毎日1記事ずつの過去記事の手直し、全文の綴り直しに加えアイキャッチ画像を目次で奥深く見通せるよう仕様変更した【1462】

アイキャッチ画像1462

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2025年1月スタートの、1日1記事ずつの当ブログ記事の「手直し」。

昨年2024年1年では、1日3記事ずつというタスクを見事に成し遂げた1年間。

しかし、結果としてはあまり大きな手応えを感じず、何しろ本人が以前とさほど変わっていないという客観的な感想だったのです。

致し方がない点もあり、1日3記事ということの大変さがありました。

あまりに無茶な目標を立ててしまったことで、緻密さが追求できなかったのです。

ただおかげ様で、ざっくりとこれまでの1,400以上に及ぶ記事すべてを見直すことができたのが2024年です。

「数をこなすということを一度諦めねばならない。。」そう思い直した2025年は、1日1記事のじっくり型でスタート。

「もう逃げも隠れもできない、1日1記事なら徹底的に改良できるはず、そして効果を必ず出せるはず。。」と強い決意を持った「リライト」2年目が2025年です。

いよいよ2025年も最終章のようなこの10月、一度本人の実感をアウトプットできればと思います。

誠に僭越ながら、劇的に改良することができたと思っております。

このたびは、記事全文を綴り直すのみならず、劇的に変わった「アイキャッチ画像」に注目し、見る側目線でブログ記事の「目次」のスタイルの変化をご紹介したいと思います。

過去の発信内容の磨き上げには重要なブログのリライト、一目見て魅力的な読み手目線のアイキャッチ画像の追求

ホームページの最初の画面:上部の2段に並ぶ項目から「ブログ」を選択、その中に10個のカテゴリーがあります。

カテゴリーの中の「9/10:コーデ」の目次を開きますと、縦に目次がアイキャッチ画像と共に並んでいます。

「アイキャッチ画像」差し替え前のもの:1ショットのみ。過去はこんな風に1枚の抜き出しのみ。

そもそも画像のスエードロングブーツが際立っていない画像であることも拙さです。

2025年では、この画像の周りに白い空間部分を徹底して浮き立たせます↓。

背景の白を徹底した画像編集後の写真:特に技術はありませんが、茶色の台を撤去した効果が美しく出ています。

ただ、これも1アイテムのみでどこまでメッセージを伝えられるのかと言えば、「浅い」という判断です。

バットを振り切っていないような不足を感じる画像:これでも修正したのですが、これも過去の拙さです。

このシャツの画像も、もっと改善の余地がある未熟な画像、おそらく2026年の2月くらいに順番が回ってきた際にこの画像もじっくりと丁寧に差し替える予定です。

2025年に差し替えたアイキャッチ画像:写真とカラーパレットが混在しても見やすくストーリーみたいに。。

こうしたアイキャッチ画像の差し替えは、一目見て楽しめる「4コマ漫画」がヒントでした。

もしかして。。将来AIが進化を遂げ、こんな風に自分で画像処理をせずとも、枠内に記事内の写真を動画みたいに表示する「のぞき窓」みたいな機能などというものが生まれるのかもしれません。

ただ、今この時点でできる限りのことは、早めに終えていきたいと思っております。

あとがき

こうした作業は、1日や2日のことでは決してない、更には1か月や1年のものでもないのです。

その先の結果など分かることではない、信じたことを計画とともに実行していくタスクこそが後で振り返ると「あの時努力をしていたのだ」と思えるということなのかもしれません。

見やすい魅力的なコンテンツは、発信者にとっては当たり前の責務、それが不足していた過去が良くなかっただけなのです。

この作業は2026年も終わらず、2027-2028年までかかると思います。

ただ、実際にやってみて1日1記事のペースは自分で感じる範囲内だけでも劇的でした。

ヒントを得た4コマ漫画がコンパクトで可愛らしい。。その着想もあったアイキャッチ画像、画像が可愛らしくさえ思えてきたのでした。

その後記事をじっくり読んでいただけるのかそこまでなのかの導線は結果でしかありません。

ただ、「ようこそ」と100%のおもてなしでお迎えする「アイキャッチ画像」を今後も侮ることはありません(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

生物の進化が事業活動に無関係どころかリンクする理由、生き残りの少数がその先の発展に向かう理論が全く同じ【1461】

アイキャッチ画像1451

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

1990年代の終わり頃からだったと思います。

恐竜に興味を持ち、当初は最古の生物が恐竜だったなどという狭い見方(間違い)からのスタートで恐竜展などに出かけていました。

その後の2010年代のパワーストーンブーム、これらの美しいストーンは、どれもが平等に地球の歴史の証なのではないかと感じるように。。

今でも煌びやかな宝石と同等に、原石そのままの鉱物の姿のネックレスも立派な宝飾品だと見るニュートラルな見方をしています。

恐竜好きと天然石好きは決して別物ではなく繋がっていたということなのでした。

このたび、「恐竜最後の日:ライリーブラック 著/田中康平 監訳/十倉実佳子 訳」を拝読。

こうした本は幾度か目、手を取らずにはいられない魅力を感じ毎回引き付けられるのです。

長い長い地球の歴史からは、当初の恐竜含む陸地の生物の多種に渡る存在は、酸素が陸地に豊富になってきたことによるのだという俯瞰した見方に変わりました。

このたびは、こんな過去の生物の歴史など関係ないのだと思うことこそ大きな勘違いなのかもしれない、今があるすべての元なのだということがお伝えできればと思います。

大量絶滅の証「k/pg境界線」を乗り越えた少数派が今の人間に繋がった、「少数の生き残り」は様々な成功のカギ

「k/pg境界」というのは、恐竜が反映した時代の最後の時代「中生代」とその次の哺乳類の繁栄の「新生代」との狭間の瞬間のこと。

この瞬間は、あっという間の1秒以内であろう「隕石の衝突」を地球が被ったことにあったことで歴史的な大量絶滅が起こったという説です。

あくまでも説ではありながら多くの研究者が賛成する確かな説。

当時の繁栄を誇る恐竜類が全滅するほどの威力、自然の威力には怪物的存在でさえ叶わなかったということです。

3年間は太陽が届かない暗闇の時期が続いたそのような致命的な打撃の中、哺乳類が特に象徴的に反映に繋がる生き延びを見せたのでした。

その中の1種、ネズミのようなサルのような画像で知られる「プルガトリウス」というコンパクトサイズの小動物が人類に繋がる「霊長類」の初期の姿。

巨大な恐竜の繁栄時代にもいた哺乳類、ひっそりと陰に隠れながらも大災難を乗り越え後に生命を繋げてきたパワーを持っていたということに。。

このような自然界の生物の進化は、様々な事のヒントになるという見方をしています。

大規模であることだけが末永い繁栄ではない脆さもあるということ、小規模であっても末永い継続が可能であるということを示した1つの長年をかけた現象。

本当の「パワー」は面積・重量・強度という数値ではない別のところにあるのだということを、我々まで繋げてくれた進化が教えてくれているような気がしました。

あとがき

大量絶滅時にもなお生き延びた生き物らが、「過去を振り返りくよくよ悩む」などということをしてきたのでしょうか。

おそらく、そのような選択肢など皆無、前向きな方向一択を貫いてきたと思うのです。

「マイナス思考」は、その後の複雑な構造の人間ならではの感覚、こうしたもう1つの選択肢がある意味贅沢過ぎるのです。

人間も動物の1種であることを時々思い出すと良い、シンプルな生き様を持つ過去の生物がこのような生命線の維持を成し遂げている姿を(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

検索結果のAIの誤表示で分かった事業活動内容の説明不足、ページトップに一番の把握者本人がしっかりと記載し直した【1460】

アイキャッチ画像1460

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2025年は本当に多くの事が動く年なのかもしれません、いよいよネット検索エンジン内に、「AIモード」が設置されました。

これまでの検索結果は「Google」様では「すべて」と表現された左から2番目です。

「AIモード」の検索結果を2事業名「共有型のハンドメイドバッグ」「本物志向のレンタルジュエリー」両方で確認してみたところ、誤解釈が見つかったのです。

「まだ試験的な期間であり、誤表示もある」との断り書きもありましたが、この期間こそ多くの人に誤解を招いてしまう注視するべき時期だと懸念、早速修正を申し出たのです。

ネット検索の「AIモード」の結果の誤表示・誤解を指摘、同時に自社ホームーページ内の説明の曖昧さも見直した

「AIモード」の検索結果による説明に誤解があることに気付いたのも、そのつもりはなかった確認作業が結果的にはエゴサーチになっていたからこそ。

実のところ2事業共誤表示の部分があり、フィードバックボタン(検索結果の右端の縦に並ぶ3つの点の中にある)を押して、誤表示の指摘ができる仕組みになっていたのでそれを利用。

では、誤表示と事業者本人が感じ、修正依頼した内容の部分を解説します↓。

「共有型のハンドメイドバッグ」の誤解釈

「共有型」という言葉は、辞書には載っていません。

私が勝手に付けた呼び名であり、「共有スタイルの」に等しい意味です。

その「共有」という言葉の捉え方が「AIモード」では薄く掬い足りないという感想でした。

「家族や夫婦間やパートナー同士でバッグを共通に使う」というような解釈が中心に表記されていました。

ところが、これまでどのブログ記事にも販売サイトの「creema」様にもこうしたことを記載した記憶が無いのです。

「メンズライク」というような表現を多く使ってきたことで、「ユニセックス」「老若男女」という意味をこめて表現されたのかもしれません。

事業者本人の「共有型」は全く違う解釈でありまして、2つの立場の「共有」を謳っています↓。

1つは、同じようにハンドメイドバッグを作る製造者様との共有。

確かにピクチャレスクが考案したデザインやノウハウのバッグであっても、それをみんなで共有して使えるものにするということ。

そこに「著作権フリー」も伴うのです。

そして、ぱっと見で全部同じモデルであっても部分的な引用でもどちらもOK、了解など得ずに勝手に製造し商業利用の販売やSNS投稿もOKというスタイル。

ただし、「商標権」などの取得は不可、独占は誰もできない「共有型」なのだという意味なのです。

これは、世の中では滅多にされていないスタイル、理解されることが難しいのかもしれません。

そしてもう1つ、購入して下さったバッグのユーザー様との共有。

ご購入後、何年か経過後の「気持ちの変化」「部分的傷み」などの解決のために、バッグを解体して別のものに仕立て直す「リメイク」もOKなのです。

更に、そのリメイク品も販売などして商業利用がOK。

これも立派な1つの「共有」の形。

こうして、事業活動の目的、「ハンドメイド文化を世に広める」ということの実現に向かうのです。

「ハンドメイド」と「リメイク」は本来相性の良いものなのに、「著作権行使」がその行く手を阻むのです。

この現実と向き合い、可能なことをしていくというスタイルなのです。

どうでしょう、「バッグをみんなで使う」という表示は、相当な誤解釈ですよね。

「本物志向のレンタルジュエリー」の浅読みの懸念

「本物」というのは、18金やプラチナなどの本格的な貴金属とダイヤモンドなどの研磨された美しい希少な宝石とのコンビ。

この解釈は正しいです。

ただ問題は、「志向」をどこまでご理解いただいているのかということです。

「本物志向」と謳い実際のラインナップが、誰もが頷ける美しさと本格派の隅から隅までの勢揃いだからこそこの言葉の価値が高まるのです。

「志向」の意味は、今後も変わらず本物を目指し続ける右肩上がりの姿勢のこと。

決して本物に似せた「模倣品ダイヤモンド」などの「本物に極めてそっくり」という本物との区別の意味ではないのです。

AIの誤解釈を招かない対策:事業者本人が、「〇〇とは」と事業の解説をページトップに記載しました。

あとがき

第3者が正しく他者を説明することの難しさがまだ残ります。

この先のより良きAIの発展があることを望みます。

いつか事業活動の目的を理解され受け入れられると良いと願っております。

裏に邪(よこしま)な姿勢がある事業はなかなか難しい時代になるのではないかと期待します。

それが本当の道理であり、「正直者がバカを見る」「白を黒と言いくるめる」がまかり通ってきた時代からの発展であると考えます(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

ネット上のお顔も声も分からない人とのQ&Aのやり取り、ネット・リアル無関係に大切なtakeをいただいたらgiveで返す姿勢【1459】

アイキャッチ画像1459

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

先日こんなことがありました。

ワードプレス内に出た赤いバー(一番上):更新をきっかけに突如現れずっと出っ放しで一抹の不安がありました。

現在は、この赤いバーは出なくなるところまで解決、最初に原因だけお伝えしておきます↓。

こうしたエラーは決まって、「更新とプラグインとの相性のミスマッチによるもの」という原因から起こること一択。

編集ソフトの「Gutenberg:グーテンベルク」が「β版:試験的な状態」であるソフトであるがゆえ、更新との相性の不一致で起こった事象。

エラーバーが出た時、プラグインを「有効化」から「無効化」に変え、出なくなるのかどうかを1つずつの探って該当を探していく作業が必須。

もしくは、すべてのプラグインを一時的に「無効化」、徐々に1プラグインずつ「有効化」にしてそれぞれ確認しいくという反対のやり方もOK。

こんなことすら、存じ上げない私が事の解決まで行き着いた理由がこのたびの投稿の最もお伝えしたいこと、「人に助けられた」ということになるのです。

切実な疑問を聞くネット上のQ&Aコーナー、心ある親切な人々へのお礼の言葉と事の顛末の伝達が本当の結び

それまで日々気にはしながらも、「特に放っておいても問題はない」というような類似のケースの情報をネット上で目にして赤いバーをそのままにすること1か月が経過していました。

しかし、毎日とっていたバックアップがこの不具合含む状態でとるのかということにためらい、やはり解決するべきであると糸口を探すことに動き出していたのです。

まずは、「Yahoo!知恵袋」で質問。

ありがたくご回答は1件いただきましたが、「ソースのトレースが必要で基礎知識が必要」とのこと、セカンドオピニオンに動きます。

「ワードプレス」内のヘルプの先にあるQ&Aのお部屋があり、この事象を検索しましたが同じ事象記録は無かったのです。

そして、次の行動へ。。それはサーバー会社の「エックスサーバー」様。

別会社ですが、致し方がありませんし、無関係でもないので同じコンビ(「エックスサーバー+ワードプレス」という組み合わせ)で利用するユーザーは非常に多いと考えて判断。

そして、当サイトの担当者様にお聞きしようとしていたところ、「ひろば」があることに気付きます。

今やどの大手サイトにもこうしたユーザー同士のコミュニケーションの場が開設されている傾向にあるようです。

そこで早速投稿しまして、有難くご回答をしてくださった方が、いろいろアドバイスを下さったのです。

冒頭のプラグインが原因であるということ、1つずつ調べていってピンポイントでプラグインを当てることすら板に付いていなかったので、良きご教授でした。

その方(ハンドルネームのみのネット上の人です)の素晴らしいところは、本元の「ワードプレス」の同じひろば(「フォーラム」と呼ばれています)にも投稿すると良いことを進めてくださいました。

その投稿を「ワードプレス」様自身が見つけて、修正してくれるかもしれないとのこと。

早速その通りに「フォーラム」に投稿、数日後なんと「ワードプレス」様からのご回答をいただいたのでした。

冒頭の通り、「Gutenberg:グーテンベルク」を無効化。

すぐに赤いバーは消えまして、「無効化することで編集が出来なくなることは無い、ベースの編集機能が活きるので何ら問題なく続けていける」とのことで「無効化」による心配も解消。

そして、大切なのはここからです↓。

「エックスサーバー」サイトの助言をくださった方へのお礼のメッセージと同時に、こうして得た情報もすべてお伝えしました。

「エックスサーバー」のユーザー様が同じようなケースに遭遇した際に、私の投稿を目にして早期解決できる道筋が1つ出来たのです。

そして、ご回答くださった方も新しく知ったことがあったと言って下さいまして、有益なやり取りとなったQ&Aということでフィナーレへ。

何度もやり取りしてくださいましたそのお手間へのお礼ができたのかもしれません。

本当は、「有効化」ボタンを押しても赤いバーが出ないようになれば一番良いのですが、それは求め過ぎ、数多くのユーザーに対しての「ワードプレス」様の判断によるところとなります。

あとがき

ネット上であってお顔・お声が無くても「親切心」という目に見えない観念はリアル対面と何ら変わらず共通であることを実体験で得ました。

むしろお顔・お声が分からないからこそ際立つ部分、「人と実際にあってこそ人間関係だ」なんてそんなことは無いと言えます。

親切な人はたくさんいるんだということ、素晴らしいことなのだということを知る非常に大切な出来事でした(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

伸び止めテープ+Wステッチ固定、古着のタイトロングワンピースの裾ボタン下の破れ補修後は開けたまま着用の永続【1458】

アイキャッチ画像1458

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

古着ライフも20年近くになってまいりました。

おそらく今後もずっと古着ライフを続行すると思います。

古着の良さはいろいろあるものの一番はやはりコスパです。

高額なお洋服は良質であることが当然、それよりもお得感が大切で、お洋服のストーリーに自分が参加できたような感覚は新品よりももっと大きいものになります。

おそらく以前の持ち主の事さえも引き継ぐような存在だからでしょうか。。

この魅力的な古着、時々思わぬハプニングもありまして、このたびのリフォームは新しい持ち主の私が着用後に穴が開いたというケース。

普段新品同様の古着を選ぶことが多いのですが、定番の黒のロングワンピースとなると着用感がそこそこあったのです。

これまではなんとか持ちこたえてきた一番下のボタン下の生地が弱っていたところへ新しい持ち主が様々な動きにより圧力をかけてしまい一気にボタンが外れるほどの事が起きたのでした。

古着の黒の前ボタンロングワンピースの一番下、ボタン下の生地の破れを伸び止めテープで両面塞いでM字ステッチ

補修前の黒のロングワンピースの状態:ボタンがはじけ飛んだと同時に右のズームのように破れ穴ができました。
黒の伸び止めテープ:小さくカットした「平12mm幅」を3枚重ねでアイロン接着。表面も裏面も両方貼りました。
伸び止めテープを3枚仕立てでアイロン接着した状態:黒生地に黒の伸び止めテープはベストマッチでした。
ミシンのM字ステッチ:伸び止めテープの固定にジグザグにステッチ。あっさりと1本線にとどめます。

たくさんやり過ぎはかえって生地を傷めますので、伸び止めテープを均一的に固定の目的のみの最低限で良いと思います。

最初と最後の糸は裏面へ通し、裏面で玉止め。

完成した破れ穴補修の表面と裏面:この手法は別のケースにも引用でき、接着芯カットでも広い面積で行えます。

ただ、接着芯よりも伸び止めテープの方がごわついて効果的だと感じることがありますので、ほんの部分的であれば伸び止めテープをお勧めしたいです。

保管していた元のボタンの縫い付け:ボタンの下に隠れ切れず少しはみ出しました(^_^;)。

このはみ出しを教訓に、是非ボタンの直径以内に伸び止めテープや接着芯のカット面積を調整するよう発展させていってくださればと思います。

補修後の黒のロングワンピース:今後は、一番下のボタンとその上は閉じずに開けっ放しで着用します。

今後のボタンを開けっ放した着用がその後の永続的な長持ちに繋がると考えました。

そういった意味で、このたびのお直しが重要な分岐点だったということになります。

あとがき

お洋服を可愛がる。。これも立派な「愛情」の1つ。

傷んだそのままをルーズに着用するよりも、きちんと整えての着用は、丁寧でエレガントな姿勢では。

古着ライフを「みすぼらしい」などと妙なプライドで手を付けない諸君、そうではないのです。

エレガントさは新品・古いということの違いではなく、その接し方、扱い方に宿るものだとこうしたお直しでお伝えできれば本望です(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

美しい椅子材を利用の幾何柄ナップサック、ジャガード生地の裏面使いとショート丈でレギュラーから異を放った【1457】

アイキャッチ画像1457

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在はハンドメイドバッグの研究製作中。

2025年の上半期で100セット超えの表地と裏地のペアを決めて接着芯貼りと裁断まで終了した材料ストックの中で、どうしても生まれてしまう「仲間外れ」の集まりの消化を兼ねています。

この作業がかえって重要であり、本番であるペアのものとは別の新しい発見を得るチャンスだと考えています。

この研究製作は、今後のハンドメイド活動の重要な節目になりそうなのです。

このたびは、ペアが決まり保管されている2セット以外に更に残布となった「椅子材」を使わせていただきます。

インテリアのお店に売っているソファーやチェアーに貼ってある厚みのある生地に同等のものです。

ずっしりと重みがあり、まるでマットのような印象ですが、ゴブランを上回るこの厚みが無事にバッグに出来上がったことが非常に大きな成果でした。

非常に美しい生地、この材料なくしては作ることさえできなかったこのご縁に感謝したいと思います<m(__)m>。

縦長の縦のみを15cm短くして、横幅とマチはそのままのフォルムがふっくらしてかわいいことに気付いたナップサック

表地(ブルーxモカマルチ幾何柄):椅子材、アクリル/72%、ポリエステル/28%、ドイツ製。これが裏面です。

表地には接着芯のみ貼りながら4cmのボックスキルトをかけます。

緩めな素材の織りを安定させる目的もあります。

裏地(黒ブロック柄):パイルジャガード、綿/100%、日本製。ニットです。寝具やカバーなどのインテリア生地。

裏地にも4cm四方のボックスキルト、柄を潰さぬよう、パイルの部分の正方形へのキルトステッチは避けました。

別布①-ショルダー/タブ用(モカ):生地名不明(服地)、混率不明、原産国不明。オーダー生地で良質です。
別布②-ポケットフラップ用(黄土色):コットン無地、綿/100%、日本製。【1446】のショルダーとタブの残布。
別布③-ポケット袋用(ブラウンカーキ):コットンサテン、綿/100%、日本製。サテン織はツヤがあります。
ロックミシン代用のハンドブランケットステッチ:1cm幅程度で二重の糸で1枚分ずつ縁全てを手縫いかがり。

ロックミシンはほとんど使わないのですが、隠れる部分でもこのたびのほつれやすいインテリア生地は縁の始末をしておくことをお勧めします。

作業の途中の接触で糸が次から次へとほつれることを防ぎ、作業自体が格段にしやすくなりました。

Dカンタブ用の当て芯:白い当て芯は、ハード薄芯を4枚重ねして返し縫いで固定しています。

全体の重さを支えるこのショルダーの根元部分を「縁の下の力持ち」としてあらかじめ補強対策をしているのです。

伝統的な作り方:裏地に返し口を作って上部(ここでは真ん中)のハギ目ステッチを内部に完全隠す作り方。

トートタイプは別々で作って最後に入り口を「中裏」で重ねて最後に一度だけステッチするという方法も可能ですが、本来のバッグ全体に共通する伝統的手法は、すべてが「中表」でひっくり返しなのです。

伝統的である理由が、出来上がりのトップのラインの真っすぐさで頷けました。

「餅巾着」ショート丈バージョンの完成:<サイズ>縦28cmx横33/45cmxマチ18cm。

レギュラーは縦長ですが、この生地には事情がありましたので残布そのままを利用できるサイズへ融通を利かせたのです。

その他の角度:左上から時計回りに、左サイド→右サイド→底面。
厚地生地に対応した巾着の構造:本体に直接ホールを作るのではなく別布の比較的薄地で絞るパワーを有効に。

内部にはすべて接着芯、ショルダーとタブには共通に4本ステッチで固定し安定感あるパーツです。

内部:ポケットはコントラスト効果。袋の真ん中の線は左右2枚のハギ目、生地不足の巻き返しの策です。
畳んだ様子:使わない時は収納可能。元は@¥15,000/m以上の高級生地。大切に使うバッグという体です。
お洋服とのコーデ:カットソーはミントブルー:ぼやけたお洋服のカラーにはバッグが差し色的存在に。。

あとがき

このたびの製作では全5種類の生地を利用。

生地を集めた本人が、別布の3種の無地の色の区別の確認に苦労したほど類似色。

とはいえ、①茶色寄り②黄色味③グリーンがかる。。と茶色の展開が豊富、時々それぞれのパーツを眺める楽しさがあるバッグになりました。

作り手としては、はぎれのような残布を使い切る良い機会にはなるのですが、そのようなことよりもむしろ組み合わせの無限の楽しさに感無量になるのです。

少ないお洋服でも同じテイストをあえて区別することで豊富に映るという別カテゴリーの<コーデ>からも着想を得ています(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

爆発的に売れなかった者ができたこと、ユーザー様が自由にその後の解体やリメイクが可能なバッグの広い面積【1456】

アイキャッチ画像1456

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

この3年くらいの間に、主に2デザインのハンドメイドバッグを改良してまいりました。

最低限のシンプルさ、それでいてスタイリッシュなバッグを目指しました。

そうして、2025年現在はこんな姿に↓。

左-「切餅」:一重仕立ての支柱型エコバッグ。右-「餅巾着」:裏地付きのナップサック。

これらのデザインは今後も大切にしていきたいわけですが、実は「著作権フリー」を謳ったもの。

同じように製作されるハンドメイドバッグの作り手様が断りなしに自由にぱっと見でデザインを引用したり、まるごと同じ物を作ったり、そこへ自社ブランドネームを付けて販売もOKのスタイル。

このようなスタンスは2022年初頭くらいからスタートしました。

更にここ最近になってまた新しい側面を見つけましたのが、ユーザー様のその後の「リメイク活動の自由」です。

上の2点は、この先20年は持ち続けることができるであろう丈夫な作りに仕立てておりまして、長持ちの中で訪れるであろう「飽き」「心境の変化」を予測しながら所有者様の「自由」に注目したのです。

他者様の著作権は決して侵害しないように徹底しながら、自らの製作品は解体・リメイク・商業利用可で「自由」を重んじたい

「切餅」の元の型紙の広さ:型紙は、出来上がりのバッグを解体した状態にイコール。前後の2面分があります。
「餅巾着」の型紙の広さ:こちらは本体1周が横長。裏地付きなので合計2枚あるということになります。

それぞれのデザインは当然元の寸法が違いますが、他の切り替えの多いバッグと比較すると2点共パーツ数が極力少なくて広々としていることが分かります。

このポテンシャルは、後の「リメイク」に大いに役立つと見ています。

ここで確認しておきたいのが、他者様製造のすべての物品に対しては、「リメイク」→「リメイク品の販売」がほぼ不可能、法律で禁じられた行為だということ。

「許可を得れば良い」とはいえ、問合せをすればほぼ答えは「不可」なのです(実際にそうでした)。

「著作権の侵害」は、ここ近年逮捕者も出るほどで、他者様の付けたロゴを自分の利益に商品のど真ん中に付けたデニムのリメイク品の販売用バッグが摘発されたことも。

罰則の厳しさは、無知か意図的かは無関係ということなのです。

さて、この著作者側が自分だった場合、バッグ製作者の私にジャッジの権利をいただけます。

たくさん売れている人では到底考えもしないであろう、ご購入後のリメイクをOKにすることで、ユーザー様の「自由」を重んじるというところに行き着けるのではないかと。

ただ、私も気を付けなければいけないのは、材料の生地に「著作権」があること、間違って著作権行使されているプリント生地を使ったバッグをリメイクOKなどと謳っては、そもそもこちら側が違反していることに。。

権利は非常に複雑、二次的な製作では方々の「著作権」が複数存在することになるという俯瞰した見方がそもそも重要です。

あとがき

これらの広い面積のバッグをデザインにした元の気持ちは、生地製造業者様に対する敬意でした。

せっかくの素敵な生地を広々と見せたい、この材料なくして自分はバッグなど作ることが出来なかったのだということです。

デザインは、その後の気持ちの変化で変わることがある、しかし元の素材は不動のもの。

決して奢ることなどできなかったこれまでの売れ行きの無さが、かえってバネになったと思います。

たくさん売れると誰もが権利を守ろうとするはず、そうではなかった自分ができた唯一の事だったと思います(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

長い年月を経てやっと明るみになった国民性の悪しき部分、正して今後の発展と永続を願い一人一人の単位で意識したい【1455】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび同じ著者様の2冊を拝読、「仕組みという名の檻の壊し方:南原竜樹 著 と「なぜ彼女は愛されて仕事ができるのか:南原竜樹 著」です。

ここ2-3年、驚く事件ばかりですが、本当のところは明るみになっていなかっただけの隠され続けた出来事ばかりでした。

何十年という単位で、権力にねじ伏せられ声を上げられなかった実態は、日本の悪い側面だったと誰もが項垂れました。

このことを良きチャンスと考え直し、「変化の岐路」として今後に託すということが残る望みではないかと。

「マネーの虎」の「虎」様であった著者様、タイトル内の「檻:おり」というワードは、この物語では一番のキーワード。

同時にこのタイミングで読み終えました過去の「なぜ彼女は愛されて仕事ができるのか」の方にも大いに通じる部分がありました。

女性の仕事の可能性に着目し本気で信頼される女性像、過去の古い体制の職場の上司に突き付けたい程です。

当ブログ記事では、下に貼りますYouTube内で触れ足りなかった点のみを中心に綴らせていただくことに致します。

ゴールはより良き未来の日本、これまでの思い込みや古い考え方を見直す姿勢の小さな1つずつが作り上げる集合意識

では、YouTube内ではお話しそびれた点を1つこの2冊の本に通じる部分でお話したいと思います。

以前の勤務先で、確かにこれまでの効率の悪さや重複した作業をそぎ落として、スムーズに作業ができる点を目指してきたつもりでした。

それなのに、周りの人の目には「余計なことをして楽しんでいる」と映ったというギャップ。

大変悔しい思いをしたのですが、なぜなのかをこの2冊を拝読後考えたのです。

私のような年代は、昭和色が根付いていることが否めない部分もあり、「背中で見せる」というようなことが他人にも通じると思い込んでいる節があります。

ところが、実際は時代の変化と共に、人の性質も進化していて、そのような姿の捉え方をしてもらえるとは限らないことに気付いていませんでした。

「右へ倣え」の時代なら「あの背中が物語ること」を正しくキャッチしてもらえたかもしれないけれども、「ただの独り相撲」と実際は映っていたかもしれないということ。

何が欠けていたのか。。それは「言葉」でした。

ただやっている姿をだまって見せれば周りがが追従し理解するだろうというのは、実は我欲そのものだったのではないかと。

本当のコミュニケーションというのは、「言語化」から始まるものなのだと気付きます。

そして、そのクリアな「言葉」が通じてやっとその後で、他人の気持ちを推し量るようなところへ向かうのだと。

相手に通じる・通じないは、まずは「言葉」でもって確実に伝えてこそなのだという点、これが過去に欠けていて全く理解されなかった自分の至らなさでした。

「仕組みという名の檻の壊し方」の中で大きく感動した、本人すら気付いていないような潜在意識に及ぶまで南原先生がアプローチしている点。

このことは、「言葉にする」ということと並行しながら、目に見えないはずの人の「気持ち」にまで触れる重要な姿勢であると非常に感銘を受けた点になります。

常にお客様の深層心理の部分を探る商業におけるマーケティングの神髄に一致するものであり、今後の政治家にはかつての商人の存在こそ本当は必要なのではないかと思いました。

あとがき

とにかく、未だに隠し通されている本音の部分が、各地の県政などに悪影響を及ぼしなかなか進めにくくなっている様子、非常にもどかしいです。

話題をすり替えるかのように、正そうとする者がなぜか悪者に。。見ていてもどかしく悔しさまで感じてしまいます。

「既得権益」ということも、「楽な道」の1つであるがゆえ、ここに傾きがちな点が未だに残る悪しき性質、これに蓋をし続けている実態があるのです。

「短い距離で楽をして、目先のゴールを目指すスタイル」と「長い目で見て、少し遠い先のゴールを地道に目指すスタイル」。

この結果の大きな違いが今露わになっている正に真っただ中の時期なのではないかと。

自分のような小単位でもできること。。誠に単純ではありますがまずはその実態を他人事と目を背けないこと。

我が祖国でそんなことが起こっていることを恥ずかしく思うところから関わっていくべきではないかと。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

柄に頼らず最もシンプルで王道な黒無地だからこそ目立つ歪み、十文字の印同士を合わせることを始終貫くボディーバッグ【1454】

アイキャッチ画像1454

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび、「中表」で作るボディーバッグに初挑戦の2点目が完成。

【1451】の1点目との違いは、

①カーブを半径10cmから半径5cmへスクエアライクに寄せたこと。

②ファスナーの縫い付け方を表地も裏地もくり抜き枠にはめるやり方をしたこと。

③外ポケットをマチ付きしたこと。

結果を先にお伝えしますと、①は5cmサイズダウンしたのに劇的には変わらず、相変わらず楕円の丸いイメージのままでした。

②は【1451】のやり方の裏地部分が分かれることで別布が隙間に登場よりもすっきりと目に映ったという点では良かったと思います。

③はこちらもペタンコポケットとは随分違ったデザインに感じられることが証明できました。

ただ、全体的には綺麗には作れなかったというのが正直な感想、今後もっと高めていきたいという新しい気持ちが生まれました。

確かに2度目などという初期段階で綺麗に作るにはまだノウハウが不足しています。

1品をレベルアップすることは結構な年月をかけなければできることではないということです。

そう気付いたことで、今後もボディーバッグというデザインを高めていきたいと思ったことが大変素晴らしいことでした。

「鏡餅」と名付けたポケット立体型のボデーバッグ、ポケット内部を美しく整える目標を目指し多くの製作訓練が必要

表地(黒):ナイロンコットンツイル、混率不明(綿/ナイロン混)、日本製。弾力性のある肉厚生地です。
裏地(ベージュxカーキ森林柄):生地名不明(サテン)、混率不明(おそらくポリエステル/100%)、日本製。
別布-バックルベルト用(黒):エステルポプリン、ポリエステル/100%、日本製。
着用イメージ:2つの角度から写しましたが、正面のポケットの存在感の重要性が分かります。
ボディーバッグの完成(やや小さめ):<サイズ>縦18cmx横27cmxマチ8cm。
ショルダーの長さ調整の課題:10cm程度しか調整できない。線コキを左側にも付けると良いのかも。
イメージと現実とのギャップ:図で正確に表せないほど混沌としたひっくり返し前の現実。返し口は裏地10cm。
歪み:正面と底の写真(左上と右下)に歪みを感じます。マチ付きポケットの組み立てそのものの歪みです。

マチ付きポケットの歪みの原因は、十文字の4箇所の印合わせを怠ったことです。

最初は合わせても、縫う途中で待ち針を外してしまったからです(ずれてきてやむなく外した)。

裏地の浮き:裏地はどうしても浮きます。このストライプキルトよりもボックスやダイヤの方が固定されます。

更に、本体のみならずマチ布にもキルトをかけた方がもっと固定されると思ったのですが、キルトの柄が合いにくいので省略したのでした。

裏地部分:内側はファスナーポケットが1つ。表地の黒に対して裏地はミックスカラーの森林柄というコンビ。
ミス(縫い付け逆):「中表」の状態ではなかなか気付けず、ポケットが反対、しかも翼も表面に付けていました。

何度も何度もやり直しながら少しずつ進んでいきました。

そんな経緯があっての完成は喜びも一際、今後内容を高める気持ちになったのも、とことん粘って完成を目指したからこそ起こった気持ちでした。

確かにみっともないミスなどをしましたが、これこそが発展を目指している途中の紛れもない実態であり、長い目で見ているということの裏付けでもあります。

あとがき

これまでハンドメイドバッグ活動をしてきて、あまりにもこの「中表」構造が複雑だと感じてしまい、「外表」で作ってきた過去があります。

ボディーバッグ自体は初めてではなく、本当の初期の頃2010年以前の縦長ボディーバッグは、「外表」で最後に縁全てをラッピングという難関が最後に待っているという仕様でした。

非常に懐かしく、写真が残っていないほど以前のことなので残念ですが、あれも1つのやり方です。

ただ、「外表」で作った過去も、どれも腑に落ちず綺麗に出来上がるということを実現できませんでした。

このたび、初めての始終「中表」で作った裏地付きの仕立て方は、非常に奥ゆかしく伝統的な作り方。

この奥ゆかしさに大きく共感、この先も綺麗に作れるためのポテンシャルがありました。

例えば、正面の立体型ポケットにしても、内部をもっとすっきりとさせ、縫い付け部分の根っこも内部に隠すという今後への望みを持ちました。

もう一度近いうちに、ボディーバッグを今度は腑に落ちるように作るつもりです(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク

<マチ>区切り良い王道な型紙寸法から見込む出来上がり寸法との誤差、完成したエコバッグの実寸が教えてくれた【1453】

アイキャッチ画像1453

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

過去動画のマチ付きトートバッグの出来上がり寸法から逆算するノウハウの投稿が私のYouTubeではダントツの注目度です。

ただ申し訳ないのが、かなり昔の動画であり、私の投稿の仕方・解説の仕方が非常に拙いのです。

そのために随分分かりにく、補填として後に動画を追加したり、当ブログ記事の「手直し」によって補足説明などをしています。

それでもマチの計算に対するニーズはいまだに多く、理解が難しい分野なのかもしれません。

こうしたことは非常に大切で、まさに疑問が集まった場所、解決をすることこそが「一助」そのものです。

いろんなやり方で説明はするもののどうしても込み入ってしまうので、このたびは思い切って1クリップのみで完結に解説します。

そして、更には型紙からイメージする理論としての出来上がり寸法に対しては実際は誤差が出ている事実をお伝えします。

この誤差の原因もしっかりと解明したいのですが、ことりあえず誤差がどこで生まれているのかの予測を立てるところまで今回でやってみました。

特にマチで奪われる部分・三つ折り始末で奪われる部分・ラッピング始末で奪われる部分の3つが計算のポイントになります。

<マチ>リクエストにお答えします、一重仕立て(裏地無し)のマチ付きエコバッグの型紙と出来上がり寸法を同時に表示

リクエストをYouTubeにいただいたことでこの投稿が決まりました<m(__)m>。

1クリップのみで解説の型紙と出来上がりの寸法の比較(一重仕立て):左上が型紙、左下が出来上がりです。

縦50cmx横60cmの長方形をマチの部分縦9cmx横10cmを削除する形で出来上がった型紙はかなり王道な寸法。

これに対して出来上がりは、縦41cmx横35cmxマチ16cmでした。

①縦の寸法の比較②横の寸法の比較③マチの寸法の比較それぞれを型紙と出来上がりで見ていきます↓。

<①縦の寸法の比較>型紙50cm→出来上がり41cm・・・50cmから底のマチ9cm分が奪われますので、50-9=41cm。ここで不思議なことが。。

入り口の始末は1.5cmずつの三つ折りなので、3cmが更に奪われているはずなのにぴったりなんて。。と思うのです。

詳しいことはまだ分かっていませんが、YouTubeの中でも気付かなかったことで、このブログを投稿する当日に思ったことがあります↓。

一重仕立てに支柱を縫い付けるあの作業で縦が少しずつ伸びているのではないかと。

これは、おそらく正解だと思います。

<②横の寸法の比較>型紙60cm→出来上がり35cm・・・60-10-10=40cmが理論上の値。実際は35cmなので5cmも減っていました。

この原因は、三つ折りの両サイドで、生地の厚みも伴い生地が予想以上に奪われたということを想像しました。

最後の仕上げのピンタックは、確かに生地を奪いますが、図る時にピンタックから測りますので、この影響での誤差はそれほどないとYouTube投稿後に考え直しました。

<③マチの寸法の比較>型紙9cmx10cm→出来上がり16cm・・・マチは型紙に対しては2倍で出来上がります(2パーツの合体だからです)。

縦9cmは、縫い代そのままを1.5cm分のラッピングでカバーするので1.5cm分奪われますので9-1.5=7.5cmのマチの半分が準備されます。

横10cmは、縫い代1.25cmずつの三つ折りの1.25x2=2.5cm分が奪われますので、10-2.5=7.5cm←こちらもマチの半分が上と同じ分量で正しく準備されます。

そうすると7.5cmx2=15cmのマチが理論上の出来上がり。

にもかかわらず16cmで出来上がっていました。

この誤差の原因は、マチにも底と同じくラッピングをするので、その時に生地が引っ張られて伸びたことかなと。

あくまで現在の想像に過ぎません。

とにかく、理論通りに機械的には出来上がらない、誤差が生まれている事実がしっかりとあったのでした。

あとがき

この道を歩んでいる以上、今後もいただくであろうマチを含む計算に対して、都度お答えしてまいりたいと思います。

エコバッグも作りはトートと同じですが、裏地無しの一重仕立ては縫い代の工夫が必要です。

かえって裏地付きの方が、すべての縫い代を1.5cmに統一することで、型紙を理想通りに作ることが簡単であることも、何とも言えないパラドックス。

裏地付きの方が手間がかかり良質だと思われがちですが、一重仕立てこそしっかり作るためには工夫が必要なのです。

つまり、一重仕立ても同等に良質さを追求する姿勢は変わりないというのが望ましい姿、一重仕立てだってメインバッグになり得るとさえ思うのです(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク