ジュエリー2週間のレンタル期間採用の理由は、計画的にゆとりあるご着用ができコスパの高まりをじっくりと感じてもらうため【1242】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」という宝石のレンタルをさせていただいております。

その名の通り、18金やプラチナの高価格の地金と研磨された希少なダイヤモンドやカラーストーンの宝石と呼ばれるアイテムが集結しています。

これまでに、過去の投稿でも当レンタルジュエリーの特徴をご紹介してまいりましたが、当初から変わらずに採用の「2週間」というこの期間についてのお話をこの度はさせていただきたいと思います。

2週間で@¥11,000(税込み)はお得、ゆったりとした期間内での使用頻度でコスパをお客様がご自身で高められる

他の同じようなレンタルジュエリー業者様のことは、あまりじっくり拝見しないタイプなのでよく分かりませんが、ネットでググることをする自身のサイトの位置確認の際には当然お見かけすることもあります。

他社様に関しては、キャッチフレーズのようなブログかトップページかのタイトルだけを見ます。

それ以上は中に入っていくことはほぼありません。

それくらいあまり気にしていないということになりますが、もっと気にしないといけないのかもしれません(^_^;)。

そのタイトルの中に私のように2週間のレンタルというのは見つけられませんでした。

もしかしてよく探せばあるのかもしれません。

この2週間という期間は、スタート当初から変えていません。

この期間の意味をここでお話したいと思います。

当初は、私の方でよくあるケースとしてイメージしたのが、子供さんの入学式などのイベントの時のフォーマルのイメージで、真珠とか天然石の連の物を中心として考えながらスタートしていきました。

そのイメージの時に、ある1日のピンポイントの日のために前後の日にちで発送や返却があり、お洋服とのコーデの確かめなどもゆったりと時間をとってできるようにと設けたのが2週間。

1週間でも実際はそのような時間はとれますが、2週間目まで設けた理由は、イベントの数日~1週間の延期の想定です。

たった1日の為に選んでいただいたジュエリーが何かのハプニングに影響を受けてしまい、出番がなかったことが起きないようにということです。

なので、料金の設定は、たった1日だけ使用してもそれでもちゃんと価値がある、コスパがあるというお値段に設定したつもりで、高級なお品だからと異常に高額なのも「ずれている」という考え方をしています。

実際には、もしかして、それ以外にもイベントがあったりして、お食事会などにも別の日にご着用いただくことで更にコスパが上がっていきます。

こうして、お客様側から見たときに、たくさんの出番があればコスパが良くなるので、それには期間が必要だということになります。

着用の機会はお客様が舵を握るわけですのでお任せして、私ができることというのは、「ゆったりとした期間という価値のご提供」であるわけです。

ということで、たった数日のタイトな緊張感ある日数ではなくて、それよりもゆったりとした計画的にいろいろ考えられる期間を設けました。

細かいことは、発送した次の日に到着しても、その日の午前中は少なくともお品が届かないので使えませんので、カウントを到着日当日は除外。

そして、その翌日からの日数のカウントです。

そして、返却は、最終日の夜に最寄りのコンビニなどで発送いただければ、こちらへの到着は、翌々日で良いというルールを設けました。

そういったことで、細かい時間帯に及ぶまで、たっぷりとご利用いただけるように期間をお客様有利になるよう設定させていただいております(^-^)。

あとがき

動画の中でも最後の方にお話させていただきましたが、たくさんの着用の機会だけがコスパでもないのです。

特にお出かけでない着用しない日でも、時々眺めることで美しさをうっとりと感じるひと時もご提供できると思っています。

それだからこその渾身のチョイスによる3アイテムがそろったあらかじめコーデされたその美しい「世界観」もご提供しようとしているのです。

私も時々、何か自分の持ち物を出して見てみたりすることがあり、使用はしないけれど作りを確認したりして楽しむこともあります。

そういったことも価値の内の1つになります(^-^)。

コントラストの効いたトートバッグ作りのカラーコンビネーション案、薄い色ベースに濃い色の取っ手【1241】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

以前の投稿の、【1225】では、で今後製作予定のバッグをご紹介しました。

その時の図案がこちら↓。

今回は、いよいよこの図案のイメージに合った実際の製作になります。

まずは、美しい5cmのダイヤキルトと、図案のイメージに合った濃いコントラストの効いた生地のチョイスで本体と取っ手/支柱のパーツが片面出来上がりました。

淡いブルーカラーベースにコントラストを効かせる案

水色と呼ぶような綺麗なブルー色に同色ブルーのステッチで5cmのダイヤキルトをかけました。

裏面にはおなじみの、「ソフト厚芯」を貼りました。

キルト地作りで最近出番の多い「ソフト厚芯」
:こちらは、10年以上前の反ごと購入のデッドストック品のようなもので、現在入手困難なもよう。
今後どうこちらと同等のお品を見つけていくのかが課題です。

キルト芯ではないところが出来上がりのバッグを軽くしてくれます。

キルト芯は膨らみ過ぎることと重みが増すことがデメリットです。

一定のふんわり感が得られれば、あとは、元々薄手の生地の固定や強化という目的もあるのです。

綺麗な水色のベースに、コントラストを効かせる案
:①同色ですっきりとメリハリがつく紺ベースを選択。
②原色系のマルチカラー柄のプリントの生地を選択。

この出来上がったベルトひもは、巾約1.2cm。

もとは、恐竜さんが素敵な原色使いのマルチカラーのプリントです。

紺に、さらにコントラストが効いた立体感ある色使いに出来上がっていきます。

色のイメージがこのようであれば、恐竜のプリントでなくても、車とか街の風景などでも良かったのですが、たまたま恐竜柄しか見つからなかったのです。

四つ折りしてしまいますので、遠目には何の柄かははっきりしませんが、間違いなく、紺に対してのコントラストが効いて柄が目立ちます。

そうして、本体の水色と合わされば素敵な感じに映るのです。

無地の紺のみよりも、このように原色系の柄が入る方が魅力的ですね。

そんな感じで、今日はここまでです。

この続きは、あともう1面キルトをかけることをして、裏地の方の作業にも行きます。

次回のこの件の投稿は、出来上がりをご披露できるかと思います。

あとがき

今回のこのコントラストの案は、別の生地でもいろいろ引用できそうです。

ブルーでなくても、黒ベースに原色カラーの柄だとか、かっこよくも、かわいくも七変化することでしょう。

ベースに対してメリハリを思い切って付けるという色使いのご提案でした。

こうして、最終的な出来上がりのバッグをお洋服と合わせるコーデの前に、バッグの中でのパーツ同士のコーデというところにも力を入れています。

まずは、私がコーデが好きだからであり、自身があれこれ考えながら楽しむひと時の1つの場面なのです(^-^)。

巾着袋の立派な作りにコードが匹敵するための江戸打ち紐三つ編みアレンジ【1240】

まえがき

こんにちは、picturesque(ピクチャレスク)です。

2022年の後半で、「インテリア収納袋」をひたすら作って行き、過去のストック生地を製作していくという期間がありました。

その時に、巾着袋をこれでもかというくらい連続製作していきました。

ここ2023年はしばらく巾着袋は作っていなかったのですが、自主リメイクをしていく中で、やはり出来上がる可能な最大限のバッグが巾着袋程度の容量になることが多いことが分かっています。

洋服もハギ目が多いので、大容量サイズのバッグなどは、パッチワークにしたりして工夫せねば、1種類の生地だけでは難しい。

そうすると、他のリメイク用のお洋服の色や柄とマッチさせたいとなると、大きなアイテムはまず材料集めだけでも難関です。

よって、短い時間でリメイクできるアイテムの1つとしては巾着袋が作りやすいものになります。

今回は、そのリメイクの際に、あるアイデアが思い浮かびそれを実践しました。

巾着紐の江戸打ち紐がどうしても3mm程度の細身しか残っていなく、本体が立派にボリューム感ある巾着袋に仕上がっていたケースだったのです。

ここで、悩みながら、ある1つの案が浮かび、なかなかの効果を得られました。

3倍のボリュームとともにデザイン性が生まれた江戸打ち紐の三つ編み

1本が3mm程度の江戸打ち紐:小さな巾着袋ではこれが有効なこともありますが、
そこそこボリュームがあってキルトもかけたバッグみたいな立派な巾着袋には迫力不足でした。

さすがに3mmではとてもバランスが悪く、せっかくのダイナミックな本体がこのか細い紐のせいでがた落ちだと感じました。

巾着袋解いてもマチが15cmあるそこそこ存在感あるサイズです。

そこで、ピンとひらめいたアイデア。

それは、3本取りにして、三つ編みをすることです。

上手くいくのかどうか。。でもやってみようと。

そして、3倍のボリュームある、しかもデザイン性の生まれた紐にアレンジできたのです↓。

紐の分量の不足により、1つの巾着に、黒と茶を半分ずつ使いました。

色がバイカラーになっても、巾着紐では、左右は同じ半分ずつに均等に分かれますので、こういった使い方も有効です。

少々黒の方が硬めなので三つ編みが粗いですね。

急いで作業したので、細かい点が良くないかもしれません(^_^;)。

三つ編みはペタンコなので、巾着ホールがちゃんと十分に確保できていれば、余裕で通ります。

巾着ホールの縦の巾は、3cmで行けました。私の場合、いつもこのサイズの巾着ホールにしています。

紐の先には、ゴールドのループエンドを設置。そして、そのネックラインを結びます。

結ぶ部分だけは三つ編みが無い方が綺麗に結び目ができます。

空中で見てみた写真:もはやこれはウエーブタイプのデザインの紐になっています。
ゆったりと分量をとって、リボン結びができる長さにしました。

インテリア使いでは、ゆったりと紐の分量があり、蝶々結びができるとすっきりとした収納になりますね。

アイデアの引用元はジュエリーだった

ひらめいたと言っても、自分で考えたわけではないのです。

ジュエリーの三つ編みのチェーンをよく見ることがあったので、そこからの着想と引用でした。

私、「本物志向のレンタルジュエリー」というレンタル事業者でもあるのです。

K18YG/PT850コンビの三つ編みチェーンのブレス
:こういったものをよく見ていたから今回の発想が浮かんだのです。

三つ編みは、単純ですし、誰もがとりあえず編み込める基本的な形だと思います。

頭と最後尾をしっかり固定すればほぐれてくることはありません。

あとがき

今回のアイデアは、三つ編みでなくても違った編み込みがあればそれも有効です。

ただ、三つ編み以上になると複雑であることでひもの分量が余計に必要になるかもしれません。

私は今回急いでやったことで、三つ編みの編み込みが緩めですが、もっときゅっとしっかりと編み込んでいくことで紐の用尺は増すかもしれませんが、より美しいものになると思います(^-^)。

黒コーデ愛好家が黒は入れない方が素敵だと直感して出来上がった手編みセーターとレザーパンツの茶コーデ【1235】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

私自身のワードローブは、ほとんどが黒色です。

黒1色であったり、黒ベースであったりと黒色をベースに考えることが多いです。

そんな中で、黒以外だけで作られるコーデが大変レアコーデになるわけです。

1つに紺色があります。

紺色はあまり得意な色ではないということもあり、同じ強めの色なら黒の方を選択するので、紺の出番は基本的には少ないです。

ただ、その良さもあることと、何しろ古着市場では1点物であることで色に関してはその色で受け入れねばならないことも多いのです。

このたびもそんな黒以外のコーデをする機会がありました。

もともと持っていたグレーと茶のミックスのような手編みセーターのボトムに合わせようと決めていたグレーのスラックスがテイストが合わないと感じてきたことで新たにボトムを探したことがきっかけです。

手編みのセーターがカジュアルテイストであることに対して、グレーのスラックスがドレスに寄り過ぎたテイストだと気になり始めたところだったのです。

皮肉にも、手編みセーターがカジュアルなんだということを、ドレスライクなグレーのパンツが気づかせてくれたということになります(^_^;)。

黒が入らない方が良いコーデの発見

黒の場合は、ほぼどの色とも組み合わせても色の強さが勝りますので、差し色みたいな感じで使えることで難易度があまりありません。

しかし、黒以外の色だと、黒ほどの強さが無いので、同じようにはいかないようです。

ということで、とりあえず、今回の茶色に関しては、茶系の濃淡で組み合わせることをまず考えます。

セーターの色はモカ系のミックスなので、グレーとか茶、黒だって合うようです。

最初のパンツは、これでした↓。

色はマッチしましたが、テイストがどうしても合いませんでした。セーターがカジュアル過ぎると映るのです。

そこで、セーターのミックスの糸の色の中から候補が挙がるのですが、黒はセーターのマイルドさが活かされないようであまりピンと来ず。

ということで、茶色を選択したわけですね。

しかも、最初のスラックスのようなドレスライクなボトムではなく、レザーパンツであることで、カジュアルなテイスト同士の相性が生まれたと思います。

もう、ここには、黒色が入っていません。

普段黒ベースのコーデばかりする私にとって、レアなワードローブの1セットとなります。

靴の合わせ方例:カラーの濃淡で凹凸感を配置良くイメージ

茶の靴(切替部分は焦げ茶):色としてはマッチしますが、
上から順番に視線が行く場合に濃淡が下に濃いめで集中してしまいます。

そうしますと、リズムよく配置がすっきりと見えるのは、この靴じゃないでしょうか↓。

モカベージュの靴:セーターの色の薄い部分とリンクしますので、
上から順番に視線が下へ行く時に薄→濃→薄と整ったカラーの配置になります。

パンツは、縦に長いですので、茶色が多めに映りますので、それ以上同じトーンの濃い茶色をパンプスに持ってくると茶色がまた現れてしまい、バランスが崩れます。

後者の写真↑のように、パンツの先端でいったんカラが切り替わるということがメリハリが付き、コーデにリズムと凹凸感が生まれるのです(^-^)。

バッグは薄い色がお勧め:茶色の面積をこれ以上増やさない

キャンパス地のバッグ:カジュアルなので、こんなバッグを気さくに配置。
靴と同じようなベージュ色のバッグでもよろしいかと思います。

もう1つ色を新しく入れるとすれば、薄いグレーなどですね。

それも、セーターの糸の色のミックスの中からです。

グレー寄りなブルーというのもあるかもしれません。

茶の本革レザーパンツ意外に考えられるボトム:ジーンズなら薄ブルーが粋

今回は、茶色のレザーパンツをチョイスしたボトムでしたが、もう1つ候補がありました。

それは、ブルージーンズです。

ミックスの手編みセーターの中にそのブルーの糸の色が見られます。

かなりコントラストは効きますが、ブルージーンズを持ってくる場合は、靴が今度は濃いめの茶でも良いのかもしれません。

そうすると、今度はセーターが「濃」となって、濃→薄→濃のカラーの配置がリズム感良く生まれるのです。

ブルージーンズも、トーンが分かれます↓。

ブルージーンズの色のトーンの違い:左-青味、右-グレイッシュ。
写真だとどちらも合うように感じますが、これもお写真の写りが影響しています。
実際に目で見て、右側のグレイッシュがブルーならピンとくるトーンだと私は感じました。

あとがき

コーデ楽しいですね。

実は、私は、茶色コーデは20代の頃にたくさんしてきまして、その難しさを痛感し、苦手なカラーコーデになっていたのです。

とても矛盾しているかもしれませんが、お部屋のインテリアは実は茶系で統一であることも意外でしょう。

インテリアとワードローブは別なんだとつくづく思います。

茶色は黒より緊張感がほぐれて「リラックス」の気持ちをインテリアのような環境では重視、そんなことから、黒よりもマイルドな茶を好む考え方になっているのだと思います。

一方お洋服というのは、「対人」を考えることが多く、強さを表現したい潜在意識みたいなのがあるのか、黒をお洋服では好んでいるようだと自分自身を分析します(^_^;)。

今回、久しぶりに茶色コーデをしましたが、過去の失敗してきた茶色コーデから活かされたバランスの配置の考え方などは、役に立っていると思います。

茶色はコーデが田舎っぽくなりがちなので、いかにシックに仕上げるかというところはコーデに対してやりがいがあるカラーだと思います(^-^)。

リサイクルショップに並ぶ古着物の中で一際輝きを放っていた洋と和の狭間のマルチカラー大花柄のウール着物【1232】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

最初に古い着物が素敵だと感じたのは、近隣にあった今は無きディスカウントストアです。

どのくらい古い物なのか、素材は何なのかなどなかなか背景が分からないところがもどかしく、ミステリアスなのが古着物です。

着物にはかつて品質表示が付けてこられなかった文化というか法律というかそんなこともあり、手がかりが見た目でしかつかめないことも多いです。

それでも、お店の配慮で、着物も「正絹:しょうけん」であれば、タグにその記載をしてくださったり、ウール、レーヨン、ポリエステルなども情報があれば記載があったりするとても良いディスカウントストア様でした。

そのディスカウントストア様というのは、「キンブル」様です。

愛知県で数店舗の展開の地場的なディスカウントストア様です。

これまで、モルガナイトの珠ネックレスや翡翠の珠ネックレスなど、古き良きジュエリーなどもいただいたことがありました。

そして、また別のリサイクルショップですが、このたび、素敵な着物を発見。

こちらは、「BOOKOFF SUPERBAZAAR」様。

最近は着物も積極的に取り扱われているようなので、よくある柄は目が慣れてしまいます。

そんな中でキラリと光るお品を発見しました。

黒ベースのマルチカラーは1つの自身の好みの王道

着物の状態が一番大花柄がゆったりと広がっています。

マルチカラーがすごく美しいですね。

地は黒です。よって、カラーがネオンカラーみたいに映えてより美しいです。

着物でこうした色使いがちょっと珍しいと思ったこともこの着物に注目した理由です。

もっと柄や素材に寄ってみます↓。

上半身辺りの様子。たたんでも生地にしわが寄りません。保管がとても楽ですね。
素材の情報が全くありませんが、がさっとしています。そして少し毛羽立ちがあります。
正絹ではなさそうで、毛、レーヨン、ポリエステルのいずれかであると予想しますが、
たたんだ時の皺の無さからは、ポリエステル/100%というのが私の現在の予想です。

これを今後どうしていくかの考案

私は解体して作るとしたら、バッグ専門なのですが、まずは、着物そのままで着用というのもかなり素敵だと思いました。

洋服にアレンジするとすれば。。。

例えば、袖だけのリフォームでコートみたいにアレンジできるかもしれません。

とにかく柄が大花柄なので、ゆったりとした大きな面積での利用が本来は柄が活きると思うのです。

着物のリメイクの著作権についての考え方としましては、私は、これも著作権があると思っています。

洋服と同じで、プリントである以上、このお花の構図を描いた人というのが存在するわけで、本来は自明に発生する著作権がこの柄を描いた人にまずは存在します。

ただ、着物はグレーゾーンとして、著作権があいまいであることもささやかれており、そこが、いろんな著作権の考え方を複雑にしています。

けれども、私としては、この着物を解体してバッグにして、販売していくという、この「販売」に関してはやっておりません。

着物リメイク品の商業利用は著作権侵害にあたると思っています。

ということで、現物の元のままのお着物の状態をご紹介するこのたびの投稿にとどめたいと思います。

リメイクも自身の利用であるならば良いので、自分のものを何かしら作るかしていくと思いますが、図解でこんな感じのリメイク方法があるよというようなご紹介は可能。

後に当ブログで、ご紹介してまいりますね。お写真は難しいと思いますので残念ですが。。

あとがき

現在読んでいる本がちょうど日本のファッション史のような内容で奇遇です♪。

着物というのは、明治時代以降にだんだん洋服に変わっていったのですが、それでもものすごい量の着物が古着物して現在でも存在しているようです。

着物も文化としてはまだ残っていますし、日本古来の伝統ある文化である「お茶会」などの席、「披露宴」などでは、着物が活躍しています。

私としては、やはり「和と洋の中間」のテイストのものに目を向けています。

正絹でなくても、とにかく、こういったテイストの柄は、着物ではなかなか珍しく差別化になります。

和一辺倒も着物らしいのですが、多くの方々が古着物に注目している昨今で、「テイストをしぼって集める」ことの価値を考えています。

なかなかないですが、見つかることがある時には希な機会であるということで、入手したいと思っています。

バッグの中で飲み物をこぼしている人に捧げる、ペットボトルだけを入れる特殊なサイズのバッグ【1231】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたびは、思い切った専用バッグを作ります。

それは、「ペットボトルバッグ」です。

ペットボトルも飲み物を飲み終わればゴミ箱行きとなりバッグが空ッポになります。

それでも、思い切ってある仕様を取り入れたくてというのもあり作ってみました。

キャラメルの箱風タブを取り入れた立体的なフォルムの実現

平面ミシンでここまで立体的な物がつくれるのだという一例としても是非ご覧くださいませ。

「ペットボトル専用バッグ」:高さ23cmx巾10cmx奥行き10cm。
こちらが正面です。目印に何か悪銭ンとが欲しいですね。
内側の生地のお花の形にリンクのデイジーアップリケの黒白はどうでしょう。
<表地:黒>防水・撥水コットン/100%という生地名、綿/100%、日本製。
キャラメルの箱風タブ
:いずれもピンタックを適正な位置に二度縫いステッチして、角張った様相を表しました。
<裏地:黒白花柄>モノトーン花柄系撥水防水ストレッチプリント(2層)という名前の生地、
ナイロン/100%、日本製。
ペットボトル用なのに四角いので、容量があります。
もしかして、長財布を縦に入れる普通のバッグの使い方ができるかも♪
マジックテープの設置:もとは無しの予定でしたが、少し折り曲げ部分の分量が不足。
マジックテープの固定力を拝借です(^_^;)。
ショルダータブ:このタブは、サイドの蓋に縫い付けます。
順番としては、サイドの蓋→タブを外から縫い付けということになりました。

この辺りは行き当たりばったりしでしたが、縫い付けとタブの位置が遠いことで後付けができました。

ゆったりとしたある程度のゆとりがあることで後付けの場所が確保されるわけで、そこは他の製作にも活かせるようなポイントです。

メインの蓋とサイドの蓋がぴったりくっついた設定であることのデメリット:隙間の無いきっちり感が実現。
しかし、きっちりなことで、縫製ならではの横伸びが起きて、
全体では上の方が開いた形になって出来上がりました。

しかし、それを解消しようと裾ラインに向かって斜めに型紙を作る場合は、ぴったりくっつかなくなります。

どうしたもんでしょうね(^_^;)。

この蓋同士の隙間のぴったり感も今回ならではの1つの達成なのでしょう。

この度の製作で新たに生まれた仕様-幅の狭い1.2cmに4本ステッチの美しさ

1.2cm巾の細いショルダーに4本ステッチ:今までは、このような細いショルダーには3本ステッチでしたが、今回から、差別化の強化ということで4本ステッチの導入です。
よってすべての巾のショルダー統一の4本ステッチとしていきます。

はいはい、分かります。

手間が増えるということでしょう。

しかし、どうでしょう、美しい物を作るためには、ステッチを1本くらい増やしたところで、その苦労なんて買ってでもしていきたいと思いました。

なぜ今までやっていなかったというのも、固定観念です。

細いから3本でしょう、という何か変な機械的な割合みたいな考え方でやってきました。

けれど、3本ステッチはバッグではどの製造業者様もやっていることです。

今回もステッチの数が4本になることで、ショルダーが中に接着芯しか貼っていないようなやわらかな生地なのにもかかわらず、しっかりとしたものになってくれました。

この後、続く製作を予定していますのが、大きなキルトバッグです。

そこへ支柱/取っ手を縫い付けるのですが、巾を今までやってこなかったビッグバッグにもかかわらずスタイリッシュな1.2cm巾で予定しています。

この大胆なバランスが不格好ではない素敵なビッグバッグになる可能性があります。

次へつながる良い前進が出来たという意味で、この4本ステッチ仕様の新バージョンは大変意味がありました。

あとがき

上述にもありました、ペットボトルでなくても長財布が入るかも。。という件は、実際長財布が入りました。

更にスマホも入りまして、まだその他にも入ります。

縦長であるけれど要領は結構あるみたいです。

となると、ペットボトル入れということさえ固定観念なのかもしれません。

使い方にすごく夢があふれますね(^-^)。

スマホで電話中のポーズはカバー無しが素敵、その代わりふんわりキルティングポーチをご用意致します【1229】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

1人1台のスマホライフ。

今後はどう進化していくのか興味があるところですが、まだしばらくは、このサイズのポータブルな機械を誰もがバッグの中にしのばせたスタイルで行くことでしょう。

そうした中で、スマホ専用に作られたカバーがあまりかっこよくない場合ということを体験しました。

街角で見かけた電話中のどこかの社長様だと思うのですが、せっかく本革レザーの高級なカバーなのに、電話の際のお顔の振動と共に折りたたみ式の片方がピラピラと揺れていました。

この社長様、果たしてカッコイイのでしょうか。。

私の場合、開くタイプの折りたたみ式のカバーではなく、プラスチックをはめ込む形でのカバーが最初でした。

しかし、スマホの機種の色とマッチせず変な感じのまま腑に落ちることがありませんでした。

そして、その後カバー無しでブランドのサングラスケースの巾着袋へ入れる形で持ち歩くようになります。

また、スマホカバーの折りたたみ式は時々音声が途切れるようなこともあるようです。

と、そこで、今回はぎれで作ったスマホ専用のポーチをご紹介したいと思います。

カバーが無い不安をふんわりポーチが守ってくれます。

たった2枚の型紙でスタイリッシュに出来上がるスマホポーチ

スマホポーチの型紙:左-<本体>:20cmx20cm(わ)
・・・表地x1枚、裏地x1枚、接着芯x1枚、ソフト厚芯x1枚
右-<フラップ>:10cmx12.5cm(はぎ)
・・・表地x1枚、裏地x1枚、接着芯x2枚、ソフト厚芯x2枚

とても単純な構造です。

カーブは、半径5cmの円の一部の美しさを利用します。

本体は「わ」ですので、柄物の向きには気を付けていただきたいです。

ダイヤキルトは、3cm四方。角から3cmの直角二等辺三角形からのバイヤス方向への作図をひたすらしていきます。

ソフト厚芯にボールペンでしっかり実践を引いてその上を正確にステッチすることが美しい均一なダイヤキルトの秘訣です。

ここ最近いろんなバッグにダイヤキルトを取り入れていますので、ますます手間がかかるようになりましたが、その分高級感と価値が高まっています。

一番難しい箇所はフラップの取り付け場面

フラップは、表地と裏地の間に1.5cm入れ込む形を選択しました。

フラップ取り付けの難しさ:間にフラップが入るので、
ステッチの位置が内側と外側で対象の位置になるっているかが確認しにくい点です。
背の部分は一度ずれて、やり直しての完成でした。こういった部分も二度縫いしています。

以前、ファンデーションケースでもこの点が難関と感じてきました。

幾度かこういった小さい物へのフラップの取り付けを挟み込み式で作ってまいりましたが、見にくいことで難関となります。

待ち針だけでは厳しいと、仕付け糸も使用しました。それでも結構な難関となります。

中にソフト厚芯があるのでふんわりではありながら、待ち針も刺さりにくいというところも影響しています。

これを外面に取り付ける場合をまた後日やってみたいのですが、型紙がもっと縦に必要になります。

おそらく、現在の10cmでは不足。

15cmもしくは、17.5cmあたりに延ばす必要があります。

そして、覆うように縫いかぶせるのですが、その後と口の1周のステッチに影響のない位置に縫い付けねばならないということになります。

あまりにも入口の近くでは今度、入り口を縫う時の邪魔になってしまうのです。

小さい物なのでその点が難しく、今回の挟み込みの方が結果スムーズに仕上がるということになるかもしれません。

マジックテープで気軽な開閉を実現

マジックテープがやはり気軽に使えそうです。
素朴なデザインに対して、フラップが少しアクセントの役割です。
フラップのデザインならば、マジックテープとの相性が良いのではと関連付いていきました。
スマホ入れは、ポーチとしては入り口が広い横向きが良いと考えます。
こんなサイズ感です。余計な隙間は中身が動いてしまうのです。
眼鏡ケースみたいですが、こういったスマホケースはほとんど見かけませんね。
だからこそハンドメイドの価値があるかと♪。

あとがき

たまたま、私の場合、忙しく電話をかけるということも少しあったので、こうしたポーチの必要性を感じました。

現在多くが、折りたたみ式の手帳型みたいなケースであるのは、あまり電話をするケースがないから広く浸透したデザインなのかも。

手帳のようなツールのイメージですね。

確かにググったり、サイトを見たりなどの使用が圧倒的です。

しかし、一部の人ではこうした今回製作したようなすっきりとしたシンプルなポーチ型もお求めであるかもしれません。

お店で売っていないならば、自作ということになります。

型紙だけで作れる方は、この投稿でもうトライできそうですね(^-^)。

入り口のサイドタブが素敵な角張ったボトル専用バッグをハンドメイドで試作してコンテンツにまとめたい【1227】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

少し前の記事の【1224】のウエストバッグのボツ品の中で、こんな機能を付けていました↓。

【1224】のウエストバッグでは、他の箇所が難点がありボツ品になりましたが、
この入り口の両サイドのキャラメルの箱タブが成功していました。

せっかくなので、この「成功部分を別のデザインで活かしたい」と思っていました。

そんな矢先のこと、ふと頭にあるアイデアが浮かびました。

ボトル専用のバッグです。

そんなものが受け入れられるのか、そもそも必要なのか、バッグのポケットにペットボトルを入れた方が使いやすいのでは。。等いろんな声が聞こえそうではありましたが、やってみます。

上の写真がちょうど角ばったデザインのバッグでしたので、あの形のサイズを変えるだけのイメージで行けると思います。

ボトル専用バッグのイメージ

主にペットボトルが入ることになるかと思いますので、
ペットボトルのサイズに合わせた直方体のようなイメージです。
綿/100%の撥水コーティング生地:黒。・・・お水関係はやはり撥水が安心です。
そして、接着芯を貼り、裁断完了。

と、ここまでが、前日の夕方のことです。

その後に、夜のお風呂、新聞、読書、睡眠、そして、翌日の朝のウォーキングという行動が入り、朝食後の現在このブログ投稿をしている現在9:44でございます。

ここで裁断当時は、試作であるからと表地も裏地も同生地の黒だけで用意したことを変更することを決意。

試作とは言え、裏地に柄の撥水を持ってくることをして、面白みを付けていこうと。

ということで、後で貼りますYOUTUBE動画は、当ブログ投稿の前日でありますので、まだこの黒だけで作って行く内容ですが、そこはごめんなさい<m(__)m>。

今日、更に作業をしまして、まずは柄の生地も追加した裁断をやり直していきたいと思います。

そして、それが上手く出来上がれば、せっかく裁断した黒の生地が約1点分余ることになりますので、別の柄生地と組み合わせて、更なる違う展開をしてみたもう1点を製作しようと思います。

まとめて作ってしまわず、サイズの修正があれば修正して2点目に挑むよう、1点ずつ製作していきたいと思います。

あとがき

今回作ろうとしているボトルバッグは、ボトル1本の為の専用のお部屋。

立体的なアイテムにも平面ミシンで対応できるところをお伝えできたらと思います。

角張ったデザインには、ピンタックが登場しますので、あれ1つでここまで雰囲気変わるんだというすばらしさがあると思います。

結局、これを一生懸命私が試作するのも、ゆくゆくはコンテンツにまとめて、お客様がお作りになられるものになるのです。

そう、これはハンドメイドをしていくあなた様のための事業です。

そのコンテンツご購入のシリアル番号をもって著作権フリーの特権が付くのです(^-^)。

よくあるタイプのデザインだからこそ細部の差別化が重要、製作前にシュミレーションしながらじっくりとイメージするスタイリッシュなトートバッグ【1225】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここで次のハンドメイドバッグ製作に入るタイミングとなりました。

以前から作りたいなあと思っていたイメージを実現したく、過去のストック生地をうまく消化していきたいということもあり、私らしくない色に挑みたいと思います。

それはブルー系。

お洋服でも濃紺ですら何かしら工夫して青系から遠ざかろうとしてきた私が、思いっきり青色の世界に浸ることになります。

しかし、これも良い機会です。

他の人から見るととっても素敵な色なのかもしれません。

よくあるトートバッグをスタイリッシュに素敵に作るための工夫の考案

よくあるトートバッグというのがこういったデザインです↓。

なじみあるトートバッグの典型的なデザイン。

支柱と持ち手をスタイリッシュに、大きなバッグでありながら巾1.2cmで仕上げていくつもりです。

某ハイブランド様のこういったタイプのバッグでは持ち手のレザーが重みでちぎれている様子も拝見したことがあります。

私はそれを生地で取り付けるわけです。

生地の良さは厚みがすべてが均一であること。

本革の場合はおそらく、縫い付け易さも考えて、本革と言えども薄く漉いてしまう必要があるがゆえに、結果弱い部分となることもあるようです。

これまでのブランドバッグを持った経験からも、決まって傷む場所とか外れてしまう場所というのがショルダーなどの付け根だったことが思い出されます。

いかに、作り手の都合で作られていたかの裏の面が見受けられますね。

本革で気を付けなければならないのが、丈夫さを謳われますが、実はところどころ恰好良さを重視して弱く作られているという闇があるのです。

そうなると生地は漉いたりすることはありませんので、かえって厚みがどこも均一です。

接着芯、その他の追加の芯地、ステッチなどで丈夫にすることで、本革レザーに良い勝負を挑むことができると私は考えています。

ブルー色のナイロン/100%の撥水生地に、
同じナイロン/100%の撥水の紺ベースの取っ手/支柱を付けるという案。

↑実際にこのようなブルー色の生地です。

そこへ、コントラストが適度に効いた同じくブルー系でネイビーのナイロン生地で取っ手と支柱を縫い付けるのです。

しかも、そのネイビーは原色のマルチカラー柄なのです。

楽しそうですよね(^-^)(^-^)。柄の種類は後日の投稿のお楽しみです。

そして、このブルー生地の極薄であるデメリットをカバーすることも兼ねて、ダイヤキルトをかけます。

ダイヤキルトには、ここ最近よく使用しているソフト厚芯を貼ります。

中綿キルトはぶくぶく膨らみ過ぎてたたみにくいので、あくまで使用していない時はたためるタイプにしたいのです。

名付けて、「温泉バッグ」です。

内側の裏地もブルー系のナイロン/100%の撥水生地を使いますので、使用の生地すべてが撥水です。

そうなるとお水関係に使うようなバッグには向いているので、先頭好きな方とか温泉巡りが好きな方向けみたいな感じで旅行気分のおしゃれなバッグになればと思っています。

あとがき

今回の考案の中でも予定しています、よく5cm巾の型紙を四つ折り観音開きにして1.2cmくらいの巾のベルトに仕上げていますこの取っ手/支柱はいつも3本ステッチです。

一度も4本ステッチをしたことがなく、4本だともっと広い幅の時になります。

ただ、一度この巾でありながら4本ステッチをやってみたいのです。

ステッチは意外と効果があり、ステッチするだけで取っ手が硬くハリコシが出ます。

そんな効果も完成でご披露できればと思っています。

キルトも本体にかけていくので、糸をたくさん使いますね(^_^;)。

糸と布のコラボレーションが優しい無理のない「優しい」作りのバッグになってゆけばと思います。

決して「易しい」という漢字の方ではないことにご注意を(^-^)。

最初から完璧には仕上がらない、イメージは形にできたこととキャラメルの入り口風の包み込み機能が成功のウエストバッグ【1224】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ダイヤキルトを丁寧にかけたウエストバッグがついに出来上がりました。

失敗分部と成功部分がはっきりと分かれたとりあえずの完成品ではありますが、販売というお品には至りませんでした。

大変厳しいジャッジをしていますので、どうしても1つの部分が引っ掛かるとボツになってしまうのです。

そんなウエストバッグの苦いエピソードを交えた、学び多きこの度の製作は全体としては大変良い期間となりました。

今回は、その完成を見ながら、どこが失敗、どこが成功なのかを解説したいと思います。

私は、ハンドメイドバッグの作り方やデザインを提供していく内容にシフトしていますので、まずは自身が作った試作品の改良こそが重要な段階になります。

自身で販売していくこととの違いは、「これを製作する人の気持ちになるという立場」です。

よくイメージされるバッグを作って販売するということもやらせてはいただいていますが、むしろ、こういった製作者様用のコンテンツ作りにシフトしています。

入り口フラップの長さの不足の失敗

では、まずここで失敗した箇所をご紹介したいと思います。

ウエストバッグ:<サイズ>縦17cmx横17cmxマチ10cm。

一見問題ないような。。。

いやいや、これが大変だったんです(汗)。

サイドのマチの上の方の変形から見られるように、蓋の長さが足りません。
ヒネリ錠の凸の正しい位置は、もっと上。そうすると入口周辺になってしまい、
結局はこの位置で十分良くて、原因がフラップの長さの不足にあるということになります。

これも仕方がなかったと言えますが、生地がそもそもぎりぎりで、蓋がもっと縦に長くないといけないと後から分かりました。

ヒネリ錠を上の方に付けることは、これ以上はバランスがおかしいので、ヒネリ錠の位置が悪いわけではないのです。

こうなると思っていなかったというような結末です。

もし、四角くピンタックをしないタイプならマチの分が10cmもとられないのでヒネリ錠はOK。

だとしても、サイドのマチの部分の包み込みタブが硬く、ピンタックとの相性が良いとなります。

そうしますと、入り口のマチが閉じないのです。

よって、こういった細かいパーツの組み合わせは全体のバランスも大事で、それを完全に予測した設計であることが成功です。

生地不足による入口フラップの短さが失敗を招いたのです。

キャラメルの箱風のタブの成功

次は、そんな苦い失敗とは反対に、成功した箇所です。

それは、セキュリティー性を高めるために設けたキャラメルタブ。

キャラメルタブ:これを設置により、外側から中身が分かりにくく包み込んでくれます。
取り付けは、必ず覆うように外面に取り付けるところがポイントです。

外面に取り付けるということは生地が縦に長めに必要だということですね。

入口フラップと同じ理論です。

ヒネリ錠の今後の使用についての考え

ヒネリ錠(表):ワンポイントでかっこよさはあります。
ヒネリ錠(裏):このように+ドライバーでねじ止め式です。

ねじ止め式なので、ヒネリ錠内の見えない範囲内で穴を開けることになります。

今回、穴の位置も間違っていたものですから、生地を強引に内側に寄せてしわも出ていますね。

穴は、ぜんまいや目打ちを使って差して開けるのですが、本来こういう金具パーツはレザー用です。

よって、生地には向かないとパーツメーカー様は実際におっしゃっているのです。

メーカー様や職人様のおっしゃることは確かです。

それなのにこの世の中たくさんの生地に対してこのパーツが使われている様子が見られます。

私も、その見かけのかっこよさに惹かれ使ってきたことがあったのですが、もう一切他のカシメるタイプはその強引さや途中で外れてしまう危うさで廃止を決めました。

このヒネリ錠も同時に廃止したのですが、今回苦肉の策で使ってみてしまいました。

その時の感想です↓。

ぐいぐいと穴を目打ちなどで強引に空けていくその時の生地の様子がとても可哀そうでした。

何もしなければ静かにゆったりとたたずむ生地がこんな感じでパーツ取り付けのために穴を強引に開けられるのです。

せっかくの良質な素敵な生地に対してひどいことをしていると実感しました。

かなり今回は気持ちがこたえました。

やはりヒネリ錠も廃止のパーツの1つで間違いなかったと再確認の回となったのです。

あとがき

最後の金属パーツについては、まだまだお話し足りないことがいっぱいです。

ほとんどバッグに使用するようなパーツは今までトライしてきました。

どれも完全なものではないことと、生地に穴を開けることが抵抗がありました。

生地を本革レザーと同じに安易に考えがちですが、革と生地は別物だと思います。

生地はひとえにつながっていてこその美しさであり安定であると思います。

一方本革レザーは生地に比べてはるかにその内部構造が「緻密」ですので、硬いのです。

家庭用ミシンが本革にはなかなか対応できないのはそういうことです。

穴1つ空けるにしても、ポンチというくり抜き型で金づちでポンッとたたけばくり抜ける点にその性質の違いが見られます。

こうした金属パーツも本来は本革レザー用のものであるということを生地で難航した末に知るのです。

今回、ヒネリ錠なら穴が小さいしネジ式だからカシメるよりもネジの力に頼れるから丈夫なのではないかと採用したきっかけがありました。

そして、なんと言ってもワンポイントアクセントになるような見かけのかっこよさから使用してしまいましたが、結果は変な心地悪さが残ったのです。

ここ最近新聞で拝見した、生地にこだわった良質なハンドメイドバッグが生み出されたご紹介がありました。

その素材が活きるようなきちんとした美しいステッチなどの仕立てながらも、こういった金属パーツは一切使ってありませんでした。

SDGsを意識した事業であることもありますでしょう。

この私が感じた、不安が残る「心地悪さ」は、SDGsに間違いなくつながるところがあると思っています。

とても貴重な経験でした<m(__)m>。