デニムのような分厚い硬い生地と糸調子の関係のある一部分の解明【622】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ最近のデニム地、キャンパス地などの厚手の硬い生地を縫わせていただくお仕事がございました。

その中で今までにははっきりわからなかったある発見とか学びを得られ有難く思っております。

その1つとして、今回ご紹介しますのは、セルビッチデニムのような厚手のジーンズなどの生地と縫う時の糸調子の関係の解明です。

デニム生地はブロードやローンと全く糸調子が変わる

現在、私は職業用ミシンのJUKI-シュプール-TL25というのを使っています。

TL25の後にはデラックスなどのネーミングが付いていない古いタイプのオーソドックスなものです。

こちらを長年愛用していますが、家庭用ミシンよりははるかに安定感と強さがあり、綺麗な糸目に縫うことが可能です。

けれども、デニム生地の分厚いものとなるとそのままの感じで行くと一気に縫い目がくずれます。

糸調子ダイヤル:ブロードやローンの場合は、糸調子ダイヤルは1と2の間の1.5くらいで整います。セルビッチデニムの場合そのままで縫うと下糸がループを作りてんで糸調子が狂います。よって、いろんな調整の結果2と3の間の2.5で私は決めています。

どんなふうにくずれるかというと、もさもさと下糸がループを作ってしまうんですね。

このことは、上糸の糸調子が悪いということに導かれ、上糸の調整をするわけですが、それにしても、2-3の間の2.5くらいまでにしています。

これ以上絞めても、このダイヤル周辺だけに影響するような感じに見てとれまして、訳が分からなくなっていた時期もありました。

そして、今回、次の事に気づきます。

糸案内:このパーツの呼び名は糸案内。メーカーさんの説明書では、スパンとテトロンの糸の違いでこの糸の通し方を区別する推奨が記載されています。確かにこのこともごもっともでそのようにして使っています。
しかし、それ以上のことが今回起こっています。スパン糸は、真ん中の穴を飛ばす通し方、テトロン糸は真ん中にも通すフルに通す通し方という説明がメーカーさんからの推奨でありましたが、この糸はスパン糸の30番。本来なら、真ん中を飛ばすのですが、それをフルに通すことで糸が全体的に絞まる影響がうまく及ぶようです。

このことは、説明書にはありません。

そもそもデニムを職業用ミシンで縫う設定など想定されていないこともあるかと思います。

が、実際職業用ミシンでデニム製のお品を縫っていくわけですから、ある意味型破りの行為となりますが、可能なんです。

ということで、糸案内にも、フルに糸を通すという部分。

これは、デニムを縫う時に、時によってテトロン糸を使う場合ももちろん同じ。

そうすることで、下側の糸調子ダイヤルを4などに絞めすぎずともこの糸案内の真ん中にも通すことの方が効果が出た結果になりました。

私が思うに、一応、設置としては、糸調子ダイヤルは4までありますが、ほどほどの私が設定の2.5あたりまでにとどめた方がバランスが良いのではないかと考えます。

4なんていう糸調子は逆にいろんな箇所を傷めるような気がしてなりません。

縫い目の結果やいかに

そうして、糸調子ダイヤルを2.5に、糸案内にフルに通した30番のスパン糸で縫った結果は、こちらです。

綺麗に目が出ています。裏側にも同じように出ていますので私としては合格で行きました。

糸ループを作ってしまっていた時とは雲泥の差。

糸調子の大切さも、こういった極端な生地を縫う時に知ることになります。

いつもブロードとかローンのような普通地以下の生地を縫っている場合はなかなか意識しなくてよいことなので、こういった経験は特別ですね。

この縫い目が綺麗な良いお品ができるかの明暗を分けると思っておりますので、とても重要なポイントになるわけです。

今回は、デニムのセルビッチタイプ12-14オンス程度に該当するお話でしたが、その他、帆布(キャンパス地)の8号とかそれ以下の厚手、カツラギ、そういった織り目が詰まって硬いものに同じように対応できそうです。

硬い生地というところで、ゴブラン織りも浮かびますが、あれはそういうことが起こらないかも。

織り目が粗いのだと思います。

糸の太さや生地の厚みだけではない、織り目の硬さという点も見逃してはならないので、ひょっとして薄手のような生地でもナイロンなどの密な織り具合の生地では同じようなことが起こり得ます。

あとがき

今回は、こんな感じで、実際に私が自分で体験してきた調整のコツのようなことが少しクリアになってきたのでご紹介しました。

もし、こういったことがちゃんとした表になどできるくらいに確かなものになれば、分かりやすくご紹介を改めてさせていただこうかと思います。

引き続き体験しながらの模索を続けてまいりますね。

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デニム生地、何の情報もないままで12オンスと14オンスを見分けるコツ【603】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

先日、このようなことがありました。

セルヴィッチデニムの12オンスをなんと、14オンスと思いこんで間違えて購入してしまった出来事です。

このまさかの勘違い、12オンスと14オンスが見分けが難しい点、幾度も14オンスの元の生地に触れることで分かってくる重さの違いの感覚などが今回の学びとなりました。

12オンスと14オンスの決定的な違いとは

パッと見ただけでは違いが分からないこの2点、左側が14オンス、右側が12オンスです。反が違うのでロットが違いますが、両方共紺色です。わずかに、左側の方が目が詰まっているのがわかりますでしょうか。この見た目で判断付けるとしたら、その目の詰まりがヒントです。

目の詰まりというのは結局、たくさん糸がぎっしりと折り込まれている点で、重さへつながります。

オンスというのは質量のことで、一定の面積における重さの基準を表した単位です。

そうすると同じような面積にぎっしりと詰まった方がオンスの値が大きくなるのです。

上の写真であると、脇のほつれ具合の様子でも参考にある程度はなります。14オンスの方がぎっちりと折り込まれているのでほつれにくいのです。

簡単にほつれるということがゆるいということで、12オンスは糸がたくさん使われていない方だとの見方ができます。

こうれは相当慣れてこないと難しく、もう少し分かりやすいのが、同じサイズのパーツを手で持った時のずっしり感。

12と14の2の違いだけなのに、14オンスはずっしりと重さが感じられるのに対して、12は軽いなあと感じます。

一般的な洋服なるジーンズなどでは、12-14オンスが一番多く使われていて、ジーンズなどに出来上がってしまうとなかなか判別が困難。

基準はリーバイス501です。

あれは、14オンス。あれぐらいのごわつき感がないと14オンスではないということです。

さて、今回の私の例では、生地の入手経路でどうしてもオンスが分からない状態で入手となります。

その場合に自分でオンスを導き出せる方法がありますので、一番良いのは、購入したりした時にお店から情報をもらうのが良いですが、お店もオンスが分からないのだという究極な場合が時としてあります。

1オンス=1平方ヤード:0.84m2=28.3g弱という、すでに分かり切ったデータがありますので、これを利用して計算します。

実際に調べたい生地をできるだけ大き目にカットして、面積を出します。そして同時に重さも計ります。

私が行ったものは、27.5cx30cmのパーツ。

あまりにもミニサイズだと、デジタルの測りが小数点以下をカットしてしまって本来の重さから遠ざかってしまい正確に割り出せませんので、それ相応の重さがあるパーツは最低限必要かと思います。

そして、面積が、0.0825m2と出ました。

次に、単位を定形の1平方ヤードでは何グラムなんだというところへそろえていくステップを踏みます。

0.84÷0.0825x28.3=407.27g・・・0.84m2だと407.27g相当のものであることがここで判明。

そして、最後に、この重量が1オンスの重量の何倍かというところがオンスの値となりますので、何倍なのかを計算で出します。

407.27÷28.3=14.3 ・・・14.3オンスと出ました。

約14オンスです。

この計算により、12オンスの方は、12.4と値が出ました。

約12.5なので、12オンスのわりには、しっかりしたものであるようです。

よって余計に惑わされてしまい、間違ったわけです。

あとは、同じパーツを重さで比べることがお店で反になっているとそれが簡単にできません。

よって反になっている状態というのは非常に分かりにくい状況であると言えます。

けれども、これで、今後は見分けられそうな何か1つステップを踏んだ気がします。

あとがき

たった2オンスの違いと言えどもその差は歴然です。

それなのに、間違えて購入してなかなか気づかなかった難しさもあるということです。

14オンスの「ずっしり」という重みのこのずっしりの言葉もかなりのヒントになるかと思います。

なかなか今回は貴重な学びを得ました(^_^;)。

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