ウエストポーチ製作の進捗度が半分を越した時点でキルト入りのいろんなパーツがそろってきた場面【1223】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在製作中の「ダイヤキルトウエストポーチ」の進み具合がいよいよ半分を超えていきました。

この進捗度が50%の所では細かい各パーツがその機能を持ち始め、それらしい形になってきています。

そして、後は、合体するのを待つような状態まで行きました。

今回は、そんな途中の場面で各パーツの出来上がり具合を「まだ組み立てられていない貴重な段階」としてお送りしたいと思います。

50%の進捗度とはこんなもんです

すべてのパーツをまとめた様子。一番左の内袋が印象的ですし、右の方はキルトがかかりました。

では、もう少し細かく1つずつの各パートを見ていくことにしますね。

面積の大きなパーツからいきます。

本体パーツ:3cmのダイヤキルトがかかりました。
裏地部分:裏地の中に更に巾着袋の設置でこのように合体してあります。

合体の箇所は、左右のマチの縫い代をそろえて重ねて縫うことで体裁良く自然な形で設置されるのです。

この手法は他のバッグにも役立てることができそうです。

巾着袋の内側:裏地付きの巾着袋という良い仕立てですので、充実しています。
単一的な裏地の中に素材の違うまだら柄のジャガードの生地がアクセントです。
バッグのフラップ:これは重要なパーツです。
この後に、ここにヒネリ錠を取り付けることを思うと緊張感が走ります(^_^;)。
お魚のヒレみたいなサイドのタブ
:本当にウエストに沿うようなものになるのかなど、このタブの役割を真剣に考える機会となります。
入り口の両サイドの折り込みタブ:果たしてこれが上手くセキュリティー性の役割をしてくれるのかどうか。
ウエストベルト:あえて、今は何もしていない状態で最終的な融通を利かせます。

ということで、多くのパーツに3cmダイヤキルトをかけました。

あとがき

次回のこの企画の投稿では完成場面となると思います。

この度の製作で1つ思ったことがあります。

この黒ベースの銀色のチリのような柄のジャガード地、とても良質です。

地の黒がよくあるサテンのようですが、いやいやとても優れたエレガントさがあると感じました。

縫っていってステッチをかけていくととても美しく映えるのです。

かといってギラギラ光らないツヤ無しであることも、柄のラメとの上手いバランスだと思います。

当然このデザインは一から考案したものではありますが、雰囲気としては意識するところはお気づきかもしれませんが、某ハイブランド様となります(^_^;)。

生地の原産国も分からない情報の無いはぎれでとことん情熱を込めて作った麻のワンショルダーバッグ【1221】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回の記事は、【1219】の続きになります。

麻製のワンショルダーバッグが完成しました。

最後に原価表もご提示したいと思いますので、あっ!と驚かれることと思います(^-^)。

ワンショルダーバッグがこの横幅で良いのか

「ワンショルダーバッグ」:<サイズ>縦29cmx横34/49cmxマチ15cm。
<表地:ベージュ>生地名不明(麻)、麻/100%、原産国不明。

中には、中綿がふんわり袋に入って入れてありますが、ピンタックがきちんとした感じを表現してくれて上品なものになりました。

ところで、この巾はヴィンテージ物のワンショルダーなどに見られるほとんどのこういったタイプよりももっと広いものになっています。

現代では、長財布が多いので、横幅も必要ですが、実際にアシンメトリーに背負う場面でこのように幅広でも良いのでしょうか。

過去のヴィンテージ物のこうしたワンショルダーバッグは、ほとんどが、底が円になった筒形です。

というのは、背負う時に多少コロコロと動いても、肩に平均的に安定することが均一なカーブである円の周囲のラインであると説いたフォルムであるからだと言えます。

私のこの製作は、主に裏面(ポケットと反対側の面)を右肩、もしくは、左肩に乗せる時に接する面である設定をイメージしています。

筒形のようにコロコロとは動かない定位置の固定のイメージです。

トートバッグを肩にかけた時に似た感触になるかと思います。

ポケットが充実の2個

フラップポケット(表):横は、スマホも横向きに入る18cm。
こちらが正面であるというトレードマークになります。

↑このように外面には、アクセントのようにフラップポケットを付けましたが、中側にももう1つポケットを付けました。

デザインが違う「隠しポケット」です。

隠しポケット(内):<裏地:紺ベースのマルチ>生地名不明(ガーゼ)、綿/100%、原産国不明。

片玉縁風な作りで、上品ですっきりとしています。

周りの幾何柄の四角いイメージの中に、そのマルチカラーの中の1つの色と同じベージュの表地の麻がポケットとして配置。

はぎれの柄の生地は、ポケットを作るには欠如していたのです。

しかし、表地で作ったことでかえってポケットがコントラストの効いたものになりました。

隠しポケットの内側の様子。
こちらもなかなか、深さがたっぷりのポケットです。

せっかくのはぎれを有効に使い切ってしまうには、ポケットの深さも、生地をわざわざ余らせて浅いものより、深い方が良質なポケットになります。

ゆったり物が入ることが飛び出し防止にもなり、機能としては上がります。

こちらもトレードマーク、レンズストッパーの表地での自作

巾着紐の入り口周辺はセキュリティー性が気になるところ。
こうしてレンズストッパーの役割が安心感とデザイン性を生み出します。
結構硬めに作ることがポイントですので、接着芯に加えて、ハード薄芯を内蔵したものです。

<耳寄りメモ>ひも:巾5cmの型紙を四つ折り観音開きで1.2cm仕上がり。レンズストッパーの型紙:縦10cmx横11.5cm。

レンズストッパーの穴は、緩すぎてもその機能を果たせませんし、きつすぎても生地にこすれすぎて、生地を傷めますし、開閉時のストレスも生まれてしまいます。

適度なスムーズさや遊び空間が必要なので、その調整は、私の研究では、上のようなサイズ感です。

紐を穴に通す通す際には、目打ちで押して出口に向かって送ると、出口から紐の先端が飛び出してきます。

あくまでも生地を傷めぬよう目打ちも丁寧に使用します。

はぎれで製作のワンショルダーバッグの原価

今回、生地代がものすごくお得なコスパの良い原価になりました。

はぎれならではの原価です。

しかし、はぎれだからと手を抜かずに真剣に熱を込めて良い機能を追加してこのバッグが出来上がりました。

生地は一番に原価に影響する材料です。はぎれはその点を大きくクリアしていくのです。

じゃあ、このように¥321とかなり安い原価で出来上がったバッグにはその値段だけの価値しかないのか。

違うのです。

もともとの材料の積み算でしかない原価は、原価x何%などと機械的にはじくものではないと私は考えています。

その後の製作で自身の生み出した気の利いた機能などが高い付加価値になっていくことこそがハンドメイド製作の醍醐味です。

量産品では手を抜かれる部分こそ入念に丁寧に作って行くという「良く出回っているお品と反対の事をしていく」と差別化が実現できると思います。

あとがき

はぎれはあまり面積が大きくはないですが、だからこそ余分がすでにそぎ落とされていると考えれば、ぎりぎりでも、はぎれに合わせたサイズを決めていくという製作ができます。

時には、はぎれ同士をハギ合わせて面積を広くしていくデザインを兼ねた手法なども駆使し、素敵な容量のあるバッグになると良いです。

こうして限られた分量で作ることで、むやみにハギ合わせをすることのデザインの無意味さが分かります。

「なぜそのようなハギを作る必要があったのか」、ということの答えが「生地がそれだけしかなかったからだ」と即答のもっともな理由がはぎれにはあるのです。

はぎれでの製作に学ぶことは多いです。

物がありふれてたくさんの分量の生地ではぼやけて見えなかったことも、限りあるはぎれだからこそ現れることも多いのです(^-^)。

これは特別なウエストポーチになりそうだ、内部に設置する裏地付きのハリコシある巾着袋完成【1218】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在、ウエストポーチを製作中です。

黒ベースのラメ糸で織られた幾何柄がまるで銀河の星屑のよう。。

とても美しい生地です。

この生地にダイヤキルトをかけて厚みや凹凸感を出しながら、内部のお部屋の機能も高めていこうとしています。

まだ製作に取りかかり始めてたばかりですが、最初の作業を内部に設置する巾着袋作りとしました。

この巾着袋も単独でも申し分ないほどの立派な裏地付きの仕立てです。

まだ出来上がっていないけれどもイメージをイラストで表してみました

ウエストポーチはイラストのようなこんなタイプ。
ここへ今回製作した裏地付き巾着袋が内蔵されるのです。

イラストだけ見ますと、「え?ちゃんと内蔵できるの?」と思われるかもしれませんが、巾着袋のマチは、ウエストポーチのマチに等しくしてあります。

つまり、最大限の可能な容積を巾着袋で確保してみようということになります。

しかし、巾着袋はきゅっと縮む構造なので、隙間もできまして、その他の物を入れる場所も確保できそうだということです。

巾着ひもは、黒ベースの表地を使い、裏地のシルバーグレーとのコントラストを出しました。

内側の生地は、後から追加したまだ模様のジャカードで、共布ひもの柄に似ています。

巾着袋の内側の生地:まだら模様のジャカードです。表地の柄に相性が良いです。

今回はここまでの製作です。

次回は、裏地に隠しポケットをファスナー付きで取り付けていきます。その後、この巾着袋もマチの縫い代の部分を挟み込んで裏地と合体することになります。

あとがき

ウエストポーチは大きなものではないので、そのコンパクトさでいかに容量を確保するかは価値に繋がることでありとても重要視しています。

巾着袋の他には、隠しポケットのファスナーがセキュリティー性あるお部屋になります。

その他は、おそらく、巾着袋の前後の隙間に物が入れられます。

そこは、入り口から直接なので、タオルなどこぼれにくくて、重要性が低い物を入れるのがお勧めです。

そう考えるとウエストポーチといえどもなかなか充実した内部の立体的な「層」になりそうですね。

やや何段階か製作過程を経ていきますが、完成をお楽しみにどうぞ(^-^)。

トートバッグと同じ型紙を基本とした敷居低めのウエストポーチの裁断後の各パーツ【1217】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回から、新しい製作に入りました。

2019年購入以来ずっと出番が無く3年以上保管中であった黒ベースのラメ柄の生地を使用し始めました。

出番がなかった理由は、2019年の同じ頃に集めた生地がフローラルテイスト(花柄)が多く、少し仲間外れ気味なテイストの柄だったから機会を逃したのです。

いろんなシリーズで括りを設けて製作していく中に加わらなかったということが理由だったと思います。

ただ、とてもピンと来た生地でありまして、今2023年ではこの同じ生地は当然入手不可能。

その2019年だけの生地だったということが価値にもなります。

生地は傷みにくい材質で保管をきちんとすれば長年の時を経てふと製作することもできるところがとても優れています。

長年眠っていたこのたび使用する美しい幾何柄のジャガード生地

<表地>ジャカード、ポリエステル/100%、イタリア製。・・・@¥4,980/mという高価格でした。

今回やっと使用できたことがとても喜ばしいです。

黒のサテン調なベースにシルバー色のラメ糸が幾何柄にジャガードされています。

まるで星屑のようにも見えますし、花柄などとは違ったテイストですね。

後で貼りますYOUTUBE内でパーツを1つずつ解説致しますので、ここでは全体を眺める写真を貼りますね↓。

右-<裏地:シルバーグレー>ラメツインクルサテン、ポリエステル/60%、ナイロン/40%、日本製。

ウエストポーチはそれほど大きいアイテムではないのですが、意外にパーツが多いです。

そういった細かいパーツが裁断できたのも、表地、裏地いずれも145cm巾程度の広幅だからです。

これが110cmなどのプリント生地であるとこのように過去のストックの40cm-50cm程度ではできなかったかもしれません。

生地幅がとても有難かったです。

型紙の収納:こうして、型紙はポケット付きのルーズリーフフィルに収納しています。

今回のような一度っきりのタイプはこうして型紙を保管しても次使用するかどうかは分からないので、あまりためずに、どんどん廃棄してきました。

作り終わるまでは様子見ですし、変更箇所があると型紙ももちろん同時に変更して出来上がりと一致させていきます。

結構円の一部を使ったカーブのパーツも多く取り入れた今回です。

そうすると、今回のウエストポーチもコンテンツ制作の方にも採用できるようなものになればと思います。

あとがき

YOUTUBE動画の中でもお話させていただきましたが、ベースはトートバッグの型紙と同じパーツです。

これが完成すると、どんなデザインでもとりあえずは、トートバッグの型紙をベースにしてまずは考えてゆけばよいということの証明になります。

そうしますと、敷居というのは高いものではないということをご理解いただけると思います。

その後のあれこれは、昨日の追加や装飾であり、ただの1パーツからのスタートである考え方です。

後に、同じように作っていただけるようなものを目指しています。

誰にも真似されないような複雑な作りというのは、「自分だけの喜び」、誰もが真似しやすい単純な作りというのは、「みんなの喜び」という考え方へシフトしています。

それは、今までの独自のデザインを自分で販売しても飛ぶように売れていかなかったことからの見直しでこういう考え方へ変わりました。

もう自分のデザインは捨てています。しかい、どんどんアイデアが湧いてくるという矛盾。。

私がサンプル1つ作るにしても、これと同じように作るには。。。ということを考えながらなので、おのずと、クリアで分かりやすい物でなければならないわけです(^-^)。

マチはそのままたっぷりで確保したい、18cmマチのエコバッグを縦2.5cm短くした比較実験の結果【1216】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在、エコバッグの「切餅:きりもち」を製作中です。

このデザインは、デジタルコンテンツにまとめるためのデザインです。

コンテンツご購入者様の特権として、「商業利用自由なデザイン/作り方」であるという貴重なものになります。

ですから、作りやすく、納得していただけるようにといろいろ改良を重ねてきましたが、現在用尺に関しても見直しているところです。

これまでは、本体の縦の長さを縫い代込みで52.5cmと設定していましたので、狭い幅のよくある110cm周辺の生地では、横が60cmあるこのデザインは縦に並べて生地に配置することになります。

そうしますと、52.5cmx2倍=105cmと、用尺はわずかに1mを越えます。

私自身では、5cm単位でもカットしていただける生地屋様なので問題なかったのですが、これを他の方が製作していく際に、ネットで生地を購入するかもしれないと思いました。

おそらく生地をネットで購入するケースは多いと思うのです。

私でも、遠方の優れた生地屋様などはネット購入で今まで調達してきましたので、その場合50cm単位が主流でした。

10cm単位のところもありますが、やはり50cm、1mというような区切り方が多いわけで、そういったきっちりとした単位の用尺でなければ、結局は受け入れがたいものになると思いました。

そこで、このたびは、用尺を1mにするための最低限の2.5cmカットをし、出来上がりの縦の長さが先日の完成の【1211】の投稿のお品と比べてどんなふうに違うのかを比較した回になります。

以前から、よく、5cm以上の変更でないと目に見えて分からないということをお話させていただいてきました。

よって仮説としては、あまり変化はないだろうというものになります。

ヘリンボン生地で製作した「切餅」ご披露

「切餅:きりもち」:<サイズ>縦36cmx横35cmxマチ16cm。

クールなカーキグレー色のヘリンボン柄です。

作りは全く同じです。
<表地:カーキグレー>コットンヘリンボンバック地、綿/100%、日本製。

ヘリンボンの柄が美しいですが、細かいストライプになっていて、比較的優しい柄の出方です。

無地ライクとしても使用してしまえばよいので、使いやすい生地だと思います。

この生地は、厚みは中くらいだけれど、少し重いこと、そして、柔らかい性質があります。

柄の向き:底の部分だけは、細長パーツを横向きに裁断することで、
すべてがこうしてヘリンボン柄が同じ向きに現れた作りになりました。

2.5cm縦を縮めた比較結果やいかに。。。

【1211】の投稿でご紹介のグリーン色との比較になります。

左:今回のヘリンボン 右:前回のリップクロス地

少しややこしいお話なのですが、前回にサイドの縫い代が2.5cmなのに1.5cmと間違えて作ってしまい、両サイド分で2cm広く仕上がったのが前回製作の右側です。

今回の左側は、正しく2.5cmの縫い代を三つ折り1.25cmずつで仕上げました。

これが正しい元の仕様です。

サイドの三つ折り:2.5cmの縫い代で地縫い後、三つ折り1.25cmずつで曲げてステッチ。

ここまで縫い代を広くとる理由は、ゴブラン織りなどの厚手生地にも対応できるようなものであるためです。

ところが、たまたま、右のリップクロス地は、ハリコシはあるのだけれどそれほど分厚くないので1.5cmでやれてしまったのです。

ですから、比較の際には、横巾はどうしても今回の方が2cm狭くなっています。

さて、縦の長さの2.5cmのカットの結果は↓。。。

左(2.5cm縦をカット) 右(2.5cm左寄り長い変更前):おかしなことがおこっています。
カットした方が長く感じますね。これは生地の性質の違いです。

今回の左側のヘリンボンは、どっしりと重みが下へ重力に従う感じで垂れますので、右側と縦の長さが違うように感じます。

短くしたはずの今回の方がむしろ長く感じるのですから、あまり問題はないということになります。

こんなことこからも、2.5cmくらいでは、それほど変わらないから、大丈夫であったと結論付けました。

よって、総合的に見て、2.5cmカットのヘリンボンの通りで仕様が決定しました(^o^)丿。

あとがき

今回の製作で、この「切餅」というデザインに関しては、私自身が腑に落ちてきました。

一度コンテンツ完成をしてアップロードなども2022年の去年に、してみたのですが、やはりいろんな生地に対応できない限定された150cm以上の巾に限った条件での材料選びだったことが引っ掛かっていたのです。

そして、それを改良したその後も、今回のように、生地を選ぶ際に1.1mの用尺では生地が調達しにくいし、余分がもったいなく余ってしまうような用尺であると見直したのです。

この、腑に落ちなかった部分がどれも他の方がお作りになるという目線になって分かったことで、これこそが重要であることを知りました。

もう、デジタルコンテンツを本格的に制作しても良さそうだと思っています。

4本のステッチで固定するバッグの支柱を一続きで縫う順番はうずまき型で【1215】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在、「切餅」というデザインをヘリンボン生地で製作中です。

エコバッグのデザインでして、重くてたくさんのお荷物も中に入れても丈夫な支柱が四方から支えるという理論で丈夫さを追求しています。

実際に一部のサイズの段ボールごと入れることもできるというフィードバックをいただいていますので、その用途は豊富なようです。

今回は、この持ち上げるための重要な力支えの役割である支柱のステッチの4本をどのような順序で縫っているのかを用紙の写真コピーでのシュミレーションでご紹介したいと思います。

4本ステッチどこからスタートしてどこで終わっているのか-写真でのシュミレーション

もともと、ハギ目が2箇所ある長い取っ手と支柱のベルトに4本ステッチが均等に施されてあります。

これが、今回の作業以前に作業したことになります。

そして、ど真ん中の縦線から10cmの位置がベルトの外側になるような位置に印を付け、均等に両方に長いベルトを縫い付けるのが今回のご紹介の場面。

実物の支柱縫い付け後の様子:取っ手と支柱のハギ目をカバーして隠す役割とデザイン性を兼ねた
四角いタブも二重縫いで縫い付けられました。

段階が1つ進んでしまっていましたが、この1つ手前のタブがまだ縫い付けられていない状態で、支柱を元の4本ステッチの上をなぞるように本体に縫い付けていくのです。

ミシンの場面は、分かりにくいので、コピー用紙にシュミレーションしました。

それでも動きが分かりにくいですが、後で貼るYOUTUBE動画でも一度見てみて下さいませ<m(__)m>。

スタートはバッグの底の位置の一番外側の部分から:マジックのシュミレーションでは、
まず、一番左のステッチを上へ登り、ちょうど取っ手とのハギ目の溝を右へ曲がります。

そして、下へ降りてきます。

一番下で糸を切ってしまわず連続していきます。

そして、下の先端付近の内側1-2mmの所で左へ曲がり、今度はこの向きでは左から2番目の位置のステッチを登っていきます。

そして、またハギ目で右へ曲がり、最後の右から2番目を降りてきます。

そうしますと、渦巻きの線をルートとして歩んだということになります。

そうすることで、上の溝のステッチに何度か繰り返してステッチが通りますので、自然な形で丈夫に縫われていくのです。

その他の縦線ステッチの箇所は本体には1度ずつのステッチだけになります。

そうして、右側も対称に同じように一番外側から始めます。

右側も、一番右端の外側から、今度は逆渦巻きのラインでステッチしていきます。
「S」はスタートという意味です。
最後にもとのスタートの糸の所へ針を少し進めて糸を同じケ所に集めて玉止めして終了です。

結果、取っ手部分は、一重ステッチのみ、支柱部分は二重ステッチという分かれ方をしますが、曖昧な位置ではなくはっきりしているので、すっきりしたものになります。

なかなかこうして、手間をかけたステッチの多い作業となります。

これが終わったら、四角いタブで溝を覆うという作業をするのです。

あとがき

できるだけ無駄なく、それでいて、たっぷり糸を使うところは惜しみなく。。。

こんなスタンスでご紹介しています。

どちらかというとステッチ量は多い私の製作手法ですが、これは、量産にライバル心を持ったものになります。

量産は効率が大きくものをいう、そうすると丈夫に手間をかけるということはなかなかされません。

その量産では実現できていないところを私のようなスモールビジネスをしている者ができることであり、お勧めできることであると思います。

その場限りのもので本当に良いのだろうか、長きにわたり愛用するような良質なものが魅力的ではないのか。。。

こんな勝負に挑んでいるのです。

ただ、余計な必要のない手間は無くしたいと思っていますので、「必要な手間のみ」ということはきちんと意識したものにその辺りも工夫したいと思います。

きちんとしたものだけど、そこそこ短い時間で作れるなどというのは、とてもメリットが多いので受け入れられやすいと思います(^-^)。

たくさんの縦長パーツで出来上がるエコバッグの中でただ1つの横向きでなければならないパーツ【1213】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在製作中のエコバッグ、その名も「切餅:きりもち」は、角々しい四角いスタイルが特徴です。

縦長のパーツが非常に多く、このたび、柄物で製作するにあたって、あることに気づきます。

それは、もとは長い取っ手兼支柱の150cm以上もの長さを要する長いパーツが縦取りでは1.5cm以上もの用尺ということでもったいない生地の使い方であるということで、横取りをした型紙を作っていました。

しかし、そうは工夫しても、結局は選ぶ生地幅が限られて、親しみやすいデザインではない、むしろ作りにくいデザインになってしまうということで、ロングパーツを2つのハギ目を作り、3パーツに分解したものへ仕様変更。

それに伴い、生地幅がシングルの狭い幅にも対応できるようになったのです。

そこで、110cm巾のヘリンボン柄の生地で裁断をしていたところ。。。

ここから今回の、ちょっとしたつまづきになります。

しかし、このつまづきの解決のおかげで、更にまた、型紙も分かりやすいクリアのものになることができたケースです。

その様子をお伝えしたいと思います。

110cm巾では、本体パーツは横には並ばないことから生まれた横の隙間の利用

本体のパーツは110cmの生地に置いて見るとこんなイメージ。

横に2枚を並ぶには到底至りませんでした。

よって、上下に並べることになり、この時点で、縦の長さの2倍分(約1.1m)の用尺が決定しました。

残りのパーツをコスパ良く、右の隙間へ配置していきます。

そうしますと、結果は、少しだけ余るだけでうまく裁断できました。

このことから、110cm巾周辺の生地では、横に並ばない場合は同じ用尺ということになります。

横が60cmなので、120cm巾以上の生地が見つかった時にやっと2枚横並びが実現できます。

しかし、その時に、今度は縦の長さが一番長いパーツである取っ手の70cmが追加され、用尺1.1mどころか用尺1.3mくらいに増えます。

よって、生地の巾によっていろいろ細かいパーツの向きを変える必要があると思われます。

今回は、110cm-118cm辺りまでのバージョンの場合ということになりますが、この辺りの巾の生地が結構多いので、良い例であったかと思います。

横向き裁断がマストのパーツがある

横ベルト2本:これは、地の目もこの向きであることが望ましいです。柄の場合にはっきりしますが、
この向きで柄が正位置に映るのが横向きであるこの向きの裁断なのです。

110cm巾のまとめ:ほとんどの細かいパーツは縦向き、ベルトだけが横向き

縦向きマストなほとんどのパーツ:この小さなタブは元の型紙は正方形ですが、
これも縦向きでないとここに現れた柄が寝てしまうことがあります。

そんな感じで、取っ手パーツ、支柱パーツも表面に出てくるパーツは縦向きが本来の向きです。

そして、内側のマチのラッピング布x2枚(左右分)と、内側の底のラッピング布x1枚は、柄物であっても表面ではないため、その時々の裁断の状況によって、横向きでも縦向きでも良いと思います。

今回の110cm巾では、ラッピング布も縦向きでないと上手くエコノミーにおさまらなかったので、分かりやすくなったわけです。

この110cm巾を基準にするとよいと思います。

本体が横に2枚共並ぶ生地幅の場合

ただ、120cm巾などの生地の時に悩むことになると思います。

なぜなら、本体が横に2枚並ぶからです。

120cm巾といっても122cm巾もありますし、表示より実際はもっと余分にあったりするのが現実です。

よって、横に本体を並べてしまうと、今度は長い70cmの取っ手パーツがその上に突き出しますので、単純に縦の長さの52.5cm+70cm=122.5cmと用尺が1.3m程必要になってしまいます。

今回の110cm巾では、1.1mの用尺でしたので、幅の広い生地なのにコスパが悪くなるのです。

そうしますと、生地幅関係なく、本体を縦に配置するこの110cm巾の時の配置を定位置としておいて、用尺を1.1mのままやっていくという手もありますね。

ちなみに、以前のひとつなぎの長―い支柱と取っ手が一体化していた時の生地幅150cm以上で作った時の用尺は、0.8mでした。

1m以下というのも魅力ですが、0.8mだったら1m購入してしまおうとか、ネットで生地を購入する場合は1m購入しなければならないのです。

用尺1mにおさえることができるのか

ネットで生地を購入する場合を考えると今回の110cm巾で1.1mという用尺のはみ出した余分の0.1m(10cm)がややもどかしいですね。

なんとか1m以内で作れるものとなるとマチを小さくするということでしょうか。

縦の長さは出来上がりはほぼ横と同じなのでこれ以上縦の長さを削るとフォルムが変わります。

よって、出来上がり18cmくらいに仕上がっているマチが15cmくらいのマチで良ければ縦の長さも型紙上で削減され、用尺1mちょうど辺りでいけるかもしれません。

その辺りは、一度研究してみますね。

あとがき

今回は、横に空いた隙間で細長パーツを複数裁断してコスパ良く生地を使用していく例をお届けしました。

こんな感じで、バッグ1つのサイズさえも理由のあるサイズになっていくことがあります。

やはり無駄なく生地を使いたいですし、今後量産の方向というのはあまり良い姿ではないと思います。

在庫も長期間携えねばならない量産の設定ではなくて、その都度必要な物だけを必要な分量使える工夫やアイデアも大切だと考えています。

これならメインでも持てる、ミリタリー系リップのメンズアイテムを彷彿とさせる雰囲気の生地で作った角々しいエコバッグ【1211】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

早速ながら、2023年の目標の1つ、メンズテイストでのハンドメイドバッグの製作を始めました。

まずは、同時に制作していきたい、「デジタルコンテンツ」の該当デザインでもある「切餅:きりもち」をメンズライクな生地で作ってみました。

今までの切餅は、たためることに注視して、柔らかめの生地が多かったのですが、この度の生地は、たたむこともできますが、なかなかの迫力の生地となります。

中に何も入れていなくても空間がキープされるような密に織られた硬い生地です。

それは、「リップクロス」という生地です。

リップは唇のリップからが由来です。

表面に五目目に節が美しく入ったよくナイロンリュックなどで見かけたことがあるようななじみがある生地です。

改良部分を取り入れた新しいデザインで完成

1つ前の【1210】では、以前の仕様から、生地幅がシングルのような狭い種類にもオールマイティーに対応できるような、そもそも生地を選びやすい仕様へ変更しました。

その変更を取り入れた新たな製作で完成した今回の出来上がりはとても重要です。

後に、デジタルコンテンツにまとめる時もこの新しい方の仕様でコンテンツを作ります。

<サイズ>縦38cmx横36cmxマチ18cm。
<使用生地:カーキグリーン>リップクロス、綿/100%、日本製。

中に何も入れていないけど浮いていますね。

生地のハリコシのすごさが現れていると言えます。

仕様変更の箇所:タブがアクセントになってデザイン性が出来ました。
ハギ目はタブの下に隠れています。
底面:底面は今まで通り、「底ベルト」が丈夫く取り付けてあります。

折りたためるサブバッグ使いや、引き出しの中にも収納可能なタイプであることも重視。

よって、底板は入れていません。

その分、その代わりになるような持ち上げる役割の支柱を縦に、そして、底ベルトを横向きにと徹底した強度を底のこの面積の中に実現しています。

1つ検討していますのは、こうして見たときに、横向きのベルト2本がもう少し離れて、マチのど真ん中を貫くようにした方がバランスが良いのではないかということです。

ちょっとそのことをうっかり考えずに、縫い代込みの状態の真ん中でやってしまいました(^_^;)。

あと、細かい部分なのですが、よくよく仕様書を見直しましたら、サイドが2.5cmの縫い代で1.25cmずつの三つ折りなのに、1.5cmの縫い代で7.5mmずつの三つ折り。

今回の生地がしっかりしていてたまたま細かい三つ折りもやりやすかったのですが、本来の2.5cmでないといろんな厚みの生地に対応できないです。

次回はヘリンボンの柄で作って行きますので、こうしたちょっと違ってしまった部分を直していきます。

あとがき

このデザインは、どんな生地幅でも対応できるようにということで、そうなると、どんな厚みの生地でもということにもなります。

ゴブラン織りなどの分厚い生地は、裏地を付けたタイプだと重なって縫えない事態があるので、この1重仕立てならではのメリットとして、ゴブランを利用できるチャンスです。

過去に何度も厚みのゴブランの生地で縫えない部分に行きどまりを感じてきました。

なので、裏地付きではなかなか利用できないのです。

ゴブランの他では、「金華山織」というような椅子のシートやカバーになっている極厚生地です。

あれらも本体だけなら利用できると思います。

ただ、支柱や取っ手は別の生地を利用せねばならないかもしれません。

そうして厚みある生地などがなかなか出番がない所をすくい上げ、活躍できる生地になることのチャンスであるとも感じています。

そうした時に、エコバッグがサブバッグの領域を超え、メインになるかもしれないのです(^-^)。

生地巾不足だからと選択肢から外れてしまう残念さを解消のオールマイティーなハギ目を素敵に隠した取っ手と支柱【1210】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2023年はメンズライクなテイストでという目標をこの度の製作で着手していきたいと思います。

メンズアイテムというのが、はるか昔の軍服からの流れのデザインが多いものです。

現在レディースのコートの定番のトレンチコートなどももとはメンズの軍服であった流れから取り入れられたデザインであり、細かなパーツの機能がその名残としてそのままデザインで今でも生きています。

素材に関しても綾の入った生地とか軍服のカーキカラーなども当時の名残が今でも生きています。

その1つのミリタリー風であるカーキグリーン色が素敵なリップクロスという生地で「切餅」という角ばったデザインのエコバッグを製作し始めました。

今回の目的は、これまで、取っ手と支柱が一繋ぎであったことを、生地の幅が足りない場合に選択肢からそぎ落とされてしまう残念さを拾い上げようというものです。

デメリットをカバーすることでそれ以上の価値を付ける攻めた仕様

今までは、こんな仕様でした。

過去に製作の「切餅」
:以前は、取っ手と支柱が一繋ぎで、生地巾最大限でも150cm以下にしかなりませんでした。

それをこのように変えていきました↓。

見かけはボックス状のステッチがタブで覆われただけのイメージですすが、その下はハギ目が出来ました。

そうです。

ハギ目を2箇所作ることで、1枚の型紙の長さを縮めました。

取っ手は、型紙が70cm(縫い代込み)。支柱は型紙が45cm(縫い代込み)です。

一続きの場合からかなりの変化になりました。

そして、取っ手/支柱という兼用の型紙であったのが、きっぱり取っ手用の型紙と支柱の型紙に分かれました。

そうすれば、支柱の45cmの方は、全部で4枚パーツ必要で、横に2枚並べても90cmですので、シングル巾の狭い生地にも対応できます。

ただ、ハギ目というのは、わざわざすることではないと思っています。

やはり一続きの方が丈夫ですので、どうしてもそうならざるを得なかったそのハギ目を十分にフォローします。

見えてはいませんが、多重のステッチがハギ目にかけてあります。

本体に4本のステッチを1度ずつかけていく際に、何度か同じ場所のハギ目部分を通ることで自然に多重ステッチになるように作業しました。

やはりそのままでは、スッキリしません。

そこで、以前ファスナータブで使用していた作りと同じ折り方で、縫い代を包み込んだ折り方をして正方形のタブを縫い付けます。

これは、ハギ目が見えないようブラインドの意味を込めたカバーであり、ワンポイントのデザインにもなったのです。

ハギ目があるというデメリットをさらなるデザイン性で目線がタブに行くことでポイントになり、攻めたものにしたということになります(^o^)丿。

このタブが四角である理由は本体の角ばったデザインに調子を合わせているのです。

まるでハーモニーを奏でるように♪。

あとがき

次回の投稿では、完成の様子がご紹介できると思います。

製作していて、男勝りな生地だなあと感じました。

薄手の上品なエレガントな生地に比べてこうした硬くて厚めの生地はミシンの縫い目1つ1つもミシンの音がはっきりしていて、針目がクリアです。

こんな感じでメンズライクに着手し始めることができて良かったです。

そして、生地巾が広幅限定で限られた生地でしかできないようなバッグがどんな生地巾でも作れるように改良できたことがとても大きな成果です。

この「切餅」はデジタルコンテンツにまとめるデザインですので、この生地巾がオールマイティーであることは、デジタルコンテンツをご覧いただく方のための工夫だということになります(^-^)。

<パッチワーク企画⑪:最終>パッチワークをとことん配したナップサックの連続製作を終えて一番お伝えしたいこと【1209】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回でこれまでしばらくやってきました、<パッチワーク企画>が終わりになります。

4点の「餅巾着」というナップサックをいろんな色や柄のパッチワークシートで作ってきました。

1点ずつは過去の投稿でご紹介済ですが、今回は、総まとめとしまして、全部を一望してみます。

そして、これまでやってきた感想とか学びをここでまとめたいと思います。

4点を同じ角度で見た違い

では、ここからは、ひたすら、同じ角度から見た4点の違いを見てみることにします。

まずは、メインの人に見える背の正面の部分からです。

メイン面:それぞれの出来上がりのパッチワークシートの中で
お洋服に合わせやすそうな強い印象の面を配置しました。
表面で背中に接する部分:左下だけは、こちらをメインでも良かったとも思えますが、
その他は、メインに比べてぼやけます。ですが、お好みに応じてこちらの面もメインに使えます。
内側のポケット面:このポケット面は内側では、背中から遠い方の面にあたります。
サイド面やてっぺん:下に置いている際などにはこんな風に映ります。

ポケット面の写真の中で、1つ吊り下げ式のポケットである右下は、ポケット付け忘れにより考案した後付け可能なポーチポケットになりました。

ミスや失敗からも新たなるデザインが生まれたということです。

困って行きどまりの時に考えた案というのは、思い出に残るものですね。

<パッチワーク企画>の感想と学び

まず、1つは、こういったパッチワークのつぎはぎだらけは、強度は強いものではないことで何とかステッチで固定するなどの工夫を凝らし丈夫にしました。

その分手間が非常にかかるものになりました。

そんなことから、最初から生地をわざわざ細かく刻んだファッション的な意味でのパッチワークバッグを製作するというのはお勧めしないという結論に至りました。

どうしても余ってしまったはぎれならではであり、こうしてたくさんの種類の柄が何年もかけたストックの寄せ集めであるところにこそ価値が出るということです。

はぎれの寄せ集めであることで、一度は過去に何かを製作した時の思い出や苦労などのストーリーが集まったものであるということなのです。

最初から細かく刻んでしまった生地というのは、その時点では価値は1枚の面積の広い生地に対しては劣ると思います。

特に、柄の場合は、つながって広々とした面積である方が、細かくカットされたぶつ切りよりも美しいに決まっています。

それなら、1枚の面積の広い生地にキルトをかけた仕様の方がきちんと仕上がります。

ただ、柄がとぎれてしまうことのフォローも、パッチワークの配置を同類を並べることでトライしてみたのが今回の「連続配置」のやり方です。

キルトの方も製作してきたことで、パッチワークとキルトの良き比較となりました。

見かけは、キルトもパッチワークもステッチがほどこされた点では類似のように見えますが、もう少し奥深い点では別物のようです。

あとがき

<パッチワーク企画>ご覧いただきましてありがとうございました。

この次の製作は、メンズライクに移っていきます。

まずは、「切餅」というデジタルコンテンツにもなるエコバッグ型の仕様を変えていきます。

やはり、支柱兼取っ手が150cm以上の生地巾を要するということでなかなか生地が見つからないという事態になることを解消します。

どんな生地でも作って行くことができる柔軟性のある仕様を考え、ハギ目を作ることにしました。

そのハギ目も上手く見えないようにするデザイン風なタブもご用意。

このことは、今回のパッチワーク企画の中で、ナップサックのショルダーの仕様を途中からハギに替えたところからのアイデアそのままです。

製作しやすいようなものでなければ、その作り方さえも受け入れられるものではないと考え直したからです。

また、どうぞ記事にお立ち寄りくださいませ(^-^)。