まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
このたびは、何度目かのコスメケース3点セット製作になります。
何度か目であっても毎回その時の目標があり、徐々に変化して内容を高めているゆっくりな動きが実はあります。
「コスメケース」という呼び名は、ポーチのサイズ感が分かり易いようあえて付けた仮のネーミング、実際の使用はユーザー様に委ねることになります。
製造者では気付かなかった使い方や新しい発見をフィードバックによっていただければ、非常に嬉しいことです。
このたびの変更点は、これまでのサイズからもっと小さめにしたことです。
「大は小を兼ねる」。。容量が大きい方が無難であるという考え方から、もっと人間の心理を深く掘り下げた「価値があるサイズ」を考案をしてみたのです。
量産品にも溢れ返っているポーチ、特殊なサイズ感こそが差別化であり製作の甲斐があるというもの。
以前のやや普遍的なサイズから入れる物がより特化された一回り小さいサイズにしたのです。
そうすることで、やむなく諦めねばならなかったわずかな残布を救い上げ、製作可能になることも出てきました。
「メインポーチの中で活躍する存在」というコンセプト、巷ではレアサイズとみなされるミニミニポーチへのサイズ変更





この解決方法は、マジックテープを下へ1cmほどずらすと同時にフラップの縦の長さを増やす必要があります。

ペンシルだけは、10cm以上必要ですが、それ以外の1辺ははすべて10cm以下になりました。

あとがき

こうして、決して主役ではないけれど、メインポーチの中で使える可能性が以前のサイズよりも高まったと考えます。
この考え方は、メインバッグでも同じこと、主役バッグの製作を諦め(良い意味で)、サブバッグ的存在を製作していくスタイルに落とし込みました。
当ブログ記事は、最初の投稿の2025.08.25からおよそ5年後の2025.07.14にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。
2025年現在のメイン製作は、一重仕立てのエコバッグとナップサックというサブバッグ製作のみ。
たくさんの製造者がいる中で、自分の担当はこれだというポジションに自然に向かっていったと思います。
かつては、メインバッグを世に広めるなどと意気込んでいたことからの所謂「諦め」が新しい製作スタイルへいざなったと思います。
ですから、今後も裁断という作業がある限り生まれるであろう「はぎれ」は、ポーチの中でも「ケース」のような存在として製作していくと思います。
