まえがき
こんちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
このたび、みかんのようなカラーの暖かいイメージをバッグ製作に引用。
暖色系マルチカラーの大花柄の表地を美しいグリーンの幾何学模様のジャガードと組み合わせてみたのです。
当記事【49】はドーム型ミニショルダーバッグ製作のほんの入り口、裁断の場面までしか進みませんでしたが、お伝えしたいのは、裏地のおしゃれ度を高める役割です。
決して表地のみでは出来上がらない良き立体的な世界は、表地のみの一重仕立てのバッグや表地も裏地も同じ生地で試してみたトートバッグ製作を試みた者がお伝えできること。
まるでお洋服の上下を組み合わせるかのような表地と裏地の組み合わせに力を注ぎこみました。
暖色系大花柄の表地と合わせたグリーン色の幾何学模様のジャガード裏地、形は関係なく「みかんカラー」のバッグに表現
一度「みかんウエストポーチ」というボツになったバッグ製作が過去にありました↓。


混率に綿が多く占めることで、親しみやすさのような風合いを感じます。
柄の優しさは丸いカーブを含むドーム型バッグには相性が良いと見込みました。

過去に製作のファスナーのつまみのジャガードと類似品ながら別物。
あちらはまだら柄ですが、このたび使用の「プリズマン」は、尖った幾何学模様であり生地の種類が違うのです。
表地の親しみやすさを、もう一度エレガントな方向へバランスを傾ける役割のようなものをこの「プリズマン」のツヤときらめきに感じるのでした。

「決して裏地は附属品ではない、生地なのだ。。」そのようなメッセージを込めながら、今後もこうした考え方を「ピクチャレスクらしさ」の1つとしていくのでした。

あとがき

当ブログ記事は、最初の投稿の2019.09.09からおよそ5年半後の2025.02.18にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。
2025年現在でもちゃんと引き継いでいますのは、裏地も表地と同じレベルで対等に見る見方。
2025年にがらりと変えた製作スタイル、表地に無地を裏地には柄を配するスタイルで、よりこの両生地を同レベルに考えることを分かりやすく徹底。
よろしければ、生地集めをした直後の表地と裏地の組み合わせ考案の【1432】をのぞいていただければと。
2025年では、ほんのたまに表地が柄で(ツイード系が多い)、大半は表地が無地になっていて(デニム系が多い)、その代わり、裏地にはレア生地も高級服地も使われます。
いつの時代も変わらない生地の美しさに追いつくよう高めた技術。
素材の素晴らしさに対しても対等な作りのバッグでありたいという願いと生地へのリスペクトです(^-^)。
