まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
ここ2日程棚卸作業に入っています。
個人事業主の棚卸は、1月1日から近日中に行うのが良いと思っています。
あまり先になると、その後の作業で、材料などの在庫が変わってしまい、2021年の12月31日時点ではどうだったのかに遡ることが困難になりかねないからです。
棚卸は、素早く2-3日で終えてしまえるような工夫をすることも大切。
今回は、その工夫の内の1つ、場所をしっかり決めてカウントしやすくしている様子と、この後行っていく棚卸資産表を作成するにあたってのその表の工夫も一緒にお話したいと思います。
以前に、棚卸資産表を作るまでの工夫などの記事もアップした過去がありますが、今回は実際に棚卸する物品をご紹介するのがメインになります。
ハンドメイドバッグでは、完成品、生地、附属が棚卸するものです
まず最初に、完成品である残ったバッグをカウントするのがスムーズ。
私達のような個人事業主の完成品の在庫はそれほど多いものでもありませんので、数えやすいです。
期の途中で時には廃棄をしたものはすでに、廃棄した日を記録して、その合計額で商品廃棄損の仕訳は済みです。
そうして残ったものをカウントして、「原価」でアップして、合計金額を計上します。
この「原価」という金額を導くには、ハンドメイド品が完成した時に、その都度必ず原価表というのを1品ずつ作ってきていますので、この時期にその金額を見てそのままアップするということで楽をします。
普段の細かな原価表作りがここで活きるのです。
棚卸しというのは、この決算の時期だけのものと思いがちですが、実はそうではなくて、年中意識して、まめに少しずつその手掛かりになるものの情報をインプットしている実態が実はあるのです。

棚卸の時にはケースの中を数えるだけでよいです。
あちこち散らばっているのはカウントしにくいですし、時間がかかってしまいますね。
製品の棚卸の次は、生地と附属ですが、附属の方が私は種類が少ないので、こちらを先にやります。
そして、最後に生地です。生地は1点物志向なので、1種ずつ多種を地道に掲載してきています。
生地の在庫が結構ある理由は、見つけた時に早めに調達していかないと二度と入手できないことになりがちだからです。
生地は意外と同じ物が継続して生産されていないのが現状のようです。
その都度違ったものになっていくからこその1点物が作りやすかったりするのですが、その反面で、在庫としてキープしておくということがどうしても出てきます。
よって、多く調達した後の「つけ」として在庫が増えます。
去年2020年の年末付近にとっても多くの生地を調達していました。
それなのに、2021年の製作が思いのほか少なく、2022年は2020年調達したものをメインに使っていくことになるのです。
生地に流行があまりに入っていると、このスパンでは追いつきません。
私がお作りするハンドメイドバッグの生地の志向の「流行のないもの」という方向であることの事情も1つここに見られるかもしれませんね。
附属品は、糸が全部で100本以上ありましたし、芯地も5種類程を使い分けているのでどうしてもボリュームがあります。
その他、ファスナーも必要な時にすぐあるようにと100本以上をキープ。
残りは、ショルダー金具などの線コキ、ナスカン、Dカン、タルカン、巾着ひものループエンドなどですね。
それぞれ、細かくサイズも分けることで、購入時のサブ的な表(材料明細表)からそのまま棚卸資産表へ移動してこれば良いので作業がスムーズにしやすく最大限に工夫しています。
附属品は、例えば、ファスナーだと、シングルと両開きの2段だけに分けます。
シングルの方には、長さの違う30cmとか50cmも混じりますが、シングルファスナー使う部分がデザインの中のテリーヌだけなので、あえて1行にまとめるのです。
逆に、ナスカンであると、メーカーさんによって、ゴールド色とシルバー色とお値段が違うので、同じサイズでも2段に分けたりします。
これが、自分にとって把握しやすい都合の良いようなリストとなっているのです。
同じお品でも値段が違っている場合、別の行にしてあることで、原価表も作りやすいのです。
こんなお話をしていますと、表が見たくなりますよね。
今回の生地は、-カウント編-です。
次の番号の【851】が-仕訳編-になりまして、そちらにも是非お立ち寄りどうぞ(^-^)。
あとがき
棚卸も、結構大変ではあるようですが、結局は事務作業なのです。
こうしたことは時間をかけずに、サクサクこなし、あとは、本業である事業活動に精を出すのが望ましいと思っています。
そのために、スムーズにできる工夫や案を考えていくことをして、この作業で悩みすぎたり、苦労し過ぎたりすることがないように、スムーズな決算を実行していけるよう何かお手伝いが出来ればと思っています。
