜柄しか見つかりませんでした。

四つ折りしてしまいますので、遠目には何の柄かははっきりしませんが、間違いなく、ブルーに対してのコントラストが効いて柄が目立ちます。

無地の紺よりも、このように原色系の柄が入る方が、カラーが偏らないことでマイルドに映るのです。

この度の進捗度はここまで。

この続きは、あともう1面キルトをかけることをして、裏地の方の作業に向かいます。

次回のこの件の投稿は、完成品でご紹介したいと思います。

あとがき

こういった配色生地を使うアイデアは、すべての生地に引用できます。

黒ベースに原色カラーの柄・パステルカラー同士など、かっこよくも、かわいくも七変化することでしょう。

本体のメインカラーに対してメリハリを思い切って付けるという色使いのご提案でした。

こうして、最終的な出来上がりのバッグをお洋服と合わせるコーデの前に、バッグの中の素材同士の組み合わせという事前段階にも力を入れています。

コーデを得意とする「ピクチャレスク」の強味の部分はそこです(^-^)。

リサイクルショップに並ぶ古着物の中で一際輝きを放っていた、洋と和の狭間の黒ベースに原色マルチカラー大花柄が映える美しい生地【1232】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

最初に古い着物が素敵だと感じたのは、近隣にあった今は無きディスカウントストア様での発見です。

どのくらい古い物なのか、素材は何なのかなどなかなか背景が分からないところがもどかしく、ミステリアスなのが古着物です。

着物にはかつて品質表示が付けてこられなかった文化というかしきたり(「製造物責任法」もなかった時代だからとも言えます)のようなものがあり、手がかりが見た目でしかつかめないことも多いです。

それでも、お店の配慮で、着物も「正絹:しょうけん」であれば、タグにその記載をしてくださったり、ウール・レーヨン・ポリエステルなどの別も分かるような親切なディスカウントストア様でした。

そのディスカウントストア様というのは、「キンブル」様、愛知県で数店舗の展開の地場的な会社様。

これまで、モルガナイトの珠ネックレスや翡翠の珠ネックレスなど、古き良きジュエリーなどを過去にいただいたことがありました。

そして、また別のリサイクルショップ様ですが、このたび、素敵な着物を発見したのは「BOOKOFF SUPERBAZAAR」様。

最近は着物も積極的に取り扱われているようなので、よくある柄は目が慣れてしまいます。

そんな中でキラリと光るお品を発見しました。

黒ベースのマルチカラーはアレンジしやすい1つの王道、忘れてはならないのは着物用に考えられた大花でありゆったりと広い面積に一番見合うということ

着物の状態が一番大花柄がゆったりと広がって美しい状態であることをまず第一に受け止めることが大切。

マルチカラーが大変美しいです。

地は黒、原色カラーがネオンカラーみたいに一層映えて際立つ存在です。

着物でこうした色使いが珍しいと思ったこともこの着物に注目した理由です。

もっと柄や素材に寄ってみます↓。

上半身辺りの様子。たたんでも生地にしわが寄りませんのでポリエステルなのでしょうか、保管が楽です。
あっさりとしたお花のデザインは抽象的であり幾何柄的でもあります。これも親しみやすいクセの無さかも。

あとがき

先程も書いたのですが、着物用に作られた生地ですので、着物の状態に一番素敵に映ることを見込んでこのような姿になっているということをまず受け止めます。

本来着物のまま着用が望ましいのですが、決して着物を着ることはありません(私の場合)。

そうしますと、こちらを解体して別の形で仕立て直すことになります。

着物をアレンジさせていただく者の任務は、最初にこの着物を作った製造者様・その前の反物を作った製造者様への敬意のようなものです(^-^)。

古い傷み具合の味わいだけがかっこよい古着ではないのでは。。綺麗でも古い時代に作られた証(あかし)が読めることがある【1160】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

古着ライフを送り、およそ15年が経過。

「アルマーニ」様の古着ばかりを集め、見つからないアイテムは「オーダーメイド古着」で探します。

そうして、かなり特化したワードローブを作ることに落ち着いている現在です。

ここ近年では、これまで新品を購入し続けてこられた方も、マーケットサイトの台頭・「サスティナブル」の動きと共に、古着=身近なお洋服の着方になってきたかもしれません。

このたびは、「名もなき製造者」様が世に生み出してくれたお品物に意味を感じた素敵なセーターをご紹介を致します。

この良き味わいを作っている源は何なのか、などをお伝えしまして、たくさん溢れかえった古着市場の中で独自のスタイルを築いていくための一助になればと思います。

ぼやけた曖昧な染色は手間がかかっている証拠と見て良い、ダークカラーでミックスされた手編みセーターは真っ黒にはないマイルドさであふれる

メルカリ様で購入させていただいた手編みセーター:アクリル/70%、毛/30%、日本製。古いお品でも綺麗です。

色を一言では言い表しにくい中間色が魅力です。

糸の色は、グレーと茶の間・黒・ブルーも含まれます。

全体ではモカ茶のようなカラーに映りますが、その所々の曖昧さが全体ではマルチカラーのようなのです。

このセーター、例えばボトムにデニムを検討しようとしますと、黒・グレー・ネイビー・ブルーとすべてのデニムの色がどれも合う融通の利き方が素晴らしいのです。

この柔軟性あるカラーの源を少し探ります↓。

糸の様子:1本の糸の染色が中間色だらけでさらにそれが集まってやさしいぼかしが実現していると見て取れます。

現在よく見る量産品がどれも扁平な、同じような色ばかりであることも多いのは、その手間の簡素化・機械化によってスピーディーに出来上がってしまうところにあるのかもしれません。

このセーターは手編み、メイン材料の糸がこのように丁寧な手間をかけたものだとうかがえることに加え、手編みであることで更に1点物が実現されています。

ということで、このセーター自体は古めかしい傷みなどはそれほどありませんが、その糸の使い方1つでも、現在ではなかなか見られない古き良き時代の生産物であると見ることができるのです。

あとがき

海外の人から見ると日本の古着は状態が良いとのことです。

収納され続けたままで眠っている古着もまだまだ多いのです。

経年があると、現在とのギャップが面白く、お洋服というものが本来はいかに手間がかかるお品だったのかを改めて考えさせられます。

ファストファッション品を見慣れた現代では、こうしたことを忘れているのかもしれません。

本当の良質な洋服とは何なのかを、古き良質な洋服が教えてくれるのです。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

<本物志向のレンタルジュエリー:特徴②>マルチカラーがかえってお洋服とのコーデに融通あり、うまく色配合したカラフルストーンが映える【1019】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」の事業者です。

ここ5回にわたって改めて当「本物志向のレンタルジュエリー」の特徴や内容をお伝えするシリーズです。

このたびはその2回目。

5回にわたる①-⑤までのシリーズになりますが、それぞれ存分にお伝えできるように、最後の方に貼りますYouTube動画と当ブログ記事の併行で綴らせていただきます。

どれもpicturesque(ピクチャレスク)らしい特徴になっていますので是非ご一読下さいませ。

マルチカラーのジュエリーは混沌としているようで、実は合わせやすい、融通の利く多色をうまく利用し、ジュエリー自体も3点セットにカラーコーデされている

マルチカラーが特徴な3点セットになった4セット:幾何学的なモチーフとボタニカルなモチーフに分かれます。

実は、マルチカラーにかなり恩恵を受けてきた過去があります。

ワードローブにしてもマルチカラーの編み込みメッシュベルトが大活躍ですし、マルチカラーはコーデにとってはありがたい1品になります。

宝石類も全く同じ宝石同士を組み合わせていくことの難しさを、マルチカラーの配置で克服できるようなことがあります。

例えば、ブレスレットなどは身に着ける位置としては真ん中、お洋服の場合ではベルトの位置に近い存在です。

かつてマルチカラーのベルトがコーデに活躍したという経験を引用し、ネックレス・ブレス・リングの3アイテムの中のブレスにマルチカラーが入っていることで、ペンダントとリングをつなぐ橋渡しのような役割ができることがあります。

そして、カラーが豊富なことで楽しく心躍るような明るい気持ちにしてくれること、これも重要です。

何せ、日々の生活の中で最も大切な「心地:ここち」が満たされるからです。

ということで、当「本物志向のレンタルジュエリー」には、マルチカラーに対しても非常に注目しています。

あとがき

最後に、3点セットの組み合わせ作業の中でのエピソードをお伝えしたいと思います。

上の写真の中の左上、これがこの中では非常に難しい組み合わせでした。

最初から多重花のペンダントがありまして、その他はまだ決まっていませんでした。

そこで、1アイテムそれぞれをしっかりとしたものへと改良、元のチェーンの普遍的な60cmチェーンがたまたま損傷していた(跡が付いていた)ことをきっかけに、花びらの形にリンクした特徴が際立つロング丈の70cmへ変更。

そして、いかにこの多重花に見合うブレスやリングを素敵に組み合わせるかに全力をそそぎ、ついに偶然の出会いも相まって六つ花のエタニティーブレスとトルマリンのマルチストーンのダブルリングが集まりました。

多重花のペンダントのストーンは赤紫寄りな「ロードライトガーネット」、リングは同じ赤紫寄りなピンクを含む「トルマリン」、互いの抑え気味なピンク色を持つ特徴がリンクしてその相性を決めてくれたのでした。

ブレスに関しても丸い粒が並んでいるのではなく、その1粒の作りがフラワーになって六つ花だったのです。

こんな風に力を注ぐのは、他でもない「お客様が喜んでくださるため」なのです(^-^)。

裏地付きでじっくり手間をかけた小さな巾着袋の容量の無さの価値の欠如は、小さくなった経緯が分かる「ストーリー」が付加価値【994】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「はぎれ」がややもったいなく余ってしまった時、おそらく悩まれるかと思います。

中途半端な容量で製作したとしても、所詮小さいから使い道がないのではないかと。。

そこをあえて製作する選択をしました。

実際の裏地付き巾着袋のミニの完成をご覧いただくと共に、価値が削がれている容量の無さを何でカバーするのかということについて綴りたいと思います。

作りとしては何ら大きい物と違いが無い同じ手間をかけ、小さいという価値の欠如をカバーした「別のこと」

短い時間での完成ではありますが、やはり2時間はかかりました。

どのお品も小手先の製作ではないということです。

はぎれで作ったミニ巾着袋:<サイズ>縦12cmx横12/21cmxマチ10cm。

とはいえ、面積が大きく、ポケットやショルダーを共布で設置するようなな立派なリュックなどは1週間くらい製作に要します。

そもそもこのような服地らしさ満載の生地をバッグにするということはなかなかされないと思われます意外性がまず1つの特徴であるのです。

<表地:黒ベースのマルチカラー>トリアセテート、トリアセテート/55%、ポリエステル/45%、日本製。
<裏地:黒>生地名不明、綿/100%、日本製。

がさっとした質感は、トリアセテートらしいと言えます。

裏地はあっさりと黒無地。

ただ、ここへ何を入れるかです。

入れるものがあまりり浮かばない「ミニ」という巾着袋のサイズ感。。使い道が豊富に見当たるインテリア収納袋の「小」との大きな違いがここにあります。

なかなか浮かびませんが、マチが10cmとミニサイズにしては立派なのです。

ここで、お伝えしたい1つの価値を発見。

このはぎれが出る前の過去の製作をあえてこの小さな巾着袋と共にお伝えすることです。

はぎれが出る前の過去の製作:ラメリュックの裏地とショルダーに使った生地のはぎれだったのでした。

こうして、どんな経緯でこのはぎれが出たのかというストーリーを知ることで、この小さな巾着袋の深みが増します。

よく「訳あり」という言葉が使われますが、決まってマイナスのイメージであることが多く、「難がある箇所」にイコールで使われることばかり。

事情といっても、必ずしも言い辛い隠すようなことばかりではありません。

クリアにお伝えすることで、そういった事情を知ったユーザー様からの信頼を得られることに繋がっていくのです。

もはや、「秘蔵する」スタンスの時代は終わったのではないでしょうか。

あとがき

当ブログ記事は、最初の投稿の2022.05.25からおよそ2年後の2024.08.22のブログ記事の「手直し」をしています。

現在の2024年ではこの時のあえて日常的な巾着袋というアイテムを作ったことが大変良き経験となりました。

このような小さなものでも何ら大きい物と平等な姿勢で作っていく、最初に斜め45度あたりから「安物」と決め込んで決して作らない、良質な物だけを作る「プライド」になっていきました。

そして、はぎれで作った小さな袋をきっかけに知れる、大きなリュックに裏地として使っていたネイティブ柄の生地の過去の姿を示し、その時とは違った姿を、今度は小さい物では表地として使うことができる「可能性」を示すに至りました(^-^)。

画郭に収める絵のように柄を配置したインテリア巾着袋、大柄の生地で製作するバッグの柄の配置の研究材料になれば。。【990】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

過去の生地在庫を一掃することを兼ね、比較的短い時間で完成する「インテリア収納袋」を連続製作しています。

このたびは、生地の柄が特殊、柄が均一ではない大花柄の場合に狭い面積にどの柄の部分をあてはめていくかを、実際に選択した結果どう出来上がったのかという姿で見ていただくことができます。

大花柄と小花柄とではその柄の大きさによって随分判断が変わってきます。

大花柄の方が悩むことが当然多くなります。

「お花」や「盆栽」の世界も、ある枠の中に「小宇宙」を創るという伝統文化であり、そんなあたりに通ずるところがあるかもしれませんので、巾着袋を作るという全く同じ行為ではなくても別で引用していただける点があるかもしれません。

そもそも「小」になってしまった理由と実際に採用した大花柄の部分

さて、前にも記事などでお話させていただきましたが、この度のインテリア収納袋の製作というのは、生地をめいっぱい使い、材料を余らせないというコンセプトがあります。

在庫ストックの生地をめいっぱい使うと生地巾によって「大・中・小・ミニ」に分かれていきます。

このたびは、「小」で製作しました。

片割れをインテリアマットに使ってしまった残りの生地だったというのが「小」になった経緯です。

「小」:<サイズ>縦22cmx横19/43cmxマチ15cm。面積が狭い「小」に花の薔薇の花をこのように配置。
巾着を絞った時の柄の出方:赤い薔薇は、地のカーキグレー色に綺麗に映えます。お花を斜め上に寄せた配置。
<表地:カーキグレー>:朱子織薔薇柄ジャガード、ポリエステル/100%、ドイツ製。

この写真の赤い薔薇の配置ですが、薔薇はその他ピンクもこの生地の一角に柄としてありました。

なんとかして、ピンクの薔薇も入れたいと思ったのすが、そうすると、こちらの赤い薔薇もとぎれてしまうようであったので断念。

結果こんな感じで、左側から薔薇が「こんにちは」と挨拶をしているかのような配置にしてみました。

反対面も全く同じ位置を採用していますので、全く同じ左側の位置にこうして薔薇柄が出ています、前後の別は無しです。

正面を向けて使う意識はあまりせずによく、お気軽にお使いいただけそうです。

<裏地>ポリエステル/レーヨン混、ポリエステル/90%、レーション/10%、日本製。
※お詫びと訂正:YOUTUBE動画内の3:00以降で、<表地>の薔薇柄を「日本製」と字幕に記載してしまいましたが、間違えておりまして、正しくは、「ドイツ製」でした<m(__)m>。

あとがき

大花は柄の位置を意識する/しないで見栄えが随分変わりますので、普段から柄合わせや柄の配置の意識はあった方が良いです。

小花柄とか、水玉柄などの均等な配列の柄がいかに易しい製作であるかとうこともよく分かります。

この配置は、「デザイン性」だけではなく、「機能性」としまして、ジャガードの柄の部分の厚みが傷みやすい角に来ていることでメリットなのかもしれません。

ここへこの柄を持ってきたいなどと裁断の時にじっくり時間をかけ、出来上がった時の柄の素敵な配置の成功を祈りたいと思います(^-^)。

カーテン地のはぎれの素敵なパンプス柄の部分をスタイリッシュに切り取り、バランス良く配置の柄が出たコスメペンシルポーチ【969】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

大量に作るために手間を省くというのは最終的にユーザー様にとっては不利益をもたらします。

すぐほつれる、破損などが短い期間で起こり、長持ちしないお品ということになりかねません。

それに対して、手間をじっくりかける製作ができる環境があることはメリット。

できればみんなが自作の技術があれば良いのに。。と思うことがあります。

このたびは、はぎれの素敵な柄の出方が特徴のコスメペンシルケースを製作しました。

白ベースのカーテン地に対して、マルチカラーの中のピンクを抽出したような裏地を貼りまして1点のペンシルケースが完成致しました。

柄物生地が「わ」に閉じられるポーチのフォルムで注意する正面に出したい柄の正位置

コスメ用のペンシルケース:<サイズ>縦5cmx横18cmxマチ無し。生地は、ポリエステル/100%、日本製。

素敵なシティ柄、街並みの風景で車や木々が描かれ、このパンプスの部分が特に素敵でしたのでこの部分が出るように切り取ったのでした。

風景は不統一な全体柄なので、どの柄の部分を切り取るするかで、雰囲気も変わってきます。

最初この柄を一目見て心が躍りました、なんてすがすがしい素敵に柄なんだと。

「シティポップ」の音楽が似合う、そんなイメージの生地だと思ったものです。

裏側に車の絵もありましたが、「わ」になることで、オレンジカラーの車は反対向きに映ることがあります。

パンプスを重視し、車は反対向きで行きました。

広げている時は車は成位置。
収納時の「わ」の状態では、車がひっくり返ります。柄の向きがある生地に関してはこういったことも考慮。

このたび、裏地も活躍してくれているようで、少しのぞいています↓。

裏地はローンの綿/100%、日本製。カジュアルな表地にはブロードやローンが合うと考えました。

では、その裏地部分をさらに機能や役割の面で見ていきます。

ペンシルを挿すお部屋を設けています。お部屋の仕切りはミシンステッチで裏地になじむピンク糸で行いました。

ここで注意したいことは、両サイドに関しては、ステッチを縫い代を確保する前に行うために、縫い代である1cmを余分に足した分量でお部屋の幅を決めるということ。

その点実はミスをしてしまい、両サイドとも、太目めのペンシル(太筆のチークブラシのようなもの)を入れるために大きく分量をとったつもりの3cmでしたが、縫い代1cm分を足しておらず普通の幅になってしまいました。

しかし、なぜか、右から一つ内側が2.5c巾で広めにできていたので、ここへ太いブラシが1本入ります。

全体で言えることは、最低でも2cm幅は確保した方が良いです。ペンシルは細いものでも意外と立体的。

仕切りのステッチはマチ無しですので、膨らむから余分にその筆の厚みを横幅で見込む必要があるのです。

とにかく、幅も何となくよりは、しっかりとサイズを決めた方が後の使い勝手には大きく影響するものだということが分かりました。

向きを間違えました、使い易さは左入れタイプ。人によって右入れと左入れがあるのではないでしょうか。

友人とのくつろぎの最中にメイクボックスを広げるシーンなど、「あっ、かわいい♪」などと言ってもらえるのも、この広げた時の裏地の素敵さではないでしょうか。

このたびは、無地の差し色みたいなピンク色を持ってきましたが、柄の場合も素敵だと思います。

この度の表地も柄ですが、エタニティーなチェックの柄などは問題ないかと。

ピンクやブルーのギンガムチェックなどはすごく相性がよく一層かわいくなるかもしれません♪。

あとがき

もう少し更に試作が必要です。

コスメケースの中ではペンシルケースは一番あれこれ考える必要があるアイテムかもしれません。

例えば、高級生地でもったいなく余った場合に、こんな小さなものを作って消化できると高価な生地を使い切ることができます(^-^)。