まるでシルクのようなしなやかさ、遠目に映る線状のジュエリーの魅力を打ち出す太線と幅広の装い【591】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」という事業をさせていただいております。

3つのアイテムを1セットにあらかじめまとめて、それらは互いに共通点があり一度にそのままお洋服に当てはめるかのように同時付けすることができるセットです。

このたびは、ボールチェーンがモチーフになったK18YGベースの3点の組み合わせを考えたその組み合わせチェンジも含む記録です。

興味深くご覧いただければと思います。

ジュエリーのチェーンの線は遠目のアクセントとして目立つものである

前案:最初にこのような組み合わせを考えました。すべて18金イエローゴールドベース。
〇ネックレス: K18YG製メッシュ巾広ネックレス。幅は5mm。40cm。
〇ブレスレット: k18YG製柄入りブレス。幅は12mm。クロス柄の中にボールパーツのお花柄の編み込み。
〇リング: K18YG台にダイヤモンド1.28ctのお花。真ん中のマルチカラーはすべてサファイア。14号。

リングも透かしになっているのでした。

その後の解体によるセットの変更がユニーク

その後、チェーンの巾広がややボリュームが無いと思い始めた私。。

そして、こんなことをします↓。

ちょっとタブー気味ながらやってしまいました(^_^;)。ペンダントトップを追加。ダイヤモンドの1ctの台形。
後案:リングは別のものとチェンジ。トップの台形とフラワーの花びらの形がリンクしました。

では、あのブーケリングはどこへ行ったのか。。

はい、ここへ移動したのです↓。

なんと和風の雰囲気の中へ飛び込んだこのリング。こうして見てみるとリングが和風に見えてきませんか。

あとがき

ジュエリーのセットを組む担当である私ですが、気を付けねばならないことは急いで一度にやらないことです。

1セットずつを丁寧にじっくり日にちもかけながら考えます。

セットの組み合わせは寝る時も考えることができます。

それは「イメージ」だからであり、目指すものが、「雰囲気」とか「おしゃれ度」などの目に見えない概念ばかりです。

結構こうしたことこそ得意分野。

それでもなかなかこのことをはっきりと示すすべがありません。

とりあえず、動画やブログ記事でこのように実直に言葉にしてみるしかありません。

考えたことが、ユーザー様に刺されば、それほど喜ばしいことはありません(^-^)。

ボールチェーンがダントツ一番なのではないかと思えてくる美しいプラチナ製のパイプネックレス、有難く拝受したその後の組み合わせ【590】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

貴金属の地金のネックレスがぺたんこではなく筒形になることは技術や工夫が必要のようです。

先にも後にも目にすることはなかった特徴あるボールチェーンのパイプメッシュネックレスをこの度ご紹介したいと思います。

メッシュで空洞になるなんて、貴金属の重みで難しいことなのですが、内側に工夫がされてちゃんとパイプになっているのです。

では、その他のジュエリーとの組み合わせも考えましたので、一緒にご紹介してまいりたいと思います。

内側にコンスタントに設置の「フープパーツ」がそのパイプのフォルムを支えている

〇ネックレス: PT850製のパイプメッシュのネックレス。47cm。

表からも透けて、ところどころに設置のフープの姿が分かると思います。

これがこの筒形フォルムを支えています。

このフープパーツ無しでは、だらんと形がくずれていたことでしょう。

素晴らしい工夫だと思います。

メッシュにもなっているので涼し気で軽い印象です。

ただプラチナは結構重さがありますのでずっしりとしたものです。

メッシュとのバランスが考えられているのです。

ボールチェーンはつながっている部分が非常に狭い面積なので切れやすいとの情報を業者様から教わったことがあります。

よって、ボールチェーン1列使いよりも、こうした多重になったデザイン性がある編み込みタイプだと少し安心です。

とはいえ、繊細なものであることは変わりなし。

エレガントに装うのに加え、エレガントにお取り扱いをしたいものです。

前案:こんな風に最初組み合わせの案を考えました。アメジストのパープルが銀色によく馴染みます。
〇ブレスレット: K18WG製のボールチェーンねじり構造のブレス。
前案のブレスは確かにボールチェーンで関連付いていましたがボリューム不足からこちらのPT850へ変更。
〇リング: K18WG台にアメジストのデイジーの大花。サイズは13号。

このネックレス、実はジュエリー同士の組み合わせにおいては結構難しめです。

合わせるポイントはやはりぼつぼつしたボールチェーンの素材感だと思います。

実はリングのお花の真ん中のぼつぼつがボールチェーンに関連付く装飾なのだと見て最初からこれらを組み合わせて準備したのがきっかけです。

大花もなかなか癖があり行き場が無いのです。

互いに望ましく合わせられて良かったということになります。

あとがき

このネックレスをきっかけに、プラチナ製のジュエリーの素敵さに開眼。

これまでは、長い間イエローゴールドこそが華やかで素敵だと思い込んでいた個人の収集時代がありましたが、「本物志向のレンタルジュエリー」で事業者として集めていくうちにどんどん違った嗜好になった不思議。

今は、見つけやすいイエローゴールドの地金よりも少しニッチな存在のプラチナに目を向けています。

銀色は上品でさりげなくてとても素敵だと思えます(^-^)。

宝石のストーリーを紐解く、ピンクサファイアの6色もの展開をたった1点のペンダントトップに表した人がいた【588】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

サファイアは元は、コランダムという鉱物です。

同じコランダムが鉱物だったもう1つのストーン、それがルビー。

サファイアとルビーは元は同じ鉱物だったのでした。

そこへ、他の物質の混じりにより、赤いルビーへ、そして青いサファイア、およびその他のカラーストーンへ。。

そのルビー以外の総称がサファイアだったのです。

そのサファイアの中でもとりわけピンクサファイアが気になる存在。

ルビーみたいな紅色にはなり切らなかったピンクにとどまったことでその運命が変わったという見方もできます。

このたびは、そんなピンクサファイアが素敵に表現されているペンダントトップをご紹介したいと思います。

6色すべてがピンクサファイア、この6色が伝えてくるものを紐解く

最初見た時は、宝石の知識が薄く、どんなお洋服にも合いそうだと万能さが魅力で注目したペンダントトップでした。

3点セット:台がPT900のペンダントにはチェーンをPT850,ブレスもPT850、リングはPT900台。
〇ネックレス: 台がPT900のピンクサファイアの濃淡や色のトーンの違いのある6粒ペンダント。69cm。

右下の紫もアメジストではなく、6粒すべてがピンクサファイアの範囲内の色の展開という点が貴重。

トップのサイズは、バチカン含め縦25mmx横12mm。

デザインが揺れたように表現されているものの、実際の作りは固定。

上述のサファイアがコランダムから変化してルビーになり切らなかった姿をいろんなケースで一度に表現したものではないだろうかとロマンでいっぱいになります。

本当のところは、このペンダントトップの製造者様のみが知るところ。

ただ、この表現の仕方は、ストーンのサイズやカラットなどを遥かに超えた、「メッセージ」が入っているように思えてなりませんでした。

個人的には、とても素敵なペンダントトップなのだと思っています。

〇ブレスレット: フィガロチェーンの線径がなかなかのもの。PT850製。
〇リング:PT900台にダイヤモンドとピンクサファイアのコンビの楕円系粒のダブルリング 。12.5号。

同じピンクサファイアのリングがあるおかげでうまくまとまりました。

あとがき

ピンクサファイアが青味のピンクだというイメージでしたが、この度のペンダントの色展開を見ると、オレンジに寄ったようなサーモンピンクもあり、アメジストと見間違うようなパープルカラーもありました。

宝石は、物言わぬ物体ですが、その姿こそがメッセージそのものだということです。

大ぶりで華やかな粒のストーンに注目はしますが、意味深いことを感じとったストーンはこの度のペンダントトップが一番でした(^-^)。

一目瞭然に感じられるまるでシルクのようなしなやかさ、幅広ブレスレットのボールチェーンの柄の編み込みの素材感【506】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ジュエリーチェーンとしては切れやすいと言われているボールチェーン、シリンダーチェーンのボールやシリンダーパーツ共々に互いに組み合わされてよく素敵な柄が作られます。

切れやすい理由はその接結箇所がほんのわずかな点なる部分だからです。

されど美しいボールチェーンは私達をとことん魅了します。

ブレスレットであれば、ネックレスよりも切れるリスクが少ないであろうとチャレンジしました、まるで布のような素敵な幅広ブレスをご紹介したいと思います。

地金とは信じがたいようなしなやかさは、まるでシルクのよう

頑強でごついイメージの地金ですが、実はこんなにしなやかな芸術品がありました(驚)。

編み込みブレスレット:K18YG製。天然石などは使わず、地金だけでフローラルな柄も作られています。

地金ジュエリーのすごさを拝見しました。

ストーンが飾られずともここまで綺麗なジュエリーがあるのです。

広げてみました:立体的だと形が3次元になかなかフォルムが出来上がらないほどのしなやかぶり。

留め具は軽いダルマ板と引き輪コンビ。

バランスを考えられたものだと思います。

どの道、このブレスレットは頑強なものではありません。

そもそもボールチェーンやシリンダーチェンだけを使ってあり、接結部分が全体的に華奢。

そして、引き輪やダルマ板の留め具の箇所も、たった一部分だけという繊細さです。

それでもチャレンジしてみたのは、ブレスレットだからこそです。。

ブレスレットというのはネックレスの半分にも満たない長さ。

重さも当然半分以下ですので、こういった繊細なタイプでも比較的「心配」が半減。

目で常に確認しやすいのが「腕輪」なのです。

損傷は想定した覚悟の上、ブレスレットにはこういったチャレンジの実現の場があるようです(笑)。

3点セット:ペンダントチェーンのボールチェーンとリンク。フラワーが指輪とリンク。

この3点セットもなかなか悩み迷いながらここに行き着きました。

水平の場所に置いた時のタックみたいな箇所がまるでリボンひもみたいです。

あとがき

ネックレス、ブレス、リングの中ではブレスレットはあまりバラエティーに富んでいません。

それは、腕に巻き付くベースの形が必要なある意味「縛り」があるからです。

だからこそ特徴あるブレスレットは見逃せないです。

こんな風に特異なブレスレット作りにチャレンジされた製造者様に脱帽です(^-^)。

フィガロチェーンは喜平チェーンの変形型、透かし部分が柔らかい印象を作ってくれる【505】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

チェーンのデザインで一番広く知れ渡っているのが「喜平」ではないでしょうか。

ずっしりと思い喜平チェーン。これでも2.5mm程度なので喜平は全体的にごつめのデザインです。
こちらのチェーンは「粗喜平:あらきへい」というデザイン。目が詰まった喜平よりもやわらかな印象です。

喜平の中でも特に透かしが目立つ「粗喜平:あらきへい」タイプに注目しています。

かつて商業上の企画から一時期多くの喜平がじゃんじゃん製造されたことで、現在の質屋さんとか古物市場には喜平が続出しています。

せっかく美しい価値あるデザインの喜平がたくさん出回り過ぎ、今になって換金されて喜平チェーンの在庫が豊富というわけです。

そうすると喜平でもやや個性的な方向に目を向けることになりました。

この度ご紹介しますのは、粗喜平のパーツ部分も含む「フィガロチェーン」のブレスレットで、プラチナ製になります。

イエローゴールドではないシルバー色のタイプが珍しいですし、フィガロはとても人気が高いデザインのようです。

フィガロチェーンは喜平の親戚デザイン、リズムを刻むような配置が美しい

プラチナフィガロ―チェーンブレス:PT850製。線径も申し分ないボリュームで大変美しいです。

コンスタントに粗喜平と細かい喜平が配置のこの美しさには目を見張ります。

よくこれが見つかったと当時大変感激致しました。

それぐらいフィガロチェーンが入手しにくいのです。

まだブレスレットだからそのチャンスがあったかもしれません。

チェーンネックレスは多くの方が注目するデザインで人気が高いです。

このフィガロチェーンの魅力は透かし部分が多い美しさと、柄が浮き出て華やかさが出るので、通常の目の詰まった喜平よりも表情があるのです。

このブレスを他のジュエリーと組み合わせてセットを組んでみました↓。

3点セット:ネックレスの編み込みの透かし部分とよく合うフィガロ。

遠目の映り具合がこのネックレスとブレスの関連付きを教えてくれました。

結局は全体コーデなので、1つのアイテムが素敵でもそれが存分に活かされるためには他のジュエリーとの組み合わせの効果も重要なのです。

あとがき

フィガロチェーンはどちらかというとクラシックです。

かつて、叔母から譲り受けたフィガロチェーンの細口ブレスが、結構細いのに線径が太くて、ずっしりした重みがあるK18YGでした。

最初のフィガロチェーンとの出会いはこのブレスだったと思います↓。

叔母からの譲り受けのフィガロチェーン。華奢ながら線径がしっかりしているところがヴィンテージの特徴。

昔(昭和)の18金ジュエリーには、細いのにしっかりしている作りだったりするものが多く見つかる理由は、全体的に地金を素直に使った「線径のしっかりさ」があるから。

本来の姿というのはこれなんだと示してくれているようです。

地金が高騰の現在ではなかなかこうした存分な地金遣いがチャレンジとなってしまう現状があるようです。

チェーン物は流行が特に感じられないので、1点持っていると末永く一生物としても十分可能です。

そういった劣化の悩みがないところも貴金属の素晴らしさです。

結果長く持てばコスパとしてはどんどん上がるのです。

このたびの、喜平の種類の中でもニッチな「粗喜平:あらきへい」をどうぞたくさんの喜平チェーンを見る際に思い出してみて下さいませ。

ジュエリーアイテムそれ1つの存在感を全面に出す装いなのか、全体のバランスが取れた優しい存在なのかは、選ぶ喜平チェーンの違いで随分変わってくるということです(^-^)。

ヴィンテージものは地金が厚い、ゴールドのたっぷりな地金のおかげで一粒サファイアデザインが華やかなリング【504】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ヴィンテージの定義はおよそ30年を超えた頃からそう呼ぶものだということ。

アンティークは100年以上でないとなかなかそのような資格が得られないもの。

貴金属ジュエリーに関しては、天然金属なので新品磨きや仕上げをしてもらったお品はピカピカでいつの時代の物かなかなか分からないはずなのですが。。

しかし、実際はなんとなく分かるものです。

それほど流行などが激しくあるわけでもないジュエリーアイテムでもヴィンテージらしい面影があるものなのです。

このたびは、そのような年代物の様相が素敵に現れた18金イエローゴールドのリングをご紹介したいと思います。

ヴィンテージ物の判断の基準の1つは、厚みのある地金使い

多少デザインのどこかにヴィンテージらしさがあります。

むしろ地金の使う分量を見ると年代の予想もつきやすいです。

地金高騰の2023年現在に製造されたジュエリーとの比較では、昭和時代のお品物は断然地金が厚く作られているものが豊富です。

いろいろな古いリングを質屋様などで拝見させていただきまして、そのように実感しています。

宝石よりもむしろ地金は正直にその時代を反映しているところがありそうです。

地金の価格の上昇に伴う材料の入手のしにくさなどが絡んだ諸事情から、ここ最近の新しく製造されるお品は全体的に薄っぺらいのです。

リングの指にはめる輪の部分だけでも地金をおしみなく使ってあるもの、そうでないものが分かることもあります。

そういった読みから、この度ご紹介のリングは、厚みあるしっかり感が特徴で、実際にずっしりと重みもあり、ヴィンテージらしい様相をしていると言えます。

ダイヤモンドxサファイアコンビのリング:台はK18YG。絞りデザイン。地金の厚みが特に正面に感じられます。

なかなかスタイリッシュなX型が表現されたデザイン。

正面の左右にお花のような柄でダイヤモンドがセッティング。

3点セット:ネックレスとリングとでサファイアとダイヤモンドがリンク。ブレスの形はネックレスにリンク。

抽象的で合わせやすいマーキスカットモチーフを意識したセットになりました。

マーキスカットの「マーキス」は「侯爵:こうしゃく」のこと。

侯爵という地位は、かつてのフランス、王政における貴族達の反映の時代では「公爵の下位、伯爵の上位」の位置付けです。

ただ、この形のジュエリーを身に付けたルイ15世の公妾(こうしょう)のポンパドール夫人に由来があります。

この夫人がよくこのアーモンド形のジュエリーを付けていた、この時代に流行していたことから。

ポンパドール夫人は大変影響力のある女性だったのです。

あとがき

現在は薄いデザインが軽やかで美しいのだというような傾向もありますが、雑誌やメディアの煽りもあるので、本当は何が素敵なのかを自分でよく好みを判断したいものです。

ペラペラの美しさももちろんありますが、ちぎれやすかったりなどの強度は大丈夫なのか、小さくてもしっかりしている、ずっしりと重みがあるなど、多方面から見た慎重な選び方をお勧めしたいです。

このたびのリングのように厚みがちゃんとあるところには「正直さ」が見えてきます。

これくらいはリングには地金は使うものだというメッセージのように感じるほどです。

謳い文句や流行を100%信用し過ぎず、実際に手に取った重みなど人間が感じるその直感のようなものを大切に。

ジュエリー購入は本来見て手に取ってということが一番望ましいのではないでしょうか(^-^)。

この形を「粋」と表現せずにはいられない、四角いジュエリーに合わせやすいフォルムのボックスチェーンブレス【503】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ブレスレットというアイテムは、人間の身体に付けるジュエリーの中では真ん中くらいの位置。

この位置は上のネックレス、下のリングをつなぐ重要な架け橋的なポジションだと思っております。

そのせいか、今まで集めた中ではブレスレットが主役アイテムになることはそれほど多くなく、リングとネックレスをうまく関連付けたり、中間的な調整のような役割を考えてまいりました。

このたびは、そのような存在のブレスレットにあえてスポットライトを当てながら、ジュエリーの組み合わせの中での役割のような姿を見ていきたいと思います。

徹底的な四角が美しいボックスチェーンのブレスレット

今回ご紹介の18金ホワイトゴールドのボックスチェーンブレスは、潔いほどの四角っぽさです。

ボックスチェーンブレス:地金はK18WG製。この徹底的なスクエアなラインが美しいです。

以前にこういったボックスチェーンのロングをステンレスで愛用していたジュエリー収集時代がございました。

チェーンは意外と遠目でも目に飛び込むものです。

なかなかのボリュームでありながら密集したパーツが互いに近寄った「喜平」よりもすっきりと映るのはこの空間の「四角い透かし」のおかげ。

空間をも見込まれたデザインが本当に素晴らしいです。

3点セット:四角いモチーフをとことんリンクさせます。

ペンダントのテーパードカット、リボンそのものの四角い部分、ペンダントチェーンのベネチアンのボックス型、リングのテーパードとボーダー状の配列の四角い映り。

すべてのアイテムに四角い要素が入り大変すっきりとまとまりました。

ペンダントにリボンモチーフがあるにもかかわらずパンツスタイルのお洋服に合わせていけるような寄せ方を感じ取っていただけますでしょうか。

リボンだからワンピースやスカートのイメージからのギャップです。

リボンが意外と四角モチーフに合うということを過去のいろいろな試行錯誤から気付きはじめ、分かりやすいまでにリボンと四角の相性を示してみたのでした。

あとがき

もともと四角モチーフは好みで、四角いカットのストーンのペンダント、四角いチェーン、幅広の四角く映る平打ちリングなどには目がないです。

とてもシンプルですが、ジュエリーの組み合わせの時に、「形、色、素材」を「同じにそろえる」ということで素敵になっていくという方法がございます。

「互いに違う」ということの良さは難易度と理解の難しさがありますので、まずは「互いに同じ」というところにポイントを置いた集め方がうまくコレクションしやすいです。

ジュエリーの形の中では四角は王道ですがクセもあります。

しかし、このクセが何とも魅力的に映ってしょうがないのも本当です(^-^)。

ストーンが無くても十分にジュエリーの威厳、地金だけのネックレスの凄みを感じるプラチナのパイプメッシュネックレス【502】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「プラチナってこんなに白かったんだ♪」、地金のプラチナとK18WG(18金ホワイトゴールド)を比べると思うことです。

プラチナもホワイトゴールドも似たようなものだと以前は思っていましたが、いやいやかなり違うことが分かってきます。

言葉で簡単に表すなら「白っぽい」と思うのがプラチナ。

その白っぽさは独特の雰囲気があるのです。

そんな良き雰囲気のプラチナだけの美しい地金ネックレスをこの度ご紹介したいと思います。

パイプメッシュネックレスの空洞にはフープが埋め込まれフォルムがキープされている

プラチナネックレス:PT850製。透かしの編み込みパイプの作り共にすばらしいです。

パイプメッシュの筒型の構造が大変美しいショートネックレスです。

こんもりと柔らかい筒形は内側にコンスタントに設置のフープ無くしては美しく目に映らないでしょう。

本来ならだらんとなってしまうところを、フープパーツがパイプ内を支えてくれています。

編み目が細かいのも非常にエレガント。

ダイヤモンドのネックレスともなかなか良い勝負が出来そうです。

地金のみのネックレスもここまでの細工があり、とても美しくきらめくものなのです。

ここに、ジュエリーというものが宝石だけではなく、地金の存在があるということを実感します。

ボールチェーンはどちらかというとチェーンとしてより、集まってデザインになった方が効果が出ますね。
3点セット:リングの大花の真ん中部分とパイプメッシュのネックレスの柄がそれとなくリンク。

どの道、大花リングは行き場があまりありません。

クセが強くて、ジュエリー同士の組み合わせにおいては、何かのアイテムを大花に対して合わせてもらわないといけなくなります。

そうした中でチェーンネックレスであるこのたびのショートネックレスタイプは、万能なこともあります。

ただ、柄もあるわけでその辺りが上手く合うかどうかの組み合わせをあれこれ悩む部分です。

このセットになった決め手は、ブレスの柄ともネックレスの柄がよく合い、リングのお花の真ん中部分とネックレスがよく合うという関連付きが互いに感じられたから。

他の案もあるかもしれませんが、その時々のジュエリーの存在のタイミングで決まった1つの渾身の組み合わせでございます。

あとがき

プラチナはホワイトゴールドよりは強度は弱いようです。

普段よく身に付けるものでも慣れて引っ張ってしまったり無理なことをされませぬよう、丁寧に扱ってあげていただきたいです。

このたびのネックレスに出会った周辺からプラチナに目覚めていきました。

かつてジュエリーを集めていただけの時代においては、断然18金イエローゴールドが多かったし好みでした。

それが、レンタルジュエリーの事業を始めてから銀色の良さに引き込まれていきました。

クールでギラギラしない感じがとても良いのが銀色。

もちろん金色の良さもよく分かっているのですが、とても自然に装えるという点でプラチナやホワイトゴールドにも目を向けるようになりました。

この見方は、後にお客様に反映することになります。

「本物志向のレンタルジュエリー」のラインナップに銀色も増加していくと思います。

よろしくお願いします(^-^)。

別のジュエリーに歩調を合わせるような使い方をしたピンクサファイアのダブルリング【501】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

サファイアというのは、お直しの際に宝石屋さんで聞くところによるとそれほどデリケートすぎる石ではないみたいです。

とはいえ、宝石は基本割れ物です、大切にケースに収納しながら保管をします。

今回は、サファイアのカラー展開が豊富な中でも、紺色の次に多く見かける「ピンクサファイア」のダブルリングをご紹介致します。

リング自体には特に際立ったパンチが無い場合は他のジュエリーに歩調を合わせる役割がある

ピンクサファイアのダブルリング:台はPT900。ダイヤモンドとのコンビが爽やかです。

ダイヤモンドが途中でぷつっと途切れていますが、これで良いのです。

フルにありすぎると、指との接触でダイヤモンドの設置が外れてダメージを受けやすい。

パヴェの1粒でも外れるとパッと見て分かりますし、お直し行きとなってしまいます。

先端からある一定の部分のみに飾っているということが、視界にもこの部分が正面からの場合入ってくる範囲ですので、そういうものです。

さて、ジュエリー同士の3点セットの組み合わせなのですが、この度のリングはどちらかというと別のジュエリーアイテムに合わせていくようなタイプだと解釈しています。

セットは今まで2つの案がありました。

3点セット(前案):リングのピンクサファイアがペンダントトップとリンク。

その後、もう少しパンチを出す組み合わせへ変えています↓。

3点セット(後案):ここに最終的に落ち着きました。プラチナ台を多く含みます。ベリーの実とリングがリンク。

前案よりも後案の方がベリーの実にクセがあるため、かえって全体にパンチが出ました。

リング自体が他へ歩調を合わせるタイプだという解釈をし、トップに一癖あるものを配置したのです。

ピンクサファイアの色が、青みのピンクなので、プラチナ台のクールさとよくマッチするようです。

それほど大粒でもないのですが、ダイヤモンドの部分が結構多いこと、ダブルリングのデザインであることが華やかです。

ダブルリングはとても良いですね。ただでさえ華やかさがあります。

あとがき

ルビーも確かに王道で素晴らしいですが、お洋服と合わせるとなると、紅色が目立ちすぎてしまうことがあり、ルビーだけのリングはかえって、全体コーデに悩むかもしれません。

紅色が薄まった色のピンクサファイアはそういう意味では親しみやすいカラーです。

実はピンクサファイアは地球の地上へ出た鉱物の「コランダム」という透明なストーンからの枝分かれで、ルビーになりそこねたコランダムなのです。

その時点では負けた感じがしますが、宝石になったらもはやルビーと同等なのではないでしょうか(^-^)。

エレガントな装いに偏るショートネックレスでも出番は豊富、ダイヤモンドの小花とつぼみのパイプステーションネックレス【500】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ジュエリーの持ち方の1つとして、あるシーンに特化した1点だけをそのシーンのたびに登場という使い方があります。

この度ご紹介のショートネックレスがそんなシーンを分かりやすくイメージしてくれそうです。

使いまわしの利くジュエリー、どのようなお洋服にも合いやすい普遍的なジュエリーなど出番が多数あることに対しては皆が考えるところ。

それでこそ高価なジュエリーのコスパも上がるというものです。

ただ、「出番の多さはテイストが偏ったものでも実現できるのではないか」というのがこの度のご提案です。

せっかくの第一印象の後に、ブレーキをかけるかのように出番が少ないかもしれないと懸念する気持ちが現れ結果逃してしまうことはとても残念です。

そのようなことが起こらないために、このたびは、フォーマルシーンらしいネックレスが、フォーマルシーンでは毎回登場できそうなタイプです。

ご紹介したいと思います。

フープステーションネックレスが頻繁にあちこち登場のオールマイティーなアイテムへ。。

フープステーションネックレス:K18WGxダイヤモンド。39cm。

黒の背景によく映えています。

濃い色のドレスやワンピースによくマッチします。

勝手に「フープステーションネックレス」と自信で名付けていますが、こういうタイプ特に名前があるのでしょうか。

半分だけダイヤモンドが全体で0.5ctで配置。

つぼみとの交互がとてもお洒落で、地金のK18WGのパイプ状のパーツがカーブしていて、ふんわりラインを作っています。

画像とか動画では大きく映りますが、実際お花の直径は7-8mmですので、控え目です。

地金部分に関しては太めで存在感がありますし、筋が入れてある効果として高級感が出ています。

このフワフワ、モクモクしたラインのおかげでとてもエレガントな雰囲気になっているのです。

長さとデザイン共に、まさにフォーマルシーンにぴったりのネックレスです。

3点セット:類似のステーションブレスとボタニカルなマルチカラーのリングを合わせました。

ゴージャス過ぎないところが、フォーマルシーンからお食事会程度の集まり、ホームパーティーにも付けていこうという気持ちになると思います。

こうして出番が増えていくのだと思います。

それが適度な華やかさのバランスがあるこのネックレスの良さです。

あとがき

つくづく思いますのが、ジュエリーはその1点だけを見ていてもまだゴールではないということ。

最終的には、全体コーデとしてうまく出来上がったかというところを目指します。

そうしますと、全体が良くなるには、必ずしも1点そのものがダイナミックな印象深いアイテムであるとは限りません。

とはいえ、それ1点ならではの特徴も欲しいという大変欲張りな視点でジュエリーをラインナップしています。

どうぞ、「本物志向のレンタルジュエリー」よろしくお願いします(^-^)。