赤いパンプス・赤い口紅にリンク、深紅のガーネットの役割は差し色、面積の広い大粒ガーネットペンダントが美しさを放つ時【786】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

深紅の「ガーネット」という宝石。

赤色は人気の高い色。

ルビーのイチゴのような紅色に比べればダークな深みが同じ赤色内での差別化。

あれは2000年ちょうど位の事だったかと。

ゴールドメッキの台ではありますが、ガーネットのスクエアのペンダントトップを自前で持っていたことがありました。

某通販会社様のカタログ雑誌で、お値段は¥9,800ではなかったかと記憶。

なかなかクラッシックな雰囲気で大粒の四角型でした。

もしかしたら。。合成だったのかもしれませんが、とても存在感があって着用しやすかったことを記憶しています。

随分前から、四角型のファンだったのでした。

あの表面のゆったりとしたスペースが迫力と美しさたっぷりだからです。

このたびは、その後の発展もあり、台も本物K18YG、天然のストーンである立派な宝石と呼べる四角のガーネットのペンダントトップをご紹介したいと思います。

何十年も前と同じモデルを変わらず魅力的に感じたことは本物ジュエリーにはそれほど流行がないクラシックさがあるこのと証明です。

遠目では確実に差し色、ガーネットの深紅の他の小物アイテムとのリンク

K18YG台のガーネット四角デザインペンダントトップ:<サイズ>バチカン含まずに、縦18mmx横14mm。

窓辺でお写真を写しましたので透明感ある部分が映りました。

室内では、深いボルドー色で、ずっしりとした重厚感あるカラーに映るのです。

室内のダークカラーに映るガーネットペンダント。チェーンはK18YG/K18WGコンビ柄45cm。

大粒の基準とさせていただいています縦2cmx横1.5cmよりはひとまわり小さいので、「中粒」程度だと見ていますが、何はともあれこのすっきり感は素晴らしいです。

ガーネットの大粒はほとんど見つけることができていません、レアなのだと思います。

混沌とせず、はっきりしていてシンプルだからこその良さです。

靴もいろんな赤と相性の範囲があるのもペンダントと靴が遠く同士に位置するからです。

あとがき

「ガーネット」は1点あると楽しくなります。

真っ赤なお洋服はかなり膨張しますし華やか過ぎて躊躇することがありますが、黒いお洋服に一部分小物使いとしては気軽に装えます。

この「気軽」もとても大切、ジュエリーの装飾に対して遊び心もあることこそ自由なのですから。。

ガーネットの存在感をこんな風に使わせていただくのが出番の多いアイテムになるまず1つのポイントとしてご提案したいと思います(^-^)。

新しい分野のマルチカラージュエリー、ハート型の原色カラーに魅せられる「アンモライト」のペンダントはコーデの差し色へ【785】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

当「本物志向のレンタルジュエリー」では、マルチカラー宝石も取り揃えました。

マルチカラーが好みであること、楽しく明るいイメージ、多くのストーンを一度に楽しめるお得感などがメリットです。

「マルチストーン」と呼ばれるアイテムは、ストーンの種類の違い、もしくは、同じストーンでもカラー展開のあるストーンが集結したジュエリーです。

このたびは、それとも違い、1種の鉱物からできているのに、「光の干渉」によって美しくマルチカラーに映る天然石でできたペンダントをご紹介したいと思います。

「アンモライト」のハート型ペンダントトップをカジュアルに解釈、ロングチェーンで躍動感を高め中粒のサイズ感のカバー

光の干渉で赤やグリーン、黄色のビタミンカラー風に映るというところが魅力です。

光の干渉が無ければ暗めのものなので、とても不思議でミステリアスなのです。

「アンモライト」のハート型ペンダントトップ:K18YG台。<サイズ>縦2cmx横2cm。

このストーンは光の干渉でこのようにマルチカラーに目に映ります。

すごく綺麗で、熱帯のようなイメージがこの色から感じられます。

これは染色とかいったものではなく天然の色目、「光の干渉」でこのように映るとのこと。

1つの物品でこんなにいろんな色が見られるストーンとなるとやはり価値を感じますし、事実「アンモライト」は希少価値の高いストーンです。

このペンダントトップの良い点は、枠をK18YG台で囲ってあり、バチカンを宝石タイプのもので設置されている、ちゃんと宝石の領域の作りがしてある点です。

表面の多面カットもエレガントです。

とはいえ、厚みは最大5mm程度、縦横の最大幅が2cmということでやや普通(いや贅沢ですけど(^_^;))。

そこへチェーンを特徴ある80cm級で存在感を高めました↓。

すごく美しいです。ハートというクセのある形にもかかわらずそのことを忘れるほどのカラーの存在感よ。
3点セット:難しかったのがハートの形の揃い具合。ぴったりですね、随分努力しました。

あとがき

このような天然石があるとはこれまでは、存じ上げませんでしたので、良き学びとなりました。

1つ学びの中から生まれたアイデアをアウトプットしたいと思います↓。

ハートは星やフラワーと並び「クセ」のあるモチーフです。

ところが、そのあるはずの「クセ」が、この原色カラーの美しい世界観の波にのまれ一瞬忘れてしまいました。

このことが良きヒントになりました。

クセのあるモチーフに象徴的なストーンがコンビのジュエリーアイテムは「クセ」が減少して感じられる不思議。

フラワーなどのケースにも引用してみたいと思いました(^-^)。

美しいが希少性は「普通」のアメジストは大粒だけでは物足りなかった、さらに「メガ」サイズのアメトリンにバトンタッチのペンダント【784】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」の事業者です。

特徴は、全体的にアイテムが大ぶりでありクラシックな着こなしのお洋服に合うようなテイストです。

このたびは、アメジストの大粒の更なる追求への変遷の記録です。

アメジストは人気が高く有名ですが、希少性で言うと入手はしやすいのでそんなに珍しいストーンではないです。

それでも人気の理由の1つに「パープル」という高貴でクールなカラーの魅力があるのだと見ています。

「かっこいい」というようなパープルカラーは、おのずと「四角」という形との相性も良いようなのです。

迫力ある大粒アメジスト、しかしそれ以上のメガ級のアメトリンに軍配が上がることになった

「バケットカット」や「テーパードカット」の効果は、面積をより広めに映し出し、宝石の美しさを最大限に披露する効果があります。

「美しい」と思うことの1つに「広い面積」があるのです。

この大ぶりなカットは、一層迫力の度合いを増幅させています。

K18YG台のアメジスト大粒ペンダントトップ:<サイズ>バチカン含まず、縦2cm強x横1.5cm程。

よくバチカンを含んでサイズが提示されていますが、本当のトップ自体の大きさが分かりにくいですので、バチカンを省いて表示することにしております。

大粒の目安にしているのは、バチカンを含まないストーン+台の部分のみで、縦2cmx横1.5cmを大粒の目安と考えています。

ネット通販などでは、縦が1.5cm以上でもうすでに大粒と呼ばれることもあり、大粒の範囲が結構広いのですが、実際は手に取ると中粒程度だったりします。

「中粒」などと言ってしまっては商業上盛り上がりがありませんから、大粒と呼んでしまう、更に、カンを含んだものをペンダントトップと呼ぶ定義からの名目もあると思います。

この度の記事では、本当に正直な「大粒」というのはこういうものだというサイズ感でお伝えしております。

結局は、身につけたときの印象がどうかで明らかになることでありますので、最終的にはユーザー様が感じることなのです。

そうすると、大粒・中粒・小粒と分けて、その実物にちゃんとぴったりな言い回しを実直にお伝えしていきたいと思っております。

当「本物志向のレンタルジュエリー」では、ペンダントトップに関しては、ほとんど大ぶり(大粒)です。

その後にもっと特徴ある「メガアメトリン」に出会うことでセットがより個性的になった

バチカン含まず、縦2cmx横1.5cmでもかなりの存在感でしたが、リングとあまりにピタッと一致し過ぎたこともありその後改良がありました↓。

リングもかなりのものですが、それ以上にトップが大きいと感じられます。面積・厚みともにビッグです。

アメジストからアメトリンになったことでカラーも楽しくなりました。

アメトリンのペンダント:縦25mmx横20mmの超大粒。正真正銘の「メガアメトリン」です。

あとがき

当「本物志向のレンタルジュエリー」がセットになっていることで、もしかしたら単品では通用したかもしれない大粒が廃止ということもあるということです。

それほどまでに「わぁ!」という喜びと感動を感じていただけるようなラインナップでありたいという強い気持ちがあるのです。

メガ級の大きさではあってもシンプルな四角という「押して引く」ようなバランス、そして、そこへ柄のような「フィガロチェーン」の出番であるというこういった望ましいバランスの組み合わせができるのも、地金のおかげだと思います。

ストーンの素敵さ、地金の素敵さいずれも平等に大切にしておりまして、「高級地金+宝石」に特化したものを集めご提供致します(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

「トルネイド」と名付けたい、テーパードが美しく躍動的なビッグペンダントトップのお洋服との相性のポテンシャルの高さ【783】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

地球の奥の方に眠っていたところ、激しいマグマ活動によって一瞬の短い時間で地上に向かって運ばれて結晶になり、地上に打ち上げられる奇跡的なストーン、これがダイヤモンド。

本来は地上にいる我々が身近に目にするようなストーンではないのです。

そんな希少なダイヤモンドでありながら、ジュエリー界隈にはとてもたくさん集まり、豊富過ぎてその希少性が分かりにくいというパラドックス。

ダイヤモンドは無色透明なので、カラーによる綺麗さを演出しにくいので、デザインは重視したい部分です。

専門的には「4C」として他の質の部分に関してもかなり重視されますが、何と言っても一番は不動の「おしゃれ度」を重視します。

このたびは、大ぶりサイズでは申し分無い素敵なダイヤモンドペンダントトップをご紹介致しながら、「おしゃれ度」を重視する理由をお伝えできればと思います。

ダイヤモンド3ctはギラギラとまではいかない親しみやすさがある、カラットを決して「ゴール」にしない

K18WG台のダイヤモンド3ctのビッグペンダントトップ:<サイズ>縦4cm弱x横2.5cm。

3ctあれば、レベルは高いですし、サイズが縦長のバランスの良い申し分のないボリュームです。

当「本物志向のレンタルジュエリー」は全体に大ぶりですので、このサイズが決して珍しいこともないと感じます。

華奢さに価値を置かれたスタイリッシュなジュエリーの見方からすれば古風であり、非常に存在感があるタイプに映ると思います。

テーパードカットがメインに使われて、より一層迫力が増しています。

ダイヤモンドも5ct、10ctととなればきりがないですが、それは結果的なものだと思っています。

まずはある一定の高級感とデザインのバランスが良いお品ということを見ます。

その点でこちらはどう見ても、「よしっ♪」というお品という判断になりました。

ここまで力をこめる理由は、「自分のものではない」という理由から。

「本物志向のレンタルジュエリー」のラインナップのものであるからこそ真剣なのです。

5ctや10ctはさすがに「ギラギラ」しますが、この3ctは輝きが程よく親しみやすいのです。

それでも迫力があるのは、地金とか思い切った大胆なデザインの賜物。

この姿は、ジュエリーが決してカラット数の高さや地金の重さだけで計れるものではない見方を率直に伝えてくれるかのよう。

そうして、ゆくゆくチェーンを付けて、ペンダントへ。。

チェーンもトップのデザインに相性の良いツイストタイプを選択。ショート丈の硬い円形チェーン40cm。

幾何(きか)的なデザインこそお洋服の種類に対応していけるポテンシャルを秘める

ハート・星・花に比べて、このたびのトップのデザインは「抽象的」。

すごく躍動感にあふれ、「トルネイド」というワードがすっと降りてくるようでした。

この抽象さがお洋服に馴染みやすくなっています。

例えば無地に関してはすべてカバーできるほどの融通があると思っています。

その他柄物ですと、どちらかというと優しい丸い柄(水玉や丸い形の花柄)よりも、シャープな柄と言いますか、鋭利なとがったタイプの柄や、ストライプなども相性が良いと見ています。

あとがき

希少性のあるダイヤモンドがたくさんあるという矛盾の中から、本当の希少性とは何なのであろうと思うことがありました。

これはあくまで自らが計る「ものさし的尺度」ではあるのですが、やはり「おしゃれ感」でした。

おしゃれ感の上限は無限であるからこそ「自由」なのです。

人生における一番のモットーのようなものは、「自由」、そこに重なるスタンスを貫いています。

ダイヤモンドはどうしてもctの数値で判断しがちですが、それでも「ジュエリー」として見た場合には、多くの中からキラリと光るのは、結果的にはカラット数が大きいものではなかったりすることもあります。

結局は「おしゃれ感」を最終のジャッジにしております(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

「共有型のハンドメイドバッグ」と「本物志向のレンタルジュエリー」の中にある付加価値が共通するところ【782】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「共有型のハンドメイドバッグ」と「本物志向のレンタルジュエリー」の事業者です。

なぜ2つなのかというのは、先にハンドメイドバッグでスタートしたその3年後にレンタルジュエリーを始めた時間差があることが理由。。と言ってもまだ疑問だと思います。

詳しくは、当ホームページ内の「プロフィール」に綴らせていただいております。

いずれも「○○な」事業というスタンスをはっきりとさせて「事業名」として示していくことでの他の多くの類似業の中での差別化をしています。

まずは、一言で、当事業の特徴を表す謳い文句があると良いと思い、当ホームページのタイトルにもさせていただいているのが、「共有型のハンドメイドバッグ」と「本物志向のレンタルジュエリー」というフレーズです。

「共有型のハンドメイドバッグ」に込める付加価値

そもそも「共有型」という言葉が辞書には掲載が無い言葉です。

あえて、それを1つの「言葉」として使わせていただいています。

以前は、ネット検索してもほとんど出てきませんでしたが、現在では、時々「共有型の〇〇」と使われているのを見かけます。

「勝手にこんな言葉を使ってネットで発信して良いものか。。」と最初思ったものでしたが、この言葉がどうしても「キー」なのですから。。

技術などを決して秘蔵せずに、伝えていくというスタンスをこの言葉に集約しているのです。

価値としては、「良質さ」と「おしゃれ感」、これらにつきましては、大変重視しています。

もともと生地メーカー様が作ってくださった生地を有難く購入させていただき、デザイン+製作+販売からスタート。

何度も何度も改良を重ねてモデルを完成していく。。ということをやってきました。

その後「アウトプット」の方へシフトを決意。

実は、製造+販売ということがあまり得意ではないと気づき、他の方の方が長けていると敗北を認めました。

今後は、「ノウハウ」をたっぷりご提供していくという感じで、「コンテンツ」として有料・無料両方でお伝えしていくのです。

ただ、質を高めるために、ずっと製作する中で努力してきたことは無駄ではありませんでして、とても誇り高く思っておりますし、技術への自信もたっぷりです。

よって、これまでの地道な活動に関しては、おおいに意味があったことだと思っております。

語るにも、アウトプットするにもインプットや経験が無ければその内容が自分から生まれた本物の内容ではないからです。

バッグが欲しい人向けから、バッグを作って販売したい人向けというシフトチェンジ。

随分方向が変わったと思うと同時に、後者の方がお役に立てるのではないかと思ったことと、向き/不向きではこちらの方が実際腑に落ちています。

シフトチェンジしても、「良質さ」「おしゃれ感」は変わりませんので、引き続き追求していく不動の価値として揺らぎません。

質が良くておしゃれなバッグを作ることができるためのノウハウということになるのです。

「本物志向のレンタルジュエリー」に込める不可価値

以前は、天然石をネックレスやブレスにハンドメイドしていたものはありますが、レンタルの場合、それではレベルが低いと手ごたえを強く感じましたフィードバックがあったのです。

レンタルジュエリーのジュエリーに関してはすべて既製品。

時々、強度を高めるためのバチカンの見直しなどにはリフォーム屋様にお世話になっています。

内容としましては、過去の珠の連物を完全廃止、徹底的に「高級地金+宝石」に特化しました。

なんとこの場合も、重きを置く価値は、バッグと同じく「良質さ」と「おしゃれ感」の2つなのです。

目には映りにくいものですが、その物品そのものは既製品にお世話になりながら、その後の組み合わせを徹底的に素敵にご用意するという役割によって付加価値を高めます。

ジュエリーも、地金の重さやダイヤモンドのカラットが重視されることが多いのですが、それは結果的なもので、数字を見ているわけではないところにAIではない人間の役割があるのです。

確かに大ぶりで地金もたっぷりな結果にはなっているのですが、それがゴールではないところが大違いなのです。

あとがき

「良質さ」と「おしゃれ感」。

きっと事業内容によってそれぞれあるのかもしれませんが、まずは、何を価値として入れていくかの認識をして、そこからは追求という流れです。

このことは、自然に「差別化」になっていくと思っています。

「おしゃれ感」なんて、価値観によって違うから「計れないものだ」と思われるかもしれませんが、これこそお役に立てるところだと思っております。

実際にデザイン+製造+販売してきた者がそう思うのです。

答えが数字1つで出る価値の計り方に対する挑戦のようなことになると思います。

価値というのは、広い範囲に渡って存在するものだと思えるのです。

いろんな見方がある中で、それでも選ばれていく、共感されていくということも、「ものさし」のようなものではないでしょうか。

返し口を作らなくても、マチの角が返し口になる便利さ、あえて手間をこめる巾着袋内蔵のリュック作りのただ1つの休息の場所【781】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在「餅巾着:もちきんちゃく」という名前のリュックを連続製作しております。

違う素材1点物を都度作りながら、シリーズとして同じデザインで連続製作をしながら途中のポイントをご紹介しています。

完成した時には、お写真や動画と共にその姿を同じようにご紹介しております。

メッシュ素材は、集めてみると様々な種類があるもので、それぞれの味わいがあります。

このたびは、「メッシュシリーズ」の最終の1点となりまして、重要な締めくくりの製作となっています。

リュックの構造は、裏地付き、巾着袋内蔵ですので、①巾着袋作り②裏地パーツ作り③表地パーツ作りという3つの構成で出来上がっていきます。

通常の単品の巾着袋と違う点は、リュックの内部に設置して、マチで縫い付けて固定するという構造である点です。

ということで、このたびは、①の最終の作業ということになります。

安心な設計とセキュリティーを考えたものになります。

この巾着袋パーツをひっくり返すシーンを後で貼ります動画で楽しんでいただけたらと思いますので、当記事では、その時のポイントを綴りたいと思います。

わざわざ返し口を決める必要がない楽ちんさ、マチの穴を利用するひっくり返しの仕方はこの構造ならではの特徴

マチを空き口としてひっくり返しをスタート。
無理をせずやわらかに内側の部分を引っ張り出します。この時に、マチの縫い目に負担がかからないよう。
完全にひっくり返りまして、裏地部分の紫色が中に入りました。二重仕立ての完成です。

今回のポイントは、ひっくり返しの返し口にあたる空き口が、マチとして既に存在している点が作業のしやすさのメリットになります。

自然にそんな工程となったものでしたので、計画したことではなかったのですが、マチは後で裏地と重ねて裏地にドッキングするので、ひっくり返すところまでは開きっぱなしで良いからです。

必要な分量の返し口にあたる分量がマチに確保されていたので、ありがたい偶然でした。

ただでさえ、手間をかけた内部に巾着袋の裏地付きを設置するという構造ですから、ほんのわずかな箇所ですが、楽ができるのです。

あとがき

製作において、「楽」を一番の軸に置くのではなく、「良質さ」を追求した結果起きた「楽さ」をいただいた意外なケースでした。

ひっくり返し口は、「縫い閉じる」という作業が後から追加になり、この1手間が無いということが「楽ちん」です。

今後も、必ず「良質さ」を追求したご提案をしていくのだと、このたまたまのミラクルの「楽さ」によって改めて決意を固めたのでした(^-^)。

巾着袋の素敵な横顔でありますよう、ひも通し口の「コの字」縫いの美しいステッチのポイント【780】

まえがき

こんちには。picturesque(ピクチャレスク)です。

巾着袋作りは小学校の家庭科での体験が過去の記憶にあります。

女子はピンク、男子はブルーで製作。

女子がブルーで男子がピンクを選ぶことが暗黙に許されない変な垣根。

現代から見ると随分変な擦り込み教育だったものだと(^_^;)。

現在、「餅巾着」というリュックのデザインの中に、内袋として設置の巾着袋で製作の機会を得ました。

その中で、ひも通しホールの「コの字」のステッチのポイントをお伝えしたいと思います。

おおよそ、縫い代含むてっぺんから6-7cm辺りにコの字の角が来ませんかね。

ステッチが表にあまり表れないモデルの巾着袋において、数少ないステッチの1つがコの字なのですから、目線が行く部分だと思うのです。

巾着袋作りの際に是非意識して見てみてくださいませ。

ポイント①:三つ折りした側(裏面)から縫う

三つ折りした側から縫うなどとは当然だと思われるかもしれないのですが、実は以前表側から縫ったことがありまして(表に出るステッチを上糸側にしたかったから)、位置がはっきりせずしわが寄って失敗。

やはり、三つ折りした側の裏面をきちんと見ながらその側から縫うのがポイントです。

そうすると、下糸の糸目が表側に出るということで、下糸の調子も万全である必要が当然あります。

次のポイントにこのことが繋がっていきます。

ポイント②:糸調子を整えておく

糸調子は下糸が上手く調子が合わず(原因が下糸の調子が悪いとも言い切れないが、下糸側という意味です)、汚い糸目にでることもしばしば。

巾着袋の「コの字」ステッチは、裏面から縫いますので、表側に出る糸目をチェックすることが必須。

糸調子と同時に、両割りがあいまいで皺がよっていないかなどもチェックしたいものです。

ポイント③:コの字の曲がり角はV字の裂け目1mm内側で

コの字の右に曲がる部分は、裂け目の1mm内側でやっています。力のかかる裂け目の固定の意味もあります。

コの字を曲がる時の横線がてっぺんと並行の真っすぐが美しいです。

ポイント④:コの字の横線は返し縫い3度で

この返し縫い3度が2度ではない理由は必然、最後にコの字の上へ登っていくので、2度だと進行方向に向かえないから3度なのです。

この返し縫いの効果というのは、実際にひもを通して引っ張る時の重圧に耐え得る強靭さが必要です。

今後の改良点(ポイント⑤):そもそも縫う位置が真ん中ではなくて、三つ折りの先端ではないのか

コの字の縦線を縫う位置について:写真は真ん中ですが、外縁をステッチしていく方がより確実に固定されます。

もう1つ、曖昧な点をご紹介したいと思います。

コの字の下の方の三つ折りはどこでやめるのかということ。。とてもあいまいな点です。

コの字を越えたしばらく数センチは三つ折りアイロンはしておかないと、急にやめてしまっては、コの字ステッチの縫いにくさに影響してしまいます。

よって、適当な場所でやめているという点が随分曖昧。

しかし表には全く見えない部分であり影響がない部分だと判断し、コの字越え数センチの範囲(5-8cmくらい)でやめています。

次に、表から見た感じをチェックします。

表からのチェックの重要さこそ見た目の美しさ、どこを注視するとよいのか

コの字ステッチの直後の表からの確認は必ずあるべきです。

下の写真の表からのチェックの場面でどうも左右の縁からの幅が違うようであれば、まだやり直しのチャンス。

幅が均一であることは「美しい」のです。

もし、前述の三つ折りの先端をコの字ステッチしていくことにした場合、このコの字は横幅が広くなります。
3度の返し縫いは針目は3mmで2針のみ。前述の三つ折りの先端を縫うことにすると、この針目の数が増えます。

裏面のメリットを考えた「ピラピラしなくて固定される」ことと表から見た「幅」のいずれにも納得できれば、上述のような今後の改善の「縁を縫う」で良いと思います。

裏の事情に合わせて表の幅が広くなることに納得するということで腑に落ちています。

巾着をしぼった時に、右と左のコの字がぴったりと合うというようなものに仕上がると気持ちが良いです。

あとがき

巾着の開閉は機会数が多いので返し縫いの効果は大きいと思います。

出来上がりのその先の未来をイメージしながらの製作は「良質な品物」であることに関わるのです。

この場所以外であっても、この「未来をイメージした製作」というものに一度落とし込んでみていただければとご提案したいと思います(^-^)。

底のハギ目の重なりが美しい十文字のトートバッグへ、待ち針を使いピタッと合わせる執拗なまでのマチの溝の追求【779】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

おそらくハンドメイドバッグで一番多いデザインはトートバッグではないかと思います。

たくさんのトートバッグを製作していくと、あのシンプルなフォルムの一番のポイントヶ所が見えてきます。

取っ手や入り口などはもちろん主役級ではある場所ですが、マチの部分の十文字こそ重要なヶ所だと思うのです。

ある意味、ここを見るだけで徹底した作りなのかどうかの評価が下るというものです。

ということで、このたびは、マチの重なり部分をピタッと美しい十文字に合わせるということをするためにやっていることをご紹介したいと思います。

綺麗な底のフォルムを出すためのマチの縫い代の位置の徹底、待ち針で固定する時のその固定の仕方の深堀り

縫い代1.5cmでとっていますが、マチのステッチ部分は台形の底辺の突き出した部分が端っこなので、曖昧にしてはならないのです。

縫い代が計りにくいからこそずれやすい、そうなると、事前のアイロンがけも結構重要です。

美しいマチ作りは、事前のアイロンがけからすでに始まっているということになると思います。

この印の付け方は悪い例です。なぜかというと、端っこがあいまいだからです。
こうして、先端まできちんと縫い代の印を付けます。

上の台形の左上の先端からまっすぐに降りてきた位置から左へ1.5cmが台形の底辺の左端です。

右側も同じように先端まで印を付けます。待ち針は真ん中を一番最初に打ちます。

両割りの真ん中の溝と中心を針で正確に打ちます。

この時にすでにピタッと合うかが決まるようなものと思ったらよいと思います。

そして、先端は返し縫いをし、玉止めも先端のとがった部分の位置で丁寧に行います。

端から端へを二重縫いで丈夫に仕上げたステッチなのですが、滑るような生地の場合、端からではなく、最初にど真ん中から始めるのも1つの手だと思います。

十文字の正確さの追求と共に、この真っすぐラインの徹底もありまして、実践で縫い代を印することの意味がここにもあるのです。

<まとめ:まちの十文字がぴたりと重なるためにやること>

①事前のアイロンがけで「等脚台形」に徹底

②待ち針をど真ん中の溝部分からスタート

③縫い代線を実線で引く

④縫い始めをど真ん中からスタートするとよい

あとがき

結局、いろんな箇所でその小さな1つ1つの丁寧さが完成の「ぱっと見」という数秒に影響するのであり、考えてみればとても重要なことです。

何かビッグなポイントを「ドーン」と1つ提示して惹き付けるのでは決してないことに奥深さがあり、たくさんの小さなことの集結なのだということです(^-^)。

ピンク系のマルチカラーの生地だからピンク色の糸とも限らない、じっくり生地と糸を並べながら選ぶ「一番馴染む」ステッチ糸カラー【778】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

私事なのですが、黒のお洋服がほとんどです。

それなのに一方で、マルチカラーもとても好み。

そんな趣味嗜好から始まり、黒コーデ用のバッグだったり、ジュエリーのチョイスを考えてきました。

このたびは、そのような黒ベースの組み合わせの深い部分、「縫い糸の色の選択」ということをテーマに綴ってまいりたいと思います。

基本的には好きな糸の色で良いのですが、マルチカラーにステッチする場合可能性が多いため、「一番」を決めることに迷います。

瀟洒に仕上げる目的を考えると、「なじむカラー」を選んでいくことになりました。

では、どんなカラーが「馴染む」ことになるのかをお写真と共に解説してまいりたいと思います。

ラメにはスパン糸よりテトロン糸ということからのスタート、マルチストライプのラメ生地に縫う糸が背景のグリーン系ゴールドに決まるまで

では、まず、対象の生地をじっくり見てみます。

使用生地:<裏地>シャンブレージャガード、ポリエステル/87%、レーヨン/10%、ナイロン/3%、日本製。

実際はストライプ向きに使います。ラメが全体にかかっていて、ゴールドめいています。

マルチカラーの場合、お洋服のコーデなどにも引用しているのが、その中の色を1つ選択という手法。

じゃあこの中でどの色なのか。。可能性はいろいろだと思うのですが、ラメのゴールドもかなりの存在感だというところに着目しました。

ということで、ゴールドベースというとらえ方をしてみたのがこのたびの方向性。

こんな風に角度を変えると一面ゴールドに映ることが多いのでゴールドっぽい色がなじみが良いと考えました。
そして選んだのがこの糸。ややグリーンがかっていて、「本当に合うの?」というほどの抹茶みたいな色。

ラメがかっているので、ツヤのあるテトロン糸の方がスパン糸よりはマッチするのは確か。

ゴールド=ベージュ系というとらえ方で色を移動しながら考えて選びました結果です。

実際に製作の巾着ひもにステッチをかけました。なかなかよくなじみました。

チェックしていただきたいのが、上の突き出したステッチ糸の余り部分と下の生地とのなじみ具合です。

ゴールドというと、黄色いようなイメージですが、実際こうして生地に当ててみると、単独の糸だけではあんなに抹茶みたいなグリーン系にも映った糸が、かえってなじむ意外があったのでした。

今回のチョイスは、この糸の色でしたが、候補がいくつかありました。

ゴールドに合うと一口に言っても、左から、黄色系、砂色、ブロンズ色といろいろな展開があるのです。
ぱっと見、一番い左の黄色はゴールドらしいとイメージしますが、実際に生地に当ててみると、少し浮きます。

しかし、このチョイスも無くはないです。

上の黄色系を実際にチョイスしたグリーン系の隣で見比べます。だいぶ色が違います。
これは、真ん中の砂色。モカとも呼べますかね。

結局、実際に縫った時になじむことをゴールとしておりますので、この中で一番なじむのは選択したグリーン系だったのでした。

その他の色は他にも出番があると思われ、この機会にこそ抹茶みたいな色ならではの出番だとも言えます。

出来上がりのステッチの様子はこんな感じ。

背景にあるアイロン台カバーの葉っぱのグリーンとリンクしてしまいました(^_^;)。

背景を白にしたお写真で今一度↓。

黄色ではない暗めトーンがダークな背景にも良いバランスであったと思われます。

向きによってはゴールドメースに映ることもあるのですが、真正面からは背景が黒なのです。

そうしますと、黄色系は明るいから浮いてしまうのかもしれません。

どちらにしても、趣味嗜好はあります。

マルチカラーの場合の糸の色合わせは多種の可能性があると言え、目的に合ったチョイスで迷いを無くしていきます。

あとがき

全体的なバッグ製作のテイストが「エレガント」「瀟洒」ですので、「馴染む」がキーワードになっています。

この対極にある「カジュアル」なテイストでは、糸の色が素敵に「浮き立つ」ことが見せ場だったりします。

このたびも、全体としてはピンク系のような色であったとも言えるのですが、結果は随分違ったものになりました。

まずは、方向をはっきりさせるところが糸の色1つにしても早く決まる、クリアに分かるといった結果になるような気がしました(^-^)。

ゴブラン織などの厚手で作る丸底バッグの底面と側面がきちんと重なるために。。ロックミシンではない手縫いのブランケットステッチの固定【777】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドメイドバッグで丸底バッグを製作する時の難関、丸底の地縫いがあります。

ひたすらカーブの難関の連続、この場所こそが製作の中の一番の山場とも言えます。

製造側からしますと、まっすぐな線のトートバッグは確かに作りやすいです。

しかし、丸底バッグのメリットとしては角がないので、擦れなどを解消するデザイン、このメリットはユーザー側の気持ちにに寄り添った「長持ち・コスパの良さ」が追求できます。

この場所の苦労は製造側が手間をかけ、ユーザー側にメリットが大きいからこそ「価値」となってゆくのだと思います。

では、このたびは丸底バッグの難関、底パーツと側面パーツを重ねて縫う場面で、ずれやすさを解消する工夫として取り入れた「ブランケットステッチ」の方法をご紹介したいと思います。

ゴブラン織などの厚手で硬い生地の場合、まずはずれやすいことを解決、待ち針以上のブランケットステッチの引用

丸底バッグの底の安定は、底パーツの「縫い」のしっかり度をまずは徹底したいです。

薄手であっても接着芯以上に更なるハード芯を入れて強固にしたり、場合によっては、「底板」を設置するという重要な場所です。

カーブの側面との重なりは、待ち針を使っても3次元的な部分であるので、立体的な部分を平面のミシンで行うことの限界の部分です。

元々難関であることをいったん受け止め、より美しくできる方法へと強い気持ちでのぞみます。

そこで、考えました案、待ち針のみでは「ズレ」が起きてしまうことに対して、ブランケットステッチの仕付けを取り入れました。

まず、そこそこ細かめに待ち針を底面1周全体にほどこします。
待ち針を付けたまま、ブランケットステッチ。しつけ用の生糸ではなくてテトロンでも。2本仕立て。

とにかく、このブランケットステッチ、完成まで残しまして、糸を切らないということで「内蔵型」になります。

ステッチの深さ(縦)は5mmほど、横幅は1cm以内。
先ほど5mmの深さでブランケットステッチしたことの理由が、地縫いのミシンを7mmの位置にするからです。

ブランケットステッチが表にはみ出して見えてしまうことが無いように縫い代内でやった作業です。

こうして出来上がってひっくり返した時のラインは、非常に綺麗だという実体験がありました。

もし、もっと強固に仕上げるなら、楕円底のロック始末、側面パーツの下辺のみのロック始末をあらかじめしておくのも重なりやすい後押しになると思います。

ロック始末をしても裏地で隠れますが、「丈夫」というのは「働き」の面ですので、目には映らなくても意味のある事だと考えます。

あとがき

底部分を縫い合わせた後に「ハサミで切り込みを入れることをしないのか」ということがあるのですが、重圧のかかる底部分なので切り込みによって強度を弱めるような気がしてカットできませんでした。

この「そんな気持ちになれなかった」を今は大切にしています。

ちなみに、本革レザーの楕円底では決まってカットされていることのようで。。

楕円底に特化して連続製作を再びしていく際にもう一度この「カット」については考えたいと思います。