まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
裁断が伴う縫製においては、必ず「はぎれ」が生まれます。
活動的にたくさん作ればそれだけはぎれも並行するわけです。
このたびは、特にもったいないと感じる素敵な柄を含むパーツのはぎれや、高級生地の面積がやや広めのはぎれでのミニポーチの製作です。
タイトルは「金華山織」のペンシルケースのみを表示しましたが、実際の製作は全6点の素材別同時完成です。
極厚生地でも裏地になれること、重ねて良い作りのケースに仕上げられる事実をお伝えできればと思います。
特異な柄・高級生地を隅々まで使い切る、表地も裏地も厚い金華山織で製作できたペンシルケースを含む全6点のミニポーチ
生地別に少しずつ製作過程の途中をご紹介してまいります。




これは、その後のぐらつきの解消、安定感を得るための秘訣です。

確かにごわついていますが、横長のデザインだからこそ可能な事でした。

視界に入らない背面をどう良い位置に重ねていくのかがコツです。
ステッチの位置が内部過ぎても外部過ぎても汚く感じる際どい部分です。


右上2点は、同じペンシルケースでも金華山織の方は、文鎮や工具などの重厚なアイテムの方が相応しそう。
極厚生地に見合うアイテムが見つかれば、こうして形作った甲斐があるというものです。
ここで、各おおよそのサイズとメインバッグを作った時の投稿をご紹介しておきたいと思います(全6点の完成の写真の左上から時計回りに、①②③④⑤⑥)↓。
①黒ベースマルチフラワーのポーチ:<サイズ>縦11cmx横17cmxマチ無しで、表地は【78】の投稿で5点共通生地のデザイン違いのバッグを製作した残布で製作。
②金華山織大花柄の横長ポーチ:<サイズ>縦7cmx横22cmxマチ無しで、表地・裏地共通で【110】のバッグの残布です。
③④⑤ナイロンオックスの黒白水玉ポーチ3点セット:<サイズ>縦6cmx横16cmxマチ無し他、メインバッグの製作が雨の日用のリュックの【84】の投稿の残布。
⑥紺白ラメ大花柄のマチ付きポーチ:<サイズ>縦9cmx横13cmxマチ4cmで、②と同じ【110】投稿内の巾着ショルダーバッグの残布です。
あとがき

こうして、6点連続を3時間程度で仕上げましたが、1点ずつは決して手を抜いたものではないのです。
接着芯を貼り、裏地を必ず伴うその構造はメインバッグと変わらないものであり、メインバッグが生み出した末裔のような存在なのです(^-^)。
