ミニポーチ3点セット製造者の役割の発見、「お土産」として誰かを喜ばせようとしている購入者の人間関係の橋渡し役【158】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2019年に始めたはぎれの消化を目的とした小物作り、<はぎれシリーズ>という企画が最初で、ミニサイズのポーチなどを連続製作をしたことがありました。

その中で、リピートして作る価値があると考えたのが、「コスメケース3点セット」。

「コスメケース」というのは仮の名前であり、実際の用途はユーザー様の自由です。

ただ、サイズ感が分かりやすく使用イメージをある程度推奨しておいた方が受け入れられやすいと付けた名前が、誰もが日常的に接触あるコスメ分野。

このたびは、完成したゴブラン風生地のはぎれの美しさが活かされる姿と共に、むしろマーケティングに寄った「はぎれ製作品の活かし方」をイメージをしてみたいと思います。

ミニサイズでもバッグ作りと仕様が同じ点に真心がこもる、3点が揃ったお得感と原価無視のはぎれ製作品の活かし方

使用生地:表地(ワイン)-ジャカード、綿/85%、指定外繊維(ビスコース)/15%、日本製。裏地(赤)-ラメツインクルサテン、ポリエステル/60%、ナイロン/40%、日本製。
マジックテープを留め具とする理由:スナップボタンよりも生地を傷めにくい優しさを感じています。
「中表」ひっくり返しで作る部分:主にケースの本体の部分が共通でこのやり方。
多角形の蓋の作り「外表」:ひっくり返すとラインが曖昧になる「中表」はやめて、角をはっきりと出します。
失敗点:四角い蓋は「外表」の方が良いのですが、「わ」の分の生地が不足していたからハギになりました。
蓋の取り付け:ネックの所で挟み込みが結構難易度が高いです。しかし、コツもあり、ゆっくり集中してやる部分。
コスメケース3点セットの完成(上から時計回りに):ペンシル・シャドウ・ファンデーションのケース。

あとがき

当ブログ記事は、最初の投稿の2020.07.21からおよそ5年後の2025.06.09にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

元ははぎれの集まりですが、メインバッグと同じように接着芯を貼り、裏地付きという立派さ。

ハンドメイドマーケットで販売するとすれば、お土産としてたくさん購入していただく人々がいたとすれば、その更なる先には受け取る人がいるのです。

誰かのためにお土産を購入する人に対するギフトのような意味、人間の気持ちの連鎖のようなものがそこで生まれます。

そんな見方では、こうした物品の本当の価値は、お土産でもらった喜びの「気持ち」の部分にあると。

よって、メインバッグと何ら変わらぬ丁寧なお仕立ては正解です。

手間がかかることを直接付加価値にしていかない姿勢、このことに対して不平を持たず喜んで自然に挑める者だけができることです。

時々、金融関係の新規契約などのプチギフトとしていただける非売品、素敵なアイテムもたくさんあります。

2025年の見方としては「多くの方へお届けできる」ことこそ本当の意味があるような気がしてなりません。

このようなはぎれ製作品にわずかに金額を上乗せすることで採算を取ろうなどとは、随分狭義な考え方。

その後の大きな成果を見込める1つのツールというような利用の仕方なのであれば無料でもかまわないのでは。。これが本当の意味で商業的なのではないかと思うのです。

例えば、「新規店舗オープンの時の粗品やくじ引きの景品としてご提供する見返りとして、チラシをその店舗に置かせてもらう」という互いのメリットを持つお取引。

その場では苦労して作った成果に見合うキャッシュは無くても、その後のチラシによる効果に今後の大きな可能性が秘められるのです。

このように、奥行きある長い目で見た「利」の得方が本当の創意工夫、その場だけの「小さな簡易品をお買い得価格で売る」というだけの発想はいかにも単純なのです。

こうして、一筋縄では決して行かない中、最も大切な事こそ多角的な見方のノウハウを培う商人自身の成長なのです(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

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