あくまで自分のみの利用、このデジタルの時代に新聞の切り抜きを集めアナログ冊子を作って読んだ、あるファッションデザイナー様のコラム【776】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

よく、「これは、永久保存版ですねえ」などと口では言うものの、実際に永久保存している例がいくつあるでしょうか。

デジタルの時代、いつでも閲覧できる可能性が高まり、保存版という言葉が、口頭だけの文句になっているような場面も見られます。

それは、安心感というのか、コンテンツが消えてしまう可能性が薄いことが定着したからなのでしょうか。

そんなデジタルな時代ながらも、アナログなコンテンツ作りのご紹介をさせていただくのがこのたびの記事です。

実際、未だに新聞もペーパーの状態で読んでいますし、本も何かデジタルが落ち着きません。

よって、保管はしないが紙ベースで読める「図書館」の利用をさせていただいております。

その図書館、実はあるフロアには新聞のコーナーもあります。

ある時、ふと新聞の「コラム」を切り取り、「冊子にまとめたい」と思うことがありました。

少し手遅れだったのが、古新聞として使用済みの分もあったので、すべてを集めるということをするには記事が無い部分があったのです。

その際に、足りなかった「回」の分だけを図書館の新聞とコピーを利用させていただき追加して全記事を集めるという体験をしたのです。

新聞の中にある興味あるシリーズを集めて冊子を作った例

新聞の中身というのは、大きくは、「政治」「経済」「文化」「産業」「社会(事件)」などの細かい生地が寄り集まって出来上がっています。

新聞の種類にもよりますが(「日本経済新聞」の夕刊を購読)、おおわくそういった身近な生活にかかわる内容ですね。

その中で、シリーズものの「コラム」も数多くあり、それぞれの記事の一部分ずつを担当のライター様がコンスタントにアップされて新聞が埋まっているのです。

結構芸能人の方などもある一定の期間担当されているのもよく見かけます。

そんな記事がわんさか集まった新聞という大きなコンテンツの中で、是非これは価値のあるものだと思ったシリーズがありまして、ある一定の期間、毎日の新聞に掲載されていた切り抜きを集めて、1つに冊子にすることを決意。

内容などは著作権の兼ね合いで一切お伝えできませんが、そういった作業の例としてのご紹介になります。

ある有名ファッションデザイナー様のコラムでした。

図書館でコピーしたり、実際に新聞から切り抜いた記事とのミックスでA4にまとめて、1つの冊子にしました。

すき間を確保してコピーして、右端1cmの部分に糊付けして、最後に表紙と裏表紙を糊付け。

布ガムテープ(巾2cm程度)で背面を覆います。コピー代のコストは¥200程度。とてもエコノミーなコンテンツです。

これを本みたいに読んでいきました。

自分だけのコンテンツでの利用にとどめ、人に貸したり、ましてや商業利用で内容をYouTubeやブログにアップは禁物。

その辺りは「著作権遵守」ということで、自分で楽しむ範囲に限られた行為となります、くれぐれもご注意くださいね。

自分だけのコンテンツなならでは、マーカーなども自由に引けます。

その内容が自分が著作者のものが結局は「本の出版」ということにつながるのだと考えたら。。現在は本の出版の間口は決して狭いものではないようです。

ところで、ここまでの事をした理由は、やはり、新聞のコラムのデザイナー様が超ビッグな人物だったからなのでした。

「Yoji Yamamoto」様です(^-^)。

あとがき

料理のレシピでいうと、このメニューを作るなら必ずこのレシピなどのストックは有効です。

ほとんど、ネット検索で、その場だけの利用のレシピであることが多いのですが、実際は、あの時の味付け良かったなあ。。などと同じメニューでありながらレシピそれぞれが別物である思うことも多いということです。

パソコンのブックマークには何も保存していなかった場合、行き当たりばったりのネットのあふれかえったコンテンツから同じものを探し出すことが大変。

何度も同じレシピで作り、記憶にとどめる例もカレーライスで行っていますが、何しろインドカレーのスパイスが10種近く入ったものを1つ1つ大さじだったのか小さじだったのかさえ危うくなっていきます。

しばらく作らないとそうなってしまうものです。

そうした経験からも、こういった切り抜きの冊子というのも悪くないと思っています。

デジタルの時代だからこそ溢れすぎて1回限りになってしまう可能性もあるデメリットもあるわけです。

ということで、コストがコピー¥200程度におさまった、本よりははるかにエコノミーなコンテンツを自分で集めて自分用のみに作ってみるという例でした。

この自作の冊子が後の考え方や意向に影響を及ぼす程のきっかけが詰まっているのであればなおさら、この作業も意味があったと言えるのかもしれません(^-^)。

デニム界の大物、25オンス(ヘビーオンス)のセルヴィッチデニムに挑む、このごわつきでも重なりを極限に抑えながらバッグが作れます【775】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2021年に、これまで縫ったこともなかった25ozもあるヘビーオンスのデニムを取り扱う製作の機会をいただきました。

通常リーバイス501なども13.5oz程度。

12オンス辺りから上が厚手と呼ばれる領域のセルヴィッチデニム。

そこをはるかに超えた、ごわごわとしたデニムがあります。

何オンスあるのか分からずに、16オンス程と予想を立て、グラム数を計りながら計算した結果、「25oz」が導き出されたのでした。

他のセルヴィッチデニムと比較しても、「ド迫力」のヘビーオンスのデニム生地の製作の注意点をまとめてみました。

三つ折りまでにとどめる、重なりも極限に工夫した製作の結果できるものは余計な重なりの無いプレーンなアイテム

25ozデニム(日本製):重くて肉厚です。ある意味この重厚感が素敵なのです。

まず、三つ折りにつきまして。。出来るかどうかというと、可能です。

ただし、三つ折りをすると三つ折り同士が重なる次の場面が必ず出てきますので、そこが限界を超えるため、工夫が必要とされる部分になります。

例えば、エプロン製作時のポケットの入り口はどうしてもよく接触する場所なので、三つ折りして縫い代を隠したい。

三つ折り自体は意外と簡単にできるので、いったん喜びます。

しかしその後は、縫い代をどう隠すのか、ここが悩む場面になるわけです。

ポケットの場合、いろんな 14オンス程度のジーンズの作りを見ても、1つ折りのみ。

よく古着のジーンズのポケットの手を入れると縫い代の糸のほつれが出てきている経験があるかと思います。

あのほつれに触れる良くない触り心地を起こらなくする工夫と致しまして、ポケットの口の三つ折り以外にロックミシンをかけておき、1つ折りだけして、外側と内側に入った折った部分が隠れる程度の幅にもう1つステッチを入れるというものです。

種類が違う写真で恐縮です。25ozもこの仕様であれば可能。ステッチ同士の間にロックした縫い代が隠れます。

ということで、まとめるとすれば、三つ折りはできるが、ロックミシンとの組み合わせの製作が必要になるというものです。

これは、あくまでも、美しく仕上げるというゴールを前提にしていますので、何となく縫えちゃうこともあるかもしれません。

長い目で見てきちんとしたお品にするためという対策になります。

25ozともなると裏無しを作りがちだが、裏付きの方が実は悩みが少ない

次は、裏地についてです。

こういった分厚い生地は、裏無しをイメージしがち、重なると縫いにくいから裏無しがスムーズではないかと思うものです。

しかしです、美しく仕上げていくことも忘れてはなりません。

そうすると、いかに裏無しの方が難しいかを身をもって体験しています。

裏無しというのは考え方によっては、裏側も表のような綺麗さが求められます。

隠す場所がないという点でも裏付きでは可能だった隠しゾーンが無いので、技術の良し悪しが問われることになります。

トートバッグなどを作る場合であれば、かさばらない程度の厚さの裏地をうまくチョイスすれば、裏地付きの方が断然作りやすいです。

裏地付きは、一度折ってステッチで縫い合わせるだけの重なり、悩みが少なくスムーズに進めていけるものなのです。

中をのぞいた時に、縫い代が丸見えで、「厚手なのでどうしようもなかった(^_^;)」というのは、説得力がありません。

そこを、「厚手なのだけど綺麗に始末しました(^o^)丿」と言えることこそが付加価値です。

接着芯は無縁、貼らなくてよい

14オンス程度のバッグであれば、接着芯を貼った方が、ハリコシの効果が現れました。

25オンスともなると、貼っても変わりばえがしないようです。

もうすでに十分なハリコシが生地だけで備わっているからです。

そうしますと、接着芯+本体に貼るハード薄芯も通常あるのですが、いずれも貼らなくてよいという判断をこのたびしました。

デニムだけの長年の使用で起こるくったりしていく様子を「良き味わい」として楽しめると思います。

糸調子ダイヤルの位置が他の生地と遥かに違う

デニム全体に言えることですが、通常のブロードやローンなどの生地に比べてはるかに糸調子が違います。

かなり極端に違うので、そのままの糸調子で行くと、裏側(下糸側)がループ状にもじゃじゃする事態が起こりました。

糸調子ダイヤルは3周辺の絞まったものが有効。

さらに、スパン糸で職業用ミシンで縫う場合の設定でも、糸案内という穴が3つ空いた部品に通常スパン糸であれば通さない省略する真ん中の穴にも通してみると糸調子が引き締まり、合ってくることが分かっています。

これも是非ご参考にどうぞ。

糸調子に関しましては、深堀りした記事をタイトルの頭に<糸調子>と記載したもので何記事か投稿させていただきました。

結局、分厚いデニムはデニム専用のミシンが相応しいということなのでしょうが、職業用ミシンでも細かい工夫で可能だと思っています。

あとがき

動画内でもお伝えしましたが、固定観念で、このような分厚い生地は縫えないからやめておこうと思うことが、機会損失かもしれません。

やってみると、工夫次第で素敵にバッグが出来上がったりもできるわけです。

何もそれは技術ということではなくて、重ならないようにする作り方の工夫をチョイスしたり、糸調子を研究してよく知ることで、可能になるということを今回のこの記事でお伝えしたいと思ったわけです。

家庭用ミシンは、その点分厚いからダメだという判断は合っていることが多いです。

ある程度ミシンが好きになっていろんなものを製作したいのならば、家庭用ミシンとは別に職業用ミシンをご検討されると安定感と頑強さがあり、製作の幅も広がるかと思います。

見かけとかサイズは何ら変わりがないのに、パワーがすごく違いますし、ぶれが少ないので、縫い目も綺麗な「職業用ミシン」をお勧めします。

以上、25ozのヘビーデニムのバッグ製作が可能だった記録でした(^-^)。

片頭痛持ち歴10年、まる2日間寝込む程の体験の前日の生活記録から原因を予想、後の改善につながればという希望【774】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたびは、たまに綴らせていただいております<食・健康>のカテゴリーの記事になります。

テーマは「片頭痛」。

「片頭痛」がどのような症状になるかはネットにあふれていますが、その解決方法とか、治った例、治療法などはめったに見つかりません。

我が見解としましては、こうだからという1つの原因だけではなく、複雑なことが絡み合って起こるのではないかと思っています。

ひどく2日間寝込むという事態がここ半年以内に2度ありましたので、その日時の記録とともに、原因の予想、今後の対策を書きたいと思います。

頭痛外来専門というクリニックへ訪れようともした過去もありますが、そのタイミングを逃し(そのクリニックが一時的に保険証が利かなくなってしまった)、今まで頭痛に関しては病院へ通ったことがありません。

いついつ治ると教えていただけるなら良いですが、お医者様も首をかしげるようなことならば、行くだけ時間とコストの無駄だと考えてきました。

「まだ治っていない」とだらだらと通うことがどうも納得できませんでした。

今はどんな回復の状態でどのような方向に向かっているのかは自ら感じる感触が有効、お医者様にはそのことをはっきりお伝えすることはマストで。

まずは、勝手な判断はしない範囲内でにはなりますが、自分で心がけて防ぐ方法を見つけるところが今回の記事の結末です。

頭痛が起こるともう止められないので、起こらないようにしなければならないところが非常に難関です。

「生活スタイル」を知るのは自分が一番であり、ここにヒントがあるかもしれないとこのたびスポットを当ててみたのです。

大きな片頭痛の記録例、2か月に1度ずつ大きな片頭痛がやってくるという「波」が多くの人に共通するようだ

ここ半年以内で2度あったという頭痛の日を細かくはないですがご紹介したいと思います。

間が3か月ほど空いています。この意味は、起こっていないのではなく、「蓄積」ではないかと考えました。

まずは、7月の頭でした、2度目よりも、この一度目の方がはるかにひどかった。

病院に行った方が。。と思うほどなかなかおさまらず。

寝ていることしかできませんでした。

地面をはうようにして、洗濯、お風呂などの基本的な事だけをしました。

お仕事(自営)も実質お休みになってしまい、これが大変な痛手でした。

さて、7月頭と10月頭の2度起こっていることから、間が3か月程です。

この間は何も起こっていなかったかというと、寝込む程ではない程度のもやっとした片頭痛もありました。

このコンスタントな間隔は、ネット情報ですと(ご本人が語られた情報です)、2か月に一度という感じが結構共通しているみたいです。

38歳くらいから片頭痛が現れまして、「更年期障害」と片付けてしまえばそうかもしれません。

ただ、これも治療方法というようなものがあるわけではないようなのです。

実際に大きな片頭痛があった時の前日の生活スタイルを振り返る

2021年7月頭の時は、多忙を理由に毎日の運動を怠りがちだった日が続いていた背景を思い出します。

よくないなあ、スッキリしないなあと思っていたら、ある日大きな頭痛がズドーンとやってきました。

おそらく、運動不足が1つ原因にはあったかと思われます。

ただ、運動不足だからという理由がすべてではない所に複雑さがあると思うのです。

2021年10月頭の時は、毎日の運動は休まずしていましたが、就寝時刻の遅さが際立っていました。

毎日a.m1:30を少し過ぎてしまっている日々が続きました。

夜は静かではかどるということで、睡魔も来ず、お仕事を欲張って夜中までやってしまいました。

そんな中、もっと遅い日があり、a.m2:00になってしまう日が複数回ありながら、その10月頭に起こった時の前の日も、2:00頃でした。

就寝時刻の極度の遅さが引き金になったかもしれないと予想を立てました。

花粉症なども、就寝時刻が遅いと、翌日ひどいなど、免疫力の低下は就寝時刻の遅さで顕著だと感じてきましたので、同様のことが言えるかもしれません。

原因というのは、いろいろ複雑に重なり合ってのものだと思いまして、発症のきっかけは1つでも、積み重なった蓄積された原因は複数だという感覚なのです。

運動はちゃんとしていても就寝時刻が遅ければ結局そちらが原因となって頭痛が起こってしまうということからも、全体的にいろんなことを同時にきちんとしないとスキを突かれて発症するみたいなイメージです。

そして、意外なのですが、「腸」とは無関係とはいえないことを発見。

便秘がちな日の翌日にも発症したりします。

やはり毎日お通じがあるということの大切さです。

1日お通じがないだけでも、その日に頭痛が起こることがあります。

起こってからでは頭痛薬も効かない、起こらないようにする対策をまず考えた

では、起こらないようにする対策です。

まず就寝時刻、あまり無理矢理では、長く続きませんので、0時代には寝るということを目標にして、現在2週間ほどが経過しました。

今まで1:30あたりだったのを1時間ほど早めます。これだけでもものすごく早く寝た気がしています。

これを現在も毎日続行中です。

そうすると、夜のあれこれの行動ががやや駆け足にはなりますが、かえってだらだらせずよいのかもしれません。

YouTubeアップなども時刻が遅かったのですが、あまりにも遅くなりそうな時は、思い切ってその日は諦めて、翌日の午前中へまわすという覚悟を決めて現在そのように実行しています。

たった2週間なので効果はよく分かりませんが、睡眠をたっぷりとれている感じがします。

そして、エクササイズもとにかく毎日休まず続けています。

ところがです。ここからが厳しい現実なのですが、そんな順調に実行している最中にも、ここ2日くらい前にひどくはないですが、3時間ほど寝込む片頭痛が起きました。

ひどくはないですが、やはり寝込む程ではあったので、結構なものでした。

ちゃんと改善し始めたところだったので、悔しいです。

いくつかの予想した原因の中でできていないのがお通じ、その日は便秘だった日だったのでした。

たった1つ毎日あるべきことがクリアできていないだけで頭痛が起こってしまうものなのか。。

けれども、頭痛で寝ている最中にお腹を触った時に、こぶみたいな塊を感じましたので、お通じがないことと頭痛は関係があるように思えてなりません。

あと、この「こぶ」は後になって、「子宮筋腫」の可能性があるということも考えられると思いました。

実は、卵巣脳腫左右と、子宮筋腫を持っている者でして(過去に通院で分かっていることです)、長年の経過観察中なのです。

お通じをスムーズにするためには、「手作りかんてん」「にんにく」は効果的、「チョコレートとか洋菓子」は便秘になりやすいと感じています。

まあ、そうはいってもそんなこと気にし過ぎたら窮屈ですので、あくまでもデータとして挙げておくだけです。

というわけで、3回目のビッグな片頭痛が起こらないようにする為に、毎日きちんとしたスタイルで臨み始めています。

ビッグな片頭痛、非常に恐ろしいです。

2日も無駄にしてしまうのもとても惜しいです、今後起こらないように地道に解決への道を歩んでいきたいと思います。

あとがき

世の中片頭痛で悩んでおられる方は大勢いらっしゃるかと思います。

前日の生活スタイルの中にヒントが隠されているかと思いますので、そのヒントと思われることを改善してトライしてみる実験を続けていく。

起こらないという結果を出していくことで、自力で直していく方向をまずは、考えてみたいものです。

病院で解決できたら、ここまで誰も悩んでいないと思います。

ここ最近のネット記事で頭痛の注射が出来たとの内容を見かけましたが、それは、起きた時の対処になります。

事前に起こらなくする為のものであればよいですが。。どうなんでしょう。

最初の方でも書きましたが、1つだけの原因だけで起こることではなさそうで、日々の積み重なりがたまってバーンと大きなのが発症するイメージから、いろんな原因になっていそうなことを同時に改善していくのがちょっと特殊。

そして、なかなかこれといった原因が出しにくいのも、複雑で複数の原因の集まりだからでしょうか。

現在も研究中なので、こうしていろいろ改善していこうとした記録の結果どうなるのかなどをまた、記事にしたいと思います。

ビッグな頭痛は、期間からの予想で次回は、1月あたりを注意しておこうと思っておりますが、起こらないような努力は続けてみます。

また、この片頭痛レポートの記事を是非ご覧になってくださいませ。

次回1月過ぎたあたりに、大きな片頭痛が来たのか、来なかったのかなど是非お目をお通しくださればと思います。

あと、「更年期障害」に関しては、年齢はズバリはまってはいるのですが、ものすごく構えて恐ろしいものと思わない方が良いと思っております。

毎日前向きに胸を張って気持ちのよい風を感じながら外を歩く朝からのスタートで、それでも起こってしまった不調は仕方がありません。

良い方に目を向け、良いことを大げさに喜び、片頭痛のことは来た時に「あ、来たな」と淡々と受け止めれば良いと思います。

脳の別の病気との区別は、「片頭痛は丸3日以内におさまる」ことです。

冬に向けた季節感も入りながら定番の黒を貫くバッグの製作に選定した生地、スウェット・ループボア・リブ【773】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

冬になるとコートやマフラーが人間を覆ってくれますが、背負ったリュックがモフモフしたあったかい素材の場合、背中があったかいというイメージがあります。

実際には、完全に背中にフィットしたものではないなどのこともありますが、間違いなく、背中周辺の寒さを遮断してくれる役割はリュックにはあると思うのです。

さらにそのリュックをふんわりとした冬らしい優し気な素材で作るということを今回してみたく、リュックに選んだ素材を3選ご紹介したいと思います。

他の季節にも対応できるかもしれない「モフ生地」を冬をきっかけに見つけたタイミングからの引用

以前、夏にタオル地でリュックをお作りした「タオルシリーズ」という製作をしました。

2020年8月の事でした(【176】のブログ記事が該当します)。

今年の2021年の冬には、逆の季節で、あったかい生地でリュックを作っていくシリーズをしたいと思いました。

以前の「タオルシリーズ」も、きっかけは夏でしたが、その後もタオルの季節感をそれほど感じることのないオールシーズン行けるように、夏のイメージがあるタオル素材を他の季節にも使えるようにと考えた企画でした。

それと同じように、今回の場合冬きっかけではありますが、他の季節にも使えるような素材も入れ込んでいます。

ただ、冬らしさがmaxの素材も入れています。

ALL黒色の3種をご紹介。一番左から、スウェット素材、パイルボア素材、リブ素材です。

これらは、今後実際にリュックを製作していきますので、その際に詳しく混率などをご紹介しますので、ここではざっくりとご紹介にとどめます。

すべて日本製をチョイスしています。

まず、左から少し近づいてその素材の特徴などを見てみます。

スウェット:こちらは綿。季節感は本来あまりないですが、ふんわりした肉厚感がこの寒い季節に優しいのです。
スウェットの裏面:この誰もがなじみのあるパーカーやトレーナーなどでおなじみの様相。実際あったかいです。

気持ちよさそうなパイルになっています。

冬用に裏起毛の素材もありますが、あれだと季節が偏りますので、こちらの方がシーズンレスで行けると思います。

ループボア:こんな風に密にループになったボアの素材には毛が多く入ります。さすがに冬専用といった素材。

生地屋様の店舗では、こういった季節感たっぷりの素材こそ人気が高いのです。

素材自体だけではなく、こういったループが密になった構造というのも、あったかさをより高めているのではないでしょうか。

上の素材をもう少し見やすく写したショットです。モコモコして凹凸感があり、素材自体がユニークです。
リブ:一番右です。この編み方もなじみのある昔懐かしいクラッシックな素材。

きちんと整った硬めの編み込みが信頼でき、程好い太口の糸が親しみやすい。

無地とは言いながらも、柄のようにもなっていて楽しくもあります。

混率はアクリルです。

アクリルも冬がきっかけですが、それ以外の季節をもまたぐことができる素材であると考えます。

あとがき

これでリュックを作るとはとても意外だと思われることでしょう。

どれもお洋服向きの生地ですから。

バッグだからこそ、「流行」を感じない物が作れそうだと意気込んでおります。

縫いにくいのではないかなどとは、ここでは、考えない。

とにかく製作してみてその手ごたえでお伝えできることをめいっぱいアウトプットしてまいります(^-^)。

ご注文をいただいて製作するデニムトートバッグのデザインとサイズのシミュレーション、入れたい物をヒアリング【772】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

バッグもシーンに応じて、ファスナーだらけの頑丈な物がかえって開け閉めにストレスがかかることもあるものです。

簡単なトートバッグは、中の物をスムーズに取り出し出来る気軽さがメリット、セキュリティー性ガンガンのバッグとは対極にあるものです。

バッグも1点だけではなく複数を使い分けるということのヒントになり、対極同士が同じ持ち主に共存ということになります。

このたびご注文をいただいてバッグをお作りすることになりました。

この度は、前者のタイプであるトートバッグをデニムで製作していきます。

事前に入れたいアイテムをお聞きし、型紙の上に置いてシミュレーションしてみたのです。

実際に入れたい物をヒアリングし、型紙に置くシミュレーションの実施

トートバッグのマチ付きも、角張っているためにその鋭利な部分が傷みやすく、使用するうちに擦れていきます。

それが起こりにくいデザインなのが丸底バッグ。

角張っていないので、全体的に緩やかで他の物と触れにくいという点が角のあるタイプよりも長持ちの可能性を秘めます。

四角い底のトートバッグとの違いは、マチが底パーツにイコールで、別型紙(楕円)になるということです。

出来上がりが、縦25cmx横40cm(短い方)xマチ20cm。

この出来上りに合わせて、縫い代上下各1.5cmずつを見込み、型紙の側面パーツだけをまず作ります。

大まかなサイズ感はこのように測ってみました。ヒアリングのアイテムを実際に置いてみました。
あえて、型紙パーツを2枚用意して、実際に近い立体のシミュレーションもしました。

サイドの洗濯ばさみは、縫い代を1.5cmくらいずつつまんだイメージ。

少しふにゃふにゃしてやりにくいので壁に立てかけながら行いました。

こうして、底が無い状態でも、前面と後ろ面さえあれば、サイズ感を測ることができます。

最初の大まかなサイズ感とは違い本が横になり長財布も横たえる、これが実際の使い方に近いものになります。

この立体的なシュミレーションはなかなか現実的で具体的なものになりますので大切な場面です。

あとがき

寸法だけのイメージではなかなかつかみにくい具体性が見つかり、驚きました。

シミュレーションは大変具体的な作業みたい♪。

デニムと丸底バッグの相性が良いと思うのは、擦れやすくアタリが付きやすい素材だからこそ重なる部分がミニマムな丸底バッグは長い目で見たら正解。

四角い底をハギで作るトートバッグだとおそらく何年後かに特にその重なる箇所に集中的に擦れが起こると思います。

デニムの色落ちの味わいも、平均的な「擦れ」が起こる環境がまずあっての「味わい」だと考えますと、製造モデルの重要度があると思うのでした。

ミシンでステッチをかけている途中で下糸がなくなった時、美しく自然な糸目のつなげ方【771】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

おそらく誰でもミシンを使えば必ず出くわすであろう場面、縫っている途中で下糸が終了してしまう時があります。

こういった時に、上手くつなげる方法はないものであろうか。。

このたび、途中でステッチが途切れた際に美しい縫い目を自然に継続できる方法をご紹介したいと思います。

そのまま糸を放置するのはほつれの原因になる、きちんと隠し丁寧な仕立てを最後まで貫く姿勢

こんな風にボックス状に長いショルダーなどをステッチしている最中で下糸がなくなりました。

途切れた場所の右側は、「わ」なので、結構致命的な箇所。

その時に、糸を針で通せるくらいの長さが確保できるまでほつきます。

そして、一針のみ手縫いで進んだ、その針が内部に入ったまま左側のハギ目の溝の中心から糸を引っ張り出すのです。

引っ張り出した瞬間が上の写真になりますして、その位置で玉止めして溝へ納めます。

実際は内側で糸が宙ぶらりんに横たわりますが、後で、真ん中に縫い付けられるステッチの2本線で固定されるという見込みです。

そうして、こんな感じでショルダーを完成していきます。

ただ、このやり方、仕方がないとはいえやや跡が分かるものになります。

よって、もう少し計画的にこのことが起こりにくい状況を作ります↓。

下糸のボビンにフルに糸を巻いた状態でボビンを複数用意。一気に縫えるよう下準備をして行う方法。

そうはいっても、途中のボビンももったいないので使いたい、材料の糸のコスパを良くしたいものです。

別の箇所で、溝などに隠せる部分のあるパーツのところに残ったボビンンの下糸を使えば、消費できる可能性はあります。

途中で自然に糸目をつなぐもっとじっくりとやり方をご説明した記事がございまして、【123】の記事です。

あとがき

長い長い支柱などを製作する際には、下糸のボビンがどこまで持つのかは、なかなか読みにくいことです。

時間をかけないのは、②のボビンの複数の準備だと思います。

ちなみに、ものすごく長い支柱と取っ手のコンビのベルトの場合では、ボビンが1個でも事足りぬ場合があるかもしれません。

そんな時には、①の手法が嫌が応でも必要になってきますので、その際にはこの度のやり方を思い出してみてくださいませ。

先にハギ目の方からスタートしますので、糸が無くなるのは、「わ」の方で起こることも多いです。

ベルトだけではなく、他のケースにご利用できるやり方で、リフォームの際などにも大いにご利用いただけるやり方だと思います。

ただ、頻繁に途切れることは決してよくないと思いますので、出来る限り一続きの縫いで仕上げることがベースです(^-^)。

糸が絡みがちな端っこの折り返し部分、セルヴィッチデニム生地の返し縫いステッチをすっきりと仕上げるウラワザを発見【770】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

デニムはただでさえ糸調子が困難、別記事で糸調子に特化した話題で記事を綴らせていただいております。

糸調子に関しましては、記事タイトルの頭に<糸調子>を付けていますので、もしご興味があれば、後でブログ目次の「検索機能」で検索してみてくださいませ<m(__)m>。

このたびは、同じセルヴィッチデニムに関しての悩みやよく完成品で売っているものでさえも、ミシンの糸目の絡まりが最後の返し縫いの際に起きているようです。

これがすっきりとなると、デニムもドレスライクに寄せることができる重要なポイントだということで研究した結果、なかなか単純な方法で効果が出ましたのでご紹介したいと思います。

極端に分厚い生地を取り扱ったからこその有難い発見

現在商品の「エプロン」を製作中でございまして、セルヴィッチデニム11ozを三つ折りして、更にその三つ折り同士が端っこでは重なるという場面があります。

このいわば「難関」と呼ばれる箇所に関して、どうしても悩む点がありました。

返し縫いの糸目が綺麗ではなく、糸がたくさん絡まることです。

端の糸の絡まり:このような部分ができてしまうと、せっかく他のステッチの部分が美しくても台無しです。

ということで、ここを解決していきたく、いろいろ考えました。

そして、1つのある方法を発見したのです。とても単純です↓。

最初の返し縫いの場面:三つ折り同士が重なる難関が早くも登場。

まず、3針ほどまっすぐそのまま進みます。

通常この後、返し縫レバーを押しながらバックしますよね。。ちょっと待った!。

バックをしない返し縫い:そして、縫う対象物をひっくり返して、再度まっすぐ縫うということをします。

通常の返し縫いは、対象物はそのままの向きで、そのままバックして戻っていくやり方ですが、そうではなく、バックをせず、方向転換して、同じ向きで縫うという言い方が分かりやすいでしょうか。

そうした結果下のように(にっこり(^-^))。。

2大変美しい糸目ですね。変な糸の絡まりが全く起こりませんでした。

これは行けるぞ!と。この方法1つありなのではないでしょうか。

なかなか納得のいく結果が得られましたのも、究極に分厚いデニム生地の取り扱いの機会があったからこその、本当に感謝です。

綺麗に仕上がることが、作っていても大変気持ちが良いです。

あとがき

特にデニムや帆布のような分厚い素材は、縫い始めと縫い終わりの糸の絡みが起こりやすいです。

解決方法が見つからず、仕方がないものであるかのようにお店にも並んでしまっているようです。

原因がはっきりわかりませんが、おそらく、押さえ金が水平ではなく、斜めに傾くことが原因で、ストレート向きの場合の傾きよりも、傾斜が激しいことが糸が絡まる原因なのだと予想しました。

こちら側に傾いている斜めの場合は絡まりが起こらないから、対象物をひっくり返して同じ方向に縫えば、成功したということだったと判断しました。

これは、本などには書いていないようなこと、大変貴重でした。

対象物をひっくり返す手間など、汚く仕上がってしまうことに比べれば、どうってことありません、苦労を買ってでもしたいことです(^-^)。

<マチ>トートバッグのマチの計算、型紙作成の際にマチだけ縫い代を含めないのが正解な理由を、赤線を使いながら図解しました【769】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

以前に、トートバッグの型紙を作る際の寸法の中で、縫い代をどう含めていくのかを解説した、【137】と【138】の記事がございます。

このたびの【769】はその2記事とも大いに関連し、重複する部分もありますが、この理解こそが今後胸を張ってトートバッグを製作して行けることにつながると考え、まとめのような形で再アップをさせていただいたものです。

マチ付きトートバッグを今後作っていきたい、それを販売もしていきたいなどの前進を目指されるのであれば、是非この時点で根本的な構造のカラクリを知っておかれることをお勧めしたいと思います。

ただ、「こういうものだ」と公式に当てはめるよりも、はるかに「哲学的」なバッグを作ることへの発展の基盤となると思います(^-^)。

型紙を作る直前の計算式

慣れてしまえば、暗算をして型紙もすらすらと作れるようになるかと思います。

最初はじっくり時間をかけて理解して、一度は腑に落ちていただきたいと思います。

ということで、マチ付きのトートバッグの型紙寸法の計算の場面を例としてご紹介します。

赤いマジックは出来上がりの寸法。黒いマジックは、そう出来上がるための型紙の寸法の積み算です。

まずとにかく手順から解説を始めてまいります。

縦から行きます。まずはそのまま実寸を置きます。

次に、上下の縫い代を同じ寸法の1.5cmずつ上下の分を足します。

上が大きく縫い代をとるようなことはしておりませんので、上下が同じです。

そして、最後に、マチの出来上がりの半分だけを加えます。

半分であることの理由は、バッグの構造が前面と後ろ面の2つのパーツを合体させるものなので、型紙としては半分になるのです。

これを間違えてマチそのままの寸法にしてしまった経験がありましたが、出来上がりが40cmというおそろしく大きなマチが出来上がってしまいますので間違いですからね。

次に横です。

横も同じように、出来上がりの35cmをまず置きます。

そして、次に、両サイドに縫い代が必要なので、1.5cmを2度足します。

最後にマチですが、横の場合は縦と違ってマチが両サイドに存在しますので、2度足す必要があります。

ただ、あくまでも、半分の構造の分だけなので、2度足すとはいっても、半分の10cmずつを2度足すというものです。

そして、底の左右のマチを型紙から切り抜きます。

マチは、長方形で描いた縦横の値の、38cmx58cmの型紙の端っこの下側をこちらも、半分である10cmで正方形にくり抜きます。

マチには、なぜ縫い代を含めていないのが正解なのかの証明

型紙:出来上がりの20cmの半分の10cmという単純な半分で正解。

ここで疑問が1つあるのではないでしょうか。

マチには縫い代を足さなくてよいの?ということです。

こう思ってしまう理由は、マチが立体的に出来上がる構造の物理的な不思議が1つあるからなんです。

実際の製作の場面でマチをつまむと、ぺこんとマチが台形のような形に変わります。

実際にステッチをかけるのは、その台形のトップではなくて、縫い代1.5cmの内陸部です、

そうすると、台形は、底辺が横に余分に突き出していますよね。

この突き出しの分量が、縫い代の1.5cmに等しいのです。

この「等しい」という事実は、過去の【138】の記事で検証記録を綴らせていただきました。

これは物理的な法則とでもいう現象なのか、縫い代が1cmの場合であれば、1cm突き出します。

この台形は、「等脚台形:とうきゃくだいけい」と呼ばれる台形のようで、もしかして物理的な関係があるかもしれなく一応このワードを載せておきます。

また、実際にマチを折る時に真垂直に折っているところも物理的なヒントだと思いますが、まだその見方からは解説出来ておりません。

ただ、あくまで実験でマジックで紙に書いてやってみたことですので、この先もっと「なぜ縫い代の分が垂直に折ると横に高さの1.5cm分ちょうどがはみ出すのか」の論理が深く分かれば追記したいと思います<m(__)m>。

つまり、実寸で計算しておけば、自然に縫い代が含まれているということも言えますし、そもそもマチ部分は、縫い代とは無関係な内側に出来上がるものであるから、すでに、縦横で含めてある縫い代で事足りるということなのです。

この台形の上辺は、型紙の10cmから見ると、継ぎ目の縫い代で1.5cmずつ前面後面のパーツともにとられ、短くなり、10-1.5=8.5cmずつの2パーツで合計17cmしかありません。

しかしです、縫う部分というのは実際は、その1.5cm縫い代をとった下辺(上図では赤い点線)。

そこは、物理的な構造上、縫い代を1.5cm足した長い辺の長さになっているではありませんか。

それが上の17cmに突き出した1.5cmずつを両面分の3cmを足した20cmであるということが事の解明です。

この垂直に折って形作るマチの場合、台形の底辺は縦の長さ1.5cm分上の辺より長くなるようなのです。

どうしても、頭で想像すると、台形の上辺を想像してしまうのですが、実際に縫う場所=実際のマチの出来上がりがその1.5cm下の辺であることがなかなか想像しにくいのです。

この図解で想像だけのイメージと実際の構造が随分違ったものであることに驚いたものです。

ただ、この解説でもまだまだ不足だと思っております。

もっとうまくご説明できるよう今後も考えていきます。

あとがき

このマチの件は奥が深過ぎたかもしれません。

大変多くの人が悩んでおられるようで、腑に落ちていないのだと思います。

どうか、この記事が少しでもヒントになればと思います。

多くの方が腑に落ちない点は、このマチの寸法のカラクリだと思います。

ご協力できる可能な限りを尽くしたいと思います(^-^)。

伸び縮みがそれほど影響のないコンパクトなリュックだからこその自由度、生地本来のボーダー向きをトライプで使用【768】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたびから、また新しい製作に入りますが、シリーズとしては「メッシュシリーズ」の一番最終になります。

次からは素材のグループも変わっていきますので、今回がメッシュな雰囲気の素材としては在庫がラスト。

メッシュという素材のイメージは夏が浮かびがちですが、1シーズンだけのイメージではなく、オールシーズンのイメージを出していければ。。というご提案もあります。

素材の季節感のイメージを打ち破り、メッシュをもっと身近な素材にご提案したいと思います。

本来の地の目の向きを無視、柄を中心に考えた、ストライプ使いの2種の生地を含む計4種の全体の構成

リュック「餅巾着」を製作する4種の生地:左上から時計回りに、表地、裏地、巾着袋の外側、巾着袋の内側。

下の方に後ほど貼りますYouTube動画内では、巾着袋の外側と中側とをどちらにするか迷っているというところまでお話致しましたが、その後当ブログ記事を綴るにあたり1日経過しました。

そして、このブログを書きながら思ったのです。。

以前、消費者様のバッグに対するいろんなご意見を集めたサイトをネットで拝見したことがありました。

「発言小町」様だったと思います、とても参考になる「なるほど♪」なご意見の密集でした。

その中で、「内側をのぞいた時に、色が鮮やかだと中の物が見やすい」というご意見がありました。

その考え方を有難く受け止め、さらに中の物を探る時の質感の心地良さ・滑りの良さが加わる、左下のパープルのサテンの方を内側に決定。

右のシャンタンの黒は、裏面であればつるりとはしていますが、シャンタンの裏面の生地は引っ掛かりもあり、傷みやすいので、やはり同じつるりとした質感であれば、パープルの方がなめらかで丈夫でした。

では、1種ずつ生地をクローズアップです↓。

<表地>:メッシュ生地ストライプ、混率不明(おそらくナイロン/100%とのこと)、日本製。

少し前の製作で、同じ生地でボーダーの向きで、すでに「餅巾着」をお作りしています。

その生地がまだ余っていますので、今度は向きを変えてストライプ向きで作っていくということをします。

前回は、下のような向きのボーダーで完成しています↓。

少し前に完成した時の向き:ボーダーの向き。

向きを変えるだけでも随分違った感じになると思います。

その決めた向きに合わせて裏地もリンク。

<裏地>シャンブレージャガード、ポリエステル/87%、レーヨン/10%、ナイロン/3%、日本製。

マルチカラーがとっても美しく、ラメも素敵です。

衣装のような分類の生地になりますが、それを今回バッグの裏地にということです。

この柄も本来耳からいうと、地の目はボーダー向きです。

しかし、表地のストライプ柄にリンクして、ストライプ向きに使おうと決めたのでした。

次は巾着袋の生地に移ります↓。

<巾着袋の内側>:ラメツインクルサテン、ポリエステル/60%、ナイロン/40%、日本製。

この紫色は、裏地のマルチカラーの中に見られる1色に関連付けました。

巾着袋をパッと開けたときの内側にこの美しいパープル色が広がる空間を想像します。

黒よりも随分中身が見やすいというのが、上述のご意見の反映です。

<巾着袋の外側>:シャンタン、ポリエステル/100%、日本製。

こういった4種で「メッシュシリーズ」の最後の製作を進めてまいります。

今回は、ここまで。材料の生地のご紹介でした。

あとがき

1点物のようなものを作る時に、生地の余分があれば、向きを変えて違う雰囲気にすれば、全く同じではないものが出来上がるのだという検証も今回は兼ねています。

出来上がった時に、向きの違うボーダー向きとストライプ向きとを比べてみるのも楽しみです。

どうしても1点物を好むところがありまして、同じ物を複数というのがとても苦しくて苦手です。

いろんなデザインを作るバラエティーではなくても、1点のデザインを追求しながら色や柄などの素材を変えるバラエティーという意味もあるのです(^-^)。

どこかで見たことのある身近な素材、スニーカーみたいなスポーツ生地で作った内部が意外に瀟洒な黒無地のリュック【767】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

1点リュックが完成しました。

最後の仕上げ直前に、留め具パーツの色をシルバー色からゴールド色に変更したことで、パーツ不足にて、購入に走る際にあることに気づきます。

エスカレーター内の前の女性二人の背中にはリュックが。。

数年前に想像していた、「今後はリュックだらけになっていく光景」がいよいよ現実のものになっていたのです。

健康志向もあり、リュックは均等に力が両肩に配分されてバランスが良いのです。

そして何より楽ちん。おそらくショルダーを上回る定番アイテムになると思います。

某有名ブランド様の量産品バッグでして、ナイロン製で一部本革レザーの切り替えがあり、なかなか高級感も出ているお品。

いつの間にかそのブランド様も、商品のモデルチェンジなどで、リュック型を大量に作っていると知りました。

たとえ、有名ブランド様でも負けてはいられません。

当方ならではの技術でもって今回1点のリュックを作り上げました。

では、完成をご覧いただきたいと思います。

素材がとにかくユニーク、スポーツシーンでよく見かけるパンチングメッシュ素材をエレガントに落とし込んだリュックの完成

「餅巾着」:<サイズ>縦27cmx横27cmxマチ11cm。黒無地がとりあえず一番使いやすい人気カラー。

素材がユニーク、スニーカーの一部・ユニフォーム・ブルゾンの内側に使われているのを見たことがありました。

主役に使うという思い切った案でしたが、裏地が花柄というのも意外。

メッシュのスポーティーなイメージを新しく解釈してみたのです↓。

<表地:黒>ストレッチメッシュ、ポリエステル/100%、日本製。裏地はナイロン撥水加工のシャカシャカ生地。

全体が黒ベースの所へ裏地の一部を柄で選択する案はいろいろ引用できそうです。

内部の機能に関しては、申し分のないものになってきたと思います。

ただ、入り口のフラップが小さく、この近辺の製作の「餅巾着」すべてのフラップを後に大きいパーツに取り換えるリフォームを行いましたその後の動きがあります↓。

隙間がめいっぱいおおわれるフラップへ取り換えたのがこちら。取っ手の間をくぐり抜ける可能な最大限の幅。

あとがき

こんなにいろんな種類のメッシュを取り扱えてとても有難いです。

もともとの趣味として、集める事がとっても好きで一括りにするということをよくしてまいりました。

そんな性質を今度は自らのアウトプットで活かしています。

「メッシュシリーズ」は次回の素材でラストです。

そのラストの製作も、途中から変更のフラップを大きくしたもので完成ということになります。

やり直しの利く限りやり直した方が良い場合もあり、「隙間が気にかかる」とフィードバックをいただいたお客様にはとても感謝しております<m(__)m>。