無料だからこそ出来の悪いお品を贈呈するべきではない理由、その後は受け取った人の持ち物になるからこその責任である【1370】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドメイドバッグの技術を高めていく途中段階ではいくつものバッグがボツになったり不完全な未熟な製品として出来上がったことも多いです。

そもそも最終的に納得できない完成となる前に途中でやり直しをしたりして改善したいものです。

実は「完成」というゴールのテープをたやすく切ってはいけないのではないかとさえ思うのです。

とりあえず出来上がりにしてしまった品物は、結局販売するレベルに満たないものになり、廃棄や贈呈をしてきました。

今回は、この「無料贈呈」についてのお話です。

無料ということに本気で喜んでもらえるのでしょうか。

無料ということだけに価値がどれくらいあるのでしょうか。

そんなことを考えていく回にしたいと思います。

出来の悪い品物を受け取って今後使っていかねばならないユーザーの身になるべき

ただでもらえるからと最初は喜んでもらえるかもしれません。

しかし、人の手に渡ったあとは、その保持者が何かしら「所有」という責任のようなものを負わされることになるのです。

それが出来の悪い品物の場合、「不満」や本当にほしいものではない物を持つことへの「違和感」などを感じてくることがあります。

そうしますと、「無料の価値は無い」ということが言えるのです。

モノであふれたこの現代においては、納得して出来の良いものを好むと思いますし、それぐらい物を所有することに対して真剣なのです。

ということで、むしろ逆なのではないかと思うのです。

販売するに等しいような一級品を無料で贈呈するからこそ「大きな価値」が生まれ心底喜ばれる可能性があるということです。

よって、出来が良かったから使ってもらってフィードバック(使い心地や意見)をいただく方がよほど意味があり発展的なのです。

映画の試写会が少しヒントになります。

出来上がった映画をいち早く見てくれる人達というのは、映画通でありライターであることも多く、良いフィードバックを最初から狙って良い宣伝をしてもらうことにつながるのです。

それでも試写会は、「無料」ですね。

ここに大きなヒントを感じました。

少し話は逸れましたが、その映画の試写会のヒントから思うことは、贈呈時のタイミングですでに良い方向へ改善している場合は、そのお品は過去の価値薄なものの方をあげてしまったということになります。

もったいないからということで安易に考えがちな無料贈呈はそこまで深く考えなければいけないことのようなのです。

損/得勘定の本当の意味

材料代とか手間賃みたいなことを計算に入れがちなのですが、もっと長い目で見なければいけないと思うのです。

今は無料で贈呈してしまったが、良きフィードバックをもらって貴重な意見がもらえたから今後に活かせるということ。

生の声というのは非常に大切で、作り手側の勝手な想像をはるかに超えていくことがあります。

そうした当方だけの範囲だけでは気づけないことを、ユーザーが教えてくれるのです。

そう考えるとおのずと、フィードバックを得るために渡す品物は、今の時点では「最高の出来のもの」であるべきだと思えて来ます。

そうして、将来を長い目でみた「得」をじっくりとえてゆくのです。

その場しのぎの「金銭的な得」よりもはるか遠くの「大きな得」を考えた地道な活動なのだということが分かります。

その「大きな得」というのは、何か。。

それは、「事業の実り」だと私は考えています。

あとがき

企業対企業(BtoB)のお取引などでは、その場の金銭的価値も大いに重視されます。

個人の事業者が融通が利くのはこの点だと思います。

自らの裁量で決断できる強味をもって、「今は損だけど後に得を取る」という考え方が多くの場面でできるかと思います。

それまでは修行とか学びだと思い、それでもその時の最高の品物を作り、精いっぱいの姿勢でのぞんだその行く先に何か結果が待っているのだという考え方です、

今日や明日に結果を期待するようなものではないところが向き/不向きになってくるのかもしれませんが。。

もはや、能力とか技術を越えたただの「考え方」1つなのかもしれませんね。

好きで製作に没頭できるということであれば、是非末永く粛々と製作し続けていってくださいませ(^-^)。

古着スラックスで研究させていただいた、裾上げのデザインや始末の仕方でエレガントなパンツが出来上がる仕組み【205】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

パンツなのかスカートなのかの選択をもし聞かれたなら、「パンツを好みます」と答えると思います。

無意識にワードローブの大半がパンツなのですが、その理由がしっかりお話できるかというと実際曖昧です。

ほぼ感覚的なものであり、パンツというアイテムがスカートよりも好きであるとしか言いようがないようです(^_^;)。

この度ご紹介しますパンツの裾にスポットを当てた解説で、意識していなかったパンツの魅力が見つかるかもしれません。

目指すところは「エレガントな装い/ドレスライクな装い」というところです。

究極、デニムのようなカジュアルアイテムであってもこれを目指していきます。

それこそが「スタイル」でありまして、おそらく日本製の古き良き味わいの古着もこんなテイストが多く実現しやすいし、日本人に馴染みが深いテイストだったのではなかろうかと私は考えます。

よって、世界からも「質の良い綺麗な状態の古着が見つかる」と称賛されている日本製の古着をお勧めてしていく中で、この度パンツの裾の種類のいろいろな種類を見ていこうと思います。

どうぞ、一緒に研究しましょう(^-^)。

手持ちのクローゼットの中から見つかった特徴あるエレガントなパンツの裾上げ方法

では、4種の特徴あるエレガントなパンツの裾のデザインやその仕立て方を見てまいります。

まずは、よく見る量産品に一番多いスラックスの裾上げのデザインからです↓。

ブランド:「カステルバジャック」。
ロックシングル:いわゆる「シングル」と呼ばれるタイプ。ロック+機械でのまつりがされています。

まつりが機械なので、表側にその糸目がちょんちょんと出ることがないのが特徴ですが、当然それには極細糸を使っていることからほつれやすいのがデメリットです。

いかにも量産品にありがちなことですね。

しかしながらこのやり方は王道であり、ロックをかけて二つ折りまではベースです。

その後で、手まつりをされているものも多く、それだけの違いでも高級感は感じるものです。

機械で行われたものは「表面的」であることも、ほつれやすい結果からうかがえます。

ブランド:「エンポリオアルマーニ」
三つ折り二重ステッチ:フレアータイプの先端でシフォン素材などに利用されている様子。
二つ折りの時点で一度ステッチをし、三つ折りでもう一度ステッチをしてあります。

実は、私ここ最近カーテンを手作りしておりまして、「あ、同じ考え方だ」と思いました。

カーテンの作り方ではご紹介されている様子も無かったこの二重ステッチは、しっかり固定するには採用したい考え方でした、

トップの芯を挟み込む際に芯がぐらつかないように、一度1cmの所に折り曲げてステッチをして、次に芯の巾分折り込んで縫いとじという二段階のステッチでした。

このワイドパンツの裾も同じことで、内側にはステッチが2列見えますが、表は1つしか見えないすっきりしたものに仕上がっています。

2倍の糸の分量を使うのですから、製造業者様は糸のコストや手間の作業コストよりも出来上がりの良さを選択したということが読み取れます。

このお品「エンポリオ・アルマーニ」様のお洋服なのが、あれだけの数を製造されているこのハイブランド様のこの追究に対して尊敬しています。

そして、世の中のネット上で一般的な作り方の中には決して出てこないようなこういった主張と理由が入った作り方を堂々と示していくことに勇気付けられます。

自然にそう納得した作り方は、決して本やネットの情報に無くても、ニッチなやり方で敬遠されようとも確かなものなのです。

ブランド:ノーブランド。
三つ折り手まつり:年代物のパンツならではのお仕立て。
三つ折りして「はしごまつり」のようなことをし、完全に糸目を内側に隠しています。

厚手のウール/100%だからできることだと考えます。

パンツに三つ折りというのも珍しいのですが、裏地がが付いておらずこうして三つ折りしながらも最終的にはカジュアル過ぎない程好いエレガントさを感じました。

中をのぞいてみると、黒糸ではしごまつりのようなまつりが隠れていました。

「隠す」ということの奥ゆかしさをここに感じました。素敵です♪。

ブランド:「ジョルジオアルマーニ」。
ダブル折り:立体感があり足元にアクセントが出来て究極のエレガンスの表現だと見ます。
ダブルの構造:一度シングルに深く折り曲げておき、表へ希望の幅の分折り返し両サイドを固定という手法。

内側の見かけはシングルと全く同じなので、ダブルというのは、シングルからさらに1工程進んだ追加のデザインだとも言えますね。

レザーのダブル折りも発見:幅が好みに調整され、やや幅広くなっています。
完全折半でなくてもよい:こちらを最低限残し多くを表に出して幅を広くしている様子です。

あとがき

一口にパンツの裾と言ってもいくつか裾上げのデザインや種類があることが分かりました。

量産時代以降は最初の方にご紹介のようなロックシングルタイプも多いですが、古着市場で見つかる昭和時代のパンツには驚きの発見と感動がありました。

YouTubeの動画内の最後の方では、当記事でお伝えし切れなかった、ステッチを表に出して裾上げするデニム/ジーンズについてもエレガントに寄せる裾の仕上げをご紹介しております。

カジュアル一辺倒よりもエレガントに装うファッションの方が「飽き」が来ず長く着用できるお洋服になりやすいかと思います。

時々遊び心で入れ込む子供っぽさやカジュアルさも上手い取り込み方でエレガントさは貫けると思います。

このたびの裾には、エレガントになる不思議な力が宿っているように見えました(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

<カーテン作り⑦>カーテンのボリュームに比例する留めベルトの幅と長さ、縁側用のたっぷりカーテン用には60cmで正解【1369】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在カーテン作りをご紹介致しております。

一からほどいてやり直し、これぞという腑に落ちたものへと作り直した苦労の連続の実体験からの貴重な体験談がもしかしてお役に立てるノウハウにつながるものと記録してまいりました。

カーテンも数時間程度で作ってしまえるものであるとも言われていますが、実は奥が深く、いかようにも出来上がることができるということで意味のある手間のかけ方などを多く学んだ体験でした。

今後30年もの期間はゆうに使っていくであろうカーテンを今この時の短い時間の手抜きで作ってしまうのか、苦労をしてでも後に見るたびに納得する作りにするのかを考えると重要なアイテムだと思っています。

今後のインテリアの充実にもカーテンは必須であり、おうち生活がより素敵なものになるよう役立つその手作り方法を是非引用していただければと思います。

この度の<カーテン作り>というシリーズは最終の段階の作業を迎えました。

製作の最後の⑦は留めベルト作りです。

これも既製品のロープでくくる方法もありますが、カーテンの生地の色や雰囲気に上手くなじむには、既製品のロープは展開が少なすぎます。

何かしら妥協をしてしまうならば、いっそ共布で生地で作っていくというのがしっくりきます。

きちんと作ればおそらくロープよりも長持ちできるのではないでしょうか。

生地も厚みがあり、片方だけの横幅180cmもの窓に設置のカーテン用のベルトの長さや幅のバランス

既製品のベルトに周囲縫い代1cmを見込んだ型紙を自作。

これで通常よくある窓の横幅80cm-100cm程度の窓用のカーテンに相応しいベルトです。

長さが36cm程度です。

しかし、これだと、このたびの縁側用の高級生地で作ったボリュームカーテン地をくくることは到底不可能。

全然長さが足りませんでした。もっと長さが必要なのです。

それに合わせて幅も広くしてあげる必要が出てきたということです。

ということで、既製品を利用させていただいた型紙の真ん中をカットしてアレンジしてゆきます。

ごめんなさいね、そのアレンジの様子を写した写真がございませんでして、ご説明だけになります事ご了承下さいませ<m(__)m>。

作った型紙の真ん中をカット。

そして、別の用紙に真ん中を空けて型紙を当てて、全体が60cm程度の長さになる位置へ改めて作図するのです。

その時に山の高さを高くし、幅を広げます。

ただ、このやり方、長くなった分カーブの部分の多くがストレートなラインになってしまいスタイリッシュではありません。

これでもよければ、これで進めますが(私はこれでやりました)、納得できない場合、テーブルなどの机の脚下にビニールひもなどを挟み込み、大きなコンパスみたいに、先端に鉛筆を結び付けて円の一部のカーブを利用します。

もし、フォルムにこだわりたい場合は是非「大きなコンパス法」でトライしてみて下さいませ。

縁の一部という軌道は、これまでもバッグ作りで取り入れましたが非常に美しく自然です。

それはこの世の自然の軌道の仕組みに由来するものなのでしょうか。。

話が難しくなりますが、そんな物理的なことなどよく知らない「勘」で円の軌道が美しいフォルムを作るのだという直感に結びついています(^_^;)。

フックの共布仕様:縦15cmx横3.5cmの細いフックを作成。四つ折り観音開きです。

2枚のベルトパーツを重ねて縫う際に両サイドに挟み込みながら設置していきます。

四つ折り観音開きは片方が重なった方でもう片方が「わ」であるというアシンメトリー。
私見ですが、出来上がりは「わ」が正面に見える方が美しいかなと。
あらかじめ挟み込む先端にこんな風に固定のステッチを入れておくと歪みなく設置できます。
ひっくり返しで作るのですが、2枚のベルトパーツの短い横辺とカーブをコの字に縫いひっくり返します。

あらかじめ、返し口である横の長い辺はアイロンで縫い代を折っておくのが綺麗にできる秘訣。

そうして、縫い閉じて出来上がりです。
実際にベルトをフックに通した場面。
なんとなく雰囲気出てきましたね。

あとがき

今回の製作の中では、主にレースカーテンでご紹介をさせていただきました。

というのも、そもそも、レースカーテン、メインカーテン共々出来上がったものを最初からほどいてやり直したからです。

メインカーテンはこの後でやり直しをすることにしまして、順番がレースカーテンから先だったからご紹介をレースカーテンでお伝えした結果となりました。

それで、メインカーテンはどうなっていくのかなど、完成しインテリアとして実際にお部屋に設置した時点で、その他のお部屋のカーテンも一緒に1つの投稿としてご紹介する回を<カーテン作り⑧:最終章>としてまとめたいと思います。

実はこれこそが一番得意とする「インテリアコーデ」に当たる場面です。

お部屋の家具との調和とか全体を見渡した時のその中のカーテンの存在などを考えていくのがコーデです。

お洋服、ジュエリー、お部屋などすべてが行き着くところというのは、「コーデ」だと思っています。

物を素敵に作ったら、うまく調和し馴染んだり、時には映えたりしながら出来上がっていくものはまさに自分が手掛けるところだと思います。

少し間が空きますが、最終章の⑧もご期待くださいませ(^-^)。

<カーテン作り⑥>ゆったり幅の広い縁側用の高級カーテンに相応しい裾20cm折り曲げのエレガントさ【1368】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

カーテン作りのシリーズをその過程ごとに番号を採番しながらお届けしております。

お届けとしては1回ずつですが、実は失敗して全部出来上がったものをほどいてやり直しをしています。

そのやり直しをした理由や、やり直し後の結果の感触こそが大切であると思っておりまして、貴重な体験をさせていただきました。

今後は、同じ失敗の道をわざわざたどらなくてもよいように失敗したことで得られた「なぜそのように作ったのか」の理由をしっかりお伝えしたいと思います。

それが苦労と貴重な体験をしました私ができることだと思っております。

そして、今後のカーテン作りやその他のインテリアアイテム作りに是非何かヒントになればと願っております。

裾上げ前に裾のラインをまっすぐに統一する作業

最初にそもそも生地を反からカットするのは、生地屋さんがハンドでやっていただけます。

機械ではないので、多少のずれも生じていますが、これまでの過程では関係なかったのでそのままにしてありました。

このたびの裾上げの作業で初めてこのことを気にする段階に来ました。

ハギ目周辺が特に2枚が重なると裾にずれが起きています。
これを統一にカットし、まっすぐな裾のラインを作ります。

ここから裾上げをスタートしていきます。

深く折り曲げる前に1.5cmの三つ折りをする理由

今回は、私が遠方の場所にあるカーテンを作っているため、よくご紹介されている裾上げの前に実際に吊るして試してみることができません。

よって、失敗の製作もいったんしているので、出来上がりの長さを196cmに仕上がるように設定します。

まずは、1.5cmの三つ折りをします。

1.5cmの三つ折りの場合、下から倍の3cmに印を付けるとやりやすいです。
印に向かってアイロンで一度折ります。
1回目に折った幅と同じ分をさらに折ります。
そこへ端から2mm程度へステッチ。三つ折りステッチの完成です。

さて、ここで終了ではないのがカーテンです。

こうしておいて次の大幅な折り曲げ作業があるのです。

1.5cmの三つ折りをした理由というのは、次の20cm折り曲げをして仕上げたものが長さが違った場合に融通を利かせ、お直ししやすいようにゆとりを十分見たものになります。

20cmの折り曲げ場面

20cm折り曲げる時は、倍の40cmに印を付けてそこへ向かって折り曲げるのが正確にできます。

先程の1.5cmの三つ折りを3cmの所に印を付けたことと同じ考え方です。

20cmの所に印を付けてしまうと折り曲げる場所が分かりにくく、ずれやすいです。

アイロンを使ってきちんと下のラインをはっきりと示してゆきます。
待ち針は縦打ちよりも横打ちの方がずれにくいと見ました。更に、ステッチ場所を開けた内側寄りに。。
待ち針はできれば外さないまま横を通過する形で先端から2mm程度をステッチ。
この時に待ち針の位置が内陸寄りになっていることが活きるのです。
ステッチ後サイドにトンネルが大きくできてしまいました。これを埋めていきます。
2重をしっかり重ねて端から2mm程度をステッチ。すっきりしましたね。
裾上げ完成:表から見た様子。
裏から見た様子。

フックをヒダに通す作業

事前に作っておいたヒダの裏面の空洞にフックを差し込みます。
上から4つ目のコマで固定。完全にフックが隠れますし、安定感もキープ。
この作業が上手くできるのも事前のヒダの真ん中のテッチ時のターンの隙間6mmに関係してくるのです。
上から見た様子。

たっぷりの折り曲げ20cmがエレガントに見えるという考え方

こちらは、やり直す前の設置した写真。裾は10cm未満です。20cmの方が迫力が出ると思われます。
20cmの裾上げの感想:やはりボリュームがありゆったりとするので、高級感とか重厚感が感じられます。

あとがき

今回、本体のカーテンに関しては作った場面をお届けがこれで終了しました。

残るはベルト作りと総まとめの回となります。

こうして作ってみて思うことは、9月から始めてなんやかんやで理由があって今現在11月に至ってしまいましたが、カーテン完成後の使用は30年以上に及ぶと見込まれます。

そのような長い間使われるカーテンをほんのこの短い期間の苦労を惜しむことで納得いかないものに作ってしまうことのひっかかりは残したくないものです。

長い目で見れば、今の苦労など一瞬であると考えれば、喜んで一からやり直すことも何かしらの意味があります。

これまでハンドメイドバッグを作ってきましたが、カーテンをまともに作ったことがありませんでしたので、今回はほぼ1からの学びとなりました。

決して先生とは呼び難いような「体験者」に過ぎませんが、それでも多くのお伝えしたいことが湧き出てきたのも事実です。

そうして、このメソッドなるものが何かしらの形で引用され、そこら中のお宅の中のインテリアのカーテンが素敵で作りの良い物になれば幸いです(^-^)。

しとやかに着こなすことが粋!カジュアルなアイテムのオールインワンをドレスライクに寄せるジャケットの存在【1367】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ最近特に、古き良き昭和時代のアイテムを中心に見ています。

その中で、日本製のそれほどメジャーではないブランドのデニムパンツなどが素敵だと思うことがあります。

その中で1点このたび、コーデュロイのオールインワンをアップしてみたいと思います。

以前の記事の【1147】で、複数のベストとの重ね着のラインナップの中にこのたびのオールインワンがすでに登場しています。

もしよろしければ、後程そちらものぞいてみて下さいね。

検索機能で【1147】を検索キーワードへ入力でたどり着けます。

もしくは、<コーデ>カテの目次の中にも番号順に並んでおりますよ。

さて、今回お伝えしたいことは、ワーキングアイテムのイメージの強い「オールインワン:つなぎ」をドレスライクに寄せて着ていくコーデのご紹介になります。

その際に、色と生地の種類にもこだわった選択をしましたので、あわせてお楽しみどうぞ(^-^)。

そもそもコーデュロイのオールインワンがレア

元はメンズの黒の細コーデュロイのオールインワン:ブランド名は、「HALF」、日本製です。

このタイプのオールインワンは、おそらく作業着として使われた古着であることも多く、良い状態で残っていることも奇跡的。

こちらは、着こまれていた様子が無く、大変貴重です。

つなぎでは珍しい、コーデュロイであることも選ぶ大きな決断の理由となりました。

コーデュロイのサイズも重く野暮ったいものではなく、細口の上品な素材です。

裾周辺にジッパーがありますので、裾上げまできません。

ロールアップをすることで、まずは、立体感を出していきます。

そして、こんな風に同じ黒のジャケットを重ねます。日本製の毛/100%。

遠目で見ると生地の風合いが分かりにくいですが。。

もっと寄ってみますね↓。

内側(オールインワン)は細コール、外側(ジャケット)はカルゼという素材です。

コーデュロイとカルゼはともに、しましまの畝(うね)が織柄として現れる凹凸感ある素材です。

同じしましまでありながら、コーデュロイは地の目に対して並行にストライプ状に柄が出ます。

一方、カルゼは地の目に対しては、斜めに綾のように柄が出るところが違います。

そして、カルゼは光沢があるのも特徴です。

こうしたうねりのある織り方は、他にも、グログラン(横段の織柄)、ビエラ(斜めの織柄)など同じような織柄の向きであったとしても細かくは別の素材であるわけで、生地の種類がいかに豊富であるのかということがうかがえます。

このたびのカルゼはその光沢ある特徴から、制服などに使用されてきた社会的なきちんとした「印:マーク」的な存在に相応しいものであり、カジュアルとは対極にあるような素材だと見て良いです。

そうしますと、バランスとしては、コーデュロイ製のオールインワンだけではくだけた雰囲気であるところを、このカルゼのジャケットがうまくドレスライクに寄せてくれる役割になると見ました。

スニーカーでなくパンプス、レザー素材のハンドバッグなどドレス寄りな小物を追加していきます。

同じ黒同士でも重ねることで立体感が生まれますし、細かく色を分析しますと、コーデュロイの濃さよりも明るめのカルゼのジャケットがロールアップの足元の明るい黒とリンクしましたね。

黒一辺倒とは言え、細かくは、濃淡のリズムがここに刻まれているのです。

あとがき

古着の日本製のお品を見ると、なんともヨーロッパの雰囲気があるものも多いです。

おそらく、組み合わせとしては、ヨーロッパ古着と日本製古着の相性は良いと思われます。

古着という呼び方も、新しいものではないという特徴をそのまま伝えるような呼び名ではなく何か別の呼び名を考えたいほどです。

新品でない物を着ることはもはや味わいにすらなっていき、今後は当たり前のこととなっていくかもしれません。

過去にアパレル品はたくさん製造されつくしたわけで、その残りを今後大切に選びすぐりながら自分らしく着ていく「楽しみや深み」を少々その分野が得意な者がお伝えできることかと思っております(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

<カーテン作り⑤>片方だけで横幅180cmの広い窓用に14個設置の1.5倍ひだの作り方【1366】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

カーテン作りをシリーズで投稿させていただいております。

①用尺の計算、②柄の向きの把握、③ハギ目の始末、④芯の設置、⑤1.5倍ひだ作り、⑥裾上げ、⑦ベルト作り、⑧総まとめという流れで投稿してまいります。

今回は、いよいよ後半で、⑤1.5倍ひだ作りの場面になります。

実はこの投稿をする2か月前にはすでに一度完成させているのですが、思うように仕上がりませんでした。

いくつもの点に納得いかない部分が多く、このカーテンを果たして新築の縁側でこの先何十年も使っていくのだろうかと考えた時、渾身の選択で選んだ生地の事を思うと、「やり直しなどほんのわずかな期間に過ぎない」という結論に至りました。

何より納得した完成にならねば、後から「タラ/レバ」をどこかの苦い恋愛エピソードみたいに思わなければなりません。

今、その腑に落ちなかった素直な気持ちをしっかりと見つめ、その気持ちを解消できる行動をしていこうという信念で行っております。

ひだは8.75cm分、空間が12.5cmの場合のひだ作り

生地屋様からいただいた作り方の式にそれぞれの製作物の場合を当てはめるだけなので、ここでは多種にケースが渡るとしまして、実際にやった数字の例で進めたいと思います。

ただ、空間の12.5cmに関しては平均的な基準で設定されていたようなので、ひだとひだの間は12.5cmくらいの空きなのだということで覚えておくのは結構だと思います(^-^)。

間違えた裏側に待ち針を打った写真しか残りませんでして恐縮です。表に待ち針を打った方がやりやすいです。

ごめんなさいね。勘違いして裏側に待ち針を打っていますが、その後のひだを作る作業の時に表面に打った方がはるかに作業がしやすいので「表に打つ」と思って下さいませ<m(__)m>。

端から3cmの箇所に1つ打ちます。

次に、そこから8.75cmの「ひだの分」を1つ打ちます。

更にその隣に12.5cmの「空間の分」を1つ打ちます。

その後は、8.75cm、12.5cmと交互にひだと空間を打っていきます。

8.75cmのひだの部分:待ち針同士をこのようにくっつけます。表へ「わ」が突き出すように。
こうした時に下側の待ち針を外します。手で固定していてください。
待ち針の位置にミシンの針を降ろします。生地の重なりがずれないように注意しながら。。
待ち針はこの時点でもう必要が無いので外し、ミシンの押さえを降ろします。
そして、最初返し縫いからスタートの、ターンして戻る二重縫いをします。

こうして、1か所に集まった4本の糸を玉止めとして針で裏面へ隠します。

このままブチッと糸を切るのは後から見る美しさを考えるとお勧めではありません。

「わ」をこのようにペタンコにつぶします。
真ん中に溝があるようにプリーツが2個できました。ここでぴったりと上部が重なった位置に決定します。
印無しで芯の幅の真ん中をターンして帰ってくる二重縫い。最初の返し縫いは引っ掛かりの原因なのでしません。

そして、ここでもう1つ重要な注意点があります。

それは、どこで戻るかの地点ですが、元の縫ってある線の6mm程度手前でやめます。

その6mmというのは、後でフックを通すための重要な空洞のトンネルなのです。

このステッチの玉止めはここへ隠しています。裏側は位置が難しすぎてやめています。
そうして、このようにXデザインみたいなフォルムのヒダが完成しました♪。
真ん中のひだは実はハギ目に当たった部分です。少し違和感がありますが、それでも違和感を最小限に。。

この理由が実はこのたび一番お伝えしたいことになります。

そもそも、済んでしまった過去の段階の③ハギ目の始末に関係しています。

この時に、もし袋縫いをしていたら。。と考えるとこの様相では済まなかったものになってしまうのです。

やり直し前のヒダ:右側がぶくぶくと膨らんで様相が良くないですね。

↑このやり直し前の時は、芯の部分も1つ余分に折ってただでさえ野暮ったかったのでなおさら厚みが増して不格好でした。

やはり、今回の全体にすっきりと余計な厚みを出さない1つ1つの細かい工夫がスタイリッシュに仕上がると実感しました。

ハギ目に当たるヒダもスタイリッシュになじみます。
3cmの部分は左右が重なる中心部分へ持っていきます。おのずとこの片方は右窓用ということになります。

今回はここまでです。

最後の⑧で出来上がって実際にインテリアに設置された様子を後日すべて終了後に映しまして、1つのブログ記事に掲載しますので、お楽しみにどうぞ(^-^)。

あとがき

大切なのは、カーテンはそれほど頻繁に交換するものではないインテリアであるということです。

もしかしたら、一生物にもなりうるものです。

そうすると、その一瞬の楽をとるのか一生の後悔を味わうのかというと少し大げさですが、今ここで少し引っ掛かりがあるなら迷わずほどいてやり直すことをお勧めします。

物を1つ作るのにも時間と労力をかけていくのですからその苦労を長い目でのコスパで冷静に考えたいものです。

対価をいただくような製造において、手間がかかり過ぎて省略することが重視されがちです。

そうしないと商売の資金繰りや効率の面で全体のスムーズな営みが成り立たないからです。

そうして作られたような既製品(製造が量産という形態で行われたお品)のなされた作りが果たして本当のお手本になるのだろうか。

その考え方で出来上がったお品って、本当に良質な物と言えるのだろうか。。

これは、実際に苦労しながら一度作ったものを今一度作り直すという、解体に作った時の何倍もの時間をかけた者が実体験から思うことです。

本来、製造するということは、そのユーザーが心から気持ちよく使えることを想定する「綺麗ごと」であるべきなのではないかと。

この綺麗ごとを本物の「綺麗」にしようと真剣に思っている者がお伝えできるストーリーがこの<カーテン作りシリーズ>なのでございます(^-^)。

<カーテン作り④>既製品では行われていないてっぺんのステッチ、同色糸で馴染ませ整然と真っすぐラインにどうしても仕上げたかった【1365】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

カーテン作りのシリーズを①から順に投稿させていただいておりますが、1つ前の③から日数が空いてしまいました。

というのも、かなり大がかりなやり直しなどの試行錯誤と多忙のために、連続でないことお詫び申し上げます<m(__)m>。

このたびは、カーテンの上部に設置の専用のメッシュ芯を設置する場面です。

「こんな風に折り曲げてステッチをここにしました」など細かくやり方をお伝えしたいと思います。

そして、これこそがピクチャレスク流、やり方の説明などではほとんどやられていない「てっぺんステッチ」も丁寧にかけていきます。

「固定する」という機能を重視したい、カーテンのトップのメッシュの芯地ベルトの設置の際の馴染む同色ステッチをした姿

今作っているカーテンの場所が、もう今後何十年も作り直すことが無いであろう場所であり(縁側)、高級感のある素材を実際に高価格で購入しています。

その下にかけるレースカーテン地はジャガードで凹凸感ある素材。

やはりとことん納得のいく作りをしておきたいのです。

一度袋縫いでつないだやり方も、その後の見直しによって、「違うな。。」と。

耳を使用した両割り仕様に変えるために全部解体してやり直しました。

そのために、一度縫った果てしない長い糸のステッチをすべてほどいて最初のスタートのハギ目のつなぎのところまで戻った程の拘りです。

そんなやり直しの中でこのたび新しく加えたてっぺんのステッチ、これを含んだメッシュベルト芯内蔵の過程をご紹介してまいります↓。

芯地に書いた1cmボールペンの印ちょうどの位置まで折り曲げそのど真ん中5mmの場所をまっすぐをステッチ。
こうして芯地がカーテン上部の裏面に仮縫いされました。
カーテンがレースに変わりますが、全く同じやり方です。芯の幅ちょうど分を内側へさらに折り曲げます。

そうして、先端2-3mmの位置をステッチ、一度しか折り曲げませんので、一度目のステッチもここに出ます。

そうしますと、2本のステッチが綺麗に並行に並ぶという美しさも必要です。

解体する前のやり方は二度折っていたのでここでは1本しか糸目が映りませんが2本やり直し後の姿です。
この時に上部のラインを見てみましたが、何か不安定ですっきりしないものがありました。

この曖昧さを良しとしたいのか、固定してぐらつきを押さえたいのか。。後者を選んだのでした↓。

そこで、上部も外から2-3mmをステッチ。中身の芯のぐらつきが解消されなんとなくすっきりと感じました。
こんな風に比較:見た目にはそれほど違いはないのですが、ステッチをした方が固められてすっきりしています。

もしかしたら、「邪道」であるというご意見もあるかもしれません。

既製品は、ステッチの手間をミニマムに省き、見た目の美しさや柄を遮ることを回避などの名目からおそらく上部にステッチが入れられることはほとんどないのでしょう。

確かに上部は視線が行くところなので、ステッチによってその様相が崩れることは望ましくありません。

しかし、唯一の動きである開閉の際にこの芯の部分が最も動く箇所であることも紛れもない事実。

そう考えると、毎日カーテンを開け閉めすることの積み重ねは大きく、長い目で見た丈夫さ安定感は重要だと見ています。

その後の作業、両サイドの三つ折りステッチ

サイドの三つ折りステッチ:芯を設置の際に最初と最後を3cmずつ空けたその部分は1.5cmずつの三つ折り用。
耳の部分ではありますが、あえて三つ折りすることで擦れが起きやすい縁を丈夫にしました。
サイドの三つ折りを表から見た様子。良く手で触る部分になるのがこの場所。カーテン同士の中心の隙間部分。

「耳」の部分は縫い代を隠す必要は無いとも思われるのですが、この部分は既製品カーテンでは「耳」なのにほつれてきた実態があったのでした。

あとがき

この後、縁側用のメインカーテンも作り直しをし、その後別のお部屋の2窓用のカーテンを作っていきます。

最終すべてのカーテンの設置後振り返るまとめの投稿をしますので、残りの⑤ひだ作り⑥裾上げ⑦ベルト作りと3場面がまだひかえております。

11月末までには終了できればと思っております。

1時間半で作り上げてしまうプロ級な方もいらっしゃる中、何日も日数をかけていますが、これも後の喜び・満足度のため。

気持ちの納得度に実直に従った大掛かりなやり直しは決して後悔するものではありません。

そこまでしてもやり直した「意味と熱」がお伝えできればと思います(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

イメージや想像の「のどかな風景・のんびりライフ」とは実状は違う、「モンゴルの牧畜業」の難しさの実態と食や自然の恩恵【1364】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

世界のいろいろな音楽を聴くことが好きです。

その中で、「ラテンミュージック」の明るく快活なメロディーやリズムが非常に好み。

もう1つ地域はもっと近い場所、「モンゴリアンミュージック」はここ最近注目している音楽です。

まだあまり知れ渡ってはいないのかもしれませんが、山岳地帯のような場所で奏でられるシンプルながら深みと響きのある音楽も神秘的で非常に惹かれます。

2022年辺りに初めて「喉歌:throat singing」という独特の歌唱法があることを知り、興味を持ちました。

一人の人間が同時に2種の声を出すのです。

1つは低めの声、もう1つは笛のような声です。

中国とロシアの間のあのモンゴルの山々や草原で響き渡るようなシンプルで美しいメロディーを是非一度聴いてみて下さいませ。

このたびは、このモンゴルの音楽をきっかけに新書の中で目に留まった、モンゴルの牧畜業の変遷と実態や課題について書かれた記録や資料的な本を拝読。

「現代内モンゴル牧畜地域社会の実態 -民主改革から改革開放初期まで- :仁欽 著」。

著者様がモンゴルの牧畜業を営んでいた地域出身であり、その実態を深堀りされ、資料や記録といった淡々とした文章から読み手にその実態を知らせようというスタイル。

特に考えや思いが述べられていることはありません。

多少読みにくいとか馴染みのない資料にある数字などの羅列のページもありますが、音楽をきっかけにこの本にたどりついたご縁として思うところを綴ってみたいと思います。

遊牧業者様達は、毎日動物とたわむれ自由な日々を送っているイメージとは裏腹に継続すら困難な実態、美しい地域があっても人が住めない理由

遊牧/移牧/放牧という少しずつ形態の違う牧畜業の中では、モンゴルが昔から行ってきた形態は「遊牧」であるそう。

つまり「遊牧民」と呼ばれる人々のスタイルの括りとなります。

これも、現在ではやはり大きく見ると衰退の一途をたどってきているとのこと。

ほとんどの人口が首都のウランバートルに集中(全体の2/3)、遊牧民の数というのはほんのわずかな貴重な人材です。

最初にこの資料的な本を読んで感じたことは、その自由で気ままなイメージとは真逆の実態があるということです。

かつては中国の影響を受け、その政策によってきっちりと統制され区分され、縦割りがなされた組織的な活動になっていると見ることができます。

見た目のイメージの広い敷地を自由に行き交うというものとは反対の、たくさんの法律によって決められた制限のある業態である縛られた事業形態なのでした。

そうはいっても、民主化という名目のもとに、これまで過去の課題を解決してきたという記録は確かにあります。

しかし、全体でみると本物の自由を手に入れたようなものではないのではないかというのが最終的な感想です。

この本のスポットが一番つらい時期(?):1950年代-1990年代後半に当てられていますので、またその後の変遷が現在も続いているかと思います。

ところで、モンゴルの遊牧民が移動しながら住むテントのような白い円形の家の名前は「ゲル」。

移動式の住居ですが、あの作りがとても素敵だと思いました。

災害時の避難場所にあの作りをモデルに考えられるアイデアが記事になっているのを拝読したことがあります。

あとがき

ここからは、この本の中では書かれていなかった現在2023年の遊牧民の生活スタイルです。

YouTuber様の投稿で情報をいただきました、ありがとうございます<m(__)m>。

現在、モンゴル国内の牧畜業に携わる遊牧民は、「1割強」程の数というほんのニッチなものになってしまった様子。

牧畜の動物達の羊・馬はとてもかわいい表情をしておられました。

この地域では、ここから自分達の生活のためにお乳をいただき、時にはお肉をいただくことが生きるための食糧のルーツがくっきりとクリアで、有難くその恩恵を受けているというもの。

お肉は食べないなど「ビーガン」というスタイルが、言葉の一人歩きのような「机上の空論」になってはいないかなど、最も現実的な実態を知ることは大切だと思いました。

ネットが普及していない時代は、日本には今だに「忍者」「侍」も現存であると思っているようでした。

それほど他国の実態というのは分からないもので、表面のイメージによる固定観念が根強いものです。

せっかくの現在のネット社会であることもあり、本で読んだことを今度はピンポイント検索でネットとか動画で見てみるという活動もよろしいかと思います。

このたびの資料的な記述では難しくて理解が半分以下であることを、読書後すぐにYouTube動画で検索したり、この本自体の感想があればそれもネットで拝読したりするなどの行動もよろしいかと思います(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

身の回りの日用品はすべてがインテリアだと考える、100均コースター4枚入りを洗濯用洗剤や食器用洗剤のドイリーとして使える【1363】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

日常の何気ない身の回りの整理整頓こそがインテリアを作ると思っております。

何かが乱れているとぱっと見の風景が崩れます。

それほど配置やその景色がすっきりとしていることは、大切な「整い」という概念だと考えます。

このたびは、その些細な一箇所、こうお話をあえてすることでもしない限りスポットが到底当たるような場所ではない「コースター」の使い方を2例ご紹介したいと思います。

後で貼りますYouTube動画は投稿当時の2023年の時のままなので、1つ目の使い方のみですことご了承下さいませ。

その後、当ブログ記事の「手直し」の2024.12.23現在では、新しい使い方も生まれましたので、ここでは2通りお伝えしたいと思います。

100均の透かし柄の茶色のコースター、洗濯用洗剤の下に敷く・食器用洗剤の下に敷くという使い方、いずれも洗剤の底におしゃれに一役買った

もとは、飲み物のコースターとして売られていたものだと思います。

ピクチャレスクの得意なことの1つとして、新しい使い方を発見することがあります。

おそらくこうした使い方をしている人は少ないでしょう、だからこそのご紹介とさせていただきたいのです↓。

洗濯機自体がお部屋に設置みたいな賃貸物件の作り。扉を開けた時にこんな風景が目に入ります。下方にご注目。

この手前のグリーンの蓋の2つが洗濯用洗剤。

左側は純粋に毎日のお洗濯用、右側は「強力洗剤」でシミ・汚れを部分的に落とすために強めの威力あるタイプ、商品名は「洗剤革命」。

まともにスクエアの向きでそのまま置くという使い方の「固定観念」だけではその直径が大きめの容器からはみ出してしまいサイズが小さすぎました。

せっかく4枚あるのだから2枚ずつセットにして使います。

そしてさらに、ひし形の向きに変え、少し重ねる部分を作ることで直径の広めの容器にも相応しく変身しました↓。

洗濯用洗剤の下に敷く使い方:1枚使いよりもはるかに安定感とおしゃれ感が出た敷き方になりました。

以上が1つ目の我流のアレンジ方法です。

これを1年程続行しまして、その後の別の使い方へ移行↓。

食器用洗剤の下に敷く使い方:こちらは正方形の向きで使用。毎日底がベタベタになるので複数の替えが活躍。

食器用洗剤の底はどうしてもべたつきますので、とりあえず、直接ステンレスに置くのは避けた方が良いです、ステンレスへの跡ジミの原因です。

この敷物に活躍していただき、毎日清潔にお洗濯します。

小さいアイテムは洗濯機の隙間に入ってしまうことがあるので、選択ネットに入れてのお洗濯をお勧めします。

あとがき

現在世の情勢が非常に悪いです。

戦争がいたるところで勃発・強盗などの強引な犯罪が後を絶ちません。

そんな中でも、とにかく今までと変わらぬ日常を送れていることにまずは感謝。

整理整頓を常に心がけ、整った心持ちで過ごしていきたいものです。

ほんの些細な工夫でしたが、それでも「小さな素敵」になればその積み重ねや集まり「大きな素敵」を生むことを願います(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク

地金価格の高騰に翻弄されない不動なたった1つの価値「おしゃれ度」を更に多くの人に広めることができそうな「メンズライク」【1362】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ2022-2023年にかけて地金の価格、特に金が異常な速度で高騰。

これは、背景に世の中の情勢の不安定さがあり、「戦争」の影響が大きいようです。

金というのは、「いざ」という時には現金よりも価値があるという考え方、金塊などを金融商品として保有していることは1つの危機的状況時の対策でもあるようです。

ただ、交換のための手続きの日数が必要である実態や、あの金のチョコレートを所有しているということには懐疑的(インゴットとしてでもデジタルとしてでもいずれもです)。

事業でたまたまその金自体の美しさの魅力にのめり込み、金塊の交換レート100%の価値などおざなりなのです。

その代わりと言っては少し違うかもしれませんが、本物の地金たっぷりと宝石と呼ばれる「あっ」と人を魅了するような美しさは「ジュエリー」にしかないもの。

このたびは、金の延べ棒の金額的価値に対するジュエリーの価値への挑戦もこめながら、「おしゃれ度」の素晴らしさをお伝えできればと思います。

そして、出来るだけ多くの人の心の扉をノックするような魅力をお伝えしていく決意表明としてこの文章を綴りたいと思います。

地金が今後も高騰したとしても変わらない、もしくは高めたい価値は「おしゃれ度」、中途半端なことはしない、「あっ」と驚くような素敵さを作る

地金は、今の時点(2023年11月頭現在)では、¥10,500/g程のこれまでにない高値を付けているようです。

とはいえ、それに激しく心躍らされることはなく、いたって冷静でいたいと思います。

その理由が、事業のレンタルにおいている価値というものを「おしゃれ度」に一番に置いてきたからです。

地金が高騰しようとも反対に降下しようとも関係なく、これまでと変わらず今後も高めたい価値が「おしゃれ度」。

「おしゃれ」という言葉が曖昧ですが、「人を魅了するほどの素敵さの表現」だと定義。

これまでは、集めたジュエリーを事業へ提供したことからのスタートの延長でもあり、パッと見てかわいいフラワーが多数ありました。

こんなイメージです↓。

フラワーモチーフ:ここまで集まるとカラフルで賑やか。これはこれでうっとりと心揺さぶられるもの。

ジュエリーにフラワーモチーフが形作られることが結構多いです。

デザインの表現としては、花びらの赤みの色と、葉っぱのグリーンの色のコントラストの美しさ、時として本物のお花以上の美しさがそのきらめきにあること。

まるで美術館のようなフラワージュエリーでいっぱいのレンタルジュエリーになってきたかな。。などと思ってやってきました。

しかしながら、お客様が実際に好まれるテイストをじっくり見ていくうちにこんなことを思うようになりました↓。

フラワーは十分に体験したのだから、次に向かおうではないかと。。

そして、こんなテイストを今後目指すことに気持ちが高まってきました↓。

フラワーモチーフが登場しなくてもかっこよさが感じられる地金ジュエリー。右下はむしろメンズサイズの19号。

このテイストの方がニーズの手応えを感じたことがよくありました。

「メンズライク」と呼んでいますが、フローラルなカラフルさには無いまた別のおしゃれ度なのです。

ある意味フラワーよりもクセが無く、どんな装いにも合わせやすいという「普遍さ」だと思います。

あとがき

元々地金価格の変動どうこうの前に、「地金たっぷり」を追求し続けてきたスタンスでした。

今後もボリューム感は変わることなく続行していきますが、併せて「おしゃれ度」は永遠に続行していくことです。

そして、投げかけ・問題提起である「本物とは何を指すのか」も追求して答えを見つけていく旅を続けていきます。

実際に様々なシーンでごジュエリーを利用いただいて、喜び・楽しさ・心地良さ・満足感、時には「神秘」なども感じていただければと願います(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク