新しいチェストを購入しない、既存の大小のチェスト同士の中身を入れ替え、洋服が増えた変化に対応の心の奥底の100%なリフレッシュ感【1396】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび、短い時間を利用して、ある模様替えを致しました。

とても単純なもので、2点のチェストの中身を交換するというものです。

2点共木製の年代物のチェスト、大切に丁寧に使ってきたつもりです。

チェストは購入時にお気に入りを慎重に選びながら、長く持てるような工夫をしてまいりました。

このたびの模様替え、是非ご覧くださいませ。

洋服が増えたことで小さなチェストと大きなチェスト同士のシャッフルをした効果が絶大

小さめチェスト(入れ替え前):この中にはラックにはかけないニット類のお洋服が入っていました。

この2024年の4月で急激にお洋服の数が増えました。

基本ジャージでお出かけ着は少数だけだった2023年辺りから少し変化が。。

そして、全シーズンで上下の組み合わせをセットでカウントした総合計40セット。

冬物x13セット、春秋物x14セット、夏物x13セットという内訳です。

大まかな3シーズンで各季節に同じくらいの分量で配分調整して集めたお洋服です。

お洋服の内容の工夫に関してはまた別の記事で綴らせていただきますね。

さて、ここから入っていたニット物を全部出します。

小さめチェスト内にはニットのお洋服がたたんで入っていました。

そして、もう1つの大きめのチェストです↓。

大きめチェスト(入れ替え前):てっぺんをハンドメイドのアイロン台に。内部は糸全部と道具が混在。

実は、もともと糸と他の材料や道具が混在していることがどこかで引っかかりがあったことも事実です。

今度はスペースが小さくなる方へ移動しますので、糸専用のチェストとしました。

残りの道具やその他の材料は別棚へ移動します。

小さい方のチェストへの移動:上の方はスパン糸を入れます。
下の方の段はすべてテトロン糸。すべての引き出しに糸が入りまして、糸専用のチェストとなったのでした。

この方が、間違いなく場所が分かりやすくなります。

残りの材料や道具の新しい収納場所:ざっくりとした棚にケースに入れながら視覚的に見やすく収納。

周りにはハンドメイドの芯地などの材料があり、ミシンの横ですので、この場所はなかなか相応しい場所となります。

必要な時に材料や道具を取り出す時に、以前は引出しを何度か開ける作業がありましたが、サッと取れるようになります。

糸はそれほど頻繁に出し入れしないこともあり、引き出しの中で良いと、この新配置は大変腑に落ちています。

配置の変化:いわゆるシャッフルです。中身を交換すると同時に相応しい場所へ移動しました。

あとがき

大変満足できる模様替えでした。

ただこれだけの作業でしたが、不思議なもので大きく心持ちが変わりました。

「ふと思い立った時」というのは案外大切なのではないでしょうか。

ちょっとしたひらめきやチェンジに対しても敏感であると良い方向へ前進しやすいのではないかとまで考えるようになりました。

そういったことに気づくアンテナというのは、普段から自分の心持ちに正直であるという意外にはないと思います(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク

古着を入手後すぐに行う「洗濯」「クリーニング」の理由が大切、ゼロからのスタートを切るためのコスパをさておいた「気」【414】

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

この3月という季節、誕生日月でもございますが、1年の中では特に大きく変化のある時期だと感じています。

朝起きる時刻も寒いシーズンよりも1-2時間早いということの他、目に見えていろいろなことが活動的になっていく様子です。

そうした中で、2月頃から集めてきた新しいお洋服。

すべて古着しか着ないスタイルです。

この度の集める目的は、冬物が年間のワードローブの中では少なめだったので、追加しながら少し増やすというもの。

お気に入りブランドの「アルマーニ」様と並び、「オーダーメイドの古着」というピンポイントな絞り方をした集め方をしています。

2月頃から集め始め、3月で10点強がそろいまして、まとめてクリーニングに出しました。

多くが冬物を追加しましたので、せっかくクリーニングしても、即収納ということになりますが、こういった季節感すら無視した集め方ができるのが古着の良さです。

実際の季節とは真反対の時期に季節外れとして「空き」のあるところを狙い、うまく良いお洋服をゲットという考え方を含みます。

このたびは、そうした、コスパの良い古着なのにこうして届いたら早い内に、「洗濯」や「クリーニング」をするという理由をお伝えしたいと思います。

確かに「クリーニング」となると費用がかさみますので、せっかくお得に入手の古着のコスパが悪くなるのでは。。という疑問にお答えしたいと思います。

届いた時の「香り」は柔軟剤いっぱいの違和感を感じるもの、「気」の1つだととらえ、無臭へ。。

クリーニングをいただきに行ってまいりました。合計13点。

「香り」はたとえ良い香りとして他の方が好んだものでも、別の人にとっては、違和感を感じることがあります。

そこに「気」というものを意識することになります。

この変な気持ちこそ見逃しません。

いつもの心地良さではないものは、たとえ香水の匂いであっても違和感であることには違いないことを「嗅覚」が感じ取ったのでした。

ホームクリーニングできるものはするのですが、このたびは、裏地付きの冬物が多く、ほとんどクリーニングへ。

この季節なので割引もあり、まとめてお願いする時には有効で有難いです。

オーダーメイドの古着にはブランドネームなど付いていないのに「ブランディング」を感じる不思議

クリーニング済の2点:いずれもオーダーメイド品。近づくと素材の抜群の良さをまず感じます。

左は「別珍」素材が肉厚で良質なバイヤスドット柄が素敵な超ロングスカート。

90cm以上のスカート丈のロングをトップスにシンプルな黒のVカーディーをショート丈でバランスを取ります。

右は、百貨店のオーダーメイド品とのこと。

ベロア素材の凹凸感ある花柄が大変美しい華やかなワンピース。

ズドンとしたI型でもワンピースはベルトでウエストを絞ることで「時代感」を解消できます。

肩の付け方がツンと立っていて、特に気に入っています。

これは、最近こだわって古着の中でも「オーダーメイド古着」に限定して集めることで気づいたことです↓。

そもそも、オーダーメイドに特化して探していることでどこかで意識しているのだと思いますが。。

結局、オーダーメイド品というのは、ブランド品に肩を並べるほどの「ブランディング」を持つと言えると思います。

そんなことを古着集めの中で発見致しました。

あとがき

この度戻ってきたクリーニング品を含めたワードローブのラインナップです。

ニットセーターなどは別のチェストへたたんで収納。

結局現在は、冬と夏が11セットずつ、春/秋が14セットです。

このセットという単位がもしかして気になるかもしれません。

実は、お洋服の着回しをしない主義でございまして、すべてをセットに組み合わせて集めているのです。

組み合わせは上下で渾身の1セットを決めます。

ワンピースは1点だけで1セットになります。

全体の中のワンピースの占める割合は10点、ここでやっと集めるのは終了。

納得する分量を集めましたので現在の気持ちでのワードローブは完成したことになります。

以前の各季節5-6セット程度からは随分増えてしまいましたが、それでも1セットずつがとても大切でどれもこれもお気に入りばかりです。

随分お洋服に対しても粗かった過去対応から見ますと、ここ近年変化をとげ流行を完全無視したラインナップに完成しています。

お洋服は侮れません。

その人の「人生」をも映し出す鏡のようなものなのです。

古着としてお得に入手しても、一番最初のゼロスタートをしっかりと切るためには、「洗濯」と「クリーニング」は大切だと結びたいと思います(^-^)。

<母のクローゼット②>古着物をお洋服へ。。巷ではエレガントな装いに解釈されている中、カジュアルなフード付きやファスナー付きでアレンジ【1393】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「着物」は日本特有の文化なので残っていくと良いのですが、何しろ着付けを伴い気軽に着ることができません。

そして、伝統的な着方のしきたりもあるので、道を外したいわゆる「邪道」はステージ衣装のような分野にとどまるようです。

このたびは、古着物ファンである母のクローゼットを再び拝見。

この度は<母のクローゼット②>で古着物のお洋服のご紹介としては後半になります。

前半は、過去の記事の【1378】で綴らせていただきましたので、よろしければ後ほどお立ち寄りどうぞ。

今回は、前半の①では登場していなかった別のお洋服。

すべて古着物自主リメイク品としてご紹介。

このたびならではのポイントとしましては、カジュアル嗜好の母らしく、ファスナーやフードを付けたコートを作っている点です。

着物はエレガントに解釈されることが多く、リメイクではドレスの形やワンピースが多いです。

よって、特徴が現れたカジュアルな点に是非ご注目していただければと思います。

ぼかしやマルチカラーが美しい「洋」の要素を持った着物を選択した日常着へのアレンジ

着物素材を「特別なシーン用」とせずに、お出かけに気軽にはおれるようなコートやジャケット中心です。

フード付き、ファスナー付きのコート:裏地も古着物。コントラストが綺麗。
フードの中も柄のコントラストが見えます。ボトムには、黒や茶やグレーと選ぶカラーが複数見込めます。
正面のファスナーを閉じた状態:比翼仕立ても特徴であり柄がつながり美しさが壮大に感じられます。

次は、3点を同じ着物から解体してリメイクした半袖のプルオーバーx3点。

3点共少しずつデザインが変えてある点にご注目くださいませ。

ハイネックのような襟の半袖。
スタンドカラーの襟の半袖。少しの違いですが印象は変わります。
真夏が涼しそうなフレンチスリーブ。1点の着物から3点は夏物のトップスが作れるということでしょうか。
季節は秋のイメージ。裏地のもみじ柄は「長襦袢:ながじゅばん」を利用。表地の葉っぱのジャガードが美しい。
紅色に黒のストライプはよくリサイクルショップの古着物コーナーで見かけます。くるみボタンが高級感出ます。
「洋」のような幾何柄です。胸元周辺は柄の向きを正位置に計算すると良いですが、生地が不足だったのかも。
このタイプも古着物では見かけます。景色が古き良き味わい。暖色系マルチカラーは明るいイメージです。

と、このようなラインナップで着物リメイク服をご紹介致しました。

最後に、母ならではの「カジュアル嗜好」を追求している部分が、合わせるボトムにスラックスやスカートではなく、コットン素材のカジュアルなパンツを徹底。

こんな風にステッチの入った綿パンやデニムを合わせてカジュアルに寄せているそうです。

あとがき

このたびは、母の古着物との接触の仕方でしたが、では私の場合はどうなのか。。ということです。

過去には、随分バッグを古着物で作ったものです。

お洋服であると、「身体にフィットする洋服好き」であることで、着物のリメイクのゆったりとした感じはあまりそぐわないのでもったいないからと躊躇しています。

もし、1点あるとすれば、やはり黒のワンピースが良いです。

ノースリーブで重さを軽減し、ラインがスタイリッシュかつシンプルなデザインが良いですね。

少し柄の部分も入ると着物から作ったものだと分かって、オリエンタル(東洋的)で面白いと思います。

まだまだ世の中には、過去の古い着物が眠っているのではないかと思います。

母だけでもクローゼットの中が着物で作ったお洋服であふれかえっているわけですから。。

そう考えると、お洋服時代は比較的まだ最近で長い長い間日本人は着物を着てきたということなのですね(^-^)。

廃棄のお洋服から取り外しておいたたくさんのボタン、20年来のボタンストック箱の整理整頓をし古着ワンピースのバランス目的の取り換えに使用【1389】

アイキャッチ画像1389

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

古着がいかにも古着であるその年代がイメージできてしまい過ぎると、本当に古い物に映ってしまいます。

それはファッションとしてはかっこよくないのです。

古着をうまく装っておられるおしゃれな方というのはこのバランスが上手、古き良き味わいに新しい息吹を必ず吹き込んでおられるのです。

なぜそのように映るのかの視覚的な分かりやすい例として1つがボタンのデザインです。

このようなボタンは、たとえ良い物であっても「昭和」のにおいがするのです↓。

古着のワンピースなどについていたボタン:昭和のものだと思わず推測してしまいますのも、実際にその通り。

ということで、古着のワンピースを新しい着方にするための単純なリフォームとしては「ボタンの付け替え」があります。

実際の20年来のストックのボタンはいろんな事情から保管してあったものでして、古着の付け替えに役立つことがあります。

このたびは、ストックの仕方の工夫と実際に使い切ったボタンまでをご紹介してまいりたいと思います。

古着から取り外した大量のボタンストックの整理整頓、同じ種類をそれぞれチャック袋にまとめる方法がピンポイントで探しやすくなる

全く同じボタン:一緒に使用するわけですからあらかじめチャック袋のミニサイズにまとめます。
色違いでモデルが類似のボタン:一緒にしておくとマルチカラーボタンで白シャツなどに使える時があるかも。
付け替え後の姿①:レザーベスト。黒にグレーのマーブルがあり立体的に映るボタンへの付け替え。新品みたい。
付け替え後の姿②:ジャケット。袖口にはボタンは付いていなかったところへ飾りで追加。よりクラシックに。。
トレンチコートや太口のカーディガンに付いていたようなトラッドな雰囲気のボタン。素材がレザーライク。

ここからは、何かに付いていた同じ金ボタンが多数余っていて、同じボタンを4点ものワンピースに付け替えてすべて消化し切ったという例になります。

ここまで共通に使用したということで、いかにそのボタンが素敵だったかということになりますし、金ボタン自体の存在感を見ることができます↓。

マルチカラーワンピースに付け替えた金ボタン:以前のままだと昭和レトロ感が出過ぎ、これで新鮮です。
黒のウールワンピースに付け替えた金ボタン:黒にゴールドは喪服っぽさからの脱却の1つの表現です。
黒ベースの柄のベルベットのワンピースに付け替えた金ボタン:前面はボタンは無いですが袖口を付け替え。
バティック(ろうけつ染め)の黒ベースの柄ワンピに付け替えた金ボタン:柄にうまく溶け込む効果もあり。

お洋服の様々な色や柄によって同じ金ボタンの存在が少しずつ違うのもこれだけの数の金ボタンを複数に付けてみて分かったことです。

とても楽しいものです。

どれも古着なのに、新しい装い方への第一歩がボタンだけで踏み出せるような気がしてくる、ボタンの存在感がどれほどのものかということなのです。

あとがき

やはり、こうして見てみると、黒コーデ主流スタイルをしていきますと、黒のボタンを多く利用する傾向にありました。

上述のすべて使い切ったゴールドボタンも黒ベースに対しては「差し色」なのです。

こんな感じで、敬遠しがちな古いモデルのお洋服がボタンのおかげでガラリと雰囲気が変わり親しみやすいものになることがあるという「ポテンシャル」について綴りました。

そうして、古くても良質なもったいないお洋服をうまく掘り出せればそれはとても素敵なことだと思います。

ところで、廃棄服や古着から取り外した元のボタンはどうなるのか。。

これについては、現在ストック中ですが、1つ案があります。

「古着テイスト」というカテゴリーです。

古着がもっと価値を置かれ、大半の方に当たり前に愛でられるようになった時代になっていくとより効果的なのかもしれません。

例えば、ファストファッションの行方に困った場合が考えられますが、あえて、古着のボタンを付けることで、がらりと雰囲気が変わる可能性です。

ボツになった昭和時代のボタンも何らかの形で使える方法を今後考えていこうと思います(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク

ネットのお買い物の古着選びにお役立ち、サイドから見たスラックスのヒップのラインのカーブが有るとゆったりはける【1387】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

スラックスというアイテムがとても好きです。

あのセンターラインの整然さは自然に背筋が伸び、まっすぐに堂々と歩きたいという心理さえ呼び起こすパワーを持ちます。

スーツが大切なシーンには欠かせない物であるいことをスラックスをはいた時に実感することがあるのです。

このたびは、スラックスにおいて、ネットの写真とウエストだけをたよりに購入した結果がヒップがやや窮屈なはき心地だった体験を活かします。

その窮屈さは、いったい見かけのラインのどこに現れていたのか、購入時の写真だけで気付くことができる可能性を見つけましたので、お伝えしたいと思います。

スラックスをセンターラインで折った時のヒップのカーブが無いものは窮屈であると判断、はかずにはき心地を写真だけで知る方法がある

購入した年代物だと予想する手作りスラックス:ファンシーツイードが素敵。ラインがなんとなく1970年代かと。
ポケットが付いていないこともあり前後を記しました。ウエストラインが上がっている方がヒップ側。

ウエストにはゴムが入りとても融通は利いていました。

ところがウエストの割にはヒップは非常に窮屈に感じました、パンパンです。

そのことが気になり、他のスラックスと比較することに。。↓。

比較対象のスラックス-1:こちらも手作りのスラックス。右のヒップラインが丸いです。履き心地はゆとりあり。
比較対象のスラックス-2:「エンポリオアルマーニ」様のお品。こちらもヒップラインが丸くしてあります。

比較対象の2点は、はき心地はヒップに沿って、良きフィット感なのです。

ところが、ファンシーツイードは窮屈。

この答えが、ヒップのカーブラインの有り無しの違いにあると結論付けました。

3点一緒にヒップラインだけ比較してみます↓。

3点の同時比較:明らかです。ファンシーツイードには丸みが不足、もしくは無いということになります。

ということで、もし、ネット購入などでウエストだけしか情報が無くても、こうしてヒップのラインが丸みを出してあるのか丸みを感じない真っすぐなのかで、はき心地をある程度想像することができるのです。

店舗で試着できない状況であってもスピーディーなお買い物のメリットは十分にあるのがせっかくのネット購入の良さです。

その他は蚤の市や野外マーケットの場合もなかなか試着までできる環境が少ないです。

そういった時には、是非「メジャー」だけはお持ちになりながら、ウエストはメジャーで計り、同時にヒップのラインの丸みをチェックするということをしてみて下さいませ。

これは予想なのですが、1970年代辺りにヒップラインの真っすぐな流行があったかもしれません。

実は、このファンシーツイード、前面のおなかに関してもあまり丸みが無いと感じました。

全体にパターンが扁平に作られているようなのです。

ヒップと同じことがおなかのラインにも言えると思います。

お腹の場合は「タック」によってゆとりも表されていることが多く、こちらも奥が深そうですが、またの機会にお伝えしたいと思います。

見た目でも十分に判断できる1つのポイントとしてこのたびの人間の身体のふくらみのパーツが実物にちゃんと落とし込んで表現された「機能」になっているのかをチェックする勧めです。

確かに窮屈ですが、はけましたので、これも味わいとして持っていきます。

1つコーデを考えましたのでご紹介したいと思います↓。

クリーム色のセーターに合わせオレンジ系の小物で押さえたファンシーツイードスラックスのコーデ。

あとがき

基本的に古着オンリーのお洋服スタイルで望むのですが、何ら古着と言ってもピカピカで着れるものです。

古着の中には、それほど着用されていないお洋服がたくさん見つかるのです。

特に日本の古着は世界的にも良い状態のものが多いとの評価があるようで、そのことに東南アジアの国の人がすでに気付いているようなのです。

その価値に気づいていないのは、むしろ私達日本人なのかもしれないのです。

今後はアパレルのかつての大量生産の構造が現在以上にもっと成り立たなくなると思います。

良い市場の位置を押さえた大手だけが大量生産で成り立ち、それ以外の中間的な層の業者は姿を消していく傾向にあります。

ニッチな層やそのお店ならではの際立つ何かを持った製造業者だけが残ると見ていますが、本当の事は分かりません。

大量生産型の普遍的な品物・高価な少数生産型の品物に加え、「綺麗な古着」も選択肢にあるのです(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク

かつてはニッチな目立たないモデルだったからこそ新鮮に感じる今、流行に縛られなかった過去の目立たぬ存在が今花開く【1382】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ワードローブはすべてused品で集めています。

お洋服だけでなく、バッグなどの小物も同様。

このたびは、古いバッグの良さを掘り起こしまして、今後も良い状態で使っていける保管方法をご紹介したいと思います。

まずは、「古いバッグの良さ」の意味するところをお伝えするところから始めてまいります。

古い時代のバッグが何十年も経過した今でも古臭いと感じない、当時流行しなかったモデルの目立たぬ存在が何十年も後に素敵な年代物として花開く

古いバッグのモデルの中には、かつては一世を風靡したような「みんなが持っていたバッグ」というのがとても懐かしいです。

当時は、皆が持つバッグを持っていることが喜びであり流行の最先端に立っているかのような気持ちになったものです。

しかしながら、何十年後の今、そのモデルが素敵に映るのかというと、一瞬の時の儚さを感じるのみであり、持ちたいと思う気持ちがなかなか起こらないもの。

その理由が、なんとあれほど新しく最先端であると感じたモデルが、今や時代遅れの古臭いイメージとして定着してしまう逆説です。

心理的なところが大きいのですが、誰もが懐かしむ「一世風靡型のモデル」というのは多くの人に知れ渡ってしまっているからこそ、新鮮味が短い期間のものになってしまうのです。

むしろそうではなかった、その片隅で陽の目を見なかったような目立たぬ存在であったモデルは、その後の長い年月を経た今違った意味の存在感を表すのです。

流行などに決して縛られない、いつの時代でも受け入れられるようなバッグこそ、本当の意味では優れたモデルなのかもしれません。

確かに今見るとかつて流行のモデルは懐かしく興味深いですが、現実的な話として自分の物として今後もずっと長く持っていきたいのかをポイントにしますと、そうではないのです。

そうしますと、中古品バッグ集めのポイントとしては、かつてのニッチなモデルが狙い目なのです。

そんなわけで1980-1990年代のモデルのバッグのニッチなタイプの寄せ集めをまずご紹介したいと思います↓。

多くが布バッグ。こんなところからハンドメイドバッグ作りのヒントをいただいたこともあります。

特によく知るモデルはあまり見当たらないのでは。。

あまりに有名過ぎるモデルでは古めかしさを今は感じてしまいます。

そうではなかったモデルが今、何十年も経過して新鮮に感じ、貴重に感じる面白さと不思議。

是非、そんな見方をしてみてくださいませ。

「新聞紙製のあんこ」の存在が欠かせないフォルムキープ対策

バッグも重量に従い底周辺に皺ができることがあります。

とても残念なことにただ保管しているだけでも皺は起こるのです。

そこで、長年対策してきた立体的なフォルムをキープする「あんこ」のご紹介です。

読み終わった古新聞を2ページ分丸ごとx3枚使用、そこへ印刷されていない新聞紙(しんぶんがみ)で包む。

こんな風にこんもりとした包みをいくつか作り、バッグのサイズに合わせて中へ投入していきます↓。

縦が35cm以上x横の広い部分が40cm程の比較的大きめのバケツ型バッグへは3個入れました。

場合によってはてっぺんに横向きに寝かせてもう1つ入れても良いです。

とにかくできるだけ隙間を埋めるように入れます。

そして、ここからも大切。

バッグ自体は1点につき1つの保存袋へゆったりと収納が望ましいです。

こちらも、ゆったりとてっぺんまで覆ってくれる保存袋に入れました。

そして、さらにその保存袋ごと大きなボックスやインテリアバッグへ入れて素敵なインテリアの一部とするような収納をしています。

全21点の中古バッグの収納風景:ハンドバッグはボックスへ、大きめサイズは自作大容量バッグへ。

もうとにかく、バッグinバッグのオンパレードです。

こうして大切にブランドバッグのコレクションを保管します。

すべてのバッグの中身には、ご紹介した「あんこ」が入っていて、積み重なっていても変形しにくいように対策してあります。

あとがき

今後の未来において大切なことは、バッグを1つ持つにしても、コレクションして集めるにしても、「品物の選び方」のゴールには「心地よく幸せを感じる」という瞬間があるかどうかだと思います。

捨てる選択肢しかないような品物は悪過ぎますし、そんな品物を製造する製造者は出直してほしいほどです。

少ない数でもちゃんとした満足度と喜びをくれる品物を持つこの品物選びこそは、購入者/ユーザーの責任。

ファッションは哲学です、緩い気持ちでお洋服や小物と向き合わず、どうぞ真剣に自分の写し鏡のようなワードローブを形成していってくださいませ。

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書き手:ピクチャレスク

<母のクローゼット①>着物リメイクによる洋服作りが趣味のクローゼット内、着物の面影を感じないデザインのシャツやプルオーバー【1378】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

新しいシリーズを設置致しました。

数回になると思いますが、母のクローゼットのお洋服のご紹介です。

特徴がございまして、多くが古い着物のリメイク服であることです。

自分使いの範囲内の良さが発見されましたのでそんなところを軸にご紹介したいと思います。

著作権に関しては、名もなきメーカー不明の着物ばかりなのでとりあえず責任を持って判断をした結果動画や記事でのアップはさせていただきました。

有名どころのパッと見て製造者の分かるような品物は、たとえ着物であってももしかして権利を行使される製造業者様がおられるかもしれないことは、頭の片隅に置いております<m(__)m>。

着物から大きく姿を変える点が特徴、あまりまだ作られてはいない「カジュアル」なフード付き・ファスナー付きのコートを古着物から作る母

時々ネットで素敵な着物素材のワンピースが無いかと拝見させていただいているのですが、そのお品もゆとりが大きすぎて身体にフィットしないものがほとんど。

それには理由があると思いました。

例えば、せっかくの良質な素材を有効的に使うために残す部分を極限におさえるデザインというところ。

結果、ゆとりのあるたっぷりとしたドレスのようなデザインへの落とし込みがあるかと。。

そうはいっても、「衣服の着用の本来の目的は身体の美しさを見せることにある」と思っています。

ただ身体を覆うよりも必要のない部分はスリムに、動きのある部分はゆったりと作る凸凹が混在した作りが洋服らしいと感じます。

その点「着物」という衣服はズドンとI字型であり、これはこれで最低限の美しさもあるわけです。

母が作っている着物リメイクの洋服はブラウス/プルオーバー系が多数で時々ジャケットも登場のトップスが大半。

拝見するところ、着物からはかなり別物に出来上がっているという1つの特徴があるリメイクだと思いました。

表地も裏地も共に「道行(みちゆき)コート」を利用したコート。

表地も裏地も古着物を利用しています。

最初柄キルトを表地にかけたものの上手くなじまず、キルト芯を内側に入れて、ステッチでたたいたという半キルト風な仕様に変えたとのこと。

ボタンをホーンタイプにしていてコートらしい。

マルチカラーが爽やかなオーバーブラウス:裏地付きであり、裏地には「長襦袢:ながじゅばん」を利用。
オーバーブラウス:これは「白大島:しろおおしま」の葡萄柄。コーデしやすいオフカラーです。

丈が結構長く、母は、黒のスリムパンツを合わせていました。

イメージとしては、グレーのボトムも相性が良いかと。

ハイネックプルオーバー:総絞り。赤い柄部分を隅っこに目立たなくし、モノトーンに仕立てたロールアップ袖。

こちらも比較的合わせやすく、無地のボトムの黒などが浮かびやすいです。

重ね着:ボレロは黒に横筋の柄が入った「絵羽織(えばおり)」からの起用。
ブラウスは「紅型小紋:びんがたこもん」。こういった際立つマルチカラーの小紋柄の種類だそう。

ブラウスの背にはこんな風にタックが入って動きに柔軟に対応の作りとデザイン。

相性の良い重ね着:上のボレロと内側のノースリーブインナーの後ろ見頃が同素材。
元は家にあった弔事用の着物から。背の「家紋:かもん」をそのまま活かします。
ハーフコート:こちらは叔母の古着物を利用したもの。「タイダイ柄」みたいでとても綺麗です。

このたびは、ここまでです。

まだまだあるのですが、いったん区切らせていただきました。

またこのシリーズで別の品物を後日ご紹介してまいります。

あとがき

スカート(好みではないみたい)やパンツは作っていないみたいなので、洋服に取り入れる形で装うというスタイル。

ボトムが洋服だとそのバランスも必要で、和テイストを取り入れたお洋服コーデを楽しむ形。

まるごとワンピースなどを着物だけで作るという作り方とは違いがあります。

それぞれの価値観、趣味嗜好が細かい所で分かれてくる「着物リメイク」の一例でした。

こうあるべきだという決まりは決してないところの自由が本来あるべきです。

実は成人式用に祖母に買ってもらった着物(紅色で樹木や鳥がいる洋風な柄のもの)、昭和当時で90万円の振袖が眠っています。

あれどうなるんだろう?。

久しぶりに一度改めて見てみたいと思っています。

そのお着物に関しての何か動きがあればまた、ブログ記事でご紹介してまいります(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク

古着ワンピースのみのワードローブでクローゼット内を埋め尽くす、極端に特化した拘りを演出する方が「おしゃれ度」は高まる【1373】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

無彩色カラーを深堀りした色の展開・身体にかっこよくフィットするライン・そして凹凸感あるフクレ素材多用の「アルマーニ」ブランド。

ここ近年、このブランドの古着に特化した着方をしています。

「アルマーニ」様の素晴らしいお洋服をワードローブにラインナップする特化型の着用を考えてまいりました。

同時に、その中にどうしても足りないアイテムを埋めるように古着のオーダーメードワンピースを取り入れるという「2本立て特化のお洋服の集め方」になっていったのが現実的な事情からです。

当ブログ記事は、最初の投稿の2023.12.07からおよそ1年後の2024.12.26に、ブログ記事の「手直し」の順番でタイトルから見直し綴り直しをしています。

後で貼りますYouTube動画では「アルマーニ」服と「オーダーメイド」服を同時にラインナップした内容ですが、当ブログでは、ワンピース特化型オンリーで綴ってまいります。

きちんとしているようで「抜けた感じ」も表現できる可能性を持った古着ワンピース、「ロング丈」「モノトーン」に特化して集める

長袖の季節用の3ラインナップの古着ワンピース:きちんとしていますが抜け感を出して着用するところが醍醐味。

その他の小物で、じっくりと雰囲気を出していけるポテンシャルを持ったワンピースだと感じています。

オーダーメイド品の核には、「一人の為のサイズ」ということがあるのだとこうして様々な古着を手にしながら実感。

ベルトがありますので、ワンピースは大きめを選んでおけば、大は小を兼ねる融通があるので古着としては集めやすいのです。

あとがき

このたびは意外なのお洋服の集め方の特徴をお伝えしました。

いよいよ2023年12月5日にヨーロッパ「EU地域」にて売れ残った洋服や靴の廃棄を禁じる法案が出来たもよう(2023.12.06日経新聞夕刊トップページより)。

このことに対して「はっ」とした私。

今後は遠いよその国の出来事では済まされないかもしれないと。

製造業者だけではなく、ユーザーの方もそれを捨てるべきなのかどうかをデータによってジャッジされるというのです。

製造する者、購入する者双方が直面する大きな動きになっていくのです。

今一度お洋服の持ち方を見直す時が来たことを感じています。

本当に着る見込みのあるもの、着たいものだけをミニマムに持っておかないと、簡単には手放しにくくなってしまう時代が来るのではないでしょうか。

そうしますと、本当に自分が求めるものをしっかりと知り、クローゼット内をすっきりさせておくためのこうした取り組みは大切。

決してお洋服を軽視せず、遊び半分なことではなく、罰金を払うことになりかねないことだと真剣に取り組むべきです。

お洋服を持たない人は人間である以上誰一人いません、一人一人が今後自らが着る衣類を真剣に考えていく事柄です。

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書き手:ピクチャレスク

古着スラックスのバラエティー豊かな裾上げデザインの違いに注目してみる、先端にまでおしゃれ度が高く追求されていた【205】

アイキャッチ画像205

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

世界からも「質の良い綺麗な状態の古着が見つかる」と称賛されている日本製の古着。

その中で素敵なスラックスが見つかることも多々あります。

このたびは、すべて古着で集めたスラックスの裾のデザインや仕上げの仕方の違いのバラエティーの豊かさを知り、エレガントな表現が見事に実現している要の部分を探ってみたいと思います。

高級感やドレス感あるスラックスの裾の始末の仕方、複数のパンツで比較して分かる先端に及ぶまでのエレガンスの追求

では、4種の特徴あるスラックスの裾のデザインやその仕立て方をじっくりと見てまいります。

まずは、よく見る量産品に一番多いスラックスの裾上げのデザインからです↓。

黒のシングルスラックス:「カステルバジャック」様の古着。ベーシックな裾のデザインです。
「シングル」のデザイン:ロック+機械でのまつりがされています。シンプルですがきちんと両割りされて整然。
黒の3段フレアーワイドパンツ:「エンポリオアルマーニ」様の古着。裾の始末の仕方に思わず共感です↓。
「三つ折り二重ステッチ」のデザイン:二つ折りの時点で一度ステッチをし、三つ折りでもう一度ステッチ。

表には1本のステッチのみが出ていました。

「こんな風に始末しても良いのだ」の例のようなもの、「アルマーニ」様の方針のようなものを時々垣間見ることがあります。

ボルドーのウール素材のスラックス:ブランド名無記入、オーダーメイド品とのことで古着で購入。
「三つ折り手まつり」のデザイン:スラックスの厚みを活かし、ステッチのすくい上げは表に出ていません。
黒のウール素材のスラックス:「ジョルジオアルマーニ」様のもの。ダブルの裾がエレガントさを一層アップ。
「ダブル折り」のデザイン:イメージしていた単純な一方方向への折り曲げではないようなのです。
ダブルの構造:一度シングルに深く折り曲げておき、表へ希望の幅の分折り返し両サイドを固定という構造。

内側の見かけはシングルと全く同じ、ダブルというのは、シングルからさらに1工程進んだ追加のデザインだと分かり易く解釈することに。。

黒のレザースラックス:本革レザーでセンタープレスが入り、ダブル折りというデザインが珍しかったです。
たっぷり曲げてある例:表側には比較的大きな4cm幅相当が曲げられていますが内部はこれだけです。

あとがき

スラックスにも複数の裾の表情があるのですね。

YouTubeのラストでもお伝えしましたが、カジュアルなイメージで解釈されるデニムであっても裾上げの仕方でエレガントに寄せることが出来ると考えます。

パンプスやジャケットと合わせるようなデニムパンツならば、長さが十分にあり裾のステッチの途切れが「ツン」と出ていることがない、奥に隠されているようなちょっとした始末がエレガントさへつながると考えます。

要するに姿勢のようなもの、丁寧にきめ細やかな作業はエレガントに寄る可能性があるということです。

パンツの裾は先端部分、爪の先までのおしゃれと同じで、この末端部分こそ緻密さや繊細さの表現の場所なのでしょう(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

カジュアルなイメージのオールインワン、ジャケットの力を借りながらエレガントに仕上げるコーデは果たして成功するのか【1367】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

古き良き昭和時代のカジュアルアイテムの良質さや素敵さに目を見張ることがあります。

このたび、コーデュロイのオールインワンのコーデに挑戦してみたいと思います。

以前の記事の【1147】で、複数のベストとの重ね着のラインナップの中にこのたびのオールインワンがすでに登場しています。

もしよろしければ、後程そちらものぞいてみて下さい、検索機能で【1147】をキーワードに入力していただいてたどり着くこともできます。

このたびの挑戦は、ワーキングアイテムのイメージの強い「オールインワン:つなぎ」をドレスライクに寄せて着ていくことです。

その際に、色と生地の種類も間違いなく力をくれたと思うのです。

そもそも黒のコーデュロイ素材がレア、この良き出会いを極上のコーデをもって活かしたい、ジャケットを重ねたエレガントなオールインワンの誕生

元はメンズの黒の細コーデュロイのオールインワン:ブランド名は「HALF」、日本製です。

オールインワンは、作業着として使われた古着であることも多く、良い状態で残っていることも奇跡的。

こちらは、着こまれていた様子が無く大変貴重です。

つなぎでは珍しい、コーデュロイであることも選ぶ大きな決断の理由となりました。

コーデュロイのサイズも重く野暮ったいものではなく、細口の上品な素材です。

裾周辺にジッパーがありますので、裾上げはできません。

ロールアップをすることで、まずは、立体感を出していき、ジャケットを重ねたのです↓。

すべて黒しか登場していませんが、生地の種類の違いから、ジャケットのトーンがややライトに映ります。

同じ黒でも色の濃淡があることがかえって立体感を生み出しました。

細かい点では、ロールアップの裏面が見えていることで、ジャケットの色のトーンと配置良くリンク。

遠目のショット:日本製の毛/100%。ジャケットにはうねりが入り素敵、表情を持った真っ黒なのです。

遠目で見ると生地の風合いが分かりにくいですが。。もっと寄ってみます↓。

内側(オールインワン)は細コール、外側(ジャケット)は「カルゼ」という素材。いずれも畝(うね)が共通。

コーデュロイとカルゼは共に、しましまの「畝:うね」が織柄として現れる凹凸感ある素材です。

同じしましまでありながら、コーデュロイは地の目に対して並行にストライプ状に柄が出ます。

一方、カルゼは地の目に対しては、斜めに綾のように柄が出るところが違います。

そして、カルゼは光沢があるのも特徴です。

こうしたうねりのある織り方は、他にも、グログラン(横段の織柄)・ビエラ(斜めの織柄)などがあります。

同類のような織柄であったとしても、細かくは別の素材であるわけで、生地の種類の細分化が同じ黒色同士にも立体感を作ってくれるのです。

このたびのカルゼはその光沢ある特徴から、制服などに使用されてきた社会的なきちんとした「印:マーク」的な存在に相応しいものであり、カジュアルとは対極にあるような素材だと見て良いです。

そうしますと、バランスとしては、コーデュロイ製のオールインワンだけではくだけた雰囲気であるところを、このカルゼのジャケットがうまくドレスライクに寄せてくれる役割になったとも解釈できます。

スニーカーではなく是非パンプスを。レザー素材のハンドバッグなどでドレス寄りな小物でテイストを高めます。

黒一辺倒とは言え、濃淡のリズムが刻まれました、「ノータン、ノータン、ノータタンッ♪」。

あとがき

古着の日本製は、実はヨーロッパの流れから来ているのではないかと思うものが多いです。

アメリカということも想像するのですが、どうしてもアメリカは特別、長い歴史から見ると日本特有の美しい着物に通じるのは、ヨーロッパテイストなのでは。。

おそらく、組み合わせとしては、ヨーロッパ古着と日本製古着の相性は良いです。

古着という呼び方も、新しいものではないという特徴をそのまま伝えるような呼び名ではなく何か別の呼び名を考えたいほどです。

新品でない物を着ることはもはや味わいにすらなっていき、今後は当たり前のこととなっていくかもしれません。

過去にアパレル品はたくさん製造され尽くしたわけで、大切なことを忘れていたのではないでしょうか。

それは、装い楽しむ文化です。

どこかで、購入して持つところまでがゴールになってしまっていたかもしれません。

実は、その後の続きの素敵なストーリーを忘れていたことを是非掘り起こし、各々装いのイメージをめぐらせてみてくださいませ(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク