見えない場所でも一番力のかかる場所、バニティーバッグの要のてっぺんの取っ手を支えるハード厚芯の存在【64】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在ハンドメイドバッグ製作では、「同素材シリーズ」という名前で同じ素材を使ったデザイン違いの5点のミニショルダーバッグを連続製作しています。

表地-風通ジャカード、綿/54%、絹/26%、ナイロン/20%。イタリア製。裏地-ラメツインクルサテン、ポリエステル/60%、ナイロン/40%。日本製。

黒ベースのパープル系の組み合わせとなります。

あえて、同じ素材を共通にすることで、生地頼みの製作ではない、製作者からのアウトプットも生まれるような切り離した考え方を持ちたいと思いました。

切り離して考えることが、最終的には「素材への感謝と敬意」になってゆくのです。

優れた生地はありがたく材料として使わせていただくものであり、コラボしながらも依存し過ぎないこと。

当ブログ記事は、最初の投稿の2019.10.04からおよそ5年半後の2025.03.0.5にブログ記事の「見直し」で、タイトルから見直し綴り直しをしています。

バッグの製造から生まれた新しいメッセージもその素材の素晴らしさが引き立つよう相乗効果を生むのが目標です。

上述のようなことは、当時の2019年では到底考えつかなかったことであり、2025年の綴り直しで加えました。

このたびは、全5モデルの①ドーム②バニティー③巾着④ボストン⑤リュックの内の②の前半。

後半で完成ですので、完成したバニティーバッグは次の【65】でご覧いただけます。

製作の前半の当記事【64】では、バニティーショルダーバッグを支える取っ手の設置の場面にスポットを当てました。

<同素材シリーズ:バニティー-前編>バニティーバッグの取っ手の固定のみならず面全体を「ハード厚芯」で頑強にした

草むしりをする際に、スローモーションでその様子を見てみると、草周辺のみならず広範囲にわたって土が動く様子が捉えられます。

バニティーバッグの取っ手を実際の使用の際に持ち上げている力のかかり具合は、この草むしりにヒントがあるような気がしました。

取っ手のみを部分的に頑丈に縫い付けるだけではなく、この面全体の強靭さが必要であると解いたのです。

ハード厚芯:後に考え直し、縫い代まで突入するとカーブラインが出にくいので縫い代除く全面に貼るよう変更。
ハード厚芯の実物:1mmとはいかないまでもかなりのボリューム。重みもありますので部分的な使用をお勧め。
取っ手ホールの片面ハトメ:このシリーズはすべてこのホールに取っ手を通す取り付け方で行きます。

写真の左は、素材特性上マジックでも印が付かないので、原色カラーの目立つ色の糸で打つ場所のマークをしたのです。

写真の右は穴を開けた直後に「プライヤー」で「片面ハトメ」を設置。

力がかかる取っ手の部分でありながらスタイリッシュに取り付ける1例として、比較的持ち上げる重さが無いミニバッグでは大丈夫だと考えました。

大きなボストンバッグに使用するなどくれぐれもしないように注意喚起したいと思います。

取っ手取り付け完了:内側もすっきりとまとめました。三つ折りがストッパーの役割です。
裏地の裁断:YouTube動画内では、裏地のファスナーポケット製作の場面も出てきます。当ブログ記事では割愛。

あとがき

2019年は、研究段階であることもあり、ミニサイズのバッグだから通用するような条件付きの作り方でした。

2025年現在では、すべての素材に対応でき、どの素材が来ても同じように作れるようなノウハウに絞り込みました。

よって、2019年の片面ハトメを利用させていただいた取っ手の付け方は「条件付き(ミニバッグに限る)」ということになりますので、2025年では廃止しているのです。

ただ、バニティーのデザインを応用し、取っ手はリュックの補助的存在で、縫い付けタイプに、そして横に広がったタイプで今度はリュックとして作ってみようかと。

縦リュックが難しい理由は、「わ」に縫う際にトンネルみたいにミシンに隠れて見えないのです。

よって、ミニバッグ程度では可能であった縦の長さの分横に広がって容積を確保するという考え方です。

こんなアイデアが2025年で浮かぶのも、間違いなくこの2019年の製作の体験があったからなのです(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

<仕立て直し>過去の自作品のクラシックな薔薇柄のビッグバッグ、取っ手も一繋ぎのランチバッグへ変身【63】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

思い出してみると確か2010年前半、インテリアコーナーにあったクラシックな薔薇柄の生地を自作のビッグバッグに一重仕立てで調達。

きっかけは、勤め先の同僚の退職の際にお礼を込めた贈り物として見つけたものでした。

その後、別の柄に変更、クラシックな薔薇柄は自分使いへ。。

当ブログ記事は最初の投稿の2019.10.03からおよそ5年半後の2025.03.04にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し綴り直しをしています。

2019年当時でもかなりの年数が経過したビッグバッグを仕立て直すという決意、当ブログ記事ではサブカテゴリーとしてタイトルの頭に<仕立て直し>を付記したものが当投稿の他にもいくつかございます。

さらに初製作のビッグバッグぁら10年以上が経過したと思うのですが、現在こうしたクラシックな薔薇柄を日本製でインテリア生地のコーナーで見つけることがなかなかできないのです。

生地としてはヴィンテージ感溢れた貴重なもの、こういったクラシックな柄の生地を今後も大切に利用させていただくためのリフレッシュのような意味でも非常に有意義な作業なのです。

ビッグサイズのバッグの出番の無さと、2010年代前半の製作時の粗さが気になり、2点の小さめバッグを製作する分量が解体後に見込めました。

その内の1点、取っ手一繋ぎのランチバッグをこのたびはご紹介したいと思います。

中肉オックスフォード生地が向いていた、ビッグバッグを解体して作り直した取っ手一繋ぎのランチバッグ

一度大きな買い物バッグにして使ってきましたので、過去の自作品のリメイクというスタイルになります。

2019年から見て5年以上前の生地、当時生地情報を記録しておらず大変恐縮でございますが、予想を明記しました↓。

生地名不明(オックスフォード)、混率不明(おそらく綿/100%)、原産国不明(日本製だと思います)。
型紙:シンプルな2種のみ。本体を取っ手と一繋ぎにレジ袋風、タブにマジックテープを付けていきます。

こうした一繋ぎ型は、結構面積が必要、元々ビッグバッグであったことのゆとりが活かされます。

U字のくり抜き部分にタブパーツをはめ込むことで無駄なく生地が利用できます。

左右共、カーブの部分に伸び止めテープのバイヤス9mm幅を、丈夫さと三つ折りの融通で貼ってみたのです。
あらかじめ三つ折り:縫い代を先に始末しておきました。一重仕立てでよく使うやり方。7.5mmずつ折りました。

縫い合わせる時には、三つ折りの際(きわ)を縫っていきまして、しっかり両割りします。

右下は、マチを底面に向かってそのまま折り曲げて縫い代同士の範囲で縫い付け。

マチの始末:上の写真の右下の一段階前にこのようにマチ縫いをしてあるのです。カットしないやり方です。
タブ作り:中表をひっくり返すやり方。この時は縫い代1.5cmでしたが、後の製作では共通に1cmに見直し。
入り口の開閉の様子と底のマチ:左上から時計回りに、入り口閉じ→入り口開き→底のマチ7.5cm幅のサイズ感。
ランチバッグ完成:<サイズ>縦13cmx横24cmxマチ7.5cm。小さめなランチバッグと言えます。

あとがき

取っ手一繋ぎタイプの良さは、力のかかり具合がある場所1点に集中し過ぎない点。

取っ手をどこかに縫い付ける場合は、その縫い付けの部分が途切れているので、その継ぎ目部分にどうしても力が集中しがち。

一繋ぎのこのたびのタイプは全体を持ち上げていまして、取っ手自体が両サイドに広がって配置してくれる点も使い勝手の良さの1つ。

こうして、仕立て直しをして感じたことは、少し大げさですが「人生における分岐点のような心地」です。

きっかけにこうしたリフレッシュの機会を得たようで、そもそもこの行動自体を促した元の変化を求める気持ちが自分の中にあったということなのでしょう(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

取っ手の付け根のワンポイントに、ハトメの穴に通す取っ手の付け方はミニバッグならではの特権【62】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在ハンドメイドバッグ製作におきまして、「同素材シリーズ」という企画を始めております。

【61】の記事からスタートしておりまして、デザインは全部で5つ、①ドーム②バニティ③巾着④ボストン⑤リュックです。

どれもミニサイズですが、150cm幅の生地1.5m内で有効活用しながら5点を連続製作予定。

このたびは、①ドーム型の後半部分の製作を含む完成場面です。

<同素材シリーズ:ドーム-後編>力がかかり過ぎないミニバッグに有効、スタイリッシュな取っ手が実現の片面ハトメ

以前の製作の巾着バッグでは、アルミ素材の片面ハトメ用にセットになっている「プライヤー」を使う方法と、硬め素材の片面ハトメ用に打ち台などのセットで行う方法の2通りをやりました。

パープル系のマルチカラーの生地に合うのはシルバーカラーであると判断し、アルミ素材の方の「プライヤー」を使用しての設置を選択。

穴をポンチでくり抜く作業は、共通で金づちで打ち込み作業があります。

片面ハトメの設置:左上はポンチで穴開け場面、右下は「プライヤー」でカシメて取り付け場面です。

以前の片面ハトメの打ち込み場面でもミスをしていたのですが、まだこの時知識が足りず、下にダンボールを敷いてしまっています。

画像や動画が当時のままであること非常に申し訳ございませんが、これは実は悪い例。

汚れ防止に新聞紙を敷く程度は良いですが、平らな硬いコンクリートや厚みのある木製のテーブル上で行うべきもの。

クッション性のあるダンボールを敷くなどかえってずれなどが起こりやすく、失敗の元なのでした。

10mm幅程度の取っ手を製作:直径8mmの穴に10mm幅というのは布製ならではの無茶であり、悪しからず。
完成した取っ手を取り付けた片面ハトメに通します。表側から遠し、通った後に三つ折りしてミシンで縫い付け。

通した後内側で三つ折りを縫い付けることで、穴から表へ飛び出すことがありません、つまりは、ストッパーの役割りをしてくれるのです。

「おにぎり(ドーム型)」完成:<サイズ>縦20cmx横22/27cmx12cm。片面ハトメの存在感は大きい。

非常にスタイリッシュに取っ手の付け根を装飾してくれながら取っ手を通すというホールの役割りの「片面ハトメ」。

コーデ例:バッグ素材に僅かに入る白にリンクの花柄レースカットソー、バッグ生地のエレガントさに寄せます。

あとがき

当ブログ記事は、最初の投稿の2019.10.03からおよそ5年半後の2025.03.03にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

その後の、バッグのサイド部分の反りの「えくぼ」、随分研究しましたが、正しい型紙が見出せませんでした。

こうした結果のままであることも、そもそもハイブランドバッグのあるモデルへのあこがれ、自らが生み出したアイデアではないのです。

確かにあこがれて長い間好んできた自分使いのバッグでもたくさん持っていた形だったのですが、そういった真似事には結局とことんまで追求する「熱」が続かないものです。

なぜ、このデザインでなければいけないのかの理由が、「あこがれ」というだけでは弱々しいものなのではないでしょうか。

もし、自らが閃いたデザインならば、上手くいくまで粘り続けたと思うのです。

それだけそのアイデア自体が「他人」のものだったということ。

この片面ハトメ含むすべての打ち込みパーツ(ヒネリ錠なども含みます)は、その後はすべてを廃止。

しかし、ひと通りほとんどすべてを一度は体験させていただき「肌感覚」というようなものでその感触を知っています。

なぜ「廃止」を決めたかの説得力としてはちゃんと体験した者のみが実直に語れることだからです。

この度のようなバッグの小ささなら重みが極度に増えず、カシメることで支えられているパーツが維持できるのではないかと、ミニバッグとの相性で成り立っていた製作だと見ることができます。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

既製品ファスナーのカラーがマッチする貴重な出会いを活かす、ファスナー色に馴染む美しいステッチの出方【61】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたびから、ハンドメイドバッグ製作をシリーズごとに括るという企画を始めました。

しばらくは、「〇〇シリーズ」というように製作品を特色あるものに括っていくスタイルで進めていきます。

最初は、ハンドメイドバッグでは何といっても重要な存在の生地を主体にしたもの。

全くの同素材でデザインのく違う5点のバッグを作る、「同素材シリーズ」です。

このシリーズで学びたいことは、同じ素材にそろえることで生まれるデザインの違いの真実。

見かけのかっこよさや流行を取っ払った本当の事を探究したいのです。

元々同じデザインの色違いの展開において、カラーの違いによる優劣の差が生まれることを排除、あらかじめ渾身の1色を選んだ1点物製作スタイルなのです。

このことを更に深堀りするにあたり、全くの同じ生地で同じカラーで数点の別モデルを連続製作していくという企画です。

最初は、難易度の高いドーム型(おにぎりのような形)から始めていきます。

このたびはまだ完成に至る前、ファスナーの縫い付け場面の特に内部にあるステッチ(ポケットの中をのぞいた時に見える内部という意味です)の出方にスポットを当てました。

完成のドーム型ミニショルダーバッグは、次の投稿番号の【62】でご覧いただけます。

<同素材シリーズ:ドーム-前編>ファスナーポケットのファスナーが生地のパープルにぴったりで見つかったケース

このシリーズに使用します表地と裏地は共通です↓。

左(黒地xパープル系花柄):表地-風通ジャカード、綿/54%、絹/26%、ナイロン/20%。イタリア製。
右(パープル):裏地-ラメツインクルサテン、ポリエステル/60%、ナイロン/40%。日本製。

上から時計回りに、元生地→裁断→生地ズーム。

表地のボタニカルな柄の中のパープルの部分と裏地はほぼ同色と言ってよいでしょう。

ファスナーポケット製作の手順(左上からジグザグに):四角くくり抜き→ファスナーと袋の合体→本体へ設置。

このたびの部分は、表側の後ろ面に取り付けるファスナーポケット、既製品の付け位置に習ったものです。

ファスナーを丈夫に縫い付けるために、ファスナー自体に二列にステッチを載せている点が特徴。

普通はほぼ一列しか縫われていないことが多いのですが、実はここは非常に圧力がかかる部分でもあります。

そして、出来上がりもすっきりと、ポケットをオープンした入り口の手前のステッチも美しく二列に出るようにしました。

完成したファスナーポケット:ファスナー周りのボックス縫いも二重(2周します)なのです。

あとがき

「たとえ内側でも視界に入る部分は全て表である」という考え方を徹底、その後もこうした一見内部の場所でも気を使うということをやっています。

当ブログ記事は、最初の投稿の2019.10.01からおよそ5年半後の2025.03.02にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

このシリーズ企画は、2025年から懐かしい過去の記録ではあるのですが、今のスタイルを作るきっかけに間違いなくなっています。

複数のデザインを同じ素材で作ったことで分かったデザイン同士良し悪しは、後の製作モデルを単一化することに繋がっていきました。

出来るだけ寄り道をせぬよう割愛しましたが、実はこの場面だけでも結構突っ込みどころがあるような未熟さが2019年全体では存在していました。

例えば、黒地であるからと思いっきり黒糸を使用したことでファスナー周りのボックスステッチがやや汚い印象。

マルチフラワーの綺麗な色にバランスをとったトーンダウンしたグレー系のような糸の色を選ぶべきであったのです。

その後はこうした望ましくない判断を根本から見直し、そもそもファスナーポケットで素敵な柄を遮ることさえやめています。

ただ、それもこれもこうした企画でよりクリアになった点が良い機会であったということが何よりの資産となりました。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

残布使い切りをもって該当生地の本当の価値が表れる、高級生地のわずかな面積を利用する小物製作【59】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

冒頭ながらお伝えしておきたいのでが、当ブログ記事は、最初の投稿の2019.09.28からおよそ5年半後の2025.02.28にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し綴り直しをしています。

内容においては、確かに当時の未熟さや至らない点もありますが、それも含めてその後の伸びのきっかけとなった時期だからです。

最初から素晴らしいお品を製作することができたかのように盛ることをせず、当時のままをリアルに残しています。

そして、その後の見方も含めた年月の経過の奥行きを盛り込んだブログ記事に深みを感じていただけるようにとこのスタイルにしているのです。

2025年現在でも大いに行っているはぎれの小物製作への利用は、この2019年がスタートでした。

2019年ではたくさん利用させていただいた高級生地のはぎれが多く存在していましたので小物作りも一際注目の作業だったと振り返ります。

にもかかわらず未熟なはぎれ品の姿であった。。という後からは反省する点もあります。

このたびは、1点のはぎれ製作品をご紹介しまして、本製作生地とはぎれに対するフラットな目線の重要さをお伝えできればと思います。

はぎれが生まれる前の本製作品のバッグは、過去のブログ記事【22】でご覧いただけまして、「ミニリュック」製作でした。

もったいない高級生地の残布をきっかけにスタートしたはぎれによるポーチ作り、本製作と変わらぬ仕立てが望ましい

冒頭でもお話しましたように、何しろ2019年が初めてのはぎれの利用を開始した年、最初ははぎれを斜め上から見るようなところがありました。

「どうせはぎれなのだからそこそこで良い。。」などというような。。

それが、当時完成の至らぬ点、写真や動画にも現れていまして、接着芯を貼らずに本製作のバッグと違う「近道」のような仕立てをしていたのでした。

左上はスカーフを使った風呂敷包み、はぎれをまとめて収納。この中からこのたび製作の生地を取り出し。

生地名は、ジャガードプリント、ビスコース/70%、ナイロン/20%、ポリエステル/10%、イタリア製。

製作手順(左上からジグザグに):先に三つ折りで縫い代を完全始末、その後組み立てて完成していくマチ無し。
ブックポーチの完成:単行本が入るようなサイズ感。縦15cmx横24cmxマチ無し。マジックテープで開閉。

2019年では裏無しの1枚仕立てで完成しています。

しかし、どれだけジャガードのしっかりしたごわついた生地であっても裏地が無いことで結局は柔らかさを感じることになり、価値が半減。

その後裏地付けを追加して2025年も健在↓。

その後裏地付けを追加した状態:劇的変化だと思います。フォルムがしっかりとしまして大変美しくなりました。

生地のみに依存するような製作では、最終的なじんわりとした納得感が得られないことを自ら感じました。

その後の端切れを使った製作では、ちゃんと長い目で見るようになりまして、この世に出す以上はいつまでも持ち続けたい「心地」を重視。

何ら本製作品と変わらぬ熱と丁寧さをはぎれ製作にも入れ込むようなスタイルを徹底していく方向になったのです。

あとがき

最後に、「心地」のお話をもう少し踏み込んで終わりたいと思います。

単行本入れとして製作した当初の2019年でしたが、本ケースとしての使い道の他にその他の細かい物を入れた変遷がありました。

ただ、一重仕立ての時代はいつ手放してもいいような愛着の無さも感じたことも事実。

しかし、ある時期(おそらく2023年頃だったかと)に裏地を後付けしてからはポーチが立派になったことで手放したくないという気持ちに変わっていきました。

2019年では未熟な作りも、その後は通用するようなものに発展していったと思います。

技術が未熟な時代から早々と高級生地に足を踏み入れたフライング、随分もったいなかった部分もありますが、別の部分ではこうして貴重な学びもあったのです。

はぎれであっても、生地の姿は本製作と変わらぬ上質さ。

それならば製作も変なバイヤス感を入れずにフラットに見て、すべてを差別なく丁寧に仕立てていくことがベストであると解きました(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

一見バッグには縁遠そうなイメージのニット生地が背中に感じるソフト感、「外表」組み立て式のミニリュック【60】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたびは、以前の【58】の記事の続きでございまして、モノトーンボーダーパッチワークのミニリュックが完成致しました。

無彩色のマルチカラー3色の黒、グレー、白は、「スポーツメッシュ」というユニークな凹凸感が魅力の生地。

製作したパッチワークシートから裁断後の「組み立て」がこのたびのメイン場面。

主に、「①ポケット付け」「②金属パーツ付け」「③ファスナー付け」の3箇所、完成前の途中段階の場面も写しながらその出来上がりまでの流れが分かるようお伝えします。

そして最後には、パッチワークのカラーが切り替わるところで糸の色も馴染ませながら交換した手間の成果もお伝えできればと思います。

あらかじめのひっくり返し済みにより生地の厚みの条件無く製作できる、「外表」組み立て式のモノトーンミニリュック

では上述のように、「①ポケット付け」「②金属パーツ付け」「③ファスナー付け」の3つの場面の流れの見方で完成までを追っていきます↓。

①ポケット付け(左から右へ):ポケットは裏地のみの状態で「一番最初」の順番で設置しておきます。
②金属パーツ付け(左上から右に):ポケットの次に作業。取っ手と四角カンタブ(上下)。

ショルダーは、バッグ本体が完成後、本当の最終で設置するというタイミングです。

③ファスナー付け(左上から右に):くり抜き枠に当てはめ設置。ファスナー先端付近の隙間が無い点が利点。
糸の馴染み:生地ごとにステッチ糸の色を交換。手間はかかりますが、これが非常に美しいです。
ミニリュック完成(モノトーンボーダーパッチワーク):<サイズ>縦24cmx横22cmxマチ7cm。

長財布が横向きに入りますので、最低限の横幅。

バッグにはあまり選ばれないニット生地で作った感想ですが、それほど無茶苦茶なチャレンジでもなく可能性があると見ています。

細かい点では、ボーダーの切り替え部分のラインが織物の方がまっすぐなのではないかなどもっと細かく追求していくとデメリットも見えることがあるかと思います。

ただ、こうして作ってみることで、選ぶ素材の可能性がニット分野にも広がる素晴らしさが発見できました。

このリュックを背中に背負うと柔らかな感触。

同じように「感触・心地」から素材を選んでいく際に、寒い冬にはウールの暖かい素材で作ったリュックは、素材自体が「あったか機能」になるかもしれないのです。

非常に素晴らしいことです。

コーデ例:セットアップでは比較的カジュアルな「別珍」の黒に合わせてみました。

あとがき

前半部分の投稿の【58】でもお話しましたが、このたび、カーブを思い切って半径12.5cmというダイナミックなフォルムに型紙を改良しています。

どうでしょう、まず最初に視線が行くのはトップのドーム型のカーブの部分ではないでしょうか。

それだけこの部分が注目の場所であり、ラインの美しさの見せ所なのです。

裁断の時に心配していた端にぼやけたオフカラーが配置されたことは、口布のグレー色でフォロー。

このたびの「外表」組み立て式の作り方は、後のリュック・ボストン・バニティーと複数の立体型のバッグ製作に引用できました。

当ブログ記事は最初の投稿の2019.09.28からおよそ5年半後の2025.03.01にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

2025年では、「外表」組み立て式は採用しておりません。

というのも、ずっと引っ掛かりがあった完全ではない作りという点もあるからです。

2025年では、最初からひっくり返すやり方をもう少し研究して、そこそこ厚手の生地でも対応できるのかどうかの糸口を探してみたいと思います。

どうしても「外表」は裏地が見えてしまい、本来「中表」の目的の1つにそういったことを解消する意味があって採用されてきたことではないかと思うからです。

こうしたことに対しては決して蓋をせず、完全に腑に落ちるまで追求していきたいと思っております(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

同生地の色違いの展開の美しさを見つけた時の判断、1色で複数作るよりも1点をパッチワークに詰め込む発想【58】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたびは、ハンドメイドバッグ道の中では3度目のリュック製作。

リュックのフォルムを型紙から見直し、新しいスタイルの製作をしていきます。

以前に製作の2点のミニリュック:角のカーブにご注目を。ここを型紙改良してからのスタートです。
ミニリュックのカーブラインの型紙変更場面:コンパスでよりダイナミックな半径12.5cmのカーブへ。

そして、更にこのたびの製作の特徴は、同じ生地の色違いの展開の美しさをそのまま1点の製作品へ投入するスタイル。

1点ずつを色違いで展開する量産的な考え方とは対極(量産品はライバルですから)、1点に色濃くその生地の色違いの美しさ、または同時に味わえるマルチカラーならではの贅沢な心地を詰め込みます。

ミニリュックの実際の完成は、後日投稿の【60】でご覧いただけます。

このたび綴らせていただきます場面は、3色のモノクロカラーの展開をミニリュックの面積に2度ずつ登場させたボーダーパッチワークシート作りと裁断までです。

同生地の色違いの味わいを同時に1点に詰め込む贅沢感、ミニリュックを作る下準備の無彩色ボーダーパッチワーク

3色以上がマルチカラーの定義、3色集まれば立派に多色が作られるのです。

表地(オフ、グレー、黒):スポーツメッシュ、ポリエステル/94%、ポリウレタン/6%、日本製。裏地(黒):フクレジャカード、綿/97%、ポリウレタン/3%、日本製。
表地のスポーツメッシュはニット、裏地のフクレジャガードは織物。横伸び同士の相性は生地分野の垣根を超越。
ボーダーの幅7.5cmずつで3色を均等に裁断(左上)、接着芯を貼り、1.5cmずつの縫い代で縫い繋げ(右下)。
生地の色に馴染む同色糸で表面からもハギ目の左右にすべて固定ステッチ。その後型紙に当て裁断。
3色ボーダーの並び順(①案):先端付近に強いカラーが配置したことで、この時点ではフォルムがクリアです。

ただ、1パーツ生地の表と裏を間違えまして、反対に出来上がった時点で気付いたのでした。

よってこちらの①案はこの面の向き間違いのミスという理由でボツ。

3色ボーダーの並び順(②案):重い色はバッグの底の方へ。。という理論で並べた配置。こちらで進めます。

トップがややぼやけますが、こちらを採用しました。

ボツの方は後のポーチ作りに再利用していきました。

あとがき

裁断しただけでも顕著に感じたことは、ミニリュックのトップのカーブの美しさとダイナミックさ。

冒頭でご紹介しました、過去の製作品ではカーブが控え目過ぎてデザインがクリアに出ていなかったので、まず1つの改良が成し遂げられました。

この時の、「円の半径を大きくすることでフォルムをはっきりと出すことができる」というノウハウは後の製作に活かされました。

当ブログ記事は、最初の投稿の2019.09.24からおよそ5年半後の2025.02.27にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

実は2025年現在でもパッチワーク製作スタイルは続行。

生地がもったいなく余った時のまず最初の対処法として行うことが多いです。

それこそ「サスティナブル」の製作スタイルにも大いに通じる部分。

一方でこのたびの製作は、最初からパッチワークを仕立てようとした背景違いのスタイル。

この生地の多色展開の魅力を1点のリュックに詰め込み価値を高めるというスタンスでした。

1色少しずつの生地の調達で成り立つ素晴らしさがあります。

その後、こちらの理由を伴ってのパッチワーク製作スタイルの方も何度かやっています↓。

左上は、この度と同じスポーツメッシュのカラー展開4色で製作のリュック。上の方はオフではなくライトグレー。

ボーダーパッチワークよりもストライプの方が生地が縦長に余りやすく、「上向き」の「運気」も込めてボーダーは現在ではやっておりません。

こうして年月が経過した今も、発展した形に変わりながらパッチワークを使ったバッグ作りのスタイルを続行中なのです。

パッチワークをして製作する定番タスクは、実はこの2019年のモノトーンボーダーミニリュックの製作から始まっていたのだと2025年からこうして懐かしく振り返ったのでした(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

A4横サブバッグがスタイリッシュでクールに完成、ボーダーの徹底した柄合わせとゴールドのハトメの存在感【57】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたびは、【56】の記事の続き、グリーン系マルチボーダー生地で作るA4横バッグが完成しました。

後半場面でポイントとなるのが、何といっても取っ手を通すための「片面ハトメ/アイレットカン」の取り付け。

「片面ハトメ」はバッグ製作の最終段階で取り付け、そこへ取っ手を通して完成となります。

以前にシルバーカラーのアルミ製の片面ハトメを巾着バッグに設置した際には、「プライヤー」というカシメる道具を使って設置する場面をご紹介しています。

しかし、この度のゴールドはもっと硬い金属であり、プライヤーは使えません。

打ち道具を複数使用させていただき、打ち込み式の設置となる点が一歩踏み込んでいます。

なかなか写真や映像を写ししにくい中、なんとか打ち込んでいく途中のショットをまとめましたので、是非ご覧いただければと思います。

ゴールド混じりのグリーン系ボーダーのA4横サブバッグ、ゴールドカラーの片面ハトメに通るスタイリッシュな取っ手

まず、下準備として、チャコペンや赤マジックで穴を開ける位置をしっかりと印をしておくところからのスタート。

ここで前もってお伝えしておきたいのは、穴を開けながら同時にアイレットカンを打ち込むことは物理的に不可能であるということ。

最初に「ポンチ」というカッターナイフのような刃のついた丸いパンチのような道具で穴を開けてから、新たに打ち込み用にセットし直して打ち込むという2段階を踏みます。

この2段階に共通して使用する道具は「金づち」。

身近な工具ですが、カシメるタイプのパーツの打ち込みには必ず必要なのです。

「片面ハトメ」のやり方は、他の類似パーツでもおおよそ同じような作業、これ1つクリアすることで製作が広がると思います。

片面ハトメ取り付けの手順:左上から右へ流れるようにご覧くださいませ。ポンチで穴を開けてから打ち込み。

当ブログ記事は、最初の投稿の2019.09.22からおよそ5年半後の2025.02.26にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

後で貼りますYouTube動画は当時の未熟な知識や技術のまま残っておりまして大変恐縮なのですが、打ち込みの際には平らなコンクリートがベスト。

クッション性のある「ダンボール」を下に敷くなどは一番のNGなのでした。

それによりずれたり失敗したりしますので、本当に申し訳ございません、私の知識不足で当時ダンボールを敷いてやってしまっていたのでした。

ただ、黒いゴム板は大変硬く、これは打つ時に是非あるべき道具です。

セットして打ち込む場面:7-8回打ち込みました。ここで下に敷いているダンボーは「NG」です。訂正します。
片面ハトメ(8mm)の設置完了:表にはつるつる、裏側にはワッシャーの溝の線が見えるという出来上がり。
完成:片面ハトメに共布の取っ手を通しました。<サイズ>縦26cmx横34cmxマチ15cm。A4横サイズです。

あとがき

2025年から見て、この2019年の製作は研究と挑戦。

とりあえずあこがれるデザインには片っ端から挑戦し、下手でも不格好でも一度は仕上げていくということをやっていきました。

この取っ手は、長い目で見て丈夫ではありません。

いずれ物をたくさん入れた重みが圧力となって片面ハトメにのしかかり、外れる時が来るかと。。

そのような限りある寿命のパーツをわざわざ設置するのか。。

このことをひと通りあらゆる打ち込みパーツを体験した上で考えたのでした。

カシメることの曖昧さは打ち込みをした者のみが分かる感覚。

見かけのかっこよさや装飾性に惑わされた使い方がいかに薄っぺらな製作であるのかを感じるようになりました。

とはいえ、この体験をした者がその考え方の変化をも含む投げかけとして、こうして記録に残すことはかえってした方がよいことだと考えました。

2025年には当製作では打ち込み式パーツの「完全廃止」の今も、過去の記録としてはしっかり残すということをさせていただきました。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

細かなランダムボーダー生地、美しいA4横バッグに仕上げるための横の段差が起こらないような柄合わせ【56】

アイキャッチ画像56

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたびは、王道の「A4横サブバッグ」の製作に入りました。

よく製作されているこのデザインを服地のラメ入りマルチボーダーで美しく作って行ければと挑戦致しました。

トートバッグはハギ目が複数のデザインですので、サイド・底・取っ手の「対象の柄のそろい」を裁断の時から意識していくことになります。

このたびは、まだ完成には至りませんが(次の【57】で完成)、柄合わせの実体験をリアルにお伝えできればと思います。

せっかくの素敵な柄生地、少しの手間を惜しむことなくその後の永遠の美しさを重視するというこの「考え方」にもご注目下さればと思います。

トートバッグの同じ位置の柄同士をぴたりと合わせる、縫い始める場所も工夫次第のランダムボーダーの柄合わせ

まずは、製作するA4横トートバッグの表地と裏地のご紹介です↓。

表地(グリーン系マルチ):シルク混マルチボーダー、綿/46%、ポリエステル/24%、絹/20%、麻/10%、日本製。裏地(ゴールド):クリスティーヌ、ポリエステル/60%、メタル/40%、日本製。
ランダムボーダーの裁断:一番太い濃グリーンのボーダーが等間隔で入ります。左は本体で右は取っ手。

そもそも裁断時から柄合わせは始まっています。

ボーダーの場合は縫い合わせた時に横の段差のずれを解消していくゴールに向かうのです。

各2枚ずつのパーツですが、互いに同じ位置に同じボーダーの線が出るように裁断しています。

1間隔はストライプやチェックの場合にも同じで、「ピッチ」と呼び、本体ではおよそ5ピッチ程で成り立っていると見ることができます。

遠目で見た方がピッチはつかみやすいです。

本体パーツx2枚の縫い合わせの準備:せっかく裁断で合わせていても縫い合わせでずれませぬよう。
ランダムボーダーに段差ができないコツ①:待ち針を柄を基準に打つということ。端っこを基準にしません。

無地の生地であれば、端っこから均等にぴったりくっつけますが、この場合は特別。

柄の同じ部分に待ち針で固定します。

そして、もう1つのポイントとしましては、②端から縫うのではなく、待ち針周辺の同じ柄の重なりからスタートすることも効果的です。

縫い合わせは二重縫いをしておりますので、途中の場所からスタートしても、最終的にはすべての辺が二重縫いになるように。

左右の両サイドの出来上がり:左側がわずかにずれている様子。右側はおおむね合格です。

簡単ではないのが、待ち針で固定して対策しても1mm程ずれることがあるということ、それもずれたということには変わりありません。

徹底的なまでに待ち針を細かく打つということも、この場合は必要なのではないでしょうか。

あとがき

ストライプの場合を考えてみますと、ボーダーの時の両サイドにおいては、ボーダーよりも目立ちにくいです。

ただ、このたびあまり気にしなかった底のハギ目は、ストライプでは縦に線が1本に繋がるようにするのが美しいのです。

やはり難しいのはチェックです。

ボーダーとストライプの混合と考えると縦も横も柄合わせが必要だからです。

よって、難易度順には、チェック>ボーダー>ストライプということになります。

ただ、チェックでも「ある程度」という合わせ方として後のブログ記事にも投稿させていただいておりまして、このたびのボーダーのような段差の方のみを合わせるという中間をとることも。。

そう考えますと、まずはボーダーで体験していくのが良いと考えます。

とにかく後に美しい堂々たるバッグとして残せるよう、今ここで苦労をいとわないという姿勢も同時に説いていきたいと思ったのです(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

安全性弱めの巾着バッグに付加する装置「セキュリティールーフ」、使用したい時のみ使える構造【55】

アイキャッチ画像55

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたびは、【54】の投稿でご紹介しましたダブルフラワーのアップリケの続き、ミニ巾着ショルダーバッグの製作過程の後半になりまして、完成に至ります。

その中で、ポイントとさせていただきたいのが、「セキュリティールーフ」の設置です。

巾着型はドレープが美しい立体感を演出し、非常に魅力的なデザインです。

しかし、その美しいドレープが隙間を作りその結果入り口がルーズ、そのカバーやフォローの役割りを考えていく必要があると思いました。

素敵なデザインであると同時に、影の立役者的な部分の安全性を高めることも大切なのではないでしょうか。

マジックテープを利用した一時的な「セキュリティールーフ」、必要が無い時には美しく馴染むように収納できる構造

「セキュリティールーフ」とは簡単にはタブ付きの蓋のこと。

巾着バッグは外から中身が見えてしまうというデザイン、現実的な安全性と共に「気持ち」の面の心配事を解消する効果があるのではと、その「心地」にもフォーカス。

では、マジックテープルーフ製作の場面からご紹介していきます↓。

「マジックテープルーフ」の製作場面:左から右への流れでご覧いただけます。左上は外枠の伸び止めテープ黒。

12.5cmx横25cmに接着芯を貼り、四方1.5cmの縫い代を内側へ折ります。

裏地は黒色のフクレジャガード、茶色い部分は接着芯の色が茶色なので、全面に貼ってあるということです。

左上の横長の1枚を二つ折りしたものが屋根の役割り、真ん中にマジックテープ付のタブを付けます。

オスの相方のメスのマジックテープは裏地本体に付けまして、もう1つ使わない時用のメスも縫い付けました。

よって、使用したマジックテープは、オスx1個、メスx2個ということになります。

「セキュリティールーフ」未使用の時の収納:上はタブのオスとルーフに付いたメスをくっつけ、下は完全収納。

こうすることで、マジックテープがむき出しによるマフラーやその他の布系の素材を傷めないという対策になるのです。

「セキュリティールーフ」の使用時:左上はタブを裏地本体にくっつけたところ、右下は口を閉じた時の内部。

バッグの口を閉じると内部がルーフで覆われ見えなくなるのです。

よって、無理に巾着を引っ張って力を入れて締めなくてもこの機能が口を閉じたとイコールのような役割を果たすということに。。

奥に隠れているファスナーポケット:実はここもセキュリティー性の工夫。ルーフの奥にはファスナーポケット。

「セキュリティールーフ」不使用時には、ルーフがバッグ本体の裏地の壁に下がります。

この下には、実はファスナーポケットが隠れているという構造なのでした。

安全性のコンビネーションの機能で成り立つ内部です。

ダブルフラワーアップリケの巾着ショルダーバッグ完成:<サイズ>縦22cmx横22/29cmxマチ10cm。
口を閉じてもフラワーは顕在:アップリケの位置も重要で、あまりに上の方だと見えなくなることの想定は重要。

では、まだ冒頭でお伝えしておりませんでした、このたび使用の3種の生地の詳細を記したいと思います↓。

アップリケの生地(チョコ茶):コチーボ、ポリエステル/100%、韓国製。ニット生地でつるりとした風合い。

私の目線ですが、韓国製はニットが得意分野、美しいニット生地が韓国製に多く見つかることがあります。

表地(あずき):フロッキープリント、ポリエステル/100%、日本製。裏地(黒):フクレジャガード、綿/97%、ポリウレタン/3%、日本製。
電車などで他人から見られる視線の角度:なかなかそれっぽい形であり、縦・横・マチのバランスはグッド。
お洋服とのコーデ例①:モノトーンのグレー色が混じった装いに相性が良いと思います。
お洋服とのコーデ例②:少しクセがありますが、柄にもカラーの相性で合わせてしまっても良いのではと。

あとがき

当ブログ記事は、最初の投稿の2019.09.21からおよそ5年半後の2025.02.24にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

この時のあずきカラーは、2025年現在でもバッグには1色取り入れたいカラーとして注目しています。

元の幾何柄のフロッキープリントの素敵な素材をアップリケをしたことで余計なことをしたとも見ることができ大変恐縮しています。

生地製造業者様にとっては、生地は「製品」、バッグが出来上がった際には、有難く調達できた生地という製品(当方では材料)に必ず感謝します。

そして、その柄の素敵さがちゃんと効果的に表れているのかという見方を持つことを2025年では徹底するようになりました(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク