まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
冒頭ながらお伝えしておきたいのが、当ブログ記事は最初の投稿の2019.11.19からおよそ5年半後の2025.03.29にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し綴り直しをしています。
2025年現在においても時々作る、わずかな残布で作ったマジックテープ付きのミニポーチ作りは、当投稿のものが最初でした。
2019年当時は、「はぎれ」という言葉に囚われた見方や姿勢で製作に挑んでしまい、こだわっているはずの縫い代始末さえそのままで作ってしまいました。
その後の製作のたくさんのミニポーチはどれも裏地付きで何らメイン製作と変わらぬスタイルで作り上げていきました。
そのきっかけの意味ではこの回は貴重、最初の戸惑いや視野の狭さをはっきりと見直したのでした。
出来上がりの見た目の素晴らしさを裏切らないような内部の仕立ても必要なのだと気付いたからこそ、この製作が貴重なのです。
是非、初めの一歩のようなはぎれ製作をご覧いただければと思います。
ダークなのっぺりした生地でもここまでの可能性があるという一例になればと願う、巻き薔薇付きのミニポーチ3点セット
使用生地は、一重仕立てなので表地のみ。
色はダークブラウン、果たしてこのようなのっぺりとした素材のダークカラーがエレガントになっていくのだろうか。。
この研究こそが、後のピクチャレスクの製作バッグのテイストに繋がっていきました。

少しもったいない余り方をしています。
余裕があれば、生地を残す際にもどの部分を残すかを工夫しますと、後のはぎれ製作物の可能性が広がります。
とはいえ、メイン製作が一番ですので、残布はあくまでも結果的なものであるのが自然です。




巻き薔薇の数は後の検討により、すべてに2個ずつ色違いでそれぞれ違った場所に設置。
巻き薔薇のおかげで、ナイロン無地のっぺりさが随分エレガントになりました。
ただ、完成しての引っ掛かりは、やはり縫い代始末をしていないことでした。
一重仕立ての頼りなさは生地に条件を付けるものであり、裏地付きなら薄手も厚手も変わらず同じような良質さを盛り込めます。
あとがき

ここでリアルなエピソードをお伝えしますと、この時の一重仕立ての3点はその後価値を感じず手放しました。
どうしても薄っぺらで、同時に価値も薄く感じてしまったのです。
縫い代を始末していない引っ掛かりは、愛着を生まなかったということです。
2025年現在でも残っている・使っている・気持ちが納得している製作品のミニポーチというのはやはり裏地付きなのです。
何でもないプレーンなはぎれであっても、価値あるものに作り上げる可能性があるのです(^-^)。
