<コンテンツ制作②>コンテンツ内に存在する複数の別々の「著作権」の存在の把握、「フリー」はデザイン含むノウハウに対してのみが最大限【1084】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

①-⑥に渡るシリーズでお伝えしますのは、「ハンドメイドバッグ製作ノウハウのデジタルコンテンツ制作」を事業活動として行うにあたり、誤解やトラブルを決して生まない最善の状態を見据えたご説明です。

コンテンツ物は、「著作権」の理解が一番大切と言っても過言ではない複雑さもあり、とは言え最も分かりやすいスタンスをとったつもりです。

重要なことなので最初にお伝えしておきたいのは、できる精一杯の「完全フリー」をするにしても、材料である生地にも生地メーカー様の著作権があり、それは順守していただく必要があり、生地メーカー様側も著作権を行使されるケースがあるという事前の理解です。

自ら生み出す部分はバッグを作る中では、「デザイン」「型紙」「ノウハウ全般」を自由に商業利用して良いというスタンスですので、とにかく自らのアウトプットに関してはすべてフリーという意味です。

ただ、コンテンツになったデジタルの状態のソフトそのものをフリーにしてしまいますと、金銭をかけてご購入して下さった方は費用を負担したのに、コピーしてそのコピー品のダウンロードで同じ内容を学んだ人はもっとお得だった、もしくは高額過ぎたなどのトラブルの元。

この部分に関しては、「コピーを禁止」する必要があるから、そうしないと秩序が乱れる懸念があるからルールに謳うのです。

このあたりは、「なんだ完全フリーではないじゃないか」と誤解をされませぬよう、事前にお伝えしておきたいことの1つです。

とはいえ、なかなか自分で考案のアイデアや手法や型紙をフリーにすることさえされることは少ないので、ここに自身の長い目で見た考え方があるということを感じ取っていただけると大変嬉しいです。

「良きお品物を作る文化や姿勢が根付くように」と願ったものだからです。

「著作権」と「商標権」の違いを知る、その違いは「自明のもの」と「申し込み式」との大きな違いで区別している

●「著作権」・・・何かを製作した際にそれを作った人が有する権利(他人が決してコントロールできない著作者だけが持つ自然発生する権利)。

●「商標権」・・・ロゴや技術などを申し込んで取得する権利(「特許庁」様への出願が通り取得)。

以上、こんな風に独自の表現でまとめました。

ちなみに、「商標権」を現在1つ持っていまして、「picturesque」のブランドネームのロゴに使うために「Rマーク」付きで製作品に付けてこれまで販売してきました。

10年間有効ですが、更新しない決意をしておりまして、いずれ「商標権」を失くしていくつもりなのです。

そうしますと、過去の考え方のまま10年継続だったブランドネームを失うことで、この新しい「著作権フリー」の活動の意味と実際の行動がぴたりと合ってくることになります。

「著作権」の方は、とにかく物を作ったらその人に権利が生じるといういわゆる自明のものになりますので、製作者本の権利であるのです。

つまり、このコンテンツの対象物のバッグは、本来「著作権」があるモデルとなるのですが、それを「著作権フリーです」という自らの意志表示で、いろいろな人が自由に、パッと見で真似してもOKであり、商業利用できることにになるのです。

「著作権フリー」の場合に生じそうな問題の回避策、フリーが共有されているのかどうかを見守る役目とソフト自体のコピーの禁止の必要性

ただ、ここで更に深くあり得る状況を想像しますと、「著作権フリー」のこのバッグのデザインをご利用者様独自の「商標権」とするなどはルールとしては不可にする必要があります。

それは、このデザインが「共有型」であるからです。

言い換えれば、「みんなのデザイン・みんなのノウハウ」であるということを著作者本人が表明しているということになります。

「著作権フリーだから著作者は場外なのだ」というのも実は無責任だと思っていまして、何かトラブルが無いのかをしっかりと見守る必要は必ずあると思います。

その他、「ぱっと見の真似がOKなのに、コンテンツに対価を支払って購入する者が損をしてしまう」という考え方についてです。

その点につきましては勝負のしどころ、決して「損をしてしまった」と言わせない価値をコンテンツの中に入れ込みます。

パッと見の模倣やコピーに対しては、もともとクールなスタンスでおります。

そのようなベースの製作で果たして本当に人の心さえ動かすほどの品物が作れるのかというところに対して闘っているつもりです。

この活動の中では非常にポイントになる部分だとも思っておりますので、安心してご購入していただきたいと思いますし、コンテンツを購入した方が得をする、大きな学びがあるという結果を突き付けていくつもりです。

あとがき

この、「コンテンツ制作」の活動を通してもう1つお伝えしたい長い長い目で見た思いがあります。

それは、「互いに感謝し合う心」です。

何かのおかげで、おそらくアイデアが浮かんだわけで、人々が互いに共有し合いながら新しいことが生まれていくという仕組みを有難く思う気持ちです。

皆がそのような気持ちを持てば、著作権に対しても礼儀正しく順守をしながら、秩序が保たれるのではないかと思うからです。

とはいえ、私も完璧ではなく、間違っていたことに対しては、謝罪をし改めていかねばなりません。

皆同等に、我欲だけではなく、他人の心の内を読むということが得意な国民性が広がっていくような活動になればと思っているのです(^-^)。

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