まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
100均ショップ様の手芸用のコーナーが近年充実しています。
そこに、基本的な縫い糸(60番相当)が紙製もしくはプラ製のミニコーンに巻いてカラー12色程の展開で販売されているのをご存知でしょうか。
基本的な原色を中心として、バラエティー豊かに色が網羅されていて、真っ白と真っ黒もあり、あらゆる時に役立てそうな豪華な1セットです。
このたびは、お得な¥110(税込)で1セットである100均ショップ様の縫い糸をコスパ良く役立てられるのではないかと、リフォーム用に少しずつ使うケースへの役立て方をご紹介したいと思います。
コーン状にはなっているものの、職業用のミシンではコーンごとは使えませんでしたので、「ボビン」に巻き取っておくという1ステップ段階を踏みます。
あれだけの多色を使い切るのは相当な回数ですので、少しずつしか使わないとなると、コスパが非常に良く、一度購入のセットを大切に使えばかなり長持ちなのです。
本来下糸にしか使わないボビンを上糸用にも利用できます、糸調子が少し変わることに気を付けながら。。
とても大胆で邪道なのかもしれませんが、ボビンを上糸で使うことでたまってきた下糸ボビンを「空:から」にする期間を時々設け、現在使わない色のボビンを整理しています。
自分使いのハンドメイドキルティング(キルトは裏側を上糸側にしてかけていきます)などは、かなり糸を使用します。
余った下糸のボビンをカラー関係なく「上糸」に設置し、下糸ボビンには表地に馴染む糸を設置することで、難なくキルトステッチが出来上がります。
そして、お洋服を少しだけリフォームする時にわずかな分量の糸だけで良い場合は、ボビンに巻いてある糸の分量で事足ります。
1ボビンにフルに巻くと60番では50mくらいでしょうか。
どんな色の生地にも対応でき、少し使うだけということであれば、カラーを豊富に持っていることが有利だからです。
ボビンにフルに巻いてしまわず、上糸用と下糸用にボビンが均等な同色の2個になる、という調整も良いと思います。
ただ、実際上糸の方が縫い始めと縫い終わりの余分な糸の長さが必要ですので、上糸の方が使用量が自然と多くなるのではないでしょうか。
そう考えますと、2個の差が「フル」と「半分」でも良いのかもしれません。
ということで、びっくり仰天な手法だと思われたかもしれませんが、糸を無駄なく使っていくにあたっての1つの方法として良いのではないでしょうか。
あとがき
「ミシン道」を歩むにあたっては、下糸のテンションや役割・上糸の調子などを伝統的なノウハウでちゃんと納得したベースありきで、意外な使い方をひらめいていくのが良いかと思います。
その方がそのひらめきもちゃんと使えるものであったり、確実であったりするのかもしれません。
「取扱説明書」には書かれていないような隠れたコツがミシンには奥深くあるようだと今まで思ってきました。
良質なミシンを手にした実際のユーザーが優れた機能のミシンに感謝しながらいろんなことを発見していくのも「ミシン文化」だと思うのです(^-^)。