既製品ファスナーのカラーがマッチする貴重な出会いを活かす、ファスナー色に馴染む美しいステッチの出方【61】

アイキャッチ画像61

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたびから、ハンドメイドバッグ製作をシリーズごとに括るという企画を始めました。

しばらくは、「〇〇シリーズ」というように製作品を特色あるものに括っていくスタイルで進めていきます。

最初は、ハンドメイドバッグでは何といっても重要な存在の生地を主体にしたもの。

全くの同素材でデザインのく違う5点のバッグを作る、「同素材シリーズ」です。

このシリーズで学びたいことは、同じ素材にそろえることで生まれるデザインの違いの真実。

見かけのかっこよさや流行を取っ払った本当の事を探究したいのです。

元々同じデザインの色違いの展開において、カラーの違いによる優劣の差が生まれることを排除、あらかじめ渾身の1色を選んだ1点物製作スタイルなのです。

このことを更に深堀りするにあたり、全くの同じ生地で同じカラーで数点の別モデルを連続製作していくという企画です。

最初は、難易度の高いドーム型(おにぎりのような形)から始めていきます。

このたびはまだ完成に至る前、ファスナーの縫い付け場面の特に内部にあるステッチ(ポケットの中をのぞいた時に見える内部という意味です)の出方にスポットを当てました。

完成のドーム型ミニショルダーバッグは、次の投稿番号の【62】でご覧いただけます。

<同素材シリーズ:ドーム-前編>ファスナーポケットのファスナーが生地のパープルにぴったりで見つかったケース

このシリーズに使用します表地と裏地は共通です↓。

左(黒地xパープル系花柄):表地-風通ジャカード、綿/54%、絹/26%、ナイロン/20%。イタリア製。
右(パープル):裏地-ラメツインクルサテン、ポリエステル/60%、ナイロン/40%。日本製。

上から時計回りに、元生地→裁断→生地ズーム。

表地のボタニカルな柄の中のパープルの部分と裏地はほぼ同色と言ってよいでしょう。

ファスナーポケット製作の手順(左上からジグザグに):四角くくり抜き→ファスナーと袋の合体→本体へ設置。

このたびの部分は、表側の後ろ面に取り付けるファスナーポケット、既製品の付け位置に習ったものです。

ファスナーを丈夫に縫い付けるために、ファスナー自体に二列にステッチを載せている点が特徴。

普通はほぼ一列しか縫われていないことが多いのですが、実はここは非常に圧力がかかる部分でもあります。

そして、出来上がりもすっきりと、ポケットをオープンした入り口の手前のステッチも美しく二列に出るようにしました。

完成したファスナーポケット:ファスナー周りのボックス縫いも二重(2周します)なのです。

あとがき

「たとえ内側でも視界に入る部分は全て表である」という考え方を徹底、その後もこうした一見内部の場所でも気を使うということをやっています。

当ブログ記事は、最初の投稿の2019.10.01からおよそ5年半後の2025.03.02にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

このシリーズ企画は、2025年から懐かしい過去の記録ではあるのですが、今のスタイルを作るきっかけに間違いなくなっています。

複数のデザインを同じ素材で作ったことで分かったデザイン同士良し悪しは、後の製作モデルを単一化することに繋がっていきました。

出来るだけ寄り道をせぬよう割愛しましたが、実はこの場面だけでも結構突っ込みどころがあるような未熟さが2019年全体では存在していました。

例えば、黒地であるからと思いっきり黒糸を使用したことでファスナー周りのボックスステッチがやや汚い印象。

マルチフラワーの綺麗な色にバランスをとったトーンダウンしたグレー系のような糸の色を選ぶべきであったのです。

その後はこうした望ましくない判断を根本から見直し、そもそもファスナーポケットで素敵な柄を遮ることさえやめています。

ただ、それもこれもこうした企画でよりクリアになった点が良い機会であったということが何よりの資産となりました。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

一見バッグには縁遠そうなイメージのニット生地が背中に感じるソフト感、「外表」組み立て式のミニリュック【60】

アイキャッチ画像60

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたびは、以前の【58】の記事の続きでございまして、モノトーンボーダーパッチワークのミニリュックが完成致しました。

無彩色のマルチカラー3色の黒、グレー、白は、「スポーツメッシュ」というユニークな凹凸感が魅力の生地。

製作したパッチワークシートから裁断後の「組み立て」がこのたびのメイン場面。

主に、「①ポケット付け」「②金属パーツ付け」「③ファスナー付け」の3箇所、完成前の途中段階の場面も写しながらその出来上がりまでの流れが分かるようお伝えします。

そして最後には、パッチワークのカラーが切り替わるところで糸の色も馴染ませながら交換した手間の成果もお伝えできればと思います。

あらかじめのひっくり返し済みにより生地の厚みの条件無く製作できる、「外表」組み立て式のモノトーンミニリュック

では上述のように、「①ポケット付け」「②金属パーツ付け」「③ファスナー付け」の3つの場面の流れの見方で完成までを追っていきます↓。

①ポケット付け(左から右へ):ポケットは裏地のみの状態で「一番最初」の順番で設置しておきます。
②金属パーツ付け(左上から右に):ポケットの次に作業。取っ手と四角カンタブ(上下)。

ショルダーは、バッグ本体が完成後、本当の最終で設置するというタイミングです。

③ファスナー付け(左上から右に):くり抜き枠に当てはめ設置。ファスナー先端付近の隙間が無い点が利点。
糸の馴染み:生地ごとにステッチ糸の色を交換。手間はかかりますが、これが非常に美しいです。
ミニリュック完成(モノトーンボーダーパッチワーク):<サイズ>縦24cmx横22cmxマチ7cm。

長財布が横向きに入りますので、最低限の横幅。

バッグにはあまり選ばれないニット生地で作った感想ですが、それほど無茶苦茶なチャレンジでもなく可能性があると見ています。

細かい点では、ボーダーの切り替え部分のラインが織物の方がまっすぐなのではないかなどもっと細かく追求していくとデメリットも見えることがあるかと思います。

ただ、こうして作ってみることで、選ぶ素材の可能性がニット分野にも広がる素晴らしさが発見できました。

このリュックを背中に背負うと柔らかな感触。

同じように「感触・心地」から素材を選んでいく際に、寒い冬にはウールの暖かい素材で作ったリュックは、素材自体が「あったか機能」になるかもしれないのです。

非常に素晴らしいことです。

コーデ例:セットアップでは比較的カジュアルな「別珍」の黒に合わせてみました。

あとがき

前半部分の投稿の【58】でもお話しましたが、このたび、カーブを思い切って半径12.5cmというダイナミックなフォルムに型紙を改良しています。

どうでしょう、まず最初に視線が行くのはトップのドーム型のカーブの部分ではないでしょうか。

それだけこの部分が注目の場所であり、ラインの美しさの見せ所なのです。

裁断の時に心配していた端にぼやけたオフカラーが配置されたことは、口布のグレー色でフォロー。

このたびの「外表」組み立て式の作り方は、後のリュック・ボストン・バニティーと複数の立体型のバッグ製作に引用できました。

当ブログ記事は最初の投稿の2019.09.28からおよそ5年半後の2025.03.01にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

2025年では、「外表」組み立て式は採用しておりません。

というのも、ずっと引っ掛かりがあった完全ではない作りという点もあるからです。

2025年では、最初からひっくり返すやり方をもう少し研究して、そこそこ厚手の生地でも対応できるのかどうかの糸口を探してみたいと思います。

どうしても「外表」は裏地が見えてしまい、本来「中表」の目的の1つにそういったことを解消する意味があって採用されてきたことではないかと思うからです。

こうしたことに対しては決して蓋をせず、完全に腑に落ちるまで追求していきたいと思っております(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

同生地の色違いの展開の美しさを見つけた時の判断、1色で複数作るよりも1点をパッチワークに詰め込む発想【58】

アイキャッチ画像58

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたびは、ハンドメイドバッグ道の中では3度目のリュック製作。

リュックのフォルムを型紙から見直し、新しいスタイルの製作をしていきます。

以前に製作の2点のミニリュック:角のカーブにご注目を。ここを型紙改良してからのスタートです。
ミニリュックのカーブラインの型紙変更場面:コンパスでよりダイナミックな半径12.5cmのカーブへ。

そして、更にこのたびの製作の特徴は、同じ生地の色違いの展開の美しさをそのまま1点の製作品へ投入するスタイル。

1点ずつを色違いで展開する量産的な考え方とは対極(量産品はライバルですから)、1点に色濃くその生地の色違いの美しさ、または同時に味わえるマルチカラーならではの贅沢な心地を詰め込みます。

ミニリュックの実際の完成は、後日投稿の【60】でご覧いただけます。

このたび綴らせていただきます場面は、3色のモノクロカラーの展開をミニリュックの面積に2度ずつ登場させたボーダーパッチワークシート作りと裁断までです。

同生地の色違いの味わいを同時に1点に詰め込む贅沢感、ミニリュックを作る下準備の無彩色ボーダーパッチワーク

3色以上がマルチカラーの定義、3色集まれば立派に多色が作られるのです。

表地(オフ、グレー、黒):スポーツメッシュ、ポリエステル/94%、ポリウレタン/6%、日本製。裏地(黒):フクレジャカード、綿/97%、ポリウレタン/3%、日本製。
表地のスポーツメッシュはニット、裏地のフクレジャガードは織物。横伸び同士の相性は生地分野の垣根を超越。
ボーダーの幅7.5cmずつで3色を均等に裁断(左上)、接着芯を貼り、1.5cmずつの縫い代で縫い繋げ(右下)。
生地の色に馴染む同色糸で表面からもハギ目の左右にすべて固定ステッチ。その後型紙に当て裁断。
3色ボーダーの並び順(①案):先端付近に強いカラーが配置したことで、この時点ではフォルムがクリアです。

ただ、1パーツ生地の表と裏を間違えまして、反対に出来上がった時点で気付いたのでした。

よってこちらの①案はこの面の向き間違いのミスという理由でボツ。

3色ボーダーの並び順(②案):重い色はバッグの底の方へ。。という理論で並べた配置。こちらで進めます。

トップがややぼやけますが、こちらを採用しました。

ボツの方は後のポーチ作りに再利用していきました。

あとがき

裁断しただけでも顕著に感じたことは、ミニリュックのトップのカーブの美しさとダイナミックさ。

冒頭でご紹介しました、過去の製作品ではカーブが控え目過ぎてデザインがクリアに出ていなかったので、まず1つの改良が成し遂げられました。

この時の、「円の半径を大きくすることでフォルムをはっきりと出すことができる」というノウハウは後の製作に活かされました。

当ブログ記事は、最初の投稿の2019.09.24からおよそ5年半後の2025.02.27にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

実は2025年現在でもパッチワーク製作スタイルは続行。

生地がもったいなく余った時のまず最初の対処法として行うことが多いです。

それこそ「サスティナブル」の製作スタイルにも大いに通じる部分。

一方でこのたびの製作は、最初からパッチワークを仕立てようとした背景違いのスタイル。

この生地の多色展開の魅力を1点のリュックに詰め込み価値を高めるというスタンスでした。

1色少しずつの生地の調達で成り立つ素晴らしさがあります。

その後、こちらの理由を伴ってのパッチワーク製作スタイルの方も何度かやっています↓。

左上は、この度と同じスポーツメッシュのカラー展開4色で製作のリュック。上の方はオフではなくライトグレー。

ボーダーパッチワークよりもストライプの方が生地が縦長に余りやすく、「上向き」の「運気」も込めてボーダーは現在ではやっておりません。

こうして年月が経過した今も、発展した形に変わりながらパッチワークを使ったバッグ作りのスタイルを続行中なのです。

パッチワークをして製作する定番タスクは、実はこの2019年のモノトーンボーダーミニリュックの製作から始まっていたのだと2025年からこうして懐かしく振り返ったのでした(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

A4横サブバッグがスタイリッシュでクールに完成、ボーダーの徹底した柄合わせとゴールドのハトメの存在感【57】

アイキャッチ画像57

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたびは、【56】の記事の続き、グリーン系マルチボーダー生地で作るA4横バッグが完成しました。

後半場面でポイントとなるのが、何といっても取っ手を通すための「片面ハトメ/アイレットカン」の取り付け。

「片面ハトメ」はバッグ製作の最終段階で取り付け、そこへ取っ手を通して完成となります。

以前にシルバーカラーのアルミ製の片面ハトメを巾着バッグに設置した際には、「プライヤー」というカシメる道具を使って設置する場面をご紹介しています。

しかし、この度のゴールドはもっと硬い金属であり、プライヤーは使えません。

打ち道具を複数使用させていただき、打ち込み式の設置となる点が一歩踏み込んでいます。

なかなか写真や映像を写ししにくい中、なんとか打ち込んでいく途中のショットをまとめましたので、是非ご覧いただければと思います。

ゴールド混じりのグリーン系ボーダーのA4横サブバッグ、ゴールドカラーの片面ハトメに通るスタイリッシュな取っ手

まず、下準備として、チャコペンや赤マジックで穴を開ける位置をしっかりと印をしておくところからのスタート。

ここで前もってお伝えしておきたいのは、穴を開けながら同時にアイレットカンを打ち込むことは物理的に不可能であるということ。

最初に「ポンチ」というカッターナイフのような刃のついた丸いパンチのような道具で穴を開けてから、新たに打ち込み用にセットし直して打ち込むという2段階を踏みます。

この2段階に共通して使用する道具は「金づち」。

身近な工具ですが、カシメるタイプのパーツの打ち込みには必ず必要なのです。

「片面ハトメ」のやり方は、他の類似パーツでもおおよそ同じような作業、これ1つクリアすることで製作が広がると思います。

片面ハトメ取り付けの手順:左上から右へ流れるようにご覧くださいませ。ポンチで穴を開けてから打ち込み。

当ブログ記事は、最初の投稿の2019.09.22からおよそ5年半後の2025.02.26にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

後で貼りますYouTube動画は当時の未熟な知識や技術のまま残っておりまして大変恐縮なのですが、打ち込みの際には平らなコンクリートがベスト。

クッション性のある「ダンボール」を下に敷くなどは一番のNGなのでした。

それによりずれたり失敗したりしますので、本当に申し訳ございません、私の知識不足で当時ダンボールを敷いてやってしまっていたのでした。

ただ、黒いゴム板は大変硬く、これは打つ時に是非あるべき道具です。

セットして打ち込む場面:7-8回打ち込みました。ここで下に敷いているダンボーは「NG」です。訂正します。
片面ハトメ(8mm)の設置完了:表にはつるつる、裏側にはワッシャーの溝の線が見えるという出来上がり。
完成:片面ハトメに共布の取っ手を通しました。<サイズ>縦26cmx横34cmxマチ15cm。A4横サイズです。

あとがき

2025年から見て、この2019年の製作は研究と挑戦。

とりあえずあこがれるデザインには片っ端から挑戦し、下手でも不格好でも一度は仕上げていくということをやっていきました。

この取っ手は、長い目で見て丈夫ではありません。

いずれ物をたくさん入れた重みが圧力となって片面ハトメにのしかかり、外れる時が来るかと。。

そのような限りある寿命のパーツをわざわざ設置するのか。。

このことをひと通りあらゆる打ち込みパーツを体験した上で考えたのでした。

カシメることの曖昧さは打ち込みをした者のみが分かる感覚。

見かけのかっこよさや装飾性に惑わされた使い方がいかに薄っぺらな製作であるのかを感じるようになりました。

とはいえ、この体験をした者がその考え方の変化をも含む投げかけとして、こうして記録に残すことはかえってした方がよいことだと考えました。

2025年には当製作では打ち込み式パーツの「完全廃止」の今も、過去の記録としてはしっかり残すということをさせていただきました。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

細かなランダムボーダー生地、美しいA4横バッグに仕上げるための横の段差が起こらないような柄合わせ【56】

アイキャッチ画像56

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたびは、王道の「A4横サブバッグ」の製作に入りました。

よく製作されているこのデザインを服地のラメ入りマルチボーダーで美しく作って行ければと挑戦致しました。

トートバッグはハギ目が複数のデザインですので、サイド・底・取っ手の「対象の柄のそろい」を裁断の時から意識していくことになります。

このたびは、まだ完成には至りませんが(次の【57】で完成)、柄合わせの実体験をリアルにお伝えできればと思います。

せっかくの素敵な柄生地、少しの手間を惜しむことなくその後の永遠の美しさを重視するというこの「考え方」にもご注目下さればと思います。

トートバッグの同じ位置の柄同士をぴたりと合わせる、縫い始める場所も工夫次第のランダムボーダーの柄合わせ

まずは、製作するA4横トートバッグの表地と裏地のご紹介です↓。

表地(グリーン系マルチ):シルク混マルチボーダー、綿/46%、ポリエステル/24%、絹/20%、麻/10%、日本製。裏地(ゴールド):クリスティーヌ、ポリエステル/60%、メタル/40%、日本製。
ランダムボーダーの裁断:一番太い濃グリーンのボーダーが等間隔で入ります。左は本体で右は取っ手。

そもそも裁断時から柄合わせは始まっています。

ボーダーの場合は縫い合わせた時に横の段差のずれを解消していくゴールに向かうのです。

各2枚ずつのパーツですが、互いに同じ位置に同じボーダーの線が出るように裁断しています。

1間隔はストライプやチェックの場合にも同じで、「ピッチ」と呼び、本体ではおよそ5ピッチ程で成り立っていると見ることができます。

遠目で見た方がピッチはつかみやすいです。

本体パーツx2枚の縫い合わせの準備:せっかく裁断で合わせていても縫い合わせでずれませぬよう。
ランダムボーダーに段差ができないコツ①:待ち針を柄を基準に打つということ。端っこを基準にしません。

無地の生地であれば、端っこから均等にぴったりくっつけますが、この場合は特別。

柄の同じ部分に待ち針で固定します。

そして、もう1つのポイントとしましては、②端から縫うのではなく、待ち針周辺の同じ柄の重なりからスタートすることも効果的です。

縫い合わせは二重縫いをしておりますので、途中の場所からスタートしても、最終的にはすべての辺が二重縫いになるように。

左右の両サイドの出来上がり:左側がわずかにずれている様子。右側はおおむね合格です。

簡単ではないのが、待ち針で固定して対策しても1mm程ずれることがあるということ、それもずれたということには変わりありません。

徹底的なまでに待ち針を細かく打つということも、この場合は必要なのではないでしょうか。

あとがき

ストライプの場合を考えてみますと、ボーダーの時の両サイドにおいては、ボーダーよりも目立ちにくいです。

ただ、このたびあまり気にしなかった底のハギ目は、ストライプでは縦に線が1本に繋がるようにするのが美しいのです。

やはり難しいのはチェックです。

ボーダーとストライプの混合と考えると縦も横も柄合わせが必要だからです。

よって、難易度順には、チェック>ボーダー>ストライプということになります。

ただ、チェックでも「ある程度」という合わせ方として後のブログ記事にも投稿させていただいておりまして、このたびのボーダーのような段差の方のみを合わせるという中間をとることも。。

そう考えますと、まずはボーダーで体験していくのが良いと考えます。

とにかく後に美しい堂々たるバッグとして残せるよう、今ここで苦労をいとわないという姿勢も同時に説いていきたいと思ったのです(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

安全性弱めの巾着バッグに付加する装置「セキュリティールーフ」、使用したい時のみ使える構造【55】

アイキャッチ画像55

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたびは、【54】の投稿でご紹介しましたダブルフラワーのアップリケの続き、ミニ巾着ショルダーバッグの製作過程の後半になりまして、完成に至ります。

その中で、ポイントとさせていただきたいのが、「セキュリティールーフ」の設置です。

巾着型はドレープが美しい立体感を演出し、非常に魅力的なデザインです。

しかし、その美しいドレープが隙間を作りその結果入り口がルーズ、そのカバーやフォローの役割りを考えていく必要があると思いました。

素敵なデザインであると同時に、影の立役者的な部分の安全性を高めることも大切なのではないでしょうか。

マジックテープを利用した一時的な「セキュリティールーフ」、必要が無い時には美しく馴染むように収納できる構造

「セキュリティールーフ」とは簡単にはタブ付きの蓋のこと。

巾着バッグは外から中身が見えてしまうというデザイン、現実的な安全性と共に「気持ち」の面の心配事を解消する効果があるのではと、その「心地」にもフォーカス。

では、マジックテープルーフ製作の場面からご紹介していきます↓。

「マジックテープルーフ」の製作場面:左から右への流れでご覧いただけます。左上は外枠の伸び止めテープ黒。

12.5cmx横25cmに接着芯を貼り、四方1.5cmの縫い代を内側へ折ります。

裏地は黒色のフクレジャガード、茶色い部分は接着芯の色が茶色なので、全面に貼ってあるということです。

左上の横長の1枚を二つ折りしたものが屋根の役割り、真ん中にマジックテープ付のタブを付けます。

オスの相方のメスのマジックテープは裏地本体に付けまして、もう1つ使わない時用のメスも縫い付けました。

よって、使用したマジックテープは、オスx1個、メスx2個ということになります。

「セキュリティールーフ」未使用の時の収納:上はタブのオスとルーフに付いたメスをくっつけ、下は完全収納。

こうすることで、マジックテープがむき出しによるマフラーやその他の布系の素材を傷めないという対策になるのです。

「セキュリティールーフ」の使用時:左上はタブを裏地本体にくっつけたところ、右下は口を閉じた時の内部。

バッグの口を閉じると内部がルーフで覆われ見えなくなるのです。

よって、無理に巾着を引っ張って力を入れて締めなくてもこの機能が口を閉じたとイコールのような役割を果たすということに。。

奥に隠れているファスナーポケット:実はここもセキュリティー性の工夫。ルーフの奥にはファスナーポケット。

「セキュリティールーフ」不使用時には、ルーフがバッグ本体の裏地の壁に下がります。

この下には、実はファスナーポケットが隠れているという構造なのでした。

安全性のコンビネーションの機能で成り立つ内部です。

ダブルフラワーアップリケの巾着ショルダーバッグ完成:<サイズ>縦22cmx横22/29cmxマチ10cm。
口を閉じてもフラワーは顕在:アップリケの位置も重要で、あまりに上の方だと見えなくなることの想定は重要。

では、まだ冒頭でお伝えしておりませんでした、このたび使用の3種の生地の詳細を記したいと思います↓。

アップリケの生地(チョコ茶):コチーボ、ポリエステル/100%、韓国製。ニット生地でつるりとした風合い。

私の目線ですが、韓国製はニットが得意分野、美しいニット生地が韓国製に多く見つかることがあります。

表地(あずき):フロッキープリント、ポリエステル/100%、日本製。裏地(黒):フクレジャガード、綿/97%、ポリウレタン/3%、日本製。
電車などで他人から見られる視線の角度:なかなかそれっぽい形であり、縦・横・マチのバランスはグッド。
お洋服とのコーデ例①:モノトーンのグレー色が混じった装いに相性が良いと思います。
お洋服とのコーデ例②:少しクセがありますが、柄にもカラーの相性で合わせてしまっても良いのではと。

あとがき

当ブログ記事は、最初の投稿の2019.09.21からおよそ5年半後の2025.02.24にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

この時のあずきカラーは、2025年現在でもバッグには1色取り入れたいカラーとして注目しています。

元の幾何柄のフロッキープリントの素敵な素材をアップリケをしたことで余計なことをしたとも見ることができ大変恐縮しています。

生地製造業者様にとっては、生地は「製品」、バッグが出来上がった際には、有難く調達できた生地という製品(当方では材料)に必ず感謝します。

そして、その柄の素敵さがちゃんと効果的に表れているのかという見方を持つことを2025年では徹底するようになりました(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

台形すべての辺を折り込む変形六角形のフラワーアップリケ、幾何柄に対して幾何的花柄を重ねる効果【54】

アイキャッチ画像54

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ミニ巾着ショルダーバッグの製作にあたり、下準備のパッチワーク場面をこのたびお届けしたいと思います。

お花アップリケを幾何学的な多角形モチーフを用いてクールにバッグの正面に載せていきたいと思います。

アップリケは生地の柄のようなもの、バッグを作る前の作業ですので、通常の製作よりも手間が入ります。

ただ手間をかけた時間を価値にイコールとするのかは、そうは思わないのです。

あくまで、そのアップリケ自体の出来上がりにかかっていると思っております。

少し前の記事の【51】でもアップリケを行いましたが、四つ花であり花びらのパーツの1枚のサイズが大きかったです。

このたびの六つ花は、6枚並ぶよう1枚の面積を小さくしたパーツとなります。

元型紙を削り確認しながら花びらの型紙の台形のサイズを決めていきました。

台形の底辺5.5cmの細めパーツで花びらを増やした六つ花、元の幾何学模様生地に載せるフラワーパッチワークアップリケ

花びらの型紙:5cmx10cmx7.5cmの周りを1cmずつ削ったようなサイズ。斜め線は平行移動でカット。

このスリムなデザインを突然作図しようとするとやや困難、最初は方眼の区切り目通りに大まかに台形をカット、台形の状態から1cmずつ削ってサイズ感を調整するやり方↓。

平行線が引きやすい定規:こんな風に斜めの線を1cm削る時に使えます。記録メモとして残しやすい方法です。

ちなみに、花芯の正方形パーツは、以前の【51】の時の5cm四方を縦横共1cm削り、4cm四方です。

並べてシミュレーション:縫う前に配置を決めます。六つ花は安定した配置にしやすいですがこのたびは2個。
六つ花アップリケの縫い付け:最初は花芯からスタート。その周りを花びらで取り囲んで縫い付けていきます。

隣に2個目をわずかなサイズダウンで作ったアップリケで配置。

六つ花アップリケx2個の完成:反省点は、大小の差が足りなくてパンチが不足してしまいました。

同じようなサイズが左右に並ぶことに比べ、大小の差があるともっと雰囲気が高まったのではないかと猛省。

あとがき

柄物の背景は、「フロッキープリント」という名前の生地です。

完成の投稿の【55】でしっかりと記録したいと思います。

元のフロッキーの柄が個性的な生地であり、無地部分の隙間がもともとありました。

ただ、この隙間の意味がデザイン面からおそらく考案されていますので、お花の為の場所ではないのです。

色を茶色で選んで本当に良かったのか、そもそもアップリケをしたことでちゃんと価値が高まったのか。。

それを考えると大変未熟な出来と考案であったと振り返ります。

当ブログ記事は、最初の投稿の2019.09.21からおよそ5年半後の2025.02.23にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

アップリケにしても、「なぜ」を追求した結果でなければ説得力はありません。

音楽で「メロディーの中になぜあの音が入っているのか、その効果がこんな風に出ているね。。」と伝わるように。。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

グレーのギンガムチェックのバニティーバッグ、取っ手縫い付け位置は楕円面の十文字に徹底の印付けがベース【52】

アイキャッチ画像52

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび、高級服地の絹/100%のグレーのギンガムチェックのバニティーショルダーバッグが完成。

製作過程の中で特にお伝えしたい場面は、てっぺんの取っ手の付け位置の徹底です。

これがベースで、取っ手付けがまっすぐに付くのか、そして、本体と楕円の蓋や底との縫い合わせがぴったりと重なるのかというところに影響するのです。

非常に大切な「十文字」の考え方は、その他の楕円底バッグなどにも活かされます。

バニティーバッグの要であるたった1つの取っ手、ソフト厚芯を内蔵し正位置に取り付ける際の十文字印の大切さ

まずは、取っ手そのものを作る場面からお伝えしていきます。

中にソフト厚芯を入れ込むことは、入れない場合とでは雲泥の差だと感じました。

丈夫さ・持ち心地の良さ・美しさという複数の良き効果が出ています。

ただ、この「ソフト厚芯」もこれっきりの反であり同じ物が見つけられなくなりました(2024年をもって「ソフト厚芯」の在庫が終了)。

そして、こうした取っ手が要のハンドバッグの製作そのものを取りやめていったのでした。

「ソフト厚芯」の内蔵場面:「ソフト厚芯」自体の先端は折り込まずに、縫い代の中へまっすぐ差し込みます。

表地の短い辺は1.5cmの縫い代で綺麗に折り込みます(左下)。

ぐるり1周(外枠2mm内側程)にステッチで固定、続いては真ん中2本の合計4本ステッチが丈夫です(右下)。

取っ手の位置決め:十文字の位置は縦横それぞれを二つ折りすることで把握。裏面にはっきりと印付けをします。

その後の作業で何度もこの十文字の4つの印が必要になってくるのです。

サイドは縫い代込み左右の端から4cmの位置に取っ手を設置、縦のど真ん中は2cm幅の取っ手のど真ん中を見ます。

取っ手の両端部分の当て芯:「ハード厚芯」というごわついた芯地を支えとして当て芯に利用しました。
その他の箇所:裏地の「塩縮プリント」という黒い生地が裏地。実は生地不足で、底面も裏地と同じ生地です。
バニティ―ショルダーバッグ完成:<サイズ>27cmx横23cmxマチ12cm程。
完成品の取っ手の付け位置の確認:合格なのではないでしょうか。柄のおかげで付け位置が把握しやすかった。
その他の角度から:左上から時計回りに、正面・後ろ面、サイド。自己評価としては非常に未熟な完成品だと。。
コーデ例:綺麗なカラーよりも無彩色のお洋服の方が、よりシルク製であるバッグの良質さを引き立てます。

あとがき

当ブログ記事は、最初の投稿の2019.09.13からおよそ5年半後の2025.02.21にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

この後も様々な生地でこのデザインを作っていき、全20点程製作。

角をもっと緩やかに楕円らしくしていったその後の改良も劇的でした(後の投稿でご覧いただけます)。

このバッグは、平面ミシンで立体的に作り上げることの限界を感じるデザインであったと振り返ります。

なかなか美しくは作らせてくれないのです。

だからこそ挑戦し甲斐はあるのですが、生地が高級であるにもかかわらず技術が追い付かずその価値が無駄になるもったいなさを感じたこのたびの完成。

ここまでその時の精一杯で作っても結果はボツ品にしかなりませんでした。

他のバニティーバッグにつきましては、ブログ記事の検索機能で「バニティ」を入力していただくとヒットしやすくたどり着くことができます。

最終的にこのデザインにはお手上げしたわけですが、そうはいってもやることをやって何度もトライした結果なのです。

難易度の高いレアアイテムであることも相まって、ご購入もしていただきました。

苦い結果ではありますが、こうして記録に残しまして、各箇所の工夫を、特にこのデザインではなくても引用できる部分があればと願います(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

多角形を利用したミシン縫いの大花アップリケをバッグの正面に配置、四角は花芯・変形六角形は花びらへ【51】

アイキャッチ画像51

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

バニティー型ショルダーバッグの製作にとりかかりました。

利用させていただく生地が単調なギンガムチェック、とは言え随分な高級品です。

この単調な柄にもう1つ立体感を表現しようと、このたび「アップリケ」の世界に足を踏み入れたのです。

特に表情を持たない「幾何柄」のようにと、多角形モチーフで作るシンプルなフラワーアップリケ。

元の型紙と作った手順を根こそぎお伝えしながら、その完成の様子をご覧いただく回としたいと思います。

無彩色カラーのバニティーバッグに自らの主張やメッセージを入れ込む、多角形パーツで作る四つ花アップリケ

表地(グレー):シルクサッカー、絹/100%、日本製。裏地(黒):塩縮プリント、綿/100%日本製、黒。

グレーのギンガムチェックは結構珍しく、黒白チェックとはまた別のマイルドさがあります。

更に絹/100%であり、高級服地なのです。

表地のサッカーのぷくぷくとふくらんだ様相に歩調を合わせた膨らみ加工の1つの「塩縮:えんしゅく」という加工の生地に出会い、こちらを採用。

更にストライプのプリントになっています。

黒の同色でプリントというところもなかなか個性的、一見ジャガードみたい。

このたびは、アップリケの場面をじっくりとお伝えします製作の前半部分となりまして、バニティーショルダーバッグ完成は次の番号の【52】の投稿でご覧いただけます。

型紙:2種。下の方に映る5cm四方は花芯の部分で1枚のみ、その他は花びらパーツで複数、縦7.5cmの台形。

このたびは、この角度をとりましたが可能性はいろいろありそうです。

花芯の5cm四方は、縦横共に真ん中に折り込み縫い代を隠しますと、およそ2.5cm四方の四角パーツが出来上がりまして完成。

花びらの折り方は少し複雑、下の6コマで左上から右の順番でお伝えします↓。

花びらパーツの折り手順:縫い代は1.5cmでやりましたが1cmで良いと後で考え直しました。

①縫い代の印付け②縦の長い線の左右を折る③トップを折る④折った時に水平な横ラインができるよう斜めに折る(これが結構分かりにくいですかね)⑤下辺を折る。。これで完成しました。

右下が花びら1枚の完成、所謂変形6角形です。

出来上りでは短い辺の方は、実は折る時には、上部だったという向きです。

縫い付け前のシミュレーション:最初花びらの数を6枚くらいにしていましたが、結果は4枚に決断。
本体への縫い付け:最初に花芯。続いて花びらを順にバランスよく縫い付け。向きの違いで見た目も変わります。
1枚目の花びらの縫い付け:これで方向性が決まる大切な瞬間。花芯の四角に並行に花びらの下辺を配置。
残りの花びらの縫い付け:4枚と正方形は位置が分かりやすいという難易度の低さでした。アイデアは様々です。
アップリケ完成:花びらを小さくすると四つ花以外がまた違った感じでできますし、重なった薔薇なども可能。

あとがき

この、多角形の利用は上述の薔薇のお花に発展した形でその後の製作に引用していきました↓。

薔薇のアップリケ:この度と同じ2種のみの多角形で重なる部分も作りながらたくさんのパーツを配置。

後の製作では考える余裕が生まれ、背景のバッグの本体との関連付きとして、コードレーンという先染めストライプ生地に相性が良い同じストライプばかりに特化して、良い意味で「クセ」を出していったのです。

元々、芸術的センスがあるかというとそうではありませんので、同じパーツをひたすら重ねて表現しただけの薔薇。

ここからの更なる発展で、パーツを大小に変化を付けたり形をもっと複数に展開することでそれぞれの芸術品になるのではないでしょうか。

その後の別の製作品でもフラワーアップリケを何度か引用していきますので、また引き続きブログ記事にお立ち寄りいただければと思います。

アップリケは子供っぽくなりがち、いかにクールに表現するのかという点では、表情をあまり感じない幾何柄モチーフはあっさりとしているのです(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

ドーム型ミニバッグの存在感ある取っ手、美しく設置されるための望ましい付け位置のバランス・寸法・間隔の研究【50】

アイキャッチ画像50

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたびドーム型ミニショルダーバッグが完成、暖色系のみかんのようなイメージのカラーが心温まるようなバッグになればと選んだ美しい生地でお作りしました。

ショルダー付きではあるものの、取っ手を付けましたので、ミニバッグには存在感ある取っ手をしっかり付けるようにと、左右の間隔と上からの位置の良きバランスを考えました。

特に、取っ手が意外に目立つ存在感を感じていただき、持つという機能を越え、バッグの象徴のような存在であることをお伝えできればと思います。

ミニドーム型バッグの取っ手の間はおよそ7cm、トップからはおよそ6cmに設置したバランスを完成品で確かめた

取っ手の付け位置の設定:左右の間隔は7cmに設定、上からは縫い代含み6cmの位置。完成は4.5cmの位置。
取っ手の高さ:30cmの型紙です。トップから上に5.5cm程の高さ。取っ手間の7cmとのバランスはグッド。
裏地の「プリズマン」というネーミングのジャガード生地のポケットを作る場面。柄合わせは不要。
「外表」の組み立て縫い:クライマックスの場面です。立体的なのにつぶして縫うことでずれやすい難易度あり。
ファスナー2本使いよりもダブルファスナー1本使いの勧め:仕方が無かったのですが、右のように始末が丸見え。

そもそも「ダブルファスナー」の既製品を選択するべきだったのですが、この黄土色のダブルファスナーが見つけられなかったのです。

こうしたことから、既製品の附属品の利用は妥協の部分が生まれることがあり、妥協を生むようなデザインを作るのかどうかということさえ後に検討するようになりました。

そうでなければ100%のお品にならないと思うのです。

完成:縦23cmx横27cmxマチ12cm程。このデザインの良さは小ぶりながらマチが大きい点。
背のファスナーポケット:ミニサイズにしては充実ですが、せっかくの柄を途切る残酷さを後に見直しました。
コーデ例:オフカラーのアイテムを取り込んだコーデに合わせやすく馴染みます。柄バッグはクセがあります。

あとがき

当ブログ記事は、最初の投稿の2019.09.09からおよそ5年半後の2025.01.19にブログ記事の「手直し」の順番でタイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

そもそもなのですが、このデザインの型紙が間違っておりまして、山の裾のように斜めに降りていくラインでは写真の端っこのように底周辺のサイドの部分が反ってしまうのです↓。

この部分の「反り」は型紙間違い。余分な突き出しがあるということの表れで削る必要があると考えます。

このことを、後に研究し型紙修正などをしてみて地面にぴったりと重なるようなラインになるための平面でのラインの表現は。。などとやっていきましたが、結局は答えが出ませんでした。

とはいえ、このたびのような生地の温か味ある雰囲気をカーブを含んだラインのバッグに落とし込む1つのアイデアとしては引用していただけるのではないかと、苦い失敗作ながら記録に残しました。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク