<コンテンツ制作③>著作権フリーコンテンツ商業利用の材料である生地の著作権は生地メーカー様にあることをお忘れなく【1086】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「切餅」というデザインのハンドメイドバッグの作り方のノウハウをじっくりと解説、型紙作りからバッグ完成までのやり方やコツがぎっしり詰まったコンテンツをデジタルのダウンロード型で販売していく計画を立てました。

こういったスタイルのコンテンツは現在はちょっと馴染みがないものかもしれません。

型紙そのものの購入だとか、YouTubeなどで作り方を学ぶことなどはご経験があるかもしれません。

ただ、YouTubeのみではじっくりとすべてをお伝えし切れないことをこれまでの1,000以上の投稿で感じているという事実。

有料ながら、その価値は大きく、「商業利用が可能な著作権フリー」にしてあるところが特に際立つ特徴になります。

こちらのご検討になるよう、事前にコンセプトや「著作権」についてのご説明が多々必要だと判断。

よく言われているのがハンドメイド界が特に「著作権」の認識に甘いと言われています。

気軽に、お洋服をリメイクできてしまう身近な存在である裁縫ですが、そのお洋服自体が元はどこかの誰かが考案したデザインで作られたお品。

手軽にその出来上がりを許可も得ずに拝借して商業利用することのイメージは、冷静に考えたら、いやはや随分と図々しいことをしているとも考えられるのです。

その図々しいだけでは済まないのが、訴えられることもあるということです。

「著作権フリー」だからこその生じる可能性のある問題を事前に予想してみて、その防止策として何をしておくべきなのかをコンテンツ制作者自ら責任を持って考えるのが「ルール作り」だと思います。

このたびは、①-⑥のシリーズでお届けする③、材料である生地のプリント柄などにも著作権が既に存在しているので、生地の「著作権」のことも調べてから商業利用可能な生地に選定して商業利用するべきであるということを解説したいと思います。

1つの商品は著作権多数の集まりであるという実態を知るすることからのスタートで冷静にそれぞれの著作権を把握する

例えば、制作ということでいうと、映画はたくさんの「著作権」の集まりではないでしょうか。

映画はチケット代によって上がる収益を映画制作会社様を始め、その活動にかかわった人及び会社へ分配されるということでしょう。

いろんな出来上がりの商品を引用することで、その細かい1点1点の商品が商業利用可能なものか、もしくは、対価を払って、ロイヤリティのような著作権料の支払いによって利用させてもらう音楽などもあるかと思います。

そうしないと音楽専門の事業の人も提供している利益を得るべきですので、よく考えれば、当然の事なのです。

この「切餅」というエコバッグは単純な材料で、生地と糸だけで作りました。

糸は、附属品に当たりますが、ほぼ「著作権」ある糸というのは無いと思います。

デザイン性のある特殊な糸となれば、それは分かりませんので、附属品であってももしかしてあるのかもしれませんし、イラスト中心のワッペンなどは附属品でも「著作権」が存在すると思います。

お億は生地のプリント柄です、やはり。

こうして撮影して見本サンプルをモデルとして作ったその生地も、もし、キャラクター生地で作ったとしたら、それこそ、この写真投稿の時点でアウトなのです。

商業としているコンテンツ販売に許可なく盛り込んでいることになってしまうからです。

どれだけ「著作権フリー」のコンテンツをご提供したところで、製作の材料それ自体が「著作権フリー」でなければ、そのできあがったお品自体は商業利用不可ということになるので十分に全体を俯瞰しながら、お気を付けいただきたいと思うのです。

一部でもそういったフリーではない部分がある商品は、「著作権」を有する部分に負けますので、いかに「著作権」というものが強い効力であるのかが分かります。

「著作権」のある生地をこのフリーコンテンツに当てはめて利用する場合は、自分使いに限定されます。

まとめますと、材料は、その材料1つ1つのの製造業者様の「著作権」に従っていただくということです。

この「著作権フリー」の範囲は材料にまでは及ばないということになります。

どうぞ、ここを勘違いしないよう、それぞれの「著作権」が複数あるのだという認識でくれぐれもお願いします。

洋服の既製品を裁断した布地の利用の仕方も当然不可、最終的には調べれば明らかになることです。

リメイク生地の引用に関しては100%不可という考え方を基本にお願いします。

あとがき

「著作権」は結構深くタイトなのです。

しかし、単純にはそれを作った製造者へ商業利用して良いかを聞いてOKをもらえばよいのです(ほとんどの割合で断られますが)。

対価をお支払いしての利用であれば、そこは話し合いの元OKになることもあるのでしょうが、現実としてはほぼ禁止だと思います。

一人一人にそのような契約をしている細かい作業を生地メーカー様もできないと思いますし。

「著作権フリー」の方が、「著作権行使」よりも何か、気持ちが嬉しくすがすがしいです。

もとは、リメイクを商業利用したいなあと思ってきましたが、「著作権」にどうしても阻まれました。

「リメイクの件はまだ先の夢としておいて、とりあえず自分が自らデザインを著作権無料にしなよ」という心の声からが始まりです。

他人様のことばかり目が行きがちですが、自分はどうなのかをあらためて見つめてみると、結構同じことを自分がやっていたりするものです。

まずは、自らが「手放す」というところがスタートとなっていったのでした(^-^)。

生地の裁断における小花柄の方向性の判断の仕方、葉っぱの向きが天地の向きを教えてくれることが多い【1085】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在、古い生地ストックの一掃としまして、「インテリア収納袋」を短い時間で製作しています。

このたびは、2019年に購入の生地が眠っておりまして、やっと製作のタイミングとなりました。

生地選びで反省するのは、生地自体の華やかさだけに依存してしまう過去の選び方です。

黒ベースの後の製作テイストの変化を思うと、この当時のオレンジはちょっと浮いていました(^_^;)。

とはいえ、美しいマルチカラーのオレンジベースのちりめんの華やかな小花柄、3年越しの使用ですのでしっかり丁寧にお作りしました。

柄の向きを2つの面で互い違いにしてしまった裁断ミスからのサイズダウン、葉っぱの向きが天地の向きを教えてくれていた小花柄

<表地:オレンジ>ちりめん金彩プリント、レーヨン/100%、日本製。

表地には、こういった柄を使いました。

洋の要素がある和柄というところが何とも素敵。

こういったちりめんの和柄は、多くが斜めに着物風な波が入っていて、あれこそが和風なのですが、多すぎてレア感がありませんでした。

1つだけ選ぶとしたら。。ということになるとこれがダントツだったのです。

生地購入は2019年11月、そこから3年ほど経過しています。

大きくたたんで生地ストック用の引き出しへふんわり収納して保管してきたこの3年。

いよいよ出番がやってきたのですが、意外に難しいのが裏地選びでした。

<裏地>ブラウン撥水サテン、ナイロン/100%、日本製。

当初パープルを選んでいますが、ブロンズの方がオレンジに上品に馴染むようです。

葉っぱのみに注目していただくと、完全に天地の向きがあることが分かりました。サイズは「ミニ」にダウン。

柄に向きがあることに気づいたのが、1つ大きいサイズの「小」という巾着袋のサイズでの裁断の後でした。

10分ほど悩み、それほど目立つものでもないと思ったりもしましたが、間違ったままの続行は取りやめ。

「ミニ」というサイズでの裁断を正しい向きでやり直したのです。

ここでそのまま進めてしまうと、その後の作業の丁寧さやじっくりと縫い込む価値がこの柄の向きのミスですべて台無しになると思ったからです。

<インテリア収納袋:ミニ>サイズ:縦17cmx横17/26cmxマチ10cm。

巾着ひもは馴染む色の同じオレンジ色の江戸打ち紐3-4mm程度、ループエンドはゴールドカラーのスズラン型が相性が良いです。

撮影用に、中には、新聞紙(しんぶんし:印刷あり)をまるめてそれを新聞紙(しんぶんがみ:印刷無し)で包んだ小さめあんこが1つ入っています。

実際にこうして物を入れると、こんもりとしてかわいい巾着袋です。

写真だとサイズ感が分かりづらいですが、小というタイプは、もうひとまわり大きいのです。

サイズの違いを小さめ同士で比べてみると、

・「小」・・・縦22cmx横19/34cmxマチ15cm

・「ミニ」・・・縦17cmx横19/26cmxマチ10cm・・・このたびはこちら

横が共通する19cmですが、マチが5cmも違うと、縦と横ともに5cm以上寸法の違いがあり、見た目も結構違うと分かるのです。

ただ、このミニサイズも、ミニとはいっても結構な容量であり、全体的にたっぷりと容量をとるというスタンスです。

幅の狭い生地は「小」が難しく「ミニ」になることがありました。

そういった状況に対応するべく、このミニサイズを設けたという経緯があります。

あとがき

裁断の向きのミスによって、変な風に生地が余ってしまったのも残念です。

ミスがもったいない結果を招いてしまいましたことは反省する部分でした。

ちりめんもシルク紬と似ていて、とろんとしながら丈夫な素材です。

かわいくコロンとまあるい優しい巾着デザインが非常に向いていたことで良い形に出来上がったことは幸いでした(^-^)。

<コンテンツ制作②>コンテンツ内に存在する複数の別々の「著作権」の存在の把握、「フリー」はデザイン含むノウハウに対してのみが最大限【1084】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

①-⑥に渡るシリーズでお伝えしますのは、「ハンドメイドバッグ製作ノウハウのデジタルコンテンツ制作」を事業活動として行うにあたり、誤解やトラブルを決して生まない最善の状態を見据えたご説明です。

コンテンツ物は、「著作権」の理解が一番大切と言っても過言ではない複雑さもあり、とは言え最も分かりやすいスタンスをとったつもりです。

重要なことなので最初にお伝えしておきたいのは、できる精一杯の「完全フリー」をするにしても、材料である生地にも生地メーカー様の著作権があり、それは順守していただく必要があり、生地メーカー様側も著作権を行使されるケースがあるという事前の理解です。

自ら生み出す部分はバッグを作る中では、「デザイン」「型紙」「ノウハウ全般」を自由に商業利用して良いというスタンスですので、とにかく自らのアウトプットに関してはすべてフリーという意味です。

ただ、コンテンツになったデジタルの状態のソフトそのものをフリーにしてしまいますと、金銭をかけてご購入して下さった方は費用を負担したのに、コピーしてそのコピー品のダウンロードで同じ内容を学んだ人はもっとお得だった、もしくは高額過ぎたなどのトラブルの元。

この部分に関しては、「コピーを禁止」する必要があるから、そうしないと秩序が乱れる懸念があるからルールに謳うのです。

このあたりは、「なんだ完全フリーではないじゃないか」と誤解をされませぬよう、事前にお伝えしておきたいことの1つです。

とはいえ、なかなか自分で考案のアイデアや手法や型紙をフリーにすることさえされることは少ないので、ここに長い目で見た考え方があるということを感じ取っていただけると大変嬉しいです。

「良きお品物を作る文化や姿勢が根付くように」と願ったものだからです。

「著作権」と「商標権」の違いを知る、その違いは「自明のもの」と「申し込み式」との大きな違いで区別している

●「著作権」・・・何かを製作した際にそれを作った人が有する権利(他人が決してコントロールできない著作者だけが持つ自然発生する権利)。

●「商標権」・・・ロゴや技術などを申し込んで取得する権利(「特許庁」様への出願が通り取得)。

以上、こんな風に独自の表現でまとめました。

ちなみに、「商標権」を現在1つ持っていまして、「picturesque」のブランドネームのロゴに使うために「Rマーク」付きで製作品に付けてこれまで販売してきました。

10年間有効ですが、更新しない決意をしておりまして、いずれ「商標権」を失くしていくつもりなのです。

そうしますと、過去の考え方のまま10年継続だったブランドネームを失うことで、この新しい「著作権フリー」の活動の意味と実際の行動がぴたりと合ってくることになります。

「著作権」の方は、とにかく物を作ったらその人に権利が生じるといういわゆる自明のものになりますので、製作者本の権利であるのです。

つまり、このコンテンツの対象物のバッグは、本来「著作権」があるモデルとなるのですが、それを「著作権フリーです」という自らの意志表示で、いろいろな人が自由に、パッと見で真似してもOKであり、商業利用できることにになるのです。

「著作権フリー」の場合に生じそうな問題の回避策、フリーが共有されているのかどうかを見守る役目とソフト自体のコピーの禁止の必要性

ただ、ここで更に深くあり得る状況を想像しますと、「著作権フリー」のこのバッグのデザインをご利用者様独自の「商標権」とするなどはルールとしては不可にする必要があります。

それは、このデザインが「共有型」であるからです。

言い換えれば、「みんなのデザイン・みんなのノウハウ」であるということを著作者本人が表明しているということになります。

「著作権フリーだから著作者は場外なのだ」というのも実は無責任だと思っていまして、何かトラブルが無いのかをしっかりと見守る必要は必ずあると思います。

その他、「ぱっと見の真似がOKなのに、コンテンツに対価を支払って購入する者が損をしてしまう」という考え方についてです。

その点につきましては勝負のしどころ、決して「損をしてしまった」と言わせない価値をコンテンツの中に入れ込みます。

パッと見の模倣やコピーに対しては、もともとクールなスタンスでおります。

そのようなベースの製作で果たして本当に人の心さえ動かすほどの品物が作れるのかというところに対して闘っているつもりです。

この活動の中では非常にポイントになる部分だとも思っておりますので、安心してご購入していただきたいと思いますし、コンテンツを購入した方が得をする、大きな学びがあるという結果を突き付けていくつもりです。

あとがき

この、「コンテンツ制作」の活動を通してもう1つお伝えしたい長い長い目で見た思いがあります。

それは、「互いに感謝し合う心」です。

何かのおかげで、おそらくアイデアが浮かんだわけで、人々が互いに共有し合いながら新しいことが生まれていくという仕組みを有難く思う気持ちです。

皆がそのような気持ちを持てば、著作権に対しても礼儀正しく順守をしながら、秩序が保たれるのではないかと思うからです。

とはいえ、私も完璧ではなく、間違っていたことに対しては、謝罪をし改めていかねばなりません。

皆同等に、我欲だけではなく、他人の心の内を読むということが得意な国民性が広がっていくような活動になればと思っているのです(^-^)。

花柄だけが美しいとは限らない、抽象柄のパープル系マルチカラーのシルク紬の神秘的な美しさを巾着袋でお伝えしたい【1083】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ただいま、過去のストック生地の一掃企画ということで、インテリア収納袋を短い時間で製作しています。

短い時間とは言え、裏地付きの巾着袋であり、しっかりと丁寧なお仕立てをした上でのスピードということになります。

多くを花柄で占めているのですが、このたびは、「抽象柄」の素敵さをお伝えできればと思います。

巾着袋には向いているしなやかながら強靭さも持ち備えた「シルク紬」です。

生地は高級であり、素敵ですので、柄違いや色違いでその他2種ほど別でも製作しています。

「シルク紬」のようなとろんとしながらも強靭さを持つ生地は巾着袋のようなふんわりしたデザインに落とし込むのが正解

インテリア収納袋(小):<サイズ>縦22cmx横19/34cmxマチ15cm。

モヤモヤした柄で、黒ベースでパープルの濃淡が非常に美しいです。

なかなかの高級品であり、たやすく巾着袋にしてしまっていることに多少ためらいもありますが、かえってよくある巾着袋との差別化になるかもしれません。

<表地:黒xパープル系マルチカラー抽象柄>シルク紬(つむぎ)プリント、絹/100%、日本製。

花柄の時は迷わず「すずらん型」のループエンドを選びましたが、抽象柄では少し変化をつけまして、コイル型のプレーンタイプにしてみました。

コイル型の彫りと「シルク紬」の節の相性が非常に良いと新たな発見も、こうして「いつものやつ」をそのまま使わず、気持ちを一新したことの良き結果です。

<裏地:シルバーグレー>ラメツインクルサテン、ポリエステル/60%、ナイロン/40%、日本製。

1つ学びがあったのでお伝えしまして、最後に他の「シルク紬」の製作品もお写真をアップしたいと思います。

こうして、本来表になる面を今一度ひっくり返して、内側にしながら柄の方へステッチするやり方をしました。

こうして、器のようにかけることが見やすくて綺麗にステッチができる向きだと分かります。

そのままの状態だと裏地側が上糸側になりますので、表面を上糸側にしたかったからひっくり返してこの体勢で縫ったのです。

この時に、縦に待ち針を均等に打ち固定してステッチをかけていく方が皺やタックが寄りにくいです。

さらに、巾着ホール周辺のコの字の下の線に重ねてスタートすると出来上がりが綺麗。

では、同じ「シルク紬」の他の製作品です↓。

柄違いの2点:2点同士は同じ花柄の色違いになります。バニティーバッグはとろんとし過ぎ型の選択ミスの過去。

あとがき

抽象柄のかっこ良さを教えてくれた生地でした。

マルチカラーだからこそ華やかになっているとも言えます。

結構早い時期に最初のバニティー型を作ってしまい、とろんとして失敗していたのでしばらくこの生地に手をつけなかったこれまで。

やっとここで、ふんわりとしたデザインが「シルク紬」にはお似合いだと確信。

生地とデザインとの相性の重要さも出来上がりの100%の素敵さには非常に重要な事なのです(^-^)。

そこにあるだけでいい、シャーリングタオル地で高級感が生まれ、更に柔らかな大地に咲くお花の景色のような優し気な巾着袋【1082】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

過去の生地のストックを一掃する企画としまして、「インテリア収納袋」を大・中・小と製作しています。

このたびは「小」というサイズですが、これでもたっぷり感があるサイズですので使い道のポテンシャルは高いものになります。

素材は「シャーリングタオル」という名のパイルカットのタオル地で、ループタイプと様相の違ったエレガントなタイプのタオル地です。

タオル地は過去にも複数製作してまいりましたが出来上がりがふんわりして優しい雰囲気に仕上がるところが特徴です。

そのようなふんわり感は巾着袋には向いた素材だと考えます。

この素材の素敵さをたっぷり活かしたような雰囲気が演出できればと思います。

スポーツシーンのアクティブなイメージのタオル地をエレガントに演出、優しい風景画のような世界観を巾着袋1つで作ってみる

インテリア収納袋(小):<サイズ>縦22cmx横19/34cmxマチ15cm。

思わずそっと触りたくなるようなソフトな雰囲気が演出できました。

<表地:ベージュ>シャーリングタオル、綿/100%、日本製。

表には、無地に華を添えるという意味で、巻き薔薇を3個縫い付け。縦に行って帰ってくる二重縫いです。

<裏地>生地名不明(ブロード)、綿/100%、原産国不明。

裏地には、表地と真逆の濃いめであるブラウンベースのマルチカラー小花柄生地をチョイス。

この優し気なお花もタオル地にマッチ。黒ベースよりも茶色ベースはかなり極端に柔らかい印象になります。

このサイズ感、縦横が20cmに近く、マチが15cmあるというたっぷり感は是非ご参考にどうぞ。

救急箱のようにも実際には大変便利に使えることも分かっています。

全体的には寸法が小さめでも、マチが15cmというたっぷりさは、最終的に「機能」になっていくのです。

あとがき

得意とする部分は、ハンドメイドバッグ製作でもレンタルジュエリーでも共通の「コーデ」です。

複数を組み合わせることが非常に楽しく得意なのです。

何とか見つかった独自の取柄ですので、今後も大切にしていきたいのです。

そして、お役にも立てるようにどんどんそのアイデアなるものをご紹介し、組み合わせて出来上がる新たな美しさのようなものを今後も発見していきたいと思っております(^-^)。

<コンテンツ制作①>これまで培ったハンドメイドバッグの製作ノウハウを秘蔵せずに惜しみなくアウトプットする活動をしたい【1081】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2022年の目標であった、ハンドメイドバッグの作り方ノウハウが詰まったデジタルコンテンツ制作品が1点完成致しました。。と最初の投稿の2022.09.10の当ブログ記事で綴りましたが、そのおよそ2年後の2024.09.20現在ではまだ制作中に戻っています。

実は、当ブログ記事は最初の2022.09.10の投稿のものを2024.09.20にブログ記事の「手直し」の順番で綴り直しているのです。

良いタイミングでこの記事の順番が来たというものです。

早くに一歩を踏み出していたのですが、粗だらけのコンテンツの質と、今だに2024年にもなってまだ見直す箇所が出てくるのです。

いかに2022年の時点では徹底していない状態であったのかを反省する2024年現在ですが、その不徹底さに気付けて良かったと思っています。

この2年では随分ノウハウもさらに増え、もうほぼ完成型にしても良いのではないかとやっと心から思えるようになっていきています。

ということで、今後①-⑥のシリーズ化したブログ内容で、<コンテンツ制作>という副題を設け、ハンドメイドバッグ製作ノウハウのデジタルコンテンツ作りについて、コンセプトや思いを存分にアウトプットしてまいりたいと思います。

このたびの①は最初であり、主に、「なぜコンテンツ制作をしたいのか」についての理由や背景にスポットを当てて綴ってまいりたいと思います。

なぜコンテンツ制作をしたいと思ったのかは、本当の役割を見つけたから、ノウハウをおしみなくアウトプットしていきたいという決意が生まれた

いくつかのデザインごとに1本ずつノウハウにまとめたいのですが、まず最初は一重仕立てのエコバッグ型から。

現在では15年程になりますがハンドメイドバッグ製作を2007年くらいからずっと続けてまいりました。

ただ、事業主以前というのは、会社勤務をしていたので、ハンドメイドバッグ製作も多くを作ったわけではありません。

一方、事業主以降のハンドメイドバッグ製作というのは、それ以前に比べてかなりお品の質を高めていくことができました。

何といっても「本気度」が違うのであり、年数を重ねていく中での技術度の高まりも事業主以降の方がはっきりとそして迅速化している感覚です。

ただ、広まるという点では、その期間を要しても、手ごたえが一向に得られませんでした。

そして皮肉にも、技術を高め良いお品に改良するということとイコールで製作時間が余計にかかるものになっていきました。

よって、一人では何も成し遂げられない限界を感じ、それでもこの活動を続けていくにはどうしたらよいかを真剣に考え、出した答えなのです。

それは、良質なお品を作るその技術や手法を今度は他の人にお伝えしていこうという方向へシフトする決意です。

あとがき

この「広まる」ということが実現するならば、お宝のようにデザインなどを匿っていることなど何の価値もないと考えるようになりました。

かつては、今だに忍者がいて侍が町を歩く日本のイメージであった外国人様達が、今では日本の奥にある良い考え方や姿勢にまで注目してくださるようになった時代です。

外国人様が見る日本人の国民性の1つに、「良質なお品を作る器用さと精神」があり、世界に誇れる民族であると評価されるようなそんなことになれば大変素晴らしいと思っております(^-^)。

こんなに素敵なフラワープリントが「商業利用可能」、生地メーカー様の寛大な姿勢に感謝し、思い切ってめいっぱい柄が広がる巾着袋を作った【1080】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2022年の大きな目標としまして、ストック生地を一掃するということを、製作による消化のみならずこの下半期では「生地売り」も行いました。

そこから得られることも多く、新しいことをやってみて本当に良かったと思ったものです。

このたびは、元々計画していましたバッグ製作をして消化する回です。

可愛らしい黒ベースのマルチフラワーの生地を使った「インテリア収納袋」の製作です。

商業利用がOKの生地が多い「コスモテキスタイル」様の生地は使いやすい、著作権を行使し過ぎないその方針に感謝と共感

これまで「かわいいな♪」と思う第一印象と共に利用させていただいた中で、「コスモテキスタイル」様のプリント柄の可愛さは大変印象的でした。

以前に、メールでお問合せをし、その該当生地の商業利用がOKかどうかをお聞きした時に、「一部のキャラクター性のある動物や人物など以外はほぼOK」のようでした。

その時のお返事メールが保管してあり、「コスモテキスタイル」様の生地の使用の際に見直しています。

<表地>綿60ローン生地(リトルガーデン)、綿/100%、日本製。
<裏地>エステルサテン、ポリエステル/100%、日本製。
表地のマルチカラーの中の際立つ紅色に合わせたワイン色の裏地をチョイス。

結局は、「著作権の行使をし過ぎない」という姿勢は、長い目で見た生地の広がりと知名度、そして「信用」を得るのではないかと思うのです。

<インテリア収納袋:中>縦36cmx横28/46cmxマチ20cm。

接着芯は全面に表地も裏地もしっかり貼っていますが、やはり「袋」というアイテムの領域だと思います、非常に柔らかい出来上がりです。

バランスの良さは、丸いかわいらしさがあるフラワーが原色に近いカラーで際立つその背景が黒だということ。

いかにもセンスの良さを感じるカラーコーデです。

巾着袋はふっくらして丸みがありますので、フラワーの丸みあるデザインとの相性が大変良かったと思います。

その他の案は黒無地の表地に対して裏地に使うことですが、「まずはこれを表地に使わない手はない」と思い切って見せる形になりました。

あとがき

当ブログ記事は最初の投稿の2022.09.09からおよそ2年後の2024.09.19にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルそのものから考え直しをしてここまで綴り直してまいりました。

現在の2024年では、その後の考え方や方針の変化で、表地にこの花柄を使うよりも、裏地にダイヤキルトをかけて使っていくでしょう。

このように2年の間に製作の方向も随分変わってきました。

この時は、短い時間で生地在庫を消化する企画でしたので巾着袋でしたが、2024年現在では、時間をかけてでも良質な品物をより追求するようになりました。

とはいえ、デザインは複雑過ぎない巾着袋の延長のナップサック型。

この巾着袋の一連の製作の中からナップサック型へと進んでいきましたので、この時の2022年の巾着袋連続製作は、意味ある軌跡であったと2024年から振り返って思うのです(^-^)。

ラメ生地を衣装生地の分野で括らずにバッグに利用してみた、他分野の生地にも目を向けてみることで生まれた個性や主張【1079】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

生地屋様の衣装のコーナーが明るくて楽しいと足を運ぶようになった時期がありました。

凹凸感があるという意味では、舞台向けのお衣装はその立体感をもって表現することも多く、でこぼこした面白い生地が見つかることがありました。

遡ること2020年頭に購入しこれまで保管してきたラメストライプ素材で巾着袋の中サイズをこのたび製作。

赤味のマルチカラーを軽すぎないようにと裏地に重めのブロンズカラーを組み合わせたところも是非ご覧いただければと思います。

赤味のマルチカラーの表地にバランスよく重厚感も感じるブロンズが裏地、完成品を眺めながらインテリアに佇む様子をイメージした

<インテリア収納袋:中>サイズは、縦38cmx横28/46cmxマチ20cm。

撮影時に中身には、あんこを入れています。

中くらいのサイズのお品ですが、結構見方によっては大きめとも言えます。

表地:ラメシャー、ナイロン/65%、ポリエステル/35%、日本製。「大塚屋」様で購入。

製作時にこのガサガサ素材がアイロンで折り曲げやすく線も付けやすいのです。

つまりラメ生地が使われている生地は意外に作業がしやすいということになります。

面白い発見でした。

裏地:ブラウン撥水サテン、ナイロン/100%、日本製。内部に撥水生地は素晴らしい機能のバッグになります。

厚みもあり、こちらも大変縫いやすい生地。

ゴールド色の生地は意外とありますが、丈夫で落ち着いた雰囲気のこのたびの撥水生地は非常に感じが良かったです。

大阪の生地屋様「カワイ繊維」様の人気素材のようでした、こちらは2021年頭の購入でした。

撥水生地に特化したお品揃えのきっかけで知ることになり、良いお品揃えの生地屋様です。

厚みに関しては、ストライプマルチカラーの生地の方が断然薄手なのですが、こちらを表に持ってきたところがインテリア向けであるからでした。

表地が明るめなので、茶色寄りの落ち着いたブロンズ生地がバランスをとってくれました。

せっかくのお衣装生地で作ったので、お衣装を入れるための袋でも良いかと思いました。

その他、お着替え入れ・温泉袋などにもご利用できそうだということになります。

あとがき

内部がツルツルした生地であることをうまく利用、出し入れの多いシーンにもストレスなく活躍してくれそうなイメージが浮かびます。

小さい巾着袋よりも大きい容量の方が使い道の可能性が広がるのは当然、1点だけ機能をしっかり果たしてくれる優れたものを作る目標での製作には「真心」なるものが入り込むのではないかと。

イメージを巡らせながら、「果たしてその通りに使ってもらえるのか、はたまた、新しいアイデアのフィードバックがいただけるのか」などと、ユーザー様のことを考えながら製作するのです。

少なくとも製造する時点で製造者本人が可能性を想像できるほどの企画をしなければなりません(^-^)。

「観念」や「連想」で心で感じ取ったフローラルな透かしジュエリー、3点共通に揃うことでいよいよ「フラワー」なのだと説得力が増す【1078】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

当、「本物志向のレンタルジュエリー」の特徴の中の1つ「あらかじめ組み合わされて3点セットになっている」ということがあります。

この組み合わせを決めていくのがお仕事の「軸」のような部分になります。

非常に困難で非常にワクワクしながらちょっと変な言い方ですが「楽しく悩む」というような時間を味わっています。

時々は、何年越しでやっと答えが見つかることも今思えばありました。

その中で、特に難しいのが「透かし」です。

なぜなら、まるで柄のようであり、お洋服で言うところの柄物コーデのようなのです。

このたびは、透かし柄が混在する3点の組み合わせをどう決めていったのか、有難いミラクルと共にご紹介したいと思います。

見た瞬間の心の中で感じた感覚を素直にそのまま表した、花柄というほどのはっきりしたものではないのに3点が集まったことで「フローラル」に仕上がった

3点セットの中の3つのアイテムというのは、ネックレス・ブレス・リングです。

せっかくの3点の集まりですから、何らかの関連付きによって集めた意味ある3点であるべきです。

お客様にとってのメリットや価値はこの3点セットをそのままお洋服に当てはめれば良いという超高速で悩みの少ないコーデができること。

・デザインの相性:モチーフの形などが同じで関連付いたアイテム同士。

・色の相性:使われているストーンや金属のカラーが同じ。

・素材の相性:地金が同じK18YGで統一したり、バイカラー同士の地金で3点をそろえる

こんな感じで相性ある関連付きで集まったセットということになっていくのです。

このたびの透かしの場合は、最初に手にしたのが、ブレスレットでした。

ブレスレット:K18YG。プレート板を曲げて細工してこういった四つ花みたいな柄が配されたた作り。

その後ネックレスがブレスレットと類似の作りであったことで、この2点こそが望ましい組み合わせになるのだと決まっていきました。

こんな風に揃うことは「ミラクル」としか言いようがないほどの出来事でした↓。

ネックレス:K18YG。ロングの70cm丈。ブレスと似ているようで違うのですが、この構造そのものが同類。

とにかくこのブレスの存在感と何か可能性のようなものを感じ、最初は透かしのセットの一部としてなんとなく合わせていたアイテムだった過去があります↓。

2021年案:ブレスも2連付けの片方として入っていましたし、ネックレスもこの時に一緒になっていました。

そして、リングに随分悩み、透かしのリングを選んだものの柄同士がぶつかって違和感を感じたり、特徴が上手く現れないあまりの平凡さに1年くらい悩みます↓。

2022年上半期案:リングを高級感あるダイヤモンド使いとPT900が混じったものにしてみました。結果は超平凡⤵。

2022年で見つけた1つの答えが、リングは透かしではなく、パンチのあるカラーストーンでアクセントを付けること。

この方向がなかなか良かったと後から振り返るとそう思います。

「薔薇」のレトロなイメージも相まって、全体がいかにもアンティーク風という言い回しにぴったりの雰囲気になりました↓。

2022年下半期案:抽象的な透かし柄をリングの薔薇が「お花なのだ」と決定付けてくれたのでした。

当ブログ記事は、最初の投稿の2022.09.07からおよそ2年後の2024.09.19にブログ記事の「手直し」の順番でタイトルからすべての文章を見直し綴り直しをしています。

現在の2024年では、この時に決めた薔薇リングの少しのボリュームの足りなさで廃止。

そして、2024年ではこんな感じに行き着いたのでした↓。

以前の薔薇との違いはリングの琥珀の台も透かしであること。すべてのアイテムに透かしが共通になりました。

琥珀のスクエアも十分なボリューム、ボリュームがあることこそ、当「本物志向のレンタルジュエリー」のもう1つの特徴でもあったのです。

以前の薔薇リングよりもこちらの方が大きく頷き納得しています。

あとがき

「お花」というイメージはどこまで広がるのだろうかということが、ジュエリーモチーフのフローラルなデザインの豊富さに表れます。

抽象的な2つの「フローラル」なイメージをリングが説得力をもって「フラワーである」とまとめてくれたかのようなこのセットの名前を後に、「透かしフローラル」と名付けました(^-^)。

ネックラインを素敵に飾る3種類のプラチナ製(PT850)ネックレス、「Y字」「段差2連」「パイプ」がアクセントの役割りを果たしてくれる時【1077】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

その昔、プラチナと金の価格は逆転していました。

その後、金が逆転、2024年現在では2倍になっているのです。

当ブログ記事は当初の2022.09.05の投稿からおよそ2年後の2024.09.18にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから考え直し、ほぼすべての文章を綴り直すことをしています。

過去の拙い表現を見直したり、新しい情報を追加したりしながら過去のその時点でのアウトプット内容も大切にしながら記事内容を高めているのです。

こうして「手直し」に至るまでのわずか2年間でさえ地金の状況が随分変わっていますので、刻々とと世の中が変化している様子が過去のブログ記事が教えてくれました。

2024年現在では金の半分の価値のプラチナですが、プラチナ自体は素晴らしい存在感があり、それは地金の変動相場を超える別の価値だと思っております。

変わらない「おしゃれ度」重視のスタンスの、当「本物志向のレンタルジュエリー」でも注目しているのがプラチナ製の地金チェーンの素敵さです。

このたび、非常に美しくそれぞれの個性を持ったプラチナネックレスを3点ご紹介したいと思います。

これをきっかけにプラチナネックレスに手を伸ばしてみたくなったりなどの何かしらムーブメントが起これば、大変光栄でございます。

ああ、何と美しいジュエリーなのだろう、地金だけでここまでの瀟洒なデザインが表現された素晴らしさが感じられるプラチナネックレスx3選

上から時計回りに、Y字・2連・パイプデザインです。どれも違った雰囲気、3つが集まることこそが特別です。
Y字:PT850製。適度なボリューム感のあるチェーンをデザインしてY字に作られた個性あるネックレス。

「カッコイイ」と思わず言葉が漏れそうなスタイリッシュな逸品。

2連:PT850製。切子パーツだけの場合はもっとシンプル、エキゾチックさは、透かしパーツのおかげなのです。

切子は結構ずっしりと重みがあります。

その理由は「切子」内部も地金で埋まっていて、もとは1つの直方体というか内部が空洞ではないから「地金たっぷりである」と言えるのです。

多くのネックレスパーツの内部はコストダウンや重さの解消のためか、軽くなっているので、「切子」はそういった大部分が占める中では特別な存在です。

パイプ:PT850製。ボールチェーンを編み込み、パイプ状に。なかなか手の込んだお品で製造者様に感謝です。

ボールチェーンは、遠目で見るときらめいて、非常にエレガント。

作り自体は勇ましいような構造ですが、出来上がったらエレガントになっているなんて、ギャップがあり面白いです♪。

しかし、全体では、透かしパーツや切子の彫りによって、重すぎることも解消されたりデザイン性もアップされてよくきらめき、素敵な物になっています。

切子の彫りは輝きの効果があると思います。

こうして、複数が集結して世界観を作ってくれています。

ジュエリーを1点ずつで考えずに、組み合わせて複数同時付けのイメージで並べてみますと、可能性がもっと広がります。

あとがき

プラチナは本当に魅力的。

地金価格でしか評価されていないようにすら感じる現在ですが、本当はおしゃれ度の高さも評価されたいものです。

時代の変化と共に、いつかプラチナがもっと愛でられる時がやってくるかもしれません。

長い間ジュエリーに対してはゴールド一辺倒だったところから、自らの「本物志向のレンタルジュエリー」の活動でシルバーカラーの良さを本気で重視するようになったのです(^-^)。