四つ角が余分であることを四角カバーの折れが実証、無駄のない八角形へ変更したバッグの底板カバー【1383】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2018年頃ですが、今からおよそ5年前に底板にカバーを作って、「くるみ底板」と称した底板製作をしておりました。

その時にハイブランドバッグのサブバッグの沈むような底部分の解消に、メインバッグとしても十分持てるような丈夫な底板を追加するということを自前の持ち物でもやっていました。

それがこの2点の底板になります↓。

2点の底板。内蔵の「ベルポーレン」という折れないプラスチックが角丸にカットして入っています。

長方形の四角いバッグの底なのだからと長方形で作ったわけですが、よく見ていただきたい。

左下のカーキグリーンの方の角が折れていますね。

こちらの写真だとカーキグリーンの右上、左下が折れています。

もう一方の黒のボーダー生地に関しては、折り目が付きにくい生地ですから一度折れても戻っている様子です。

このことから何が言えるのか、この実態が何を教えてくれるのかを感じ取りました。

その後、余計な縁の四つ角は最初から無しにする案が浮かびます。

そうして、現在5年後においては、四角い底用の底板カバーを作る際には決まって8角形モデルで作ることにしております。

こうした細かな内部の事を忘れていたこの頃だったのですが、年末のバッグの整理整頓でこのことを思い出します。

そして、このたび8角形になったデザインへ2点の底板カバーを作り直す作業を致しました。

元の生地を残すから短い時間でコスパ良く完了する「仕立て直し」

作り直しですのでいったんすべて解体しますが、一から作る時との違いは生地がそのまま再利用できること、手間が最低限で出来ることがコスパでありメリットです。

解体場面:一度解体。接着芯を貼ってきちんと作ろうとはしていたようです。

しかし、どことなく当時の作りの粗さが目立ちます。

5年も経過すると随分と作り方にも発展があることを改めて感じ己をねぎらいます。

そして、糸くずを取り払い、まずはまっすぐにアイロンをかけ直し。

そして、角をカットする作業をします。

ここでお伝えしたいのが、一から丸ごと8角形の型紙を作る必要がないということ。

角の部分だけの型紙を当ててカットする方法があるのです。

角部分だけの型紙の考案

このことはいろんなケースに応用・引用できますので是非。

5cm四方の型紙用紙の中心に向かって1か所だけ折ります。そして、三角部分をカットした小さなパーツを用意。
出来上がりの角:裁断の時に三角のパーツを角に当てカットして再び作り直したもの。

2枚仕立てのひっくり返しをせず、角を綺麗に出すために外表のまま1cmの縫い代で折り込み互いに縫い合わせる方法です。

待ち針をし、角をピッタリ重ね合わせながら、最後に端から2-3mm程度をステッチして完了です。

底板を入れるタイミングは、最後の長い直線を縫う際に入れれば十分です。

最初から入れても縫いにくくずれやすいので労力が無駄になってしまいます。

最後のラインのところの始め辺りのタイミングで少し折り曲げながら入れるとやりやすいです。

折り曲がって跡が付くことはございませんので大丈夫、そこがベルポーレンの良さです。

この削られた角が実際にバッグの底にフィットしやすいのです。

あとがき

ハイブランドの古いバッグの中でサブバッグ的なものを気軽に日常使いのメインバッグに出来ることがあります。

その際に、足りない部分がどうしても底の強度です。

これさえカバーできれば、小物が1つ増えてワードローブが潤います。

そのためには使いやすく現実的なバッグであってほしいです。

元はぜいたく品のお買い物の時だけに登場するというイメージだったから底板など入っていないのだと思われます。

実際には、素材の良さや素敵なデザインはサブバッグの領域をやすやすと越えています。

上手く活かせると古い品物の出番も多くなり、新しいものがそれほど必要なくなります。

新しいものを作る技術があるのならば、おのずと古い物を仕立て直す技術も生まれます。

こんな文化が是非とも広がれば良いと思っております(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

かつてはニッチな目立たないモデルだった、今こそそういった中古ブランドバッグが新鮮、流行無視の末永いバッグになっるであろう【1382】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ワードローブはすべてused品で集めています。

お洋服だけでなく、バッグなどの小物も同様。

このたびは、古いバッグの良さを掘り起こしまして、今後も良い状態で使っていける保管方法をご紹介したいと思います。

まずは、「古いバッグの良さ」の意味するところをお伝えするところから始めてまいります。

古い時代のバッグの長持ちモデルの選び方の秘訣

古いバッグのモデルの中には、かつては一世を風靡したような「みんなが持っていたバッグ」というのがとても懐かしいです。

しかしながら、何十年後の今、そのモデルが素敵に映るのかというところをちゃんと考えます。

とても心理的なところが大きいのですが、誰もが懐かしむ一世風靡型のモデルというのはみんなが知ってしまっているからこそ、今は新鮮味があるとは限りません。

むしろそうではなかった、その片隅で陽の目を見なかったような目立たぬ存在であったモデルが今、そして今後も使いやすくなると考えます。

その理由はなぜなのか。。

それは、「流行」ということが「儚い」ものだからです。

確かに今見るとかつて流行のモデルは懐かしく興味深いですが、現実的な話として自分の物として今後もずっと長く持っていきたいのかをポイントにしますと、そうではないことも多いかと。

そうしますと、かつてのニッチなモデルこそ、古いバッグの威力だと思うのです。

そんなわけで1980-1990年代のモデルのバッグのニッチなタイプの寄せ集めをまずご紹介したいと思います。

多くが布バッグ。こんなところからハンドメイドバッグ作りのヒントをいただいたことも。。

特によく知るモデルは見当たらないかと思います。

あまりに有名過ぎるモデルでは古めかしさを今は感じてしまいます。

そうではなかったモデルが今、何十年も経過して新鮮に感じ、貴重に感じるのです。

これらの保管の仕方を工夫しながら、この先も長く持っていけるものにしたいと保管を工夫しております。

「新聞紙製のあんこ」の存在が欠かせないフォルムキープ対策

バッグも重量に従い底周辺に皺ができることがあります。

とても残念なことにただ保管しているだけでも皺は起こるのです。

そこで、長年対策してきた立体的なフォルムをキープする「あんこ」のご紹介です。

読み終わった古新聞を2ページ分丸ごとx3枚使用、そこへ印刷されていない新聞紙(しんぶんがみ)で包む。

こんな風にこんもりとした包みをいくつか作り、バッグのサイズに合わせて中へ投入していきます↓。

縦が35cm以上x横の広い部分が40cm程の比較的大きめのバケツ型バッグへは3個入れました。

場合によってはてっぺんに横向きに寝かせてもう1つ入れても良いです。

とにかくできるだけ隙間を埋めるように入れます。

そして、ここからも大切。

バッグ自体は1点につき1つの保存袋へゆったりと収納が望ましいです。

こちらも、ゆったりとてっぺんまで覆ってくれる保存袋に入れました。

そして、さらにその保存袋ごと大きなボックスやインテリアバッグへ入れて素敵なインテリアの一部とするような収納をしています。

全21点の中古バッグの収納風景:ハンドバッグはボックスへ、大きめサイズは自作大容量バッグへ。

もうとにかく、バッグinバッグのオンパレードです。

こうして大切にブランドバッグのコレクションを保管します。

すべてのバッグの中身には、ご紹介した「あんこ」が入っていて、積み重なっていても変形しにくいように対策してあります。

あとがき

少しお話を脱線したいと思いますが、お伝えしておきたいお話です。

他の投稿ブログでも過去に書いていますが、本革レザーのハイブランドバッグというのはかつての古い物に関しては、良くない作りの部分がありました。

その後のフィードバッグや苦情でもしかしたら改善された作りに変わってきたかもしれないのですが、本革レザー製でも内張りが合皮やPVCであることが多かったのです。

このたびの21点の中のレザーバッグx5点の内、3点がそのようなことが起こりました。

1点はポケットの合皮劣化でポケットが壊滅。

ポケットを自主リフォームで、撤去し、現在はポケット無しの状態であるということが表側からは分かりませんが内部ではそんな事情があるのです。

そこで、ポケット代わりにと、同じブランドの小物入れを2個程ポーチとしてバッグ内に収納しています。

また、他の2点は、内張りが完全に合皮であり、ボロボロとはがれる現象が購入後20年くらいから起こり始め、リフォーム屋さんに依頼して布張りへ変更してもらいました。

そのせいで、元のデザインをあきらめ、内部がデフォルトとは違ったものになってしまいました。

著作権侵害の兼ね合いでその様子は映しておりませんが、表から見たら一見分からないことが内部では起こっていたのです。

せっかくのかっこいいバッグが昔のままでは到底継続できなかったことをリフォームにより何とか継続してきたのが本革レザーバッグの真実です。

そんな苦労をユーザーがしなければいけないことへの問題提起が大いにございます。

そのことを過去のブログ記事でも書いてまいりまして、記事番号の【177】にまとめてあります。

そうすると残り大半の現在も問題なくそのままの姿で残る布製のバッグはかなり永続的だと言えます。

これが布製のすごさです。見かけの弱さで本革レザーに劣るというのは少し浅い見方であると思えてしょうがありません。

本当に本革レザーがコスパが良い物なのかを一度じっくり考える機会を持ってみて下さいませ。

さて、お話をこの度のテーマに戻します。

物がもう十分にあふれたことに行き着いた「壁」といいますか、物があふれているだけで幸せを感じるのかというところが見えてきました。

今後の未来において大切なことは、バッグを1つ持つにしても、コレクションして集めるにしても、「品物の選び方」のゴールには「心地よく幸せを感じる」という瞬間があるかどうかだと思います。

捨てる選択肢しかないような品物は悪過ぎますし、そんな品物を製造する製造者は真剣に作るものを見直すべきだと思います。

少ない数でもちゃんとした満足度と喜びをくれる品物を持つこの品物選びこそは、購入者/ユーザーの責任だと思います。

いい加減な気持ちで物を選ぶべきでは決してないのだということです。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

マルチカラーの糸の色を当時の焦げ茶からベージュへ変更、約6年ぶりに解体して丁寧な仕立て直しをした姿が見違えた【1381】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび3回連続でお送りしてまいりました「仕立て直し」のシリーズ。

今回が最終です。

①スツール用の低反発クッションカバー

②3点のトートバッグのピンタック仕立てへの変更

そして今回の③は、ビッグトートバッグの一重仕立てのゆるゆるを丁寧に仕立て直しして締めくくります。

②の3点目もビッグトートバッグでしたのでサイズが非常に似ていますが、今回が一番大きいサイズとなります。

この数年間のノウハウが高まったことで、いろんな箇所において作り方が変わっていました。

それを実感し、今後の見通しとか、当時のままの生地の姿でリフレッシュした製作品になったことの「価値」を共有できればと思います。

「共有型のハンドメイドバッグ」という事業名で、これまでは「製造+販売スタイル」であったのですが、「ノウハウのご提供と伝授スタイル」へその内容を変えていこうとしています。

その1つとしてこのシリーズもお送りしております。

是非、ミシンを1台お持ちになることをお勧めしたいですし、自由に思うような製作を実現していくお手伝い、もしくはアイデアが浮かぶヒントを得ていただけると大変嬉しいです。

実は横向き裁断であったことを今思い出す当時の生地調達の際のコスパ

解体した後、裁断し直しの本体:「わ」です。真ん中が底になります。縦20cmx横10cmをくり抜きました。

実はパッと見て分からないと思うのですが、この向きは地の目に対して横向きなのです。

本体と取っ手でおそらく購入は1mだったと思います。生地を余らせず、フルに利用した記憶です。

当時の記憶がもうありませんが、おそらく、広幅の生地を有効に使うために横取り裁断をしたと思います。

縦に裁断するとこのように「わ」ではもったいない、ハギに2枚にしても横には並ばなかったと思われます。

よって、横向きに裁断するという考え方で当時はコスパ良い生地の調達を工夫した個人使いの製作品です。

このビッグバッグには、当時布団も収納しましたし、ボリュームたっぷりの資材も収納して使ってきました。

ビッグバッグの柄がお洒落だと、その場に置いてあっても雰囲気がありインテリア性が高まります。

よって、この当時の生地は是非活かしたい好みの薔薇柄でした。

ただ、これも当時の考え方であり、今こうして解体後見てみると、横裁断したせいで、バッグとして持ち上げた時に縦向きに伸びる横向きが引っ張られて生地が伸びてしまっている部分がありました。

もし、今この生地を調達するならば、おそらく、2枚仕立てにして、めいっぱいの生地幅の横並びに裁断ができるサイズへ小さくしてでも地の目に忠実に作っていたでしょう。

薔薇の柄が融通の利く向き関係なしのありがたい柄だったことで横裁断してもぱっと見分かりにくかったのでしょう。

糸の色を当時の焦げ茶からサンドベージュへ変更したことでステッチが美しく映るようになった

このバッグ製作当時はそもそもミシン糸を50-60番で縫っていた時代。

現在はバッグに関しては30番を徹底していますので、ハンドメイドバッグ製作の歴史の中では古い時代となります。

過去は60番程度の細番手。現在の30番は右のベージュ。30番がやはり解体しながら丈夫なのだと実感。

そして、糸の色を変えたところも重要なポイントです。

焦げ茶は一見合いそうだと思われるでしょうが、マルチカラーにおいてはそういった判断は表面的です。

登場するカラーの濃い、薄いの中間の色を選択が正解なのです。

これはさんざんマルチカラーを縫ってきて導き出した自らの解答です。

大部分は確かに焦げ茶。しかし柄の部分もそれなりの面積です。この薄い綺麗な色へ焦げ茶の糸はタブーです。
サンドベージュの糸の色は平均的にどの色の部分にもなじみました。これが正解。

今回の生地はメッシュで穴が開いています。

裏に接着芯を貼ったその接着芯の色さえ白か黒かの選択が重要でした。

柄の部分に黒が透けることがないよう、白のニット芯を選択しました。

そうしたことで、穴から白色の接着芯が当然ながら透けます。

これは物理的に受け入れねばならないことなのですが、ステッチの糸の色はこれにも大いに関係します。

焦げ茶の生地の部分にサンドベージュの糸の色がそれほど浮かない理由に、この穴かから除く白い接着芯の存在が関係しているのです。

裏地付きのピンタックは表地、裏地それぞれで行い、凹凸が反対になるところがポイント

表地は表へ突き出すように、裏地は凸面が内側へ隠れるようにピンタックをつまみます。

こうすることで、凹凸のコンビとして、表地と裏地がうまくぴったりと重なるという構造なのです。

ピンタックをする前に入り口の縫い代を折ってからやるというのも綺麗に出来上がるポイントです。

完成品を見ながらの「仕立て直し」の総まとめ

③仕立て直したビッグトートバッグ:<サイズ>縦50cmx横60cmxマチ20cm。

②の時は、縦横50cm四方だったので、こちらの方が横が10cm広いです。

10cmの違いはさすがに大きいので、大容量バッグと呼ぶにはふさわしいこの度のバッグです。

裏地も②と同じヘリンボンの厚手生地(在庫の生地を利用)を設置。

裏地には接着芯は不要と判断し、表地だけの接着芯ですが、物を入れるとこんなにスタイリッシュです。

横顔です。きちんとしたフォルムは眺めていて大変気持ちが良いです(^-^)。

このたびの「ピンタックを入れる」という共通の作業事項を通して、「ピンタック必須だな!」とまで思い始めております。

そして、こんな考え方に行き着いています↓。

「クラシックでスタイリッシュなフォルムを作るには、角のラインのはっきりした表示が必須である」と説いています。

このたびのシリーズを通し、更に新たなイメージも生まれています↓。

このようなナップサックのデザインもピンタックで随分はっきりとしたラインになるのではないか。

このモデルを一度ピンタックを使ってやってみたいと思っています。

仕立て直した後も当時の生地のままで続行したその選択の中に、当時の生地を選ぶ視点が確かなものであったことが裏付けられます。

手間をかけて解体してまでも作り直すことをこの生地でしたかったその意味は、その生地が二度と入手できない当時だけの生地だったからです。

これが1点だけを作っていくことの価値の1つだと思いました。

そして、今後まだまだ続行して気持ちよく、丈夫に使っていけるものへリフレッシュしたこの分岐点をとても貴重に感じます。

あとがき

「苦労を買ってでもする」という言葉がとても好きです。

今その一瞬は長い長い歴史では、ほんの一筋の光の矢でしかありません。

「長い目で見る」というもう1つの好きな言葉と共に常に引き出しの中に入れている言葉です。

今の苦労を惜しむことがその後を考えたらたいしたことではないと当たり前に手間をかけていく、そして終わったら涼しい顔をする、そんなスタイルが大きな意味があるように思えてなりません。

チャチャッとその場しのぎの品物を作った未来はどうなのか。

丁寧に手間をかけたその時の苦労はあったものの長いその後の未来はどうなのか。

本当にその品物を作る価値があるのかさえもちゃんと真剣にジャッジしていきたいでものです。

ピンタックをあしらう仕立て直しの結果、整然たるインテリア容器への生まれ変わりを遂げた過去の製作品のトートバッグ【1380】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ3回にわたり、過去の製作品のハンドメイド品(ミシンを使って縫う作業)を仕立て直ししています。

前回の【1379】では、5年前に製作の2018年製のスツール用の低反発クッションカバーを角型から座面の楕円に上手く沿った楕円カバーへと変えました。

全部糸を解きほどいての仕立て直しなのでほぼ最初から作るのと同等です。

それでもその生地をそのまま活かして仕立て直すことの本当の意味をこのシリーズでお伝えできればと思いました。

当【1380】では主にピンタックをトートバッグに追加していきます。

3点中2点はすでに出来上がったところへ追加だけをするやり方、最後の1点は元々裏地無しであったことから、この機会を兼ね、全解体の裏地付けを含めたピンタックバッグへの変更となります。

なかなかの作業ではありましたが、とても有意義でした。

では、その変化をどうぞ。

ピンタックを施すことの劇的効果、ルーズからスタイリッシュな整然としたテイストへ。。

仕立て直し前の3点のトートバッグ:左2点は接着芯を貼った裏地付き、右は一重仕立ての無接着芯。

どれもだらんとしたルーズさがあります。

今この時点では、きちんと整ったラインがはっきりしたボックス型の方が良いと感じています。

「あいまい」から「はっきり」への変化が、その見かけの物理的なことだけでは言い表しきれないところに深みがあると思っています。

作業過程は映しておりませんので、次の写真からはピンタック後になります。

随分変わりました。

もともと縦長のサイズだったのですが、角がはっきりして前よりこちらの方がグッドです。
こちらは横長。前は縦が短くて物がこぼれそうだったのがピンタックだけでこうも変化しました。
縦横50cm四方のビッグバッグ:もう迫力満点。このようなサイズのビッグバッグはなかなかレアです。

ここへプチプチを入れている事業用の資材品入れとして使っておりますので、出番も多く毎日見かけるバッグでした。

毎日見るからこそ見た時の心地よさが感じられるものに全解体の仕立て直しを致しました。

これは最初一重で作ったのがかなり前なので、そこからこんなにも作り方が変わったことに驚いています。
裏地も持ち合わせの生地があり、これを利用。接着芯は表地だけに貼りました。

ピンタックは、最初の2点は表地と裏地が重なったままアイロンで線を付けてまとめてつまみましたので早く仕上がりました。

ただ、この3点目に関しては、本来最初から作る裏地付きのピンタックタイプは表地、裏地それぞれでピンタックをつまんだ方がラインが綺麗で寸法も正確なのでそのように製作しました。

注意点は、裏地は内側へ隠れる方へ突き出すつまみ方で裏面で山を作りますので、出来上がりはピンタックが奥へ隠されることです。

表地は表側へ突き出す方が断然美しいですので、そのようにつまみます。

ピンタックのつまむ面が表地と裏地で違うということですね。

そして、最後口の縫いとじの時にピンタックが凹凸で重なりうまく合体できるという仕組みです。

おまけ:ジャガードの裏面使いの良さを意外なカラーの裏面でアイロン台クロスとして仕立て直し

実は3点目の生地の裏面が結構素敵だったので、これを表面としてインテリアカバーで使います。

もともと、アイロン作業の箪笥(たんす)のてっぺんにクロスとして敷いていた本来の表面でしたが、3点目のバッグと同じ柄だということに差別化を付けたくて、裏面仕様で違った雰囲気にしてみたのです。

実際にこのようにインテリアクロスとして使用しています。

今思えば、何年か前に購入のこの生地、気に入って多めに調達していたようです。

バッグに余ったからインテリアクロスにしたというのがこのアイロン台クロスにしたきっかけ。

当時しっかりこの生地をしっかり見ておらず、裏面がこうなっていることをこの仕立て直しの機会に知ったほどです(^_^;)。

あとがき

ここで仕立て直しシリーズの第二弾が終了したのですが、最後の第三弾というのは、同じビッグバッグのもっと一回り大きな一重仕立てをこれも全解体の裏地付きで仕立て直します。

こちらにも裏地を付けていきますが、この度のビッグバッグよりも生地が伸びるタイプでやや難易度があるかもしれません。

そちらの生地もこの度の生地と同様もう今は売っていない生地で、その当時限りの素材なのです。

そう考えるとこの仕立て直しの意味がまずそこにあります。

二度と入手できない生地を貴重にとらえて、今後も継続して持ち続けていくための仕立て直しです。

何もこのハンドメイド品だけにとどまりません。

すべての物品に対して、所有することの「責任」があると思っています。

だからこそ「購買」という一瞬が大切なのだと考えます。

じっくりとよく先を見越して物を選ぶことは無駄をして後で困る悩み事や廃棄の問題を起こさないための重要なステップであると思います。

ショッピングというのは気軽な言葉であるかのように見えますが、実は今後の人生をも左右するほどの重要な行動であるということです。

5年前の製作の技術とアイデアの5年後が確かめられるハンドメイド椅子クッションカバーの仕立て直し【1379】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

大みそかにこの記事を書いています。

年末に特に大きなことも成し遂げられず、今年2023年の残りわずかに相応しい作業を探っていましたところ、「これだ」という作業が見つかりました。

常に目にするたびに気になっていた過去の製作品です。

大きく3種ありまして、当記事では2018年製作のクッションカバーを2023年バージョンとして仕立て直しをします。

そして、後日の投稿では、1年前くらいのトートバッグなのですが、更にひと手間加えてスタイリッシュな使いやすいバッグへ変えていきます。

そして、更に後日の投稿で、10年くらい前の大きな入れ物として使用の今でも毎日目にするビッグトートバッグの仕立て直しです。

このことを通して、ミシン製作を続けてきたこの5年間で変化していた技術とアイデアを実感することがまず1つです。

そして、仕立て直しによって腑に落ちたその気持ちでリフレッシュして今後もその実用品にお世話になるという見通しを確認することです。

年末に3つ目までは行けませんが、2つ目までは現時点で完成しています。

この記事を通して、1つの物を長く使う姿勢と長く使えるような物を追求するきっかけをお届けできればと思います。

木製座面のスツールの低反発クッションカバーの仕立て直し、粗い簡易な作りからスタイリッシュな楕円形へ

2018年製のスツール用クッションカバー:単純な四角ですが、実は座面は楕円形です。
クッションカバーをリッパーで解体し、中身のウレタンに座面を当てます。

このウレタンは、厚みが無いので2重で重ねて入れ込んでいました。

今後も引き続き二重で使います。

ウレタンに丸い角の部分を作図します。
型紙を作ります。とりあえず縫い代1cm込み、角を半径5cmの円をコンパスで描きました。

やや角が布が余り過ぎますので、角を半径7.5cmの円へ変更します。

余分をカット。「半径が大きくなるとカーブのとがりが削られる」これを知っていると他の製作にも役立ちます。
こんなところです。縫い代込みで無駄のないスペースが確保できました。
実際に解体した生地に当ててみます。ウレタンよりも1cm以上ゆとりがありますのでOK。
型紙通りに2面とも裁断。
裁断完了しました。
一応薔薇の向きがあるようで、向きを両面正位置に統一。
「リボンひも」も解体して、今度は以前の2cm幅から1cm程の出来上がりへとスタイリッシュに。

細くするのと同時に、以前は十文字結びだった野暮ったさを解消。

縫い代込み40cmの長さで横は3.5cm幅のパーツから仕立ててゆきます。

全部で8本作るところが少し時間を要しましたが、かなりの変化です。

両面縫い合わせの前にひも8本を各角に2本ずつ仮縫い設置。
中表で2枚を縫い合わせ。空き口は左端。(ごめんなさい。このアイロンの線は意味がありませんでした。)
ウレタンを入れるので結構広めに左端を空けました。
ひっくり返す時、実際に座る時に引っ張られるので、パンクしないよう二重縫い。
ミシン後、カーブ部分などを切り込みを入れてラインを綺麗に出す融通を利かせます。
ウレタン2枚を入れ込みふっくらとなりました。この後空き口を「はしごまつり」で手まつりして縫い閉じ。
はしごまつりの口の様子、だいたい良いのですが、右の方に玉止めが見えてしまいました(^_^;)。
完成です。椅子のフォルムになじむクッションのデザインです。登りやすく座りやすいと思います。
リボン4箇所もすっきりとしています。
自分らしい椅子カバーを作る:自分サイズ、自分柄
2018年製の時のこれ。リボン、四角のカバーの余った部分共々野暮ったかったです。
座面が以前よりも安定しました。主に高い所を掃除したり物を取ったりするときに使います。

思うようにカーブラインのクッションが出来上がりました。

1つ思うことは、ウレタンのカットもラインに影響するので、「いい加減なカットはまずい」ということになります。

ウレタンへのカーブの作図こそ慎重にされることをお勧めします。

あとがき

このたびの仕立て直しは、ほぼ全解体でしたので、一から作り直しに等しいものでした。

それでもあえてこの生地を使った理由が、この生地を気に入っていて特に不満が無いから捨てない決意をしたことにあります。

こうして仕立て直しをわざわざする気になるのも、そもそも最初の段階の生地選びをしっかりした気持ちでやったかどうかさえ影響してくるということなのです。

このことから、物があふれていて類似のものも見つかるかもしれないこのご時世で、「選ぶ」ということがどれだけ影響力があり大切な事なのかを知りました。

このことを味わった後に今後できることはこうした末永く1つの物を使っていける「美徳」と具体的な「ノウハウ」だと改めて実感したところです。

「共有型のハンドメイドバッグ」という事業も最初バッグを作って販売からスタートしたわけですが、私の役割は今回のような体験をお伝えすることで素敵なハンドメイドをしていただく方へのお手伝いのような役割が向いているのようです。

私が作って販売しても結果は出ませんでしたので、その役割は他の方に委ね期待したいと思います。

余すところなく今後もアイデアやノウハウをアウトプットしてまいります(^-^)。

<カーテン作り⑧>完成したカーテンと低反発クッションカバーがインテリア内で窓や家具に馴染む様子【1375】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ数か月でシリーズとして投稿してまいりました、<カーテン作り①-⑦>がすでにございます。

カーテンの製作過程においてポイントや課題(未解決部分も含む)をお話しながら、まるっきりほどいてやり直しもしながら2023年の12月で複数のカーテンが完成して設置できました。

ということで、このたびは、そのカーテン達をインテリア内で設置してある様子を見ていきます。

そして、どんな風にインテリアに馴染んでいるのか、そのためには、やはりここはこうしたいものだというような製作における細かな工夫や手間が活きている様子などをお伝えしたいと思います。

既製品では、商業上手間が省かれている箇所が本当はもっと丈夫に固定する方が正解なのではないか、とか、そのせいで余計なステッチが目に映り違和感があるのではないか、など何か印象が生まれるかもしれないところにこうしてご紹介する意味があると思っております。

この際に、低反発クッションカバーも数多く製作しましてので、カーテンと共にこの投稿でご紹介してまいりますね。

低反発クッションいろいろの共通点は、葉っぱモチーフのボタニカル

こちらはリビングテイストなので薔薇柄にしています。
キッチンのダイニングチェアー用です。カーブを描いた椅子になじむカーブラインで製作。
上と色違いですで、ライトグレーです。
柄が変わります。ひもの結ぶ位置が先ほどの柄の時よりも奥になっていて、設置の仕方もコツがありますね。
これは色違い。このグリーンなかなか貴重なカラーです。
こうしてカーブのある椅子に対してはカーブある2枚ハギで柄の向きを考えて作りました。

背の方から椅子を見る方を正位置としています。

四角い椅子には、四角い型紙の方で。椅子によってはリボンひもは付けません。

どれもボタニカルなのですが、できるだけフローラルに寄らない感じにしたところが実際にインテリアに合わせる時の事を考えたそもそもの生地の選定の工夫です。

そう考えると1つだけ置いているお部屋が違う最初の薔薇の椅子カバーは、テイストが違いますね。

この椅子だけはピアノ椅子なので、別のお部屋にあるのです。

それぞれのお部屋のテイストに合わせて、お部屋ごとの雰囲気を作っていくことの例となればと思います。

3部屋のカーテンの雰囲気の違いを見比べる

縁側用のカーテン:片方左側だけで横幅180cmの大きな窓です。
メインカーテンとレースカーテンが両方柄の時のコツ:粋(いき)に映るのは、柄が同じこと。
柄が全く同じというミラクルこそ生地選定の醍醐味:こういう全く同じ柄という偶然が楽しいです。

実際に、生地屋様も驚いておられました。

偶然にも柄がほぼ同じなのです。

そうであれば、柄と柄が重なり合っても混沌とせず、すっきり感が出ます。

1つ1つのヒダを片方で15個程度、両方で30個丁寧に作ることの成果がここに現れます。

ほどいてやり直す前はこのヒダがつなぎ目の所で不格好でした。

その後、つなぎ目を耳を使った両割りでできるだけ薄く工夫し、「袋縫い」を取りやめたことが出来上がりのすっきり感につながりました。

私の考えとしては、袋縫いは、その後の作業のヒダの事を考えますと、お勧めしないです。

つなぎ目で「耳」を利用するのですから、このように裏側で両割りされてペタンコになっていれば十分です。
そのかわり、端っこラインは、「耳」であっても三つ折りしてすっきりとさせます。

実際の既製品では、ここが耳のままのものは、特にレースカーテンで経年のほつれが見られます。

それを三つ折りしておく経年後の効果は必ずあると見ています。

レースカーテンの柄の向き:はっきり柄が映る真ん中辺りにお花みたいなモチーフに向きがありますね。

レースカーテン地も柄の向きがあるタイプの生地を利用したことになりますが、カーテンであれば、上下だけ意識すればそれでよいですので、是非ご調達の際には柄をじっくり眺めてから作業をお勧めします。

この縁側用のレースカーテンの素材は何かニットみたいに伸びるものでした。優しい風合いの素材です。
裾の床との距離:これが遠方の物を製作の場合難しいですが、レースカーテンは縦横共に伸びる性質があります。

よって、「レース=少し伸びる」という性質を考えて、必ずしもメインカーテンと同じに考えないことです。

レースカーテンは、やや短めに裾上げを意識し、メインカーテンはレースカーテンを覆うイメージです。

メインカーテン生地はよほどのニット素材でなければ、レース生地よりも伸び率は小さいと実感しました。

むしろ、ふんわり上がるイメージです。

そうすると、短く見積もり過ぎないよう気を付けるということも必要です。

メインカーテンはひきずるぎりぎりが見た目が良い:5cm以上上がってしまっているのは見映え悪し。

引きずらないけど、隙間もあまりないという難しさがあります。

可能なら、裾上げの前にシュミレーションして計って伸び率なども含む寸法を決めると失敗が無いと思います。

個人の部屋のカーテン:横幅は片方90cmの窓です。サーモンピンク無地が壁クロスと調和。

お部屋が変わりました。

壁に柄があることは個性的なお部屋ですが、そういう総柄の壁のお部屋ならば、カーテンは無地がお勧め、インテリアがすっきりとまとまります。

やや長めの仕上がり:最初短すぎてやり直したら今度は少し長すぎ。もう少し上がっても良かったです。
完全に無地ではない無地ライクの勧め:とはいえ柄がないわけでもなく、控え目な皺加工のようなジャガード。
こちらも「耳」が来ていながら三つ折り始末をした端っこ。
メッシュ芯の上下のステッチの効果:既製品では上下ともステッチが入っていません。

ステッチが入ることで表から見るとステッチラインが目立ちます。

だからこそ、糸の色をできるだけ生地カラーに馴染むようなピッタリの色で選ぶことがコツ。

実際、全く同じサーモンピンクではないのですが、パステル系のピンクカラーのテトロン糸30番を使いました。

糸目はどのカーテンも共通で3mmです。

ハーフ丈の窓用のカーテン:ライムグリーン色です。ハーフ丈の110cm用。

こういったカーテンは、むしろ、窓枠から下へはみ出した方が窓全体を確実に覆いますので、あまり丈の長さを神経質に気にする必要がありません。

作業としては、このカーテンが一番早かったです。

丈や幅が短いだけで、ここまでカーテン製作の時間が変わることを実感した体験でした。

すべての端3cmを空けた効果:真ん中の重なりでカーテンの隙間を埋めてくれます。

「大塚屋」様のレシピ通りに製作。

この3cm空けた場所からヒダが始まることの意味が隙間が空きにくいことに効果を発揮。

実際に現在のお部屋で使用の既製品のカーテンは、真ん中がここまでの3cmという分量をとっていないので、隙間が時々空き、手で調整するストレスがあります。

そう考えると、この3cm空ける仕様というのが大正解であると考えます。

真ん中だけでなく、左右の端も3cm空けていますので、すべての端がこのような仕様になっているのです。

このように途中部分の重なりにも影響しています。
カーテンの閉め方や利き手の兼ね合いでどちらが上ということは決まっていませんが必ず重なります。

さて、次はお部屋が変わりまして、再びダイニングキッチンへ。。

カフェカーテン:キッチンにおけるインテリアの風景です。こちらもヒダを作って製作したミニカーテン。

時計がもっと上でも良いかもしません(^_^;)。

このカーテンは、その後お直しをして、上の隙間や横の隙間を埋めたいと思っております。

ヒダを作ってはみたのですが、実際にはカーテンっぽく開け閉めは無いのです。

開け閉めは無く、ベルトでまとめることが多い使い方が実情です。

ただ、ヒダがあるカフェカーテンはほとんどネット上でもお写真を拝見することが無く、レール付きでない限りはレアです。

そこで、デザインだけのヒダを2個ほどに減らし、両端をもっと広げながら、右端にあるタブをホールとして利用した通し方にする予定を今決めました。

私としては、このヒダを機能ではなく「デザイン」として続行したいのです。

現在の仕様だとリングの直径が大きいために上にも隙間が空いてしまうのです。
カフェカーテンでもその他のカーテンと同様にベルトも作り、フックもあります。
カフェカーテンの両端も三つ折り始末しています。

この柄、最初の方でキッチン内にあるダイニングチェア用のクッションの柄とよくマッチする草木柄です。

以上です。

たくさんのカーテンをいろんなお部屋用に作った、低反発クッションをどれも1点物として作ったことがとても楽しい製作でした。

ほどいてやり直し場面も多々あり苦労しましたが、最終的には完成し、納得しています。

あとがき

低反発クッションもカーテンと同じく、最初から作り直す場面がありました。

一度失敗しないとメソッドがなかなか見つからなかったです。

この苦労をこうして超えたその先の出来上がりから、何かを感じ取っていただき、自主製作に引用していただければ幸いです。

カーテンは、慣れれば、1時間半で作れるとのことですが、実際にやってみて、後半の片方の窓の幅90cm用であれば、可能かもしれないとやっと思えました。

とにかく、納得いくまで改良をし続けるということで後の心地良さも変わってくるというものです。

物を1つ作るためにおしむ手間については、量産品のメーカー様が作るその手法が必ずベストな良いお品を作るための仕様とは限りません。

コストと材料費の削減のために減らされた部分も多いので最低限なのです。

それを実際に作ってみることで、何十年も傷みが少なく使っていける良い品物を作るヒントがたくさんありました。

もし、ミシンのこうした技術などを学びたい場合に、動画とか、コンテンツを見ていただければと思います。

「机上の空論」は無し、実直に本当に良い物を作るためにはということをテーマに良いも悪いも平等にお話させていただきます。

では、このたびのカーテンシリーズはこれで終わります。

元々、ハンドメイドバッグを製作してきた独学の者です。

独学でも十分ここまでは作れるということです。

ミシンライフを始めていかれることも長い目で見たコスパも得られ素敵な事だと思います。

お役に立てれば嬉しいです(^-^)。

その後のお直しで上部の隙間を解消したミニカーテンの作り:これで腑に落ちました。隙間塞がれました(^-^)。

その後、ブログ投稿後にやり直したミニカーテンのお写真を掲載致します↑。

納得いくまでとことんやり直して行き着いたここで完成型になりました(^-^)。

<カーテン作り⑦>カーテンのボリュームに比例する留めベルトの幅と長さ、縁側用のたっぷりカーテン用には60cmで正解【1369】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在カーテン作りをご紹介致しております。

一からほどいてやり直し、これぞという腑に落ちたものへと作り直した苦労の連続の実体験からの貴重な体験談がもしかしてお役に立てるノウハウにつながるものと記録してまいりました。

カーテンも数時間程度で作ってしまえるものであるとも言われていますが、実は奥が深く、いかようにも出来上がることができるということで意味のある手間のかけ方などを多く学んだ体験でした。

今後30年もの期間はゆうに使っていくであろうカーテンを今この時の短い時間の手抜きで作ってしまうのか、苦労をしてでも後に見るたびに納得する作りにするのかを考えると重要なアイテムだと思っています。

今後のインテリアの充実にもカーテンは必須であり、おうち生活がより素敵なものになるよう役立つその手作り方法を是非引用していただければと思います。

この度の<カーテン作り>というシリーズは最終の段階の作業を迎えました。

製作の最後の⑦は留めベルト作りです。

これも既製品のロープでくくる方法もありますが、カーテンの生地の色や雰囲気に上手くなじむには、既製品のロープは展開が少なすぎます。

何かしら妥協をしてしまうならば、いっそ共布で生地で作っていくというのがしっくりきます。

きちんと作ればおそらくロープよりも長持ちできるのではないでしょうか。

生地も厚みがあり、片方だけの横幅180cmもの窓に設置のカーテン用のベルトの長さや幅のバランス

既製品のベルトに周囲縫い代1cmを見込んだ型紙を自作。

これで通常よくある窓の横幅80cm-100cm程度の窓用のカーテンに相応しいベルトです。

長さが36cm程度です。

しかし、これだと、このたびの縁側用の高級生地で作ったボリュームカーテン地をくくることは到底不可能。

全然長さが足りませんでした。もっと長さが必要なのです。

それに合わせて幅も広くしてあげる必要が出てきたということです。

ということで、既製品を利用させていただいた型紙の真ん中をカットしてアレンジしてゆきます。

ごめんなさいね、そのアレンジの様子を写した写真がございませんでして、ご説明だけになります事ご了承下さいませ<m(__)m>。

作った型紙の真ん中をカット。

そして、別の用紙に真ん中を空けて型紙を当てて、全体が60cm程度の長さになる位置へ改めて作図するのです。

その時に山の高さを高くし、幅を広げます。

ただ、このやり方、長くなった分カーブの部分の多くがストレートなラインになってしまいスタイリッシュではありません。

これでもよければ、これで進めますが(私はこれでやりました)、納得できない場合、テーブルなどの机の脚下にビニールひもなどを挟み込み、大きなコンパスみたいに、先端に鉛筆を結び付けて円の一部のカーブを利用します。

もし、フォルムにこだわりたい場合は是非「大きなコンパス法」でトライしてみて下さいませ。

縁の一部という軌道は、これまでもバッグ作りで取り入れましたが非常に美しく自然です。

それはこの世の自然の軌道の仕組みに由来するものなのでしょうか。。

話が難しくなりますが、そんな物理的なことなどよく知らない「勘」で円の軌道が美しいフォルムを作るのだという直感に結びついています(^_^;)。

フックの共布仕様:縦15cmx横3.5cmの細いフックを作成。四つ折り観音開きです。

2枚のベルトパーツを重ねて縫う際に両サイドに挟み込みながら設置していきます。

四つ折り観音開きは片方が重なった方でもう片方が「わ」であるというアシンメトリー。
私見ですが、出来上がりは「わ」が正面に見える方が美しいかなと。
あらかじめ挟み込む先端にこんな風に固定のステッチを入れておくと歪みなく設置できます。
ひっくり返しで作るのですが、2枚のベルトパーツの短い横辺とカーブをコの字に縫いひっくり返します。

あらかじめ、返し口である横の長い辺はアイロンで縫い代を折っておくのが綺麗にできる秘訣。

そうして、縫い閉じて出来上がりです。
実際にベルトをフックに通した場面。
なんとなく雰囲気出てきましたね。

あとがき

今回の製作の中では、主にレースカーテンでご紹介をさせていただきました。

というのも、そもそも、レースカーテン、メインカーテン共々出来上がったものを最初からほどいてやり直したからです。

メインカーテンはこの後でやり直しをすることにしまして、順番がレースカーテンから先だったからご紹介をレースカーテンでお伝えした結果となりました。

それで、メインカーテンはどうなっていくのかなど、完成しインテリアとして実際にお部屋に設置した時点で、その他のお部屋のカーテンも一緒に1つの投稿としてご紹介する回を<カーテン作り⑧:最終章>としてまとめたいと思います。

実はこれこそが一番得意とする「インテリアコーデ」に当たる場面です。

お部屋の家具との調和とか全体を見渡した時のその中のカーテンの存在などを考えていくのがコーデです。

お洋服、ジュエリー、お部屋などすべてが行き着くところというのは、「コーデ」だと思っています。

物を素敵に作ったら、うまく調和し馴染んだり、時には映えたりしながら出来上がっていくものはまさに自分が手掛けるところだと思います。

少し間が空きますが、最終章の⑧もご期待くださいませ(^-^)。

<カーテン作り⑥>ゆったり幅の広い縁側用の高級カーテンに相応しい裾20cm折り曲げのエレガントさ【1368】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

カーテン作りのシリーズをその過程ごとに番号を採番しながらお届けしております。

お届けとしては1回ずつですが、実は失敗して全部出来上がったものをほどいてやり直しをしています。

そのやり直しをした理由や、やり直し後の結果の感触こそが大切であると思っておりまして、貴重な体験をさせていただきました。

今後は、同じ失敗の道をわざわざたどらなくてもよいように失敗したことで得られた「なぜそのように作ったのか」の理由をしっかりお伝えしたいと思います。

それが苦労と貴重な体験をしました私ができることだと思っております。

そして、今後のカーテン作りやその他のインテリアアイテム作りに是非何かヒントになればと願っております。

裾上げ前に裾のラインをまっすぐに統一する作業

最初にそもそも生地を反からカットするのは、生地屋さんがハンドでやっていただけます。

機械ではないので、多少のずれも生じていますが、これまでの過程では関係なかったのでそのままにしてありました。

このたびの裾上げの作業で初めてこのことを気にする段階に来ました。

ハギ目周辺が特に2枚が重なると裾にずれが起きています。
これを統一にカットし、まっすぐな裾のラインを作ります。

ここから裾上げをスタートしていきます。

深く折り曲げる前に1.5cmの三つ折りをする理由

今回は、私が遠方の場所にあるカーテンを作っているため、よくご紹介されている裾上げの前に実際に吊るして試してみることができません。

よって、失敗の製作もいったんしているので、出来上がりの長さを196cmに仕上がるように設定します。

まずは、1.5cmの三つ折りをします。

1.5cmの三つ折りの場合、下から倍の3cmに印を付けるとやりやすいです。
印に向かってアイロンで一度折ります。
1回目に折った幅と同じ分をさらに折ります。
そこへ端から2mm程度へステッチ。三つ折りステッチの完成です。

さて、ここで終了ではないのがカーテンです。

こうしておいて次の大幅な折り曲げ作業があるのです。

1.5cmの三つ折りをした理由というのは、次の20cm折り曲げをして仕上げたものが長さが違った場合に融通を利かせ、お直ししやすいようにゆとりを十分見たものになります。

20cmの折り曲げ場面

20cm折り曲げる時は、倍の40cmに印を付けてそこへ向かって折り曲げるのが正確にできます。

先程の1.5cmの三つ折りを3cmの所に印を付けたことと同じ考え方です。

20cmの所に印を付けてしまうと折り曲げる場所が分かりにくく、ずれやすいです。

アイロンを使ってきちんと下のラインをはっきりと示してゆきます。
待ち針は縦打ちよりも横打ちの方がずれにくいと見ました。更に、ステッチ場所を開けた内側寄りに。。
待ち針はできれば外さないまま横を通過する形で先端から2mm程度をステッチ。
この時に待ち針の位置が内陸寄りになっていることが活きるのです。
ステッチ後サイドにトンネルが大きくできてしまいました。これを埋めていきます。
2重をしっかり重ねて端から2mm程度をステッチ。すっきりしましたね。
裾上げ完成:表から見た様子。
裏から見た様子。

フックをヒダに通す作業

事前に作っておいたヒダの裏面の空洞にフックを差し込みます。
上から4つ目のコマで固定。完全にフックが隠れますし、安定感もキープ。
この作業が上手くできるのも事前のヒダの真ん中のテッチ時のターンの隙間6mmに関係してくるのです。
上から見た様子。

たっぷりの折り曲げ20cmがエレガントに見えるという考え方

こちらは、やり直す前の設置した写真。裾は10cm未満です。20cmの方が迫力が出ると思われます。
20cmの裾上げの感想:やはりボリュームがありゆったりとするので、高級感とか重厚感が感じられます。

あとがき

今回、本体のカーテンに関しては作った場面をお届けがこれで終了しました。

残るはベルト作りと総まとめの回となります。

こうして作ってみて思うことは、9月から始めてなんやかんやで理由があって今現在11月に至ってしまいましたが、カーテン完成後の使用は30年以上に及ぶと見込まれます。

そのような長い間使われるカーテンをほんのこの短い期間の苦労を惜しむことで納得いかないものに作ってしまうことのひっかかりは残したくないものです。

長い目で見れば、今の苦労など一瞬であると考えれば、喜んで一からやり直すことも何かしらの意味があります。

これまでハンドメイドバッグを作ってきましたが、カーテンをまともに作ったことがありませんでしたので、今回はほぼ1からの学びとなりました。

決して先生とは呼び難いような「体験者」に過ぎませんが、それでも多くのお伝えしたいことが湧き出てきたのも事実です。

そうして、このメソッドなるものが何かしらの形で引用され、そこら中のお宅の中のインテリアのカーテンが素敵で作りの良い物になれば幸いです(^-^)。

<カーテン作り⑤>片方だけで横幅180cmの広い窓用に14個設置の1.5倍ひだの作り方【1366】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

カーテン作りをシリーズで投稿させていただいております。

①用尺の計算、②柄の向きの把握、③ハギ目の始末、④芯の設置、⑤1.5倍ひだ作り、⑥裾上げ、⑦ベルト作り、⑧総まとめという流れで投稿してまいります。

今回は、いよいよ後半で、⑤1.5倍ひだ作りの場面になります。

実はこの投稿をする2か月前にはすでに一度完成させているのですが、思うように仕上がりませんでした。

いくつもの点に納得いかない部分が多く、このカーテンを果たして新築の縁側でこの先何十年も使っていくのだろうかと考えた時、渾身の選択で選んだ生地の事を思うと、「やり直しなどほんのわずかな期間に過ぎない」という結論に至りました。

何より納得した完成にならねば、後から「タラ/レバ」をどこかの苦い恋愛エピソードみたいに思わなければなりません。

今、その腑に落ちなかった素直な気持ちをしっかりと見つめ、その気持ちを解消できる行動をしていこうという信念で行っております。

ひだは8.75cm分、空間が12.5cmの場合のひだ作り

生地屋様からいただいた作り方の式にそれぞれの製作物の場合を当てはめるだけなので、ここでは多種にケースが渡るとしまして、実際にやった数字の例で進めたいと思います。

ただ、空間の12.5cmに関しては平均的な基準で設定されていたようなので、ひだとひだの間は12.5cmくらいの空きなのだということで覚えておくのは結構だと思います(^-^)。

間違えた裏側に待ち針を打った写真しか残りませんでして恐縮です。表に待ち針を打った方がやりやすいです。

ごめんなさいね。勘違いして裏側に待ち針を打っていますが、その後のひだを作る作業の時に表面に打った方がはるかに作業がしやすいので「表に打つ」と思って下さいませ<m(__)m>。

端から3cmの箇所に1つ打ちます。

次に、そこから8.75cmの「ひだの分」を1つ打ちます。

更にその隣に12.5cmの「空間の分」を1つ打ちます。

その後は、8.75cm、12.5cmと交互にひだと空間を打っていきます。

8.75cmのひだの部分:待ち針同士をこのようにくっつけます。表へ「わ」が突き出すように。
こうした時に下側の待ち針を外します。手で固定していてください。
待ち針の位置にミシンの針を降ろします。生地の重なりがずれないように注意しながら。。
待ち針はこの時点でもう必要が無いので外し、ミシンの押さえを降ろします。
そして、最初返し縫いからスタートの、ターンして戻る二重縫いをします。

こうして、1か所に集まった4本の糸を玉止めとして針で裏面へ隠します。

このままブチッと糸を切るのは後から見る美しさを考えるとお勧めではありません。

「わ」をこのようにペタンコにつぶします。
真ん中に溝があるようにプリーツが2個できました。ここでぴったりと上部が重なった位置に決定します。
印無しで芯の幅の真ん中をターンして帰ってくる二重縫い。最初の返し縫いは引っ掛かりの原因なのでしません。

そして、ここでもう1つ重要な注意点があります。

それは、どこで戻るかの地点ですが、元の縫ってある線の6mm程度手前でやめます。

その6mmというのは、後でフックを通すための重要な空洞のトンネルなのです。

このステッチの玉止めはここへ隠しています。裏側は位置が難しすぎてやめています。
そうして、このようにXデザインみたいなフォルムのヒダが完成しました♪。
真ん中のひだは実はハギ目に当たった部分です。少し違和感がありますが、それでも違和感を最小限に。。

この理由が実はこのたび一番お伝えしたいことになります。

そもそも、済んでしまった過去の段階の③ハギ目の始末に関係しています。

この時に、もし袋縫いをしていたら。。と考えるとこの様相では済まなかったものになってしまうのです。

やり直し前のヒダ:右側がぶくぶくと膨らんで様相が良くないですね。

↑このやり直し前の時は、芯の部分も1つ余分に折ってただでさえ野暮ったかったのでなおさら厚みが増して不格好でした。

やはり、今回の全体にすっきりと余計な厚みを出さない1つ1つの細かい工夫がスタイリッシュに仕上がると実感しました。

ハギ目に当たるヒダもスタイリッシュになじみます。
3cmの部分は左右が重なる中心部分へ持っていきます。おのずとこの片方は右窓用ということになります。

今回はここまでです。

最後の⑧で出来上がって実際にインテリアに設置された様子を後日すべて終了後に映しまして、1つのブログ記事に掲載しますので、お楽しみにどうぞ(^-^)。

あとがき

大切なのは、カーテンはそれほど頻繁に交換するものではないインテリアであるということです。

もしかしたら、一生物にもなりうるものです。

そうすると、その一瞬の楽をとるのか一生の後悔を味わうのかというと少し大げさですが、今ここで少し引っ掛かりがあるなら迷わずほどいてやり直すことをお勧めします。

物を1つ作るのにも時間と労力をかけていくのですからその苦労を長い目でのコスパで冷静に考えたいものです。

対価をいただくような製造において、手間がかかり過ぎて省略することが重視されがちです。

そうしないと商売の資金繰りや効率の面で全体のスムーズな営みが成り立たないからです。

そうして作られたような既製品(製造が量産という形態で行われたお品)のなされた作りが果たして本当のお手本になるのだろうか。

その考え方で出来上がったお品って、本当に良質な物と言えるのだろうか。。

これは、実際に苦労しながら一度作ったものを今一度作り直すという、解体に作った時の何倍もの時間をかけた者が実体験から思うことです。

本来、製造するということは、そのユーザーが心から気持ちよく使えることを想定する「綺麗ごと」であるべきなのではないかと。

この綺麗ごとを本物の「綺麗」にしようと真剣に思っている者がお伝えできるストーリーがこの<カーテン作りシリーズ>なのでございます(^-^)。

<カーテン作り④>既製品では見られない、芯地のステッチの固定を同色糸でなじませながらエレガントに仕上げる【1365】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

カーテン作りのシリーズをしておりますが、投稿がこの1つ前の③から日数が空いています。

いろいろやり直しなどの試行錯誤と多忙のために、連続でないことお詫び申し上げます<m(__)m>。

今回は、カーテン専用の上部に設置のメッシュの芯地の場面です。

「こんな風に折り曲げてステッチをここにしました」など細かくやり方をお伝えしたいと思います。

表からステッチが見えるけど固定できるやり方で芯を設置した記録

今作っているカーテンの場所が、もう今後何十年も取り換えることが無いであろう場所であり(縁側)、高級感のある素材を実際に高価格で購入しています。

その下にかけるレースカーテン地はジャガードで凹凸感ある素材。

やはりとことん納得のいく作りをしておきたいのです。

一度袋縫いでつないだやり方も、その後の見直しによって、耳を使用した両割れ仕様に変えました。

そのために、一度縫った果てしない長い糸のステッチをすべてほどいて最初のスタートのハギ目のつなぎのところからやり直しをしました。

ところで、今回そんなやり直しの中で行き着いたやり方が次のようです↓。

芯地に付けた1cmボールペンの印ちょうどの位置まで折り曲げそのど真ん中をステッチ。
こうして芯地がカーテン上部の裏面に仮縫いされました。
ごめんなさい。カーテンがレースに変わりますが、芯の幅ちょうど分内側へさらに折り曲げます。

そうして、先端2-3mmの位置をステッチ。

このステッチは表面にも出ます。

表面に出たステッチの様子。糸が真っ白同士でなじみ目立たないのがグッドです。
この時に上部のラインを見てみましたが、何か不安定ですっきりしないものがありました。
そこで、上部も外から2-3mmをステッチ。中身の芯のぐらつきが解消され見た目もすっきり。
こんな風に比べてみました。ややステッチをした方が固められてすっきり感が出ています。
見た目の違いはそれほど無いようにも見えますが、実際のぐらつきや固定されたしっかり感は大いに出ています。

ということで、もしかしたら、「邪道」とよばれてしまうようなステッチを見せるやり方。

既製品は、ステッチの手間をミニマムに省き、見た目の美しさや柄を遮ることを回避などの名目からおそらく上部にステッチが入れられることはほとんどありません。

確かに上部は視線が行くところなので、ステッチによってその様相が崩れることは望ましくありません。

けれども、私は考えました。

ステッチをそれほど入れずとも出来上がるカーテン、あまり激しい動きがないからそれほどステッチを気にする必要がないカーテン、ところがどうでしょう、唯一の動きである開閉の際にこの芯の部分が最も動く箇所であることも紛れもない事実。

そう考えると、毎日カーテンを開け閉めすることの積み重ねは大きく、長い目で見た丈夫さや固定された安定感は重要なのではなかろうかと思うのです。

その後の作業の両サイドの三つ折りステッチ

芯を設置の際に最初と最後を3cmずつ空けたその部分は1.5cmずつの三つ折り用です。
耳の部分ではありますが、あえて三つ折りすることで擦れが起きやすい縁を丈夫にしました。
サイドの三つ折りを表から見た様子。

あとがき

カーテンは1時間半もあればできることもあると言われています。

こだわってほどいたりしてやり直しをすることで、1か月以上間が空いています。

ただ時間を今この数か月かけたことと、長い間何十年も今後カーテンが活躍していくことを考えたら短いものだと開き直っております(^_^;)。

最初の練習のようなカーテンに縁側のスペシャルなスポットのカーテンをやったことが少しまずかったかもしれませんが、もし練習用だからと他のお部屋のカーテンにしていたらこのような今回のような学びは得られなかったかも。

そう考えるとそれほど悔やむこともないと思えました。

この後、縁側用のメインカーテン(美術館級の高級生地を使用)も作り直しをし、その後別のお部屋の2箇所のカーテンを作っていきます。

最終すべてのカーテンの設置後振り返るまとめの投稿をしますので、残りの⑤ひだ作り⑥裾上げ⑦ベルト作りと3場面がまだひかえております。

11月末までには終了できればと思っておりますが。。

では、またお立ち寄り是非どうぞ(^-^)。