前後2面を合体する構造のマチ付きバッグの視線が集まる大切な場所、底のハギ目の十文字が美しく重なるための舞台裏【184】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

パッチワークを作る時のハギ目の出方の美しさ、キルティングのステッチ線の美しい出方。。

これらが整然と並ぶことで出来上がるテイストの可能性も広がります。

そのためには、正確な寸法や裁断ラインのミリ単位の徹底を事前に工夫します。

この考え方と何ら変わらぬと思えますのが、マチ付きトートバッグのマチ底。

むしろこちらは左右にたった1か所ずつであることで、よりそれぞれが際立つ場所になるのです。

このたびは、縦も横もハギ目が重なる「十文字」のマチ底の出方の美しい姿を追求、トートバッグを本当の意味で美しく作り上げるコツをお伝えしてまいりたいと思います。

ありふれたデザインだからこその徹底追求、マチ付きトートバッグの角の十文字のぴったりと美しく重なるための事前作業

美しく十文字が出るためには、マチ縫いのステッチ直前における重なり位置のチェックの徹底ということになります。

そもそも両割りをしっかり開いている前提。ここで見る内部の重なりこそ表面を整えていることになるのです。
位置決定後の待ち針:真ん中が最初、残りの左右を留めます。この向きに異議があれば上部からこちらへ差します。
マチ縫い:この時は縁から縫っていますが、二重縫いなので真ん中から始めて真ん中に戻るという順こそグッド。

縫う時にも少しずれることを考えますと、そもそも最初に待ち針を打ったど真ん中からスタートが確実と言えます。

これは、後になってからのノウハウなので、画像や動画が端っこからのものしかなく、申し訳ないです<m(__)m>。

数々のマチ付きトートバッグ:こんなシンプルなサブバッグでも、このたびのような細部の整いで差が出るもの。

あとがき

当ブログ記事は、最初の投稿の2020.08.16からおよそ5年後の2025.07.05にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

良い仕事ができているお品物は、価値も上がるものだと見ています。

特に、トートバッグはシンプルで作りやすく、そのノウハウもネット上にあふれていますので製作意欲をそそる1つのデザインです。

素朴なデザインであるからこそ、その作り易さのみに甘んじることなく、確かな熱意を持って挑むことです。

マチの十文字もいわゆる柄のようなもの、チェック柄の一部をズームに映しているのだと考えたら。。

マチのハギ目も、美しさを感じるということはもはや「模様」のようなものなのです(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

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