セキュリティー性の追求を試みたバッグのポケット、その後安全性とスムーズな取り出しのバランスも追求したデザインの変遷【298】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「ミニボストンリュック」を生地を替えながら連続製作中です。

このたびは、製作の途中段階のポケットが完成する裏側の様子を動画に記録したYouTube投稿だったのですが、【296】のブログ投稿の際にこのことも掲載しております。

内容が重なることから、このたびは新たな切り口を考え直しました。

2007年からスタートしたハンドメイドバッグ製作活動における、ポケットのデザインの変遷についてお伝えする回と致します。

初期型からのその後のデザインに見直したその理由、セキュリティー性を確保したいものの実用的な使用のスムーズさも重要であると考え直したからなのです。

大いに納得できる意味と確かな作り、徹底されたパーツが集まって1点のバッグになってゆく過程をお伝えできればと思う

YouTubeの内容に合わせたサブタイトルになりますが、当記事ではポケット2種同時設置をも更に見直したしたその後の発展も含みます。

ポケットの数の2個は本当に1個よりも豊富だと言えるのか。。たった1点の混合型のポケットがかえって非常に豊かだと感じ、2個という数のみの豊富さを越えていったのでした。

初期型①:「吊り下げ式ポケット」と呼んでいます。接着芯無しで作るタイプなので材料が最低限で良い利点付き。

初期の接着芯も何も貼らない生地のみで進行していく作りのエコバッグ・マチ付きポーチ・マチ無しポーチの3種を1/3の分量ずつ100点を分配し、生地を替えながらどんどん作っていき完売した時代がありました。

その時に記憶が薄いほどのどこかの情報で教えていただいた作り方です。

よくサブバッグなどに設置されているタイプですが、デメリットもあります。

背面の柄が反対向きになってしまうことで、「わ」1枚仕立てで作ることが原因です。

初期型②:もう1種初期型がありまして、「貼り付け型」です。表地にも裏地にも配置をアレンジしながら設置。

当然ながら、物がこぼれやすいデメリットが否めません。

そして、どこか田舎っぽさを感じるベタ付けデザインそのものを見直したのです。

最も安全なポケットへ:「ファスナーポケット」を導入、「玉縁:たまぶち」の手法。袋が隠れ口が完全密閉。

確かに完璧な安全性なのですが、現実的な使用場面での開閉の煩わしさとストレスを生むことに気付きました。

片手で取り出しが困難なこともあり、安全性が極めて必要な時のみに引用することに見直しました。

このデザイン自体は非常に良いものだと完全廃止にはしておりません。

安全性とスムーズさのバランスのとり方:それぞれの良し悪しを持つ2種を前後面にそれぞれ配置するという方針。

これらが今回のYouTubeの内容の完成した姿です。

左の「片玉縁風」は見た目がスタイリッシュで、ファスナーが付かないことで取り出しがしやすくなりました。

セキュリティー性を少し緩めた形です。

その分右のフラップポケットのフラップは「覆い」の役割をしていますし、こちらもマジックテープやファスナーを付けません。

おしゃれ度と安全性のバランスを1本化:上のポケット2種を1つにまとめたような混合型で完全に腑に落ちました。

片玉縁風のみでは口が開くこともあるポケットの上にフラップで覆うというカバーのし方です。

ポケットそのものがコントラスト効果あるワンポイントデザインにもなっています。

あとがき

当ブログ記事は、最初の投稿の2020.12.09からおよそ5年後の2025.10.28にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

2025年現在も<最終改良型>と同じモデルを納得しながら続行。

改良の末行き着いたデザインでたった1つのポケットを設置する究極さは、2個付けよりも立派な姿ではないかと。

この「たった1つのポケット」の中には、これまでの変遷が詰め込まれているということになります(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

接着芯を不使用のバッグ製作を初期に体感した者がお伝えできること、生地・接着芯両方の粗裁ち後の裁断のきめ細やかさ【297】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

当ブログ記事は、最初の投稿の2020.12.08からおよそ5年後の2025.10.27にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し綴り直しをしています。

初めて「ハンドメイドバッグ道」に入ったのは2007年でした。

随分この20年近くに及ぶ年月の中で様々な変遷を経ています。

その中でも初期の頃の非常に著しい発展としましては、接着芯を使用するようになったことです。

事の発端は、2007年のスタート時にとりあえず100点(内訳は1/3ずつでファスナー付きエコバッグ・ファスナー付きマチ無しポーチ・ファスナー付きマチ付きポーチ)を作って完売の、一重仕立てのファスナー付きペタンコバッグとポーチの時のフィードバッグでした。

「ふにゃふにゃだからもっとしっかりとした方が良い」という内容。

なかなか自分では客観的に見えにくいものであり、そのお言葉で目が覚めました。

フィードバックは客観的に見つめる、早急なる改善のチャンスなのです。

もしその言葉をしっかりと受け止めなかったら、いつまでも接着芯を避けて使わない期間が長引いたかもしれないのです。

その後、接着芯全面貼り→更なる不織布芯の部分使用と製作内容に応じての使用の必要性の判断もするようになっていきました。

このたびは、更なる材料の望ましい活かし方や、裁断との関わりを新しい生地でのボストンリュックの製作の入り口の過程と共にお伝えしたいと思います。

生地の粗裁ち・接着芯粗裁ちからスタート、安定感ある接着芯付きバッグ用素材の裁断はカーブラインを正確に出しやすい

使用生地:表地(紺系マルチカラー風景柄)-ジャカード、ポリエステル/100%、イタリア製。裏地(グリーン)-ラメツインクルサテン、ポリエステル/60%、ナイロン/40%、日本製。

表地は美しい油絵のような風景画の肉厚生地、裏地はこれまで色違いで何度も利用させていただいたハリコシに優れたラメ入り衣装生地です。

表地の接着芯貼りと裁断:たまたま長方形なのではみ出してはいませんがこれも粗裁ちです。

ストレートラインなのである程度ぴったりに近いサイズで裁断していますが、四方八方にはみ出してもこの段階では大丈夫、それこそが「粗裁ち」の姿です。

裏地の裁断:生地自体の粗裁ち後、接着芯の上に載せて接着芯も粗裁ち。最後に型紙を当て本裁断です。
ボストンバッグの本体面の裏地の裁断:4箇所のカーブが美しく裁断できました。

もしこれを生地のみで裁断してから接着芯を貼るという順番であると、際どいカーブや細かいカットが不正確であることを体感として得ています。

裁断終了の全パーツ:左は表地で赤色の織物接着芯を貼りました。右は裏地で茶色のニット接着芯を貼りました。

他の投稿で改めてお伝えしていることですが、表地と裏地の生地の性質は、当然混率が違うので接着芯の「織芯・ニット芯」の区別も重要でした。

表地は織芯でも大丈夫ですが、裏地のサテンは混率にナイロンが40%も入っています。

ここに織芯を貼ってしまうと、アイロンの熱でナイロンの弾力性が反応、「熱が入った時に縮み、熱が冷めた時に伸びて戻る」その動きで気泡だらけになった体験がございます。

40%もの分量のナイロンが入るのであれば、ニット芯がマストという結論です。

あとがき

このたびは、進捗度がそれほど行きませんでしたので、「粗裁ち」の重要性についてのみお伝えする回となりました。

織芯が対応できる生地はニット芯もすべて対応できますので、お手持ちはニット芯のみというミニマムさでも製作活動が成り立ちます。

しかし、細かい風合いとして見てみると分かるのですが、乾いたようなごわついた織芯が良き風合いになることもあり、個人的にはこちらの方が実は好みです。

切り落とすもったいなさがある「粗裁ち」ですが、長い目で見て美しいカーブラインやシャープな先端を表現したい場合にはその時だけのもったいなさのみを重視するのは狭い見方であるとも言えるのです。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

美しく繊細な服地のバッグデザインへの落とし込み方、柔らかなエレガントな生地は断然巾着型との相性が良いと紐解いた【296】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび、1点のコンパクトなボストンリュックが完成しました。

リュックにハンドバッグ用の取っ手がフルに2個付いている点が珍しいことと、そもそもボストンバッグにショルダーが付いてリュックになる意外性が特徴です。

このたびは、後半の製作過程の様子と、総まとめとしてこの製作について振り返る回と致します。

素材に最も合うデザインの見極めの甘さ、柔らかなマルチフクレジャガードが強固であるべきボストンリュックのラインを崩した

「中表」ひっくり返し後:表地と裏地の縫い代をあらかじめ解決、その後は「外表」で組み立て縫いで完成へ。
メインファスナーをマチ布に設置:上はハード薄芯への作図で下は裏地部分、これらも予め合体しておきます。
ファスナー設置前の玉縁作り:裏地を「ラッピング布」と兼用、「中表」で外側から内側へ返しました。
ファスナーの設置:ファスナーが内側で丸見えの点は課題。その後表地と裏地の間に挟む設置が新案。
片方の面の縫い付け後の姿:この角度から内面を見ることができるのもこれが最後です。
本体面の設置前の仕付け糸:カーブ部分の縫いがずれやすく、仕付け糸を二重にして固定する方法を採用。
くるみ底板の設置:裏地と同じ共布で、「ベルポーレン」を内蔵し、縁は多角形のデザイン。
ショルダーの設置:丁寧な4本ステッチを裏地と同じ生地で共布製作。取り外しが可能なタイプです。
設置されたファスナー:たまたま相性が良かった抹茶色のファスナー・すずらんループエンド・本革ひも。
ミニボストンリュック完成(マルチフクレジャガード):<サイズ>縦19cmx横29cmxマチ9cm。
その他の角度:別の斜め方向からと背負う面。ややラインが曖昧な点が残念である点です。

このたびのストレッチフクレジャガードという繊細な服地での思い切ったバッグの製作は、非常に大切な学びを得ました。

そもそもこのボストンバッグ型との相性は良くなかったかと思うのです。

こうした柔らかい生地は、しっかりハード芯を貼ってもラインの出方に限界がありました。

ボストン型のカーブのラインの見た目のシャープさは思いの他重要だったのでした。

あとがき

当ブログ記事は最初の投稿の2020.12.07からおよそ5年後の2025.10.26にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

2025年では迷うことなく、この美しい生地は巾着型のナップサックで製作すると思います。

一期一会の生地。。しかし、もしももう一度この生地に出会えることがあったならば、是非納得する巾着型で作りたい。。そのように思う現在です。

一番望ましいと後で振り返る巾着デザイン:広々とした1面で作られる構造も柄の美しさが存分に活かされます。

こうして、体感としてデザインと生地との相性を得ていきました。

とにかく柄がうっとりするような生地はそのままの状態に近い方が美しい、切り刻むことさえじっくり検討するべきだという学びです。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

布製の柔らかさに甘えて曖昧に形作ることを決してしない、1つ1つのパーツの裏側が確かな部品になっていることの証明【294】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

美しいマルチカラーのフクレジャガード生地で製作を始めたミニボストンバッグ(リュック型)。

バッグ自体の完成は後の投稿の【296】でご覧いただけます。

このたびは、製作途中のパートにおける部品パーツの作りの裏面を特に中心にお伝えする回と致します。

当ブログ記事は、最初の投稿の2020.12.05からおよそ5年後の2025.10.24にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し綴り直しをしています。

せっかくのこの機会、5年後には同じパーツを引用しているのか、それとも。。

5年の間に起こった考え方やスタイルの変遷も同時にお伝えできればと思います。

取っ手・付け根カバー・Dカンタブ・ポケットが寄せ集まって1点のバッグになっている、完成では決して見えない裏側の構造の実態

大半が完成品の華やかさに重点を置いたショットを大切にされていることだと思います。

華々しい完成の姿は、魔法のように出来上がっていったかのようなまやかしがあります。

失敗しては改良を重ねいくうちに、2025年現在では堂々と裏面の構造を解説出来ることこそが完成の姿よりもむしろ大切であると思うようになりました。

そもそも5年で大きく変化した点は、こうした製作者自らの姿勢にあります。

では、コンパクトなボストンバッグ(リュック仕様)の製作途中の各パーツをご紹介しながら、2025年ではどう考えているのかということも一緒にお伝えしてまいります。

フラップポケット:前後両面に合計2個付くポケットの1つ。貼り付け型の袋の角が変形することが多く廃止へ。

ただ、後のポケットモデルではどうしても切り込む際のあまりのほつれのリスクや困難がある場合には、ただ貼り付けるだけのこのポケットを採用することもありまして、完全廃止でもありません。

ゆったりとした覆いのフラップはセキュリティー性もあり、可愛くて優しいライン、引き続き存続の部分です。

片玉縁風ポケット:もう1つの方。こちらが2025年ではメインで、上のフラップが更に付くハイブリッド型へ。
完成した2個のポケット:結局は、分かれていた2個のポケットは1個の混合型へその後は変化していったのです。
Dカンタブ:リュックの三角形位置に設置の大切な支えです。真ん中は「ハード薄芯」。このおかげで頑強に。

2020年当時は、5cm四方の型紙を三つ折り観音開き折りでしたが、足をもっと長くし、安定的に深く埋め込むのが2025年のスタイル。

Dカンタブは、「縫い」のパワーによるものですので、しっかり縫って設置するその舵取りは製造者本人の裁量に委ねられる点が安心。

打ち込みパーツなどの強度は「カシメ」る力に委ねられることに比較すると、「確かな手応えを伴う設置」だと言えます。

取っ手付け根カバー:変8角形を採用。等辺ではなく型紙の2.5cmの印を有効に利用し、斜めカットを入れます。

パーツ自体にも「接着芯」に加え、「ハード薄芯」を貼ることでラインを整え、本体への設置の裏面に「ハード厚芯」を当て芯します。

2025年では、このパーツは定番モデルではないのですが、「研究製作」では大いに利用しています。

取っ手がスタイリッシュに作り上げられる過程を製造者自らも楽しめます。

取っ手:共布のこのたび、別布の場合もあります。革は使用しません。

取っ手のみをバッグに途中で取り付けるということの強度の弱さは、一重仕立てのエコバッグ作りの2025年では「支柱ベルト」によって解決。

とは言え、持ち上げた時に力がかからないようなコンパクトなこうしたバッグでは取っ手のみを途中に縫い付けても全く問題がありません。

こちらも「研究製作:大きめ残布を利用」における生地が取っ手の分量しか余っていない場合などには有効です。

「支柱ベルト」は長いパーツであり生地が必要なのです。

あとがき

2020年の製作では、かなり2025年へのきっかけが固まっていたと見ています。

では、2025年はどこまでに完璧なのか。。日々学びの連続で決してゴールとは言えません。

そして、こうしたボストンバッグ型のモデルについては。。なのですが、この後に続いていきます生地違いで何度か製作する中で底の角の急カーブ過ぎる点が課題になっていきます。

さらに、その課題解決の緩やかカーブへの変更後は廃止したモデルです。

理由は、生地をぶつ切りにすることで本来の元生地の壮大な美しさが十分活きないという理由です。

2025年では、面積が最も広く経年後気持ちの変化から解体してリメイクの「仕立て直し」が可能なモデルへとシフトしていきました。

とは言えこの過程あってのその後の見直しであって、非常に後に影響する大切な時期だったと言えます(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

<硬めバッグ作り⑤最終>急カーブ縫い合わせの成功、途中でミシンを止め反対側から縫い直す2回分けの縫い方の勧め【290】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

難易度があるハードなハンドバッグの「フラップバッグ」をゆっくり研究しながら成功まで目指していくという企画<硬めバッグ作り>がこのたび最終回となりました。

前回の④では、さらっと通過してしまっていた側面パーツの縫い付け、実は本当に難しいものであったその実際のシーンに立ち戻り、このたびはポイントとしてじっくりお伝えしたいと思います。

後半は完成したバッグをご覧いただけまして、当然ながら突っ込みどころの多い未熟な場所をしっかりと把握したいと思います。

ただ、これも美しい生地のおかげ、それなりに様になったことは本当に有難かったです。

平面で立体を縫うことの解決、急カーブの側面底周辺を別の2方向から2度分けで区切って縫うと良い

側面パーツを縫い付ける直前:「外表」で組み立てるように合体して完成に向かいます。
しつけ糸(丈夫めに行う):力が加わりずれやすいので、しつけ糸らしくない頑丈さで行いました。
2度分けの外表縫い:本体と側面をくっつけるステッチ。途中半分くらいで一度区切り、半対面から縫う方法。
側面パーツの縫い付け完了:なかなかぴったりに出来ましたが100%ではないです。二度縫いをしてあります。
課題点である蓋のバランスの悪さ:蓋が覆う正面の分量は納得ですが、側面ではフルに蓋が覆っていないです。
ヒネリ錠(ツメ式)のごつさ:本来スタイリッシュでありたい部分、タブに設置ではなく本体付けが一番ですね。
フラップバッグ完成(白地ファンシーツイード):<サイズ>縦19cmx横27cmxマチ7cm。
斜めからの見た目:蓋の馴染みの悪さが際立ちます。根本的に見直す必要がある部分です。

そして、そもそも底が真っすぐラインではないことで、平面に置くことができないバッグ、「これはあり得ない」と猛省。

底面と内部:表面の白地のあっさり感に対するコントラストはこれぐらいが面白いです。

ピンク以外でも黄色、グリーン、ブルー、オレンジなど様々な可能性が見込めます。

あとがき

このたびの製作が大変拙い姿ながら、実はこのバッグはその後ご購入いただけたのでした。

受け入れていただいたたことに、心より感謝申し上げたいと思います。

おそらくこの生地のあまりの美しさが、その出来の拙さをカバーしてくれたに違いありません。

当ブログ記事は、最初の投稿の2020.12.01からおよそ5年後の2025.10.20に、ブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

製作技術と並行するかのように、ブログ記事の文章に関しても未熟だった過去を、全文綴り直しによって磨き上げている最中なのです。

2025年現在ではバッグ製作に対しては、もっと根本のところを見直したスタイルに行き着いています。

そもそも、このような美しい生地をこのフラップバッグにするということ自体2025年では「もったいない」「生地の良さが活きない」という見方。

もうその後は二度と出会うことがなかったこのドイツ製の@¥7,000/mという高級生地。

2025年では、生地の美しさそのものを広々と活かせる一繋ぎのバッグを優しいラインの巾着型でナップサックとして作り上げています。

もし何年か後に、このたびのようなバッグを持ちたいという気持ちが持ち主様に芽生えたとしても、広々とした縦60cmx横95cmの面積は解体による「リメイク」によって可能になります。

自由なリメイクや、そうした製品を販売する商業利用さえもOKという内容の「著作権フリー」スタイルも決めました。

最初から製造者がモデルを「これ一択」と決めてしまうのではなく、その後をユーザー様に委ねたいと思うようになったのです。

全5投稿に渡りお伝えしました<硬めバッグ作り>の記録、製造者にとっても非常に有意義でした。

未熟なのに高級生地を使ってしまったもったいなさはありましたが、もし安全に格安の生地を利用していたら、かえってここまで踏み込む製作はできなかったと思うのです。

生地との出会いも一期一会、その後この生地の類似品をネットで見かける現在。

しかし生地入手当時の2019年には登場していなかった、かなり先手のファンシーツイードでした。

このたびの製作体験からはその他、二次元のミシンの「限界」や良い意味での「諦め」も伴い新しい気持ちが生まれました。

出会った生地に感謝する気持ちを製作に落とし込みたいと思うようになったのです。

自分がバッグ生み出すすごさなど追求するものではなく、この材料なくして作ることはできなかったというお礼の気持ちです(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

<硬めバッグ作り④>外表組み立て式で設置の取っ手と両側面マチ、中表は袋型の表現・外表は角型の表現という解釈【289】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

やや難易度あるハードなハンドバッグに挑戦する企画を続行中、<硬めバッグ作り>の全5投稿の4投稿目④がこのたびです。

いよいよ完成の姿が見えてきます。

何分初のヒネリ錠がタブに付いたタイプのフラップバッグ製作でありまして、失敗部分をなんとかフォローして進めていく様子がありますが、研究作品として見ていただければと思います。

前回は、三つ折りして組み立てる直前までの表地と裏地の合体パーツを完成していました。

付けたヒネリ錠の位置があまりにも下部過ぎましたが、付け直しができません。

よって、思い切って蓋部分に当たる先端を6cm程カットすることで位置調整を図るところから始まっていきます。

途中からの急な舵切り、縦6cmを削ってヒネリ錠の位置を上部へ移動たことでエレガントに寄せられた

バッグの蓋先端のカット6cm分:ものさしの当て方が悪く分かりにくくてすみません。思い切ったカット策です。

どうしてもヒネリ錠の下部の位置を上部に持っていきたいと、調整のための思い切った策です。

6cmカット後の本体パーツ全体:前回③のシミュレーションよりも縦が少し短くなります。
6cmカット後の三つ折りシミュレーション:ヒネリ錠の位置が上に移動、少しエレガントに寄る効果を得ました。
最終的な縦の長さ:17cm程になりました。元は20cmで見積もりましたがカットによる影響。右下は背面。
取っ手付けのシミュレーション:実際の取り付けシーンが写せていませんが、縫い付け後もこのイメージと同じ。
外枠の固定:まだやっていなかった外枠1周を、このタイミングでステッチで押さえました。
両側面パーツ作り:パーツはまずは「中表」でスタート、ひっくり返し表地と裏地をくっつけた1パーツに準備。

台形型は寸法が余り、調整の末結局長方形パーツのような側面になってしまいました(^_^;)。

「外表」縫い合わせ:際どいです。しつけ糸後に本縫い。底部で難関のカーブ2箇所を含み、本当に難しかった。

二次元ミシンの限界、厚みあるツイード生地はペタンコにもならないから余計難しかったのです。

あとがき

いよいよ完成の姿が見えてきました。

次回の投稿番号【290】はラストの⑤になりまして、この<硬めバッグ作り>を締めくくりたいと思います。

途中から急カーブを切るような寸法変更、なかなか劇的でしたが、カットしないまま完成していくことよりも納得しています。

元々フラップは控え目なエレガントな分量で表に見えるということをイメージしていましたし、それが希望でした。

非常に難易度もあるのですが、一応完成まで運ぶことができたのは「外表」の力です。

布製は本革レザーとは違う「縫い代隠し」をする過程を切り離すことはできません。

このたびの側面パーツの取り付け方は、縫い代を早期に解決しておいて、後は組み立てるだけというイメージで行ったやり方です。

デメリットとしては、裏地のカラーにコントラストがあると、表からはみ出し部分の裏地がラインとして映るということです。

当ブログ記事は、最初の投稿の2020.11.30からおよそ5年後の2025.10.19にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

このたびの「外表組み立て式」は、その他同じく硬めハンドバッグの「バニティー」でも引用しています。

その後2年程はこのやり方で作っていったのですが、2025年では完全廃止。

伝統的なバッグの作りに立ち戻り、「中表」の連続で作り上げるのが布バッグなのだと解釈するようになりました。

ただ、研究期間においては、新しいデザインに一歩踏み出す点も大切にしたいもので、随分モデルの種類の幅が広がる点では、「外表」もご紹介しておきたいと思ったのです(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

<硬めバッグ作り③>蓋付きのハンドバッグのヒネリ錠、下部に設置はややカジュアルで上部に設置はややエレガントと紐解いた【287】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

全5回に渡りまして、ハンドバッグ作りを少しずつ進めております。

タイトルに<硬めバッグ作り>としましたのは、本革レザーで作られるようなハードなハンドバッグを目指した企画だからです。

「硬め」には、副資材の「ハード厚芯」の存在が欠かせません。

前回の②では、「ハード厚芯」を本体に貼ったところまでの進捗度。

このたびは、過程③の中間地点、いよいよバッグの完成のイメージが現れるような三つ折りフォルムが出来上がるところまでです。

三つ折りに出来上がった時にどの位置に留め具のヒネリ錠が付くのが望ましいのかをゆっくり考えていったわけですが、結果は望ましい位置にはできませんでした。

留め具の付け位置が非常に重要になる蓋付きハンドバッグでは、型紙にはっきりとした位置を記載し、その意味や理由もしっかりとと決めることが大切。

しかし、それ以前に、緩やかなカーブを入れたこのたびの型紙ラインがその後の三つ折りフォルムに制限を加えることになってしまいました。

正しいカーブの位置が十分に把握できず、イメージのみで付けた緩やかカーブ、カーブラインの場所の間違いがヒネリ錠の位置を正面の下の方にしか設置できないという条件を与えてしまったようなのです。

むしろ、カーブラインなど入れない扁平な縦長長方形の三つ折りで作るフラップバッグは難易度は下がると思います。

ただ、扁平型は【117】の投稿でパープルの鶴の和柄生地で製作済み、今回は新しい台形型への挑戦だったのでした。

三つ折りの型紙を直線ラインで作れば難易度は下がる、台形を目指しカーブを入れたヒネリ錠の位置の失敗

本体パーツの三つ折りシミュレーション:ここで問題発生。カーブ部分がうまく合わず、正しく設定できません。
融通が利かないままのヒネリ錠の設置:本当はもっと上の方に付けたかったのですが、不可能でした。
ヒネリ錠の凸パーツの設置完了:ヒネリ錠の位置に拘ると三つ折りが崩れるからと、希望に反した下の方に設置。
「中表」ひっくり返しの準備:表地と裏地を合体。待ち針をして重ね合わせた場面です。
外枠の縫い代1.5cmのミシンステッチ:返し口はトップの横線としました。
留め具のシミュレーション:あとはサイドパーツを合体するだけという段階です。
三つ折りの完成:出来上がりのイメージが現れました。留め具が下の方にしか設置できないことでカジュアルに。。

取っ手は後付けで後の投稿で付きます。

あとがき

生地の裁断に問題があったようで立ち戻れない。。進めていくしかありませんでした。

せっかくのエレガントなファンシーツイードに。。という希望とは反対にカジュアルにも解釈できる1つの例となってしまったようです。

私の意向には沿いませんでしたが、蓋が大きく覆いかぶさるこうしたモデルもあるかもしれません。

どうすれば、上の方にヒネリ錠を設置できたのかは、型紙の時点で、今一度緩やかなカーブの場所を見直すことかと。。

本当は台形を作りたかったのに、結局は隠れてしまい、長方形をそのまま三つ折りしたこととほぼ変化がないフォルムになっているのです。

このたびの製作では台形型にする解明はできなかったのでした。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

<硬めバッグ作り②>ハンドバッグの礎であるヒネリ錠、織りが複雑に絡んだツイードには、ネジ式ではなくツメ式を選択【286】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在ファンシーツイード生地でフラップ式のバッグ製作に挑戦しております。

決して某ブランドのかの有名なツイードバッグに憧れたものではありません。

元々蓋式のパーティーシーンのようなエレガントバッグを好んできたそのモデル自体の長年のファンなのです。

よって、型紙も一から考案し、拙いながらもオリジナリティーあるバッグになると思います。

なかなかの難易度のバッグですので、ゆっくりと期間をとりまして、<硬めバッグ作り>と題し、全5回にわたる投稿となります。

このたびは②、ここでは蓋付きハンドバッグの要であるヒネリ錠の取り付けにポイントを置きました。

複雑な繊維が絡み合うツイード生地をくり抜いて設置するヒネリ錠、「ネジ式」ではなく「ツメ式」を選択

開閉タブ作り:ヒネリ錠がここに付くことになります。肉厚な表地のツイードが裏地と重なりはみ出しています。
ポンチでくり抜き:くり抜いた枠の縁の縫い代始末に悩みます。この時はステッチで固定しました。
ツメ式ヒネリ錠の設置:枠パーツの方をタブに設置したことになります。本体の方の凸パーツは次の【287】にて。
ツメ式ヒネリ錠の全4パーツ:4点から成り立つ1セットということになります。これがバッグ全体を支えるのです。

実は、最初はもっとスタイリッシュな「ネジ式」でやってみました。

しかし、織が絡み合うツイード生地に対しては、あまりにも曖昧な設置にしかならないネジ式はとても続行できるものではありませんでした。

とは言ってもツメ式も消去法での選択に過ぎず、ヒネリ錠自体が課題の残るパーツなのです。

また、別の「差し込み錠」も、厚地には不向き、元は本革レザー用のパーツであることを思い知らされます。

では、同時に進行した片玉縁風ポケットもざっくりご紹介します↓。

片玉縁風ポケットの製作過程(左上から右下へ):ラッピング布を表面から裏面へ返し、四角枠に袋を縫い付け。
片玉縁風ポケット完成:裏側はどうなっているのかが右下。完成ではこの角度からは写せません(貴重です)。

あとがき

このたびのヒネリ錠取り付けのタブ部分は、要の部分とも言える入り口開閉の重要な場所でした。

少しヒネリ錠が飛び出し気味なアンバランスな出来は、実は先にネジ式でやってみたそのままのサイズ感で続行したためです。

スタイリッシュでコンパクトなネジ式に対して、ツメ式はどうしても不格好、かっこよさだけで選択するとネジ式を選びたくなるものです。

それでも完成を目指すためにはツメ式を選択せざるを得ませんでした。

とりあえず完成までを見守っていただきたいのですが、こうした所々の「妥協」や「心地悪さ」を持ったままの続行が美しいお品にならない要素だとつくづく実感します。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

<硬めバッグ作り①>宝石みたいな美しいファンシーツイードは脆くほつれやすい、強固な織芯で整える早期着手の勧め【285】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたびは、長年の夢であるレザーで作られているようなハンドバッグ作りを布で挑戦。

布製バッグの中では非常に難易度のある製作になるであろうと予想しました。

レザー級の強固さは、布製としてはハードな芯地を利用するという策があり、「ハード厚芯」という二つ折りさえも力が必要な不織布芯を利用します。

一方で、厚みがあることでミシン縫いの困難が待ち受けるという非常に険しい道を歩むような製作になるかと思います。

おそらくきちんと仕上がることは難しいと思うのですが、布製でもここまで可能なのだというポテンシャルをお伝えし、後世のバッグ製作者様への応援になればと記録に残します。

少しずつ進んでまいりますので、1投稿では終わらず長いスパン、生地タイトルの前に<硬めバッグ作り>と題し、このたびを含めた全5投稿(①-⑤)をもって完成していきたいと思います。

このたびの①では、使用生地に対して望ましい接着芯の対応の場面と、ハード厚芯を設置していく様子をお伝えします。

投稿番号では、続く②から⑤までは、【286】【287】【289】【290】と続いていきます。

まるで宝石のような美しさ、反面脆く崩れやすいファンシーツイード生地の早めの着手が大切な芯貼り場面

使用表地:表地(白地マルチ)-ファンシーツイード、ポリエステル/100%、ドイツ製。裏地(濃ピンク)-
ラメツインクルサテン、ポリエステル/60%、ナイロン/40%、日本製。
生地のズーム:ファンシーツイードは数種類の様相の違う糸の組み合わせ。ラメ生地の裏地は非常にエレガント。
表地の粗裁ち裁断:裁断直後から早くもほつれ始める脆さを感じました。一気に接着芯を貼る段階へ進めます。
表地のファンシーツイードに使用した接着芯:ごわついたような織り目のはっきりした織芯を選択。

時に、ほつれた端っこを補填するかのような役割を接着芯に担ってもらう意味もあります。

裏地のサテン地に使用した接着芯:非常に重要なことであり、表地と同じ織芯を使わずニット芯を使います。

混率の違いによる接着芯の使い分けとなります。

弾力性のある伸び縮みの性質のナイロン/100%生地は織芯だと、アイロンの熱が入る・冷めるの両方で伸びと縮みを起こします。

そのような活動的な動きが「気泡」となって接着を妨げ、ナイロンと織芯の相性が悪いのです。

このたびの混率はナイロン40%程度ですが、同じ色違いの生地ですでにこの現象が過去に起きている事実。

織芯を使うことを厳禁と判断してのニット芯なのです。

本体以外のパーツの接着芯貼り:<硬めバッグ作り>では、細かいパーツも本体パーツと同レベルの厚みに統一。
本体パーツ:縦長を三つ折りした構造のハンドバッグです。下の白色は「ハード厚芯」ハンドバッグらしさの源。
本体以外のパーツ:サイドマチパーツ。「ハード厚芯」は無接着タイプ、ボンドで外枠を接着+アイロン熱。

このたびの進捗具合はここまでです。

脆くほつれやすい生地を一気にここまで進めて保管しておくというスタイル、まずはこのことをお伝えしました。

あとがき

生地製と本革レザー製の違いの1つとして、縫い代始末が生地製には必ず必要です。

本革製はその作業がない代わりに、革の縁のカットラインにカラーを塗布してツヤを出し馴染ませる作業があると思います。

それぞれの1段階余分な過程があるものの、縫い代始末こそが生地製の製作の難関を作ると言っても過言ではありません。

もっと広く見ますと、布製のバッグ作り全体が、「縫い代を隠す」という作業をしているのだという見方ができるのです。

途中お伝えしました、脆いファンシーツイードの縁が接着芯で固められることは、縫い代内部がバッグになって目には映らなくなっても、安定的に強靭であり続けることになるのです(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト

パッチワークマルチボーダー3段とニットマルチ幾何柄ボーダーの美しいコンビ、良き第一印象に巾の整いが欠かせない【284】

アイキャッチ画像284

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

布製のバッグ作りの一番最初の材料の調達である表地、生地屋様の展示で並んだ色違いのその並びの美しさに惹かれることがよくあります。

そういった多色展開の無地ライクな生地では、あえてはぎれでもないのにパッチワーク仕立てにすることがあります。

1色よりも多色によるその後のお洋服との合わせやすさの融通性や、何といっても多色の豊かさが美しさに繋がることがあるのです。

このたびは、ワッシャー加工が凹凸感を高めるカーテン地であり、美しい色違い展開をフル登場させた3色で、パッチワークボーダーリュックを製作しました。

パッチワークの幅の整えが最重要、前もって計算した幅違いの型紙でも完成した姿は絞られた上段が短く映ってしまった見込み違い

一応完成には至ったものの、このたびの製作は課題が大きく残るものでした。

この記録を、良き教訓としてパッチワーク仕立ての製作に活かしていただければとお伝えしたいと思いました。

使用生地:表地(3色)-ドレープカーテン地、ポリエステル/100%、日本製。裏地(紺系)-ジャカードニット、ポリエステル/60%、綿/30%、アクリル/10%、日本製。

表地の雰囲気が優しいペールカラー、オフベージュ・カラシ・ブルーという展開に対して、裏地が本当に望ましい相性で見つかりました。

手持ちのストック生地の中で見つかり、過去の投稿の【27】の四角ショルダーバッグの表地に使用した残りです。

写真の並び方がストライプ状の表地は、実際はボーダー状に配置されていきます。

使用生地のズーム:左の表地はワッシャー加工がより凹凸感を演出のカーテン地。裏地は個性的な幾何柄ニット。
裁断パーツ:細かなパーツは、入り口フラップもパッチワークボーダー、ベルト類も1本単位でマルチカラー配分。
取っ手カバータブの8角形:接着芯とハード薄芯を貼り、1cmの縫い代で折り込んで外枠ステッチをします。

本体に縫い付ける際には、予めかけたステッチの上をなぞり二重縫い、8角パーツには合計3回ステッチが乗るのです。

リュックの前後面の違い:ボーダーは同じ配置、取っ手の色とカバータブの8角パーツを反転させています。
ポケットの枠:「向こう布」と呼んでいた巾10cmの返し布は、後に「ラッピング布」という呼び名へ変更。
くり抜いたボックス枠の両サイドの三角縫い代の始末:固定ステッチを裏面でひそかにかけているのです。
ポケットの柄合わせ:先程は「片玉縁風ポケット」、こちらは「貼り付けポケット」です。横の段のみ柄合わせ。
柄合わせ後のポケットの配置:このショットは貴重、完成したリュックではこんな風に眺めることができません。
完成したリュックの内部の眺め:リュックに完成した時のポケットの存在はこのような見た目に映ります。
巾着リュック完成(3色パッチワークボーダー)。<サイズ>縦35cmx横27cmxマチ11cm。
完成したリュックの背負う面:ショルダーも左右の色が違うことでカラー配分を均等にならしました。

上のオフ生地の配分が甘かった、3色のボーダー幅が不均一となってしまった点がこのたびの大きな失敗です。

巾着で隠れるトップは多く見積もる必要があると思います。

完成の入り口フラップ:本体と歩調の合うパッチワークボーダー仕立て。隙間のセキュリティーの弱さが課題。
お洋服とのコーデ例:ボーダーフクレ加工のカットソーとライトブルーデニムの上下に優しく寄り添います。

あとがき

当ブログ記事は、最初の投稿の2020.11.24からおよそ5年後の2025.10.14にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

入り口のフラップが小さいことによるセキュリティーの甘さは、その後取っ手の間マックスの幅へ大きく改良してみました。

しかし、完全な安心の心地を得られずこのモデルは廃番となりました。

2025年ではこうしたリュック型は、「ナップサック」として完全に口を絞るタイプにモデルチェンジ。

随分見た目が変わりました↓。

2025年のリュック型の1つのナップサック:名前は、2020年当時の「餅巾着」のまま継承。

なお、「パッチワークボーダー」の手法に関しては、2025年も多色展開が美しい生地に関しては、「パッチワークストライプ」という形で引用しています。

廃番や取りやめという決断に関しては、決して否定するような過去ではない、その先の未来に繋がる重要な岐路であったとこうして記録に残し大切にしています(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク