まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
この3年くらいの間に、主に2デザインのハンドメイドバッグを改良してまいりました。
最低限のシンプルさ、それでいてスタイリッシュなバッグを目指しました。
そうして、2025年現在はこんな姿に↓。

これらのデザインは今後も大切にしていきたいわけですが、実は「著作権フリー」を謳ったもの。
同じように製作されるハンドメイドバッグの作り手様が断りなしに自由にぱっと見でデザインを引用したり、まるごと同じ物を作ったり、そこへ自社ブランドネームを付けて販売もOKのスタイル。
このようなスタンスは2022年初頭くらいからスタートしました。
更にここ最近になってまた新しい側面を見つけましたのが、ユーザー様のその後の「リメイク」です。
上の2点は、この先20年は持ち続けることができるであろう丈夫な作りに仕立てておりまして、その長い持ちの中で所有者様の「自由」に注目したのです。
他者様の著作権は決して侵害しないように徹底しながら、自らの製作品は解体・リメイク・商業利用可で「自由」を重んじたい


それぞれのデザインは当然元の寸法が違いますが、他の切り替えの多いバッグと比較すると2点共パーツ数が極力少なくて広々としていることが分かります。
このポテンシャルは、後の「リメイク」に大いに役立つと見ています。
ここで確認しておきたいのが、他者様製造のすべての物品に対しては、「リメイク」→「リメイク品の販売」がほぼ不可能、法律で禁じられた行為だということ。
「許可を得れば良い」とはいえ、問合せをすればほぼ答えは「不可」なのです(実際にそうでした)。
「著作権の侵害」は、ここ近年逮捕者も出るほどで、他者様の付けたロゴを自分の利益に商品のど真ん中に付けたデニムのリメイク品の販売用バッグが摘発されたことも。
罰則の厳しさは、無知か意図的かは無関係ということなのです。
さて、この著作者側が自分だった場合、バッグ製作者の私にジャッジの権利をいただけます。
たくさん売れている人では決して良しとされることはないであろう、購入後の「リメイク」をOKにしようと、ユーザー様の「自由」を重んじるというところに行き着いたのでした。
ただ、私も気を付けなければいけないのは、材料の生地に「著作権」があること、間違って著作権行使されているプリント生地を使ったバッグをリメイクOKなどと謳っては、そもそもこちら側が違反していることに。。
権利は非常に複雑、二次的な製作では方々の「著作権」が複数存在することになるという俯瞰した見方がそもそも重要です。
あとがき

これらの広い面積のバッグをデザインにした元の気持ちは、生地製造業者様に対する敬意でした。
せっかくの素敵な生地を広々と見せたい、この材料なくして自分はバッグなど作ることが出来なかったのだということです。
デザインは、その後の気持ちの変化でいかようにも変えられる、しかし元の素材は不動のもの。
決して奢ることなどできなかったこれまでの売れ行きの無さが、かえってバネになったと思います。
たくさん売れると誰もが権利を守ろうとするはず、そうではなかった自分ができた唯一の事だったと思います(^-^)。
