まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
生地屋様の店舗を訪れると、原反1反ずつが並ぶ生地の陳列を見ます。
これは、生地が製造されたそのままの良き状態を保つ1つの望ましい保管を兼ねていると見ることができます。
あの姿は、生地が製造された機屋(はたや)様や最終整理を行われた会社様が終えた出荷の時の状態そのままの姿なのです。
このたびは、この後の投稿のバッグ製作の準備を兼ね、たまたま寄せ集まった折り跡が付きやすい生地に注目しました。
実際の生地購入後の個人レベルの望ましい生地のストック方法をご紹介したいと思います。
完成品の折り線跡の残存を回避したい、生地の分量問わず1mからでも効果的な紙製の原反用芯棒に巻く保管方法

店舗でもネット購入でも必ず畳むことになる生地、購入量が多い場合はレジで芯棒に巻いてもらう依頼も良いと思います。



もう少し現実的にまとめますと、堅いハードな生地はどれも折るべきではないのです。
薄手で硬い生地を見逃しがちですが、このたびのナイロン/100%生地やラメ生地はまさに該当する生地でした。
綿/100%はカジュアルに考えがちですが、一度跡が付くと、焼けたように色落ちしてしまいより線が強調されてしまう性質があります。
カジュアルなテイストと粗さは別のこと、美しくあるべきなのです。
物理的な動きに対して影響を受けやすい天然素材の綿・麻・毛、いずれに対してもあらかじめアンテナを張ることをお勧めしたいと思います。
せっかく生地購入前までは原反のまま広々と保管されていたのに、その後の行動1つで生地の状態が変わっていくという怖さをまず警戒せねばなりません。
あとがき

1mのみの生地だと棒に巻くことが大袈裟のように感じるかもしれません。
しかし、10m以上の量産的な原反単位での購入と個人レベルの製造も本当は同じ立ち位置であるべきです。
個人だと大目に見てもらい折り線を仕方の無いことだと解釈してもらえるのでしょうか。
いえ、そんなことは無いと思います。
世の中で効率・コスト削減を中心に「儲け」を軸に据えた工業品に対してライバルのような存在が「ハンドメイド」。
こうした根本の土俵は同じであるべきだと思うのです。

