まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
今回は、ずっと継続中で、バッグ製作の<〇〇シリーズ>の間に入れ込む、<はぎれシリーズ>を行いました。
こちら、いろいろな高級はぎれで作ったミニサイズの小さいポーチがご覧いただけます。
今回は、失敗配置をしてしまった3色ボーダー切替のパッチワークシートの活用で作るミニサイズの縦長ポーチです。
用途が曖昧で作ったものの末路
何かしらの容積のあるポーチに作っておけば、使い道はお客様が考えてくれるであろうという製作をしたのが今回です。
イメージとしては スマホを縦向きに入れるなどが浮かんでいました。
ただ、結果は、散々たるものだったのです。「何を入れたらよいのか分からない」という声をいただいてしまいました。
「レンタルボックス」を利用させていただいたその先のお客様からのお声でした。
結論が早すぎますが、製造者が使用シーンをイメージせずして実際に使えるお品は作れないということが分かりました。
とても厳しいのが現実です。
なんとなく作ってみたものは、もはやその「なんとなく」という部分がぼやけているので、望ましいユーザーには届かないという辛辣な経験でした。
とても甘かったと思います。
とりあえず。せっかく作ったので、その製作の様子をお伝えしていきますね。
デザインや手法のヒントにはなると思います(^-^)。
パッチワークシートのボツ作を利用したポーチの製作
パッチワークボーダーシートは完成しているので、その製作過程が省略でき、かなりスムーズに仕上がります。
そして、口を1周縫いとじて完成します。
小さなものでも、普段のバッグ作りの製作手法と全く同じで、手が込められています。
これが受け入れられなかったことがとても重要です。
丁寧にしっかりと作ればそれでよいわけではなく、そもそも欠けている部分があったということになります。
パッと見た時に使うイメージが浮かばなければ、受け入れられないという厳しさ(しかしそれが当たり前の基本である)を今更ながら知ったのです。
あとがき
はぎれも、はぎれのまま捨てられたり、そのままの状態よりも意味があった製作でないといけないわけで、結局しっかり価値を付けていくには難易度が高い作業だと言えます。
それは、縛りがあり、限られた条件で価値を高めていく工夫になるから難しいのです。
はぎれも舐めてはいけないのです。
しかし、良き技術の上達にはなっていく訓練になります。
限られた条件の中では、答えがシンプルですので、かえってすっきりした最低限の理解しやすいお品が生まれる可能性も高いと見ています。