リフォームやリメイクの手間を一切加える必要無し、「ハイブランドサングラス巾着」をスマホ入れに利用させていただくアイデア【620】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「スマホカバー」という「扉式カバー」があまり得意ではありません。

電話をしている姿に蓋がヒラヒラする映りがちょっと。。

スマホを初めて使い始めたのは2018年3月頭のこと、かなり遅れたスマホライフのスタートでした。

それまでは、「ガラバコス島」の最後の「人種」のようにわずかに残るガラケーファンと共に長い期間踏ん張ってまいりました(本来は携帯電話自体を指す言葉)。

2018年くらいになると、ガラケーでは不可能なマスト事項も出てきたので、いよいよ「強制」というような差し迫る何かを感じ取り、初めてのスマホに挑戦。

いつまでたってもパソコンの方が使いやすいと感じることは変わっていませんが、その後はスマホでしか作業できないボタンなども存在し始め、大変驚いております。

そうして、違和感を感じながらも何とか時代の波に乗ったということになります。

モデルは「アンドロイド」、薄型ですが随分重いのですね(^_^;)。

最初の1年くらいは、はめ込み式のプラスチック製の「スマホカバー」を購入したのですが、スマホのかっこよさがすべてカバーで隠れることに愕然。

そして、スマホはカバー無しのブルーグレー色のモバイル本体の素敵さを見せながら、ポーチへ収納する使い方をするようになりました。

このたびは、そのスマホ収納ポーチを手間をかけずにあるアイテムをそのまま引用することで利用していくご紹介をさせていただきます。

「ハイブランドのサングラス用巾着袋」をそのまま利用したらスマホにぴったりだったサイズ感の一致

スマホのポーチを考えている内に、あるアイテムを発見。

それは、「ハイブランド」様のサングラス用巾着袋でした。

サングラス自体は苦手ですので、今までご縁がありませんでした。

とにかくスマホのサイズ感に合う布製のポーチなどを探していた結果見つけたのがサングラス巾着だったのです。

ハイブランド様のロゴがかわいく、シンプル。

最初は白を使用し、後に少しクッション性が不足したことと汚れたことからへ買い替え。

そして、ふんわりクッション性のある別素材の黒に落ち着きました。

黒のサングラスケースを利用したスマホ入れ:ハイブランド名は控えさせていただきます<m(__)m>。

更には、入れ物としてのみではなく、トレイとしても使えることに大喜び。

別の使い方:こうしてスマホトレイとしても使えます。

あとがき

「リフォーム」や「リメイク」をせずに、そのままのサイズ感でそのまま「リユース」できるということが結局は一番望ましいことです。

「リユース」の一番基本的な行動は、「そのまま使う」なのです。

ただ、本来の目的と違う使い方というところに、「アイデアと切り口の違い」が面白く入り込み、品物に深みが増します。

お洋服は、人間のサイズがバラバラですので、どうしても伴う「サイズ直し」があるものですし、流行も入り込んでいるのでその抹消も兼ね形を変える「リメイク寄りなリフォーム」も出てくるものです。

その一方で小物類に入る「袋」はいつの時代でも「袋」でいてくれるので、そのまま使うということが可能なアイテムです。

せっかく一度は製造されて世に出た品物、現在使われていないのなら、必要としている方のお手元へ相性良く届き、長く使ってあげることがとても素晴らしいことなのです(^-^)。

宝飾品屋さんに教わった、50万円相当の真珠のネックレスの照り・ツヤ以外に「ここ」を見る【619】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

弔事用としてずっと30年くらい持ってきたあこや真珠のネックレスがあります。

祖母に買ってもらったものです。

その時にお店の方から良質さを見る興味深いポイントヶ所を教えていただいたことがあります。

よく真珠は「照り」「ツヤ」を見るというポイントが紹介されますが、そのこととも関連するのかもしれませんが、また違う具体的な視覚的な見方があります。

今回はこのことをお店の店主様からの教えとして綴りたいと思います。

良き真珠選びにお役立ていただく1つの見方になれば幸いでございます。

あこや真珠の8-9mm珠のショートネックレスのレベルの高さはなかなかのものだった

こちら、今回の話題のお品となります↓。

あこや真珠:定価50万円のお品物。留め具に「ブルーサファイア」が埋め込み装飾あり。

ライトが効いた写真は、白っぽくぼやけるので、光をかなり落としてありまして、暗い写真になります<m(__)m>。

こちらががあこや真珠の50万円相当のお品。

つるりとして珠がなかなかのボリュームサイズの8.5mm辺りかと思います。

シルバークラスプの留め具も凝ったデザインで透かしにサファイアが設置されている点にすでに高級な部分が感じられます。

一度、当初なぜか4珠ほどよけてあったのを、その後失くさないようにとすべてを追加するリフォームをお願いして、そのリフォームで追加の、珠の間にクッション性のパーツ(オールノット)を入れることもしていただいたものです。

その他、留め具周辺で珠が終わる最後に、凝った感じのシリンダーパーツも取り付けていただいています。

当たり前に今までずっと持ってきたので、あまりに自然なお品でしたが、こうして見てみるとかなり凝ったものなのかもしれないと思えてきました。

そして、購入先の時計屋様(宝飾品も販売)からご教授いただいた、良質な珠の見極めの仕方。

見るところは、珠の正面に映る「青い影」だそう。

「この青い暗い影が良質の証と見るのです」とのことでした。

珠の真ん中に映るグレーのような暗い部分の事を指しているのです。

こんな感じで見たときに青い暗い影が映ります。これがはっきりと表れるものが良質だとのこと。。

もしかしたら照り、ツヤと関係しているのかもしれないですが、物理的な見方なので、とても分かりやすいです。

その青い暗い影は、「クール」というか「神秘的」というかそんな感じの影です。

あとがき

真珠をどこまで良質なお品で持つのかというところは価値観が分かれます。

50万などしなくても1万円程度で事足りるという価値観もありますが、これが祖母からのプレゼントだったという自然な流れだったこと。

そのおかげで、1つの知識を持つことができました。

実際のところ、この高級品を普段使いにカジュアルにはとても使おうと思いません。

実は、別のカジュアル使いのあこや真珠ネックレスがあり、あまり良質ではない保存状態の悪かったヴィンテージ物を抜け感を出しながらロングへアレンジの使い方。

そういった型破りな使い方もとても楽しいので、そのお品の良質さだけが価値だとも言い切れない部分もあります。

真珠は、お手入れ方法がほとんどなく、非常にデリケートです。

海の中でできるから水と相性の良いものと思いがちですが、実際にこういったネックレスなどになった真珠に関しての取り扱いは、お水は不可。

水洗いは傷んでしまうというデメリットを持っています。

よって、真珠は柔らかい布で汗を拭きとるだけの「ふく」という行為だけにかかっているようなものです。

そう考えると価値がよく分からなくなりますね。

各々の持ち手にその価値観が委ねられる代表例のアイテムなのではないでしょうか。

その他、当「本物志向のレンタルジュエリー」のラインナップでは開始当初の2020年に並んでいたあこや・淡水含むすべての真珠を2022-2023年に廃止しました。

2023年に「南洋真珠」のマルチカラーのみ残しておりましたが、それも真珠です。

お手入れの行き届かなさと真珠のあまりのデリケートさがレンタルには向かないと判断して2023年で唯一残していました「南洋真珠」さえも完全廃止を完了したのでした。

ただ、「価値観」もレンタルの価値観と個人の持ち物の価値観とは違います。

あこや真珠は弔事には(女性のみですが)マストアイテムであることがこの先の未来も不変だと思います。

よって、良質な真珠を見極める目は持っていると役立ちますし、値段にあまりに翻弄され過ぎずに良質なコスパの良いお得な品物をゲットすることが本来一番だと思います(^-^)。

「おやじポーチ」を軽視するなかれ、素朴ながら容量確保のコンパクトさがとても参考になる【618】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「おやじさん」というような人が持っているバッグを新モデルに引用させていただいたことがあります。

街角でばったり出くわした「おやじさん」を横から拝見、開けていたバッグは、四角くてマチがたっぷり。

その中には、いろんなカードが入っていて、少しのぞかせていただいてしまいました。

楽しいカードや券がたくさん詰まった容器をそのまま持って歩くようなスタイル。

このセカンドポーチさえ持って出れば気まぐれに年金生活をエンジョイ♪(あくまで想像です)。

そして、その素敵なモデルに感化され、思いっきりエレガントなイタリア製生地でミニボストンバッグを製作したのです。

ファスナー付きでカーブも入りまして、「おやじさん」には足りなかった「ショルダー」を加えたモデルです。

このたびは、この例から、ヒントはあらゆる人々から得られる可能性があり、あらゆる場面においても可能性があるというお話になります。

着想はメンズ用バッグから。。同じようなデザインでも雰囲気が大きく変わるエレガントな生地への落とし込み

「まえがき」のもの。ミニボストンバッグモデルは、見かけた実際のバッグを持つ「おやじさん」からのヒント。

これがまさかメンズからのヒントとは想像しにくいと思われるかもしれません。

というのも、生地が思いっきりエレガントだからです。

この生地を集めていた頃は主に2019年、イタリア製の「フクレジャガード」「風通ジャガード」を夢中になって探していた時期です。

もう1点、街中(まちなか)でバス停でバスを待つ「おやじさん」の後ろ姿が印象的だったバッグがあります。

それは、ナップサック。

次の写真は、ナップサックに関しては初期型の1点です。

よくあるナップサックのような作りを真似てみました。ただ、きゅっと口をしぼる時の口の完全な閉まりは課題。

裏地を付けた影響から巾着が十分に絞り切れず口が完全に閉じないことに加え、蓋に関しても装飾的に付いているに過ぎません。

まだまだその後の改良が必要だと、これっきりこの仕様では作っていませんでした。

「おやじさん」が持つナップサックはもっと典型的なもので、薄っぺらくて、マチがなくて、きゅっと口が縛られているものでした(素材はナイロン/100%の黒)。

丈夫にしっかり作ろうと、裏地を付け接着芯を貼ったりすることで、どうしても口が閉まらない課題が生まれてしまうのでした。

ただ、ナップサックはずっと昔からあるデザイン。

学生時代に、学校のサブバッグとして使った記憶があります。

何十年も前からの不変のモデルは非常に注目するところでもあるのです。

その後ナップサックは、「口の密閉の課題」をこんな風に克服していったのが2023年の事↓。

厚み生地では到底口は閉まりませんので、別布をタブとして巾着ホールにする仕様を考えました。

その結果見事に口の閉まりの課題は克服です。

どんな生地にも対応できるためには、このモデルが有効だというところに行き着きました。

あとがき

かの有名なハイブランド様の、「シャネル」様の創業者の「ガブリエル・シャネル(ココ・シャネル)」様もメンズからのヒントで「ツイードスーツ」や「チェーンバッグ」などを生み出しました。

そんな知識をインプットした頃だったので男性の持ち物に目を向けていたところ、アンテナにひっかかったのが「おやじさん」の持ち物だったのでした。

たくさんのバッグをあれこれ持ちたい、「エルメス」様の「バーキン」を色違いで持ちたい(一緒の形やないかー!と突っ込みたくなる)女性。

一方、渾身の1点を長く使う男性、特に年配の方々。

なぜ、その1点を選んだのかの理由があったはずで、そこにこそ「ヒント」が隠れているのかもしれません。

複数持ってはいても、1点ずつに対する思いの深さがどうかは分からなところ。

むしろ1点しか持っていないそのバッグとの出会いの経緯などを聞けると何かが紐解けてゆくかもしれません。

メンズからのヒントというのは、一理あると思います(^-^)。

一度この色に挑戦してみたかった、オレンジ茶の小物集め3点(バッグ・ベルト・靴)までの道のり【617】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ファッション分野において、難易度の高い「茶色」。

取り入れる時には、お洋服ではなく、差し色的に小物アイテムで考えていくと茶色が使いやすいものになります。

比較的見つけやすいのが「チョコ茶」。

ただ、チョコ茶は今までたくさん見てきました。

確かに素敵で不動のクラシックさをたたえたいのですが、冒険心は薄れています。

よって、このたびは、あこがれもあり、「師」と仰ぐ(勝手に)方が上手にコーデされていたことに影響を受け、挑戦したのが「オレンジ茶」です。

「ライトブラウン」「レンガ茶」などと呼ばれることも多い明るい茶色。

一見浮きがちな色なのですが、差し色には向いている色だと思います。

「3点共本革レザー製のヴィンテージ物」という条件で、バッグ・ベルト・靴をそろえました。

その中でバッグに関してはリフォームする箇所が少しありましたので、ご紹介を兼ねて3アイテムが集結したパワーのような物を感じ取ってみて下さいませ。

オレンジ茶でそろえる夢実現に向けて、高級感アップのためのプチリフォームの「擦れカバー」作業

「リーガル」製のローファー(おそらく1990年代前半あたりと予想)、「ランセル」製のメッシュベルトの2点がすでに手元にあり、そこへ同じような色のオレンジ茶の「オーストリッチ」製の巾着バッグを投入しました。

オレンジ茶は「ケイト・モス」様のコーデをスナップ写真で拝見の時の影響を受け、真っ黒コーデに差し色に使っていらっしゃったのがどうしてもインパクト大でした。

これを真似してみようと決めて、実は苦手で手を付けていなかったオレンジ茶に新鮮味を感じてたところです。

その新しい試みにあたり、ヴィンテージ物のオーストリッチの巾着バッグを見つけていたのでした。

巾着バッグ:本革「オーストリッチ」製。程良いサイズ感の縦27cmx横25cmxマチ18xm。

両サイド巾着タイプであることがデザインとしてはレア。

ショルダーの短さから推測の、1980年代-1990年代にかけてのお品だと見ています。

とても懐かしいものの、変に流行が入り過ぎていないので、現在も何も躊躇することはなく使えそうです。

オーストリッチが柔らかい良い風合いです。

今後の「サスティナビリティ」の高まりとともに、新しくこういったお品が作られることは少なくなってくるかと思います。

ヴィンテージ物の既存品に関しての考え方は、「有難く使用させていただけば良い」というもので、「本革だから使わない」などとは言いません。

もうすでにあるものはかえって手にして使った方が良いという考え方をしています。

あまりにも偏り過ぎた考え方は現実的ではないと思っております。

入口のトップに擦れが見られます。
底の縁の擦れが見られます。同時に黒ずみも。

良いサイズ感で使いやすかったので、ある程度使われてきたもののよう。

まっさらに綺麗な感じに見えるよう、擦れに対して色の補色のお手入れをしたいと思います。

と同時に、仕上げのような意味で革のツヤやみずみずしさを出すためにオイリーにもしていきます。

1つは、まずとにかく擦れの色の落ちた部分を補色です。

このオレンジ茶になんとか合う色のクリームを持っていました。

いろんな革素材の擦れにはこれが一番だと「ハンズ」の売り場の店員様も太鼓判。「サヴィール」製のもの。
黒や焦げ茶も持っていたのですが、今回のオレンジ茶の場合、この「マロン」という色で対応。

場合によっては、黄色などを混ぜて色を調整するようですが、このたびはこのまま使いました。

1つ目の作業というのは、ただ擦れ部分にこれを塗るという作業です。

手袋をはめて、柔らかい布にチューブから出した色補色のクリームを擦れたところに柔らかい布で補色。
クリームで補色後:象徴的だった底部分の擦れは、クリームでオレンジ色に馴染み消えたようになりました。

と、ここまでは、色の補色ができたという1点目になります。

ここで少し不満が生じます。全体的に水分ととツヤのなさが気になります。

ツヤを出して仕上げたいと思うところですので、ここで我流で邪道ながら次のようなことをしました。

靴屋さんがホームページなどでは「バッグにはふさわしくない」とおっしゃっていることに当てはまると思われ、写真は控えます。

この後、あるメーカー様の靴補色リキッドタイプの「無色透明」というカラーを選択し、オイル仕上げの代わりとしました。

この液体タイプは、汚れ落とし・補色・ツヤ仕上げを1本で行える便利なもので、それの「無色透明」を使うところがポイントです。

実際は、特に悪く影響している様子も見られなかったので納得しています。

ヴィンテージ物ならではの思い切った邪道行為となりますので、くれぐれもお気を付け下さいませ。

さて、補修はこれで終わり、バッグを見てみます↓。

補色すると立派なものに。特にブランド名はありませんでしたが、「オーストリッチ」製がブランディングです。

そして、差し色小物3点を集結させます↓。

少し濃淡の違いはあるものの、だいたいカラーは整っています。オフ・ベージュ・黒のお洋服に使いたいですね。

「リーガル」製の靴も中敷きのロゴ入りは劣化し新しいものに取り換えています。

そうでもしないと、この靴と同じ物は全くもってその後も見つけることはできませんでした。

あとがき

前半の「サフィール」製の「リノーべ―ティングカラークリーム」は是非目を向けてみてくださいませ。

今まで何度も使い、同じ色の黒などは買い替えもしているほどです。

やはり、ヴィンテージ物(30年前で十分ヴィンテージです)の中には良きお品がたくさん見つかるようです。

老舗ブランド様でも、過去の古い物は、たっぷり感のある作りで、現在では同じブランド様なのにもかかわらず全く品物が違ってしまいました。

そうしますと、ブランド名関係なく、やはりヴィンテージ物は「作りが良い」ということははっきり言えることだと思うのです。

「思い切って良い物を作ることが可能な時代だった」とも言えるのかな。。

今後もすべてのお洋服・小物がヴィンテージライフを送ることを引き続き続行し、地球の未来に負担のないよう、過去の品物を掘り出し利用する工夫をご紹介していきたいと思います(^-^)。

生涯仕事をしていくと誓った事業主「picturesque:ピクチャレスク」は、当然ながら「年中無休」でございます【616】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「個人事業主」になって4年目、2017年末に会社員を引退(「早期定年退職」と自分でからかっていますw)の2018年2月スタートでした。

店舗は事務所として使用させていただくのみの、ネット通販の事業の2つ、「ハンドメイドバッグ」と「レンタルジュエリー」の事業者でございます。

いずれも「ホームページ」や「販売サイト」を通じての商品のご提供となりますので、常に写真はご覧いただける状況にあるとともに、連絡のやりとりも当然、常に「営業中」なのです。

これは、考えてみたら当然の流れで、あえて「休業日」というものは設けておりません。

その年中無休に対する決意が生まれた理由をこのたびはお伝えしてまいります。

ショッピングする時にがっかりした経験を「反面教師」に活かした

ショッピングの時に、質問をしたいことがよく出てきます。

その場で解決したいご質問があっても、金曜日の夜以降はネットのお店が実質お休みになってしまい、月曜日にやっと連絡が付くなどということが結構な数ありました。

そうすると、金曜日からは3日後にもなってしまいます。

この3日は大きく、随分「時」の流れが変わってしまい、気分が萎えがっかりすることがありました。

質問というのは早めに解決したいものなので、やはりそういったお店の休業のロスが「ホットな気持ち」というショッピングでとても大事にしている者が気を落とす点だったのです。

そういった多くのショッピングの苦い経験を活かしたのでした。

年中無休のライフスタイルに慣れた今の楽しさ、すべての生活から事業へ取り入れる学びの多さ

「オン、オフ」という言葉もあるので、お休みの日にまとめてリフレッシュというのも会社員時代に長年経験しました。

普段会社で仕事にのめり込み(on)、夜遅めの帰宅、休日によくお昼寝を楽しんでもいました(off)。

仕事好きであるのは今でも何ら変わりません。

会社員時代のお仕事もとても好きでしたが、内容の変わった現在もその点が変わらなかったのが、「仕事内容への魅力だけが理由ではない」ということになりませんでしょうか。

「個人事業主」になるにあたっては、「自分の決めた仕事で、ずーっとお婆さん(今もそこそこお婆さん)になっても毎日毎日仕事に打ち込む決意を固めておりますので、このスタイルの毎日は当然で自然です。

ただ、「頭痛持ち」であることもあり、時々そんな時には数時間睡眠したり、ある一定の時間帯に毎日運動をする時間はいただいています。

あとは、店舗での材料購入などがある時の隙間のような時間に、電車の中10-20分の間で読書をするように本を持ち歩いて出かけます。

そんな感じで短い時間のリフレッシュを時折取り入れるようになりました。

現在観たい映画がある、感想や記録を<読書>カテゴリーでYouTubeとブログ記事にまとめるルーティーンの継続

映画なども、よく以前は夜の最終で見に行っていたこともありましたが、夜はYouTubeアップ作業があるので、現在はあまり向いていない時間帯。

途中のもっと明るい時間帯にリフレッシュとして取り込むのが結果グッドです。

現在見たい映画がありまして、「グリード ファストファッション帝国の真実」です。

「ファストファッション」への警告のようなメッセージを含むストーリーで、新聞の記事の「文化」のコーナーで「ファッションライター」様からのご紹介がありました。

もう間もなく上映スタート日になるので、時間が取れ次第、変な時間帯に見てみようと思います。

この変な時間帯というのが、午前中とか午後の夕方になる前の明るい時間帯。

現在サスティナビリティの内容の本を読んでいることもあって興味を持った映画です。

実は、映画も2018年以降映画館では見ていないと記憶しています。

感想などをまた、当ブログ記事にアップしたいと思います。

あとがき

「年中無休」の中で、時間のもったいなさを意識するようになったことが成果として1つあります。

しかしながら、何がもったいないかなど、何気なくやっていることの中にも今後につながるようなヒントがあるかもしれないので、一概には言えない部分。

よく、「徒歩なら迷うことなくタクシーを使う」など、そのような例を耳にしますが、徒歩でも意味がある場合もあるので、時間の使い方の極論だと思います。

後から考えて無駄だったなあと自分で思わなければ、徒歩で時間をかけたとしてもOKなのではないでしょうか。

「こういうものだ」と教科書のように従うよりも、「心からの納得」に重きを置いた方が良いです。

よって、みんなが横一列ということは決してなく、「価値観」というものの違いが千差万別で良く、この度の内容も年中無休に対する向き合い方の1つの例です。

とにかく自分の人生は誰かに占領されるものではなく、自分が舵を握れる「自由」がまずベースにあると思っております。

その「自由」が無い状況は誰かに奪われた人生であるので非常にまずい、早急に見直し解決する必要があると思います。

まずは「自由」を入手してくださいまして、「自分軸」の実現をしてくださいませ、心より応援致します(^-^)。

小さいパーツが複数の接着芯貼り、まとめて粗裁ちを行う効率と枚数の限界の見極め【615】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

細かいパーツに接着芯を貼る時、しかも複数の時に効率よく貼りたい。。

そんな時にお役立ていただける粗裁ち方法を、実際の「前掛け」とよばれる腰下のエプロン製作のプチ量産における場面を例にご紹介したいと思います。

進捗度を高めることに貢献できますよう♪。

接着芯を大きな面積で用意、隙間をミニマムにコスパ良く並べながらまとめてアイロン接着する全体面積の限界

少なければ、そのまま生地の裁断に芯地を1枚1枚合わせてカットしますが、20パーツともなると結構な量です。

この効率を高めます。

このように、芯地の大きな1枚パーツに細かいパーツを接着芯上に並べます。カットは5枚ずつくらいに分けます。

アイロン台カバーを汚さないためには、クッキングシートは下に敷いたやり方の方が良いと思います↓。

下から順に、シート・生地(ふせる)・接着芯(糊面を下に)でアイロン。こすらず、押さえるかけ方です。
まとまった量はせいぜいこれぐらいです(5枚)。この「小分け」も1つのポイント。

欲を出して一気にやろうとするとアイロン台の面積が足りないので崩れます。

少しずつ丁寧に地道にやる方法にはなりますが、1枚ずつに比べるとはるかに効率は高まります。

まとめる枚数の限界をアイロン台の幅を目安にされると良いでしょう。

そして、きっちりと表地に忠実にカット。20パーツの芯貼済のラッピング布の完成です。

生地にハリコシが出ました。

接着芯を貼らないよりも貼った方が間違いなくパイピング自体にも「迫力」が出ます。

多くの量産品はここまでやってありません、個人規模の製作ではかなり強味になる部分です。

織物生地のパイピング布には織芯/ニット芯いずれもOK、ナイロン/100%のパイピング布にはニット芯がマストの注意

この度利用の接着芯はニット芯です。

織芯で白色がなかったのでニット芯の白を利用したわけですが、このたびのパイピング布が綿/100%だから織芯でも可能でした。

ナイロン/100%などでパイピング布とする場合はニット芯がマストですので、お気を付け下さいね(織芯では気泡ができて全く相性が悪いです)。

透けて黒っぽく映る場面が起こらぬよう、表地に色をある程度合わせていくこともポイントです。

白と黒しかない接着芯は、紺や黒や茶以外を白などの選択で分けられると思います。

ただ裁断するだけなのに、接着芯を当ててここまでやるということに驚かれるかもしれません。

あとがき

このたびは、キャンパス地のエプロンの縁を覆う目的ですが、その内側の構造など完成品では知る由もないことだと思います。

それでもやはりこの構造が正直に現れる時があると思っております。

それは、長い年月を経た未来の姿です。

その時に比較した時に違いは顕著だと思います。

そういった長い年月をも見越した製作をすることを今後も意識したいです。

アパレル品はその場での大儲けがなかなか難しいです。

これは宿命のようなもので、仕方がないわけで、そこを頑張るのではなく、少し変わった考え方をしています。

たとえ安い原価/売価であれど、必ず1点ずつを良い物に作ろうということを一番大切にするということ。

商売的な儲けにどっぷり浸かることは、アパレルでは非常に難しいです。

そこを無理やり価格を追求しようとすると取り引きの関係が壊れると思うのです。

では、儲けをさておいて、良質さを追求できるのか。。そこは闘いであると言えましょう。

結果将来生き残っていたら、その道は正解だったと思えばよい。

とにもかくにも良いお品を作ることを目指さずに、どんな未来があるのでしょう。

ファスト的な量産品のコスト削減のために重要な箇所でさえ手間を省くことへの「アンチテーゼ」みたいなことも混じります。

しかし、それ以上に、良き未来を想像しながら製作する「幸せ」な製作であることも重視してやみません(^-^)。

ミシンの糸目をそろえるために糸調子以外で気を付けること、両手でしっかり縫うものを押さえるという些細な事の重要度【614】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

久々のハンドメイドバッグ教室です。

間は空きましたが、カテゴリーに固めてありますので、ハンドメイドを綺麗に仕上げていく目標を設定した際には是非ご参考くださると光栄でございます。

実店舗の教室ではなく、好きな時に学べるWEB上の教室というのをカテゴリー<HMB教室>という括りにまとめています。

今後ご利用いただけることでお役に立てることがあればと思います。

縫い目をまっすぐに縫うということは大変奥深い、糸調子を整えたその後でもやることは生地をしっかり押さえること

では、今回のコツというものを1つ。

単純なのですが、三つ折りなどのステッチの場面です。

綺麗にまっすぐということを意識したいものです。

この綺麗にまっすぐというのは、右から左へ抜けていってしまうようなよく聞く文言ですが、結果は、あっち向いたりこっち向いたりのステッチの向きになることがあります。

縫いやすい生地であるとなおさらなのですが、油断して、このように縫い目が歪んだ箇所ができることが。。

かなり厳しいジャッジをしているので、これでも一応良しとなっていってしまうのかもしれません。

しかし、特に真ん中あたりが、糸目がぶれていますので、びしっと真っ直ぐに走った線ではないのが確かなのです。

ミシンも慣れというものが怖いもので、ミシンの扱い方を覚えると体が勝手に動いて、何となく、ただ生地を向こう側へ送ってしまうのです。

その結果が写真のようになりまして、ちゃんとした縫い目のイメージの意識が必要です。

それが、「横にぶれない意識」となります。

あのゆがみは横にブレがあった証拠と言えます。

横にぶれないようには、生地をしっかりと押さえ、集中して糸目をじっと見ながら1針1針丁寧に打ち込むということです。

まだ、上の生地は易しい方。

デニムや綾の折り目がしっかり入ったような生地は、その生地の折り目に動きが奪われ、ガタゴトと左右にふれがちです。

これをしっかり押さえ、前後の動きに集中するこということと、針が突き刺さっていく様子をしっかり目で確認しながらの1目1目にするということです。

これこそが、「真心を込めた製作」ということになりませんでしょうか。

あとがき

キャンパス地のステッチの成功例:この凹凸感の生地の折り目に負けず、まっすぐに縫えた状態。

↑これは、なかなか意識出来て上手くまっすぐになった縫い線です。

ここまでぶつぶつの凹凸感あるキャンパス地の織り目に翻弄されがちなところをいかにまっすぐにというのが挑戦ですが、そうして綺麗に出来上がったものはやはり美しいものでした。

糸調子ばかりを気にしてもしっかり生地を押さえることをしなければせっかくの設定が無駄になってしまいます。

些細な事の集まりが「美しさ」を生むのです(^-^)。

キャンパス地の縁の別布パイピングをハンドメイドでプロ級に仕上げるための一番最初のステッチの位置の工夫【613】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

パイピングという作業が出てくる場面があります。

例えば、バッグの裏地無しの縁の縫い代をくるむ場合やコースターの周りなど。。

結構いろいろな場面があるものです。

このたびは、そのような「縁パイピング」の作業を鮮やかな仕上がりのコツの中でも、最初の段階の最初のステッチの位置はどこが望ましいのかについて綴りたいと思います。

最初の位置がすべてを決めると言っても過言ではないほどの重要なスタートラインとなります。

線の上そのまま縫うのではない、「わずかに縫い代側に逸れる位置」を縫うことがその後の作業に繋がる

一応アイロンで基本的な線を付けます。

ラッピングはくるみ込むので、反対側の分も均等に線が付いた、観音開きのような折り方です。

このように線が3本現れるように均等に、細長い生地を縦に真ん中、更にその真ん中で折り目を付けます。

そして、スタートの位置が一番右のラインの折り目になるわけですが、ここでもうすでにこのたびのポイントとなります。

右端は縫い代の先端。本体生地にパイピング布の右端をぴったり重ね、線より右側に1mmずれた位置を縫います。

まともにアイロン線の上を忠実に縫ってしまうと、縫い閉じの時のキャンパス地の1mm程度の厚みがパイピング布において不足し、前面と後ろ面の生地の分量が均等にならないのです。

つまり、ずらした1mmというのは、生地の厚み分を余分に見込むという意味です。

このたびは、ここまでです。

その後、くるんで、縫い閉じステッチがあるのですが、そこでもポイントがあるので、また別の機会に。。

ざっくりと、その後の作業をお伝えしますと、アイロンでパイピングに返す時に、先ほど縫ったステッチ線を完全に隠して見えなくすること。

そして、最後に縫いとじの時は、今度は、先ほど縫ったステッチ線をぎりぎりで覆い隠れる位置にステッチすることです。

あまり余裕を持って覆い隠すと反対側のステッチが良い位置に乗りません。

ということで、まずは、印通りとも言えない意外な1mm際を縫うというポイントの理由が、キャンパス地の厚みを考慮してものであるということをお伝えしました。

ただ、ラッピングも5mm以上にも及ぶような厚みのものは、パイピングをすること自体見直す必要がありますので成功率は低いです。

よって、1枚-2枚仕立て程度の1-2mmの範囲内のものがこの方法で綺麗にできると思います。

裏側も表側と同じような鏡に映したように均等にステッチが載ったパイピングは非常に美しいもので、目指すゴールはその姿です。

あとがき

このたびは、ストレートの場所なので、別布パイピング布を縦か横のストレート裁ちで行いました。

カーブを描いている場合は、多少生地がもったいなく余っても、必ずバイヤステープに裁つことが必要です。

なぜなら、カーブをストレート裁ちでパイピングすると品物が「反る」ことがあるからです(実際に反った経験をしました)。

このたび途中までの解説のその後の続きは、いずれ、たくさんのパイピングの経験からアウトプットした内容をどこかの記事で綴りたいと思います(^-^)。

<経理>お客様からの入金後の発送が徹底のレンタル事業の仕訳、「売上」の計上は一番最後【612】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

事業者は、有難く「商品」が「成約」に至った場合に、「売上」を計上します。

その相手科目は、簿記通りの基本としてましては、「売掛金」や「普通預金・現金」などが該当。

ただ、それも実際の入金までのタイムラグがある場合に該当するものです。

このたびは、レンタル事業者とレンタルご利用者様の「アドバンテージの公平性」を保つために必ず多くのレンタル事業者が取り入れられている「入金後の発送の徹底」と共に、仕訳から見た「売上」計上のタイミングをご紹介したいと思います。

あくまで、仕訳例でございますので、方針によっては違いは多少あるかと思いますが、とにかく「シンプルで分かりやすい最低限」ということをモットーとしております。

最初の仕訳は「入金時」、法律に従い発送後にやっと「売上」の仕訳が計上できる

「レンタルジュエリー」は、先に料金をいただいてからレンタル品を発送する順番でスタートしますので、予約状態の期間が短いタイプの「予約販売」に似てるのかなと思う部分もあります。

ただ、「予約販売」というような科目は使いません。

まず、お客様がレンタルしたい商品番号をお聞きし、「計算書」をメールで発信。

メールの本文自体が「計算書」になっている形式です。

そして、入金をお待ちします。

実際に着金があったことを確認した時点で、初めての仕訳ができます。

「普通預金-前受金」という仕訳です。

クレジットを設置しておりませんでして、「振込入金」のみだからです。

相手科目の「前受金」が少し分かりにくいですね。

一般的に、「〇〇金」と名の付く科目は、必ずストーリーとしてその後取消仕訳がされる「仮の科目」と言えます。

発送をしていないからまだ「売上」科目を置いてはいけないという理由から「状態」をクリアにするために必要な科目が「〇〇金」なのです。。

そして、入金後は、当方で発送準備をし発送。

実際に発送した「証」である運送会社様の領収書やレシートが発行されたら、その金額と等しい発送の計上をします。

「商品発送運賃-現金」。

picturesque(ピクチャレスク)の場合は、送料はすべて当方持ち、その時の送料はスマホと連携のクレジット払いなので、「現金」が「未払金」になることが多いです。

そして、やっと、「前受金-売上」という計上で締めくくります。

「借方」に振り替えた「前受金」の意味は、「取消」です。

こうして、「〇〇金」をできるだけ速やかに取り消すことがすっきりとした帳簿になってゆきます。

共通のルール:必ず「売上」は「商品発送後」に立てるという「企業会計原則:実現主義」の鉄則に従ったもの。

「ハンドメイドバッグ」の場合では、2)の売上計上の前に、「商品発送運賃-現金(未払金)」が順番として入りますし、当「レンタルジュエリー」の場合では、3)の売上計上の前に「商品発送運賃-現金(未払金)」が入っています。

「レンタルジュエリー」では1)-3)の日付は同日になることがほとんどですので、計上の順番も大切になってきます。

同日計上では、入力した順番にストーリーとして綴られますので、実際の順番通りにきちんと会計ソフトへ入力していくこともポイントです。

気を付ける点は、入金していただいただけでは、発送がまだであれば、「売上」は立ててはいけないのです。

ここはとても重要な点で、「法律」に規定されている事項です。

「売上」の計上はあくまで「商品を相手に引き渡したタイミング」ということ。

ただ、そのタイミングも、出荷の時なのか、受け取った時なのかで選択が分かれますので各々の事業者が自社に見合った選択を決めていくのです。

一番早い「出荷基準」を選択しています。

スピーディーなデジタル計上の世の中、このタイミングが実際と帳簿とのタイムラグが最も少ないと考えています。

よくない傾向として、「経理事務担当者の机の引き出しの中に未計上の仕事を長期間ためこむこと」です。

とてもルーズな姿勢であると見て取れ、仕事をきちんとこなしているか否かはこういったところに表れます。

あとがき

動画内でお話させていただきました中で、「仮受金」や「売掛金」はいずれ取消が行われる末路である仕訳であり、「決算時」においても極力、ミニマムにする作業をするものです。

その他、「〇〇金」と呼ばれるもの、「仮払金」、「未払金」、「買掛金」という風に末尾に金が付くものというのも同様に、「今だけの仮の状態」的な要素があり、最終目的は取消して抹消されるべきものなのです。

今ある状態をクリア記録する便利な「ツール」として「〇〇金」が存在しているので、1つの取引が終了した時というストーリーの締めくくりは、「〇〇金」が取り消される仕訳であることがほとんどです。

そう考えると何ら、多くの「勘定科目」も決して複雑なものではないと思えてきませんか(^-^)。

ヴィンテージアイテムのショッピングの醍醐味、夏に冬物を冬に夏物を競合せずに購入できるコスパアップのポテンシャル【611】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

長年のヴィンテージ服好きですが、アパレルの流行や季節の区別を中心とした誘(いざな)いに逆らうかのようにショッピングすることがあります。

真冬のスエードのロングブーツを真夏に購入するという極端なショッピングの例が1つありましたので、「はぁ?」と思われることを覚悟の上で、ご紹介したいと思います。

なかなか夏に冬物ロングブーツを求める気持ちにはならないものですが、たまたますべてのワードローブを見直していた際に、夏でありながら冬物も気になったことがきっかけでした。

古着市場の良さは、季節や流行にとらわれない自由度が100%であること。

こんな季節にこのようなものを購入はどうなのか。。などのためらいがないのも、季節を問わずオールシーズンのものを探せるこうした分野があるからこそです。

では、この度のお買い物をどうぞご覧くださいませ。

1点物のヴィンテージならではの季節外れのショッピングは、ライバルが非常に少なく安く購入できるメリットがある

やはり、季節外れの物をなかなか見ようとさえしないことが多いので、多くの人がその季節らしいファッションアイテムを探すのが常です。

そうすると、季節が外れたアイテムというのは、その該当季節に出会ったならば、競合だったはずなのに、真逆の季節ではマークされていないことがよくあります。

そういった状況の方が、すんなり気に入ったアイテムを入手することができやすくなります。

ロングブーツ:「ランセル」製。黒でスエード素材。かかとがぺたんこで逆にロングブーツとしては個性的。

サイドのゴールドのコインパーツもとてもエレガント。

いかにも真冬にはくようなロングブーツのスエードのアイテムですが、これが、該当の季節、もしくは、その手前の晩秋などでは、他の方達もこれに目を付ける可能性が高くなります。

しかし、真夏であるとなかなかこれを探す人はいません。

そういった、ニーズの流れに逆らうことでお得に良い品物をゲットする可能性を高めるという方法です。

あとがき

アパレル商品は、季節に沿ったものを短いスパンで生産せねばならなかったりすることが、無理矢理短い時期にスピーディーに詰め込み過ぎる部分があります。

その流れにあまりに翻弄され過ぎると、自分軸のショッピングがなかなかできないのです。

本当に今求めているものが、売っているタイミングと同じかと言えばそうとも言えません。

今までの、雑誌とか宣伝の影響、アパレル大手の昔からのやり方に翻弄されて、それに乗じていた部分がありまして、新品だとどうしてもそういった傾向になってしまうのです。

しかし、ヴィンテージ市場ではほとんどそういったことがなく、本当に良いと思ったものを自分のペースで、好きな時期に見つけることができる自由と我儘が通るのです。

季節が細かく分かれていた日本は特にそういうファッションアイテムのトレンドの提案にはよくはまっていたのだと思いますが、いよいよ季節も、夏が長くなった昨今です。

5月頭から半袖を着てずーっと10月後半までは、約半年。

ある地域であれば、半年夏のファッションといっても大げさではない部分もあります。

そういったことから、「本当に着たいものとはどんなアイテム?」などと、冷静に考えてみると、長い目で見て自分の趣味嗜好を深く知るということにつながるかもしれません。

「装いは己の重要な主張である」ということを重んじるにあたり、同じアイテムが並ばないヴィンテージ市場では実現しやすいのです。