昭和時代の渋くて味わい深い二つ折りたたみの日傘、消滅していた留め具の復活と収納袋のゆとりの増大【625】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

古着スタイルを続けて20年近くになりますが、傘などの小物アイテムも同じように新品を購入することはありません。

このたびは、昭和時代におばあさんがお持ちであったことが想像される渋めの日傘の部分的なリフォームです。

昭和時代のおばあさんというのは、結構な良いアイテムをお持ちだったと思うのです。

こにたびは、①留め具を追加する作業と②収納袋のタイトさを軽減するリフォームです。

この先も末永く持てる準備のようなもの、昭和時代の二つ折りたたみ式傘の留め具追加と収納袋のサイズアップ

古物の折り畳み傘(二つ折り収納式):素材はパサパサと乾いたような質感のボーダー柄です。色はグレー系。持ち手は木製。

彫りが丁寧に入った持ち手には拘りが感じられました。

ただ、ベルトの寸法が短くて留めることができませんでした。

収納袋のサイズ感への不満:スナップボタンが留められないタイトなものである理由の1つにタックが寄せてあったこともあります。

ということで、ベルト付けと収納袋の縫い代を広げるリフォーム内容2本立てです。

ベルト作り:別の馴染みそうな生地を用意。5cm幅x20cmの縫い代込みの型紙を準備し、観音開き折りで外枠をステッチ。
もう片方のベルトパーツ:台形デザインの細い方は元あるリングに通しやすいためにこのデザインにしました。
収納袋を可能な限り広げる作業:1つはタックを無しにすること、もう1つは側面の縫い代1.5cmを半分程度に変更することです。
完成したベルトの取り付け:手縫いの方が素材には優しいということで、最低限控え目な付け方にしました。
追加した収納ベルト:やや混沌としていますが、とりあえずこれで良しとしました。
サイズアップした収納袋:ほんの気持ち程度の広がりではありましたが、スナップボタンが留められるようになりました。

古物のリフォームにおいては、追加材料の選択が非常に悩む点です。

ベルトの生地にはかなり悩みましたので、後から思うもう1つのアイデアを載せておきたいと思いました↓。

それは、どの道少しだけ広がっただけの収納袋でしたので、収納袋から共素材のベルト分を裁断する案です。

そして、収納袋は無地で本体のカラーにベストマッチなものを新しく探す案、こちらの方が悩みは少なかったのかもしれません。

ベルト用生地を無地で調達する案も、このモカグレーのような微妙な色に対しては難しいものでした。

あとがき

昭和時代真っ只中のアイテム、ここまで残っていたことは「日傘」という当時では頻繁に使用するものではなかったからだと想像しました。

使わなくても劣化があるほどですので、このたびの傘の木製の色褪せなさやまっさらに綺麗な状態であった傘素材は、自らが作るバッグへの良きヒントになりました(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク

入り口蓋の留め具がすべてを支えるモデルの限界、マジックテープから変更の差し込み錠では劇的変化は見込めず【607】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

過去の【120】の投稿で3点同時製作をした「簡易リュック」というデザインがありました。

シンプルですっきりとしたリュックではあったものの、肝心な入り口開閉のマジックテープは随分不安定なものだったと振り返ります。

この3点の内の1点のキャンパス地の赤い唐花(からはな)柄を自ら使用させていただくことに。。

早い段階でマジックテープの頼りなさを実感、留め具を差し込み錠へと変更しました。

その後、使用していた早い段階で差し込み錠のパーツがポロリ。。このリュックは寿命の短いものとして終わってしまったのです。

そもそも入り口フラップでバッグ全体を支えるモデルを廃止、マジックテープと差し込み錠が別物でも同じく機能不足

留め具変更前(マジックテープ):見かけはすっきりとしていて印象は悪くないのですが、入り口が甘い点が非常に問題。
留め具変更後(差し込み錠):マジックテープの跡を黒生地でスタイリッシュに隠しながらの設置。結局は生地の厚みでネジ外れ。

すぐに差し込み錠のネジが外れたわけではありませんでしたが、使いながら感じたのは留め具部分にも持ち上げる時の圧力がかかるものだということでした。

この自然な動きの中での貴重な事実、「今後のバッグのデザインの考案に必ず活かさなければ到底受け入れられるバッグにはならないであろう」とヒヤリと汗をかいた瞬間でした。

あとがき

こうして、自分で使ってみて分かることが、ユーザー様にも共通の心地ではないでしょうか。

未熟な時代には自ら使ってみて起こったことを後の磨き上げに活かすことは、非常に意味があり重要な事だと気付きました。

それでもこの同類のモデルをご購入下さった方、申し訳ございませんでした<m(__)m>。

「簡易リュック」というネーミングであっても入り口の留め具の他にもう1か所入り口を閉じる機能が必要になるということが言えます。

1980-1990年代に流行の巾着タイプのブランドバッグは、入り口の留め具の他に内部の袋を絞る巾着が「アイレット」という金属パーツと共に設置されていました。

画像には載せていませんが、「簡易リュック」にも、フラップを開けると左右から出ているひもを蝶々結びにした機能は付けていました。

ただ、実際はそれでも不足、バッグの隙間問題はそんなにたやすいことではなかったことが、この後の投稿で続くリュックの新しいモデルの変遷(最終的には廃止)で証明されます。

ただ、リュック型は定番モデルの1つに必ず入れたいと、後に「ナップサック」型にシフトしていきました。

2021年は入り口問題の甘さを深刻に考え始めたゲートをくぐったような時期、2022年でナップサックを初めて作り始めます。

そして、当ブログ記事の最初の投稿の2021.06.05の「手直し」をしている5年後の2026.09.03では、ナップサックデザインの「餅巾着」が確立。

2026年では、世の中の治安も非常に悪くなっていますので、身に付けていても目からの距離が少しでも行き届かないバッグの入り口のセキュリティー性の高さは大いなる「価値」と言えます。

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書き手:ピクチャレスク

黒白水玉ロングワンピースの古着の正面装飾ボタンはかつての流行の残り香、ボタン撤去による劇的変化は未来型の装い【552】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

特に専門的なお洋服作りのノウハウを持ち合わせていない者ではありますが、ハンドメイドバッグのノウハウを時々お洋服のリフォームに落とし込んでいます。

「お出かけ着すべて古着スタイル」を続けてここ15年程、自主リフォームも多々あります。

その中で、ミシンすら使わない「ボタン交換」や「肩パット外し」はこれまで幾度か投稿しています。

「肩パット」は、外すことがベストなのかというと、付けたままの方がエレガントであることもあり、しっかり判断する必要があります。

元の「アームホール」「袖山」など固定寸法や形変えないミニマムな作業、肩パットを取り外したのみでは効果はそれほど見込めない場合もありました。

一方で、「ボタン交換」に関しては、むしろ肩パットよりも劇的効果、ボタンの存在感のすごさを知りました。

さて、このたびはこの「ボタン交換」よりももっとシンプルな作業、「ボタン外し」のリフォームです。

ちょっとしたことなのに、ここまでお洋服の雰囲気が変わるものなのかと驚かれることでしょう。

かつての流行部分は現在では「アク」や「一癖」、モノトーン水玉ワンピのダブルボタン装飾10個を根こそぎ取り外した劇的変化

ボタンが付いた状態の古着ワンピース:黒白水玉ロング。「軍服」の名残を残すようなダブル配置のボタン装飾。

この白ボタンの存在感はかなりのもの、おそらく1980-1990年代辺りかと予想、当時の流行を含んだテイストです。

肩パットを外す判断をしましたので、先に肩パット外し、続いてボタン外しをしていきます。

リッパーの使用:肩パットもボタンもリッパーを利用して、最初のきっかけの糸を削ぐように解いていきます。
肩パット外しの次は、ボタン外しに移ります。
ボタン10個すべて取り外し終わりました。
ボタンを取り外したワンピースの姿:袖のボタンは残しました。劇的変化だと思います。
リフォーム前後の比較:確かに左側の方が印象的ではありますが、右の方が今後の可能性に溢れます。

あこや真珠のネックレスを付けたり、ウエストにベルトを加えたり。。

リフォーム前の「流行の残り香」はまっさらに消え、未来の新しい可能性を生み出しています。

あとがき

「素朴」と「瀟洒」は別の概念、「シンプルですね」は「素朴」に近いと思います。

一方「すっきりとまとまっていますね」「粋(いき)ですね」は完全に感嘆表現です。

「アレンジ」ということに関しては、「追加」「変更」の他にこのたびのような「削除」もあるということ、リフォーム後に良い方向にコマを進める可能性に溢れます(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク

フェイスタオル15年でも納得いかず。。この先も使い続けるための両サイドのほつれが落ち着く同色ブランケットステッチ【260】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「タオルを擦り切れるまで使う」というフレーズ、その続きは「タオルが擦り切れても使う」です。

このたびは、擦り切れが目立ってきたおよそ10年来のフェイスタオルを最も単純にリフォームしてまいります。

縁が擦り切れていても真ん中が健在ならば完了ではないという判断です。

古い物を大切する素敵さは、傷みをそのまま放っておかない修繕による「優しさ」を伴うものだということがお伝えできればと思います。

ほつれたまま使用するからみすぼらしく映るに過ぎない、丁寧な補修によるフェイスタオルの縁の落ち着きに感じる「優しさ」

2005年頃購入のフェイスタオル:百貨店様のワゴンセールだったかと。「カルバンクライン」様のロゴ。
擦り切れた縁:15年でこの傷みは、タオルマニアとしてはややコスパが悪いという感覚。

なぜコスパが悪いと感じたのかと言いますのも、他のタオルとの比較です。

「MCM」様や「FENDI」様は20年はゆうに超えていきます。

よってこの時点では他のタオルよりも傷みが早いと感じ、擦り切れの縁を補修することで今後も気持ちよく使っていくということを考えました。

「擦り切れ」「ほつれ」という姿自体、部分的に起こっているに過ぎない事を指しているのです。

同色の白糸のブランケットステッチ案:下に貼りますYouTube内のラッピングは失敗。こちらの方が自然でした。
長い辺の両縁すべてブランケットステッチ完了:幅は1cm程です。
補修後の落ち着き:完全にラッピングしなくても随分と縁が整ったと感じました。非常に気持ちが良いです♪。

あとがき

日用品を使う側も丁寧に長持ちする意識で使わせていただくと同時に、製造者様側も良質な日用品をご提供していただきたいと望みます。

過去の贈答品におけるブランド品の未使用デッドストックの作りは非常に良く、こうしたお品との出会いによってコスパの厳しい見方が自然に身に付きました。

新調するサイクルのために、買い替えを促す商業形態のパソコンやスマホ関係に対しても決して納得できるものではありませんが、可能な限り安易に買い替えはしないスタイルです。

遥か昔の着物の消耗の仕方としては、「着物→面積の狭いアイテムへの仕立て直し→小物へリメイク」といった経路をたどって末永く持ち続けられていたようなのです。

時代は変われど、この精神・考え方は素晴らしい、是非とも引き継ぎながら今後もその素敵さを今後もお伝えできればと思います。

確かな記録としてお伝えするには、10年来・20年来などと具体的な数字で示してまいりたいと思います。

新調を頻繁にするような表面的なかっこよさ、本当にかっこよいのかどうかということを問いたいのです。

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書き手:ピクチャレスク

端が擦り切れた10年来のタオル、ここから更なる10年長持ちさせるための生地カラーに美しく馴染む三つ折りステッチ【257】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「フェイスタオル」というサイズ、これは最も伝統的なタオルの中の定番。

「ウォッシュタオル:コンパクトサイズ」や「ハンドタオル:ハンカチサイズ」は後に出てきたサイズではないでしょうか。

別投稿で、このたびのような縦長長方形の伝統的な方の「フェイスタオル」の紛らわしい呼び名の覚え方をご紹介しています。

「フェイス」という言葉は、お顔のことで、小さい方のサイズがイメージとして付いてしまう紛らわしさの解消方法です。

「顔が広い」という言い回しが日本語にありますが、この言葉から面積が広い方の「フェイスタオル」の「フェイス」に関連付けて覚えました。

「ハンドタオル」「ウォッシュタオル」は区別があいまいで、タオルハンカチのことをどちらも呼ぶことがあります。

しかし、「フェイスタオル」と言うと、必ず広い面積の方の縦長のことを示すという定義が定着しているようですので、いかがでしょうか。

さて、脱線を元に戻しまして、このたび擦り切れたタオルの縁のミシンを使った補修の様子をお伝えしたいと思います。

縁だけのせいで新調するなど「サスティナブル」ではない。。まだこの先も使っていけるものにしたいと思います。

この時点ではまだ終わらない、縁が擦り切れた10年来のフェイスタオルを三つ折りで新しい縁に生まれ変わらせる短時間の補修

非常に短い時間で行えますので、ミシンを1台お手元に持たれることをまずはお勧めしたいと思います。

擦り切れた10年来のフェイスタオル:百貨店のワゴンでの購入。ブランド品のロゴの無いタイプでした。
歪みの整え:まずはアイロンがけのようなことをしながら縦と横の地の目を整えておきます。
三つ折りアイロンと糸選び:1cmずつの三つ折り。60番の糸のパープルカラー、ベストマッチです。
ボビンごと糸立てに設置:邪道ながらこのように下糸用のボビンを上糸に設置して使うことを時々します。

当然下糸も別のボビンに巻いたものを準備、ボビン同士のコンビで縫っていけるのです。

三つ折りステッチ:最初と最後は返し縫い、丁寧に縫っていきます。ミシンは「JUKI:シュプール:TL25」です。
糸の始末:最初と最後をこんな風に折った溝の中に丁寧に隠し、玉結び・玉止め。
完成:ものの1分で完成。表側から見た時に糸カラーが馴染んでしっとりと映ります。見た目が白糸よりも瀟洒。
新品同様の縁:大袈裟ですが、10年来とは思えない縁に蘇りました。ここから更に10年を目指すことになります。

あとがき

厳しい判断をすると、そもそもたやすくこのタオルを購入したことが10年で傷んだ原因です。

ブランドタオルで同じくらいの価格のデッドストック品やUSED品であってももっと良い状態で10年を迎えられています。

日常的な親しみあるタオルだからこそ、コスパ良い購入の慎重さも追求したいところです。

ただ、贈答品として無料でいただいたようなタオルは質がもともと良くないこともあります。

そういったタオルは使い道を「敷くための専用」などと長持ちできるような使い方にしていく使い方の工夫もあると思います。

タオルは決して「拭く」ためだけのものではない、別の可能性もあるということです(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク

バスタオルは常に20年来のものという良きコスパ、ブランドのロゴの硬さがかえってアンバランスで開いた刺繍穴の補填【254】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

冷蔵庫・包丁・トースターの日常的なキッチン用品と並び、タオル類のインテリア用品も軽く10年超えの使用、現在は20年来になるものもあります。

当ブログ記事は、最初の投稿の2020.10.26からおよそ5年後の2025.09.14にブログ記事の「手直し」の順番でタイトルから見直し綴り直しをしています。

このたびは、立派なロゴ刺繍がかえって傷みを加速させてしまった現状と、その補修風景をお伝えします。

そもそも刺繍が立派過ぎて、本来タオルという素材との相性は良くないのです。

ここに商業的な背景を見ることができまして、タオル類などはハイブランド品もすべてライセンス品だと思うのです。

今後長持ちをしていくことができるタオル類はロゴを象徴し過ぎるものよりも、お品物自体の良質さを保つことを考えた製造のものをあらかじめ選ぶという見方もあるということです。

とはいえ、これまで長年持ってきたせっかくの素敵なバスタオル、この先も使っていきたいと、刺繍周辺に穴が開いてしまった補修をしたのがこのたびの記録です。

この先も長持ちを望む素敵なブランドバスタオル、ロゴ刺繍付近の穴開きのカバーと今後の補強対策の当て布の縫い付け

20年使用し続けてきたブランドバスタオル:「FENDI」様のもの。贈答品の未開封リサイクル品を購入。

一見問題がなさそうな丈夫な作りですが、ロゴ刺繍周辺に穴が開いてしまったのです↓。

ロゴ刺繍周辺の穴:まさしくロゴ刺繍の硬さとパイル地のミスマッチの一例のようなもの。刺繍が立派過ぎます。

時代も変わり、ロゴ刺繍をど真ん中に据えるデザインばかりではなくなってきているのですが、昔のデッドストックなどでは懐かしいこういったライセンス品がかえって素敵。

「ブランド傘」などでも感じることですが、ロゴ刺繍をすること自体がすでに製造時に生地を弱らせているという見方もできます。

ロゴがあるからこそかっこいい。。ロゴ周辺の傷みはちょっとした皮肉なのです。

考案の当て布の型紙:黒生地で当て布をするという案。型紙を縦7.5cmx横10cmで用意。
手持ちの古帯の黒布:帯布は硬いので本当は柔らかい生地がタオルに相性が良く、黒のパイル地ならなお◎。
折り込みミシンステッチ:接着芯を貼り、縫い代は1.5cmで行いましたが、1cmの方がすっきりすると後で反省。
完成した補填布:この長方形をロゴ刺繍の裏面に当てて縫い付けます。
補填布の縫い付け:先程の縫い代を隠すためのボックスステッチになぞって縫い付け。
バスタオルへの設置完了:ロゴの裏面が黒生地でカバーされました。
表面へのステッチの出方:同じ黒糸を下糸にも使ったのでわずかにボックス枠が映りますが問題なし。

こうして完成して反省した点は、帯布が硬いことです。

もう1つのその後のアイデアをここに記録しておきますね↓。

黒布ではなく、黒の接着芯を多重に重ねて裏面に破れた箇所だけに接着。

その接着芯を固定するように、控え目な回数(たくさんは禁物、刺繍とおなじことになってしまいますので)のミシンステッチで返し縫い。

このやり方をしたのが、ブログ記事の【185】です。

バスタオルのロゴ刺繍は、このたびの英文字ではなくマーク、少し印象が違うと思います。

あとがき

このたびほとんど触れなかった元の素材の性質についてなのですが、極上です。

パイルが安価なお品物に比べて雲泥の差、ここにブランド品バスタオルを選ぶ理由があります。

消耗品だからと頻繁に買い替えることは好みません。

こんな風に1点を毎日淡々と末永く使わせていただくことが非常に静謐な姿であると思うからです。

かつて着物は庶民の間では「ボロ(漢字では襤褸)」と呼ばれる部分的継ぎ接ぎの姿でも着ていたそう。

この姿は、一見「貧しさ」の象徴とも見てしまうのですが、そればかりではないと思います。

長持ちにおいては、素材がどんどん傷んでいく下降線とは対極に、愛着や物を使う姿勢は上昇線と共にフェーズが上がっていくのではないかと(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

進み切ったワンピースの裏地のパンクでも可能、裂けた繊維状の部分を残し伸び止めテープで補填し縫い閉じた【224】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

特に自転車ライフでは、ヒップの部分がパンと張って、着ていたワンピース・パンツ・スカートの裏地が内部で傷んでくるものです。

内部の事なのでなかなか気付きませんが、繊細な軽くて超薄手の裏地は強い圧力には耐え得るものではなく、パンクしてしまうことがあるのです。

古着ライフをしていると、表からは何ら問題は感じなくても、内部でひっそりと裏地がパンクしていることも多々ありました。

このたびは、古着のウールワンピースのお尻の部分の裏地のパンクがかなり進んでいたにもかかわらずリフォームできた嬉しい回となります。

裏地の織り糸が乱れるほどの傷みを解消した助っ人の存在「伸び止めテープ」が欠かせませんでした。

是非1つのリフォームの引き出しにとお伝えしたいと思います。

10cm以上にわたりぱっかりと空いた古着ワンピースの裏地のヒップ部分、伸び止めテープの補助により縫い閉じができた

ウールの古着ワンピース:あっさりとしたベージュカラーが親しみやすいシンプルなデザイン。外側は問題無し。
避けた裏地のヒップのハギ目:自転車ライフやオフィスでの椅子に座ったデスク作業という前のユーザーを想像。
ほつれ糸の除去と残す織り糸の区別:ぼそぼそと余分なほつれはカット、ブラシのような織り糸は残します。
織り糸の隙間を埋める伸び止めテープ:伸び止めテープ平7mmを利用、アイロン接着で生地を継ぎ足すイメージ。

立役者は「伸び止めテープ」、接着芯よりもごわついていることでより補強効果も高まります。

仕付け糸:折り伏せ縫いのようなやり方で仕付け糸。
仕付け糸の完成:こんな感じで折り伏せ縫いの下側にほつれた部分(伸び止めテープ)が隠れるように。

この後アイロンで倒すと縫いやすいです。

ミシンの2列ステッチ:内部の伸び止めテープの幅内に貫通できるよう、二列のステッチ。
出来上がり:左は縫った上糸側、右は下糸側。いずれも同じ2列のステッチが目に映るという出来上がり。

決して美しくはできていませんが、上手な方はもっと美しく仕上げることができると思います。

伸び止めテープの引用アイデアを是非リフォームの一助にと記録に残したいと思いました。

あとがき

裏地付き着用のまま座るということ自体もこうしたパンクへの圧力になると思います。

自転車に乗る時シーンに裏地付きを着るのかというシーンとのマッチングも事前に考えると良いかと。

ただ、あまりにも神経質にそのように配慮する余裕などないのかもしれません。

よって、起こってしまった時には、このたびの方法を思い出してみて下さればと、方法が無いわけではないということを知って下さればと思います。

自転車のタイヤもパンクしないように、是非お気を付けいただければと(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

古着ワンピースのVネックにベルト布をクロスで追加、着用の肩・収納のハンガー両方からのずり落ちのストレスが解消された【217】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「衣」は着るのみならず、衣類の収納が織りなすワードローブも含めてのものだと考えます。

すっきりとした収納はやがて、おしゃれ度アップにまでつながるほどの重要なタスク。

1点の大きく開いたVネックラインが素敵な古着ワンピースに出会いました。

黒色のパワーと水玉ジャガードが柔らかい印象の良きバランス。

ネックのプリーツ仕様や大きな衿は、予想するところ1980年代前半くらいに流行があったような。。

ただ、ネックラインが美しい反面、大きく開いたVの字から起こる悩みがありました。

このたびは着用時の肩からのずり落ちが気になるストレスと、収納時のハンガーからのずり落ちを発見した時のストレスの2つを同時に解消した記録です。

大きなVネックの古着ワンピースの肩の部分の不安定な着心地と収納、「クロス型支え布」を加えストレス解消へとコマを進めた

リフォーム前の古着ワンピース:黒のサテン地が高級感に溢れます。Vネックのプリーツが特徴。ずり落ちが悩み。

このずり落ちは2つのストレスを生んでいました。

1つは着用時の肩のずり落ちを気にするストレス、もう1つはクローゼットのハンガーにかけてもすぐに落ちてしまうストレスです。

2つものストレスは是非解消せねばと考案したのが、「支え布」。

スタイリッシュに馴染む生地で。。を考えながら、同じサテン調の生地を探しました。

ツヤのある生地の発見:シャンタンの裏面を利用、同じツヤがリンクしてこのワンピースには馴染みました。
シャンタンの表面:節があり乾いたイメージもある表面とツヤある全く別の風合いの裏面は使い分けが可能。

シャンタンという生地は、「節」が特徴のガサッとした生地。

しかし、対照的なツルツル感があるツヤの裏面を持つという特徴も新しい発見。

生地の利用は「表」だと示された面だけではなく、裏面も検討できるという可能性がジャガードと同じようにこうした無地にもあったのでした。

このワンピースには、むしろツヤある裏面が望ましかったということです。

ベルト作り:効果的な長さを調整しながらおよそ10cm程度の観音開き構造のベルトを作りました。

内部に接着芯を貼ったのは、普段のハンドメイドバッグのノウハウそのままです。

外枠1周のステッチ:お洋服なので外枠のみで十分、むしろツヤが活きます。
設置の位置決め:クロスに配置することでスタイリッシュかつより強固に。
縫い付け完了:ややV字の真ん中より上に配置したことになります。とてもよく素材が馴染んでいます。
ハンガーにかける:背面に設置したのでこちらは後ろ側。ずり落ちをクロスベルトのパワーが支えてくれています。

あとがき

このたびの古着ワンピースは、手作り品、どこかでどなたかがお出かけ用にワクワクしながらお作りになったものでしょう。

ただ、ユーザーが変われば、当然価値観も違いリフォームの余地が生まれるものです。

一番良いのは、そのままの状態を引き継ぐことなのですが、実際はそうはいかないことも自然なこと。

見せるお洋服でもあると同時に、着る者自身の心地良さも非常に重要だからです。

ストレスを抱えながら我慢した着用は決して良いことではないと考えます。

なぜなら、お洋服の着用自体が人生を歩んでいる中のワンシーンであり、着心地の良さを感じ整然とした収納の姿を見る晴れやかな気持ちは間違いなく貴重な長旅の中の「幸福」なのです(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク

ブランドバスタオルの穴の原因は硬いロゴ刺繍とパイル地の柔らかさのミスマッチ、裏側への当て芯+ステッチによる解決【185】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

毎日活躍の場がある日用品の1つ「バスタオル」。

「良質なものを長く使う」ことをテーマとし、これまで贈答品のリサイクル品のような背景のロゴ入りを使わせていただいてまいりました。

ただ、あまりのロゴ刺繍の頑丈さにはいささか問題があるのではないかと、バスタオルを長年使っていく中で感じることもありました。

このたびは、高級感と引き換えのような刺繍ロゴの極端な硬さが、かえってタオル地を傷め経年の使用やお洗濯の圧力などで、刺繍周りに穴が開くケースに対応しました。

穴を塞ぎ、馴染むように補修するアイデアです。

穴が開いたくらいでは全体の傷みがまだまだ、もったいないと感じる場合に是非このたびの補修のやり方をご引用いただければと思います。

原因は密で硬めの良質なロゴ刺繍、本体のパイル地との相性を把握することから始めたバスタオルロゴ周りの穴塞ぎ

まずは、比較的問題のない、このたびの穴が開いたバスタオルよりももっと以前から長年使用していた経年30年以上の写真をご覧いただきたいと思います↓。

元祖とも言えるロゴデザインの「MCM」様のバスタオル:こちらの場合は、ワッペンが柔らかめ。問題無し。

ただ、経年で右下の擦り切れはなかなかのもの。

いったんこのバスタオルの使用をある時期にやめ、その後の新しいバスタオルが同じくらいの傷みになるまでと現在は使わずに保管し経年の調整をしています。

それほどまでに、古いお品物への愛着と価値を持っているのです。

このたびの穴の発生は、ワッペンではないロゴ刺繍に原因があると思うのです↓。

比較的後口リリースの同じ「MCM」様のバスタオル:よく見ますと、ロゴの周りが刺繍の硬さに負けています。
穴のズーム:たまたま2か所が目立ちますが、文字の周りすべてが同じような環境にあるかと。

この状態になるまでに10年も経過していないところが非常にもどかしいのです。

だって、先ほどの30年の経年のものよりも擦り切れなど起きていないまだまだの状態である大半部分なのですから。

とりあえず、このたびは、現在目に見えて「穴あき」とみなした、左右の穴を補修してまいります。

接着芯:同色ピッタリは無いので、近い黄色の織芯を選択、スタイリッシュにカットして4枚仕立てで使用。

重ねたら、アイロン接着をします。

左右の目立つ穴を接着芯で塞いだ様子:四角よりもこのような多角形の方が、角がヒラヒラせずにまとまります。
ミシンステッチ:縁から、縦に動きながらも左右へずれていきます。向きを変え、十文字の方向で覆ったら終了。
ステッチの完成:ステッチを重ね過ぎると結局は元のロゴ刺繍と同じことですので、隙間がある内にストップ。

ステッチの糸はうまく見つけられずに少し茶色寄りになってしまいましたが、後からもっとオレンジ寄りな馴染む糸が手持ちの引き出しのなから見つかりました(^_^;)。

あとがき

そもそも購入時にこうしたロゴ刺繍が硬いものは選択しないということも大切な学びでした。

キッチン・インテリア用品の数々は、10年以上使用は当たり前だと考えております。

ただ、家電はどうしても壊れてしまったらそこでストップなのが何とももどかしいですが、普段の使い方をできるだけ丁寧に優しく扱います。

得意・不得意分野があるため、もしかして家電製品を補修して直してしまうノウハウをお持ちの方もいらっしゃるのかもしれません。

一方で、こうした繊維品の補修には多少ノウハウがある私がお伝えできることはこのたびのようなことでした。

バスタオルを補修したその跡が残る姿が不格好なのか、それとも味わい深く今後も愛着を持って使い続けたいのかの価値観は分かれるかもしれません。

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書き手:ピクチャレスク

デニムとスレキのコンビの古着ジーンズの部分的強度差問題、ボロボロになったスレキポケット袋を新品布でお作りした【244】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ブルージーンズ、特に501がその代表格であり、アメリカらしさを感じます。

ブルーと呼ぶには、かなりはき込んだ古着でなければ白っぽく色落ちしないのです。

どうでしょう、ゆうに30年くらいははかれたものだというのが平均値ではないかと。。

このたび、表からのぱっと見が素敵なブルーに味わい深く色落ちした501に出会いましたが、その裏側を見てびっくり。

ポケットのスレキがボロボロで、すでにどうしようもないポケット袋の状態を苦肉の策として、ポケット機能を失いながら見た目の体裁だけを整えられているものだったのです。

まずは、購入時にこの情報が無かったことに対して不満が生まれました。

ポケットというのは、非常に重要なお部屋、これが無いに等しいのが、この現物の「ダミー」の姿だったのです。

入手の古着の501:本来スレキはもっと面積が広く使われます。破れて苦肉の策でリフォームされています。

そのようながっかり感をバネに、少しばかりミシンが得意な者が、後付け的に別布でポケットを追加した記録です。

ポケットが無いなんて、お部屋が無いみたい。。1点のお品はポケットも正常に伴っての1品なのだということを実感していただけると思います。

スレキが強靭なデニムに劣る経年の姿が残念さを生む、今後の新しいジーンズに求めるポケット布とデニムとの強度の差の解消

ストライプのスレキ風生地を追加:リベットは外していないです。左右とも2枚仕立ての袋構造。

古いスレキを間に挟み込みながら新しいポケット袋を縫い付け。

表からポケットを覗いた時の写真を残しておらず、申し訳ないです<m(__)m>。

特に上手にできたわけではありませんが、ポケット袋の機能が復活、再びポケットが存在するジーンズに戻ったのです。

おそらく、リフォーム技術のある方は、この2枚でもどのように作業したかをひも解くことができるはず、ご参考にどうぞ。

ただ、こんなことも言えまして、前回のどこかの誰かが行われた「ダミー」のポケットの姿のリフォームの跡があったおかげで、今回の作業が可能でした。

あとがき

「リーバイス501」はアメリカ人が生み出した過去の労働着。

ここまでおしゃれ着として長くはかれるなどとは、考案者さえも予想することはなかったのでしょう。

この先のジーンズ製造では、こうした何十年も後に分かったもったいなさ・惜しさ・残念さを新しい生地の組み合わせでフォローすることができるのではないかと。

表地のデニム生地が強靭ならば、それに伴い通常のポケット袋よりも強靭な生地をポケット袋に選ぶという「バランス」が大切。

こうした進化が、何十年も先の「まだまだはける古着」という素晴らしい価値に繋がると思います。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク