適切な炎のパワー維持のために。。ガスコンロの小さな穴すべてからちゃんと炎が出るために「デニム用太糸」で詰まりを解消した【1356】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

いつもキッチンでお世話になっているガスコンロ。

ありがたく、現在の賃貸の住まいはコンロ充実の3個付き。

どれもそれぞれの役割があり、強い炎・一般的な炎・小さな炎とその目的によってコンロが選べるなかなかの充実品。

せっかく分かれているのだからそれぞれの炎が正しくその威力を発揮してくれる炎の出方が望ましいです。

ところが、先日こんなことがありました。

小さな合計12個のコンロの穴が何らかの原因で塞がれ、2-3箇所炎が出ていない箇所があることに気付きました。

とても心配になりました(*_*)。

本来の炎のパワーが弱まることも良くない事態です。

そこで、実際の原因とやってみて効果があった対策をこの度ご紹介したいと思います。

つまり、穴が塞がって炎が出ない原因と、炎が出るように穴を開通してあげる方法となります。

ガスコンロの小さな穴が塞がってしまう原因は穴の中の油やごみの詰まり、デニム用太糸を使って穴内をこそぎ落とし立派に開通した【1356】

コンロ(大):それぞれ炎の出方が違う3種の内一番火のパワーが強いのがこれ。真ん中の細かい穴にご注目。

今は、お手入れ済なのですべての細かい穴からも火が出ています。

先日は、真ん中の3つの穴x4箇所の内、3つ程炎が出ていない穴を発見。

「これはまずい」そう思い、熱が冷めた状態で外してその原因を探りました。

その時に過去のある体験を思い出しました。

以前の住まいのガスの点検の方に「炎の出が最近悪くなかなか料理が進まない」という悩みを相談しました。

その時に、「原因は炎の出る穴が油や水の膜により塞がれていることなのだ」と教えてもらいました。

つまり穴が詰まっている状態にあり、炎が遮られているということなのでした。

当時の住まいのコンロの穴は上の写真と違いもっと分かりにくかったので、原因に気づきませんでした。

その後ガスの業者様がやってくれたことは、針金を穴に通してゴシゴシしてくれました。

するとものの見事に炎が通るようになりました。

以前の住まいは「1つコンロ」だったので、それが不調になるとお料理が致命的だったのでとても不安でしたが、なるほどそういう仕組みだったのです。

その体験を思い出し、自分なりに針金に変わるものを探しました。

使っていない6番のジーンズ用ステッチ糸です。タコ糸級の太さと丈夫さですので、針金の代替品になるかと。
そうして、炎が出ていなかった箇所の穴を糸でゴシゴシししてお掃除しました。

そもそもこのコンロに関しては油料理はしていませんでしたが、思い起こせば隣のコンロの揚げ物の時に置く場所がなくて、このコンロの上に置いて作業していたかも。。

そうすると油や水がこの小さな穴に入り膜を作って穴を塞いでいったと思われます。

いかに日常のお手入れが大切なのかということや、炎の出方のチェックの際にすべての細かい穴からもちゃんと出ているかを見る必要があるのです。

ましてや、ガスコンロの上では基本作業はするべきではないと言えます。

あとがき

カテゴリーを<コーデ>に入れていることご了承下さいませ<m(__)m>。

掃除・インテリアの分野をカテゴリーに作っておりませんでしてすべて<コーデ>に入れています。

<インテリア>という分野を作っても良かったのですが、インテリアコーディネートのご提案であるわけで、結局はコーデの一環となるので、やはり<コーデ>なのです。

ちょっとした日常の工夫や気づき、こうして今後もお伝えしていきたいと思います。

とにかく目の前の当たり前に毎日感謝することも大切です。

ガスの炎の状態1つでも無事であることが平和の1つの形、そんな風に思うのです(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク

古物を現在も使い続けていられる素晴らしさ、素敵な昭和のボールペンのインクが廃版になりただの置物となっている姿が教えてくれた【1355】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

実家でよく昭和時代の文具を発見します。

使っていた記憶はないのですが、もう今は目にすることも無いような昭和らしいレトロ感あふれた素敵な文具。

楽器の絵が素敵です。上部の金属質感が何とも感じが良く、パイプの内部のような音が爽やかなのです。

素材が不明ですが、「アルミ」でしょうか。。

ブランド名もあり、メロディーの所に「CANE'S」とあります。今調べてもネット検索では見つかりません。

このたび、これを使えるものにできないかとあれこれトライしてみた結果を記録に綴りたいと思います。

実はYouTube動画撮影後にボールペンの先に固まってしまったゴム状のインクをお湯や強力洗剤や針でつつきながらインクが通るようにとあきらめずにトライしました。

ただ再びインクが出る見込みとしては可能性は低く、使える古物にはならないかもしれません。

では、どんな理由が復活を妨げているのかをお話していきます。

交換タイプの芯の先が今は廃版の昭和時代ならではの特殊な極細であったことで復活の道が閉じられた、「使える古物」がいかに素晴らしいのかを実感

こういった交換タイプの芯ですが、実は通常はもっと太いものが現在の規格のようです。
当然芯に合わせて本体も直径が2mmほどの華奢な穴になっています。
現在の規格との比較:右は現在の規格。昭和時代にあった華奢なタイプの規格は現在その姿がありません。

そうすると左側の昭和時代のタイプはレア。

実は、このたび使えるものにしようと頑張ってできるだけ細いタイプを選んだのですが、その細さはあくまで筒状の本体であり、先端に関してはすべて太いのです。

そこで、せっかく購入した新しい液入りの芯をペンチで先端だけ昭和時代と交換してはめ込んだのがこの左の物。

そして、上の余分はボールペンのサイズに合わせてカット。

その後の長さの調整は、つまようじを筒へ上から入れ込むことで調整可能です。

カットし過ぎたところへつまようじをカットしながら補長。

それでも書けませんでした。

そこで、その理由として、筒の中でゴムみたいに固まっていた昭和時代の芯の中の液がきっと先端の筒の中にも入っているのであろうと仮説を立てました。

そして、強力洗剤を使いながら先端を洗い、針を使いながら固まっていた液を溶かしかきだしました。

強力洗剤+60度くらいのお湯へつけ込み固まったインクを落とそうとやってみました(^_^;)。
さらに針でインクをかき出します。もっと細い針も使いながら。。
最終段階。ペンチを使いなんとか先端を窮屈な筒へはめこみました。
そうして見事設置は完了です。あとは書けるかどうかを祈るばかり。。さて、結果はどうなるのか!?。
わずかにインクが付いた様子も一瞬見られましたが、最終的には二度と書けませんでした。終了です。
手をインクで汚しながら、やるだけのことは最大限やったつもりです。

日にちを数日置いて、もう一度書いてみて書けなかったので完全に諦めました。

たとえ書けたとしてもその喜びは限りあるものであり、インクの交換時にまた苦労して先端だけを芯にはめ込むなどの事をせねばなりません。

ペンチで先端をつまむことで先端にへこみもできています。

残念ですが、このお品は限りあるお品であり、永久のものではなかったということになります。

あとがき

ここまで、「改造」というようなことを自分でしたことがありませんでしたので良い経験となりました。

もっといろんな「ワザ」を持っていると成功したのかもしれませんが、自分としては方法を尽くしたと思っています。

そもそも製造の時点で長い目で見て作られたのかを考えてみました。

ちゃんと長い目でみて作られていたのだと思います。

芯が交換式であることからも明らかです。

ただ、ボールペンの先端の規格が変更になったことをこの製造時には予想していなかったのかもしれません。

だからこそレアであり、上手く使っていければよかったのですが、難しいものです。

そう考えると、永久的でない材料の「インク」があるアイテムは年代物でありながらこの先も使っていけるものにするのは難易度が高いということ。

いかに、現在でも使うことが出来ているペンシル類が素晴らしいのかということを思いました。

コレクター様には、このような経験があるのかもしれません、古いお品物には夢中にさせる何か魅力があるようでした。

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書き手:ピクチャレスク

「〇〇入れ」として販売してもどうにでも使い方を変えられる巾着袋、専用ケースから別の入れ方になってもなお手放したくない気持ちになるポイント探し【1354】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

洋服の「流行:モード」というものは、その根っこに、人間の「飽き」「心境の変化」があり成り立つモデルであると言えます。

かつてのアパレル全盛期では、その流行が何なのかをキャッチする媒体として雑誌やテレビがありました。

それがここ現在において大きく時代が変化。

多くの人にカリスマ的に1つのデザインが流行であることの浸透に無理が出てきたのではないでしょうか。

一人一人がそれぞれの個性あふれる唯一の人間であり、おのおのが隣の人と全く同じ趣味嗜好ではないということこそ素晴らしいのだという考え方。

このたびは、臨時で通帳ストック(私のものではありませんが)として持ち歩く必要があり、厚みある生地のはぎれをストックの中から選び一重仕立てで巾着袋を製作。

完成品を見ながら、別の使い方をイメージしたり、今の使い方ではずっと行かないことこそ長持ちの秘訣なのかもしれないという面白いパラドックスを説いていきたいと思います。

通帳入れ以外にもいずれ使うことがあることを見込んだ巾着袋、気持ちの変化に伴った使い方の変更がかえってその後の持続に繋がることもある

使用生地(黒):ジャバクロス粗目、綿/100%、日本製。しっかりした生地で、織り目がはっきりと見える構造。
あらかじめ2枚の長方形のすべての辺を1cmずつの三つ折りをしておきます。

何分一重仕立て用にと丈夫な生地を選択したことで、三つ折り同士の重なりが針が通らないリスクを抱えてしまいました。

マチを作るとその周辺がごちゃごちゃとかさばってしまうので、マチ無しです。

巾着ひもホールは一度だけ折ればもう縫い代始末がされているのでスムーズです。
三つ折りしてある端を両割れするので、幅をとり2cmで行いました。厚みある生地は細かい折り目は禁物です。
江戸打ち紐が結構太い線径ですので結ぶとループエンドの中に隠れません。そこで伸び止めテープを利用。

伸び止めテープをアイロンで固定しながら、巻いていきます。

巻き過ぎも禁物。

その次にペタンコに幅広になった状態を二つに折り、真ん中辺りに返し縫いの二重ステッチをミシンでかけました。

そうしますと、もとのひもの厚みよりも少しだけ増し、ループエンドの穴の中に入りながらも飛び出し過ぎることが防げます。

ある程度ひもがループエンド内に隠れたら、根本を一度結び固定。

この状態で巾着紐を全開した時に左右に3cm程のゆとりがあることがミニマムながらゆったりとした望ましいひもの長さのサイズ感だと思います。

通帳巾着:<サイズ>縦18cmx横28cmxマチ無し。底辺が歪んでいるところが何とも。。いやはや汗。

「8」が縦も横もつくので覚えやすいサイズ感です。

どちらかというとゆったりと通帳を複数収納できるサイズ感。

ちょうどのケース的なデザインも良いのですが、専用と決めてしまわないところに、その後の別の使い方の可能性を残します。

なぜ、このような事を考えたのかは、中身がいずれ不要になるからであり、一時的なケースとして利用したいからに過ぎないのです。

巾着をしぼった風景:「しじみちゃん」とでも名付けたいような貝のようなかわいさが生まれました♪。

四角いクラッチ型にしがちな通帳用のポーチですが、この度巾着でゆとりの余った部分が両端下に生まれています。

これは、上述のように、後の使い方が通帳ポーチにとどまらず他の使い方を見越したことが理由。

あくまで今だけの使い方をしているわけで、すでにこのブログ投稿の現在ではもう別のコンセントコード用ベルトのストックやコンセントタップの小さいタイプを入れる入れ物に変わっています。

こうした使い方の変化は、「事情の変化」に伴うものでした。

では、冒頭のようなかつての流行やモードのように飽きたり、気持ちが変化したらどんどん捨てていくのでしょうか。

できれば、末永く使っていきたいものです。

そうしますと、使い方を変えることで今後も使い道があったという事実、そして、それほどまでにして使い続けたいと思った生地の素敵さがあったと思うのです。

このことを、製造側の立場になって見るならば、本来は、おのずと「良質」なものを作ろうとするはずなのです。

あとがき

次々に手持ちのものを変えて、常に新鮮さを見せていく持ち方もこれまでは確かにありました。

しかし、今後ご提案したいのは、「古くなったものでも変わらず魅力的に持てる良さ」です。

何十年も同じ物を持っていることが粋(いき)であり、カッコイイ文化があっても良いではないですか。

「これは30年持ち続けているものだよ」と人に語るエピソード付きの優れたお品となることもあるでしょう。

きちんとお手入れされ、傷みを補修しながら長く使っていくその「スタイル」は、これまでの「そのビジネスモデル維持のために誰かを犠牲にしながら製造された製造者都合のお品を持つこと」と対極にあるもの。

1つの物を大切に持っていくための工夫は、こうしてわずかながらも製造ができる者が、出来上がった後の続きのストーリーとしてご提案できることだと思っております(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク

外国人様への説明だけにとどまらない、素晴らしい未来を作るために、日本人本人がまず自国の文化を客観的目線で眺めると良い【1353】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「日本文化の通になる スペイン語を話す人々のための日本事典Ⅰ :遠西啓太 著」を拝読。

この本の構造そのものがユニーク。

スペイン語圏、もしくはスペイン語を話す人々向けに書かれたものなのです。

ページの左面はスペイン語、右面は同じ内容を日本語で漢字に読み仮名がふられています。

よく浮かぶ本の構造のイメージは、日本語で書かれた本を「翻訳」という形でスペイン語に直されているというものですが、それとは真逆。

その点が斬新であり、スペイン語を話す人々だけにとどまらず、私達日本人が改めて自国の文化を知る必要があると思うことから手に取ってみたのです。

当たり前の日常に目を背けがち、当然のしきたりやならわしこそが外国人を魅了する日本独自の文化だと今更ながらに気付く

詳しくは本をご一読いただきたいのですが、私達日本人は、右面の日本語をひたすら読んでいくという読み方ができます。

およそ本の半分くらいの短いボリュームの文章量ということに結果なるのですが、その文章は大変魅力的。

これほどの切れ味の良い表現に読みながら感動し、第三者に自国の文化を説明する優れた表現方法です。

使われるワードや表現に関しては、この本の著者様の技術やアイデアの集結。

大切な自国の文化を魅力的に外国人に伝えることの重要性への強い意思表示を感じます。

世界情勢が非常にめまぐるしく変化し、自国の誇りも大切になってくるのでないかと思います。

意見をはっきり持つことで、強さを示すということはどんな場面においても大切なことだと思います。

そもそもこの日本に生まれついた私達がまずは、日本の文化を知り、その良さを強みに今後良い方向へと向かえることを望みます。

そんな中で一人一人できることを自然に継続していくことが生まれた国を誇りにもつことに繋がるのではと。

例えば、我が事業の事で恐縮ですが、「ハンドメイド文化」ということで考えてみます。

他国でも、アメリカのパッチワークやイギリスのスーツのクラシックな仕立てや良質な素材などそれぞれ持ち備えておられると思います。

ただ、それぞれの特徴は違ったものであるのは当然で、日本の場合だと「作りの丁寧さ・きめ細やかさ」などに特徴があるようなのです。

細部を細かく見ていくと、どの箇所も丁寧に作られているのが日本製の特徴だと感じます。

一見見た感じの類似品も多く、海外生産の「粗さ」が見られるお品物にはがっかりすることも。。

そうしたこととは対極にある手間をそもそもかけることに苦労をいとわない「精神」なども目で見て映るものではないけれど「感じられるもの」としてあると思います。

そうしますと、商品としてこれだと提示すること以上に、「無固形」「目に映らない精神などの分野」も同時に伝えられるという可能性が眠っているのです。

あとがき

読んでいる新聞にも、週に一度くらい日本の文化を英語で表現したコーナーがあります。

そもそもその由来はどこだったのかなどを深堀りしていくと日本人でありながら初めて知ることもあります。

自国の事こそ分かり切っていると勘違いし、鈍くなっているのかもしれません。

今後はそこを掘り起こして発展へ向かい大きく飛躍していくべき時が来るような気がします。

「文化」という分野は、毎日の新聞にもそのコーナーがありますので、自然に当たり前のルーティーンとして読むタスクを導入することをお勧めしたいと思います(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク

低反発クッションの下に敷いたシートカバーの意味、「コクヨ」製レアカラーのブラウン座面のオフィスチェアを一生物にしたいからです【1352】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

会社勤務の事務員時代、一人一台のデスクとチェアをセットで割当てられました。

これまで昭和時代からずっと基本的な企業風習のようなものです。

長年会社でお世話になったあの「KOKUYO:コクヨ」製のチェアの良さが忘れられず、わざわざピンポイントで探したのがこちら↓。

「コクヨ:KOKUYO」社製のオフィス用チェア。ガスで上下に高さ調整ができローラー付き。座面の茶色がレア。

このタイプ、おそらく初期型のデザインだと思いますので、「コクヨ:KOKUYO」社製では、多くの人が懐かしいと感じるかもしれません。

勤務先では、ブルーカラーでしたので、ブラウンというカラーがインテリアを意識した選択です。

2018年にストレートネックを患い、全体の姿勢を見直すようにと探したのが、この椅子。

ふんわりとした何とも言えない感触や沈み過ぎない程好いクッション性が抜群のモデル。

体をまっすぐにキープしてくれるようなそもそもの作りなのです。

しかし、このモデルももはや古い時代のもの、日本製です。

経理事務のお仕事で同じ会社で14年強勤務させていただいたので、退職時は座面が擦れていました。

軽く自分なりに糸でお直しをして会社を後にしましたが、こういった布張りというのは、そのまま使用すると硬いジーンズなどでは特に擦れが起きていきます。

経年で少しずつなので気付きませんが、長持ちさせていきたい場合、購入段階でシートカバーの製作をすることを決意。

おそらく一生行けると思います。

この椅子と共に働き、生活していく人生の一部にもなるほどのアイテム、大切に大切に使っていきたいのです。

クッションだけでなく「座面・背面シートカバー」も同時に製作、目的は「KOKUYO」製の素晴らしい椅子を永久的に持っていくため

低反発クッションカバーと共に完成。ピンクを基調としてコーデしました。薔薇柄のマルチカラーです。
<クッションカバー>ジャガード、ポリエステル/100%、日本製。<シート>カーテン地、ポリエステル/100%、日本製。
この長い共布リボンが全体を支えます。動かないので下に落ちるストレスが無く、使い心地は快適です。

共布ひもと言っても、クッションカバーの薔薇柄と同じという意味の共布です。

ジャガードの凹凸感、カーテン地の織柄のマス目の美しさなどインテリア向きな素材の「はぎれ」であることがポイント。

大きな面積で余っているはぎれの使い方の一例としていかがでしょうか。

面積が不足の状態をTの字のハギ目で3パーツを合体した縦長の長方形シートを作る場合の縫い代の隠し方

座面カバーにはT字にハギ目があります。3枚のパーツを1枚に仕立てました。何ら1枚仕立てと変わりありません。
Tの字の縦のパーツ2枚に関しては、地縫い後両割りし縫い代を反対側に隠しステッチで固定。左下は耳そのまま。

インテリア物は耳があれば見えてもほつれないのでその分最低限に生地が有効に使えます。

耳はインテリア品では、見せても大丈夫だと判断しています。

あとがき

おそらく、大切に座面が使われていくので(私が使っていくのですが)、一生物の椅子になると思いまして、こんなに素晴らしいことはありません。

茶色は薄い色に比べて汚れが目立ちません。

とはいえ、実際には汚れていくものなのが座面に組み込まれた布の運命。

よって、カバーで覆ってあげることは元のデフォルトの状態をキープする上で有効な手段です。

もしかして、「茶色に魅力を感じているのに、茶色を全面的に覆っていまって矛盾しているのではないか」と思われるかもしれません。

しかし、長い目で見て、この椅子も使いながらではあるのですが、「コレクション:収集」なのです。

すべての身の回りの使用アイテムが実は、拘りあるコレクションの一部だとしたら。。

大切にしたくなるのは当然です(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク

間違えて多めに購入してしまった生地のエピソードこそストーリー、リベンジ品と共に「リアルフリマ」でお客様へお伝えしたらよい【1351】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在カーテン・クッションカバー・テーブルクロスなど布製のインテリア品を次々に製作中です。

実家の新築に伴い、インテリアカバー類製作の担当者としてです。

ハンドメイドバッグ事業と何ら変わりのないスタンスで作っていますが、インテリア類は一重仕立てが多いので少し勝手は違います。

このたびは、一番簡単な端を三つ折りするだけで完成するテーブルクロスの洗い替え用の2点目に関して、サイズを間違えて生地を多めに購入してしまいました。

1点目製作から少し日数が経過し、うる覚えでダイニングテーブル自体の横の長さを128cmの所を158cmと間違えて見積もっていたのでした。

+30cmを余分に間違えたことによって、全体で幅なり1.6m購入した1点目に対し、2.5mも購入してしまったのです。

よって約90cm余分ということになりました。

余り布をこのたびは活かしていきます。

ナイロン/100%のはっ水加工タイプは、結構しっかりとしたハリコシある生地ですので、裏地を付けない一重仕立ての巾着袋を収納袋として製作しました。

一重仕立てでもちゃんと成り立つというところを感じ取っていただければと思います。

購入ミスでもったいなく余ったテーブルクロス用撥水生地、手持ちの薔薇ワッペン・ギフト用リボンテープを使い製作した一重仕立ての巾着袋

出来上がりを見ながらのご紹介になります。

ビッグ巾着袋完成:<サイズ>縦33cmx横33/55cmxマチ15cm。ふんわりとした丸いフォルム。
入り口付近の様子。
サイドの様子。
底の様子。

中に撮影用の中綿を入れていますが、一重仕立てにしてはなかなかのしっかり感。

このたびの生地は、ナイロンツイルはっ水加工、ナイロン/100%、日本製です。

オリーブグリーンがクラシックな雰囲気です。

では、工夫の点を5点ご紹介してまいります↓。

①薔薇のワッペンの接着+ステッチで固定

薔薇の花の赤い部分の真ん中を縦に往復縫い。葉っぱはそれぞれ3箇所往復縫いで固定。

最初にアイロン接着をした次の段階でステッチをしましたので、このペアの作業でしっかりとワッペンが縫い付けられたということになります。

ワッペンだけの接着ではお洗濯で経年の剥がれが起きることが見込まれるアイテムには、是非同色ステッチでなじませて固定するこの方法をお役立て下さいませ。

一重仕立てなので裏面にはステッチが出ますが、そうは言ってもすっきりと最低限に始末します。
糸の色をなじませましたので、遠目で見るとステッチをしていることがほとんど分かりません。

②最初の1枚布の時点ですべての辺を三つ折りして縫い代を隠しておいた

その後の作業終了後の写真ですが、もとは三つ折りで縫い代が始末されていますのですっきり。
巾着ひもホールもそのまま一度折り曲げるだけです。

③マチはカットせずにサイド側へ縫い付ける

マチを三角に作ったら、サイドの縫い代へ縫い付けました。カットすると再び縫い代ができてしまうので。

底へ折り曲げ縫い付けるやり方も考え方としてはありますが、バッグの中をのぞいた時に視界に入りやすい底を避け、サイドにしたという理由からです。

④巾着ひもは江戸打ち紐を購入せず、サテンタイプのリボンテープを使用

比較的リーズナブルなお値段で強固なサテンタイプのリボンひもを巾着ひもに利用。ラッピング資材の余りです。

同じ仲間のシフォンタイプは少し弱さを感じたので目の詰まったサテンタイプを選択。

一重仕立ての表地にバランスが合う軽いひもになりますが、表地のオリーブグリーンにちゃんと色を合わせています。

⑤ひもの先にゴールドのループエンドを飾った

紐の先のほつれが綺麗に隠され高級感が生まれるスズラン型のループエンド。
リボンを蝶結びにした様子。

こうして完成しました。

ここには、室内エクササイズ用の運動着を数点収納することに決めました。

タンクトップと短パンのエクササイズ用のアイテムをロール状にたたみ、横に並べて収納。

あとがき

使い方は、その後の気持ちの変化に従って変え、その後の2024年現在では事業用の道具入れとしています。

自分使いにした例ではあったのですが、ハンドメイドマーケットなどでは、ミスも貴重なストーリーとして、笑い話のように会話の1つに盛り込まれてはどうでしょう。

そうしますと、そのお品物に何か特別感が生まれ、受け手に届きやすくなっていくかもしれません(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク

年代物のハイブランドバッグ、部分的劣化は製造時の材料の選択の責任、良い部分の良質さのもったいなさをうまく活かすのもユーザー次第【1350】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

古着ライフを送っておりまして、バッグも年代物を持つスタイルです。

元は高額で販売されていたハイブランドバッグも、30年も経過すると劣化や機能の不足を感じることがあります。

この度の投稿は、年代物の元は高価なバッグの劣化や不足の部分をどのように満たしていけるのかを3つの例で考えました。

主に改造と呼ばれる領域になることで、ハイブランド様の「著作権の侵害」にならぬよう、お写真は控えさせていただきます。

3つの年代物バッグのアレンジ例:①内張り替え②ショルダー設置③底板設置

年代物バッグに欠けている状態を補うリフォームを3つ体験しています。

1つ目から順にご紹介してまいります。

①内張り替え

古いバッグの良質なレザーで多いのが、内張りの劣化。

1980年代周辺というのは、レザー素材のブランドバッグも多かった。

内張りが合皮であることが多く、布の上にPVCが塗ってあるというようなイメージです。

②ショルダー設置

かつては、取っ手無しの「セカンド」「クラッチ」と呼ばれるバッグの流行もあり、年代物の多くの中にはポーチとしては大き過ぎる取っ手無しバッグが存在しています。

これを何とか活かしたいと後付けでショルダーを両サイドに縫い付けたアレンジをしたことがあります。

③底板設置

ほとんどのハイブランドバッグの底板は頼りの無いものです。

設置していないとまでは言い切れないかもしれませんが気休めのボール紙みたいな芯地のようなものであまり効果がありません。

そこへ物を入れると沈み込み、底が膨らんで恰好の悪いフォルムになってしまいます。

ここへ、厚みがあり割れない素材のプラスチック底板をバッグの柄や色に馴染む生地で包んで、ミシンを使って縫いとじ、リムーバルに設置すれば出来上がりです。

この効果は非常に大きく、もしかして、上着などを入れるためだけに考えられたサブバッグそのものが、底板の設置によって、「メインバッグへ生まれ変わる」という可能性にも満ち溢れるのです。

もとは、ハイブランドバッグというのは、デフォルトの状態をすべてそのまま受け入れてもらうというスタンスだと思います。

結果不満が一部出ることはご提案のフィードバックに他ならず、付き物になるスタイルだと見ています。

とはいえ、バッグの使い手は実際、ご提案型でも要望受入型でも、様々なフィードバッグが出るのが自然。

自分の物になったことでこうしたリフォーム、アレンジを追加して機能を高めていく自由はユーザーの特権であるべきなのでは。。

あとがき

時々ハイブランドバッグ様のバッグをじっくり細かいところまで見て下さると良い発見があるかと思います。

細部までいろいろ特徴を出したり、手間をかけている様子が特に中古品では顕著に見られる点が面白いです。

だからこそ長持ちしてほしいのですが、1つのバッグの中でも素材に差があり過ぎなど何十年も後で分かることがあるのです。

現在はおそらくこうした結果を受け止め同じことを繰り返さないようにはされていくと思うのです。

何しろ情報に溢れたデジタル時代、やったことはすべて足跡が付いてしまうからです。

ハイブランド様でさえも、学びからの成長や発展があると考えると、お高く留まっている場合では決してないのが、製造者であると言えると思います(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク

<カーテン作り③>ハギ目の袋縫いが野暮ったかった、耳同士を繋げるのだから両割れすればかさばらないという考え方ですっきり仕上げ直した【1346】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

初の本格的なカーテン作りをする機会がありまして、まずはレースカーテンから順番に製作しています。

念入りに柄を選択し、新築の家の縁側用にと、ちゃんとした永久的な物を作っていきたいと思いました。

とはいえ、本格的なカーテン作り初心者でございまして、山あり谷ありだと思います。

このたびはレースカーテンの繋ぎ目の処理の1つのやり方、「袋縫い」の場面が前半です。

後半は「袋縫い」の出来上がりの野暮ったさに納得できず、両割れタイプに作り直した経緯をお伝えします。

確かに袋縫いは有効な時がありますが、その後のつまんでひだを作る作業の段階のやりにくさを考えると疑問を持ちました。

袋縫いのやり方:最終的には採用しませんでしたが生地の縫い代を奥ゆかしくカーテンの裏側に隠す美しい始末と考案されたものと理解

袋縫いと聞くと難しそうですが、要するに生地の縫い代を内側に隠してすっきりと収納して見えなくするという目的があります。

ただそれと引き換えに袋ができるのです。

実際にやった「袋縫い」のやり方をご紹介したいと思います。

この継ぎ目はカーテンの左右の片方で2枚のパーツを合体して横幅が長い窓に対応するためです。

継ぎ目などなくできるのは狭いワンルームマンション程度の窓が該当ですが、戸建てでは横が片方の窓だけで180cmもあるのです。

そうしますと、180cmというような生地幅の生地さえレアで見つからず、2枚をハギ合わせてひだを入れて生地を使用していくことで2枚仕立てで片方、というのが通常の考え方です。

そうすると、皮肉ですが、大きな窓用の良いカーテンを作りたいと思うことで、ハギ目が生まれてしまうというジレンマがあります。

このハギ目はオーダーカーテンのお店のお品ですら存在しているという現実がカーテンにはあるのです。

間違いのないようにお願いしたいのですが、袋縫いの場合「外表」にまず2枚を重ねます。
重ねた状態でこんな風に耳の内側部分を地縫い。右端から1cmくらいの箇所を縫っています。
割った耳部分を内側に、今度は中表にしていきます。現在見えている面は表面ですのでご注意を。
アイロンでぴっしりと折り目を付けます。現在こちらに見えている部分は実際の裏側です。
最後にステッチで縫い代を隠しながら押さえます。縁っこ過ぎてしまうとこうして表に耳が見えてしまいます。
ということで、袋の内陸部を縫い付けるのが望ましいです。
袋縫いの完成です。こちらは実際のカーテンの裏側に突き出す形で袋縫いが飛び出るのです。
出来上がりの実際の表側。綺麗に縫い代が隠れましたが。。
実際に袋縫いを頑丈にやり過ぎると、つってしまい、課題が残りました。二度縫いなどするべきではありません。

最後のお写真は、その先の裾縫いまでやってしまった状態の写真ですが、ご了承を<m(__)m>。

このことから、2つの事を考えました。

1)ハギ目の地縫いは引っ張り気味で縮まないように縫うこと、そうしないと裾のラインがこの位置だけ斜めに上がってしまう。

2)そもそも、袋縫いする必要はあるのか、もともと端っこは耳であり、隠す必要などないのでは。。

この2)については、だんだん強くそう思え、ほどいてやり直しをしていきました。

後日の投稿でやり直した完成を記事にまとめる予定です。

「袋縫い」を採用せずにただの両割れをすることで、更に次の段階の作業の「ひだ」をつまむ時に悩みが減るのです。

というのも、ひだと「袋縫い」の場所が合致してしまうことも可能性としてはあり、そうなったとしても決してごわつかないよう薄さをキープできるメリットがあるのです。

オーダーメイド屋様では、ここで「袋縫い」と「ひだ」がぶつからないように調整することをされるのだと思います(生地が余分に必要かも)。

さらに、耳なのにそもそも縫い代を隠す必要もないのではないかと思いました。

1)のひきつりの解消は頑丈に縫い過ぎないこと、やや粗い糸目の4-5mmで一度だけステッチを引っ張り気味にすることで解決できると思い最初からのやり直しをしています。

大変な事なのですが、最終的に出来上がった状態をすべてほどいてやり直すことで丁寧に理解しながら納得していくつもりです。

それぐらい、出来上がりが思うようなものではなかったということです(^_^;)。

カーテンは折って縫うだけとは言え、奥深いコツを知っていてやっと思い描いたように出来上がるのだと痛感。

あとがき

袋縫いのやり方をご紹介はしましたが、自作の場合袋縫いはしない方が良いと思います。

ただ、カーテンを閉めた時の他のタックにうまく溶け込むという意味が「袋縫い」にはあるのだと思います。

賛否あるかと思いますが、実際に袋縫いをして、野暮ったさの方が気になってしまい、両割れを選択しました。

ただ、袋縫いの手法はカーテンだけでなく、他の製作にも使えると思います。

この手法をせっかく学んだので、他の製作に活かすという広がった利用の仕方があることをここでお伝えしたいと思います(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

たくさんの「無形」を挙げ商業利用をイメージ、今後の事業活動を考える時のヒントになった「概念・観念」に価値を付けていくという発想【1349】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「無形資産経済見えてきた5つの壁 :ジョナサン・ハスケル/スティアン・ウェストレイク 著 :山形浩生 訳」を拝読。

現在から見ると、新書で2023年7月発行の本です。

「5つの壁」が何なのかが最後まで読んでも全くまとまりませんでしたが、大切な話題だと思います。

全く読み込めてはいない読書ではあったのですが、考えるきっかけをくれた本として感謝したいと思います。

そして、今後大切にしていきたいことでもある「無形」のものが具体的にはどんなものなのか、なぜ大切にしていきたいかを自らの言葉で綴ってまいりたいと思います。

「無形」こそ身近であり今後大切にしていきたい目に見えない宝、まずは思い浮かぶ限り集めてみるところから始め、今後の事業活動に活かせないかを考えた

まずは、「無形」に当たるものが何なのかに誰もが興味がわきます。

ここで、ネットによる情報になりますが、羅列していきます↓。

「スキル・人脈・経験・技術・ノウハウ・資格・知識・友人・家族・ブランド・信頼・口コミ心の・心の健康」などです。

どれも有形ではなく無形である表現として、「この箱の中に入っています」と示すことができないものであるものばかり。

いずれも物体ではなく「概念・観念」みたいなものでしょうか。

これらの無形の言葉こそが頻繁に日常で使われる確かな言葉であることもこうして見てみると不思議です。

身近なことこそ大切なのではないではないかと、改めて着目しました。

自らが考える「ハンドメイドバッグのノウハウコンテンツ販売:ダウンロード型」はまさに無形

そもそもこの本の「無形」というワードに惹かれたのも、無形の商品を作っていく予定があるからです。

まだ本格的に販売してご購入には至っておりませんが、間違いなく準備と予定をしていまして、いずれ、ダウンロード型のコンテンツ販売をしていくことにしています。

このダウンロード型コンテンツ、実は「壁」も感じていました。

この本の「壁」に一致するところを1つだけ理解できましたのでご紹介したいと思います。

「spill-over:スピルオーバー」というワードが出てくるのですが、この意味ですが、元の直の意味は「漏れ出す」という意味。

商業でいうと、囲い込みができ切れず独自の資産だけにとどまらず、他への流出があるため、ライバル会社やその他の分野の違う企業が思わぬ恩恵を受けてしまうもの。

「棚からぼたもち」みたいなことが起きるのです。

例えば、そのコンテンツにまとめたモデルと同じバッグを写真や出来上がりの動画だけ公開してしまうだけでも、パッと見て真似出来て商業に取り入れることができてしまうのです。

ミシン技術がある人は、見るだけでだいたいこれまでのノウハウがあるのでパッと見で分かることも多いです。

そのことを長い期間にわたってじっくり考えました結果、出した結論があります。

それは、「著作権フリー・ぱっと見の真似も良し」という、「完全共有型」にするというところに決心が行き着きました。

どのみち、私の考案など美術品級の独特のデザインではありませんでして、最も実用的な身近なデザインなのです。

共有型なので、同じデザインやノウハウはみんなが知れるけれども、誰一人として私も含めて個人の固有の資産として秘蔵するこができないという意味になります。

そうはいっても、仮に著作権を主張したところで、独自のデザインと認められる結果には到底なりはしないと予想できました。

ある意味、考案者であるピクチャレスクもユーザー様と同じ目線であるところが、お高く留まらず平等なのです。

この思い通じますかね、ピクチャレスクはある1つの役割り分担を担ったに過ぎないという意味なのです。

あとがき

この先の未来では「無形」の目には直接映っていないものをより大切にしていくべきなのではないかと思うのです。

「スキル・人脈・経験・技術・ノウハウ・資格・知識・友人・家族・ブランド・信頼・口コミ・心の健康」は、どれも大きな意味で「価値」を生み出す根底にあるものではないかと。

ブランドバッグ1つとってみても、そのブランドバッグの「ブランド」ってバッグのどの部分?となると、必ずしもロゴマークの部分だけとは言いきれません。

しっかりとミシンを踏み込んだ「縫い」であったり、丁寧に作業された様子が全体の雰囲気として「良質だ」と感じるものです。

そうすると、その「縫い」の部分には、ひょっとして、「技術やスキル」が見えないところで入り込んでいたり、「良質」なバッグであることで、後のバッグ製造業者の「信頼」につながっていく1つの過程であったりもします。

末永い事業の継続やその後の発展も「目に見えない無形の力」こそが本当の意味では、実は「原動力」なのかもしれません(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク

ダイニングキッチンの椅子の座面はベル型、ラインにきちんと沿うカーブを取り入れた低反発クッションカバー製作の結果、よく馴染み座りやすい【1348】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

以前の投稿の【1343】では、正方形の低反発クッションカバーを製作。

正方形は向きの融通が利くので、最後の設置のリボンの位置が横向きでも柄に並行になっていれば成り立つ易しいコスパの良い製作でした。

低反発クッション(正方形):ひもは椅子の背面に行くので柄と同じ向きになっていれば設置は可能。

ところがです。

ダイニングキッチン用のチェアには、スクエア型は、全く沿わなかったのです↓。

カーブを描いた座面が多いダイニングキッチンチェアに対しては、正方形型はうまく沿わないと気付きました。
前面においても、クッションが飛び出し過ぎて、結局ずれて設置されてしまうのでした。

このたびすべて作り直し、カーブを取り込んだデザインの低反発クッションカバーの製作の幕開けです。

まずは、試作見本製作をし、カーブラインの馴染み方み方を確認

座面の形に上手くなじみました。カーブに対してラインが沿うことは、四角よりもはるかに整います。
背の部分の座面もちゃんと覆われました。見た目の心地としても気持ちが良いです。
使用していない時のインテリアとしての風景としても大変美しいです。

型紙は後程ご紹介しますが、ここに、取り付けリボンも設置する形で製作していくことになります。

1つここで試作についてお伝えしておきますと、試作では、中身のクッションが40cm四方を使ったので、きつくてパンパン。

この試作さえも、後でウレタンを削ってバランスを調整するリフォームをしています。

実際にお店で売られている材料としての低反発シートはスクエアが多く、デフォルトで気を利かせた38cm四方であるものも日本製では見られました。

よって、型紙はどちらかというと38cm四方に相性が良いサイズに設定。

カーブの部分を削る作業はどうしても必要です。

型紙のご紹介

カーブの部分はこうして手で椅子に跡を付けながらその線をなぞって決めていきます。
左右両方共このようにあてがって、一度両方を鉛筆で描いたら、均等になるよう後で調整が良いです。
なんとなくカーブラインがが見えています。まるっきり正確ではなくても、左右対称にだけなっていればOK。
左:短い方:縦41cmx横45cmx1枚、右:長い方:縦61cmx横45cmx1枚。

サイズに示した縦はトップの真ん中の一番長い部分です。この左右のパーツ同士の段差の意味は「キセ」です。

中身の低反発を入れた時に入り口の空き口が重なる部分を10cmと見込んだ結果61cm-41cm=19cmの差となっています。

よく、ネット上での型紙は20cmの差で分かりやすく作られていることが多いようですのでだいたい同じ意見です。

作り方

完成の姿:張りつめたパンパンな感じよりも、ややゆったりとした感じに仕上がった方が生地に無理がないです。
長い方の真っすぐの線に伸び止めテープ12mmストレートを貼ります。
そして、12mmの伸び止めテープ幅に従い、三つ折りステッチ。
ジャガードなので分かりにくいですが、左上部分は裏面。
短い方のパーツも同じく三つ折りステッチ。
長い方を中表に上から15cm分アイロンで折り曲げ。
ここで、待ち針で固定箇所を留めます。
次に中表のまま、今度は短い方のパーツを下側のカーブの線に合わせながら合体して待ち針。
結果的に上が5cm程の差で短い丈の方が上側になった重なりの構造です。この重なり方を反対にしないよう注意。
ちょっと生地の種類が変わりますが、端から7mm程を地縫い。
カーブのところもずっと縫います。パンクしないよう7mmがお勧め。5mmはパンクが心配、危ないです。
そして、このようにひっくり返して表に向けます。
また生地が元に戻りましたが(^_^;)。。U字に2本のステッチで固定。1本目は端から2-3mm、2本目は間4mm。
出来上がったのですが、再び裏に返して端の縫い代がしっかり隠れているかをチェック。飛び出し糸はカット。

このやり方は「袋縫い」の仲間だと思います。

ロックミシンなどを使って端を覆わなくても縫い閉じてひっくり返してステッチで固定することで塞いでしまう方法です。

とてもエコノミーなので別の場面での応用を見込めます。

共布リボンの型紙と作り方

共布リボンx4枚:5cm巾で40cmの長さにしました。

生地を型紙に合わせてカット。

四つ折り観音開きにアイロンで織り目を付けて、短い辺の縫い代も隠しながらぐるり1周ステッチをして完了です。

型紙に真ん中を起点として10cm間隔で4本のひもの縫い付け位置を書いておくと便利です。

カーブの入った低反発クッションが無くても、スクエアをカットすればよい

さて、後半は、低反発クッションのカーブフォルムを探し回らなくてもカットすれば大丈夫だという製作例です。

使用してあるので型がが崩れていますが、低反発クッションの中身はこんなスポンジケーキみたい。38cm四方。

もともとここにスクエアの不織布カバーで覆われたりしているのですが、それは廃棄。

後で、薄手の在庫生地を使いながら綺麗な内袋へリフレッシュしていきます。

まず、カーブのあるフォルムに低反発自体をカットしながらカーブを作っていきます。

こうして、先ほどのカバーの短い方の型紙を使い真ん中をきちんと定めてカットする部分を決めます。
マジックで左右ともに印付け。このカーブラインは結構重要なので丁寧に作図します。
この赤い印付けは、両面ともやります。クッションの厚みがあるので、可能な限り正しくカットするためです。
ハサミも一気にカットせず、こちら側の奥行きの内半分くらいをカット。次に反対側からも半分くらいをカット。

そうして、出会った地点を確認しながら切りそろえます。

初めてなので下手なカットの出来ですが、やりにくいながらももう少しカーブを丸く意識すると良かったです。

低反発の内袋の製作

少し手間をかけますが、これも望ましきゴールの為です。左の型紙では長さが不足してしまいます。
左の型紙の丈から+4cmの45cmの部分で右側の長い方の型紙を折り、内袋の型紙として使います。

厚みある低反発が入った入口を縫い閉じるわけですので、ゆとりが必要だからという理由の「+4cm」なのです。

内袋は、横の45cmと同じ縦が45cmという型紙になり、縦横同じ長さという点が覚えやすいです。

ここは低反発を投入した後の最後の縫いとじの場面。非常にきわどい場面ですが、実際は難なく行えました。

先程決めた縦横45cmのベル型の型紙を2枚用意。

まずは、ここに映っている投入口の縫い代1.5cmを先にアイロンで折っておきます。

そして、折ったまま、縫い代1.5cmでUの字ラインの方を中表に縫います。

次にひっくり返し低反発を投入した状態が上の写真でした↑。

待ち針が斜めに刺さったのは、自然な物理的な兼ね合いからの結果。

これが一番やりやすかったです。

投入口の縫い閉じは2度縫いがお勧め。二度と低反発が姿を現すことは今後ないでしょう。

お洗濯の時には、この内袋ごと洗濯ネットに入れてお洗濯、もしくは手押し洗いです。

これがそもそもクッションカバーみたいですが。。あくまで内袋です。ストック生地のポリエステルサテン地。

内袋といってもキュンキュンに張り詰めた感じではないゆとりがあるところが特徴。

完成です。サテンの裏地素材なので、高級感があります。しかし、今後は外に姿を現すことはあまりないのです。
先程作ったカバーに内袋ごと当ててみます。中身はカバーよりもひかえたサイズ感が望ましいです。
逆位置:3種のラインナップです。おっと、こちらは逆さです。柄の向きが逆ですから↓。
正位置:ダイニングキッチンの場合、座る時にこちらから見ますので、柄の向きがこれです。

椅子によっては、デスクチェアなどで、反対に前面側がカーブになっているものもあります。

常に、椅子の座面の形において、カーブは奥なのか手前なのかも注意して見るようにどうぞ。

あとがき

低反発クッションは実用的ですっきりとしています。

現実的に腰を掛けるという作業はふわふわの分厚いクッションではあまりないことです。

実は、実家が新築がありまして、カーテンやクッションカバーを続々と作っているという今があります。

是非この貴重な経験をお伝えしたく、この度も、スクエアで失敗したところからのカーブでの成功までを記録として残しました。

インテリア雑貨は、実用的である面とおしゃれ感の2つを同時に追求していきたい欲求が高まります。

選ぶ生地についても、とても楽しい瞬間ですが、お部屋となじむのか、椅子とよく馴染んでいるのかなどもポイントとなります。

じっくりと考え、長く使っていけるものになれば、出来上がるまでの苦労が「コスパの良い手作り品」という価値と引き換えになると思うのです(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク