何十年も使用のコスパの良いブランドバスタオルのロゴ刺繍周りに穴、さらに長く使い続けるためのスタイリッシュな当て布大作戦【254】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

たかが日用品、されど。。最初は他の類似アイテムよりも高価だったブランドバスタオルが、使い続けて10年以上でその結果が現れてくるものです。

贈答品の中でも得にかつての「ライセンス物」のブランドバスタオルはとても良質です。

自身の経験では、「ロベルタ」「イヴ・サンローラン」「MCM」「フェンディ」のヴィンテージ贈答品を使わせていただいてまいりました。

そして、引っ越し後の追加購入の際に再び選んだベスト1が「MCM」と「フェンディ」です。

これらはその渋さと飽きの無さが圧倒的です。

購入時のその時の値段の比較だけではなく、その後の「持ち」というものを考えること、いわゆる「コスパ」を意識。

ただ、こういった作りの良いブランドタオルにもあるデメリットがあり、そこから傷みが起こっていました。

「本当の丈夫さとは?」ということがいかに奥の深いことなのかを考えます。

ロゴ刺繍の周囲が硬い刺繍部分との差で穴が開くという現象から「強度の極端な違いをコンビにするべきではない」ということを学ぶ

「ぺカン柄」が楽しくて豪華な「フェンディ」様のバスタオルをリフォームしてまいります。

もともと「ペカン柄」というのは、ペカンというナッツ類の豆の様相です。

そういった自然の植物からのヒントで柄を出した「フェンディ」様のひらめきがこのストライプ柄の所以とのこと。

濃い黒のロゴ刺繍が印象的な「フェンディ」様のバスタオル・・・10年以上使用。1週間に2度ほどの割合で使用。
ロゴ周辺の破れ:、ロゴのEとNの間の三角のように破れた部分があります。

もともと刺繍が頑丈なために、硬い刺繍の英文字の部分とタオルのやわらかい1枚仕立てとのギャップでタオル地が負けてこうなることがよくあります。

ロゴが入っていることこそ素敵でインパクトがあるのですが、こういう結果になったことが残念。

ここから学べることは、どんなケースにおいても、強度の違いが極端な2種の組み合わせは相容れないということでしょう。

カラーがなじむ別布でその裏面をプレートのように補強する方法

このたび、このように破れた結果を見て行っていますが、途中でもっとひどくなる予想が見込まれた時に予防策としても有効の方法です。

型紙作り:ロゴ全部が縫い代を折っても覆いかぶさるようなサイズの型紙をご用意。縦7.5cmx横10cm。
馴染む色の生地を用意:今回のバスタオルの場合は、黒が用意しやすいです。
接着芯を貼る。
縫い代をアイロンで折る(1.5cmでやりましたが、1cmの方がごわつかないと思いました)。
今回、2枚仕立てのプレートにしました。
2面を張り合わせたプレートをまず作ります。
本体の裏側へ設置:タオルの裏側から元あるステッチ線をボックス状にステッチ。
完成:表には黒い囲い込みのステッチが出ますが、そこそこなじんでいます。
裏側はすっきりと綺麗に仕上がりました。

このたび、私は2枚仕立てでやりましたが、1枚だけでもこのような見え方でできます。

あとがき

コスパというのはとても大切。

結局は、その購入のそのままのお値段だけでは説明がつかないことが出てきます。

長く持つほど、高額品が、本当に相当の価値であったかの答えが出ることもあります。

ただのブランドの価値しか示していなかったのか、中身そのものも価値が入れ込んであるのかというところが、こういった経年の姿でありありと分かることもあります。

10年でとうにボロボロで捨ててしまったバスタオルに比べればこの度ご紹介のブランドバスタオルは断然優れています。

ただ、ブランドロゴが立派過ぎてこのようなリフォームが必要になったことも「課題」です。

このロゴ刺繍が立派でかっこよさを醸し出していると考えると、それなら目立たない弱い刺繍で良かったのかと考えると、なんとも難しいところです。

何十年もの先を想定することの「難しさ」や「意味」を考える1つの貴重な姿です。

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