しとやかに着こなすことが粋!カジュアルなアイテムのオールインワンをドレスライクに寄せるジャケットの存在【1367】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ最近特に、ヴィンテージ古着で、古き良き昭和時代のアイテムを中心に見ています。

その中で、日本製のそれほどメジャーではないブランドのデニムパンツなどが素敵だと思うことがあります。

その中で1点このたび、コーデュロイのオールインワンをアップしてみたいと思います。

以前の記事の【1147】で、複数のベストとの重ね着のラインナップの中にこのたびのオールインワンがすでに登場しています。

もしよろしければ、後程そちらものぞいてみて下さいね。

検索機能で【1147】を検索キーワードへ入力でたどり着けます。

もしくは、<コーデ>カテの目次の中にも番号順に並んでおりますよ。

さて、今回お伝えしたいことは、ワーキングアイテムのイメージの強い「オールインワン:つなぎ」をドレスライクに寄せて着ていくコーデのご紹介になります。

その際に、色と生地の種類にもこだわった選択をしましたので、あわせてお楽しみどうぞ(^-^)。

そもそもコーデュロイのオールインワンがレア

元はメンズの黒の細コーデュロイのオールインワン:ブランド名は、「HALF」、日本製です。

このタイプのオールインワンは、おそらく作業着として使われた古着であることも多く、良い状態で残っていることも奇跡的。

こちらは、着こまれていた様子が無く、大変貴重です。

つなぎでは珍しい、コーデュロイであることも選ぶ大きな決断の理由となりました。

コーデュロイのサイズも重く野暮ったいものではなく、細口の上品な素材です。

裾周辺にジッパーがありますので、裾上げまできません。

ロールアップをすることで、まずは、立体感を出していきます。

そして、こんな風に同じ黒のジャケットを重ねます。日本製の毛/100%。

遠目で見ると生地の風合いが分かりにくいですが。。

もっと寄ってみますね↓。

内側(オールインワン)は細コール、外側(ジャケット)はカルゼという素材です。

コーデュロイとカルゼはともに、しましまの畝(うね)が織柄として現れる凹凸感ある素材です。

同じしましまでありながら、コーデュロイは地の目に対して並行にストライプ状に柄が出ます。

一方、カルゼは地の目に対しては、斜めに綾のように柄が出るところが違います。

そして、カルゼは光沢があるのも特徴です。

こうしたうねりのある織り方は、他にも、グログラン(横段の織柄)、ビエラ(斜めの織柄)など同じような織柄の向きであったとしても細かくは別の素材であるわけで、生地の種類がいかに豊富であるのかということがうかがえます。

このたびのカルゼはその光沢ある特徴から、制服などに使用されてきた社会的なきちんとした「印:マーク」的な存在に相応しいものであり、カジュアルとは対極にあるような素材だと見て良いです。

そうしますと、バランスとしては、コーデュロイ製のオールインワンだけではくだけた雰囲気であるところを、このカルゼのジャケットがうまくドレスライクに寄せてくれる役割になると見ました。

スニーカーでなくパンプス、レザー素材のハンドバッグなどドレス寄りな小物を追加していきます。

同じ黒同士でも重ねることで立体感が生まれますし、細かく色を分析しますと、コーデュロイの濃さよりも明るめのカルゼのジャケットがロールアップの足元の明るい黒とリンクしましたね。

黒一辺倒とは言え、細かくは、濃淡のリズムがここに刻まれているのです。

あとがき

古着の日本製のお品を見ると、なんともヨーロッパの雰囲気があるものも多いです。

おそらく、組み合わせとしては、ヨーロッパ古着と日本製古着の相性は良いと思われます。

古着という呼び方も、新しいものではないという特徴をそのまま伝えるような呼び名ではなく何か別の呼び名を考えたいほどです。

新品でない物を着ることはもはや味わいにすらなっていき、今後は当たり前のこととなっていくかもしれません。

過去にアパレル品はたくさん製造されつくしたわけで、その残りを今後大切に選びすぐりながら自分らしく着ていく「楽しみや深み」を少々その分野が得意な者がお伝えできることかと思っております(^-^)。

身の回りの日用品はすべてがインテリアなのだ!100均コースター4枚入りを2つの洗濯用洗剤容器のドイリーとして使うアレンジ方法【1363】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

日常の何気ない身の回りの整理整頓こそがインテリアを作ると言っても良いと思っております。

何かが乱れているとぱっと見の風景が崩れます。

それほど常に当たり前の配置やその景色を意識するところからすっきりとしたインテリアが広がってゆくように思えます。

このたびは、その些細な一か所、こうお話をあえてすることでもしない限りスポットが到底当たるような場所ではない「洗濯機周辺のインテリア」をご紹介したいと思います。

ほんの一部分の洗剤を置く場所の使い方ということになりますが、意外なアイテムの引用があるところにその特徴があることも面白くご覧いただけるかもしれません。

100均アイテムを無駄なく利用した洗剤容器のドイリー

もとは、ドイリーというのは、レース編みをした敷物に当たります。

けれども、レース素材に限らず、多種の素材でも何かインテリアで敷物として使うものをドイリーと呼んでしまっています(^_^;)。

洗濯機の周辺には洗剤の容器が置いてあるというのがどの方にも共通することかと思います。

たまたま洗濯機の前に置いています。

洗濯機自体がお部屋に設置みたいな賃貸物件の作りです。扉を開けたときにこんな風景が目に入ります。

この手前のグリーンの蓋の2つが洗濯用洗剤。

左側は純粋に毎日のお洗濯用、右側は「強力洗剤」でシミとか汚れを部分的に落とすために強めの威力あるタイプで、商品名は、「洗剤革命」と呼ばれるものです。

ブリーチのような極端な漂白剤と呼ばれるものとは違いそこに至るような強烈なブリーチではないところがかえって使いやすくて、お洋服を手洗いする際に必須アイテムとしています。

この容器自体も「Seria」様の緑茶ストッカーをアレンジしていますが、この蓋がしっかりしているところがすごく気に入ったことと、洗剤詰め替え用時には大きな口が洗剤がこぼれにくいことも実用的でした。

これと類似のデザインと容量の茶色い蓋のタイプはキッチンで複数使用していますのでそれとの差別化として違う蓋の色を探した際にこちらに出会いました。

そして、その容器を敷いている茶色い4枚の透かしが素敵なフェルトタイプのコースター、これこそがこのたびコースターx4枚を向きと使い方をアレンジしたドイリーになります。

まともにスクエアの向きでそのまま置くという使い方の「固定観念」だけではその直径が大きめの容器からはみ出してしまいサイズが小さすぎました。

とはいえ、入り口にドアがある作りには前に突き出すことも控えねばならないので、最低限の面積である敷物であることが要求されます。

そこで少し考え、せっかく4枚あるのだから2枚ずつ組みにして使おうとひらめきます。

そしてさらに、ひし形の向きに変え、少し重ねる部分を作ることで直径の広めの容器にも相応しく変身しました。

以上が我流のコースターアレンジ方法です。

このコースターがいかにも飲み物用らしいものではなかったことも功を奏しました。

コースターと1口に言ってもいろんな種類があったことで、このようなことが可能になったので、Seria様に感謝です。

1枚使いよりもはるかに安定感とおしゃれ感が出た敷き方になりました。

何でもない場所ですが、少し型破りな発想をしてみたことで、インテリアっぽさが出ました。

あとがき

現在世の情勢がとても悪いです。

そんな中で、とにかく今までと変わらぬ日常を送れることに感謝せねばなりません。

その日常こそいろどりある素敵な風景の1コマでありますよう、整理整頓を常に心がけ、整った心持ちで過ごしていきたいものです。

ちょっとしたほんの些細な工夫でしたが、それでも「小さな素敵」になればその積み重ねや集まりで全体とか今後が「大きな素敵」になってゆきはしないでしょうか。

そんなことを願いながら、このたびのような小さな工夫も今後ご紹介していきたいと思いました(^-^)。

適切な炎のパワー維持のために。。ガスコンロの小さな穴すべてからちゃんと火が出ているのかのチェック【1356】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

いつもキッチンでお世話になっているガスコンロ。

ありがたく、現在の賃貸の住まいはコンロ充実の3個付き。

どれもそれぞれの役割があり、強い炎、一般的な炎、小さな炎とその目的によってコンロが選べるなかなかのぜいたく品です。

せっかく分かれているのだからそれぞれの炎が正しくその威力を発揮してくれる炎の出方が望ましいです。

ところが、先日こんなことがありました。

小さな合計12個のコンロの穴が何らかの原因で塞がれ、2-3箇所炎が出ていない箇所がありました。

とても心配になりました(*_*)。

そうしますと本来の炎のパワーが弱まることになります。

そこで、実際の原因と対策をこの度ご紹介したいと思います。

つまり、穴が塞がって炎が出ない原因と、炎が出るように穴を開通してあげる方法です。

小さな穴が塞がってしまう原因

コンロ(大):それぞれ炎の出方が違う3種の内一番火のパワーが強いのがこれ。真ん中の細かい穴にご注目。

今は、お手入れ済なのですべての穴から火が出ています。

先日は、真ん中の3つの穴x4箇所の内、3つ程炎が出ていない穴を発見。

「これはまずい」そう思い、熱が冷めた状態で外してその原因を探りました。

その時に過去のある体験を思い出しました。

以前の住まいのガスの点検の方に「炎の出が最近悪くなかなか料理が進まない」という悩みを相談しました。

その時に、「原因は炎の出る穴が油や水の膜により塞がれていることなのだ」と教えてもらいました。

つまり穴が詰まっている状態にあり、炎が遮られているということなのでした。

当時の住まいのコンロの穴は上の写真と違いもっと分かりにくかったので、原因に気づきませんでした。

そこで、ガスの業者さんがやってくれたことは、針金を穴に通してゴシゴシしてくれました。

するとものの見事に炎が通るようになりました。

以前の住まいは「1つコンロ」だったので、それが不調になるとお料理が致命的だったのでとても不安でしたが、なるほどそういう仕組みだったのです。

その体験を思い出し、自分なりに針金に変わるものを探しました。

使っていない6番のジーンズ用ステッチ糸です。タコ糸級の太さと丈夫さですので、針金の代替品になるかと。
そうして、炎が出ていなかった箇所の穴を糸でゴシゴシししてお掃除しました。

そもそもこのコンロに関しては油料理はしていませんでしたが、思い起こせば隣のコンロの揚げ物の時に置く場所がなくて、このコンロの上に置いて作業していたかも。。

そうすると油や水がこの小さな穴に入り膜を作って穴を塞いでいったと思われます。

いかに日常のお手入れが大切なのかということや、炎の出方のチェックの際にすべての細かい穴からもちゃんと出ているかを見る必要があるようです。

ましてや、私がやってしまっていたように、ガスコンロの上では基本作業はするべきではないと言えますね。

あとがき

カテゴリーを<コーデ>に入れていることご了承下さいませ。

掃除とかインテリアの分野をカテゴリーに作っておりませんでしてすべて<コーデ>のカテに入れています。

最初から<インテリア>という分野を作っても良かったのですが、インテリアコーディネートのご提案であるわけで、結局はコーデの一環となるので、やはり<コーデ>なのです。

ちょっとした日常の工夫や気づき、こうして今後もお伝えしていきたいと思います。

とにかく今あるありがたい当たり前に毎日感謝することから。。

そして、何か偶然にもお得なことが起こった時もその幸運に感謝です(^-^)。

使い続けることの大切さが分かるヴィンテージ物になり切れなかった昭和の産物、インク交換タイプのボールペン【1355】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

実家でよくヴィンテージ物を発見します。

私は使っていた覚えはないのですが、もう今は目にすることも無いような昭和らしい文具。

楽器の絵が素敵です。
ブランド名もあり、メロディーの所に、「CANE'S」とあります。今調べてもネット検索では見つかりません。

このたび、これを使えるものにできないかとあれこれトライしてみた結果を記録に綴りたいと思います。

実はYouTube動画撮影後にボールペンの先に固まってしまったゴム状のインクをお湯や強力洗剤や針でつつきながらインクが通るようにとあきらめずにトライしました。

ただ再びインクが出る見込みとしては可能性は低く使えるヴィンテージ物にはならないかもしれません。

では、どんな理由が復活を妨げているのかをお話していきます。

交換タイプの芯の先がその時代ならではの特殊な極細であった点が同じ物が二度と見つからない現在とのギャップを示した

こういった交換タイプの芯ですが、実は通常はもっと太いものが現在の規格のようです。
当然芯に合わせて本体も直径が2mmほどの華奢な穴になっています。
現在の規格との比較:右は現在の規格。昭和時代にあった華奢なタイプの規格は現在その姿がありません。

そうすると左側の昭和時代のタイプはレア。

実は、このたび使えるものにしようと頑張ってできるだけ細いタイプを選んだのですが、その細さはあくまで筒状の本体であり、先端に関してはすべて太いのです。

そこで、せっかく購入した新しい液入りの芯をペンチで先端だけ昭和時代と交換してはめ込んだのがこの左の物。

そして、上の余分はボールペンのサイズに合わせてカット。

その後の長さの調整は、つまようじを筒へ上から入れ込むことで調整可能です。

カットし過ぎたところへつまようじをカットしながら補長。

それでも書けませんでした。

そこで、その理由として、筒の中でゴムみたいに固まっていた昭和時代の芯の中の液がきっと先端の筒の中にも入っているのであろうと仮説を立てました。

そして、強力洗剤を使いながら先端を洗い、針を使いながら固まっていた液を溶かしかきだしました。

強力洗剤+60度くらいのお湯へつけ込み固まったインクを落とそうとやってみました(^_^;)。
さらに針でインクをかき出します。もっと細い針も使いながら。。
最終段階。ペンチを使いなんとか先端を窮屈な筒へはめこみました。
そうして見事設置は完了です。あとは書けるかどうかにかけていきます。
わずかにインクが付いた様子も一瞬見られましたが、最終的には二度と書けませんでした。
手をインクで汚しながら、やるだけのことは最大限やったつもりです。

日にちを数日置いて、もう一度書いてみて書けなければ諦めるつもりです。

たとえ書けたとしてもその喜びは限りあるものであり、インクの交換時にまた苦労して先端だけを芯にはめ込むなどの事をせねばなりません。

ペンチで先端をつまむことで先端にへこみもできています。

残念ですが、このお品は限りあるお品であり、永久のものではなかったということになりますね。

あとがき

ここまで、「改造」というようなことを自分でしたことがありませんでしたので良い経験となりました。

もっといろんな「ワザ」を持っていると成功したのかもしれませんが、自分としては方法を尽くしたと思っています。

そもそも製造の時点で長い目で見て作られたのかを考えてみました。

ちゃんと長い目でみて作られていたのだと思います。

芯が交換式であることからも明らかです。

ただ、ボールペンの先端の規格が変更になったことをこの製造時には予想していなかったのかもしれません。

だからこそレアであり、上手く使っていければよかったのですが、難しいものですね。

そう考えると、永久的でない材料の「インク」があるアイテムはヴィンテージ物でありながらこの先も使っていけるものにするのは難易度が高いですね。

動きのあるものはそんなことが言えるかと思います。

とは言え、せっかくのヴィンテージ物。

飾っているだけではなく機能を果たしてこそ価値が高まると思っています。

その点では、この度はとても残念であったわけです。

文具コレクター様はこれをどう思われるでしょうか。

何か今後のコレクションのヒントにでもなればと思います。

ハイブランドバッグのヴィンテージもの、足りない部分をアレンジで補う機能の高め方例x3選【1350】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ヴィンテージものでワードローブ一式を集めるスタイルですが、バッグもヴィンテージ物ばかり。

ただし、ハイブランドのヴィンテージという分野にこだわります。

ハイブランド様の過去のお品というのは、現在よりももっとカリスマ性のあるデザインが多かったと言えましょうか。

デザインなどすべて出尽くした、とかつてのアパレル全盛期をとうに過ぎた今そのように感じている人は多いかと思います。

それでもハイブランド様のリリースのバッグというのは、新しいこの先の未来へのご提案ということがコンセプトにあることはブランディングの1つでもあると思います。

どんな事業者も日々失敗と研究の積み重ねの苦労を発展という形で上昇を目指すものですので、過去の今から30年前のヴィンテージバッグに製造側、ユーザー側共に大いに満足しているかと言うと不満もあるものだと思います。

その不満の1つにとても要となる「機能の不足」ということを私としては強く感じています。

この度の投稿は、この不足した機能をどのように満足したものに高められ満たしていけるのかを3つの例で考えました。

主にリフォームや改造と呼ばれる領域になることで、ハイブランド様の「著作権の侵害」にならぬよう、お写真は控えさせていただきます。

そして、使用目的のベースで行ったことであることもここで前もってお伝えしたいと思います。

もとあるデフォルトの状態から何かしら変化を付けてその様相を変えてしまう時点で製造者であるブランド側がどう思うかというのは、こちらのユーザー側では判断できないことなのです。

そういった意味で著作権は、「自明のもの」であるところをまずはしっかり理解していただきたいと思います。

それでも、使うのは対価を支払った使い手であることも否めない事実であり、その使い方やアレンジの仕方の特権はバッグの持ち主にあるべきだとそう思います。

3つのヴィンテージバッグのアレンジ例:①内張り替え②ショルダー設置③底板設置

ヴィンテージバッグに欠けている状態を補うリフォームを3つ体験しています。

1つ目から順にご紹介してまいります。

①内張り替え

ヴィンテージバッグの良質なレザーで多いのが、内張りの劣化です。

1980年代周辺というのは、レザー素材のブランドバッグも多かった。

ナイロンなどの素材の拡張がまだアイデアとして提案されておらず、お洒落バッグタイプには決まって本革レザーであるべきだとのしきたりみたいのものがあったかと思います。

そうであるからこそ、今ヴィンテージ級の30年-40年前の1980-1990年代のバッグに今見ると斬新で素敵なものが見つかるとも言えます。

気に入っているあるハイブランド様のバケツ型モデルの表は「カーフ」という本革レザーで覆われた迫力あるバッグを色違いで2点持っています。

黒とオフベージュです。

しかしいずれも、内張りが合皮であるために、布の上にPVCが塗ってあるというようなイメージです。

これが、PVCの部分だけが劣化しぽろぽろと30年後の今剥がれ落ちてボロボロになっているのです。

このボロボロを綺麗に取り去るリフォームがすでにしてあり、毛玉の多い白い色の貧弱な布が残りますが、その布と表面のカーフとのレベルがあまりにも違います。

ここで分かるのは、もともと表裏のレベルが近づくような映りになるよう、合皮素材でありながら本革に類似に映るような工夫だったと言えます。

ただ、それも今となってはその場しのぎと言え、劣化した今、表面の立派な素材の価値さえ裏地のせいで半減しそうになっている現実があるのです。

ということで、何とか残った内張りの素材をもっと高級感あるハリコシあるカツラギの素材に見直し、リフォーム屋さんで交換中です。

黒は黒色の裏地、ベージュはオフベージュ色の裏地となじむような色にそろえ、全体としてパッと見た時に表素材と裏地素材の差が歴然としたものにならないよう裏地のレベルを本革レザーの表地に望ましいものへと高めます。

黒は比較的どんな素材も高級感は出ますので調達しやすいですが、オフベージュなどは注意して念入りにその素材の厚みが感じられるのかなども熟慮して生地を調達することをお勧めします。

ただ、あまり費用をかけないように、リフォーム屋さんへ外注しても生地は自分で生地屋さんのはぎれの中からお得に購入したりして外注へ支払う費用をおさえるのも工夫の1つです。

最終的にコスパ良きヴィンテージバッグになることをお勧めしたいのです。

②ショルダー設置

YouTube動画の中でも言ってしまっていますが、エルメス様の「ボリード」というがま口/ドームタイプのキャンパス地のポーチはご存知でしょうか。

かつて1990年代前半には一世を風靡したような人気アイテムだったと思いだされます。

キャンパス地のボリードはほとんどポーチであったかと。

そこに大小のサイズの違いがあり、私は黒の大きいサイズを持っていました。

状態も良いのですが、ポーチなのに横が30cm程もありビッグポーチなのです。

これがなかなかバッグの中ではかさばるし、入らないこともあり出番がなかなかないのだけれど素敵なデザインだと思います。

そこで、あらかじめ備え付けの共布の黒のタブが「わ」になっているところを利用。

まず、タブをもっと丈夫にミシンで多重に縫い付けしっかり固定します。

物理的に一見難しそうですが、このがま口が前後に広がるフォルムなために、このサイドのタブの縫い付けの補強が可能だったことが幸いでした。

そして、そこへリング状の金具を付け、さらに本革レザーのライトブラウンの調節機能付きの既製品ショルダーをここへ設置して見事ショルダーバッグに生まれ変わりました。

③底板設置

ハイブランド様もサブバッグデザインがあるのですが、ほとんどが底板は頼りの無いものです。

設置していないとまでは言い切れないかもしれませんが気休めのボール紙みたいな芯地のようなものであまり効果がありません。

そこへ物を入れると沈み込み、底が膨らんで恰好の悪いフォルムになってしまいます。

ここへ、「ベルポーレン」という厚みがあり割れない素材のプラスチック底板をバッグの柄や色に馴染む生地で包んで、ミシンを使って縫いとじ、リムーバルにそこへ設置すれば出来上がりです。

この効果は非常に大きく、もしかして、上着などを入れるためだけに考えられたサブバッグそのものが、底板の設置によって、「メインバッグへ生まれ変わる」という瞬間に感動します。

ただ、前述の著作権のお話になりますが、いくらリムーバブルとは言っても、これも実は著作権に触れます。

そもそもブランド様側の考え方というのは、その一緒に並べる写真とか、バッグのバック(背景)もブランドの威厳に傷が付かないか。。などを配慮しているものです。

よって、このバッグに使う底板ですよということが写真としてお伝えすることさえ控えさせていただくことになるのです。

3つのアレンジ例から今思うことのまとめ

もとは、ハイブランドバッグというのは、デフォルトの状態をすべてそのまま受け入れてもらうというスタンスだと思うので、結果不満が出ることは結果でしかないということになるかと思います。

とはいえ、バッグの使い手は実際の話、いろいろ感想をもつのが自然じゃないですか。

よって、自分の物になったことの特権としてこうしたリフォーム、アレンジを追加して機能を高めていくことはユーザーにできることの大きなことだと思います。

それが結局はご提案のお品に対しての本当の意味でのフィードバックだと私は思うのです。

「トリクルダウン:上から下への高級品の広まり」がベースにある商業がハイブランド業だと思います。

そのトップの川上に存在しているハイブランド様同士でも競争であるとにかく厳しいライバル同士が混在した背景があると思っています。

そんな熾烈な戦いの中で「哲学」を持って多くのプロ達のアイデアと技術の寄せ集めで生まれたハイブランドバッグは、それはそれは見た目1つであっと言わせる雰囲気をにおわせているものです。

そう考えますと、ヴィンテージ分野では比較的入手がしやすいお値段のハイブランドバッグを手にしたいという考え方は、ヴィンテージ分野で、トリクルダウンの仕組みによって模倣や量産をされた内の1つだと思われるハイブランドに類似のデザインバッグを選ぶより、断然「本物」だと言えるでしょう。

そうすると、お直しをする手間とコストをさらにかけてでも、その後は一生物の価値が生まれるとすれば、コスパは大変良いと言えます。

あとがき

時々ハイブランドバッグ様のバッグをじっくり細かいところまで見て下さると良い発見があるかと思います。

細部までいろいろ特徴を出したり、手間をかけている様子が特にヴィンテージものでは顕著に見られる点が面白いです。

1つ1つのステッチの整い具合とか、決して口ではアピールされてくることのなかった部分のいろんな箇所を目で見てその良質さや徹底された良品を作るという考え方などを感じ取ることができた時、ハイブランド様からの提案をキャッチした瞬間になるのかもしれません(^-^)。

「扉付きクローゼット」や「クローゼット無し」との比較をした「自由スタイルの空間クローゼット」の使い方【1342】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

引越しをするということも大変な作業ではありますが、経験としては価値あるものです。

今回は、引っ越しを経験したことでクローゼット事情が変わった現在と、その他のクローゼットのスタイルとを比較しながら、「自分表現」ということへ関連付けたお話をさせていただきたいと思います。

クローゼットもただの服入れではない、その収納の出来上がったスタイルが人それぞれの形や考え方、価値観の投影であるということです。

賃貸物件では大半がこれ、「扉付きクローゼット」を使用してきた感想

「扉付きクローゼット」:扉を閉めて壁の中に納めるスッキリさはあるものの扉の前に物を置けないのが悩み。

引越前は十分なスペースのある大きなクローゼットがお部屋に付いていました。

とても有難く十分に活用させてはいただいたものの、こういった扉タイプは扉がこちらに飛び出す手前の周辺のスペースに物を置くことができません。

そうなると、せっかく壁の内部に設置の機能もはたして十分に効果があるかというと、半分です。

かえって模様替えの配置の場所の縛りができるというデメリットに気づいたものです。

実際にクローゼットの正面周辺は何も置かないスペースにせざるを得ず、エクササイズの場所の一部として使用することになりました。

それでも備え付けは仕方がないので、その条件に従ったお部屋の模様替えの配置を工夫することになります。

レア物件、「クローゼット無し」の物件の場合の洋服の収納方法

リビングに巾150cmのハンガーラック(業務用)を1点、ここへオールシーズンのお洋服を収納。

現在の住まいは、クローゼットの代わりに「押し入れ」があります。

かなり現代風な押し入れなので、昔のふすまのようなタイプではないですが、これが意外にグッド。

奥行きもかなり深くたくさんの雑貨類やストックを収納できています。

もしクローゼットが備え付けられていたらこの機能的な押し入れにも出会わなかったと思うとこれも良い経験でした。

ニットやセーターなど肩や見頃が伸びたくないアイテムはたたんで、薔薇柄の大判スカーフなどの風呂敷へきちんと収納↓。

ニットものの収納:セーター、ニットのカットソー、手編みのニットワンピースなどを包んで収納。

ハンガーラック、ニット用の棚は共にリビングに置いていますので、「見せるインテリア」ということを意識します。

以前の扉付きのクローゼットよりも「どう映るか」という視点になって配置を考えるようになった点は、大きな発展でした。

クローゼットが無いなんてかなり厳しい状況だと最初は思いましたが、今では慣れて当たり前の風景になりました。

その代わり、例えば、風呂敷の結びがほどけてだらんとしていたりすると、インテリア風景に陰りが見えてしまうので、常にビシッと整頓しておくという意識で日々おります。

「自由スタイルの空間クローゼット」のメリットと使い方

あえて扉を付けていない空間だけのクローゼット:そもそもここへ洋服を置くのかさえ検討し直せます。

とにかく自由スタイルなのが、こうしたクローゼットの空間だけのタイプ。

コンセントも設置なので、パソコンを置くことにした場合も使えそう。

ここで寝ることも可能かも。。

ここへ、ハンガーラックをそのまま置いて、周りにバッグなどを置く、靴を置くなどして自由に空間を作っていくことができます。

白の背景があるので、撮影もできるのかな。

いろいろ用途のイメージが膨らみます。

お洋服は好きなのですが、それ以上に一番のポイントを「自由」ということに置いた価値観。

これこそが、一番大切にしている価値観なのです。

ワードローブに限らず、すべての「人生」における価値観に一致しています。

あとがき

インテリア楽しいですね。

何気ない1つ1つの日常も考え方を変えてみることで、新しいアイデアが出てくるかもしれません。

この度ご紹介した「自由スタイル」の空間は、あれこれアイデアが湧きやすいということがとても良いです。

縛りがあり過ぎると選択肢も狭いこともありますので、あれこれ考えることが好きな方は自由スタイルをお勧めしたいと思います。

クローゼットに限らず、「ボックス」1点購入するにしても気が変わった時に別の物も収納することへ切り替えられる融通の利いたタイプを選ぶなど、「自由スタイル」はどんな物品、事柄にも引用できる考え方です(^-^)。

ヴィンテージ木製ミニチェストの引き出しの中の薬のにおいを吸い取ってくれる立体的に丸めた新聞紙を活用した消臭術【192】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ヴィンテージの木製家具を今まで集めてきました。

特にコンパクトなサイズはグッドです。

模様替えには持ち上げやすいので融通が利くのも小さめの良い所です。

家具とまではいかないけれど、ミニチェストも活躍してくれています。

ミニタイプは、中に入れる物は小物がとても合っていると実際に入れながら実感しています。

そんなヴィンテージミニチェストの中の1つなのですが、特に持っている中では古いと思われるものがありました。

それがこちら↓。

現在アクセサリー収納の立方体寄りなミニチェスト1辺22cm程度。ヴィンテージものでキズなどを塗装や補修済。

入手当初随分年季が入った様子で、キズが気になっていました。

たくさん使われていたのですね。それでもこの木の実柄が好みなのでこれしか目に入らなかったのです。

最初グリーン寄りのカーキ色でしたが、塗装のカラーの関係でやむなくブラウン寄りのカーキ色に生まれ変わりました。

その後実際にアクセサリーを入れている中でやっと気づきます。

「あ、薬のにおいがする」と。

USEDアイテムには前の持ち主のその使い道が垣間見れることがあり、おそらく薬箱として使用されていたと思います。

薬自体の臭いは気になるものではありませんが、結構強めであることで、アクセサリー入れとしての使い方とのミスマッチが気になりました。

そこで、臭いを消すということを考え始めます。

それが今回の投稿のポイント部分、「消臭」です。

何かにおい消しの新たな気体を吹きかけるなどするのではなく、親しみある身の回りのアイテムを使って気軽に行います。

新聞紙を丸めて立体的に箱に敷き詰めたにおい消しの驚くような効果

こんな風に新聞紙の反面1枚を軽くくしゃくしゃにして、隙間がないように箱の中に敷き詰めます。
3段のチェストなので、引出し3つとも同じように行います。そして、引出しを閉めたまま約1週間置きます。

そうした、結果、新聞紙を取り出してみて、新聞紙のにおいをかいでみますと、薬のにおいがたくさんしました。

つまり、引出し内の薬のにおいが新聞紙に吸収されたと考えられます。

においを吸収した新聞紙はここで終了。

その辺に転がしておかず、蓋付きのゴミ箱へ。。

そして、再び引出しの中のにおいをかいでみますと、明らかににおいが抑えられていました。

引出しから薬のにおいが取り除かれたということも分かります。

ただ、今回、意外ににおいが強く、3ターンまで行っています。

現在は3ターン目に入ったところでこの投稿をしましたが、2ターンが終了した後は最初よりも新聞紙、引出しの中共にもっとおさえられていました。

いよいよ3回目ではもうラストになりそうな予感です。

においのそれほど強くないものは、1ターンだけで消えることもあります。

過去に靴入れでは1度っきりで解消できたことがあります。

が、その時はトイレットペーパーでした。

人から教えてもらったトイレットペーパー1ロールを臭いのこもった場所に置くという手法。

これをトイレットペーパーから新聞紙にアレンジしたのが私独自のやり方になります。

トイレットペーパーは今回の引き出しにはそのまま1ロールは入りませんので、新聞紙はあらゆる箇所に融通が利くかもしれません。

ただ、トイレットペーパーだと1回だけで効いたことも事実。

もしかして、あの紙の重なりこそがその威力を発揮しての1発効果だったのかもしれません。

まだ、細かな謎は残りますが、新聞紙は身近なアイテムなのでどうぞお気軽にやってみて下さいませ(^-^)。

あとがき

スピリチュアル的には、「におい」は注意するものとして挙げられているようです。

直感でにおいが気になった時はすぐに対処するようにしています。

他のにおいの件で言うと、お洋服の古着です。

マーケットサイトなどで購入後、届いた時に自分の身の回りのにおいと明らかに違う柔軟剤のようなにおいがすることがよくあります。

柔軟剤を芳香効果として使う方もここ近年多くいらっしゃるかと思いますが、私にはあのにおいはちょっと強いと感じます。

そして、何よりも、ワードローブに違和感をどうしても感じるのが柔軟剤のにおいなのです。

よって、おそらくお洗濯していただいているようなきちんとした古着であっても古着購入後はホームクリーニング、もしくはクリーニング屋さんでバシャバシャ洗うタイプのクリーニングをしてもらっています。

今回のようなにおい消し対策というのは、USED品を手にした時の「気」なるものをいったん自分使いのスタート地点に入れ替えるというような意味を感じています。

この「気」なるものがなかなか表現しづらく、しっかりお伝えできたかどうかわかりませんが、こうした目には映らない感覚こそ重要ではないかと思いうのです(^-^)。

くすんだ色のコーデに迷うワンピースこそ、真珠の出番、ヴィンテージあこやロングネックレスが一番効果が出るお洋服【1320】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

誰もが1点は持っている真珠のネックレス。

多くは、決まって弔事に黒の喪服に利用するための必須アイテムとしてでしょう。

私も同じように1点一連のプリンセスレングスは弔事用なのですが、もう1点カジュアルに着崩したパールを実現したく、真珠好きとしてはすごく使いやすい1点のヴィンテージ感たっぷりのロングネックレスを持っています。

ヴィンテージあこやロングネックレス:ヴィンテージ物で1m超えのロングはレア。見つけにくいロングタイプは、ショートをつなげた自作。約2点+ブレスのあこやをつなげて粒のサイズ違いのロングネックレスをハンドメイド。

こうして、自分の思うがままに長さやデザインをある程度実現できるのが珠になった連ものの天然石です。

その中で真珠は1つどの時代でも色褪せることのない定番アイテムだと言えるでしょう。

ただ、同じ色褪せということの実態に関して言えば、その質は悪いです。

仕方がないのです。

真珠というものは、お手入れをよほどしっかりせねば、経年により、色が悪くなる運命の繊細な素材なのですから。

ただ、私としては、お買い得に仕入れたあこやなので、質が悪い点は許容範囲。

かえって、その質の悪さがカジュアルに付けやすいのです。

これがきちんとした良質なままを保っていたらおそらく気軽には付けることはできなかったでしょうし、そもそも入手時のお値段が高くついたと思います。

よってこの姿で正解なのです。

さて、今回は、この気さくに身に付ける目的のあこやロングネックレスを時には3連使いしながら楽しみ、コーデしていく際に、どんな色のお洋服が最も真珠を持ってきた効果が大きく出やすいのかというお話になります。

真珠は基本的にどんなコーデにもそれなりに合いますのでそれ以上の深堀りがもっとコーデの奥深さに繋がればと思います。

カラーを3つのグループにその違いをもって分けたそれぞれに真珠を合わせてみた3択

4色の種類で並べてた3種のカラーはそれぞれテイストが違います。

これらにそれぞれあこやロングネックレスを合わせてみます。

パステルカラーとの相性:もともとパステルカラーは優しくフェミニン。
合わないということはありません。より一層フェミニンさが増します。
強めの色との相性:コントラストが激しいです。一番左の黒が弔事にあたるコーデ。
くすんだ色との相性:実はこのカラーグループが私からのイチオシです。

この中で一番効果があったのはどのグループかということです。

私の意見は、一番最後のグレイッシュなくすんだ色のグループです。

一番上のパステルは相乗効果が出ますが、元の色自体だけでそのエレガントさが表現できますので、真珠を入れる効果の影響は少しだけだと考えます。

2段目の強い色は、真珠の白と対照的なのでパンチの出るコーデになります。

これは、ある意味コーデの難易度が高そうで、どの色もパーティーっぽくなりすぎてしまう難しさがあるからです。

そうすると、着崩すには、ロックっぽい装いにしたり工夫が新たに必要かも。

そうしたことから、一番下のグレイッシュは、この真珠無しでは今一つ華やかさに欠けるのですが、この真珠を持ってくるとうんと華やぐのです。

この真珠無しではコーデの成功は無いとまで言えそうなこの一番下のくすんだ色。

効果の大きさで見ると、絶大であると見ています。

実際に一番左の薄グレーのワンピースにあこや真珠を付けたことがあり、程好いお出かけ着になってくれました。

もし、お手持ちに、くすんだ冴えない色のワンピースなどをお持ちであれば、それこそ真珠の出番なのかもしれません。

あとがき

あくまで、気さくに身に付けられる真珠の装いとしてのご提案です。

高級なピカピカの真珠や高価な南洋真珠などはきちんとしたお洋服に合わせることが望ましい場合もあるわけです。

ただ、高価だとのイメージのある南洋真珠のマルチカラーこそ大いにギャップを感じてもらい、こんな風に魅せることも何か新しい装い方かもしれません↓。

カジュアルなイメージのつなぎ(オールインワン)の黒+南洋真珠+グレイッシュなパンプス。
バッグも程よいエレガントさも感じるボストン型などがバランスが良さそうです。

南洋真珠をエレガントに装うからマダムになり過ぎるのです。

そこからの方向転換は、思い切ったカジュアルアイテムとのコンビにしてみることも1つアイデアとしてはどうでしょうか。

ここ近年、真珠をTシャツと組み合わせるなど、真珠がカジュアル分野進出しているようです。

かつてのフォーマルの象徴であったイメージから新しく時代が変わったのかもしれませんね。

新しい装いのバランスが生まれたと見てよいでしょう(^-^)。

一見類似のような真っ黒なお洋服も実は1点ずつまたとない宝なのだ、黒同士で組み合わせるコーデにおける奥行きや立体感の出し方【1317】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

時々YouTubeでワードローブを紹介されている動画を拝見するのですが、セレブ、モデル、など有名な方の投稿がほとんどです。

たくさんのお洋服や、たくさんの靴の配置のそのぱっと見の華やかさが際立ちます。

なかなか「お隣さん」のような現実的なクローゼットの中身は拝見できる機会がありません。

ということで、まずは、お隣さん代表みたいな形で私が黒コーデ主体のワードローブを作ってきたことから黒同士のコーデの秘訣をお伝えしたいと思います。

古着といっても、多くがアルマーニとオーダーメイド品で集めてあるところが拘りです。

扁平になりがちな黒同士のコーデの工夫、立体感、奥行き、凹凸感をもって装うための5つのポイントのご提案

黒コーデは組み合わせることで扁平になりがちです。

せっかく上下に分かれていても一繋ぎなイメージであったり、また、一繋ぎのアイテムであっても喪服のイメージになることも。。

そこで、私からお送りできます5つの立体感を出して装いを楽しく心躍るものにできるポイントをご紹介したいと思います。

あくまで、私が自分の経験からお伝えする我流のメソッドですので、そこは悪しからず(^-^)

これらはどれも黒のお洋服アイテムです。

<立体感ある黒コーデ①>そのアイテム自体にすでに凹凸感が表れている

こちらは、手作り品の衣装のようなワンピース。
最初から袖先のスパンコールやリブ、そして左身頃の薔薇のお花のフリルで3次元的な仕立て。
アシンメトリーが基調のデザインです。

ここに更に小物を利用、ベルトでウエストを絞り身体のラインに凹凸感を出していきます。

あとは、ロングネックレスを素敵に飾るのも良いでしょう。

とにかく、元々装飾された立体感あるアイテムなので半分はコーデが出来上がっているという点で実現しやすいアイテムです。

<立体感ある黒コーデ②>上下の片方に柄を持ってくる

上下ともアルマーニの古着。
ブラウスは無地のスエード調の素材。スカートは銀ラメのドットが柄になっています。

ブラウスののっぺりとした黒無地に対し、スカートにドットが散りばめられたことでバランスがとれました。

ブラウスが上質であることも、このスカートの華やかさが引き立ててくれるとも見ています。

<立体感ある黒コーデ③>トーンダウンした黒を持ってくる

カットソーはミッソーニ。ブラックデニムはアルマーニ。

カットソーもジャガードの糸の種類の切り替えによって約半分がグレーのように目に映ります。

デニムパンツはデニムの中ではブラックですが、色としてはグレー。

黒からトーンダウンしたこのデニムのグレー色。

同じようにグレーのように映る部分のあるカットソーとリンクして相性が良いです。

<立体感ある黒コーデ④>異素材の上下で組み合わせる

再び同じカットソーが登場。実はこの組み合わせが実際の私のワードローブ内で決めたコンビ。
スカートは「Sayuri」というブランドの羊革。

③では、トーンダウンしたグレーと合わせたこのミッソーニのカットソーですが、今度は同じ黒で合わせました。

レザーは、たとえ真っ黒でも光に当たると、目に映る色が黒からライトに映る特徴があります。

この視覚的効果を利用し、本革レザーという「異素材」をベロアのカットソーに対して組み合わせます。

そうすることで同じ黒なのに色の違いがあるかのように目に映り、それは立体感が生まれたことになります。

<立体感ある黒コーデ⑤>ベストを持ってくる

ベストは「Gizenne」というブランド、羊革です。
パンツは、「MAGENTA」というブランドで牛革。
レザーパンツなのにダブル仕立てであるところが洒落ています。

「ベスト」というアイテム自体が今後注目されそうな気配を感じています。

先日の新聞の中にも掲載のスーツのジャケットのノースリーブバージョンのようにベスト仕立てを着用するご紹介がありました。

かつてベストは紳士服のアイテムでした。

しかもジャケットと必ずセットになっていて、中にその輪郭のほとんどが隠されていた着方だったのです。

今後の新しい着方としては、かつてはジャケットの中に隠れていた袖のホールのラインや、前ボタンをあえてオープンにし、そこからインナーのシャツやカットソーがのぞく立体感を演出ということができそうです。

実は、ベストはもとても気に入っているアイテム。

全体のお洋服の数の中のベストの割合はかなりのもの。ベストを意識して集めてきました。

その他のベストの使い方は、キャミソール風なワンピースの肩から飛び出すブラジャーのひもなどをベストで覆い、難なくキャミワンピもリゾート着とは違った着方ができると見ています。

あとがき

黒という色は色の中では最強です。

そして、著名人があえて黒のTシャツを着るなどそのパワーの意味をこめた解釈が感じられる着方もよくされます。

きつくなり過ぎたり、近寄りがたかったりも時にはあるかもしれませんが、それも黒のパワーの結果です。

今回はいろんな黒の解釈の中で1つ、立体感を出していくという工夫をし、コーデを素敵に粋に装えるヒントになればと5つの例でお伝えしました。

1つ1つのアイテムに役割がちゃんとあるものがワードローブに取り込まれると、必ず出番があると思います。

お洋服を購入してそのままということのコスパの悪さや意味の無さは避けたいところです。

無駄を排除しコスパの良いライフスタイルを見直すきっかけにもなればと思っております(^-^)。

ヴィンテージ好きが白x黒水玉ワンピ―スを引き合いに解説する「シンプル+かっこよさ=粋」のおしゃれ方程式【1316】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「粋:いき」という言葉がとても好きです。

お魚が元気な「活き:いき」と音が同じなのでつい混同しがちですが、漢字に書くと全く別物です。

お魚の活きのイメージから、元気で華やかな感じを表すのだと思いがち。

しかし、「粋」の意味は、「すっきりと垢抜けたさま」ということになります。

随分違いますね。

垢(あか)はお風呂でしっかり洗い落とすほどの余計なもの。

余計なものがなくすっきりとしたお洋服のコーデを想像してみて下さい。

ただ、「シンプル:素朴」とも違うのだということも今回お伝えしたいことです。

ある1点のファッションアイテムから「粋な装い」「粋なコーデ」をご提案したいと思います。

まずは、「粋な柄」を選ぶところからスタートしました

1990年代製造と思われるヴィンテージワンピース:未使用の店舗の在庫品のようなもの。
前ボタンが裾まで並ぶ前開きタイプのデザインからこの年代を予想しました。

この白地に黒の水玉は、この柄自体が「粋である」と解釈しています。

いろんな白地x黒水玉柄がある中で、地が「ちりめん」であるところも素敵だと。

黒地x白水玉でも反転で類似ではありますが、この白が地の方がやや個性があるかな。

ここで、粋なコーデを作るための1つ目のポイントです。

<ポイント①>色使いがミニマムである。

ということです。1色の黒や白だとその後のコーデの難易度がもう少し高いかと、柄の方が組み立て易いと判断。

私の場合は黒コーデが好きなタイプなので黒と白のバイカラーですが、水玉は、カラーでもかわいいです。

例えば、グレーなどもすごく雰囲気が出ると思いますが、まずグレーの水玉のお洋服が見つけにくいというハードルがありますね。

グレーとかピンクなどのカラーの水玉柄の場合は、地にカラーの方を持ってきて水玉柄を白で抜いた方の柄の出し方の方がコーデしやすいと思います。

そして、その方が粋になると思います。

このように、色を最低限の2カラーだけに絞った柄こそが粋であるということになります。

また、いろんな柄がある中でも、とりあえず、水玉柄というのは古典的でこの水玉自体も粋を作ります。

そして2つ目のポイントです。

<ポイント②>デザインが普遍的である。

意外だと思われるかもしれませんが、このワンピースの襟無しのラウンドネック、特に特徴のないロングフレアー、フリルなどで飾らないシンプルな袖、すべてが普通なのです。

この「普通で当たり前デザイン」こそが粋を作る要素だと思っています。

お洋服は、これまでいろんなデザインで多種多様なに展開されてきました。

もういろんな装飾で混沌とした中、結局はどんなお品がキラリと光るものなのかというのが、昔ながらの普遍的な当たり前のデザインなのです。

とここで、昔ながらという言葉を使いましたが、ヴィンテージ服にはその普遍性たっぷりのお品がよく見つかります。

デザインというものも、ただ飾るだけのものは飽きが来てかっこよくなくなる時が来てしまうのかもしれません。

小物で工夫してまとめていく全体コーデ

黒のバッグや黒の靴の他には、黒のベルトも加えたいところです。
そうすると差し色の黒の配分が程よくバランスが取れます。

その他の小物もカラーを入れずに黒で加えてみました。

バッグや靴のデザインも普遍的な形です。

お洋服に比べて、小物は買い替える頻度は少な目ではないでしょうか。

そうしますと、合わせやすいミニマムなデザインというのがまずはお勧めしたいです。

ただ、そんな中でも個性も演出していきたい場合、バッグよりも消耗度の大きい靴の方をちょっと癖のあるデザインを入れ込んだりすると面白くなるかもしれません。

登場する色はここまで色々集めても相変わらず黒と白のみ、これで良いのです。

もう一度ポイントをまとめます↓。

「粋なコーデ」を作るためのポイントは、①色使いがミニマムである。②デザインが普遍的である。というこの2つです。

あとがき

今回のポイントの②が少し難しい解釈かもしれません。

ヴィンテージ好きな人はこのことに大きく理解を示してくれるのではないかと思うのですが。。

アパレル品は、いつからか装飾的になった傾向があったかもしれません。

「コンサバ」というコンセプトが流行であった1990年代初頭が少しテイストとしては似ているかもしれませんが、もっと広く年代を見ると、昭和のヴィンテージ物であってもその年の流行が色濃く入り過ぎていないものがあるのです。

いつの時代であっても常に普遍的なデザインであるものが多い分野として、「ハイブランド」の洋服も挙げられます。

流行をある程度入れ込んでいるようで普遍的という絶妙なバランスがあることが多いのがハイブランド服。

いつまでも捨てられずにどこかで残っていくだろうというタイプのお洋服が多いです。

シンプルなのだけどスタイリッシュなかっこよさもあるアイテム、これが見つかると粋なコーデを作って行けそうです。

なかなか表現も難しくて十分お伝えできたかどうかは分かりませんが、何かの「フック」になればと思います。

ワードローブに粋なコーデを是非取り込んでいって下さいませ(^-^)。