どのジュエリーアイテムにも取り入れられている「マーキスカット」モチーフの素敵さを味わう回【554】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「マーキスカット」というカットがあります。

アーモンドのような葉っぱのようなとんがったモチーフです。

マーキスカット:アーモンドのような尖ったモチーフがスタイリッシュで魅力。

この「マーキスカット」のカットは宝石を切る時のデザイン名なのですが、由来はそもそもどこから来ているのでしょうか。

それは遡ることフランス革命以前になります。

王侯貴族の時代、ポンパドール夫人という今でいうカリスマ的存在でおしゃれアイコンの一人である女性がいました。

ポンパドール夫人は、男性の地位を表す、①公爵:こうしゃく、②侯爵:こうしゃく、③伯爵:はくしゃくの中の②の侯爵=マーキスの彼女、当時では位の高い愛人である「公妾:こうしょう」でありました。

陰に隠れた存在と言うよりも、スポットライトを浴びた存在だったと思います。

そのポンパドール様が身に付けていた、と同時に当時に多くの女性の間で流行した形だったのがこの形。

これがマーキスカットの由来とエピソードです。

このたびは、この「マーキスカット」がデザインに素敵に取り込まれているジュエリーのご紹介になります。

マーキスカットはジュエリーアイテムのどこにでも登場するオールマイティーなデザイン

まずは、マーキスカットのダブルリングから。

K18YG台のアメジストのマーキスカットのダブルリング。なかなか個性的です。

ダブルリングは、真珠とかお花モチーフの丸いタイプでは多く注目してきましたが、このデザインは珍しい1品です。

マーキスカットが地金でデザインされている例:1パーツ1.5cmの存在感です。
マーキスカットが2種のストーンのバイカラーネックレス。台はK18YG。サファイアとダイヤモンド。
レモンクォーツのペンダントトップ:くっきりと美しいマーキスカット型です。

このように見てみると平均的にどのジュエリーアイテムにも取り入れられているようです。

この形にいったんのめり込むとすごく気になる存在になるくらいの美しさです。

あとがき

このたび、めいっぱいマーキスカットのジュエリーアイテムをご紹介致しました。

マーキスカットは何と言ってもその形が特徴が強いので、ジュエリー同士の組み合わせの際には、「形」を意識して同じ形でそろえて素敵な組み合わせができる可能性が高いと思っております。

お花とかハートなどの丸く優しいラインにはない別の素敵さがある独特の魅力を持っているのが「マーキスカット」の存在感なのです(^-^)。

<旧30>あこや真珠ネックレスの王道丈「プリンセス」からの逸脱は少しの抜け感、「マチネ」54cmが導く淑やかさと遊び心のミックス【417】

アイキャッチ画像417

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「正装」のイメージの王道は、整ったあこや真珠のプリンセスレングスです。

姿勢を正すようなすっきりとした40cm程度の丈の長さのあこや真珠ネックレス、この定番品の普及率はかなりの範囲を想像します。

しかし、真珠ジュエリーコレクターとしては違った形で表現したくなるもの。。このたびはある程度真珠に親しんだ者が「マチネ」という長めのあこや真珠に手を伸ばしたコーデの回。

このたびは、極めて王道で普遍的な装いから敢えて少し逸れてみる冒険的なスタイルでやってみます。

<旧30>マナーに沿うプリンセスレングスが1点目のあこや真珠ネックレス、2点目は慶弔シーンと使い分けた日常的なマチネレングスで

<旧30>全3点:マチネレングスのあこや真珠はかなり攻めたスタイルとなります。イメージも保ちながらです。
<旧30>ネックレス:自主アレンジによる珠の大小が交互に並ぶ配置5-6mm。全体の長さは54cm。

真珠にたくさん触れてきた者が見た良き照りとツヤのあるタイプを1本の54cmにアレンジしたもの。

「バロック」(形がいびつな真珠)を好むヨーロッパ文化とは異なり、日本人は整った配列の良さを重視します。

これは国民性のようなもので、この粒違いの交互配置はかなり邪道であるとのご指摘を受けるかもしれません。

それは、真珠=フォーマル/正装という固定観念であり、確かに慶弔時に粒が揃ったプリンセスレングスを付けることはシーンに相応しい合理的なスタイルなのです。

とはいえ、別の活かし方もある例としては、レアなマチネレングスも日常的な装いの幅の広がりには1つのご提案としています。

<旧30>ブレスレット:7mm程度のあこや真珠。シルバークラスプは、ネックレスとお揃いの薔薇の彫り。

「崩す」「抜け感」のスタイルを示しながらも、真ん中位置のブレスレットはフォーマルシーンそのままの粒ぞろいでバランスを取ってみました。

<旧30>リング:  珠が8mm程度のシルバー925台のダブルリング。お花のつぼみに見立てた弁がおしゃれ。13号。

よくできたシルバー925台の中では一際おしゃれ度があると感じたリングです。

片方がピンク寄り、もう片方がブルー寄りの2トーンもこのリングの価値です。

このリングは、かなり羽目を外したあこや真珠スタイルを色付けてくれました。

お洋服とのコーデ例:活動的なお出かけ着を纏う例。あこやにスカートではなくパンツという点は重要ポイント。

あとがき

頭の中に固定観念がありどうしてもあこや真珠で羽目を外すことが躊躇されるもの。

淡水真珠だと抜け感が出しやすいのもこれまで刷り込まれてきたシーンのイメージが大きいと思います。

この拭いきれない「固定観念」はそのまま受け入れ、「使い分け」によって解決することができます。

慶弔用には、周りの人々と足並み揃えた真ん丸のあこや真珠が整然と揃ったプリンセスレングスのネックレスを保管。

片や、遊び心を出したい特別な長さの親しみあるあこや真珠を別で持っておくのです。

本来ジュエリーコーデは自由なもの、真珠をフォーマルと決めつけがちなのも長い長い細胞レベルに及ぶイメージの根付きです。

よって、これはこれで受け入れることこそ別の真珠の使い方が活きるのかもしれません(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク