まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
生地の余り布が小さくて捨ててしまう前に、今一度ご検討いただきたい。
少しの余り布でも作ることができるミニケースのご紹介です。
サイズはいろいろ変えて製作してきていますが、今回作ったのは初のサイズで、目的はハードコンタクト液ケース入れとなります。
ハードコンタクトレンズのケースは円柱型で、細長いものです。
これを入れるにピッタリなサイズ感の横長タイプです。
ですが、内袋の分も考えてコンタクトレンズのケースその物よりもややゆとりを設けます。
型紙は2枚だけ、はぎれを最後まで有効的に使えるミニポーチを丁寧に製作
製作過程はまたの機会にさせていただきますので、ここでは完成した場面へ移りますね<m(__)m>。
ちゃんと接着芯も貼って裏地付きの何らバッグと変わらない仕立てです。
接着芯も貼り、裏地も付けてハリコシがあるため、マチ無しでも自然に厚みと立体感が出るものです。
今回使用の生地は、余り布ですが、過去に49鍵盤用のキーボードケースバッグに使用しました生地と同じです。
これで最終でした。
素敵な撥水生地なのでこんな風に最後に1つポーチが出来たことが喜ばしいです。
その他の用途が意外に豊富であったことの二重の喜び
今回、ニッチな使い方のコンタクトレンズ液ケース入れでしたが、もとはコスメケースの部類で、リップケースとして考えてもいたものです。
ただ、現在私は口紅を持っていないので(グロスのみ)、違う使い方を考えました。
その他の用途としましては、バンドエイド入れ、薬入れ、キーケースにも幅広くお使いいただけます。
ちょうど縦にするとキーケースのあの三つ折りタイプのサイズ感にそっくりです。
蓋の横幅が本体とぴったりであることの作業の難しさ
既製品でも多くが蓋をフルにカバーするべく横の長さを本体に合わせていることが多いと思います。
そうしますと、一重仕立てで作ることが楽ですが、裏面が見えたり、ハリコシは出ません。
以前に製作した【1229】の投稿のスマホポーチがあったのですが、あの作り方と今回は全く同じ作り方です。
蓋を表地と裏地の袋の間に入れ込む場面が非常に難しいと言えます。ちゃんと水平に内側に入れ込まないことには、ステッチの場所が変な位置に汚くなるという結果を招くのです。
今回は、そのため、最初に仕付けをしてステッチを入れて置くという工夫も入れ込みました。
それでも難しかったです。
隙間が両端に少し空いても良い場合は蓋の型紙を狭めると作りやすいですが、フルに蓋がかぶることの安全性に価値があるとも言えますね。
あとがき
ここ最近、余り布や在庫の生地を中心にどんどん製作しています。
新しい生地に目を向ける前に、今一度手持ちに眠っている生地を活かせないかを考えたエコノミーな製作のご提案を探っています。
目新しいものに飛びつきそうですが、「生地頼み」という依存に陥らないよう、「仕立ての充実」にこそ注目しています。
私はインテリア小物も好きなので、時々、ただのカバーなども端を三つ折りするだけで作ることがあります。
その時には、思いっきり「生地頼み」だと感じます。
生地をほぼそのまま使ったというような感覚で、縁の縫い代を隠す必要があるからそこを作業するだけなのです。
それは、完成品がカバーであるからこそで、とことん好きな柄を追求するわけです。
けれども、バッグやポーチは、少し違った考え方をしています。
持ち歩くということがあるので、「機能」の面を充実させていくということこそ製作する意味があるのです。
生地では何気なかったのに、ポーチに出来上がったら見違えたというような結果になればとても楽しく製作の意味があったと言えます(^-^)。