ジャガード柄のクシュクシュ感と巾着バッグの開閉フォルムがリンク、外部から拝受した素材と仕立てとの交わり【31】

アイキャッチ画像31

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

以前にも巾着バッグは別の素材で2度【15】【20】の投稿で製作致しました。

このたびは、【15】【20】から本体の縦の長さを5cmアップ、入り口付近の安全性の追求で考案の「マジックテープルーフ」をもっとシンプルなデザインへ改良しました。

縦の長さ5cmアップの理由は、巾着ひもが通る「片面ハトメ/アイレットカン」の存在により容量が不足することのカバーです。

非常に素敵な生地、その表地に合わせた裏地やパーツなどの附属品にもご注目いただければと思います。

ゴージャスなジャガード花柄生地の利用、巾着バッグがエレガントな方向へ向かうための附属品の選択の大切さ

巾着ショルダーバッグ:<サイズ>縦28cmx横30cmxマチ7cm。マチは2倍に増幅の必要があると思います。

表生地はイタリアらしさ満載の華やかな花柄ジャガード、裏地はミラーレースカーテン地を利用させていただきました。

ともに花柄ジャガード同士、あえて柄同士を近づけた理由は、お花の形が互いにマッチする感動を製作の中に「気持ち」として入れ込みたかったからです。

表地(ブロンズ):ジャカード、ポリエステル/49%、綿/34%、ナイロン/17%、イタリア製。

フクレのうねりが非常に美しく花柄が立体的に浮かび上がっています。

このうねりとバッグ自体のフォルムの「巾着型」の相性も感じた次第です。

裏地(ベージュ):ミラーレースカーテン地、ポリエステル/100%、日本製。
ここでしか見られない場面のポケットの裏側の構造:「裏側」という言葉が奥深く、コトの裏側でもあるのです。
パーツカラーはゴールド:生地に合わせてゴールドかシルバーかを選んでいます。右下は打ち込み工具類。
マジックテール―フの改良:シングルタイプでマジックテープをくっつけることで屋根になるのです。

開けっ放しで持ち歩くシーンが多い街中の風景をイメージした対策です。

安心してオープンのまま持ち歩く心理の根底には、ショルダーであり目線の範囲内であることが一番にあるかと。

更に考えたのがこの「マジックテープルーフ」という機能です。

セキュリティー性の強いファスナーポケット:後に開け閉めのストレスから廃止にしたのですが、確かに安全。

左上は、マジックテープルーフを使っていない時の状態、使用を義務付けるものではなく「自由」も考慮。

それでも、ファスナーポケットで安心感が残るのです。

すずらんループエンド:「アイリス」社様のお品物、金銀のみ。これまで見た希少なすずらん型の中では一番。

「アイリス」社製のシェイプされた美しいラインは非常にエレガント、てっぺんの穴が他製品よりも大きいので多くのひもに対して対応してくれるのです。

「大は小を兼ねる」のです。

その他の角度から:上から時計回りに、後ろ面(ファスナーポケット付き)、底面、サイド面。
持ったイメージ:お洋服との相性が悪くごめんなさい<m(__)m>。随分ゆったりとした容量になったと思います。
お洋服とのコーデ:いかに自らの趣味から選んだ生地なのだと恐縮します。柄同士ですが合わせてしまえます。

あとがき

イタリア生地のジャガード、大変素晴らしいのですが、もうこれ以上美しくは作れないという極限まで素敵さを高めらなかったことが残念です。

マチも不足していますし、美しい柄が存分に広がっていないような感じです。

当ブログ記事は、最初の投稿の2019.08.03からおよそ5年半後の2025.01.31にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

この5年半後に思うこととしては、この柄の選択は非常に突拍子もないチャレンジであったということ。

それぞれのユーザー様の趣味があるのに、製造者のみの趣味ですのでよほど共感していただき同じこの柄を気に入ってくれた方でなければヒットしないのです。

とはいえ、色違いのこの生地の製作者様のお写真を拝見したこともあり、まずは製作者自らがこの美しい生地に感動して選択していることも事実なのでしょう。

その後、こんな風に穴を開けてホールを作ること自体に「乱暴さ」を感じるようになり、このデザインを廃止。

表地とは別の生地を使用して巾着ホールタブを製作するタイプへ変更したのです↓。

巾着ホールタブ:左上は8個、右下は10個。感触としては、断然10個が良いと感じています。

この写真は比較的カジュアルな素材を使ったものですが、何らゴージャスな生地にも引用してしまえます。

かえってそこが面白いと思うのです。

このたびの素材は、どうもマダムのイメージ、あえてサブバッグ的存在の「ナップサック型」に製作するというスタイルが2025年現在の考え方です(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

布製ハンドメイドバッグ製作に相応しい芯地の定番はミニマム2種、ニット接着芯とハード薄芯がすべてをカバー【30】

アイキャッチ画像30

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

早速ながら、冒頭からお伝えしたいことがございます。

当ブログ記事は、最初の投稿の2019.08.01からおよそ5年半後の2025.01.30にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し綴り直しをしています。

後で貼りますYouTubeは当時のままであり、3選で定番としてご紹介しています。

実は、その中の「ソフト厚芯」という芯地は近年レア素材となってしまい、2025年現在では調達することができません。

よって、現在は「接着芯」「ハード薄芯」の2種のみでミニマムに続行していますので、年月を経る中で変遷があったのでした。

ただ、2024年に使い切りによる終了をもって廃止の「ソフト厚芯」は、大変融通のある優れた素材でした。

ということで、2025年現在の新しい解釈も交えながら、当時の2019年での利用を3種、「接着芯」「ハード薄芯」「ソフト厚芯」で綴らせていただきたいと思います。

定番2種で十分、「ニット接着芯」は布帛・ニット両方に対応、「ハード薄芯」はキルトシートや重ねて当て芯になる

ハンドメイドバッグ用の芯地:上から斜め右下へ、「ハード薄芯」「接着芯」「ソフト厚芯」です。

真ん中の「接着芯」から順番にご紹介していきます。

ニット接着芯:上の画像やYouTubeでは「織芯」の方だった当時。ニットや弾力性あるナイロンにはニット芯必須。

確かに織芯タイプの良さもあるのですが、ニット接着芯の方を1反持っておけば、どの素材にも関係なく対応できます。

織芯を使っていた時代は、織芯に加えニット芯も別で持っている必要がありました。

織芯は、ハリコシが素晴らしく出る場合もあるというメリットもありますが、やはり条件付きの使用となってしまいます。

ニットや横に伸びるタイプの弾力性を持った織物であるナイロン/100%生地には織芯は不向き、風合いの失敗の原因です。

気泡ができ皺が寄ってしっかりと重ならないという苦い失敗の経験済みなのです。

接着芯使用:生地パーツすべてに全面に貼っています。部分的に貼ることはバッグには効果は無しと判断。
ハード薄芯:一時期「ハード厚芯」の方も使いましたが1mm近くの厚みで重さがありバッグが野暮ったいです。

確かに当て芯の部分で強度を高めたい場合には「ハード厚芯」の方が1枚で役立つのですが、「ハード薄芯」を二重や三重に重ねて対応できますので、わざわざ必要ないという結論です。

ハード薄芯使用:しっかりとさせたい蓋や取っ手の付け根タブに利用。キルトシートにはキルト芯として対応。
ソフト厚芯:これが入手できなくなってしまったウールライクな芯地。バッグの取っ手や支柱に入れてきました。

キルトも、最初はこの「ソフト厚芯」を使っていました。

キルトをかけるとしっかりするのでラインにハリコシが出るのですが、この芯地では自然に映るというメリットがありました。

ソフト厚芯使用:右上の3コマの写真はリュックのショルダーを作る際にまさにこの芯地を内蔵している場面。

ボンドなど必要なくアイロンで折って内蔵しやすいのが、この「ソフト厚芯」の優れた性質だとも言えました。

ただ、もう入手ができない素材、類似品としては、「エンボス加工の不織布」というラッピングの素材。

しかし、そういうことならハード薄芯で良いというところに結果行き着くのです。

現在は、ピクチャレスクは、ソフト厚芯を使わなくても出来上がるデザインだけになっていますので、問題の無い方向に対応していったという経緯があります。

あとがき

一度、通常の生地をキルト芯のように裏面に当ててダイヤキルトシートを製作したことがあります。

出来上がりは、ハリコシがなくふにゃんとしてしまいまして、貼ったというような感覚が無いほどの効果の無さでした。

そうした試みもしたことで、こうした不織布芯の良いところを改めて発見することになりました。

かつての取っ手の持ち心地がステッチと相まってぷっくりと気持ちが良いという感触が味わえるバッグは難しいということに。。

残念ではあるのですが、材料のおかげでバッグ1つが出来上がるという有難味をこのミニマムな現在の体勢で感じています。

ただ、不思議なもので芯地を2種のみに絞らざるを得なかったタイミングで、デザインが絞られ、1種に対して技術も高まっていったのも事実。

本来、材料のみに依存するのも良くないのであり、その後の製作の存続はバッグの製造者が生み出す付加価値が大きく占めていないと難しいのだと考えます。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

派手と地味は本来対等の立ち位置にあるのでは。。どんな服の着方にも必ず宿る着る者の「考え方」にこそ注目したい【227】

アイキャッチ画像227

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

人間である以上、必ず伴うもとのとして「服を着る」という行動があります。

ファッションに興味がある・興味がない関係無く、誰もがお洋服を纏うのです。

この万人共通の行為は、その一人一人の「スタイル」が現れるもの。

「スタイル」というのは、体型のイメージをまず思い浮かべるかもしれませんが、体型も含むもっと一人の人間の生き方までにも及ぶ存在感すべてを表すと思っております。

そんなことから、「人となり」「人生」を表す程、「衣」が大切であるとこれまでもお伝えしてきたのです。

このことを受け止め、本当の自分らしさを意識せざるを得ない、お洋服をもっと重んじるべきなのではないかということをお伝えできればと思います。

更に、着る側のみならずその表現を拝見する側にも注目、着ている本人以外の目線や見方も同じ上述のようなベースで見てあげるべきだということを同時にお伝えしたいと思います。

「ファッションに興味が無い」という逃避が効かない、「興味が無い」という考え方すら服装が「スタイル」として映し出す

これはあくまでも個人的な印象ですが、「ファッションに興味が無い」という方は、こんなイメージの服装をされていることが多くないでしょうか↓。

無彩色な服:興味が無い人はカラー配分などを考えることさえしない、この姿こそそんな考え方を映し出します。

一方で、ファッション好きでもあえてこの無彩色コーデを好む人もいます(私もそうです)。

無彩色という共通なカラーは、様々な考え方の人達が共有していることになります。

カラフルな服:この派手さを表面的に捉えずに、考え方やスタイルを見る側も理解することが大切だと考えます。

「服には無頓着、何でもいいのだ」という考え方の人がこのように装っても、本当はそれほどお洋服の着こなしは得意ではないということがかえって他人の目に映るかもしれません。

見る側の自分以外の視点こそ、自分という人間の理解であり大切なのではないかと。

服は本来は「機能」中心で生まれたものだと思います。

長い歴史の中で「自由」を市民が得たことで、一律な制服から脱却し個人の表現がしやすくなっていったかと。

そうすると、なお「見る側」の見方も今後大切であり、まるで舞台の演者と観客の関係のようなものです。

「いやいや、舞台になんぞ立ちたくないよ」とひっそりと目立たない服を着ている人も、毎日を過ごし行動し街を歩くわけで、それも立派に舞台に立っていると言えます。

究極こんな表現をしてみました↓。

「人間である以上、舞台に立たざるを得ない」、お洋服はそんな大切な存在、決して軽んじるべきではないのではないかと。

軽んじた分、その装いにそうした考え方も反映され、見る側がそれを感じ取るということになります。

あとがき

以上のことから、人間が一人一人個性的であることにイコールでお洋服が自由なものであるべきということも言えませんかね。

そういった点で、お洋服は自分らしい表現ができるツールなのだという前向きな考え方を持つと良いと思うのです。

ただ「ファッション」では「流行」が起こることで本来の良き千差万別の中に一定の傾向ができてしまう、これがより「思いのままに着る」ということを困難にしているのではないかと考えます。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

広くゆったりと見渡せるA4横型の良さ、素敵な柄も同時にゆったりと眺めてもらえるボックス型のサブバッグ【29】

アイキャッチ画像29

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

サブバッグはあくまでもカテゴリーの分類としてそう呼んでいます。

しかし、実際の使用はもしかしてメインバッグで使われることもあるのかもしれません。

その辺りはユーザー様に委ねる部分でございますが、製造者本人がサブバッグのようなシンプルな形状こそメインバッグに使いたい実状を感じているのです。

いつの時代も流行を気にせずに自然なスタイルで使えること。

ただのシンプルな入れ物のような様相が、かえって使いやすいのです。

トート型の自由で開放的な作りは、セキュリティー性には欠ける部分もあります。

しかし、完璧なバッグというものはどこまでも未解決なものであり、どこに一番重きを置くかという点を先に重視していくことの大切さを考えております。

そのような価値観も組み込みながら、せっかくの広い面積に美しくお花が咲く風景のように映るフローラルな素材をめいっぱい活かしたサブバッグをお作りしたいと思いました。

もとは服地のワンピース用と想像するような生地であり、バッグに仕立てること自体がレアケースとなります。

装飾を入れず面積を広くとった定番デザイン、広々とした画面に花柄が生き生きと躍動するA4横マチ付きバッグ

このたびは、表地も裏地も同じ花柄の生地で作り上げました。

裁断風景:全手のパーツに接着芯を貼り、更に本体にはハード薄芯を内蔵、底板も「ベルポーレン」を内蔵。
<表地/裏地共通:サーモンピンク花柄>:PAPER PRINTEDという名前の生地、ポリエステル/100%、日本製。

日本製なのですが、英語で加工名が記載してあるようです、捺染の事なのか転写プリントのことなのか。。

なぜ、表地も裏地も同じ生地を使用したのかの理由に、裏地にどんなカラーを持ってこれば良いかが全く思い浮かばなかったからです。

そこで、思い切って1種の素材のみと決断したのですが、内部が違った方が深みはあると思うのです。

もしジャガードの場合でこのように困った時には、裏面を使い反転の出方をあえてユーザー様にお知らせすることを兼ねた1種のみの生地の使い方も解決策の1つではないかと。

ハード薄芯の内蔵:こんな場面は出来上がったら見ることはできません、白い部分が不織布のハードな芯地です。
ポケット:これ以降、両玉縁風から型玉縁風へ完全シフト。セキュリティー性があるのは屋根のような片玉の方。
ポケットが設置された内部。奥にポケットが見えます。
完成:<サイズ>:縦27cmx横34cmxマチ14cm。
つの角度から:左上から右下へ、入り口オープン、底面、サイド面。すっきりとしたスタイリッシュなバッグです。

製作した感想は、確かにアイロンで折り曲げにくいとろみ生地の分野です。

もともとバッグになど考えられもしない生地をあえてバッグで試したことは、後のハンドメイドキルト加工のアイデアに役立ちました。

もっと強度や長持ちを高める価値アップには、柄を壊さない馴染む糸でキルトをかけて固定すれば、とろみ生地であろうが関係なくしっかりと仕上がるのです。

持ったイメージ:左が正面、右が斜め45度くらい。サイズ感はグッドです。マチは15cm程度は使いやすいです。

あとがき

当ブログ記事は、最初の投稿の2019.07.25からおよそ5年半後の2025.01.29にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

あまりにも出回り過ぎているデザインですので、その後は廃止。

別の縦長のB4サイズ程度のものに代わりました。

ただ、新型は一重仕立てでポケットも無いので、この時の「裏地も付いてポケットも付いたデザイン」というのはこの時ならではの価値を持っていたと思います。

2019年では、同じ仲間の素材違いで複数製作しました↓。

同じデザインで同じ物が1つとしてない1点ずつの製作。2019年に主にこのデザインを利用していました。

その後、生地を丈夫なものに限定し、取っ手を長い支柱として底面に頑丈に縫い付け、底ベルトパーツも追加する形の一重仕立てへと変更していきました。

重い荷物には、2019年当時の取っ手の付け方では生地を部分的に傷めてしまうのです。

その後だんだんと製作に深みを増していったのですが、それでもこの時の過程は必要だったと思うのです。

ここを通らなかったら、何が必要で何が削ぎ落した方がよいのかなどの判断さえはっきりしない現在のままだったと振り返ります。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

古着ユニフォーム素材のTシャツで起こった惨事、大きなロゴプリントの化学材料の洗濯後の剥がれは永久とは何かを示した出来事【406】

アイキャッチ画像406

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

当ブログ記事は、最初の投稿の2019.07.25からおよそ6年半後の2021.02.14にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し全文を綴り直しています。

このたびのエピソードは、2019年の投稿当時は体験直後のもの、2026年ではこのエピソードの捉え方が変わっています。

2019年当時はお仕事着としてロングTシャツにレギンスを合わせるスタイルをいくつか組んで日々着用していました。

その方針を決めた時に購入したブランドロゴが象徴的なユニフォーム素材のTシャツは着丈70cm以上でレギンススタイルにバランスが良いと購入したものでした。

古着到着後始めにすることはお洗濯、いつもの古着入手と変わらずその日も早速お洗濯。。この時に事件は起こりました。

ブランドロゴに取りつかれたお洋服との向き合い方への問いかけとも思える出来事、大きなロゴプリントの古着Tシャツが洗濯後消滅

胸と背中のビッグロゴの剥がれ:お洗濯後にほぼ消滅。およそ製造から30年を超えたような経年と予想。

古着好きとしては、ある程度こうしたモデルが流通していた年代を範囲を括りながら予想できました。

1980年代-1990年代初頭と予想し、製造からは実に30年を超えた状態だったのではないかと。

プリント部分のロゴがもしなければ選ばなかったのか。。ということに対してはその通りです。

しかし、この活動的なマルチカラーも情熱的で素敵だと注目していたことも部分的には半分くらい、50%の価値はブランドロゴ・残り50%の価値はおしゃれ度と質の良さです。

お洗濯後にロゴが消えた途端このTシャツの価値が薄れ、着用機会を失ったということが全ての結果です。

当時、購入先の古着業者様にもこのことをお伝えし、こうした将来を見越した商品の扱い(仕入や販売への責任)を問いました。

2019年当時は、こうした商品を仕入れる業者様の責任やただの横流しであってはならないというような内容でまとめていた当ブログ記事。

しかし、2026年の見方は随分変わりました。

ロゴすべてに傾倒していたわけではないにしろ、そもそもブランドロゴに価値を置いた選び方をする購入者の在り方(自分の事)にも問題があったということです。

こうしていとも簡単に消えてしまった出来事の意味するところは、かなり重要なこと。

「ロゴがなかったらあなたはこのお洋服を着続けられますか、本当にすべてを気に入って手にしたものですか。」と問われているような気がしたのでした。

あとがき

僅かに残っているプリントの塗装も、おそらくもう一度洗濯機に回せば、まっさらに消えてしまっていたことでしょう。

2026年から見たこの状態でも着用を続けるアイデアとしては、「自主リメイク品として該当ブランドのロゴワッペンを付ける」などが浮かびます。

ただ、この2019年の時の心理は、ロゴが消えて価値がゼロになったと考えてしまい、着る気持ちにさえならなかったという感情でした。

このことは、「ブランドロゴが付いていることこそブランドの証である」というような表面的で貧しい考え方であったと思います。

結局は、ユーザーがブランディングに対して冷静でなければ、お洋服が長く着られることすらないということ。

目に映る一瞬の表面的なことではなく、良き作りやおしゃれ度は手に取って感じるもの。

ロゴなどに惑わされるだけの選び方は望ましくないということを、この出来事が伝えてきたと受け止めています。

ブランドロゴ消滅と共に価値が無くなる商品ではいけない・ブランドロゴに翻弄される選び方をするべきではない。。製造者・購入者両方に対するメッセージ。

この「購入者」には途中の古着業者様も入ることになります。

当時お電話の会話の中で、「右から左への横流しだけでは信用を失う」といったことも関わるのです。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

フクレジャガードはニットよりも伸びる、ファスナー設置後の波打ち・うねり解消の伸び止めテープ3重の成果【28】

アイキャッチ画像28

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

バッグのファスナーは、玄関のようなもの、整ってスッキリしている状態であるべきです。

このたびは、フクレ加工という横に伸びる織物の生地を使用したバッグのファスナー周りに注目。

ものすごく波打って出来上がってしまったファスナー部分について、お直しをし、その波打ちを解消して一定の成果を得た記録です。

ニットだけではない、織物でも横に伸びる生地には起こるファスナー周りの波打ち・うねりを伸び止めテープ三重で解消

どんな場合でも大きく波打つというわけではなく、このたび使用させていただいたフクレジャガード生地の性質に原因が大きくありました。

主に、「生地の方が伸びている」ということが原因、ファスナーの布の部分に重なるこのたびの生地がぴったり馴染まないという見方です。

ファスナーの布の部分は金具のおかげで固定されていますので、大きくはそれほど伸び縮みするものでは本来ないと思います。

ニットやこのたびの横に融通性がたっぷりのフクレ加工の生地の方が伸びている動きにファスナー側がついてゆけず、うねって「合ってないよ」と表現してくれているのです。

ニットだから伸び、織物はそれほど伸びないというのが一般的な考え方ではありますが、フクレ加工であれば織物であっても起こるということなのです。

波打ち・うねりが顕著のバッグ:ファスナー周辺がものすごい波打ちです。ちなみにポリエステル/100%。
一部解体:まずは、完成品を遡ってファスナーの縫い付けの段階までリッパーでほどいていきます。
伸び止めテープ(平)9mm幅:はみ出して見えないように9mmを半分にカットした細幅でトライ。
ファスナーの口布に一重で効果が出ると思っていたのですが、甘かったようです。
伸び止めテープ一重貼りの結果:わずかにうねりが控え目になったような感じですが、まだまだ未解消だと判断。
伸び止めテープ三重貼りの結果:かなり解消されまして、目に見えて効果を感じることに。ここまでが限界です。
これ以上重ねて貼ることは無意味。別の支障が出ると思います。フクレ生地とファスナーは相性が無いのです。

あとがき

当ブログ記事は、最初の投稿の2019.07.18からおよそ5年半後の2025.01.28にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

確かに三重で一定の効果が出た記録は残りましたが、もっとバッグ製作を俯瞰して見てみますと、「そもそもフクレジャガード生地にファスナーを使うデザインを引用するべきではない」とまとめました。

解消し切れないという結果が、このお直しを兼ねた実験で証明されていたのです。

2019年というのは、技術もおぼつかないこともさることながら、考え方も狭く根本的にこれを製作するのかどうかさえ表面的な判断だったと振り返ることができます。

もともと、大変美しいフクレジャガード生地、ファスナーを使うのではなく、そのふっくらとした丸みを活かした巾着型などではこうした問題さえ起こらないのです。

製作者としての心得としては、そもそもその素敵な生地が最大限に活かされるバッグなのかどうかという見方を作る前の「企画」の時点で判断するべきなのです(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

ニット生地でも角張ったフォルムは可能、青い海の波のような幾何学マルチカラーが美しい四角バッグ【27】

アイキャッチ画像27

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたびは、ニット素材でバッグを作ることに挑戦、素敵な生地を探す範囲を広めた結果見つかった生地があります。

ニットであっても得に何も変わらず進行、いつもの布帛(織物)と同じように糸もいつものテトロンやスパンで製作していきました。

このたびは、ニット生地でバッグが製作可能であることで、今後の素材の選択のポテンシャルの高まりを感じていただければと、実体験を綴ってまいりたいと思います。

美しいマルチ変形ボーダー柄のニットでピンタック入りバッグを製作、寸法を狂わせないハード薄芯の効果

イメージとは裏腹に、ニットであっても案外作りやすいのがこの度の生地。

織物だけに留まらないことで、また1つ製作品の材料の可能性が広がります。

表地(ブルー系マルチカラー):ニットジャガード、ポリエステル/60%、綿/30%、アクリル/10%、日本製。

裏地も同じようなテイストを保ったニット生地を選びました↓。

裏地(薄グレー):スポーツメッシュ、ナイロン/96%、ポリウレタン/4%、日本製。
四つ角のピンタックの入れ方:サイドの柄を重ねる→マチ幅に忠実にアイロン→折り線から2mm程度をステッチ。

表地の方は、表へ「凸」が出るよう表からピンタックを作ります。

内部をしっかり写しておらず申し訳ないのですが、表地にはハード薄芯を内蔵しています。

このおかげで、ニットがどこまでも伸びでしまわず、基準の正しい寸法の型紙のような存在になってくれています。

ピンタックがハリコシ良く出ているのもハード薄芯のおかげが大きいです。

裏地の方は、その表地のへこみに上手く裏地の凸部分が入る構造になるように、裏地は中表の状態でピンタックを作るのです↓。

裏地のピンタック作り:見えている方が内部で、内部に向かって突き出すイメージです。
四角バッグ完成:<本体>:縦19cmx横30cmxマチ6cm。<ショルダー>:幅1.2cmx長さ63/123cm。
ファスナーとポケット:左上から反時計回りに、ファスナーを閉める→ファスナーを開ける→内部のポケット。
複数の角度:上から時計回りに、後ろ面(ファスナーポケット付き)、底面、サイド面。
サイズ感のイメージ:コンパクトなバッグにしてはゆったりとした容量。横向き長方形は特にそう感じるのです。
正面:ニットの優しい感じを受けます。幾何柄はクセがあるようで意外と感じが良いという見方をしました。
コーデ例:アウターはおおまかなボーダー柄、バッグにそれとなくリンク。カジュアルテイストに合わせた例。

その他、バッグの中のマルチカラーの中のわずかな「ライトグレー」の部分に着目し、こうした色のお洋服とも相性が良いと見ています。

あとがき

当ブログ記事は、最初の投稿の2019.07.18からおよそ5年半後の2025.01.27にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

この2019年の製作は大きく見ると、生地頼みの製作の一連だったと思うのです。

技術が未熟なので無理もないのですが、課題の多い完成が相次ぎました。

内容は、入り口のファスナー周辺の隙間のセキュリティーの甘さ・取っ手のカジュアルな縫い付け方・貼り付けポケットのラインの歪みなどです。

その後どんどん改良していきまして、思い切って「廃止」という選択もしました。

唯一この製作の「ピンタック」は2025年においても別のデザインで活用していますので、この道のりは決して無駄ではない必要なルートだったかと。

この美しいマルチ変形ボーダー柄はもう二度と出会うことはありませんでした。

よって、なおのことこの時の生地との出会いはまたとない機会だったのでした。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

ジャガード生地特有の表裏両面使いで注意したいこと、厚みを抑えたい裏地には調整できないバランス【26】

アイキャッチ画像26

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

これまで個人的な好みでは、薔薇柄一辺倒でした。

2019年で複数の高級生地で美しいフクレジャガードなどをバッグ製作に使わせていただく中で、デイジーの花柄にたくさん出会い、その可愛らしさを知ることに。。

このたびは、デイジー柄がかわいい赤味ベースのジャガード生地でバニティーバッグを製作。

ジャガードの特徴としては、裏面の反転の出方も美しければこちらも使えること。

1種のみの生地で表地と裏地の配分を、表面使いと裏面使いという分け方で製作したのがこのたびです。

同じ生地を表地にも裏地にも使ったその製作の注意点を、その出来上がりの「感触」と共にお伝えしたいと思います。

バニティの二重ポケットの「アタリ」がくれた1つの答え、違った顔を持つジャガードの表面と裏面の同時使いは不可

ジャガードと呼ばれる生地は、基本表面と裏面が同じ柄となります。

面白いのが、全くの反転でもないこと、もう少し糸の折り込み具合が複雑なようなのです。

じっくり見ても不思議なもので、「表側の色のそのままの反対側が本当にこの色?」という意外性があります。

<表地/裏地共通>:ジャガード、ポリエステル/70%、レーヨン/30%、イタリア製。

ぎっしりと咲き誇ったデイジーの花。

表面の赤xブロンズx薄グレーが本来の表面、下のサーモンピンク中心にモカなどの色が混じった色の方が本来の裏面になります。

裏面は何となくセピア色の風景と言った感じ。

極端な話、どちらが表として使っても様(さま)になるというのがジャガードのメリットです。

生地の厚みは中肉で柔らかめですが、表地と裏地の厚みに差が無かったことで起こった致命的な問題がありました↓。

裏地にも同じ厚みの生地を使用したことで二重ポケットの生地の重なりによる「アタリ」が表の正面に出ました。

こうして作ってみて初めて、この生地の本当の性質に気付きます。

このことは、今後の裏面の選択への貴重な失敗であり、同じ製作に両面を同時に使うのは避けた方が良いとも言える例でした。

何のために裏地を別生地で選ぶのかの1つの答えをいただいたのだと思います。

<本体のサイズ>:縦17cmx横27cmxマチ12cm。<ショルダーのサイズ>:幅1.2cmx長さ67/120cm。
後ろ面:ネックパーツ(正方形)の位置が悪いです。重なりの真ん中よりも右に寄っています。難関の場所です。
ファスナーの色が思うように選べませんでした。長さも選べず真ん中で2本がぶつかり止まるという構造。
ネックパーツの縫い付け場面:この場所は後にたくさんの練習と研究を重ねていくことになりました。
複数の角度から:左上から時計回りに、「てっぺん」「内部の二重ポケット」「側面」「底面」。
使用イメージ:てっぺんが膨らんでしまっている課題は後に中に「ハード厚芯」を入れることで解決。
お洋服とのコーデ:わずかに表れるモカ茶に注目してみました。茶色コーデに新たなオレンジ系が加わる効果。

あとがき

当ブログ記事は、最初の投稿の2019.07.17からおよそ5年半後の2025.01.26にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し綴り直しをしてまいりました。

このモデルは、カーブが半径2.5cmの円の一部を利用というスクエアライクであることで縫いにくさを伴っていました。

その後、半径7.5cmの円の一部を利用したデザインへ大きくシフト。

縫いやすい型紙へのチェンジも良質なバッグを作るにあたり非常に大切なことなのです。

そして、正方形のネックパーツの正位置の徹底と縫い付けステッチの内部での完全カバー(覆い隠してしまう)ことを研究していきました。

最終的には、歪みがどうしても解消できない二次元ミシンでの製作の限界を感じ、このデザインを終わらせたのでした。

とはいえ、非常に貴重な体験ですし、なんやかんや20点以上はこのモデルを製作したのでした。

もし、2025年現在にこの形を作るとしたら、縦に長いリュックに引用できないかを考えると思います。

しかし、歪みの問題はどうしても付いてくると思いますので、成功率の低いデザインだという情報はしっかりと持っておきます。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

お洋服選びの際のカラーの区別、トーンの表現が重要なベージュと茶色の中の更なる色別名前付け【162】

アイキャッチ画像162

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

以前にこんな誤購入がありました。

「紫色です」との記載をネットで購入のバッグ、実際届いた見た目のカラーは、「紺」だったのです。

青味のカラー3色の比較:左から紺・青紫・赤紫なのですが誤購入のバッグは真ん中のカラー。紺よりは確かに紫。

ただ、せめて「青紫」もしくは「青味の紫」など親切な表現をしていただくべきです。

多くの方が「紫」と聞いてイメージするのはあの葡萄色(赤味の紫)ではないでしょうか。

ネットの画像の映りで青っぽく映っていたことを追求せずに、「紫」という言葉のイメージのみで一番右のイメージで購入してしまったのでした。

こうしたカラーニュアンスの行き違いは、ネット通販主流の現在では多々起こり得る重要な課題。

マーケティングの本の一説によれば、購入というのは高い確率で「カラー」が決め手になるとのこと。

このたびは、そもそも販売する側の親切さの重要性を追求、主に販売業者様へ向けた目線で綴っていきます。

厳しい指摘をするようですが、誤購入を起こした原因は情報不足、販売側の「怠慢」に他ならないということをよく見直していただきたいのです。

そのように踏み込んだメッセージを送る以上、私も1つのご提案をご用意。

同じ色でも複数のカラーの違いに呼び名を付けました。

それを、ベージュの例で前半、茶色の例で後半にご紹介してまいりたいと思います。

微妙なカラーのトーンの違いも言葉1つでイメージできる、ベージュの5色展開と茶色の4色展開をそれぞれ区別した色の名前

まずは、ベージュから始めてまいります。

そもそも「グレージュ」という呼び名が近年登場していますが、あれこそ紛らわしい表現でどのようにも解釈できてしまうワード。

元の目的が、広い範囲の色でオフカラーを売り出す商業的な意図があったと思えてなりません。

本当にユーザー様に寄り添った提示の仕方は曖昧な表現を避けたはっきりとした表現なのです。

ベージュ5色の展開:このたび抽出したパレットですので、この他にも別の色は存在します。
ベージュの使われ方例:それぞれの色の下に実際の該当アイテムを配置してみました。
ベージュ5種の名前:①オフベージュ②ピンクベージュ③イエローベージュ④グリーンベージュ⑤モカベージュ。

上述のように「グレージュ」という呼び名に対してなぜ異議があるかと申しますと、該当が①②⑤を中心に複数に当てはまってしまうからです。

1のみが頭にカラーが無い呼び名の違いがありますが、白っぽいけれど僅かにグレーイッシュなものも①オフベージュで良いかと。

③イエローベージュ④グリーンベージュ⑤モカベージュは、かつての定番コートる「バーバリー」様の「トレンチコート」に登場していたカラー。

冬から春に切り替わるタイミングで出るお洋服の新商品の春物にはこれらの複数のベージュが登場していると思います。

続きまして、後半の茶色に移りたいと思います↓。

茶4色の展開:ベージュと同様、このたび抽出したパレットですので、この他にも別の色は存在します。
茶の使われ方例:茶はインテリアの木製アイテムで実際に探してみました。
茶色5種の名前:①カーキ茶②オレンジ茶③キャラメル茶④チョコ茶。

同じ木製でもここまでカラー展開がありますが、頭に濃厚に現れる色が付くことで分かり易く区別できると思います。

「茶色」と一言記載で、後は画像で判断といっても、具体性と安心感、そして最終的には信頼を得ていく未来が見込まれます。

あとがき

ネットの画像は当てにならないとも言われますが、そうでもないと思うこともあります。

例えば、説明欄に「黒」だとはっきり謳ってあった生地が、画像をどう見ても紺色の部分が光の加減で映る場合、紺である可能性があります。

黒の光の当たり方と紺の光の当たり方の違いは多くの体験も必要かもしれません。

ですから部分的に映ったカラーも手がかりになることがあるのです。

販売側が悪気が無く間違えている上述のようなケース、ネットの古着屋様で多発した過去があります。

一番気を付けてほしいポイントなのにそういった間違いが起こってしまっている現実があったのです。

【256】の投稿ではグレーにも色の展開があるということを「アルマーニ」様のお洋服を例にご紹介をさせていただいております。

そちらにもお立ち寄りいただければと思いますし、先ほどの濃紺と黒に関しては【147】でその見分け方なども実体験から解説しています。

購入の決め手のカラー、届いてみたらちゃんとその通りだったという当たり前ながら良きゴールにたどりつけますよう、心より願っております(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

マルチカラーのビッグデイジー柄の風通ジャガード生地、広々とした面積の丸いラインのバッグとの相性【25】

アイキャッチ画像25

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

1980年代から流行を問わず、ずっと好きなデザインのバッグがあります。

思わずじっくり見てしまう緩やかなカーブが非常にエレガント。

口が大きく開くために、とても中が見やすい点もこのデザインならでは。

この2019年は、より立体的なデザインのバッグに挑戦しておりまして、「ボストン」「バニティ」「巾着」「リュック」そしてこのたび製作の「ドーム型」の主に5種を順番に製作しています。

この中では最も難易度の高い「ドーム型」は、かつての1980年からのあこがれのデザインだったそれに当たります。

当ブログ記事は、最初の投稿の2019.07.13からおよそ5年半後の2025.01.25にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し綴り直しをしています。

一応完成致しましたが、販売するところまでのお品物には至らず研究作品として、「製作品アーカイブ」に記録していくにとどまりました。

ポケットのファスナーに貼る伸び止めテープの引用例を含めながら完成したドーム型ショルダーバッグをご紹介してまいりたいと思います。

素敵な生地には敬意を払って優れたバッグを作りたい理想、角丸バッグとビッグデイジージャガードの抜群の相性

表地(マルチカラー):風通ジャガード、ポリエステル/76%、ナイロン/24%、イタリア製。控え目な無彩色がかえって魅力です。

@¥3,980/mという比較的高級な生地(後に@¥4,980/m→@¥5,980/mで追加購入しています)。

裏地(グレー):ジャカード、ポリエステル/100%、日本製。これまで多種のカラー展開を利用しました。

こちらは、集めやすいお値段であり、@¥714/mという価格。

何度もリピートして多色を使用させていただいたのも、この生地の良質さと高級感。

このまだら柄のような織柄は、フローラルなタイプにも幾何柄タイプにも万能なのです。

伸び止めテープ(平)の利用:ファスナーへの縫い付けラインのうねり解消に使用しました。この度は1重貼り。

三つ折り内に内蔵するよりもファスナーに直接触れる位置が効果があると過去の製作からは感じました。

ただ、これも伸び止めテープが表に見えるリスクがあります。

ファスナーのうねりの解消には、3重に重ねてやっと効果が出るという実験記録もあります。

ファスナー使いの機会には、三つ折り内部に3重で貼って伸び止めテープを隠し込むのが一番。

フラップポケット:フラップ自体が本体のカーブラインにリンク。すっきりとしたデザインです。
背の部分のファスナーポケット:外ポケットは便利ですが、柄物に対しては柄を遮ってしまいます。
正面:<サイズ>縦20cmx横30cmxマチ6cm。後からの反省は、マチを思い切って15cm以上にするべき点。
持ったイメージ:様々な角度からの視線があることを実感します。底周辺の変な「反り」は型紙が未熟な証拠。

あとがき

2019年の初めてのこの生地の利用から数年後、奇跡的にこの生地がリピート仕入されているのが見つかりまして、こんな製作もしています↓。

2022年に製作のトートバッグ:生地のストック整理の為短時間製作したシンプルなサブバッグ。Sould Out。

このたびの苦労したドーム型ショルダーバッグと比較し、後に製作したビッグトートバッグの方が断然製作が簡単で、シンプルなデザインなのに柄が生き生きと躍動しています。

こうして、気付いていったのが、「苦労しても不完全な出来上がりのバッグには価値が無い」ということ。

一方で、単純でも素材が最大限に活かされたバッグは受け入れられる可能性に立てるということ。

こうして2019年では難しいデザインの製作に挑戦はしたものの、どれも成功率が低く、2025年では成功率が100%のデザインのみに絞っています。

一人の力では到底優れた品物は作れない、生地の素敵さの力もお借りするのです。

ただ、決して生地の素晴らしさのみに依存するだけでは、これも飽きられます。

敬意を払いながら優れた生地を利用させていただき、今度は製造者の生み出した「価値」を入れていくような製作を意識するようになりました(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク