生地に流行はあるのか、ここ数年浮上のモアレという生地について【666】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ブームとか流行などといったキーワードがファッションではこれまで主軸であったような気がします。

それがここ現在に至っては、アパレルの流行中心のあまりに短か過ぎるサイクルが崩れつつあり、私などは流行は無くても良いのではないかというような考えにまで至っております。

その材料である生地にも流行というものがあるのでしょうか。

モアレというここ数年急浮上であるとうかがえる生地について

洋服の流行に附随して生地が当然その材料としては同じような動きをしてきたことは多少あります。

けれど、生地だらけの材料の場にいるとあまりその辺りが敏感ではないです。

やはり好みの生地を流行に左右されずチョイスできたりするのはお洋服を選ぶよりももっと範囲が広いものになります。

ここ数年生地屋さんの店頭とか、ネット写真等で結構頭1つ突き出していると思う生地が、「モアレ」。

何かエレガントな名前と、見た目の木目調とも、ウエーブとも言える柄が素敵な生地です。

今回は、この生地についてその作りや、加工について一歩踏み込んだ内容となります。

モアレは、ここ数年急浮上したので新しい生地なのか。。。と思いきや、いやいや昔からある定番ともいえる生地なんです。

私が手持ちでよくお世話になっている、

「洋服地の事典 -サンプル生地つき- :田中道一 著」

という本があります。学校の教科書のような、資料のような、実際に生地サンプルが丁寧に貼ってあるところが驚きの本です。

昭和56年発行の今から40年程も前の昭和の真っただ中の本。

けれどその内容は驚くほど定番です。

基本的な今でもずっと健在の生地達がぎっしりとリストアップされています。

もし、生地を1から学びたい時にもとても基本的で役に立つ本かと思っておりまして、時々、開いて目を通すこともしています。

以前にヤフオクで、同じシリーズの「裏地と芯地」という本と同時期にいただいた本ですが、図書館でレンタルの読書ライフの中では、珍しい手持ちの本となります。

この昭和の本の中にも、ちゃんと「モアレ」が載っていたんです。「加工生地」というコーナーです。

少なくともこのころには生み出されていた生地であるわけです。

モアレのあの木目調のうねりは、もともと畝(うね)のあるピケのような生地をベースに後加工してできる柄になります。

生地はニットでなく織物がベースで行われます。

加工用のローラーには、横に走った線が彫刻してあり、加熱したローラーに畝の入った織物生地を通すことで、その線の段差による柄ができる、それがモアレだということです。

もともとモアレというのはフランス語のようですね。

「ローラー」とか「段差」というのがこの加工のポイントですね。

実際に出来ていく様子を見れていないのでイメージが湧きにくいですが、私は以前あれが、もともと織柄(ジャカード)だと思っていたので、そうではなくて、後加工の柄だったのです。

後加工の種類には、他にプリーツとかフクレなどが思い浮かびますが、またこのモアレもそれらとは違った種類の後加工です。

モアレ織というよりは、モアレ加工という言い方が、実際の作業に相応しい呼び方になりそうですね。

流行っているような生地をハンドメイドバッグにあえて使わない方針

へそ曲がりな私は、少し流行っているような感じがするとそれには手を付けないという動きをしてしまいます。

ハンドメイドバッグにはモアレは一度もお作りしていないですが、モアレという名前ではなかったけど、これがそうかなと思う生地が1点のみ発見されました。

裏地に使おうとドットジャガードが気に入って、これにモアレ加工もしてあったという生地が見つかりました。

ドットジャカードとのコンビなので複雑ですが、この木目柄はモアレだと思います。生地ネーミングは、ジャカードテーブルクロス、綿/57%、ポリエステル/43%、日本製です。モアレという言葉は使われおらず、ドットジャカードが主流みたいに名前が付けられていますね。

こちらの生地も、ここ最近のはぎれシリーズのメモホルダーでご紹介しましたが(【655】の記事)、バッグの裏地に使おうとして、結局使いませんでした。

生地がごわついていて、なかなか表地のニットとマッチしなかったからです。

そう、このモアレは全体的に厚みのあるごわごわした素材感であることが多いです。

よって、カーテンとか、クッションカバー、バッグなど生地が丈夫な方が良いアイテムには向きとくことになりそう。

あとがき

このモアレという生地がなぜここ数年急浮上なのかきっかけがよく分かっていません。

けれど間違いなく、これまでよりも風格を表している生地のように見える1素材でしたのでこの度ご紹介致しました。

私が好むフクレ加工などはまだまだマイナーな存在なのですねえ。

今後の生地の発展の中で、後加工技術というのはもっといろいろ出てくるであろうと何かの本で読んだことがあります。

けれども、アパレルのニーズが少ないとこういった生地もなかなか出番がないものです。

モアレも昔からあったことはあった生地でしたので、まだ多くの人に知られていないトラディショナルな素敵な生地も多くあるのだと思います。

生地が好きで多く実際に取り扱うことも多い私ができることというのは、そういった昔からあるのだけれど、まだ多くの人には知られていなかったり、世代が大きく変わって、おばあちゃんはよく知っているけど、孫は初見だったりするそんな魅力的な生地をお伝えすることですね。

レンタルジュエリーは、当HPで受け付け致しております。

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ハンドメイドバッグ製作、どんな効果が出ているかが未明の2つの工夫【419】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在ブロンズの花柄ジャカード生地で「卵焼き」ことバニティ型バッグを製作中です。

こんな感じのベージュx茶xゴールドの色目の展開でぷっくりふくらんだ、フクレとか風通とかの加工の種類がなされているかと思われる生地です。イタリア製です。

以前に、この生地の色違いの紺xゴールドのバッグをお作りになられた方のお写真をネットで拝見したことがあります。

あちらの生地も当時この生地と並んで私も見つけました。渋くてとても良かったのですが、私のチョイスはこちらにしました。

色違いの方は、ゴールドがもっと黄色寄りで紺との組み合わせだったと思います。

わぁ、同じ生地だと思って感動したものの、他者さんの投稿になかなか気軽にコメントできないことがまだまだネットでは多くて、見るだけにとどまりました。

同じ生地をチョイスした人と何かしら接触したかったのですが、かないませんでしたね(^_^;)。

何かそういう風にして、自分と同じ製作者さんと繋がれるサイトがあるとよいです。

現在って、提供側と購入側がマッチする形のような気がしますが、現実、本当は相談したかったり、分からないことを気軽に同じことをしている人に聞けたり互いに頑張っていこうとスクラム組んだりがもっとあっても良いと思っています。

SNSもそういう意味では、アップしている人、見ることが多い人とに分かれている気がしているのは私だけでしょうか。

同じようにアップしている人同士ももっとつながりたいものです。

とは言え、私も、同じことをしている人のSNS発信をあまり気にしていなくて見ないので、そういうものなのでしょうかねぇ。。

けれど、たまに、こういった同じ生地で何かを作った人を発見した時のミラクルとか偶然の驚きや、喜びの時に実際なかなかそれができないことが多いです。

少し話がそれてしまいました(^_^;)。

まだ効果は得られていない2つの工夫について

意味のない工夫というものがあるのか、ということなのですが、今回丁度そのようなことを実体験しています。

もともとは、ひっくり返しの後の返し口の両脇のとがり解消のための策として試みてみたのですが、よくその効果が分からなかった2つの工夫です。

何かへんてこな話題ですよね。

つまり、ある効果を得るために対策した工夫にはなっていないようだが、何かの工夫になったのかが今はまだ分からないというものです。

1)カーブの切り込みを以前より細かくした・・・少し写真が分かりにくいですが、楕円の面をひっくり返す前に地縫い後ハサミで切り込みを入れて、縫い線が綺麗に出るようにしていますが、そのハサミの入れ方を前は、1cm強だったのを1cm弱に変更。細かくカットをしてみました。
もう少し見やすい写真をご用意しました。1cm弱の幅の切り込みに変更しました。

細かくというものもある程度の限度はありますが、このわずかな変更がどう影響したのかということです。

ひっくり返した後のラインが正確に出るということにはなりそうですが、じゃあ、これが、返し口のとがりを解消したかどうかは手ごたえがありませんでした。

2)返し口をとじるための縫い代を綿密にする・・・縫い線のすぐ横に印を付けて意識します。そうして、線が自然につながるようにしてみました。これが曖昧な位置の縫い代の印だった場合にラインがでこぼこしやすいのかと、縫い線の終わりのすぐ横に正確に印を入れるということを徹底という意味です。

じゃあこのことが、返し口の両サイドのとがり解消につながったのか、これもあまり手ごたえが無かったものでした。

ただ、結果は、返し口のとがりが今回は出ていないのです。

とてもなめらかに自然なラインで縫い閉じの仕付けが出来ました。

手ごたえがないまま上手くいったので、その効果なのかがはっきりわからなかった今回の2つの工夫。

けれども、この効果があまり感じられなかったように思える2つの工夫は今後も続行していきたいと思っています。

それでも返し口の端のとがりが再び生地によってか出る場合は、今回の工夫の効果でうまくラインが綺麗になったわけではなかったのだと思って、また別の工夫も考えていきたいと思いますので、とにかく未明な工夫も続行です(^-^)。

あとがき

私のアウトプットのこういったブログや動画での発信は、「記録」でありますので、たまに、こんなもやもやっとしたものも記録そのものなんです。

びしっと決まるものばかりでもないようです。

どうぞ、その辺りお付き合いのほどよろしくお願いします(^-^)。

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ゴージャスなブロンズ色系の巾着バッグ完成の記録【31】

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

以前にも巾着バッグは別の素材で2度ほどご紹介していますが、今回は3回目の素材違いと少し改良をしています。

改良点は、巾着バッグのちょっとしたデメリットの口が完全には閉まらないセキュリティー性の弱さをカバーするべく取り付けたルーフをもう少しシンプルにしたことと縦の長さを5cm長くしてハトメ穴を打つ場所を広く確保した部分です。

では、どうぞ、今回の製作記録をご覧くださいませ。

素材

今回の表生地は、イタリア製のジャガードというシンプルな名前の生地。

裏地は、ミラーレースカーテン地というこちらもジャガードの生地です。

ともに花柄ジャガードですが、花の形等、互いにマッチするということで、意外なカーテンの下側に付けるあの薄い透けた素材を裏地にしたという点が特徴です。

左:表地のジャガード(イタリア製:ポリエステル/49%、綿/34%、ナイロン/17%) 右:裏地のミラーレースカーテン地(日本製:ポリエステル/100%)

表生地はブロンズ、ベージュ、ゴールドという茶系のカラーです。

フクレのうねりが非常に美しく花柄が立体的に浮かび上がっているのですね。

裏地の方の柄の花と柄同士合わせても合うと思いました。

裏地のベージュ色が表地の中にあり、柄同士であっても、スッキリとした感じでいけるようです。

フクレについて思うのですが、日本製では、なかなかここまで立体的なぷっくりした加工のものをそれほど見かけないです。

イタリア製だと多くあるような気がします。

私が見る範囲内ではありますが、日本製のフクレ加工はそれほど大胆な凹凸はなく、控えめに感じますね。

それもまたしっとりとして良いのでしょう。

ただフクレ加工自体が日本製には少なく、新しい加工法であるとのことですが、加工するような工場の不足とか、空洞化している繊維産業から見ると、工場を閉めてしまっているのか、そこらじゅうに見かけるわけではない入手困難なアイテムな気がします。

裏地のミラーレースカーテン地についてですが、光を遮断するという良い役割なので、裏地よりもむしろ表地に利用もいいのかもしれません。

次回、表地で考えてみたいです。

すごく縫いやすく、薄く見えるのに、しっかりとしていて、丈夫で安定しています。

大変良い生地だし、ジャガード柄も、いかにもカーテンぽくないのも逆に良いと思いました。

製作過程の1スポットご紹介

今回は、巾着袋なので、特有のアイレットカンでのハトメ穴穴があります。

これにひもを通して、共布ストッパーを作って取り付け、先にループエンドを取り付ける過程に焦点を当てました。

アイレットカンの穴開け等の作業も確かに非常に興味あるかと思われるかと思いますが、違う機会にしっかり撮影などして、分かりやすくお伝えしますね。

まだ、不慣れで、今回は、ちょっと撮影できず、てんやわんやでした(^_^;)。

まず、このようなパーツからできるという、共布ストッパーです。

共布ストッパー用パーツ:縦5cmx横12.5cm(裏地には薄芯とハード薄芯を貼ります)
1:真ん中で折り、短い方の上下を1.5cmの縫い代で内側へくるみ込みます。折った真ん中の線に向かって三つ折りを左右ともします
2:折った中心から2mm程度をミシンでたたきます
3:さらに真ん中で折り、その折り線へむかって左右とも折り、再びミシンで中心から2mm程度をたたきます

表側から見るとダブルステッチが真ん中に出ます。

表側から見ると、真ん中に2連ステッチが浮かび上がるような出来上がりです

そうして、この出来上がったストッパーをロ―プの共布に取り付けます。

ストッパーを共布ロープに取り付けました。この時にゆるければ、ストッパーの端を縫います。今回私は、うっかり、ストッパー作りの過程の1で、1.5cmの縫い代なのに1cmくらいで行ってしまい、ちょっとスカスカでゆるかったので、調整しましたが、縫い代をちゃんと1.5cmで正確に行い、ハード薄芯も入れれば、本来ぴったりになります。(ロープは幅3.5cm、ストッパーは幅12.5cm)

続いて、ここへループエンドを付けます。かわいいゴールドのすずらん型。

ネットでは鐘形はあるけれど、この丸みをおびた形はちょっと珍しいです。

東急ハンズで買ったのですけど、もうラストらしく、今後取り扱いしないらしく、今後必要な時は、注文として受け付けてはくれるようですがお店には並ばないとのことです。

もともとアイリスさんという大手パーツメーカーさんの商品のようなので、アイリスさんは廃盤にしないで続行していただきたいとてもエレガントな素敵なループエンドだと思います。

ぷっくりふくらんだスズラン型のループエンド:こちらのシルバーもあります。

まずそのまま通してその後、通したままロープの先を二つ折りにしてミシンを2-3度返し縫してかけて、ストップさせ、ロープ先も筒の中に隠します。

そして、時々、このループエンドごと蝶々結びをすることもできます。

こんな風に蝶々結びもできます(^-^)。

はい。では、完成しましたので、10枚の写真をどうぞ。

サイズは、縦28cmx横30cmxマチ7cmです。

そして、YOUTUBE動画もありますので、ご視聴どうぞ。

あとがき

このフクレジャガードは、やや硬めでしっかりとした手触りです。

この柄はゴールドが効いていて、うっとりと眺めてしまうぐらいの美しさです。

着物にも合ってきそうですね。

では、これで終わります。どうもありがとうございました。

私がお作りしております、ハンドメイドバッグ一覧をご覧くださいませ。

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