大の仕事狂いが生み出した自炊の時短策、お肉焼き置きストック法とその活かし方【232】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

忙しい中、短い時間でおいしく食べられるシンプル和食メニューに助けてもらっています。

そのきっかけは、かつて自らが「ブラックな働き方」とも呼べる選択をしていた「仕事人間」が短い時間でできる自炊のメニューを考えた工夫からです。

そんな無茶なお仕事時代は2017年でいったん終焉を迎えます。

そして、ただこの工夫したメニューだけがその後の新しい働き方をする日々に引き継がれます。

もしかしたら、多忙にかこつけたただのアイデアだったのかもしれません。

無茶な仕事の仕方を見直し、得意分野に特化した現在の働き方にも引き継がれた、典型的なメニュー。

当たり前の和食こそ究極のお食事だと考えています。

典型的なメニューをいかに美味しく作るかというところがテーマ。

電子レンジを持たず冷凍庫を使わなくても問題なし、お肉と魚の焼き置きストックの活用

購入後10年程で綺麗なままの電子レンジが壊れ、「こんなに早くダメになるものなのか」とショックを受けて以来、電子レンジ使用を思い切ってやめた2016-2021年までの5年間。

電子レンジが大きかったので、あれ1つなくなるだけで大変収納スペースが確保できました。

その後、2021年に引越しをしたことで、たまたま換気扇が引っ越し後すぐに壊れたきっかけで調理が出来ず電子レンジが必要になり、再びレンジを購入するまでの5年間のレンジ無しの中で生み出した方法です。

お肉や魚などの生のものは購入後冷凍せずに、冷蔵子に入れながら2日以内に火を通すことをとりあえずします。

そして、材料を熱しただけの半完成品のまま冷蔵庫にストックする方法をとっていきます。

これは、その後の調理にも大変便利で、作業も早くメニューのアイデアも浮かびやすくなることがメリットだと思います。

ハンバーグや餃子などの生からではないと作れないメニューには対応できませんが、炒めたり煮たりなど、加えるだけのメニューには十分取り入れられます。

左上から、いか:国産、たらの切り身:国産、豚肉ミンチ:国産、豚肉もも薄切り:国産、鶏むね肉:国産。

すべて購入日か翌日中に火を通して焼いておきます。

その後その週以内なら生よりもうんと保存期間が長くなります。

塩、コショウしてあるのは「たら」のみ、それ以外は酒を飛ばしています。

ぱっとこれを取り出して、短時間で1品作れます。

例えば、イカはお好み焼きにこのまま入れイカ玉ができます。

たらは皮をのぞいて細かくほぐし、三つ葉と一緒に炊きあがったご飯にまぜて和風な混ぜご飯ができます(後程ご紹介あり)。

そして、豚肉ミンチはピーマンとか卵と共に三色丼に(後程ご紹介あり)、豚肉ももは、ピーマンと甘辛炒めもよいです。

そして鶏むね肉は、インドカレーにこのまま煮込む前に投入。

冷凍は解凍する時に電子レンジが必要になってきますので、電子レンジ不在の時代をきっかけに冷凍はしていません。

電子レンジをお持ちでない方、何一つ辛いことなどありません、是非ご参考にどうぞ。

では、ここからは5選のご紹介です。

上述のストックの中から使っているものもあります。

とてもシンプルで古典的なのですが、頻繁にメニューに取り入れています。

1)定番のわかめの酢の物:他の材料を加えたアレンジ可能

おさしみわかめというパックに入ったわかめを使いました。

沸騰した湯でさっと10秒ほどくぐらせてざるにあげ(湯通し必要ないかも)、食べやすい大きさにカットして、三杯酢の典型、酢大3、砂糖大2、しょうゆ大1であえます。

冷蔵庫に冷やして保管しておいて、食べる直前に、食べる分だけオクラ、きゅうり、ちりめんじゃこ、かまぼこ、ちくわ、かにかまなんかを混ぜてわりと華やかな酢の物にできます。

それも考慮するとわかめだけだと少々ひたひたな三杯酢も程よく浸透。

ご参考にどうぞ。

2)しじみ味噌汁:これ以外しじみの調理法を知らない

しじみも頻繁に出会わない昨今、「イオン」様の真空パックをよく利用させていただいております。

しじみに特に多くふくまれている成分が体に良いとのことで、しじみ味噌汁を作る時は3食分くらいの量作っています。

しじみはあまりスーパーにたくさんも並んでいないようでよく売り切れです。

ない時は、ネットで冷凍の塩抜き済のものを買うことも1度してみました。

ネットのものは量が多いので3回ほどに分けて1か月くらいで使っていくと、高価な送料入りのしじみもコスパがスーパーと同じくらいになります。

これに使うだしは、無添加のかつおだしパック。

煮沸済みの冷たいお水にだしパックを1つ入れ、丁寧にゆっくり超弱火で加熱し、沸騰直前の炭酸みたいな様相のタイミングで色が黄色く変化していることを確認し、パックを取り出し。

その後強火にしてパック無しの汁だけで一旦沸騰させ火を止める。

その後は、保冷剤で冷やしていきます。

綺麗な指でだしを触って冷たくひんやりしていたら出来上がり。

その後冷蔵庫に冷やすなり、すぐにしじみ味噌汁に取り掛かるなりしていきます。

このいったん「冷たく冷やす」という行為が「うまみ」に繋がります。

沸騰したお湯にやみくもにだしパックを入れて即席で作るだしとの味わいの違いは「奥行きのあるじんわりと感じるうま味」が出来上がっていることです。

3)焼きたらと三つ葉の混ぜご飯:香りのある三つ葉を選択

焼いてあったストックの冷たい焼きたらをトースターでグリルして三つ葉と共に混ぜました。

結構あっさりなので、桜エビを加えたり、生卵+しょうゆをたらしたりするアレンジも良さそうです。

もう少し「味ご飯」的なもにするのならば、ご飯を炊く時に1号で塩小1/2をいれるのもOK。

4)三食丼:何度もリピート、グリーンの部分はいろいろ変わります

三色丼は食が進みます。それぞれ調理して合わせるので1品ながら少し手間はかかります。

卵が甘めであること、ひき肉が甘辛なところがとても食べやすいです。

サイドには、しじみ味噌汁。

ピーマンは少な目の塩でゆでのみ。

時々、小松の茎、ホウレンソウ、時にはアスパラなどと変わる時があります。

グリーンの部分を他の甘辛に対してシンプルに塩味にするところも「良き調和」です。

卵は砂糖大1弱、みりん大1を6本ほどの菜箸で弱火でひたすらかき混ぜると出来上がってきます。

ここへ砂糖、酒、しょうゆ、みりんを各大1ずつ、そしてショウガのみじん切りを大1弱程度投入。

そして、汁がわずかになるまでやや中火寄りの弱火でかき混ぜます。

何度食べても飽きない味です。

5)目玉焼き丼:黄身の焼き具合は気にしなくてよし

玉ねぎスライスバージョン:青ネギやかいわれ等でアレンジが効きます。

目玉焼きをフライパンで作る作業と同じ時間でできます。

目玉焼きを焼くときに塩コショウをしまして、スライスした玉ねぎをお好みの量で卵の上へぱらぱらとちらします。

そして、目玉焼きの過程と同じで、水を50ccほど入れて蓋をして蒸し焼きにします。

50ccの水だと6-7割型の半熟にに出来上がるようです。

そして、ご飯の上にのせてその上に醤油を小さじ1をまんべんなくたらします。

ここへ「チリパウダー」をふりかけます。

卵かけご飯よりも、堂々たる1品としてのメニューになり得ます。

とても忙しい日常でも自炊をしていきたい忙しく働いている方には必見の1品です。

これに何か汁物をつければ、立派なランチや夜ご飯になります。

時計回りに、もずく酢の物、セロリと玉ねぎのコンソメスープ、目玉焼き丼(かいわれVER)。

目玉焼きの塩コショウを普通に目玉焼きを作る時よりほんのわずかだけ多めにするとどんぶりの具らしい濃さになるかと思います。

かいわれは、目玉焼きと一緒に投入、ご飯に盛り付けた最後に醤油を小1投入。

ということで以上5選ご紹介しました。

左上は、少しだけ余った大根をバター醤油焼きしました。大根をレンジで柔らかくしてからがポイント。

あとがき

お料理は凝ったものは作りません。

むしろ当たり前のアイテムをおいしく作る追求をしています。

お味噌汁、卵焼き、里芋の煮物、カレーライス、チャーハン。。。

凝ったものは、外食で楽しむことができますので、おうちで作ることの良さは外食ではなかなか実現されていない古典的な食事スタイルでいること。

実は、以前10年間ほぼ毎週ご飯友達と「居酒屋巡り」をしました。

ちょうど居酒屋の全盛期とも言える時期が入っていますので、とにかくいろんな斬新なメニューに出会えました。

回数にして500回以上です。

そこから大いに学んだこともありまして、土鍋で炊いたご飯のアレンジなどは和風居酒屋さんでの感動の1品です。

そんな中で1つポイントだったのが、美味しいなあと思った印象に残ったメニューの味というのは、その「味付け」に秘密があると思いました。

当たり前の古典的なメニューを美味しく作る秘訣というのは、見た目には見えていない隠された「だし」や「調味料の匙加減」にあると思っております(^-^)。