<経理>エクセルで自作の棚卸資産表へのダイレクト入力案、これまでの事前の明細表の存在を抹消し棚卸資産表1本化へ【901】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

以前の記事で、「個人事業主」の経理としての「棚卸資産表」関連の記事は結構お読みいただいているようで大変光栄です。

読んでくださった方、どうもありがとうございます。

棚卸の内容を含むすべての経理関係に関しては、タイトルの頭に<経理>というワードが付いていまして、そのタイトルの記事はすべてこうしたこのたびのような決算や日々の仕訳にまつわる内容ですので、どうぞ今後ともよろしくお願いします。

そして、良い工夫が見つかれば、是非共有しようではありませんか。

「棚卸資産表」に関する記事は過去のものも含めてこのたびが3度目。

過去の記事も当記事も「手直し」で見直していますので、その後大きく変わった部分に関しては書き直したり、その後の情報を付け加えたりしてチェックしております。

ちなみにこの記事は、当時2022.03.01投稿のものを、およそ2年半後の2024.07.22に手直ししている現在です。

ただ、アイデアとしては、当記事の内容が最新版のアイデアでして、2024年現在もこのやり方で続行中です。

ハンドメイドバッグの材料が非常に細かく、特にネックになるのですが、細かい1点ずつのアイテムの種類も「棚卸資産表」へ1段ずつ写真付きで記載している現在。

過去は、「棚卸資産表」が出来上がるまでには1ステップ「材料表」というような類似の表を事前表として作っていましたが、このたびは、間の作業は省略し、直接「棚卸資産表」そのものを日常的に管理すれば良いのだという考え方に発展したものです。

「棚卸資産表」を突然期末に作成するのではなくて、常にリアルタイムで更新していくイメージのやり方です。

単純でクリアな表になることは大変望ましいことだと思うのです。

「棚卸資産表」へのダイレクト入力法がシンプルで効率的だという考え方へ切り替えました

今までは、「材料表」というような別の表があって、その表から情報を引っ張りやすくした工夫にとどめていました。

が、決算時の実体験からは、分量が多い時には、結構その引っ張るという移動作業すら手間がかかり、時間を要することが分かりました(専用ソフトの場合は引っ張ることが組み込まれ自動で表れるのかもしれませんが。。)。

棚卸資産表の資料となるような別の表から情報を引っ張ってくるその手間を省いて、棚卸資産に該当するアイテムを購入時にすぐに実際に確定申告で使用することになるエクセルの棚卸資産表に入力していくという方法がこの度の新しいやり方です。

エクセルを使ったやり方ではもうこれ以上ダイレクトなやり方はまだひらめいていないので、このたびが棚卸資産表に関する記事のいったん集大成的なものになります。

余談ですが、棚卸用の既成品ソフトがあればそれも良いと思います。

しかし、ここでは、低コストの「自作のエクセルで作る棚卸資産表」をベースに考えた案なので悪しからず<m(__)m>。

棚卸資産表(材料):映っているのが生地の明細が集まった部分。写真付きの方が自分も分かりやすいのです。

あえて、前期の在庫も載せているところも動きを視覚的に分かりやすくした表です。

今期の在庫が「***」と空欄である理由は生地を製品に使用したから消化したという意味。

在庫ではないのに表示はされているわけで、「すべての履歴を記録として残す」という意味の、以前の1ステップ前の「材料表」の性質を残しているのです。

確かに在庫がないのに掲載するので、野暮ったいのですが、必ず一度調達した材料が一度は、「棚卸資産表」に掲載されるという点ではすべての材料の変遷が残り、クリアです。

棚卸資産表(製品):昨年は多くが「***」の空欄、今年多くを製造し、売れ残り、在庫になったという見方。

この表は、仕訳の時に必要になる合計金額が下の方に出てきていますので、次期には、これをコピーして、左へスライドさせることで、毎年同じ表を続きで利用する使い方です。

仕訳の時に去年の資料をいろいろ調べる手間を省くために、最初から載せておく、これはかなり時間の有効活用と言えます。

そして、黄色い部分(今期)に、まだ1年後くらい先ではあっても何か材料(棚卸資産)を購入した時に都度入力しておくのです。

その後、その棚卸資産だと仮に設定して表に入れてあったものが、期末には販売して出ていっていたという動きはここから売上計上の際に抹消します。

そうしますと、決算時の手間としては出来上がった表をチェックするのみで良いので、身軽になります。

あとがき

今回の新しい考案に関しては、考え方の違いで賛否あるかもしれません。

最終的に在庫にならなかったものまでとりあえずいったん載せたりするわけですので。

目標とするゴールというのが、最初からブレずにに変わっておりませんでして、「分かりやすくスピーディーな作業ができる」というところになります(^-^)。

<経理>今までありがとう、20年間住み続けたおしゃれ過ぎた物件との別れは、今後の本格的な事業活動に相応しい場所への重要な転機【879】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ブログが約1か月ぶりの投稿となりました。

これまでこんなに長い間空いたことがなかったというくらいお休みしてしまいましたが、理由は「引っ越し」です。

引っ越し前、引っ越し後と作業が多く、全体では最短でもこれくらいかかるものなのかもしれません。

早い人は1週間くらいで元のペースに戻れますが、なにせ、配置をこだわったり、この機会を利用して、不用品の撤去、反対に新調なども行い、気が付けば2月も終わりです。

さて、ここ辺りからしばらく15記事程引越にまつわる内容の記事を連続投稿させていただきます(実際は①-⑭です)。

タイトルの頭に<引越シリーズ>と付けまして、引っ越しの際の工夫した点などをご紹介。

この数秒の間にも、どこかで引越し作業をされている・考えている方がいらっしゃると思いますので、応援したいと思います。

まず、シリーズのスタートとしまして、「個人事業主」ならではの引っ越しにかかわる、経理の仕訳の面でご紹介したい事項がございましたので、<引越シリーズ>が属するカテゴリー<コーデ>とは別で<事業>で綴った「まえがき」のような記事となります。

これまで20年も住み続けた慣れた住まいをなぜ後にしたのかの理由

理由は、「心境の変化」が一番でした。

最初は、2002年10月に初めて「賃貸」を経験。

当時は会社員であり、2017年末の退職(「早期定年」と自分では思っています)まではおよそ15年。

その後、個人事業主になった2018年に早くも心境の変化が訪れたのでした。

おそらく、住む前の今後のイメージをしていた2002年時とイメージが全く違うものになったことがいよいよ違和感が出てきたからだと思います。

職業が変わることは、非常に大きな人生の転機だったと思います(誰でもですかね(^_^;))。

しかも、ピンポイントで住みたい物件まで見つけていまして、時々通っては外から眺めたり、近くを通ったりしていたほどの入れ込みよう。

ただ、そういった見つけ方ですので、しばらくは空き物件ではなかったのでした。

そして、そのまま4-5年が経過した2021年11月、ふと同じ物件を検索し、「現在が空き状態」であることを確認。

まだまだその物件に住みたい気持ちが変わっていなかったのでした。

「よし、今がタイミングだ」と。。そこからは、すごく早かったと思います。

そして、2022年2月頭に引っ越しに至ったのでした。

そんな中、2021年の12月には、父が突如亡くなる(心筋梗塞のようなもの)という不幸もあり、思えば2002年の引っ越しのタイミングの時も「叔母」が亡くなっています。

すごく不思議なのですが、大きな転機のたびに身内が亡くなっているという偶然が重なるのがもうこれで2回目ということになります。

先程「心境の変化」ということを書きましたが、具体的な気持ちはこうです↓。

「事業に対して努力していく場所を新たに整えたい」という気持ちです。

正直、今までの住まいはおしゃれで都会的。

友人を招いたり、素敵そうに見えるようなライフスタイルの追求がどこかにありました。

今度の場所は、そういったことは一切思わない、ただひたすら事業が実るよう努力する場所としてピンときたお部屋なのでした。

とはいえ、アパートっぽさがとても素敵で、お部屋がとても広いワンルーム。

リフォームもきちんとまっさらにされていて、いろいろな場所が綺麗でした。

かつてのフランスのデザイナー様が狭いアパートで努力する姿をファッション史を読むことでイメージ(「ガブリエル・シャネル」様のことです)。

そして、そのイメージ通りの「メゾン」という名前の、階段が外に飛び出した透かし階段のレトロな物件、「どんぴしゃ」でした。

「ああ、何という幸運なのだろう、ここで精一杯努力して行ける!」そう思ったのでした。

引っ越し費用の2種の仕訳、「引っ越し運搬費用」「住まいの初期費用」はいずれも一部を経費にできます

引越関係の費用というと、2つがどんな方にも出てくることではないかと思います。

1つは、引っ越し業者様にトラックで運搬などに関して支払う「引越費用」言葉そのままです。

こちらは、「雑費」を使っていきます。

仮の数字ですが、¥20,000かかったとしまして、事業用と個人用の住まいの割り振りの率を同じ50%ずつに計算(家賃も半分ずつでやっています)。

10,000 雑費-現金 20,000

10,000 事業主貸

と仕訳しました。

もう1つは、新居をすでに決めてあるわけで、家賃の前払い分に加えて、初期的な費用を合算の初期費用が存在します。

よってこの「家賃+初期費用」というのが結構な金額で発生します。

これを全¥50,000と仮定します。

25,000 地代家賃-普通預金 50,000

25,000 事業主貸 

と仕訳しました。

あとがき

補足的な内容ですが、「個人事業主」が賃貸で商業的な行為を営むことは簡単ではありません(パソコン作業や事務所としての利用は大丈夫、ほぼ認めてもらえます)。

やはり「住まい利用」としての契約がなされ、事業の中のミシンを使うことだったり、パソコンやネットを使っての事務作業等の許可は得ても、実際に「いらっしゃいませー」と店舗みたいな使い方は不可でした。

共有部分を独占してしまうことになったりするというのも1つの理由でしょうが、希望していた「バザー」を物件で行ったりする件に関しては将来の「実家での夢」ということにしておいて、引き続き着々と努力していきたいと思います(^-^)。

<経理>クレジットカード引落日の計上にも発生時と同じエビデンスを共有して保存する分かりやすさとひも付き【876】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「電子帳簿保存法」の改正が2022年1月に本格施行されました。

率直な1つだけの感想を上げるとすれば、随分負担が少なくなり喜んでおります。

紙ですべて保存することの大変さ、ずっしりと重いその実物の重さだけではなく、気持ちの面でも置き場所の悩み・用紙やインクの頻繁な購入の悩み、複数の悩みが集まった「気持ちの重み」が一気に解消されたと思います。

インクのなくなるスピードもかなり落ちてエコノミーな状態になり、驚いております。

このたびは、紙ベースでもデジタルになっても変わらない点ということにあえてスポットを当てたいと思います。

それは、クレジットカードの引き落とし日の計上で見られました。

クレジットカードの引落日に起きた、エビデンスの「重複」、それでもそれぞれの計上に附随させる必要性

クレジット計上において、多くの方がこのように仕分けされているかと思いますやり方、日にちをまたぐ2計上に分けた記録の仕方です↓。

まずは、購入時。

消耗品費 - 未払金

そして、クレジットカード引落日。

未払金 - 普通預金

この少し期間を隔てた2つの仕訳が関連した1つのセットになっています。

これは、「発生主義」という原則に基づき、事が何か起こった時の記録を忠実にリアルタイムで表現するための工夫であり、「〇〇金」と名の付く科目はそもそもそのスピーディーに記録できるという結果を生み出す便利で重要なツール的科目なのです。

このたびのデジタル保存の場合に、購入時の仕訳時に保存したお買い物の明細や納品書をクレジットカードの引き落とし日にも共有して同じ証憑を附随するのかどうかというのが重複作業であることに少し引っ掛かりがありました。

そこで、「引落日にはクレジットカードの明細表があれば同じ証憑を附随しなくても良いなどということがひょっとしてあるのかな?」などという引っ掛かりを解決するために、「税務署」様へ質問のお電話。

その回答は、「あるのがやはり分かるので、引落日にも購入時と同じ証憑を共有して保存する必要がある」とのことです。

紙の時は、同じ1枚の納品書に左右で仕訳を記入して、用紙自体を共有して使っていたのです。

左には発生時の日付と仕訳、右側には、引落日の日付と仕訳というように、同じ用紙に2つの計上の記録を記載の過去。

それがデジタルになると同じものを2つ会計ソフトの中に保存することになるのです。

しかし、それが正解ということであり、その方が事前の計上時との紐付きを確認しながらできる分かりやすさや確かめの面からは納得。

後で貼りますYouTubeは前日投稿ですので、問い合わせ前の疑問の状態で終わっています。

こうしてたった1日でもその後の記録が大きく膨らむことも多い当ブログ記事も重要です。

あとがき

もし、クレジットカードの購入を、引落日だけに集中したら。。

おそらく、とても怠慢で不正確な帳簿になると思います。

何のために「〇〇金」という仮設定の便利なツールなる科目があるのかをまずは理解することです。

都度の計上で常に今の状態が可能な限り正確に分かる帳簿にしているということが本当の「デジタル化」の効果でありたいと思います。

ロゴやブランドネームを廃止しようと思う、ただ表面的に「ブランディング」をとらえていた過去との決別【873】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2018年2月頭からの個人事業主スタート時に製作したハンドメイドバッグは、まだ「商標登録」申請中であり、「TM」というマークをネームに記載。

そこまでしてでもバッグには「織ネーム」を付けるという固定観念がありました過去。

「TM:trademark」でまだ商標登録申請前の状態で使うもの。「商標」というだけの意味です。

その後、6月頃審査がおりて「Rマーク:registeredという意味」入りのネームへ変えていきました。

「商標登録」許可後は、「R:registered」マークが可能で、「特許庁」様に許可が出ている証です。反転も良し。

今振り返って思うことは、「何でロゴにこだわっていたのだろう」という不思議な気持ち。

何のイロハも分からない最初、とにかく商品に「ブランドネーム」を付けて証として知ってもらうのだという、何だかロゴが先走った形でのスタートでした。

ロゴというものが、知れ渡ってきて初めて良くも悪くも効果が出るものであるなどとはあまりその頃は考えていませんでした(^_^;)。

あれから、およそ4年が経過。

本当の「ブランディング」というものが「観念」であり、視覚的に目に見えるロゴやマークなどではないのだという考えに至りました。

このたびは、ブランドネームを廃止することを決め始めたこのタイミングで、どんな風にRマーク入りのブランドネームを作ったのかという、やり方をご紹介し過去の行動記録として残しておきたいと思います。

現在考え方は随分変わりましたが、ブランドネームは、どんな商品にも付いているものであり、分かりやすくて素敵なものではあるのです。

また、この変遷なくして、現在の考え方を持つことが無かったかもしれないと考えると、この過程は重要だったと思うからです。

もしかしてご参考になることがあるならばと綴っておきたいと思います。

自らロゴを描かずともロゴを購入することで商標登録が可能だったケースの行く末

たどった道というのは、自分でロゴを描かずに、出来上がりデザインを購入する方法で、イギリスの大きなロゴ会社の「logastar:ロガスター」様からの購入で進めました(現在は廃業)。

ロガスター様に類似のロゴサイトはとてもたくさんありましたが、比較検討した結果、ここが品数が一番であり、優れたデザインが豊富だと感じたからでした。

日本円にすると約¥3,000程度でロゴを購入。

文字とイラストの組み合わせで現在の「picturesque」のロゴを文字のデザインと共に購入。

ホームページなどにも使いやすい「ファビコン」というものをダウンロードで一緒にいただきました。

その¥3,000相当で、その他印刷用のカバーレターのロゴ入りや、名刺注文用のデザインまでも一緒に盛り込まれかなりコスパが良いと感じたものです。

このルールというのは、「このお代金で、商標登録が可能」であるというもの。

しかしながら、ご質問にもご回答いただいた通り、「他の人も私が購入後も同じロゴが利用できる」というもの。

そうすると同じロゴやデザインを全く同じ形式ではないにしろ共有することになります。

商標登録出願時に「弁理士」様にお調べいただいた時に、ロゴの動物の絵がヨーロッパの雑貨品の会社のアイテムにプリントされたものと一致してかぶっていることが判明。

しかし、この購入が権利を得ることの対価であり、フリー素材的な物であることの説明で通りました。

その代わり、「その後のトラブルなどは当社(ロガスター)は無関係にある」というルールでありました。

それもそれでよいかと思いますが、今、このことを考え直してみると、矛盾を感じます。

一応、ロガスター様の社員デザイナー様はこの「著作権」は放棄しているようなスタンスのご回答の文面でしたので、共有したデザインのマークでありながら進めることができたのでした。

実際に「商標登録」許可後「ネーム屋」様に作っていただいたブランドネーム。白地がかわいいとこちらだけに。

「ネーム屋」様は、「ヴンダーラベル」様。

中国の工場へオーダーして生産し自社輸入後、当方まで配送までの期間が非常にスピーディーで価格も非常に抑えられたものです。

ちなみに上の両折れのネームは「特注」のような「カスタム」という部類でしたが、1枚@¥62くらいでした。

日本国内で凝ったネームなどは、@¥300-@¥500などかかってきますので、非常にリーズナブルです。

ところで、「商標権」と「著作権」とは違うものであるということ、前者は自ら申請する形で得る特権、後者はデザイン製作者が持つ自明の権利、ここが大きく違う点です。

もし、何か同じロゴを共有している他社様からクレームを受けた時に、結局はそのロゴを書いた人が誰なのかというところを問うことにはなるということ。

それは、ロガスター社に雇われていたデザイナー個人の〇〇様という人というのが正解だと思うのです。

自由に使ってもいいよというのは、あくまで、その時の契約であり、その後のトラブルに関しては、誰というピンポイント的な著作権が一番有効になるかと考えます。

しかし、共有しているのだということが分かりながら、権利を主張し訴えるということもなかなかの矛盾であり、たやすいことではなく、そもそもゆるい気持ちでの使用だと思われます。

このことを振り返って今思うことは、ブランドネームなどの今後もよく使うものや自社のロゴなどは、「下手でも良いので自分で描いて、その動画や写真も撮って著作権を明確に本人にしておくこと。」これにつきると思います。

他の人が作ったロゴを自分のものに100%所有することの限界です。

事実がもう自分の完全オリジナルでないということを物語っているからですね。

ロゴの文字1つにしても、挿絵にしても、「マイクロソフト」社様のエクセルの図形を使うことすら著作権があるみたいです。

今後の予定なのですが、10年間有効の2018年の商標権は2028年には更新しないつもりです。

随分コスパも悪かったことになりますが、早々とやり過ぎたとも言えますし、反対に良い経験をしたとも言えます。

「著作権」についての深いところまで追求することができたのではないかと思います。

あとがき

ブログの「手直し」をしております、2024.07.16現在。

過去の全ブログ1,400記事程を毎日3記事ずつこの2024年1年間で「手直し」完了という目標に向かい毎日実行中の現在です。

更に、この記事を最初に投稿の2022.01.25からおよそ3年が経過した現在ですが、この時の「ブランドネーム廃止」の決意は全く変わりません。

その後の製作では、もう付けていない事実がありまして、ブランドネーム縫い付けも過去の仕様となったのでした。

ただ、この時のブランドネーム作りの体験は著作権についてかなり大切な部分が学べたと思っております。

今後は、自主製作+販売の方向から高まったバッグの仕様や技術のノウハウを、コンテンツ化してお伝えし広めていく活動に変えていくことに決めました。

その際にも、著作権がコンテンツに存在しますので、

①バッグのデザインや作り方ノウハウについての著作権はフリー

②デジタルコンテンツそのものの転売やコピーは不可

③①は共有であるため、一人の個人だけの特権にはならないというルール

という複数のヶ所の著作権が存在するルール1つずつを明確にし、誤解のないよう、そして基本的には「自由」が実現できるよう解放を主軸にしてやっていきたいです。

「ブランドネーム」などもう関係はありません。

ただ、こうしたところにたどり着くには、2018年の時の「ブランドネームを作る」という行動が無かったら、こうまではっきりと方向性が見つからなかったかと思うと、必要なことだった軌跡なのかもしれません。

<経理>「電子帳簿保存法」に沿うEメールのデジタル保存、メールに期ごとのフォルダーを設け生きたままを収納、メール本文の頭部分のスクショは良きツール【857】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2022年1月1日から「電子帳簿保存法」が本格的に全事業者に向けて動き出しました。

実際にデジタルで保存しました感想としては、楽でもあるし、手間でもあるというのが正直なところ。

楽なのは、印刷しなくなったことで、今までいかに印刷の手間が積み重なっていたことかを一番に実感しています。

印刷1つやめるだけでこれほどにもスムーズなのだと感動しているのも事実です。

その反面、悩む点もありして、メールの電子保存がその1つになります。

このたびは、実際にメールの本文が請求書であるという例で、メールの電子保存をしなければならない件についての「生きたままのメールの保存、スクショは不可」の実行の仕方をご紹介したいと思います。

クラウドタイプのメール内で「請求書」をメール本文でお伝えしている「レンタルジュエリー」のケースのメールの電子保存の仕方

単純で良いと思い続けている方法が、メール本文の文章の中に請求書に値する文面や計算を記載する形で金額を表示し、それによってお客様にお代金をお振込みいただいているというもの。

つまりEメールそのものが「請求書」になっているケースです。

できるだけ単純に手間なくお知らせする方法としてこのベタなやり方を取っています。

その後、正式な納品書は、「レンタル明細書」と名の付くA4書類であり、時間的にもっと後の発行になり発送時に商品と一緒に同封しているのです。

そのため、入金前に必要な「請求書」は「レンタル明細書」とは別のものです。

「電子帳簿保存法」に当てはめたときに、まさにこれは、メールの電子保存を義務付けられるものに当たるということに該当。

クラウドメールからのエクスポートの方法もあるようなのですが、実際に試みましたが、実際にオープンして見る時に、ツールが有料で必要だったり本当に見れるのかどうかが不安でした。

案の定、何段階もステップがありかえって手間、ファイルが開かず、ファイル内を見ることに成功しませんでしたので、このエクスポートの方法が「望ましくない方法」だと判断。

そして、画面スクリーンショットではだめかを兼ね、「税務署」様へお聞きしました。

画面スクリーンショットに、メールの相手先、URLも入っているし、日付と時間も入っていて証拠のようなものにはなりますが、【不可】の回答をいただきました(そりゃそうさ)。

よって、とても困りましたが、お話合いをさせていただく中で、メールそのものの中のフォルダーに、別の関係ないメールとは隔離してお部屋を作りそこにストックすることで生きたままのメールを、メールのサイト内にそのまま保管することにしたのでした。

クラウドメール内であれば、当然ながら、そこは電子保存された場所と言えますので、ちゃんと満たします。

ただ、検索機能としては、1つずつメールにタイトルを付けることができないので、日付と時間が表示されているメールの頭の部分を可能な限りめいっぱいのスクショを並行して保管して、メールの場所探しのためのツールの「PNG」としています。

メールの件名には、合計金額を必ず入れることも徹底し、冒頭部分が映る分かりやすいメールの作り方も工夫するようになりました。

そのように一応メールに関しては電子保存に対応することが出来ています。

そのスクショは、後からたくさんのメールの中からの検索の際には大変役に立たつものであり、会計ソフトにはアップロードして控えとしてとってあります。

ということで、策としましては、そのメールと同じスクショを会計ソフト内に、会計ソフト内にはアップロードできない生きた状態の電子メールは、電子メール内にそのまま専用のお部屋を設けてストックという2本立てで解決。

やぼったいだの、手間だのは後のことで、とりあえず、問題なく「電子帳簿保存法」の規定を満たすためには。。ということを考えての自分なりの方法です。

あとがき

今回のメールに関しては、「PDFで単独に請求書を作ってメールに添付をした構造」であっても結局は、メール本文も必要になるので、メール自体を電子保存しなければならないのです。

よって、これまでのメール自体に請求書という形式は結局シンプルなやり方として、続行することになります。

こちらの都合だけでは考えない、お客様が手間が無く、分かりやすい方法を維持したい気持ちがあったのです。

そして、エクセルでお作りした「レンタル明細書」のPDF化はこのようにしました↓。

お客様には、間違いなく紙ベースでお品物と同封する方が分かりやすいですので、印刷して送付を続行(ご返却の際にカラー写真付きのこの書類が必要で、返却日も記載してあるからです。

一方、当方の控えの「レンタル明細書」はエクセルをPDFへ変換して、デジタルで保存させていただくということにしました。

お客様には何ら問題のないことです。

「Q:同じ証憑を相手先と当方とで別々の形式であっても良いのか」というご質問に対しては、「A:OK」との回答をいただいております。

PDFへの変換機能はエクセル内に機能として備わっています(2019年版にはありました)ので、「ファイル」→「エクスポート」→「PDF/XPSドキュメントの作成」のボタンですぐに出来上がります。

結局は、事業者本人がまずはしっかり分かりやすく把握できていることが一番大切。

自分が分かりにくいことは他人はなおさら分かりにくい、そんな見方です(^-^)。

<経理>減価償却は無い、本格的な「高級地金+宝石」のジュエリーのレンタル事業をしている個人事業主が商品仕入時と決算の棚卸時にする仕訳【856】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」の事業者です。

スタートは、2020年でした。

最初からこの事業名であったにもかかわらず、その後のジュエリーの内容のレベルアップは階段を上るようなものであったことが振り返れば随分な成果であると驚きます。

日々「高めよう」という思いを抱きながら、時には「廃止」アイテムも当然出ましたし、その変遷は大きなものでした。

現在では、完全に「本物」に相応しい「高級地金+宝石」に特化したジュエリーが集まったラインナップに完成しています。

このたびは、そんな事業者側の「商品仕入」時の仕訳、「棚卸」時の仕訳の2つをご紹介したいと思います。

実際に「このようにやっています」「税務署様にも相談しての考え方」を盛り込んだものです。

とにかく、「正当」に行えれば、後は事業の実りを目指し日々の事業活動を頑張りたいということで、シンプルで実直な<経理>を目指しています。

18金やプラチナ台の宝石のレンタル用のお品物、「商品調達時」の仕訳

今回2つの場面の仕訳をご紹介しますが、まず、18金とかプラチナなどの貴金属主体の宝石のみを扱っているという点が重要なポイントになるかもしれません。

18金やプラチナは、質屋様での換金場面などがテレビなどでも印象的ですが、キズや破損があっても地金の価値を見てもらえるという考え方がベースにありますので、「減価償却」は無し。

車や建物と比べると分かりやすいかもしれませんが、劣化が非常に少なく、「壊れるものではない」という前提のもとほぼ一生物となります。

少し、特別なものだと言えますが、ただ、細かいことを言えば、「カケ」や「傷」も出ます。

「カケ」に関しては即「廃止」をしてきましたし、「傷」はなかなか簡単にはつくものではなく、お客様にも丁寧な扱いを呼び掛けていることでそのままの状態を出来る限りキープしているのです。

商品購入時は 「商品仕入 - 普通預金(現金・買掛金)」の仕訳をします。

キャッシュ購入がほとんど、クレジットの場合は支払いまでの解決に期間ができてしまうので、基本的に使いません。

ただ、振込・現金でも支払いが不可能な場合のみ、クレジットを使うことがほんの希にありますが、翌月のクレジットの支払で完了しています。

クレジットの場合は、「貸方」は、「買掛金」科目になります。

この「商品仕入」という言葉使いはただの拘り。

出来上がりの既製品を仕入れるので「商品仕入」といったニュアンスです。

ハンドメイドバッグ事業の場合に、生地や附属の材料を購入する時に、「材料仕入」という独自で作った科目を使います。

その区別で既製品を仕入れた場合のジュエリーでは、「商品仕入」という科目を設けているのですが、決算表では結局は、合算され「仕入」1本に金額が混じるのです。

ちなみに自社製造のハンドメイドバッグの棚卸仕訳の時は、「製品」という科目を使っていまして、ジュエリーは「商品」という区別です。

これらも、決算表では、「商品」に金額が合算されますので、ただの拘りに過ぎませんが、かえって事前の棚卸資産表は分かれている方がクリアでスムーズなのです。

さて、この購入時、実はネットの誤情報を信じた2020年「消耗品費 - 普通預金」で1年やってしまったことがありました。

そして、「減価償却費」を決算の時に計上してくとの誤情報。

ところが、「消耗品費」だと、仕入と売上が同じ期の中でひも付かないので間違い。

ネット情報も鵜呑みは本当にまずかったです。

何も分からない場合はいくつかの情報を見比べて本当に正しい情報なのかを疑うことも必要。

あるネットに長けた方のお話では、スマホのググりは趣味嗜好に集約され、情報が偏ることがあるとのこと。

パソコンで広く情報を集める方がネットのググりは有効だとのことなのでした。

ただ、一番良いのは「税務署」様へ聞くことです。

2020年の終わりに、「税務署」様へ念のため確認して確定申告前に分かったことでした。

ちゃんと質問用に専門の電話の窓口が設けられていますので、店舗の窓口よりもむしろ電話の専門の職員様は詳しいです(これ実体験)。

そして、すべての消耗品費でやっていた仕訳を計上し直し完了。

<まとめ>「レンタル業」である限り、レンタルする品物を仕入れる行為が必ずありますので、「仕入」の科目が購入時に発生する。

「レンタルジュエリー」の決算、「商品仕入」を使った計上をしたすべての品物を「棚卸資産」としてカウントするという認識

決算時の仕訳ですが、この1年で売却をしたものを除くすべての残りをカウントします。

貴金属類がほぼ劣化がないということで、棚卸資産にそのまま購入時の金額でアップ(これも「税務署」様との話合いでの結論)。

劣化しないものなので、しばらくずーっとこの購入時の金額を棚卸資産表に入力していくことになると思います。

ただ、コスチュームジュエリーなどのプラスチックやメッキが同じように該当するのかどうかは、改めてそのケースとして検討する必要があります(割れたり剥げたりする)ので、「税務署」様へのご相談をお勧めします。

ちなみに、「宝石が欠けたら事実上の原価償却になるのでは?」の問いに対してですが、欠けたようなお品物はお直しで復活するか、形が余りにも悪い欠け方は「即廃止」です。

お客様に破損をそのままレンタルすることは決してありませんので、「高級地金+宝石」特化の場合は理にかなっていると解釈しています。

さて、棚卸仕訳というのは、期首の商品の在庫高、期末の商品の在庫高を示すものです。

「期首商品棚卸高 - 商品」「商品 - 期末商品棚卸高」と2段の仕訳をすることになります。

貴金属類は、ほぼ一生物というくらい長持ちですが、調達を増やすとどんどん在庫が増えていきます。

この点では、ジュエリーが豊富で、たくさんの価値を持つようにも見えますが、実は、「在庫を多く抱える事業」であると言えるのです。

<まとめ>決算時には、「商品仕入」という科目を使った残存のジュエリーすべてを「棚卸資産」としてカウントする。貴金属ジュエリーは劣化無しというスタンスで「減価償却」は無い(期中の破損や欠けは期中内に解決しているというスタンス)。

あとがき

このたびは、レンタル業のその中でもレンタル物の内容に特化した事例です。

もしかして、レンタル品によっては、減価償却費に計上するものもあるのかもしれないので、その辺りは更なる確認が必要だと思いますのでお気を付けくださいませ。

また、高級地金であっても「傷だらけになったら価値は下がるのではないか」という突っ込みがあるかもしれませんが、そこまでその状態のまま放っておくということをしません。

常に良い状態のままをご提供する姿勢で行きますと、やはり古くなる前までに何か措置をしているので、常に良い状態のままということが基本的なスタンスなのです。

レンタル業であっても、古くなったジュエリーを手放す時には、「現金 - 売上」という形のいわゆる「売却」で、収益を発生させお品物が廃止になっていく経路をたどります。

そうすると途中の劣化段階のままということが起こり得ないことの方が断然多く、やはり「減価償却」の計上が無いというのは正解だと思います。

なかなか簿記の本などにはそこまで特化したことが書かれていないので情報が少ないです。

そんな時には、「税務署」様のご意見とか回答を得るのがすっきりと腑に落ちることがあります。

一番良いのは、自らの「意見」を持って質問することで、よく話し合うことです。

「税務署」様とも一応「話し合い」ということになり、「見解の相違」もあるかと思いますので、「自分の意見を持つ」ということだって大切なのです。

そして、よく分からないことであっても、常日頃「疑問」を持つスタンスは大切です。

ネット情報を鵜呑みにし信じてしまった当初の浅い捉え方からの反省は、「あれ?おかしいな?」と思った気持ち・心の声を大切にするということです。

是非、互いの事業が実るよう応援したいと思います、頑張ってまいりましょう(^-^)。

<経理>「電子帳簿保存法」本格開始以降、実際にデジタルの保存をした3種の保存の仕方と「手間」の具合はいかほどのものかの感想【853】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2022年1月1日からスタートの「電子帳簿保存法」を本格的に実行し始め少しの日数が経過しました。

今までの紙のストックから一気にデジタルへの保存という非常に大きな変化です。

この1週間ですでにいくつかのお取引があり計上する準備をするために「スクショ:パソコンではPNG、スマホではJPG」とか「写真撮影:JPG」をしてパソコンのフォルダーにストックしておくところまではしておいたのです。

その続きとして、実際に計上していって「デジタル保存」をするという体験をしました。

このたびは、実際に計上したデジタル保存の例を3つ程記録に残しご紹介したいと思います。

そして、最後に手間のかかり具合を率直にアウトプット、こうした流れが良かったのかどうかを綴っていきたいと思います。

デジタル保存例:①お店のレシート(JPG:写真をフォルダーに保存)

これは経費では一番多くの方に共通するケースではないかと思います。

お店のレシートを持ち帰り、スマホでパシャリと写メして、パソコンへ送っておきます。

以前は、メール添付送付をしていましたが、1ステップの手間があり、その後、スマホと同期連携したウィンドウズ機能を利用の現在で、スマホで撮影をパソコンで直接受け取っています。

この辺りは、直接スマホ内にストックの方もいらっしゃるかもしれませんが、パソコン派です。

こうしたタスクはすべてパソコンを軸としています。

そして、その書類にタイトルを付け直し→経理ソフトへ入力→証憑(JPG・PNG・PDF)をアップロードです。

元は、日にちなどの数字だけが並んだものですが、タイトルの変更をし、日付・相手先名・金額の3項目を定位置に羅列。

時々、同じ件で複数の証憑が存在しどれも必要である場合には最大5証憑までが会計ソフトへアップロードできる上限が会計ソフトの決まり。

その場合、4項目目の「WEB」や「請求書」などの更なる他の証憑との差別化の文言を一言で入れたタイトルにするのです。

当初、そのままの状態をいじってはいけないと思ってしまい、会計ソフト会社様へ質問↓。

■Q:デジタル証憑の保存上のシート名をデフォルトから書き換えても良いのか

■A:日付、金額、取引先の3つを盛り込んだタイトル名に書き換えて分かるようにするのが良い

ということで、実はエビデンス1つずつのタイトルは「配列良く書き換えるべき」というのが正解のようです。

この作業で、「タイムスタンプ」と同等の証になるようです。

デジタル保存例:②メール本文が請求書である(メール/PNG:メール保存/スクショ)

お客様とのメールのやり取りの中で、請求書のような金額表示を「計算書」として発行しておりますので、メールの本文自体が証憑となることが必ずあります。

以前は、スクショをとって、エクセルに貼り付けて印刷していましたが、紙のアウトプットがなくなるわけです。

更に、メールは生きたままでの保存が余儀なくされていまして、これに悩みました。

そして、独自の分かりやすいやり方として考えたのが、まずメールのスクショは取ります。

ただ、生きたままのメールの状態ではないので、スクショだけではなく、メール自体も保存します。

このメールのそのままの保存に関しては、スクショだけではだめなのかのご回答を「税務署」様からいただいております。

回答は、「メールのスクショ保存のみでは【不可】」ということでした。

よって、メールのそのままの保存に関しては、「メール」の中のボックスに専用に「期別のフォルダー」を作り、2022年分から始めてストックしていきます。

生きたそのままのメールを瞬時に見れるのは、メール自体のフォルダー保存が一番だと判断した結果です。

会計ソフトには、スクショを一応アップロードしまして、メールを発見しやすい対策としています。

「2022.01.01_〇〇様_¥1,000_メール15:10」というタイトルの付け方が分かりやすいです。

メールの日付と時間を、上述のように保存用のタイトルの所に細かく記載。

「2022.01.01_〇〇様_¥1,000_メール15:10」などとしておけば、いざピンポイントでメール本体を探す際に、2022年のフォルダーの中の1月1日の15:10を探すという非常に迅速な探し方ができます。

よって、認められない「メールのスクショ」も、探すためのツールとして証憑のサブ的存在としては必要性を感じ、自主的に都度保管しています。

いざとなったらこの効力がきっと分かっていただけるのではないかと思います。

デジタル保存例:③ダウンロード機能のない利用明細(PDF/CSVでほぼできないサイトは無くなった)

当ブログ記事は、最初の投稿の2022.01.08からおよそ3年後の2024.07.09に手直しの順番がやってまいりまして、実は現在2024.07.09なのです。

少々驚かせてしまったかもしれません<m(__)m>。

ブログ記事も最初に投稿後、いろんな変化があり、情報を更新する必要がある場合があり、この新しくできた「電子帳簿保存法」に関することさえ、その後の変化があったのでした。

以前、「電気代」は、ダウンロード機能が無かったのですが、こうした流れにより、完全に実現。

現在は、分かりやすくダウンロードボタンが設置され、「PDF」で出来上がります。

その他クレジットカード会社様もダウンロード機能が無かった2022年当時は、範囲指定のコピペでも綺麗にエクセルに貼り付けることができていて、それほど気にしていなかったのですが、さすがに2024年で「CSV」で実現されていました。

こんな感じでほとんどすべての企業様はデジタルの保存用に対応を実現してくれたので、もうこの③はほとんど無いのかもしれません。

ということで、このような大きな変化に対応を余儀なくされ、それが実現した2024年現在であるという実態を持って③に関しては締めくくりたいと思います。

あとがき

2022年当初は、慣れないので逆に今までより大変な感じもしました。しかし、前年の2021年に紙の多さに限界を感じていましたので、急速なデジタル化は、非常にどんぴしゃなタイミングだったのでした。

何でもそうなのですが、「100x0:ひゃくゼロ」だと必ず特別なケースがあるもので、すべてを一気にデジタル化したことで、反対に紙の方が楽だった作業の手間は一部否めません。

とはいえ、随分慣れてきた2024年現在ですので、今ではもう紙に戻すと言われるとためらうほどになりました(^-^)。

<経理>ハンドメイドバッグ製作をしている者が実体験からお伝えするハンドメイド品製作者向けの分かりやすい棚卸の仕方(仕訳編)【851】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

すぐ1つ前の記事の【850】の続きの記事がこのたびの【851】の内容です。

前回は、棚卸作業において、ハンドメイドバッグ製作事業の例として、生地や附属を数えていく上でのイメージ・分量・風景などをご紹介致しました。

いよいよ、そのカウントした材料や製品を仕訳の形で計上していくような、締めの場面。

これで、決算の作業における棚卸しのゴールに到達できます。

エクセルで独自に作成の分かりやすい棚卸資産表のご紹介、この値を利用し会計ソフトへ「棚卸仕訳」を計上

製品(ハンドメイドバッグ)の在庫をリストアップした棚卸資産表:エクセルでこんな風に作りました。

仕訳の時に昨年度の金額も情報として必要なので、あえて、昨年のリストも右から左へスライドして掲載しています。

黄色いマーカーの部分が、主役である、今期のハンドメイドバッグの在庫の明細部分です。

「一番左の細かい数字」は、明細の採番だけなので、1から順番です。

「製品番号」という部分は、製作時に原価表を作ったり、「ヤフオク」様や「クリーマ」様で販売の時にタイトル内に謳うシリアル番号みたいなもので、この製品を表すものです。

左から製作年月日とその年に製作した採番で成り立つ、10ケタの番号が製品番号となるのです。

「名称」というのは、そのハンドメイドバッグのモデル名です。

その次は「写真」を掲載。

昨年度に写真無しでやってみましたが、写真がないと、何だか分かりにくかったので、今年度改めて写真枠を復活させました。

そして、「前期末」の在庫のお部屋、「今期末」の在庫のお部屋と左右に大きく分かれます。

「前期末状況」は、昨年度の表をそのままコピーしたものを左にスライドさせることで出来上がります。

「今期内処理」というところには、計上記録の文言を入れまして、日付も入れます。

例えば、今期内に、前期に在庫だったバッグを廃棄処分した場合には、<製品廃棄損-材料仕入>という仕訳をこの作業より数日前に12月31日付でまとめて合計して計上済。

よって、廃棄:3/31などと廃棄し日付を伴う処理を記載。

ということは、事前に、廃棄処分した場合には、その日付をメモしておいたという下準備があったわけです。

今期内処理には、もちろん売上もありまして、前期在庫だったものが今期ご購入されたものは、売上:9/30などと記載。

引き続き今年度も在庫にしていく場合は、「今期処理」は何も存在していないので、空欄。

空欄は、入力漏れとの差別化で「***」の記号を入力しています。

今年度に製作して今年度内に売上たものは、この在庫リストには載らないことになります。

ただ、これ、もしかすると、あえて載せた方が全体の動きがクリアになるのかもしれません、今後検討していきたいと思っております。

また、今年度に製作して今期末で在庫のものは、このリストには新規として追加されます。

ここで、この中で一番重要な事項のお話になります↓。

前期も今期も「在庫額」という欄が一番右にあります。

この「在庫額」という金額がどんなものの集まりなのかということ。

これは、製品1点ずつの「原価表」の値を引っ張ってきています。

ということで、製品を製作するたびに実は、「原価表」を必ず作ってきていたのです。

そのことが、この作業にはとても便利です。

ただ原価表の合計をここへ掲載するだけで良いのですから。

ところで、「原価表」というのは、正味の証憑の集まりと考えますので、製作における加工賃などは、たとえ利益には入れていても、この場合は、自分で製作しているので¥0です。

ここを決してお間違えのないように。。

言い換えれば、実際に請求書の値が正直にそのまま集まった合計が「本原価表」なのです。

「このバッグは、非常に手間がかかっているので、¥10,000を盛り込みたい」と高額なバッグとして販売していたとしても、原価としては、加工賃は¥0なのです。

ただし、外注で、よその業者様にお願いしてバッグ製作を頼んで請求書が上がり、支払いが行われたなどの場合は、もちろん原価に入ります。

この違い、「他者(他社)様が作ったものか、自分が作ったものか」で大きく変わりますので、その違いを十分に区別する必要があります。

材料(生地・附属)の棚卸資産表:上の製品のものと全く同じ。ここも写真の掲載はあった方が良いです。

その後、この「材料」の棚卸資産表も写真をまめに掲載することにしましたら、表がとても使いやすくなったのが事実です。

写真はキャッチ―で分かりやすい優れたツールだと実感しました。

ここからは、上の製品と同じ要領なので省略します。

では、次に、いよいよこの棚卸資産表の合計の値をもとに、決算仕訳を経理ソフトへ入力して計上を終えるというクライマックスの場面へ移ります。

上の段:製品の棚卸仕訳、下の段:材料の棚卸仕訳。

事業主開始時に参加しました「仕訳説明会」の場で「税務署」様へ相談しましたところ、製品と材料とは仕訳計上は、分けた方が分かりやすいというご意見をいただきました。

その通りだと納得し、こうして2種(●が2つあります)に分けて計上しています。

実際のe-taxでは、合算で決算書が出来上がり、入力自体も合算しての入力ですが、棚卸資産表としては分かれている方がかえって作りやすく、分かりやすいです。

まず、そもそも、この棚卸しをした製品とか、材料というのは、資産にあたりますので、簿記のルール上、資産の発生(+)が左側(借方)、減少や取消(-)が右側(貸方)に位置するということをイメージしてください。

この仕訳の時に昨年度の情報が必要になるから、上の資産表の合計金額の昨年度も関係してくるわけなのです。

ですから、あえて、表に昨年度を掲載しているのです。

これを、今年度だけの表にしてもかまわないのですが、結局、仕訳の時に、昨年の書類の中をあさったり、昨年の会計ソフトにもどって値を確認したりする作業を必ずするに決まっています。

それも、最終的なチェックには少し見るにしても、こうして資産表に最初から、コピーしたものを左側にスライドしておくのは、この時のスムーズさを目指したものにもなります。

製造しているので、あえて「製品」という言葉使いをしていて、経理ソフトの科目も自分で作ってデフォルトから変えていますが、結局は「製品」「商品」共にe-taxでは、「商品」という欄へ入っていきますので、ただの自分の拘りだけです。

さて、この棚卸仕訳について少し解説します↓。

上の仕訳と同じ物を再び呼び込みました。

今一度「棚卸仕訳」を再びご覧くださいませ↑。

まず、上の段が、製品であるハンドメイドバッグの棚卸仕訳。

昨年度の製品の10,000が今年度で20,000に変わりますので、資産が発生している左側にあった、つまり計上の状態にあった繰越商品に値する「製品」という科目をいったん右側に移動して取り消します。

「今年度に置き換わるよ」というような動きと思っていただいたら良いです。

その代わりに、今期ならではの決算書用の科目である、1年に1度しか出てこない「期首製品棚卸高」という科目を発生させます。

解釈としては、この「〇〇高」言葉に変わったことで、「物体としての在庫がただの過去の数字に変わった」「昨年度の在庫が過去のものになった瞬間」などと考えています。

そして、2行目として、今年度の新たなる在庫表示として、20,000の資産を「製品」という科目でもって借方(左)に置きます。

その右側というのが、ペアの相手のようなもので、「期末製品棚卸高」です。

「期末と付くから末尾の位置に配置」などと覚えたらよいです。

材料の方も全く同じ考え方なので省略します。

あとがき

棚卸に関する記事は、過去にも書いています。【199】という記事ですが、毎回多く読んでいただいている記事になります。

数学の式などの横並びの形ではないので、何か、左右という表現がなじみにくいですが、簿記特有の表現の仕方なのだということで、位置などを覚えてしまったらよいかと思います。

突然変わることなど無く、数字が変化するだけでいつも同じ配置に同じ科目が来るのですから(^-^)。

<経理>ハンドメイドバッグ製作をしている者が実体験からお伝えするハンドメイド品製作者向けの分かりやすい棚卸の仕方(カウント編)【850】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

12月末日に決算を迎える個人事業主の棚卸は、1月1日から近日中に行ってしまうのが良いと思っています。

早速ここ2日程棚卸作業に入っています。

あまり先になると、その後の作業で、材料などの在庫が変わってしまい、2021年の12月31日時点ではどうだったのかに遡ることが困難になるからです。

棚卸は、素早く2-3日で終えてしまえるような工夫をすることも大切。

このたびは、その工夫の内の1つ、場所をしっかり決めてカウントしやすくしている様子と、この後行っていく棚卸資産表を作成するにあたってのその表の工夫も一緒にお話したいと思います。

以前に、棚卸資産表を作るまでの工夫などの記事もアップした過去がありますが、今回は実際に棚卸する物品をご紹介する(カウント編)としてスムーズな数え方にスポットを当てた回です。

ハンドメイドバッグでは、「完成品」「生地」「附属」が棚卸する対象物です

まず最初に、完成品である残ったバッグをカウントするのがスムーズ。

個人事業主の完成品の在庫はそれほど多いものでもありませんので、数えやすいとは思います。

この時の苦労をし過ぎないために、むやみに在庫を持ちすぎない意識も日頃の大切な事なのです。

期の途中で時に製品の未熟さに見切りを付け、廃棄をしたものはすでに、廃棄した日を記録して、その合計額で商品廃棄損の仕訳は済みです。

その後残ったものを数え、「原価」でアップして、合計金額を計上します。

この「原価」という金額を導くには、ハンドメイド品が完成した時に、その都度必ず原価表というのを1品ずつ作ってきていますので、この時期にその金額を見てそのまま引用するということでこの時期に楽ができるのです。

普段の細かな原価表作りがここで活きるのです。

棚卸しというのは、この決算の時期だけのものと思いがちですが、実はそうではなくて、年中意識して、まめに少しずつその手掛かりになるものの情報をインプットしている実態が実はあるべきなのです。

生地や附属を普段から整理整頓してまとめて保管。棚卸の時にはケースの中を数えるだけでよいです。

製品の棚卸の次は、生地と附属ですが、附属の方が種類が少ないので、こちらを先にやります。

そして、最後に生地です。

生地は1点物志向なので、1種ずつ多種を地道に掲載してきています。

生地の在庫が結構ある理由は、見つけた時に早めに調達していかないと二度と入手できないことになりがちだからです。

生地は意外と同じ物が継続して生産されていないのが現状のよう。

その都度違ったものになっていくからこその1点物が作りやすかったりするのですが、その反面で、在庫としてキープしておくということがどうしても出てきます。

よって、多く調達した後の「つけ」として在庫が増えます。

実は、去年2020年の年末付近にとっても多くの生地を調達していました。

それなのに、2021年の製作が思いのほか少なく、2022年は2020年調達したものをメインに使っていくことになるのです。

生地に流行があまりに入っていると、このスパンでは追いつきません。

ハンドメイドバッグの生地の志向の「流行のないもの」という方向であることの事情も1つここに見られるかもしれません。

附属品に関しましては、糸が全部で100本以上ありましたし、芯地も5種類程を使い分けているのでどうしてもボリュームがあります。

その他、ファスナーも必要な時にすぐあるようにと100本以上をキープ。

残りは、ショルダー金具などの線コキ、ナスカン、Dカン、タルカン、巾着ひものループエンドなどです。

それぞれ、細かくサイズも分けることで、購入時のサブ的な表「材料明細表」からそのまま棚卸資産表へ移動してこれば良いので作業がスムーズにしやすく最大限に工夫しています。

附属品は、例えば、ファスナーだと、シングルと両開きの2段だけに分けます。

シングルの方には、長さの違う30cmとか50cmも混じりますが、シングルファスナー使う部分がデザインの中のテリーヌだけなので、あえて1行にまとめるのです。

逆に、ナスカンであると、ゴールド色とシルバー色とお値段が違うので、同じサイズでも2段に分けたりします。

自分にとっても把握しやすいリストとなっているのです。

同じお品でも値段が違っている場合、別の行にしてあることで、原価表も作りやすいのです。

こんなお話をしていますと、表が見たくなりますよね。

当記事は「カウント編」。

次の番号の【851】が「仕訳編」になりまして、そちらにも是非お立ち寄りどうぞ(^-^)。

以前に議論になった「型紙」は材料なのかということについての見解

型紙を自作の場合は、かかった費用は、「型紙用紙の購入の価格」のみです。

よって、型紙用紙を購入の際に「消耗品費」という経費計上で解決済みというのが私の見解。

棚卸資産になる場合は、「仕入」という科目を使っている場合なので該当しないという見方です。

何が材料で、何が材料でないのかは見解の違いがありますので、考えに従えば良いのですが、その拘りよりも、「仕入」で計上したのか「経費」で終わっているのかです。

過去に勘違いしていたのが、梱包用の1つ1つに附随する「新聞紙:しんぶんがみ(活字が印刷していない用紙のこと)」。

「消耗品費」にしておらず、「材料仕入」という独自の科目で計上したことで、長い間棚卸資産になっていました。

当時は商品1つずつに必ず入れる資材であったのですが、今思えば「梱包材」は「消耗品費」とした方が意味的にはすっきりした選択だと考え直しています。

反対に、経費の「消耗品費」にしていたのに、急に棚卸資産としてカウントすることこそ正しくありません。

「消耗品」ではなくて、「消耗品費」であるという1文字の漢字の違いで随分意味が違ってきますので、注意したいところです。

裁ちばさみや待ち針は、「消耗品費」を使用しています。

実際に、裁ちばさみも切れなくなると研ぐことをせず、新しいものを購入しますし、待ち針も劣化と傷みで折れて捨てていきますので、勘定科目の使い方と事実がぴったりと一致しているのです。

「仕入」という科目を使っていなかったものは、棚卸資産になりません。

棚卸する物品は、必ず「仕入」という勘定科目で計上していたものの集まりであるという考え方です。

さて、最後に「型紙」が外注の場合です。

これを「仕入」にするのか「消耗品費」にするのかですが、この議論で「材料であるから仕入」という見解を持ってきました。

これなくして商品が生まれなかった、作れなかったと考えると「手法・ノウハウ」の概念が溶け込んでいる物体だからです。

上述の「梱包資材」とはまた違った感覚の特別なアイテムですが、型紙ありきのバッグだという気持ちも入る見解となります。

あとがき

棚卸も、結構大変ではあるようですが、結局は事務作業です。

こうしたことは時間をかけずに、サクサクこなし、あとは、本業である事業活動に精を出すのが望ましいと思っています。

そのために、スムーズにできる工夫や案をベースとして整備し、この作業で悩み過ぎたり、苦労し過ぎたりすることがないように、スムーズな決算を実行していけるようこの投稿をもって応援したいと思います(^-^)。

<経理>紙の山に押しつぶされそうな圧迫感からの解放、2022年1月1日スタートの経理書類のデジタル保存の手間と引き換えに手に入れた自由【848】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2022年1月1日からの経理の計上は、「エビデンス=証憑(しょうひょう)」がデジタルで必要であるという「電子帳簿保存法」の施行。

2021年の時点で書類が増え「このままでは大変なことになる」という置き場所の悩みを抱えていました。

そんな状況には非常にドンピシャなタイミングだったのでした。

「タイムスタンプ」の重い悩みは「会計ソフト」におまかせできる

これまでの証憑の年度ごとの保管です。この作業がなくなるということは大変革なのでした。

とても単純ではありますが、今まで自作エクセルや、紙ベースで行っていた人は、とにかく会計ソフトを導入して、あとは、会計ソフトの会社様に質問をしていけば良いとと思っています。

すでに、2018年個人事業主スタート時から会計ソフトの「マネーフォワードクラウド((株)マネーフォワード様によるもの)」にお世話になっております。

それでも、会計ソフトへの入力時に並行して、紙ベースも仕訳を記載したり、内容の説明を記述したりして、A4の用紙が証憑として常にベースとなっての保管をしてきたので、かなり大きな変革になります。

こういうデジタルの場合、不正のない正当な作業の証として、「タイムスタンプ」というものが義務付けられています。

このタイムスタンプが実際に視覚的にはどんなものなのか、「機能」のことを指すに過ぎないのでしょうか。

結局、会計ソフトを導入していれば、会計ソフトさんが作ってくれた証憑の保管のところにエビデンスの写真が入っていればそれがタイムスタンプの代替になるか、タイムスタンプを実行してくれたことになるということで、有難くこのタイムスタンプ問題は解決できています。

とにかく会計ソフトに1仕訳に1つずつ必ず証憑をアップロードして添付しておけば問題ないようです。

今までの決まりの「7年間保存」の代りが、「デジタル保存義務」になるので、紙ベースのストックが突然2022年1月1日の計上から無くなるということです。

とにもかくにもこのメリットが最大です。

デジタル保存になった直後の感想と手間がどうしてもかかり過ぎる新しい悩み

いきなり紙がなくなることが、まだ何か違和感を感じてしょうがないです。

今までは覚書きのように紙に記録を残しておけばいざという時に頼りになると考えていたその考え方そのものが崩壊。

基本的にデジタルに「補記」は無しです。

代わりに、会計ソフトの「摘要欄」の有効活用を考えるようになりました。

<デジタル保存の例>

例えば、本日、2021.01.04に、合計請求書の発送にコンビニで切手を購入して発送する作業があります。

まず、¥84の切手を1枚購入のレシート、これを写メします。

そして、それを会計ソフトに年末までに設けてくださった証憑添付の欄にアップロードするということです。

そして、そのレシートを見ながら、直接仕訳計上をソフトへ入力。 

84 通信費   現金 84 ※合計請求書発送用切手x1枚購入 ファミリーマート〇〇店

といったような感じです。

これを、今までは、まずレシートをA4の用紙にのりで貼って、マーカーで税込み金額と日付の下辺をマークし、横に摘要と同じ内容を手で書いていました。

そして、この仕訳も日付と共に右下に書いていました。それを見ながら経理ソフトへ入力していたのです。

そうすることで、何か間違い入力があった時などに元のものとしてA4用紙に綴られたレシートなどと見比べたりしていたのです。

丁寧にやってきたつもりでしたが、これもかなりやっていることが重複しているので、作業としては1つだけということに今後はなるのです。

そもそも、合計請求書を紙ベースで発送も後に廃止にしていきました。

PDFを取引先へメールなどで送付。

同時に切手購入やその仕訳など複数の附随作業が無くなっていったのでした。

こうして紙に書くメモのような記録が突然無くなって思うことは、上述のように、摘要欄の説明がかなり具体的で重要なポジションだということです。

万が一科目を間違えたり、勘違いの場合、この摘要から今一度考え直しのヒントが見つかったりするかもしれません。

仕訳をするにあたって「シーン」が思い浮かびやすいような摘要の書き方というものも重要になるかもしれません。

証憑を会計ソフトにアップロードした後は、もうパソコン内に証憑のスクショなどを保管しておく必要がないと思うのか、1年後の確定申告までは保管しておくのか。。その辺りも個人の裁量です。

何分、突然の変革に感じました(^_^;)。

あとがき

今回の、大きな変革は、実は、法的には、その途中でいくつか段階を踏んで行き着いたようで、多くの人がちゃんと納得できるような、後追い計上であっても有効な長めの期限を設けたりに改正されている結果のようです。

今日明日でなくても、忘れていた計上を1年後にも追加できるようなタイムスタンプの有効期限もあるようです(実際は2年かと)。

いよいよ本格的に、デジタル主体の世界に入っていくのではないかと感じています。

1年に何度も購入した500枚入りのA4コピー用紙、ブラックとカラーだけのインクカートリッジ2個を何度もセットで購入してきた今までを思うと、今後かなり経費が抑えられると思います。

今回の法改正に関しては、アンテナをはりめぐらせていなかったので、とても驚きました。

が、結局は、今まで自分が丁寧にやってきたことの重複部分の省略と、よりスピーディーに分かりやすく計上していけるチャンスであると前向きにとらえました(^-^)。