<カーテン作り⑤>片方だけで横幅180cmの広い窓用に14個設置の1.5倍ひだの作り方【1366】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

カーテン作りをシリーズで投稿させていただいております。

①用尺の計算、②柄の向きの把握、③ハギ目の始末、④芯の設置、⑤1.5倍ひだ作り、⑥裾上げ、⑦ベルト作り、⑧総まとめという流れで投稿してまいります。

今回は、いよいよ後半で、⑤1.5倍ひだ作りの場面になります。

実はこの投稿をする2か月前にはすでに一度完成させているのですが、思うように仕上がりませんでした。

いくつもの点に納得いかない部分が多く、このカーテンを果たして新築の縁側でこの先何十年も使っていくのだろうかと考えた時、渾身の選択で選んだ生地の事を思うと、「やり直しなどほんのわずかな期間に過ぎない」という結論に至りました。

何より納得した完成にならねば、後から「タラ/レバ」をどこかの苦い恋愛エピソードみたいに思わなければなりません。

今、その腑に落ちなかった素直な気持ちをしっかりと見つめ、その気持ちを解消できる行動をしていこうという信念で行っております。

ひだは8.75cm分、空間が12.5cmの場合のひだ作り

生地屋さんからもらった作り方の式に自身の製作物の場合を当てはめるだけなので、ここでは多種にケースが渡るとしまして、私が実際にやった数字の例で進めたいと思います。

ただ、空間の12.5cmに関しては平均的な基準で設定されていたようなので、ひだとひだの間は12.5cmくらいの空きなのだということで覚えておくのは結構だと思います(^-^)。

間違えた裏側に待ち針を打った写真しか残りませんでして恐縮です。表に待ち針を打った方がやりやすいです。

ごめんなさいね。勘違いして裏側に待ち針を打っていますが、その後のひだを作る作業の時に表面に打った方がはるかに作業がしやすいので「表に打つ」と思って下さいませ<m(__)m>。

端から3cmの箇所に1つ打ちます。

次に、そこから8.75cmの「ひだの分」を1つ打ちます。

更にその隣に12.5cmの「空間の分」を1つ打ちます。

その後は、8.75cm、12.5cmと交互にひだと空間を打っていきます。

8.75cmのひだの部分:待ち針同士をこのようにくっつけます。表へ「わ」が突き出すように。
こうした時に下側の待ち針を外します。手で固定していてください。
待ち針の位置にミシンの針を降ろします。生地の重なりがずれないように注意しながら。。
待ち針はこの時点でもう必要が無いので外し、ミシンの押さえを降ろします。
そして、最初返し縫いからスタートの、ターンして戻る二重縫いをします。

こうして、1か所に集まった4本の糸を玉止めとして針で裏面へ隠します。

このままブチッと糸を切るのは後から見る美しさを考えるとお勧めではありません。

「わ」をこのようにペタンコにつぶします。
真ん中に溝があるようにプリーツが2個できました。ここでぴったりと上部が重なった位置に決定します。
印無しで芯の幅の真ん中をターンして帰ってくる二重縫い。最初の返し縫いは引っ掛かりの原因なのでしません。

そして、ここでもう1つ重要な注意点があります。

それは、どこで戻るかの地点ですが、元の縫ってある線の6mm程度手前でやめます。

その6mmというのは、後でフックを通すための重要な空洞のトンネルなのです。

このステッチの玉止めはここへ隠しています。裏側は位置が難しすぎてやめています。
そうして、このようにXデザインみたいなフォルムのヒダが完成しました♪。
真ん中のひだは実はハギ目に当たった部分です。少し違和感がありますが、それでも違和感を最小限に。。

この理由が実はこのたび一番お伝えしたいことになります。

そもそも、済んでしまった過去の段階の③ハギ目の始末に関係しています。

この時に、もし袋縫いをしていたら。。と考えるとこの様相では済まなかったものになってしまうのです。

やり直し前のヒダ:右側がぶくぶくと膨らんで様相が良くないですね。

↑このやり直し前の時は、芯の部分も1つ余分に折ってただでさえ野暮ったかったのでなおさら厚みが増して不格好でした。

やはり、今回の全体にすっきりと余計な厚みを出さない1つ1つの細かい工夫がスタイリッシュに仕上がると実感しました。

ハギ目に当たるヒダもスタイリッシュになじみます。
3cmの部分は左右が重なる中心部分へ持っていきます。おのずとこの片方は右窓用ということになります。

今回はここまでです。

最後の⑧で出来上がって実際にインテリアに設置された様子を後日すべて終了後に映しまして、1つのブログ記事に掲載しますので、お楽しみにどうぞ(^-^)。

あとがき

大切なのは、カーテンはそれほど頻繁に交換するものではないインテリアであるということです。

もしかしたら、一生物にもなりうるものです。

そうすると、その一瞬の楽をとるのか一生の後悔を味わうのかというと少し大げさですが、今ここで少し引っ掛かりがあるなら迷わずほどいてやり直すことをお勧めします。

物を1つ作るのにも時間と労力をかけていくのですからその苦労を長い目でのコスパで冷静に考えたいものです。

対価をいただくような製造において、手間がかかり過ぎて省略することが重視されがちです。

そうしないと商売の資金繰りや効率の面で全体のスムーズな営みが成り立たないからです。

そうして作られたような既製品(製造が量産という形態で行われたお品)のなされた作りが果たして本当のお手本になるのだろうか。

その考え方で出来上がったお品って、本当に良質な物と言えるのだろうか。。

これは、実際に苦労しながら一度作ったものを今一度作り直すという、解体に作った時の何倍もの時間をかけた者が実体験から思うことです。

本来、製造するということは、そのユーザーが心から気持ちよく使えることを想定する「綺麗ごと」であるべきなのではないかと。

この綺麗ごとを本物の「綺麗」にしようと真剣に思っている者がお伝えできるストーリーがこの<カーテン作りシリーズ>なのでございます(^-^)。

<カーテン作り④>既製品では見られない、芯地のステッチの固定を同色糸でなじませながらエレガントに仕上げる【1365】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

カーテン作りのシリーズをしておりますが、投稿がこの1つ前の③から日数が空いています。

いろいろやり直しなどの試行錯誤と多忙のために、連続でないことお詫び申し上げます<m(__)m>。

今回は、カーテン専用の上部に設置のメッシュの芯地の場面です。

「こんな風に折り曲げてステッチをここにしました」など細かくやり方をお伝えしたいと思います。

表からステッチが見えるけど固定できるやり方で芯を設置した記録

今作っているカーテンの場所が、もう今後何十年も取り換えることが無いであろう場所であり(縁側)、高級感のある素材を実際に高価格で購入しています。

その下にかけるレースカーテン地はジャガードで凹凸感ある素材。

やはりとことん納得のいく作りをしておきたいのです。

一度袋縫いでつないだやり方も、その後の見直しによって、耳を使用した両割れ仕様に変えました。

そのために、一度縫った果てしない長い糸のステッチをすべてほどいて最初のスタートのハギ目のつなぎのところからやり直しをしました。

ところで、今回そんなやり直しの中で行き着いたやり方が次のようです↓。

芯地に付けた1cmボールペンの印ちょうどの位置まで折り曲げそのど真ん中をステッチ。
こうして芯地がカーテン上部の裏面に仮縫いされました。
ごめんなさい。カーテンがレースに変わりますが、芯の幅ちょうど分内側へさらに折り曲げます。

そうして、先端2-3mmの位置をステッチ。

このステッチは表面にも出ます。

表面に出たステッチの様子。糸が真っ白同士でなじみ目立たないのがグッドです。
この時に上部のラインを見てみましたが、何か不安定ですっきりしないものがありました。
そこで、上部も外から2-3mmをステッチ。中身の芯のぐらつきが解消され見た目もすっきり。
こんな風に比べてみました。ややステッチをした方が固められてすっきり感が出ています。
見た目の違いはそれほど無いようにも見えますが、実際のぐらつきや固定されたしっかり感は大いに出ています。

ということで、もしかしたら、「邪道」とよばれてしまうようなステッチを見せるやり方。

既製品は、ステッチの手間をミニマムに省き、見た目の美しさや柄を遮ることを回避などの名目からおそらく上部にステッチが入れられることはほとんどありません。

確かに上部は視線が行くところなので、ステッチによってその様相が崩れることは望ましくありません。

けれども、私は考えました。

ステッチをそれほど入れずとも出来上がるカーテン、あまり激しい動きがないからそれほどステッチを気にする必要がないカーテン、ところがどうでしょう、唯一の動きである開閉の際にこの芯の部分が最も動く箇所であることも紛れもない事実。

そう考えると、毎日カーテンを開け閉めすることの積み重ねは大きく、長い目で見た丈夫さや固定された安定感は重要なのではなかろうかと思うのです。

その後の作業の両サイドの三つ折りステッチ

芯を設置の際に最初と最後を3cmずつ空けたその部分は1.5cmずつの三つ折り用です。
耳の部分ではありますが、あえて三つ折りすることで擦れが起きやすい縁を丈夫にしました。
サイドの三つ折りを表から見た様子。

あとがき

カーテンは1時間半もあればできることもあると言われています。

こだわってほどいたりしてやり直しをすることで、1か月以上間が空いています。

ただ時間を今この数か月かけたことと、長い間何十年も今後カーテンが活躍していくことを考えたら短いものだと開き直っております(^_^;)。

最初の練習のようなカーテンに縁側のスペシャルなスポットのカーテンをやったことが少しまずかったかもしれませんが、もし練習用だからと他のお部屋のカーテンにしていたらこのような今回のような学びは得られなかったかも。

そう考えるとそれほど悔やむこともないと思えました。

この後、縁側用のメインカーテン(美術館級の高級生地を使用)も作り直しをし、その後別のお部屋の2箇所のカーテンを作っていきます。

最終すべてのカーテンの設置後振り返るまとめの投稿をしますので、残りの⑤ひだ作り⑥裾上げ⑦ベルト作りと3場面がまだひかえております。

11月末までには終了できればと思っておりますが。。

では、またお立ち寄り是非どうぞ(^-^)。

どのような厚みの生地にもオールマイティーに対応の巾着バッグ作りにお役立ていただける別付けの巾着ホールタブ【1361】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ最近ナップサックバッグを毎日利用しています。

ナップサックという呼び方がクラシックで、かつては学生時代に学校のサブバッグとして使っていたことが思い出され懐かしいです(^_^;)。

特徴は、きゅっと口をしぼることで開閉する機能を持つ点です。

ナップサックと呼ぶ以上この巾着モデルであるということになります。

実際に使ってみたからこそ分かったナップサックの良さ

自身が毎日使用しているナップサックは、ここ最近作っているデザインのもう1つ前のタイプです。

黒の表地に対して裏地に濃紺を選んだこともあり(裏地も黒ベースではないところに妥協があった)、自分使いをしてその使い心地を広めていこうと思ったものになります↓。

表地にキルトをかけた黒のナップサック:<サイズ>縦29cmx横32/43cmxマチ15cm。

使いやすいサイズ感で、物が少ない時も違和感がなく、反対に物を多めに入れた際にもそこそこ融通の利く容量です。

内側のポケットにはレジ袋がたたんで入れてありますので、この容量では足りない場合にレジ袋で補います。

これ自体もレジ袋として基本的には利用できます。

ナップサックの入り口の「隙間」に関する課題の解決

ところで、このナップサックの入り口を見てみましょう↓。

以前のモデルなので、本体を折り曲げて巾着ホールを確保し、全体をしぼる機能です。

この口の巾着ホールの作りというのは、本体を折り曲げて作る手法ですので、全体がギャザーのように寄り集まって口を閉じるということになります。

ただこのモデルの場合、条件が出てきてしまうのです。

それは、かなり薄手の生地でなければ口が空いてしまうデメリットが生まれることです。

ジョーゼットの透けそうなほどの薄い生地を使い、接着芯の黒を貼り、ソフト厚芯を重ねダイヤキルトをかけた表地。

そして、裏地は薔薇の柄の紺色の薄手の生地に接着芯の白を貼りました。

なんやかんやで接着芯だの別芯を貼るだのしていくうちに薄手だった生地もそこそこ丈夫になっていくのです。

それはとても良いのですが、巾着の口の隙間に関しては、なんとかぎりぎりのこの結果でした。

これ以上の中肉程度の生地(ブロードも中肉の部類に入ると思います)だと、もういろいろ重ねた結果このような口の閉まり具合にはなりません。

きゅっと口が閉まる結果に行き着くためには薄手の生地同士で作らねばならないという「厳しい条件」が生まれてしまうのです。

こんな狭き門とも呼べる条件付きのお品が広まるとはなかなか思えませんでした。

そこで、発想を変えていきました。

巾着の絞る部分だけを別に設置して絞りやすくする、そうすれば、本体の素材が厚みがどれだけあろうとも可能ではないか。。

この考え方はヒットでした。

その後、デニムや帆布でも巾着型を作ることに成功。

8号帆布という厚手でも絞れています。
やや帆布の影響が隙間に出ていますが、口部分は穴を最小限に抑えています。

細かいことを言えば、この時の花柄がブロードであり、もっと別の薄手を選ぶと口がさらに閉まったかもしれません。

ですから別に設置する巾着部分のパーツは、とにかく薄手であることが望ましいのです。

このことが新しい条件にはなるわけですが、それでもすべての本体生地に対応できると思いますので厳しい条件では決してないと言えます。

巾着ホールタブ設置の場面

随分前置きが長くなってしまいましたが、巾着ホールタブ設置の場面をご紹介したいと思います。

あらかじめ、8個の巾着ホールタブを作っておきます。

上の8号帆布の時は、バッグのサイズがやや大きいので10個取り付けてあります。

タブの位置はあらかじめ待ち針を使って指定しておき、針目5mmの粗さで仮縫いをします。

両端のサイドの中心を挟むように2.5-3cmずつ空けた位置が左右、残りの2個ずつを均等配分した位置に決めます。

必ず、両サイドのハギ目部分はまたぐように設置してくださいね。

そうしないと、巾着紐の出口が両サイドのど真ん中に出ないからです。

内側2個の間隔はだいたい7-8cm。

そして、5mmの針目で仮止め的に全体をステッチ。

ステッチの位置はあらかじめアイロンで縫い代を折った1.5cmのど真ん中です。

それぞれのタブの位置に来たら返し縫いをして続けてぐるり1周行きます。

縫い終わったらあらためて1.5cmの縫い代のアイロンをかけ直します。

そうしますと、びしっと綺麗に出来上がります。

ちなみに、今回の場合、9mmの伸び止めテープ(平)を1.5cmの縫い代内にあらかじめ貼っておきましたので、その効果がまっすぐなラインに出ていますね。

裏地側にタブを設置したところもポイントです。

表地に設置よりも仮止めの作業がしやすいからです。

今回使用の美しいワイン色のサテン生地は、ポリエステル/100%、日本製です。

あとがき

このたび使用のサテン地は、コートの裏地に使われるような程度の厚みです。

お洋服類の裏地としては厚い方です。

衣装コーナーにあったので、衣装の表地としても利用されるものだと思います。

夏物のシフォンスカートなどの裏地のような超薄手はちょっと弱いかもしれませんが、もしお手持ちにはぎれとして余っていたならばご利用いただけると思います。

表地との薄さのバランスが極端でなければ、裏に接着芯をしっかり貼って可能だと思います。

薄手の方が巾着の口がしっかり閉まるので、「目が詰まった織りの薄手生地」というのは探す条件としてはポイントをうまく押さえていると思います。

その他、捨てるにはもったいない高級素材の「絹:シルク」もこれくらいの細かいパーツなら利用できることもあると思います。

シルクも薄手ながら強い生地ですから。。

この作り方はまたダウンロード型のコンテンツにまとめていきますので、じっくりとお伝えしたいと思います(^-^)。

これが型紙のすごみ、美しいライン、ちょうど良いサイズ感、修正を積み重ね良きゴールを目指すための鉄則アイテムであることの証明【1360】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)。

ハンドメイド製作において、気軽にチャチャッと作ってしまえるその場のすっきり感は確かにあります。

型紙など使わず、適当に線を引いてそれっぽくクッションカバーを仕上げることも不可能でありません。

ところがです(/・ω・)/

その楽した分の跳ね返りというものは確かにあるもので、その出来上がりのフォルムが崩れていたり、何かしっくりと来ないものであるということがあります。

その場でひと手間かけることの時間が「労費」ではなく「実りの種」であったことを教えてくれました。

このたび、一度目の【1343】において、スクエア型の低反発クッションの時に何か「今一つ」な仕上がりであったことから、同じスクエア型を今度はちゃんと型紙を作って製作しました。

その違いがあまりにも顕著でしたので、この度のポイントを「型紙の大切さ」に置きながら、その出来上がり2点のクッションカバーをご紹介してまいります。

草木柄と薔薇柄の違いはお部屋の場所の違いで使い分けをしている

低反発クッション:38cm四方に対して、カバー41cm四方の出来上がり。

注意点は、両端の表からのステッチで少し横幅を奪うこと。

このやり方ではない場合、「ダブつき」が起こりうるのでお気を付け下さいね。

「わ」の状態の縦45cmx横110cmの長方形の型紙(横取りにエコノミーに生地を使います)を三つ折り+折り曲げ+ステッチ+ひっくり返し+外からに列のステッチという形で完成していく作り方です。

「このような単純な長方形の型紙など作らない」ということがあいまいなインテリア品では多いかもしれません。

ただ、今回型紙を作ってきちんと裁断したことでその出来栄えというのは、型紙無しで人間の感覚だけでものさしを利用して裁断したあいまいな長方形に比べて確かなフォルムになっているのです。

それが出来上がりの圧倒的な迫力と美しさに出ていました。

三つ折りの部分は伸び止めテープのストレートを貼ることでまっすぐなラインをキープ。

貼らないよりもやはり効果的だと言えます。

同様に薔薇柄のクリームイエローのサテン地も製作。

草木柄のブルーグレーの方は他の草木柄とのインテリアの雰囲気の統一を意識。

薔薇柄はお部屋が変わるので柄のテイストを変えました。

草木柄の方は椅子の背が覆われているタイプなので共布ひもは無し。ピアノに使う薔薇柄の方は有り。

ピアノの椅子はヒップの部分で隙間が空いていますのでクッションが移動してしまいがち。

そのため、ピアノ椅子の背の格子状の作りも見越し、共布ひもで固定する場所があるということで左右2本ずつ取り付けました。

共布ひもを一番最後の段階で取り付けることは、その後別の場所で使用する意向に変わった際に取り外したり、反対に取り付けたりする場合に融通がきくように「外付け」にしています。

共布ひもの型紙は、縦40cmx横5cmです。

横向きでも生地の余り具合によっては裁断は可能ですが、その後のアイロンでの折り目付けの際には、縦どり(地の目に平行に細長く裁断)の方でやった方が作業しやすいです。

バッグなどにも言えることなのですが、後から取りつけることができることは、ハンドバッグになったり、ショルダーバッグへ変更したりなど「心境の変化」にも物を対応させていくということに「フレキシブル」であると言えます。

生き物は常に気持ちが変化しているのが自然であるということを重視しています。

とにかく悩みやストレスを解消しやすくするための手助けが考え方のベースにあります。

あとがき

更にお伝えしたいのが、人間だけではなく、心を持つ生き物の存在をまず中心に考えることです。

いかに現在が、物にとらわれ、その物のために自分を犠牲にしたり我慢したりしていませんか。

実は反対であるべきだと思います。

心あるものに重点を置き、それに合わせて周りの物品を変化させていくということが本当の幸せをつかむコツなのではないでしょうか。

身近な自身の例ですが、一時期1990年代後半に流行の「アクセサリーポーチ」というのがハイブランドでたくさん出回りました。

とても軽やかで素敵だったのですが、「流行物」というのは月日が経過すると残念なことに古く色褪せた物として見向きもされなくなってしまうことがあります。

今そのアクセサリーポーチをその流行時のそのままの使い方では「粋:いき」ではないのです。

そこで、現在は比較的中古品でお手頃にゲットできるその当時の小さめバッグを、小物入れとして、ショルダーをカットしてポーチとして使っています。

なんとゆったりとした使い心地の良いことでしょう。

そのゆったり感とフォルムは間違いなくハイブランド様がご提案したデザインやサイズ感です。

流行が去った現在でもその点には脱帽したいその作りの一部を活かしていくということです。

全部その物を今気持ちよく受け入れるにはどこかに引っかかりが出来てしまう。

しかし、それを自主リメイクや自主リフォームによって今後も活躍してくれるお品になってゆけるのです。

今や、衣、食、住の垣根は崩壊していると言えます。

いやいや、崩壊という言葉は前向きではありません。

「衣、食、住すべてが溶け合って互いに入り込んでいる」ということではないでしょうか。

ファッション小物だったものが、間違いなくインテリアで入れ物として使われている光景は少なくとも、自身のお部屋では多数見られます。

せっかくの良質なお品、捨てずに活かす手はないだろうかとまず考え、物を1つ新しく生み出す/製作するということにしても、できるだけ遠い将来を見据えた企画を練ることです。

もう、一瞬で飽きてしまう「ファスト品」は余計なものでしかない、古き良き時代に最後の最後まで使われた「着物時代」の生地のように長い時間持つことができるもの、そんなことを意識していきたいものです(^-^)。

<カーテン作り③>カーテンのつなぎ目の袋縫いが野暮ったいと感じた時のやり直し、耳なのだから両割れすればかさばらないという考え方の誕生の瞬間【1346】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

初の本格的なカーテン作りをする機会があり、カーテンを製作しています。

念入りに柄を選択し、新築の家の縁側用ですので、ちゃんとした永久的な物を作っていきたいと思いました。

今回はレースカーテンでの袋縫いの場面が前半、後半はそもそも袋縫いが本当に有効なのかを考え、両割れタイプに作り直すことを決意した経緯をお話させていただきます。

確かに袋縫いは有効な時がありますが、その後のつまんでひだを作る作業の段階のやりにくさを考えると必須な作業ではないのではないのかと疑問を持つようになりました。

そんな袋縫い場面と袋縫いに対する疑問の2つをこの投稿でお伝えしたいと思います。

袋縫いのやり方:私バージョン

袋縫いと聞くと難しそうですが、要するに生地の縫い代を内側に隠してすっきりと収納して見えなくするという目的があります。

ただそれと引き換えに袋ができるのです。

実際にやったやり方をご紹介したいと思います。

この継ぎ目はカーテンの左右の片方で2枚のパーツを合体して横幅が長い窓に対応するためです。

継ぎ目などなくできるのは狭いワンルームマンション程度の窓が該当ですが、新築の広いお部屋などでは窓をめいっぱい開けてあることも多く、横が片方の窓だけで180cmもあるのです。

そうしますと、180cmというような生地幅の生地さえレアで見つからず、2枚をハギ合わせてひだを入れて生地を使用していくことで2枚仕立てというのが通常の考え方です。

そうすると、皮肉ですが、大きな窓用の良いカーテンを作りたいと思うことで、ハギ目が生まれてしまうというジレンマがあります。

このハギ目はをオーダーカーテンのお店のお品ですら存在しているという現実がカーテンにはあるのです。

間違いのないようにお願いしたいのですが、袋縫いの場合「外表」にまず2枚を重ねます。
重ねた状態でこんな風に耳の内側部分を地縫い。
割った耳部分を内側に、今度は中表にしていきます。
アイロンでぴっしりと折り目を付けます。こちらに見えている部分は実際の裏側です。
最後にステッチで縫い代を隠しながら押さえます。縁過ぎるとこうして表に耳が見えてしまいます。
ということで、袋の内陸部を縫い付けるのが望ましいです。
袋縫いの完成です。こちらは実際のカーテンの裏側に突き出す形で袋縫いが飛び出るのです。
出来上がりの実際の表側。綺麗に縫い代が隠れましたが。。
実際に袋縫いを頑丈にやり過ぎると、つってしまい、課題が残りました。

最後のお写真は、その先の裾縫いまでやってしまった状態の写真ですが、ご了承を<m(__)m>。

このことから、2つの事を考えました。

1)ハギ目の地縫いは引っ張り気味で縮まないように縫うこと。そうしないと裾のラインがこの位置だけ斜めに上がってしまう。

2)そもそも、袋縫いする必要はあるのか、もともと端っこは耳であり、隠す必要などないのでは。。

この2)については、だんだん強くそう思え、ほどいてやり直しをしています。

後日の投稿でやり直した完成を記事にまとめる予定です。

袋縫いを採用せずに、両割れをすることで、次の段階の作業の「ひだ」をつまむ時にごわつかないよう最低限の薄さをキープできるメリットがあると思いました。

さらに、耳なのにそもそも縫い代を隠す必要もないのではないかと思ったこともあります。

1)のひきつりは頑丈に縫い過ぎないこともコツで、やや粗い糸目の4-5mmで一度だけステッチを引っ張り気味にすることで解決できると思い最初からのやり直しをしています。

とても大変な事なのですが、最終的に出来上がった状態をすべてほどいてやり直すことで納得していくつもりです。

それぐらい、出来上がりが思うようなものではなかったということです(^_^;)。

カーテンは折って縫うだけとは言え、いろんなコツを知っていてやっと思い描いたように出来上がるのだと痛感。

あとがき

とりあえず、袋縫いのやり方をご紹介しましたが、自作の場合袋縫いはしない方が良いと思います。

オーダーカーテンのお店に頼むと、ハギの場合袋縫いをされることがあると思いますが、そもそも高価なお値段の原因として、その袋縫いの箇所を次の作業の「ひだ」に当たらないよう計算し、生地の分量を考慮している手間をかけてあるようです。

それでも、突き出したあの袋縫いが私は気になり、カーテンで採用しない方向を好みます。

あまりにも丈夫に。。と思っても、カーテンは後からお直しもしやすい一重仕立てなので、そこは気にする必要が無く、野暮ったさを解消したりすることに工夫した方が良いという考え方です。

賛否あるかと思いますが、実際に袋縫いをしてきてこの考え方にたどり着きました。

あくまで手法の1つなのです。

ただ、袋縫いの手法はカーテンだけでなく、他の製作にも使えます。

むしろ、この手法を他の製作に活かすという広がった利用の仕方をお勧めしたいと思います(^-^)。

ダイニングキッチンの椅子の座面は釣り鐘型、椅子自体の形に合わせたカーブを取り入れた低反発クッションカバー製作【1348】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

以前の投稿の【1343】では、正方形の低反発クッションカバーを製作するにあたって、柄の向きをそれほど意識せずとも、最終的にリボンの位置を決めることで正方形ならではの融通性により正位置の柄の向きに出来上がることができるという内容をお伝えしました。

ところがです。

ダイニングキッチン用のチェアには、スクエア型は、全く沿わなかったのです。

背の部分の椅子の座面が丸見えです。
全面を見るとクッションが飛び出し過ぎていますね。

これは、椅子のフォルムにクッションがそもそも馴染んでいないからです。

そこで、このたび、今一度見直し、そもそも椅子のカーブに沿った型紙を作っての製作をし直しました。

カーブを取り込んだデザインの低反発クッションカバーの製作の幕開けです、パンパ~ン♪。

まずは、試作見本でなじみ方を確認

座面の形に上手くなじみました。
背の部分の座面もちゃんと覆われました。
美しいですね。

型紙は後程ご紹介しますが、ここに、取り付けリボンも設置する形で製作していくことになります。

1つここで試作についてお伝えしておきますと、試作では、中身のクッションが40cm四方を使ったので、きつくてパンパンです。

そして、低反発シート自体も少しへこんでいましたので、後で低反発をカットしてゆとりを持ったサイズ感へと変えました。

ポイントは、低反発シート自体をカットして調整したところにあります。

実際にお店で売られている低反発シートはスクエアが多く、デフォルトで気を利かせた38cm四方であるものも日本製では見られました。

よって、型紙はどちらかというと38cm四方に相性が良いサイズのに設定しました。

型紙のご紹介

カーブの部分はこうして手で椅子に跡を付けながらその線をなぞって決めていきます。
左右両方共このようにあてがって、一度両方を鉛筆で描いたら、均等になるよう後で調整が良いです。
なんとなくカーブラインがが見えていますね。
左:短い方:縦41cmx横45cmx1枚、右:長い方:縦61cmx横45cmx1枚。

サイズに示した縦はトップの真ん中の一番長い部分です。この左右のパーツ同士の段差の意味は、「キセ」です。

中身の低反発を入れた時に入り口の空き口が重なる部分を10cmと見込んだ結果61cm-41cm=19cmの差となっています。

よく、ネット上での型紙は20cmの差で分かりやすく作られていることが多いようです。

作り方

まず、完成のイメージです。こんな感じで張り詰めた感じでなく、ややゆったりとした感じに仕上げます。
長い方の真っすぐの線に伸び止めテープ12mmストレートを貼ります。
そして、12mmの伸び止めテープ幅に従い、三つ折りステッチ。
ジャガードなので分かりにくいですが、左上部分は裏面。
短い方のパーツも同じく三つ折りステッチ。
長い方を中表に上から15cm分アイロンで折り曲げ。
ここで、待ち針で固定箇所を留めます。
次に中表のまま、今度は短い方のパーツを下側のカーブの線に合わせながら合体して、待ち針。
こんな風に重ねると、結果的に上が5cm程の差で短い方が控えられています。
ちょっと生地の種類が変わりますが、端から7mm程を地縫い。
カーブのところもずっと縫います。パンクしないよう7mmをお勧めです。5mmは危ないかな。
そして、このようにひっくり返して表に向けます。
また生地が元に戻りましたが(^_^;)。。U字に2本のステッチで固定。
1本目は端から2-3mm、2本目は間4mm程度を開けたところを綺麗にステッチが並行になるよう意識。
出来上がったのですが、再び裏に返して端の縫い代がしっかり隠れているかをチェック。
ここで飛び出しているほつれた縫い代の端っこの糸は綺麗にハサミでカット。

このやり方は、「袋縫い」の仲間だと思います。

ロックミシンなどを使って端を覆わなくても縫いとじてひっくり返してステッチで固定することで塞いでしまう方法です。

とてもエコノミーなので別の場面での応用を見込めます。

共布リボンの型紙と作り方

共布リボンx4枚:5cm巾で40cmの長さにしました。

生地を型紙に合わせてカット。

四つ折り観音開きにアイロンで織り目を付けて、短い辺の縫い代も隠しながらぐるり1周ステッチをして完了です。

型紙に真ん中を起点として10cm間隔で4本のひもの縫い付け位置を書いておくと便利です。

カーブの入った低反発クッションが無くても、スクエアをカットすればよい

さて、後半は、低反発クッションのカーブフォルムを探し回らなくてもカットすれば大丈夫だという製作例です。

使用してあるので型がが崩れていますが、低反発クッションの中身はこんなスポンジケーキみたい。
38cm四方のサイズのものが2点です。

もともとここにスクエアの不織布カバーで覆われたりしているのですが、それは廃棄。

そして、まず、カーブのあるフォルムに低反発自体をアレンジしていきます。

こうして、先ほどのカバーの短い方の型紙を使い真ん中をきちんと定めてカットする部分を決めます。
マジックで左右ともに印付け。
この赤い印付けは、両面ともやります。クッションの厚みがあるので、ずれずに正しくカットするためです。
ハサミも一気にカットせず、こちら側の半分くらいをカット。次に反対側からも半分くらいをカット。
そうして、出会った地点を確認しながら切りそろえます。
そんなに神経質にやらなくてもだいたいカーブ状に削れていればOKとしました。

低反発の内袋の製作

少し手間をかけますが、これも望ましきゴールの為です。左の型紙では長さが不足。
左の先端から+4cmの45cmの部分で右側の長い方の型紙を折り、内袋の型紙として使います。

厚みある低反発が入った入口を縫い閉じるわけですので、ゆとりが必要だからです。

横の45cmと同じ縦が45cmという型紙になります。縦横同じ長さという点が覚えやすいですね。

ここは低反発を投入した後の最後の縫いとじの場面。きわどい場面です。

先程決めた縦横45cmの釣り鐘型の型紙を2枚良い。

まずは、ここに映っている投入口の縫い代1.5cmを先にアイロンで折っておきます。

そして、折ったまま、縫い代1.5cmでUの字に縫います。

そしてひっくり返し低反発を投入した状態がこれです。

待ち針が斜めに刺さったのは、自然な物理的な兼ね合いからの結果。

これが一番やりやすかったです。

投入口の縫い閉じは2度縫いがお勧め。二度と低反発が姿を現すことは今後ないでしょう。

お洗濯の時には、この内袋ごと洗濯ネットに入れてお洗濯、もしくは手押し洗いです。

これがそもそもクッションカバーみたいですが。。。あくまで内袋です。

内袋といってもキュンキュンに張り詰めた感じではないところが特徴。

完成です。サテンの裏地素材なので、高級感がありますね。でも外に姿を現すことはないのです。
先程作ったカバーに内袋ごと当ててみます。
こんなサイズ感で、中身はカバーよりもひかえたサイズに出来上がっています。
3種のラインナップです。おっと、こちらは逆さです。柄の向きが逆ですね。
ダイニングキッチンの場合、座る時にこちらから見ますので、柄の向きがこれです。

椅子によっては、デスクチェアなどで、反対に前面側がカーブになっているものもあります。

常に、椅子の座面の形において、カーブは奥なのか手前なのかも注意して見るようにどうぞ。

あとがき

低反発クッションは実用的ですっきりとしています。

現実的に腰を掛けるという作業はふわふわの分厚いクッションにはありえないことです。

よって、様々な椅子に引用するクッションカバーは低反発、時に高反発となるかと思います。

高反発が果たしてカーブにハサミでカットできるのかについては、ハサミの種類を「鉄ばさみ」というものにすれば可能だと思います。

よく切れるので、その辺に鉄ばさみを転がしておかないよう慎重にカバーをしたり、箱にしまいながらお使いくださいませ。

実は、私の実家が新築がありまして、カーテンやクッションカバーを続々と作っているという今があります。

是非この貴重な経験をお伝えしたく、この度も、スクエアで失敗したところからのカーブでの成功までを記録として残しました。

インテリア雑貨は、実用的である面とおしゃれ感の2つを同時に追求していきたい欲求が高まります。

選ぶ生地についても、とても楽しい瞬間ですが、お部屋となじむのか、椅子とよく馴染んでいるのかなどもポイントとなります。

じっくりと考え、長く使っていけるものになれば、出来上がるまでの苦労が「コスパの良い手作り品」という価値と引き換えになると思うのです(^-^)。

手元から目を離されませぬよう、ミシンのフットコントローラーが接触不良の末期の急に動き出すケースの時の目線の注意【1347】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ最近あるものが故障をきたしました。

それは、ミシン製作には要とも言える、「フットコントローラー」の故障。

あれっ?と異変を感じたのが1週間ほど前。

そして、時々接触が戻り、動き出してはまた次の開始時には踏んでも反応しないを波のうねりのように繰り返しながら、ついに先日全く反応しなくなりました。

ここで製作がひとまず不可能になってしまいました。

急いで新しいフットコントローラーをネットで注文。

JUKI社製シュプールTL25専用のフットコントローラー:YC-485というモデル。

現在は到着を待っているところです。

完全に壊れていなくて時々接触が復活する時がこの1週間頻繁にありました。

今回の投稿は、まさにこの時々復活する時が注意するべき時であるというお話です。

ついつい大切な基本の「手元を見る」ことを忘れがちなペダルの故障

足元のペダルが壊れたということで、踏んでもびくともしない、そんな時に思いっきり踏んだり、手元から目をそらし、足元を見てしまうことがありました。

これがとても危ないのです。

急に動き出すのがいつなのかは予測できないので、ペダルの踏み込みが深い場合恐ろしいことになりかねません。

もともとミシンは新調にペダルを踏むという使い方だったはず。

このような緊急の時に思わずそれを忘れ、注意が散漫になることで、思わぬ事故になりかねません。

手は決して針の付近に近く寄せないようにご注意下さいませ。

そして、いつものように踏み込んでも反応が無いなら、諦めて、深く踏み込まないようにすることが安全です。

アダプタータイプでよくある接触不良、アダプターも永久パーツではない限りあるアイテムだということ

以前シェーバー(脱毛器具)でもアダプターの接触不良がありました。

あの時も、同じで、すぐにダメにならず、時々また復活したりしながら、波がうねるように機能が降下していく様子でした。

こうした特徴を覚えておきながら、まず、最初に接触不良に気づいた時にすぐ次の新しい商品を購入するぐらいが時間のロスが無いかと思います。

私は、今回欲を出してしまい、まだまだ使いたいと思ってしまい、結局注文が遅くなりました。

この記事を書いている本日はミシンをやりたくてもできないのです。

もうパタリと動かなくなってしまいました。

1週間の期間があったわけですので、すぐにもう寿命だと割り切って次の注文をしながら、時々使える状態で作業を何とか続けて商品を待つというのが時間を無駄にせず、効率が良いです。

あとがき

少し話が別の事に逸れますが、パソコンも同じ。

古いパソコンで容量が無い物をお使いの場合、急に環境が変化し、たくさんダウンロードやアップロードをするようになった私でいう2018年を思い出します。

2007年から使い続けたそこそこ当時は容量があったハードが壊れました。

もうとっくに時代が変わっていたのです。

あらゆるものをWEB上でパソコンを使って行う活動だらけの毎日に変わっていったことにちゃんと認識をしていなかったのが疎かったと思います。

2018年というのは、ブログもスタートし、そもそも今までやったことが無かったサーバーをレンタルするということも始めて行きました。

そして、会計ソフトも導入と様々な作業をパソコンで本格的にやっていった年です。

そして、多くの写真も掲載するためにますますパソコンの容量を圧迫していき、これまでのスペックでは難しいというところに来たのです。

パソコンの場合はミシンと違いバックアップも重要で、今回のミシンでいう1週間復活したりすることがあった状態の時にこそ、バックアップをして、その後の全く立ち上がりもしなくなった時に備えるということで何とか基本的なデータを継続していくことが必要です。

機械が壊れていく時の特徴がそれぞれ類似していることから、「今やっておくべきこと、できることはないか」と冷静に考えることが重要ですね。

今後もし同じような場面に出くわしたことがあれば、今回の事がお役に立てれば幸いです(^-^)。

<カーテン作り②>柄に向きがある場合はカーテンの左右が自然と決まってくる、柄のどの部分が方向を決めているのかの把握【1345】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたびカーテン作りの実体験をシリーズとして記録にまとめています。

本格的なカーテンを作ったことはこれまでありませんでしたので、実質初めての製作となります。

今回は、②の過程におけるポイントになりまして、柄の向きがある場合の把握の仕方についてのお話です。

花柄やペイズリーは一見方向などが無いように織られているイメージですが、よく見ると今回取り扱いの生地には方向性がありました。

そのことから、こんな場合もあるのだという例として、方向のある柄を正しく活かす見方でカーテンの上下の向きを決めていきます。

ペイズリーとフラワーコンビの柄

レースカーテン地:ペイズリーとフラワーコンビ。

このようにパッとみたとところ何の方向性も無いように感じますが、よく見るとありました。

この指をさしたモチーフがところどころ登場しています。

登場したこのモチーフの向きはどれも一方方向だったのです。

ここでもこの向きで配置しています。
ここも同じ向きです。
葉っぱの中にもお花柄が入っています。この柄の向きが天と地をはっきり指定してくれています。

と、こんな感じで、この「かぶ」みたいなフラワーモチーフが必ずこの向きで織柄として出ていることから、この向きを注目ポイントとして、上下の向きを決めたのです。

全体的な柄の様子:先ほどのポイントの柄が真ん中付近に2つほど位置しています。

あとがき

ボタニカルな柄は向きがどうにでもなるように織られているジャガードも多いようですが、今回の場合は、ある1つのパーツをすべての箇所で登場する様子を見てみると向きが一定でした。

というこは、柄の向きに「方向性あり」と考えられます。

ボタニカルな柄の場合、葉っぱの向きが目安になりやすいです。

葉っぱは天に向かって生えていますので、その自然のリアルな生え方に従った向きが天地である上下を決めてくれることになりますね。

まずは葉っぱが1つの柄の向きの決定のバロメーターになるかと思います。

何か、そんなところにも、自然の姿が柄になって人間の使う身の回りのインテリアになっていくことの素晴らしさを感じています。

さて、こんなスタートを切りながら、カーテンを初トライして作っていきます。

途中山あり谷ありでしょうが、独自のフィルターにいろんな苦労をこして美味しいコーヒーをお届けできるようじっくり作っていきたいと思っております(^-^)。

<カーテン作り①>コスパ良く高級カーテンを作る、生地を真ん中でハギにした合計4枚の用尺の計算の仕方【1344】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび、カーテンを初めて本格的に作ることになりました。

実家の新築のお部屋のカーテン類を作っていくことになります。

まずは、大きな窓の縦200cmx横180cmが2枚というサイズのカーテンをいきなり作っていきます。

とはいえ、過去に「なんちゃって風」に、色違いの上下の柄の生地(遮光機能などは無し)をつなげた簡単なカーテンは経験済です。

今度はしっかりと仕様書を生地屋様にいただきまして、仕様書に沿いながら他の方のYouTube動画を参考にさせていただきながら作っていきます。

そんな私の実体験を自身もこうして記録におさめ、YouTubeに投稿させていただきます。

シリーズ物になっておりまして、①-⑦くらいまでの区切りで作業の段階ごとに分けてブログも並行して書いていきます。

このたびは、まずスタート時点の生地選びに関しての「用尺」「寸法」の解説です。

縦が200cmの窓には縫い代はどのくらい見込んで生地を購入すればよいのか。

横幅は窓が180cmもあるのに生地幅は155cmしかないからどのように作っていくのか。

いろんな不安や疑問をクリアしながら、「なぜ」とそうして作業した「理由」などに重点を置きたいと思います。

そうして、カーテン作りが楽しく、余計な費用をかけずに素敵なインテリアになるのだという証明が出来たらいいなあと思っております。

カーテンには「ひだ」が必要である、「1.5倍ひだ」の意味

現在の住まいのメインカーテン:モカ色でドットジャガードが気に入り2002年に購入。
現在のイオン(旧ジャスコ)のワゴンにて。
現在の住まいのレースカーテン:こちらも既製品。同じくイオン(旧ジャスコ)のワゴンにて2002年に購入。

いずれも一般的によくあるカーテンのイメージです。

この写真は私の現在の住まいのカーテンなので、今回作りたい実家の窓よりも横幅は狭いですが、この1.5倍ひだは同じ形に出来上がるイメージとしてはズバリです。

今回作るカーテンの窓のサイズ。図の横の縮尺が悪く、こんな縦長ではないですが<m(__)m>。。
下に影で見えているのは窓、ベージュはカーテン地、窓の1.5倍分の生地はこのくらいの余分。

1.5倍ひだというのは、ひだによってつままれてクシュっと縮んだ分にもっていかれる生地の余分が窓の横の長さの半分の寸法必要だという意味。

上下の余分は多めの縫い代です。

よって、生地購入は窓の180cmx1.5=270cm、ここへ左右の三つ折りの縫い代分3cmずつを足して、270+3+3=276cmが片方の窓分の用尺です。

しかしです。売られている生地幅の現実的なことを考えますと、276cmも幅がある生地はほとんどありません。

どれもがせいぜい150cm程度まで。

そうすると、2枚はぎにして生地をつなぐということをする必要があります。

そうすると、生地ははぎがある左と右それぞれで合計4枚必要だということです。

そこで、少し心配ごとが起きます、「余分過ぎないかな?」という思いです。

それは正解です。

計算で、どのくらい余分なのかを確かめます。

155cmx2=310cm。縫い代をここからおよそで引いていきます。

310-3-3=304cm。

この304cmは本来必要であった276cmに対してどのくらい余分なのか。

304-276=28cmと出ます。

どうでしょうか。カーテンのような大ぶりな横に広がるクシュクシュしたアイテムでの28cmなど大した余分ではないと考えられます。

もちろんこの28cmで最後にベルトを作ることもできるので、ここで本当に欲しい276cmへのカットも良いかと思います。

ただ、このまま作っていくということが反対に楽ちんなのです。

よって、このまま作っていくことにしました。

その余った分は大丈夫なのかなのですが、後の段階でひだを作っていく時に生地屋様にいただいた計算式に当てはめる際に、縫い代などをステッチした出来上がりの横幅を測ってから行いますので、その時に28cmの余分は均等にならされるのです。

この28cmの影響がどこに出るのかというと、ひだ山の高さやひだ同士の間隔が狭くなるなど。

それでもたくさんのひだ山分に28cmが割り振られて消えてしまうような感覚です。

よって心配はご無用だと見て取れます。

文章では28cmが余っていたのに、ここでは34cmと書いてあります。
縫い代の左右計6cmを引いていないからで、34-6=28cmに一致しますのであしからず<m(__)m>。

あとがき

カーテンは、見せるためのもの。

閉じていてもインテリア、開いていてもインテリアとして映えさせたいものです。

そこに「ひだ」が役割として活躍します。

ひだが無ければ、カーテンを開けた時に上のラインが手前にぐおーんと突き出しみっともないのです。

その突き出しをひだをあらかじめ作って収縮しておくことで突き出していないように見えるという「機能」なのです。

さらに、そのひだ自体も美しく作るために「メッシュの芯」を丈夫に内蔵することになります。

折って縫うだけのような単純作業の集まりのカーテンですが、どの作業も「機能美」の集まりだということに作りながら気づくことになります(^-^)。

用尺を節約しながら紐付けのタイミングで柄を正位置に整える、正方形ならではの融通性を活かした低反発クッションカバー【1343】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

機能的なクッションの1つに厚さ5cm程度の「低反発クッション」があります。

このたび、インテリア映えも十分に意識し、ダイニングキッチン用のクッションカバーを作っていきます。

この企画、実は一度失敗しております。というのもカーブの椅子にうまく沿いませんでした。

よって、失敗バージョンと成功の2ステップあるのですが、まずはとにかく作りやすい「正方形」が何らかのお役に立つかもしれないと失敗作ながらご紹介させていただくことに致しました。

当記事ではこの1ステップ目、正方形の完成と椅子にフィットしていない課題の解決として後日の記事でアップします予定の2ステップ目にも少しだけ触れて終わりたいと思います。

とにかく重視するところは、最初の生地選び、そして柄の向きが正位置になるように出来上がるかどうかというところになります。

インテリアにお勧めのジャガードなどの生地は、草木や花柄などのボタニカルなタイプも多く、柄に向きがあります。

せっかくなので、椅子を引いた時に映る座面がクッションの柄も正位置でありたいじゃないですか(^-^)。

3種の柄の向きがある生地で正方形の低反発クッションカバーを作る(40cmx40cm用)

40cmより少し控えた38cmx38cmの低反発ウレタン(日本製)。
ファイユ(フィーユ)という生地とカーテン地。いずれもポリエステル/100%、日本製。

このようにパッと見ても柄の向きがあると感じます。

一番右のカーテン地はより柄の向きが特にクリアです。

左2点は色違いの同じ生地ですが、よく見ると向きがありまして、カットしたパーツの範囲内では柄の向きを指定した方が良いと判断しています。

柄が寝ている:地の目に対して横向きに見た場合。
柄が正位置:地の目通りに見た場合。
1枚パーツの型紙寸法:縦95cmくらいx横45cm。

短い方の45cmの上下の辺を両サイドとも三つ折りステッチ。

伸び止めテープ(平)9mmを貼ると綺麗にできました。

そして、中表にして、先に上から15cm程を先に折ります。

次に下から全体が40cmくらいになるような位置で折り曲げます。

結果、上から5cmくらい空けた位置になりました。

その後待ち針をしっかり留め、両端を5-7mmで二重縫い。

この時パンクしないよう気を付けて針がちゃんとすべてにかかるようにどうぞ。

そして、ひっくり返します。

二重ステッチとひも付け:二重ステッチの理由は、内側の縫い代を完全に隠すため。
1本だけではほつれが出てきてしまうから二重なのです。
先程、短い方から先に15cm程折った理由がここに現れます。
「ひっくり返すと先に折って下になっていた方が上にかぶさる」という仕組みです。

この物理的構造は、他の製作にも引用できますので、是非ここでインプットしていただくと便利だと思います。

ひもを付ける位置がもとの型紙から見ると、サイドに付ることが柄の向きが正位置になるポイント。

ひもの型紙は、縦32.5cmx横5cmを観音開き折りにして、縁の縫い代も隠してアイロンをかけ、ぐるり1周ステッチします。

そして、袋の縁に外側から縫い付けるのです。

もとある本体のステッチの線にかぶせてに列ともステッチすると丈夫で、しかも余計な線が増えずにすっきりと綺麗です。

グリーンの方も完成。この向きが正位置に柄が出ています。
裏側の様子。どうしても比翼の覆いがカーブを描きます。だから15cmの余分が必要なのです。

一度失敗していまして、ぎりぎりの重なりで用尺を少なくやってしまうと、中身が見えてしまいました。

この15cmは必要というのが、失敗から得た教訓です。

こちらから見ると柄の向きが反対ですね。
こうして椅子を見ることが多いので、これが正位置の柄の向きで正解。
3点完成です。

椅子のデザインにフィットすることも考える、正方形ではなくカーブを描いた馬蹄型の製作へ

こうしてひもで固定したのですが。。
背の部分が椅子にフィットしていませんね。椅子がカーブしたデザインだからです。
全面も突き出しています。

よって、ここからは、次回への予告のような内容になります。

今度は、今回と全く同じ考え方で、カーブを描いたデザインにフィットする型紙で椅子カバーを作っていきます。

型紙製作:こんな風に座面にぴったり用紙を当ててカーブをシャープペンで写し取るのです。
右のカーブのラインを手で感じます。
左のカーブのラインも同じように紙に跡を付ける形で。。

カーブは左右対称であれば、多少アバウトでも、ストレートよりもフィット感の効果が出ますので、それほど細かく忠実に写し取る必要はないかと思います。

馬蹄型の試作品:端切れで作ってみました。ひもは試作なので付けていません。

どうでしょう。気持ちが良いほどのフィット感ですね。

これぞインテリア。

完全に座面が忠実に覆われました。

この椅子には間違いなくカーブタイプが向いていると言えます。

後ろ側から見た様子。
ウレタンもカーブにカットしてあります。

あとがき

元のウレタンには不織布カバーやパイル地カバーが付いているものです。

後日の本格的なカーブタイプのクッションカバー作りの投稿では、その内部のウレタンを入れるインナー袋もカーブタイプのこの型紙を使って作っていきます。

そうしないと、滑りが悪いウレタンを直接ここへ入れるのがためらわれることと、あとはインナーカバーもあるのだという心地良さですかね。

カーブタイプはそのデザイン自体に向きがありますので、このたびの正方形のような用尺ではいきません。

縦に70cmの用尺が必要で、そこが変わるところですね。

ただ、正方形とは違い、2枚パーツになるので、用尺も少しだけ増えることになります。

もったいなく生地が余ることになってしまいますが。。

また、余った生地の使い方などは追々ご紹介していきたいと思います。

カーブタイプは手間をかけていきますが、ずっと使っていきたい好きなクッションになるための少しの苦労なのです。

では、後日のカーブタイプの投稿は、この度の3種の同じ生地が再び登場しますので比較もしやすいですし、新しい別生地も登場します。

全部で5点作りますので、どうぞお楽しみに(^-^)。