まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
1990年代初頭の古着のジャケット。
その頃はちょうどバブルの頃に当たります。
肩パットが入ったエレガントさが多くのジャケットのポイントになっていたことは周知の記憶です。
もう現在2019年からはバブル時代のお洋服も30年前くらいにあたり、随分年代物となってまいりました。
バブル時代のお洋服の現在の注目は大きく2手に分かれると私は見ています。
1つのグループは、かつての10-20代をなつかしく振り返ることができるという人達。
もう1つのグループは、バブル時代の親の子供達であったり1990年代後半に生まれた人達。
この人達はこういったシルエットが新鮮に映ります。
ここ最近にはなかった新しいお洋服の発見になるようです。
そんな人の層が集まって1980年代後半-1990年代前半の古着に注目が集まっていると考えます。
楽しいですね♪。
春先のピンク色のジャケットを崩して着てみたい願望の実現にむけてのリフォーム、肩パット取り外し
まさに、1990年代前半のお品であろうというショート丈のジャケットを発見。
デッドストックのような者だと思います。
非常に綺麗で一度も来ていないようなお品でした。ヤフオクで見つけたお品です。
おそらくセットアップ出会ったかと思われますが、このトップスだけを私らしく着ていきたいと思いました。
優しい春色ですが、毛の割合が高く、暖かいことは、まだ寒さも残る、春になりかけた3月や4月にぴったりだと思いました。
このたびこのジャケットを崩して着たくて肩パットを取り外すという単純なアイデアのリフォームをするわけです。
しかし、お洋服コーデにおいて、肩パットを邪魔もののようにだけ考えるのは少し違います。
このバブル時代の象徴とも言えるジャケットの肩パットは「鎧:よろい」とも言える「戦闘服」であるからです。
よく働き、よく遊びたくさんのお金が流れた時代。。
そんな活発な時代、アグレッシブなスタイルの象徴なのです。
そう考えるとこの肩パットが付いたジャケットそのものがその時代を表す鏡のようで、社会を象徴するような優れたお品だと考えることができます。
肩パット取り外しリフォーム過程
きちんとしたジャケットですので、当然裏地が付いています。
少し邪道気味ながら、これも古着の良い所。
分かりやすい方法で行っていきます。
まずは、ジャケットを裏返しにして、肩パットの付いている肩の部分の裏地の縫い線がTの字になっているカーブの方のハギ線を見つけます。
そして、中心周辺から縫い糸をほどいていきます。
ほどく道具はリッパー。小ばさみはハサミを傷めますので、リッパーの方が向いています。
このほどくとき、最初の1目が少々難しいです。
コツは、横に広げて、縫い目を出して、1目だけ糸のみをリッパーでぐりぐりっと切ります。裏地は繊細なので優しく扱っていただきます。
そうすると、そのあとは、スルスルっと糸がほつれていき、やりやすくなります。
ある程度まで開けると、肩パットが見えてくるので、そうしたら、ほどくのをやめ、裏地を引っ張らないようにできるだけ、中身を縮めて、開け口から引っ張り出します。
肩パットの取り付け位置が見やすいように、一時的ではありますが、袖も少し出す感じになりますね。
そして、肩パットがミシンで緩やかに取り付けてあるので、リッパーで本体から外します。
そうすると、すっぽりこのように外れました。
この後は、開けた口を閉じて終了となります。
この口の閉じ方は、私が最近勉強しました方法で、ハシゴとじとかコの字とじと呼ばれている方法です。
敷居が高そうで難しそうだったのですが、実際、YouTubeでアップしている人の動画を見させていただきその後のリフォームにも取り入れさせていただきました。
結果は、とても有効な良い方法だと思いうに至ります。
ちょっとこの写真だけでは、わかりにくいですね。後で貼り付けます私がお作りしたYOUTUBE動画の7:00(7分ちょうどあたり)から数分がちょうどこのコの字まつりをしている部分となります。
要するに、表に縫い目が出ないような結果になるわけですが、そのために、糸を真横に飛び出して、そのあと反対側に渡り、そこでも真横へ針を刺して進んでいくという方法です。
この真横へ進むというところが、意外というか、は?って思う部分かもしれませんね。
そうして、最後は、玉留めを内側の位置にしたら、その玉留めの同じ位置に針を刺して、先へ進む場所から針を出して、引っ張ると、縫い目が中にひょっこりと隠れ、玉留めも一緒に隠れるということになり、仕上がりが綺麗です。
私が不慣れで、元の位置から少しずれましたが、とても始末がすっきりしていると思いませんか。
これを見て感動してしまいました。
肩パットは、カーブを描いているので多少難易度があるのかもしれませんが、水平だともっとやりやすいかもしれませんね。
しかし、明らかに綺麗なまつり方法だと思います。
ちなみに、私がこのやり方をまだ学んでいない時の始末の写真が見つかりました。黒い方です。
黒なので目立ちはしませんが、明らかに、今回のやり方の方が見栄えもよいし、ジャケットを脱いで、裏側が見えるシーンを想像すると何か不自然なのが、黒い方。
今回のピンクは自然です。
一度ミシンで縫ってあるものをほどいたのだから少しは、不自然感はありますが、黒よりはるかにピンクの方が今後も何も気にせずにずっと使っていけそうな気にならないものになった感じも大事なところですね。
気にかけたりするのはストレスですから、今後の「心地良さ」ということがとても重要なのです。
あとがき
今回、かなり私も勉強になりました。
このまつり方法を知っただけで、何か心強いものがあります。
何か口を閉じるという作業の時には、肩パッドに限らず、他のことにも使ってみて下さいね。
そして、自分らしい着こなしにできる自主リフォームライフが充実したもになることを応援しています(^-^)。