毎日利用する寝具だからこそ気になる点は解消したい、空きっぱなしの枕カバーの入り口にファスナーを後付けする簡単リフォーム【243】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

寝具もインテリアの1つ。

眠るための機能とその配置の様子がお部屋の一部の大きな面積を占めるベッド周りのインテリアなです。

このたびは、この寝具の中の枕カバーをすっきりと見栄えの良いインテリアにしていくというリフォームをしました記録です。

かんたんリフォーム:枕カバーにファスナーを後付け
口が開きっ放しな枕カバー:中身が入れ込みやすく、いろんなサイズに柔軟なカバーだとも見えますが。。

もう中身のサイズは決まっていますので、当分交換することはありません。

そうした中で空きっぱなしのダブついた入り口が気になりました。

そこで後付けで入り口にファスナーを取り付けていきます。

最も単純なアイデアで簡単にファスナーを枕カバーに取り付けます

ファスナー取り付けというのは、基本的に縫製の途中段階で行う作業ばかりです。

しかし、今回その常識を打ち破りすでにもう出来上がっている枕カバーに取り付けることをやってみました。

後付けであっても美しく自然に仕上がるように。。

まず、ファスナーを取り付ける前に、ファスナータブを作って取り付けるという作業を入れ込みます。

ファスナー取り付けを簡単に行う分、見栄えがスタイリッシュになるよう少し手間を入れるというような意味です。

ファスナータブの製作手順:7.5cm四方の正方形の生地を1-3の順に折り包み込んで縫い留めます。

1-真ん中に向かって縦折り、2-真ん中に向かって横折り、3-真ん中を折る。

特に、枕に合わせてカバーをカットすることはしません。

そのままの長さを活かします。

かんたんリフォーム:枕カバーにファスナーを後付け
両端にタブを取り付け:インテリア物なので、単純に1か所だけ縫い留め。ただし二重縫い。

このように別生地を縦7.5cmx横7.5cmにカットして、裏に接着芯を貼り、くるみ込んでタブを作るわけです。

そして、下準備が整ったら本体にファスナーを取り付けます。

後付けである条件というのがここで出てきます。

どうしても、最先端からは物理的にうまく縫えないので、ファスナーの先端から8cmほどの位置から、終わりも8cm手前で終了という部分的な縫い付け方となります。

一般的なミシンは平面思考をせねばなりませんので仕方がありません。

かんたんリフォーム:枕カバーにファスナーを後付け
ファスナー取り付け出来上がり:このようにファスナーの端が少し飛び出ていますが、内側に引っ込みます。

縁の8cmの隙間があるので、このファスナー先端部分がやぼったければ、先端を中へ入れ込むことができます。

以上出来上がりまでのリフォームの過程でした。

縫い目の表面への出方

最初の状態で片方だけステッチが入っていて、そのステッチに重ねるような位置に数センチ内側に入った場所に取り付けました。

ここで少し見えている横ステッチは既製品にかけてあったステッチ。これに重ねてステッチ。

反対側はステッチが入っていないので、こちらと均等の位置にステッチして縫い付けました。

表側から見た様子(ステッチがもともと有る方):元のステッチに重なります。
表側から見た様子(ステッチがもともと無い方):ファスナー縫い付けの縫い目だけが出ます。

空きっぱなしは何か落ち着きませんでしたので入り口が塞がって良かったです。

同じ状況の人がいらっしゃれば、ぜひご参照どうぞ。

発展的な別案でファスナーの両端の隙間を解消する

このたびは1枚仕立てですが、発展的な案としましては、内袋をもう1つ別生地で用意。

枕のこの茶色のジャガードに相性が良い生地がかっこいいですね。

その生地にあらかじめファスナーを付けて置き、元の袋の口へ縫い付け合体するという方法です。

この方法であれば、最初と最後のファスナーの縫い付けの隙間問題は起こりません。

フルにファスナーを縫い付けることができます。

ただ、このファスナーの前もっての付け方も隙間が少しはできてしまうこともありますので、完全密閉ということであれば、作業がどんどん凝ったものになってしまいます。

そのような凝ったことをどうせするならと、ファスナー無しの方法で完全密閉されるご提案。

それは、玉縁式という方法。

下の場合は「両玉縁」タイプですが、片玉縁だと比翼みたいにアシンメトリーにカバーされます。

別案の入り口の様子:ファスナーを使わない玉縁式の別布の設置。

一重仕立てにこの立派な「バッグ用のファスナー」を付けてしまったのでややバランスが気になることでこの案を思いつきました。

入り口にこだわると随分立派な枕カバーにはなりますが、クッションが入った時の形をしっかりキープしてくれるようなものにはなるかと思います。

あとがき

今回のようなインテリアカバーになるものなどは、構造が単純ですので、自主リフォームがしやすいです。

その中では、ファスナー付けはもしかして難しい方になるのかもしれませんが、寝具などは毎日の利用アイテムなので一番の「心地良さ」が欲しいものです。

リフォームということ自体、そのゴールは「心地良さ」という心理状態であることが望ましいです。

そのことが、今後長く1つのお品を大切にしたいと思うことにも発展し、同時にコスパも良くなっていきます。

長く使えるほどコスパが上がるわけですので、そこにフォローするような役割のリフォームが一役担うわけです(^-^)。

picturesque

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