バッグに使う金属パーツにもレベルがある、ゴールドやシルバーの塗装の表面の質感がプレーンなツルツルがたっぷりと使われる素材感と高級感を感じた【808】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「ハイブランドバッグ」を一目見て、「高級だ」と感じます。

素材や丁寧な縫い目。。そして、使われている金属パーツの金具も見た目には間違いなくアクセントであり、キラキラと艶めいて一層高級感が増しています。

「ハイブランドバッグ」の金属パーツは何か高級感のオーラが放たれます。

過去に内部の作りまで拝見したことがありまして(自主リフォームの為にやむを得なかったのですが)、「特注」に違いないと思う個性的なデザインの金具もありました。

このたびは、この金属パーツについて、どれも同じではなくレベルに違いがあるという点にスポットを当て、どの部分がそう思わせているのかを研究してみたいと思います。

今後の金属パーツ選びの際に、「コストを抑えてほどほどでいく」のか、それとも「コストが増しても見た目の高級感を重視」するのかの選択のヒントになればと思います。

どの点が違うことでぱっと見の違いに影響するのかは、塗装前の表面の処理の緻密さなのではないか

同じタイプのカンを、レベルを1-3の3つに分類してみます。

レベル1:内部の素材が塗装前ですでに甘いというかでこぼこしざらざら。メインの部分もどこかざらざら。

こちらは、デザインは非常に良いものの、内側の金属部分がなめらかでなくゴツゴツした風合いです。

サイドの太いバーもざらざら感の感じられる表面です。

しかし、とても整った作りの、間違っても折れたりはしないしっかり感はあるので、一定の基本的な基準はあるお品であると思います。

レベル2:溶接の仕方が少し1つ目と違います。バー4つがくっついてできた姿、ツルツル感はそこそこあります。

こちらになると、先ほどにはあったザラザラ感が見られず、少し高級感が出てきました。

表面の風合いだけでここまで違うのです。

こちらのデザインは、「タルカン」と呼ばれるもの、サイドの片方にマイナスドライバーの溝のネジがあり、回転するように作られています。

レベル3:ここからは、スタイリッシュにもなっていくレベル。高額でした。素材感は完璧です。

それほど数も豊富ではないので、既成品であれば、だいたいレベル1-3の3段階くらいから選ぶことになると思います。

ここにどこまでコストをかけるかの方針も大いにあると思いますが、自身の判断は、「2」です。

金属パーツだけが品物の高級さを決定するわけではないのだという挑戦の意味もあります。

他の部分でも迫力を出していくわけですし、ある一定の良質さがあれば良いと思うと、決して「1」ではないのですが「2」という選択になりました。

ただ、その後分かったことなのですが、「タルカン」は回転するので、ネジが動きの積み重ねで自然に外れてしまい、気が付いたら落として紛失していたという事態が「3」で起こりました。

この事実が非常に大切であり、その後、留め具に「タルカン」を使用することはなくなりまして、すべて「Dカン」へ付け替えをしたのでした。

あとがき

このたびは、四角いカンを例にご紹介しましたが、すべての金属パーツにおいて同じことが言えると思います。

どれも、ある同じメーカー様の独占的な製造の品物がほとんどで、独自の金属パーツのモデルを販売されているメーカー様の品物は小ロット販売でネットでは目立つ存在ではありませんが、その作りはとても丁寧で高価です。

このたびのネジが外れたエピソードも含め、すべての金属パーツに対しての自身のスタンスは、「永続的ではないものは廃止」ということ。

ほとんどの金具パーツの種類をひと通りバッグ製作に取り入れてまいりまして、最終的に「永続的である」と思えたのは、「Dカン」「ナスカン」「線コキ」のみです。

これらは、すべてミシンステッチで縫い付けで取り付けるタイプのもの。

それ以外の打ち込み式(打ち台や金づちを使うカシめるタイプのもの)はいずれ外れる日が来ると見ていまして永続的ではないと判断して廃止しました。

この度の例の「タルカン」も気が付いたら外れて紛失していたという事実からも当然「廃止」です。

そんなにほとんどすべてを廃止したら随分狭い製作になるのではないかと懸念されるかもしれません。

しかし、結局は3点程しか永続的な金属パーツがないという結論は、多くの貴重なバッグへの引用あってこその結果だと解釈いただければと思います。

いかに途中でどうにかなってしまうようなものが平気で世の中で使われているのかということなのです。

それでも決して「ゼロ」ではなかったわけで、残ったわずかな納得したパーツだけは今後も使わせていただくのです。

「なぜこれらのパーツしか使わないのか」の答えに一層深みが増すことになります。

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