まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
大量に作るために手間を省くというのは最終的にユーザー様にとっては不利益をもたらします。
すぐほつれる、破損などが短い期間で起こり、長持ちしないお品ということになりかねません。
それに対して、手間をじっくりかける製作ができる環境があることはメリット。
できればみんなが自作の技術があれば良いのに。。と思うことがあります。
このたびは、はぎれの素敵な柄の出方が特徴のコスメペンシルケースを製作しました。
白ベースのカーテン地に対して、マルチカラーの中のピンクを抽出したような裏地を貼りまして1点のペンシルケースが完成致しました。
柄物生地が「わ」に閉じられるポーチのフォルムで注意する正面に出したい柄の正位置
素敵なシティ柄、街並みの風景で車や木々が描かれ、このパンプスの部分が特に素敵でしたのでこの部分が出るように切り取ったのでした。
風景は不統一な全体柄なので、どの柄の部分を切り取るするかで、雰囲気も変わってきます。
最初この柄を一目見て心が躍りました、なんてすがすがしい素敵に柄なんだと。
「シティポップ」の音楽が似合う、そんなイメージの生地だと思ったものです。
裏側に車の絵もありましたが、「わ」になることで、オレンジカラーの車は反対向きに映ることがあります。
パンプスを重視し、車は反対向きで行きました。
このたび、裏地も活躍してくれているようで、少しのぞいています↓。
では、その裏地部分をさらに機能や役割の面で見ていきます。
ここで注意したいことは、両サイドに関しては、ステッチを縫い代を確保する前に行うために、縫い代である1cmを余分に足した分量でお部屋の幅を決めるということ。
その点実はミスをしてしまい、両サイドとも、太目めのペンシル(太筆のチークブラシのようなもの)を入れるために大きく分量をとったつもりの3cmでしたが、縫い代1cm分を足しておらず普通の幅になってしまいました。
しかし、なぜか、右から一つ内側が2.5c巾で広めにできていたので、ここへ太いブラシが1本入ります。
全体で言えることは、最低でも2cm幅は確保した方が良いです。ペンシルは細いものでも意外と立体的。
仕切りのステッチはマチ無しですので、膨らむから余分にその筆の厚みを横幅で見込む必要があるのです。
とにかく、幅も何となくよりは、しっかりとサイズを決めた方が後の使い勝手には大きく影響するものだということが分かりました。
友人とのくつろぎの最中にメイクボックスを広げるシーンなど、「あっ、かわいい♪」などと言ってもらえるのも、この広げた時の裏地の素敵さではないでしょうか。
このたびは、無地の差し色みたいなピンク色を持ってきましたが、柄の場合も素敵だと思います。
この度の表地も柄ですが、エタニティーなチェックの柄などは問題ないかと。
ピンクやブルーのギンガムチェックなどはすごく相性がよく一層かわいくなるかもしれません♪。
あとがき
もう少し更に試作が必要です。
コスメケースの中ではペンシルケースは一番あれこれ考える必要があるアイテムかもしれません。
例えば、高級生地でもったいなく余った場合に、こんな小さなものを作って消化できると高価な生地を使い切ることができます(^-^)。