まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
バッグの連続製作が増えるにつれて、当然「はぎれ」も生まれます。
裁断を伴うカーブラインや斜めラインがスタイリッシュなフォルムを作っていくからです。
その「味わい」と引き換えに生まれる「はぎれ」を当カテゴリーの<はぎれ>という括りでご紹介しています。
残布が多い場合にはミニバッグなるものも製作可能、このたびはどちらかというとそのタイプに近い取っ手付きの縦長ポーチを作りました。
メイン製作【60】のミニリュック製作ではやっていなかった、取っ手のパッチワークは、ミニサイズだからこそということになります。
元のパッチワークシートの色ごとのステッチ糸の交換を引き継ぐ、3色のモノトーンボーダーの取っ手付きミニポーチ

表地のボーダーはニットで、その素材的相性として織物でありながら横伸びするタイプのフクレジャカード生地の組み合わせに至りました。







マチは無しですが、「中表」により、ふんわりと自然に厚みが出来たことが活かされます。


あとがき

当ブログ記事は、最初の投稿の2019.12.17からおよそ5年後の2025.04.08にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。
2025年現在でも「はぎれ」は大いに利用しています。
この時に手間をかけた生地と縫い糸との色合わせや裏地付きであること、接着芯全面貼りなど何らメインバッグと変わらないお仕立てのスタンスを貫いています。
「はぎれ」が生まれたのは製造側の都合の部分が占めていて、はぎれでも物品を作って世に出してしまえば、見る側はメインバッグとまずは同等です。
よって、すべての製作に対してフラットに丁寧さと必要手間は重視することになります。
はぎれで作ったという事実は、出来上がって初めてエピソードとして加えるもの。。
はぎれであることの気楽さなどを製作の姿勢に投影してしまうようなことは、良い物品は生まれないと思うのです。
時間を割いて挑む以上、すべての生地に対して存分に活かせるような気持ちの置き方が重要なのではと。
