「メンターを絶対持つべきだ」+「成功のための投資は高額も惜しまない」=「成功」という公式に当てはめた悪い情報商材やセミナーに洗脳されないための秘訣【1291】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ最近大き目の投資詐欺事件で9名が逮捕されるということがありました。

仮想通過などの運用を組み込んだ組織的な学びと投資のように見えましたが、実際は経営側の搾取であり多くのお金がだまし取られました。

ここ最近は、こうしてもっぱら投資関係の学びと称したセミナーなどが多くなってきたと思います。

もちろん正当な事業形態の会社もあるかと思いますので、すべてがこのような事件のような構造であるかというとそうではないかもしれません。

かつて、2010年代は「情報商材」と称する成功を目指していく事業形態を多くの人が行っていたようでした。

2018年に個人事業主をスタートした私でしたが、最初はやることは「ハンドメイドバッグ」と決めてはいたものの、売上1つ作れずに、随分個人事業主の事業の仕方などをYouTubeやネットで拝見しました。

連続でそれを調べていく中で、どんどんお勧めに同じ内容の発信を多く見かけることになりました。

ほとんどが情報商材事業者の発信だったのです。

その中で、どの発信者も共通に口をそろえてお話されていたことが印象的でした。

その主な2つのキーワードが「メンター」と「投資」でした。

「メンターを絶対持つべきだ」の「絶対」には根拠が見当たらなかった

1つは、メンターを持つというお話でした。

「今の事業はメンターについて学んで実っていったのだ」というようなストーリーでした。

ただ、なぜそこまでメンターを持たなければいけないのかということまではしっかり説明している人を見かけませんでした。

それでも、「絶対」という言葉で強くお話されるところに、この業界の「しきたり」みたいなものを感じました。

それまでこの言葉を聞いたことがなかったので、何なんだろうと思っていましたが、今や2020年代では、企業内の社員育成にも登場の言葉で、「メンタリング」などと呼ばれています。

いわゆる、恩師や先輩のようなニュアンスです。

後で貼りますYOUTUBE動画内でもお話させていただきましたが、メンターを持つというのは、前もってメンターを探すということではないと私は思っています。

後から、何年後かに振り返って「この実りはあの人のおかげが大きい」などお世話になった影響力の大きかった人を「師」として感謝していく後付けのものであるべきなのではないかと考えます。

なぜなら、最初に固定観念でメンター的な存在を探すとそこで「縛り」が生まれます。

「この人の言うことだから聞かなければいけない」ということに行き着き、もはやそれは、「洗脳」と言えます。

特に「自由」こそが生きがいの私にとって、この「束縛」はとても辛く耐え難いものになります。

とにかくその実りを目指す活動の最中は、「素直に努力する」ことに尽きると思います。

間違っても、「素直にメンターに従う」ということではないのです。

この素直というところも、自分の気持ちに実直であるということで、悪質なメンター的存在の人を見破ることにもつながります。

皆を束ねているような形に見える人の下に就くことで、自分もそうなれるというのは危険で安易な考え方。

実は、情報商材の多くがこうした新規参入者を信じさせる手法として、この「メンター」なる存在を「掟:おきて」のように謳うのです。

現在大成功されている有名人がインタビューを受けている場面を見たことがありました。

そこで、インタビュアーの質問には、「メンターは特にいませんでした」とはっきりと答えている人がいました。

これでいいのです。

師なる人に出会えたのか、たまたま出会わなかったのかは、人それぞれであり、あくまで結果でしかありません。

公式のように「メンター」にある人を当てはめていくことこそが危険であるとお伝えしたいです。

「成功のための投資は高額も惜しまない」の落とし穴

この、高額投資も「意味あることにはお金をかけるべきである」というお話によって、誘導されることがあります。

これも、商材販売側からすると、そのお値段が高額であることの正当化や言い訳とも取れます。

よって、こうした教育がセミナーや発信で行われるのだと思います。

通常であれば、高すぎるのではないかという値段も、購入までの「教育」によってどんどん「情報の価値」に対して元の基準がない新規参入者などは「そういうものだ」と思ってしまうのです。

これが危険なことで、自分の率直な金額の価値の判断が鈍ります。

よくよく考えたら、直感で「高すぎる」と思ったその気持ちこそが正解なのでしょう。

事業者スタート時は、とにかくさっさと事業を開始してしまうのが良い

事業スタートにあたって、スタートまでの期間があるとその間に不安からこういった道へいざなわれてしまうことがどうしてもあります。

実際に私も事業主を本格的にスタートするまでに、3か月くらい間があったので、不安から余計な情報を見てしまいました。

お勧めとしては、あれこれ考える暇もなくすぐに一歩を踏み出してしまうことです。

実体験に勝るものは何一つありません。

結局は、実体験から生まれた学びこそが一番確かなものだと言えると思います。

あとがき

世の中いかに短い時間で楽をして旨味を得ることを考えている人が多数であるかが分かります。

事業は長いスパンで少しずつ実ってゆくものだと思います。

パーンと光のように現れて華々しいスポットライトを浴びるようなイメージは現実的には存在しないと思います。

「地道に少しずつ」がどんな分野の事業でも必要で、そのコツコツとしたその場では何かモヤっとしたものだけれど、そのよく分からない地道な作業を後で振り返った時に、「あれは努力だった」と思えるのではないかと思います。

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